フィギュアスケート女子シングル。
有望視されるジュニア選手はたいてい「高難度ジャンプ」を跳んで得点を稼いできました。
細く軽いので、あまり苦もなく回れます。
しかし、シニアデビュー後に体形が変化する難しい時期を迎えて成功率が下がります。
さらに、表現の壁にぶつかって伸び悩みます。
マスコミで一時的に注目を集めるのですが、同世代のなかから抜け出す選手が現れません。
しかし、例外が宮原知子でした。
彼女は難なく乗り切り、順調に日本のエースに育ちました。
得意の「技術」を高めながら、課題の「表現」を着実に磨いてきました。
立派だと思います。
そして、宮原知子は何より演技全般の「安定感」が際立っています。
実際、主要大会の公式練習では、高難度ジャンプをいやになるくらい冷静に跳んでいます。
失敗しそうな気配も感じさせません。
しかも、それを本番でも普通にやれるところが素晴らしい。
ライバルは戦う前に絶望的な気分に陥るはずです。
⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。
宮原知子は2018年平昌五輪で表彰台にのぼることを目指しています。
どうせならば一番高いところに立ちたいと願っているはずです。
男子シングルと比べ、女子シングルは「ジャンプ」の水準があまり上がっていません。
世界のトップクラスの選手は「基礎点」がそれほど異なるわけでありません。
宮原知子は空中の時間がちょっと長くなるだけで、見た目の印象がずいぶんよくなります。
ゆったりと跳ぶことで、おそらくGOE(出来栄え点)の加算も引き出しやすくなります。
(また、これまでに取り入れられなかった難しいジャンプに挑めるかもしれません。)
フィギュアスケートのジャンプは恐ろしいほどデリケートです。
踏み切りや空中姿勢がわずかに変わるだけで跳べなくなってしまうようです。
したがって、宮原知子が高さと距離を意識して跳ぶことで転倒などのミスが出るでしょう。
しかしながら、この選手は「バランス」を取るのがとてもうまいと思います。
私はごく短期間で適応できると考えます。
⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。
濱田美栄コーチ、そして宮原知子は「メンタルの弱さ」を語っています。
が、それは「オリンピックで金メダルを獲るうえで」という前提がつくのでは・・・。
私は少なくとも「心が弱い」などとは思いません。
このところプレッシャーのかかる大舞台でも実力どおりの演技を行えるようになりました。
今シーズンの序盤に取られたジャンプの回転不足をただちに克服しています。
宮原知子は、平昌五輪でロシア勢を破って金メダルを獲れます。
さらに、2022年北京五輪への出場も可能です。
そこでの勝利も見据えつつ、ジャンプを含めた演技の「質」を引きあげてほしい。
世界の頂点に立つには、思い切って「リスク」を取ることが避けられません。
オリンピックで転ぶわけにいかないので、いまのうちに転んでください。
大丈夫、バランス感覚と「修正能力」はだれより優れています。
宮原知子の「安定感」は天性のものなのです。
それは類まれな「才能」ということを信じるべきです。
十分に間に合わせられるはずなので、自分の「殻」をいったん壊してほしい。
⇒2016年12月24日「宮原知子は危なげなし・・・全日本女王」はこちら。
大勢のフィギュアスケートファンが共感し、納得し、祝福する「勝利」を見せてください。
得点や順位がすべてではありません。
私は、宮原知子はさらなる高みに達することがかならずやできると考えます。
強さよりも「感動」を!
◆書き加え(12月23日)
宮原知子が全日本フィギュアスケート選手権のショートプログラム(SP)で国際連盟(ISU)非公認ながら自己ベストを更新しました。
3連覇へ向けて余裕の首位発進です。
演技にまったく隙が感じられません。
ジャンプもまったく危うさが感じられません。
正確無比、パーフェクトといえます。
やはり宮原知子は今後の成長次第で平昌五輪の金メダルに手が届きます。
カメラ(テレビ局)にお願いがあります。
日本の女子フィギュア界を引っ張っているエースなのですから、彼女のよさが前面に出るように撮ってください。
あれでは宮原知子に気の毒ですし、失礼です。
◇◆◇
宮原知子に関するブログは以下のとおり。
⇒2016年12月24日「宮原知子は危なげなし・・・全日本女王」はこちら。
⇒2016年12月14日「宮原知子に五輪出場枠の重圧 世界フィギュア選手権2017」はこちら。
⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。
⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。
⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。
⇒2016年12月3日「宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」」はこちら。
⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。
⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。
⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。
⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。
⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。
⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。
⇒2015年11月30日「宮原知子はわくわくしない」はこちら。
⇒2013年11月9日「浅田真央と宮原知子の争い…NHK杯」はこちら。
⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。
⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。
⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。
Copyright (c)2016 by Sou Wada
←応援、よろしく
有望視されるジュニア選手はたいてい「高難度ジャンプ」を跳んで得点を稼いできました。
細く軽いので、あまり苦もなく回れます。
しかし、シニアデビュー後に体形が変化する難しい時期を迎えて成功率が下がります。
さらに、表現の壁にぶつかって伸び悩みます。
マスコミで一時的に注目を集めるのですが、同世代のなかから抜け出す選手が現れません。
しかし、例外が宮原知子でした。
彼女は難なく乗り切り、順調に日本のエースに育ちました。
得意の「技術」を高めながら、課題の「表現」を着実に磨いてきました。
立派だと思います。
そして、宮原知子は何より演技全般の「安定感」が際立っています。
実際、主要大会の公式練習では、高難度ジャンプをいやになるくらい冷静に跳んでいます。
失敗しそうな気配も感じさせません。
しかも、それを本番でも普通にやれるところが素晴らしい。
ライバルは戦う前に絶望的な気分に陥るはずです。
⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。
宮原知子は2018年平昌五輪で表彰台にのぼることを目指しています。
どうせならば一番高いところに立ちたいと願っているはずです。
男子シングルと比べ、女子シングルは「ジャンプ」の水準があまり上がっていません。
世界のトップクラスの選手は「基礎点」がそれほど異なるわけでありません。
宮原知子は空中の時間がちょっと長くなるだけで、見た目の印象がずいぶんよくなります。
ゆったりと跳ぶことで、おそらくGOE(出来栄え点)の加算も引き出しやすくなります。
(また、これまでに取り入れられなかった難しいジャンプに挑めるかもしれません。)
フィギュアスケートのジャンプは恐ろしいほどデリケートです。
踏み切りや空中姿勢がわずかに変わるだけで跳べなくなってしまうようです。
したがって、宮原知子が高さと距離を意識して跳ぶことで転倒などのミスが出るでしょう。
しかしながら、この選手は「バランス」を取るのがとてもうまいと思います。
私はごく短期間で適応できると考えます。
⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。
濱田美栄コーチ、そして宮原知子は「メンタルの弱さ」を語っています。
が、それは「オリンピックで金メダルを獲るうえで」という前提がつくのでは・・・。
私は少なくとも「心が弱い」などとは思いません。
このところプレッシャーのかかる大舞台でも実力どおりの演技を行えるようになりました。
今シーズンの序盤に取られたジャンプの回転不足をただちに克服しています。
宮原知子は、平昌五輪でロシア勢を破って金メダルを獲れます。
さらに、2022年北京五輪への出場も可能です。
そこでの勝利も見据えつつ、ジャンプを含めた演技の「質」を引きあげてほしい。
世界の頂点に立つには、思い切って「リスク」を取ることが避けられません。
オリンピックで転ぶわけにいかないので、いまのうちに転んでください。
大丈夫、バランス感覚と「修正能力」はだれより優れています。
宮原知子の「安定感」は天性のものなのです。
それは類まれな「才能」ということを信じるべきです。
十分に間に合わせられるはずなので、自分の「殻」をいったん壊してほしい。
⇒2016年12月24日「宮原知子は危なげなし・・・全日本女王」はこちら。
大勢のフィギュアスケートファンが共感し、納得し、祝福する「勝利」を見せてください。
得点や順位がすべてではありません。
私は、宮原知子はさらなる高みに達することがかならずやできると考えます。
強さよりも「感動」を!
◆書き加え(12月23日)
宮原知子が全日本フィギュアスケート選手権のショートプログラム(SP)で国際連盟(ISU)非公認ながら自己ベストを更新しました。
3連覇へ向けて余裕の首位発進です。
演技にまったく隙が感じられません。
ジャンプもまったく危うさが感じられません。
正確無比、パーフェクトといえます。
やはり宮原知子は今後の成長次第で平昌五輪の金メダルに手が届きます。
カメラ(テレビ局)にお願いがあります。
日本の女子フィギュア界を引っ張っているエースなのですから、彼女のよさが前面に出るように撮ってください。
あれでは宮原知子に気の毒ですし、失礼です。
◇◆◇
宮原知子に関するブログは以下のとおり。
⇒2016年12月24日「宮原知子は危なげなし・・・全日本女王」はこちら。
⇒2016年12月14日「宮原知子に五輪出場枠の重圧 世界フィギュア選手権2017」はこちら。
⇒2016年12月13日「宮原知子への疑問 〜ガッツポーズは練習するものか」はこちら。
⇒2016年12月11日「宮原知子は2位と大健闘も、人工的な演技」はこちら。
⇒2016年12月4日「私が宮原知子の演技にストレスを感じるわけ」はこちら。
⇒2016年12月3日「宮原知子に喝、「いつやるか」「いまでしょ」」はこちら。
⇒2016年12月2日「宮原知子は伸び悩み・・・得意のジャンプで苦労」はこちら。
⇒2016年12月1日「エースのプレッシャー、宮原知子のぐりんこ」はこちら。
⇒2016年10月29日「宮原知子は3連覇・・・2016年全日本選手権」はこちら。
⇒2016年10月27日「宮原知子と安藤美姫・・・ジャンプの美しさ」はこちら。
⇒2016年2月21日「宮原知子はスターになれるか…視聴率」はこちら。
⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。
⇒2015年11月30日「宮原知子はわくわくしない」はこちら。
⇒2013年11月9日「浅田真央と宮原知子の争い…NHK杯」はこちら。
⇒2013年10月17日「宮原知子は面白い存在…ソチ代表選考レース」はこちら。
⇒2012年12月30日「宮原知子はソチ五輪日本代表へ…真央2世」はこちら。
⇒2012年1月13日「浅田真央超え、宮原知子13歳の高得点…世界ジュニア2012新星」はこちら。
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