フィギュアスケート・ロンバルディア杯。
宇野昌磨が余裕の2連覇を果たしました。
フリースケーティング(FS)では荒川静香がトリノ五輪で栄光をつかんだ「トゥーランドット」を滑り、4種類目となる4回転サルコウを決めました。
ちなみに、ショートプログラム(SP)ではビバルディの四季より「冬」を滑り、早くもそれなりの完成度に達していました。

私は宇野昌磨の試合後の発言に感心しました。
実際に跳んでみてサルコウはフリップと同等以上に高確率で成功させられるとの手応えを得ました。
自分が挑戦するジャンプでなくて、自分を手助けするジャンプにすると語っています。
4回転サルコウは確実な得点源であり、不確実な挑戦でないという趣旨です。

すでにオリンピック本番へ向けた「神経戦」は始まっています。
ライバルを刺激しつつ、己を鼓舞するしたたかさは頼もしいかぎり。
「UNO1」のプリントTシャツの着用といい、平昌五輪での金メダル獲得の一点に絞って準備を進めています。

これまではシーズンの最初は調子がよくありませんでした。
FS当日も練習ではジャンプが悪かったようです。
それでいて試合で演技をまとめてしまうのですから、実力をつけました。
羽生結弦に次ぐ世界歴代2位の高得点は「素晴らしい」の一言。
本番に臨む際のメンタルコントロールのコツも分かってきたのでしょう。

本人が語ったとおり、トゥーランドットの表現をこれから磨けば得点はかなり伸ばせます。
シニアデビューのシーズンに滑っていることも心の支えになるはずです。
私は平昌五輪で勝つ条件が整ってきたと考えます。

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宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年9月18日「宇野昌磨「UNO1」で平昌五輪敵なし」はこちら。

⇒2017年5月6日「宇野昌磨、トゥ−ランドットで二匹目の金メダル」はこちら。

⇒2017年4月16日「宇野昌磨と羽生結弦、勝ち飯と勝負パンツ」はこちら。

⇒2017年4月9日「宇野昌磨と羽生結弦の得点差と実力差」はこちら。

⇒2017年4月4日「宇野昌磨の落ち着きが五輪金メダルを引き寄せる」はこちら。

⇒2017年4月2日「羽生結弦の本気、宇野昌磨の成長、平昌金銀確信」はこちら。

⇒2017年4月1日「宇野昌磨、平常心で世界選手権初優勝へ」はこちら。

⇒2017年3月30日「世界選手権は羽生結弦と宇野昌磨の一騎打ち」はこちら。

⇒2017年3月13日「宇野昌磨3百点超えで世界選手権金メダルへ」はこちら。

⇒2017年3月11日「宇野昌磨、号泣からプライドへ・・・世界選手権」はこちら。

⇒2017年2月27日「宇野昌磨はへろへろの逆転優勝」はこちら。

⇒2017年2月25日「宇野昌磨の札幌冬季アジア大会」はこちら。

⇒2017年2月16日「宇野昌磨は羽生結弦と互角・・・四大陸選手権」はこちら。

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