四大陸フィギュアスケート選手権の男子シングル。
フリースケーティング(FS)が終わり、米国の4回転ジャンパー、17歳のネイサン・チェンが初優勝を飾りました。
ショートプログラム(SP)3位の羽生結弦は2位、2位の宇野昌磨は3位になりました。
私は表彰台のてっぺんを二人で争ってほしいと願っていましたので、がっくり・・・。
今大会は2018年平昌冬季五輪のテスト大会でした。
本番と同じ会場の「江陵アイスアリーナ」で行われました。
いわばプレ五輪に当たりますので、羽生結弦は勝っておきたかった。
とくに新星のネイサン・チェンを叩いておきたかった。
⇒2017年2月12日「羽生結弦はネイサン・チェンをつぶしにいく」はこちら。
しかし、私の悪い予感が的中し、羽生結弦がネイサン・チェンにつぶされました。
羽生結弦は2014年ソチ冬季五輪に続き、オリンピック連覇を目指しています。
ほんの数か月前までは「絶対王者」がすんなりと金メダルを獲得すると思われていました。
が、フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル辺りから雲行きがにわかに怪しくなってきました。
もしも羽生結弦が五連連覇を成し遂げれば、男子では米国のディック・バトンの1948年サンモリッツ五輪と1952年オスロ五輪以来、66年ぶりの快挙です。
それくらい難しい。
羽生結弦が憧れてきたロシアのエフゲニー・プルシェンコもついに叶えられませんでした。
そもそも羽生結弦がソチ五輪では新星でした。
ネイサン・チェンは米国のジェイソン・ブラウンはもちろん、カナダのパトリック・チャンをすでに優勝争いから弾き飛ばしています。
(スペインのハビエル・フェルナンデスさえも。)
世界のトップクラスの選手を一気に過去に押しやりました。
そして、その勢いで最大のライバルと考えている羽生結弦を今大会で倒しました。
⇒2017年1月26日「金博洋とネイサン・チェンの4回転ジャンプ」はこちら。
ネイサン・チェンは平昌五輪で高難度ジャンプをこれでもかと組み込み、驚異的な高得点のプログラムで臨んでくるでしょう。
プライドの高い羽生結弦の「負けず嫌い」をあおる作戦を取ります。
冷静さを失うと本番で乱れるという以前に、練習でけがを負います。
彼に限らず、有望な選手は限界に近い訓練を積んでいます。
3月末からヘルシンキで世界フィギュアスケート選手権が開催されます。
これには平昌五輪の国別出場枠がかかります。
しかし、日本男子は2枚看板ですので、まったく心配がありません。
羽生結弦は今度こそ、自身が持つ世界歴代最高得点を塗り替えようと乗り込んでいくでしょう。
2015年フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルで記録した330.43点です。
このプログラムでの理論上の満点に近いスコアらしい。
今大会ではそれほど調子が上がっていないように見受けられました。
宇野昌磨は今度こそ、3百点を超えようと乗り込んでいくでしょう。
来年のオリンピックの大舞台は一段と「4回転ジャンプ競争」が熾烈になります。
優勝者が叩き出す得点がどのくらいの水準になるのか想像もつきません。
私は世界選手権で羽生結弦と宇野昌磨に勝ってほしい。
しかし、ネイサン・チェンが初出場で初優勝を飾れば「世界王者」として自信をつけることになります。
平昌五輪での金メダル争いの行方がまったく分からなくなります・・・。
◇◆◇
羽生結弦に関するブログは以下のとおり。
⇒2017年2月17日「羽生結弦は五輪連覇の予行演習・・・四大陸選手権」はこちら。
⇒2017年2月15日「羽生結弦のもてっぷり・・・四大陸選手権」はこちら。
⇒2017年2月12日「羽生結弦はネイサン・チェンをつぶしにいく」はこちら。
⇒2017年2月3日「羽生結弦のジャンプ構成・・・平昌五輪」はこちら。
⇒2017年1月27日「羽生結弦と宇野昌磨が平昌五輪で勝つ条件」はこちら。
⇒2017年1月24日「羽生結弦の時代は終わったのか」はこちら。
⇒2017年1月17日「羽生結弦は平昌五輪会場で燃える・・・四大陸選手権」はこちら。
⇒2016年12月11日「4連覇でもがっくり、羽生結弦GPファイナル」はこちら。
⇒2016年12月10日「羽生結弦、現役引退後はロック歌手へ転身か」はこちら。
⇒2016年12月9日「羽生結弦、GPファイナルの演技」はこちら。
⇒2016年12月5日「怒りながら滑る羽生結弦はすごすぎる」はこちら。
⇒2016年11月30日「羽生結弦、ソチ・平昌・北京五輪3連覇へ始動」はこちら。
⇒2016年11月29日「審判は羽生結弦の「汗」にGOE加点せよ」はこちら。
⇒2016年11月28日「羽生結弦はモンスター、頭が滅茶苦茶いい」はこちら。
⇒2016年11月27日「羽生結弦は余裕のよっちゃんなのか?」はこちら。
⇒2016年11月26日「羽生結弦は全身オーラ、敵は自分だけ」はこちら。
⇒2016年10月16日「羽生結弦、平昌の敵は車俊煥(チャ・ジュンファン)か」はこちら。
⇒2016年10月14日「羽生結弦の不機嫌・・・4回転ループ」はこちら。
⇒2016年9月29日「羽生結弦はライバル不在、平昌五輪で連続金メダルへ」はこちら。
⇒2015年12月11日「羽生結弦、敵なし冬季五輪3連覇へ」はこちら。
⇒2014年3月30日「羽生結弦の強運と精神力…世界フィギュア金メダル」はこちら。
⇒2014年2月18日「美男子&若武者・羽生結弦の評価と人気」はこちら。
⇒2014年2月17日「羽生結弦、転がり込んだソチ金メダル」はこちら。
⇒2014年2月14日「羽生結弦、ソチ金メダルへ…くまのプーさん」はこちら。
⇒2014年2月14日「羽生結弦、史上初SP百点超え…完璧ジャンプ」はこちら。
⇒2014年2月8日「羽生結弦金メダルの勢い…オーサー助言ずばり」はこちら。
⇒2014年2月5日「浅田真央か羽生結弦か…ソチ金メダル予想」はこちら。
⇒2013年11月17日「羽生結弦ソチ金、あまちゃんと楽天の勢い」はこちら。
⇒2013年11月16日「羽生結弦、経験の未熟さ…チャンに敗れる」はこちら。
⇒2013年11月15日「羽生結弦は容姿端麗の美男子…海外でも評判」はこちら。
⇒2013年10月27日「羽生結弦…名前とたたずまいの美しさ」はこちら。
⇒2013年3月16日「羽生結弦、調子最悪…ソチ五輪出場枠3瀬戸際」はこちら。
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ショートプログラム(SP)3位の羽生結弦は2位、2位の宇野昌磨は3位になりました。
私は表彰台のてっぺんを二人で争ってほしいと願っていましたので、がっくり・・・。
今大会は2018年平昌冬季五輪のテスト大会でした。
本番と同じ会場の「江陵アイスアリーナ」で行われました。
いわばプレ五輪に当たりますので、羽生結弦は勝っておきたかった。
とくに新星のネイサン・チェンを叩いておきたかった。
⇒2017年2月12日「羽生結弦はネイサン・チェンをつぶしにいく」はこちら。
しかし、私の悪い予感が的中し、羽生結弦がネイサン・チェンにつぶされました。
羽生結弦は2014年ソチ冬季五輪に続き、オリンピック連覇を目指しています。
ほんの数か月前までは「絶対王者」がすんなりと金メダルを獲得すると思われていました。
が、フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル辺りから雲行きがにわかに怪しくなってきました。
もしも羽生結弦が五連連覇を成し遂げれば、男子では米国のディック・バトンの1948年サンモリッツ五輪と1952年オスロ五輪以来、66年ぶりの快挙です。
それくらい難しい。
羽生結弦が憧れてきたロシアのエフゲニー・プルシェンコもついに叶えられませんでした。
そもそも羽生結弦がソチ五輪では新星でした。
ネイサン・チェンは米国のジェイソン・ブラウンはもちろん、カナダのパトリック・チャンをすでに優勝争いから弾き飛ばしています。
(スペインのハビエル・フェルナンデスさえも。)
世界のトップクラスの選手を一気に過去に押しやりました。
そして、その勢いで最大のライバルと考えている羽生結弦を今大会で倒しました。
⇒2017年1月26日「金博洋とネイサン・チェンの4回転ジャンプ」はこちら。
ネイサン・チェンは平昌五輪で高難度ジャンプをこれでもかと組み込み、驚異的な高得点のプログラムで臨んでくるでしょう。
プライドの高い羽生結弦の「負けず嫌い」をあおる作戦を取ります。
冷静さを失うと本番で乱れるという以前に、練習でけがを負います。
彼に限らず、有望な選手は限界に近い訓練を積んでいます。
3月末からヘルシンキで世界フィギュアスケート選手権が開催されます。
これには平昌五輪の国別出場枠がかかります。
しかし、日本男子は2枚看板ですので、まったく心配がありません。
羽生結弦は今度こそ、自身が持つ世界歴代最高得点を塗り替えようと乗り込んでいくでしょう。
2015年フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルで記録した330.43点です。
このプログラムでの理論上の満点に近いスコアらしい。
今大会ではそれほど調子が上がっていないように見受けられました。
宇野昌磨は今度こそ、3百点を超えようと乗り込んでいくでしょう。
来年のオリンピックの大舞台は一段と「4回転ジャンプ競争」が熾烈になります。
優勝者が叩き出す得点がどのくらいの水準になるのか想像もつきません。
私は世界選手権で羽生結弦と宇野昌磨に勝ってほしい。
しかし、ネイサン・チェンが初出場で初優勝を飾れば「世界王者」として自信をつけることになります。
平昌五輪での金メダル争いの行方がまったく分からなくなります・・・。
◇◆◇
羽生結弦に関するブログは以下のとおり。
⇒2017年2月17日「羽生結弦は五輪連覇の予行演習・・・四大陸選手権」はこちら。
⇒2017年2月15日「羽生結弦のもてっぷり・・・四大陸選手権」はこちら。
⇒2017年2月12日「羽生結弦はネイサン・チェンをつぶしにいく」はこちら。
⇒2017年2月3日「羽生結弦のジャンプ構成・・・平昌五輪」はこちら。
⇒2017年1月27日「羽生結弦と宇野昌磨が平昌五輪で勝つ条件」はこちら。
⇒2017年1月24日「羽生結弦の時代は終わったのか」はこちら。
⇒2017年1月17日「羽生結弦は平昌五輪会場で燃える・・・四大陸選手権」はこちら。
⇒2016年12月11日「4連覇でもがっくり、羽生結弦GPファイナル」はこちら。
⇒2016年12月10日「羽生結弦、現役引退後はロック歌手へ転身か」はこちら。
⇒2016年12月9日「羽生結弦、GPファイナルの演技」はこちら。
⇒2016年12月5日「怒りながら滑る羽生結弦はすごすぎる」はこちら。
⇒2016年11月30日「羽生結弦、ソチ・平昌・北京五輪3連覇へ始動」はこちら。
⇒2016年11月29日「審判は羽生結弦の「汗」にGOE加点せよ」はこちら。
⇒2016年11月28日「羽生結弦はモンスター、頭が滅茶苦茶いい」はこちら。
⇒2016年11月27日「羽生結弦は余裕のよっちゃんなのか?」はこちら。
⇒2016年11月26日「羽生結弦は全身オーラ、敵は自分だけ」はこちら。
⇒2016年10月16日「羽生結弦、平昌の敵は車俊煥(チャ・ジュンファン)か」はこちら。
⇒2016年10月14日「羽生結弦の不機嫌・・・4回転ループ」はこちら。
⇒2016年9月29日「羽生結弦はライバル不在、平昌五輪で連続金メダルへ」はこちら。
⇒2015年12月11日「羽生結弦、敵なし冬季五輪3連覇へ」はこちら。
⇒2014年3月30日「羽生結弦の強運と精神力…世界フィギュア金メダル」はこちら。
⇒2014年2月18日「美男子&若武者・羽生結弦の評価と人気」はこちら。
⇒2014年2月17日「羽生結弦、転がり込んだソチ金メダル」はこちら。
⇒2014年2月14日「羽生結弦、ソチ金メダルへ…くまのプーさん」はこちら。
⇒2014年2月14日「羽生結弦、史上初SP百点超え…完璧ジャンプ」はこちら。
⇒2014年2月8日「羽生結弦金メダルの勢い…オーサー助言ずばり」はこちら。
⇒2014年2月5日「浅田真央か羽生結弦か…ソチ金メダル予想」はこちら。
⇒2013年11月17日「羽生結弦ソチ金、あまちゃんと楽天の勢い」はこちら。
⇒2013年11月16日「羽生結弦、経験の未熟さ…チャンに敗れる」はこちら。
⇒2013年11月15日「羽生結弦は容姿端麗の美男子…海外でも評判」はこちら。
⇒2013年10月27日「羽生結弦…名前とたたずまいの美しさ」はこちら。
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