2015年「ガールズ・ステップ」川村泰祐監督 ☆

共学の女子高生。ヒロインがクラスで浮いている寂しい4人「ジミーズ(通称)」とひょんなことからダンス部を結成するはめになります。
不良というより心を開けないメンバーが何とか心を一つにして、ストリートダンスを踊りきります。

スポーツやダンスの魅力により生徒を再生するということは教育の現場では実際にあるでしょうし、しばしば映画化されるテーマです。
が、それにしても陳腐な出来栄えでした。
説明のような脚本、退屈きわまりない描写(演出)に辟易しました。
また、せっかくコーチを登場させるのですから、もうちょっと生かしようがあった・・・。

孤立を恐れ、周囲にうまく取り入ろうとする高校2年生のヒロインを石井杏奈が演じます。

私はこの映画を観ていたら「リンダ リンダ リンダ」を思い出し、懐かしくなりました。
「ガールズ・ステップ」はリアリティも感じられず、内容の浅さばかりが気になりました。
コメディタッチの青春ものとはいえ、どうしてこんなにわざとらしくなってしまうのでしょう。
しかし、最後まで視聴を止めなかったので★を半分つけました。
同じ年代の子、同じ境遇の子なら感情を移入できるのかもしれませんね。

私は正直、「ご機嫌斜めっちゃっています」。

◇◆◇

以下は、和田創の映画評価に共通する趣旨とあらましです。

私が観てよかったと感じた映画について「★」を付します。
正確に述べれば、作品の評価というより、自分が繰り返して観るかどうかの手がかりです。
(私はすぐに忘れてしまいますので・・・。)
好き嫌いはおのずと反映されますが、といってそれだけでもありません。
作品の価値に対する感想も込めています。

実は、huluが5月17日に全面リニューアルを行った際、私が覚えのつもりで残してきた視聴作品の★がすべて消えました。
(この変更は改悪でした。)

このブログで幾度も述べていますが、仕事人間の私はパソコンの画面の片隅で流すという“ながら視聴”になります。
映画ファンに叱られてしまう接し方です。
しかし、ちゃんと観ようとしたら、おそらく永久に映画を楽しめません。

それゆえ、ストーリーが単純でないと厳しい。
また、語学がさっぱりなので邦画でないと厳しい。
★はいい加減な直観にすぎず、次に観たときには変わるかもしれません。
それでも、皆さまの鑑賞にいくらか参考になれば幸いです。

★は普通、★★★★★は最高、☆は★の半分。
(★はわりとよい。★★はかなりよい。★★★はとてもよい。★★★★はおおいによい。★★★★★は素晴らしい。)

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