浅田真央が北京五輪に出場すれば31歳になる

浅田真央はいつだったか、現役を引退したことに何の後悔もないと語っています。
自分としてはやりきったという心境なのでしょう。
私はそれを疑いませんし、その意思を尊重します。

コストナーが欧州選手権で浅田真央に迫った

先日、欧州選手権(ヨーロッパ選手権)がモスクワで行われました。
五輪代表がかかるエフゲニア・メドベージェワやアリーナ・ザギトワなどのロシア勢にまじり、すでに代表切符をつかんだイタリアのカロリーナ・コストナーが滑っています。

ショートプログラム(SP)のセリーヌ・ディオン「行かないで」で4年振りに自己ベストの 78.30点を叩き出し、3位に入りました。
3回転トウループでミスがありながら、浅田真央の自己ベスト 78.66点に迫りました。

カロリーナ・コストナーはこれまでに5種類の3回転ジャンプを用いていますが、近年は高難度のコンビネーションジャンプを跳べなくなりました。
十代後半の選手が高難度ジャンプを多く組み込むフリースケーティング(FS)ではさすがに順位を上げられません。

得点を伸ばしにくい条件で最強のロシア勢を相手に奮闘しています。
私はすごいと思います。

⇒2018年1月21日「カロリーナ・コストナー、31歳で平昌五輪へ」はこちら。

「行かないで」に自分の人生を重ね合わせる

そのカロリーナ・コストナーがSP後のインタビューに答えました。
「行かないで」のプログラムには、人生で大きな困難とぶつかって倒れても立ちあがり、闘いながら前へ進んでいくことの大切さを込めているそうです。
幸せを感じたいのなら、ときに苦しみを味わうことも大切と語りました。
しかし、勇敢さ、我慢強さ、強い決意を持たなくては困難に立ち向かえないとも言い添えています。
自分の人生と重ね合わせてSP「行かないで」を滑ったのでしょう。

欧州選手権で昨年の第2組から最終組で滑れるまでに回復できたことを誇らしく思うと語りました。

私は浅田真央の現役引退がいまだにさみしい

私は平昌五輪開幕前日の2月8日に31歳の誕生日を迎える彼女の演技を見て、もしも浅田真央が北京五輪に出場すると31歳になると思いました。
彼女の現役引退はいまだにさみしい。

浅田真央は心の状態も厳しかったはずですが、それ以前に慢性的な痛みで練習を積めなくなったことが現役引退の大きな理由でしょう。
跳べないと知りながら、最後の試合となった全日本選手権で代名詞のトリプルアクセルに挑んでいます。

⇒「浅田真央ブログ」はこちら。

浅田真央は勝てなくなるたびに美しくなった

カロリーナ・コストナーが現役を続ける意図と浅田真央が現役を辞める事情は異なりますので、私は二人を比べたいわけでありません。
浅田真央の円熟した演技を見たいという思いがふつふつと湧いてきたのです。

フィギュアスケーターとして一段と「深み」が増していくと考えていました。
実際、この選手は勝てなくなるたびに美しくなっていきました。

私はレジェンドになってほしかった。
未練がましいようですが、現役引退が残念でなりません・・・。

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浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年1月23日「浅田真央が一番のライバルを明かす」はこちら。

⇒2018年1月16日「浅田真央は抱き合い、泣き合う」はこちら。

⇒2017年12月16日「浅田真央はどこへ向かおうとしているのか」はこちら。

⇒2017年10月18日「浅田真央に浮いた噂、フランス人の彼氏」はこちら。

⇒2017年10月17日「浅田真央に関するニュース」はこちら。

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