2015年「深夜食堂」松岡錠司監督 ★★☆

繁華街の路地裏の深夜しか営業しないカウンター食堂「めしや」を訪れ、人間味があふれるマスターのつくる素朴で懐かしい味を楽しむ常連客のたわいないやりとりが描かれています。
小林薫がマスター役を好演。

安倍夜郎の人気コミックが原作。
好評を博したテレビドラマ「深夜食堂」シリーズの劇場版であり、映画は3話構成になっています。

2話目は無銭飲食をきっかけに、住み込みで食堂を手伝うことになった「みちる編」です。
清潔なイメージの多部未華子が自分のにおいをかぐシーンが妙にリアルです。
また、私は新潟県上越市の出身ですが、わりと近くの親不知にあそこまでひどい訛りがあると知りませんでした。
誇張でしょうか実際でしょうか。

全編に温もりがあり、観ていて腹が満たされ、心が癒されます。
実家のような居心地のよさが感じられる邦画です。

◇◆◇

以下は、和田創の映画評価に共通する趣旨とあらましです。

私が観てよかったと感じた映画について「★」を付します。
正確に述べれば、作品の評価というより、自分が繰り返して観るかどうかの手がかりです。
(私はすぐに忘れてしまいますので・・・。)
好き嫌いはおのずと反映されますが、といってそれだけでもありません。
作品の価値に対する感想も込めています。

実は、huluが5月17日に全面リニューアルを行った際、私が覚えのつもりで残してきた視聴作品の★がすべて消えました。
(この変更は改悪でした。)

このブログで幾度も述べていますが、仕事人間の私はパソコンの画面の片隅で流すという“ながら視聴”になります。
映画ファンに叱られてしまう接し方です。
しかし、ちゃんと観ようとしたら、おそらく永久に映画を楽しめません。

それゆえ、ストーリーが単純でないと厳しい。
また、語学がさっぱりなので邦画でないと厳しい。
★はいい加減な直観にすぎず、次に観たときには変わるかもしれません。
それでも、皆さまの鑑賞にいくらか参考になれば幸いです。

★は普通、★★★★★は最高、☆は★の半分。
(★はわりとよい。★★はかなりよい。★★★はとてもよい。★★★★はおおいによい。★★★★★は素晴らしい。)

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