きのう「フィギュアスケート・ジャパンオープン」が行われました。
三原舞依は練習後の会見で「コンディションはいいほう。海外のトップ選手も来るので、楽しんで頑張りたい」「会場がとてつもなく広いので、一番上の観客まで行き届く演技をしたい」と語っていました。

今シーズン初戦のオータムクラシックで2位に留まり、現地でフリースケーティング(FS)「ガブリエルのオーボエ」の振付師デビッド・ウィルソンから指導を受けました。
「思い切ってやっているつもりだったけれど、振り付けが小さくなっていた」と気づき、一つひとつの動きを大きく見せるように修正しました。

アイスリンクに立てる喜びを全身に感じながら無心に滑れた昨シーズン。
しかし、オリンピックシーズンでもそうした精神状態を保てるのか。
大人へのイメージチェンジを企てる時期ともぶつかり、思いどおりの演技を行えないかもしれない。
私は案じていました・・・。

ところが、三原舞依は参考記録ながら自身の持つ日本歴代最高得点を超えました。
147.83点で世界女王エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)の152.08点に続きました。

三原舞依は冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループの連続ジャンプを軽やかに跳ぶと波に乗り、次々にジャンプを決めました。
観客を演技に引き込み、両腕でガッツポーズ!

フリップの踏み切り違反を解消、スピンやステップも最高評価のレベル4を獲得。
もっと高めたいと話していた「表現力」もなかなかでした。

初戦で感じた怖さはきれいに消えたそうです。
本大会ではいつもの安定感を取り戻していました。
世界歴代4位に相当する得点を叩き出したことで、平昌五輪代表に手応えをつかんだでしょう。
日本女子のエースと呼ばれる日も遠くありません。

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三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年9月24日「三原舞依、女性へのイメージチェンジに苦しむ」はこちら。

⇒2017年9月22日「三原舞依、ノーミスと2百点超え」はこちら。

⇒2017年5月18日「三原舞依と浅田真央のトリプルアクセル」はこちら。

⇒2017年5月13日「三原舞依はシンデレラの魔法が解ける」はこちら。

⇒2017年5月3日「三原舞依は少女の演技を抜け出せるのか」はこちら。

⇒2017年4月27日「三原舞依と樋口新葉が宮原知子を超える」はこちら。

⇒2017年4月24日「真央から舞依、真凜へ、マママの系譜」はこちら。

⇒2017年4月23日「三原舞依日本最高得点、平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年4月1日「三原舞依のごぼう抜きも及ばず日本女子代表枠2」はこちら。

⇒2017年3月31日「平昌枠取りへ、三原舞依の開き直り」はこちら。

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