後輩・紀平梨花に敗れて闘志!
ジャンプ構成の基礎点を引き上げるか

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」女子シングル。
先ほどフリースケーティング(FS)が終わりました。
最終滑走、ショートプログラム(SP)2位の宮原知子はSP1位のロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワを何とか上回りました。
FSでは143.39点、合計では219.47点でした。

しかし、それをさらに上回ったのがSP5位の紀平梨花でした。
FSでトリプルアクセル(3回転半)を2本決め、 220点超えの高得点を叩き出しました。
紀平梨花は濱田美栄コーチの指導を受ける同門の後輩です。
男女を通じて日本勢で初となるGPシリーズ初出場初優勝を飾りました。

宮原知子は豊かな表現力と安定したジャンプを見せました。
ほぼ完璧な演技でした。
スタンディングオベーションが沸き起こり、満面の笑みを浮かべました。

私もエースにふさわしい出来だと思いました。
体は小さいのですが四肢を限界まで使っており、滑りがダイナミックになり、しかもドラマチックになりました。
切れと伸びのあるステップも素晴らしい。
非の打ちどころがないでしょう。
会場を自分の色に染め、観客を惹き込む術を備えています。
(この選手はどのような曲を用いても演技に繊細で優雅な「和」のテイストが漂います。)

宮原知子は回転不足を防ぐため、ジャンプの改良に取り組んできました。
GPシリーズ第1戦「スケートアメリカ」でも前日のSPでも回転不足を取られませんでした。
ところが、FSでは2つの回転不足、2度のルッツで不明瞭な踏み切りと判定されました。
本人はかなりの緊張を感じていて、硬さが出てしまったと語っています。
それでもGOE(出来栄え点)や演技構成点の高さで2位に入りました。

紀平梨花には普段の練習から刺激を受け、ライバル心を持ちつづけています。
濱田美栄コーチからはそれぞれの選手のよさを盗み、足りないところを補うように言われています。
「悔しい気持ちがあるけれど、もっと頑張らないといけない」と闘志を燃やしました。

昨シーズンは故障の影響で補欠からの繰り上げだったGPファイナルへ4年連続出場を決めました。
それまでにNHK杯の課題を修正したいと語りました。



紀平梨花がSPでトリプルアクセルを決めていると得点差はさらに開きます。
これは、GOE(出来栄え点)で埋めるのが大変です。
(紀平梨花は演技構成点も伸ばしてきそうです。)
宮原知子はジャンプ(構成)の基礎点を高めないと上回れないと考えているのかもしれません。

昨シーズンの全日程が終わった4月に医師から完治の知らせを受け、心おきなくトレーニングを積めるようになりました。
ジャンプの回転不足の克服などを目的に、メニューも変えています。
10圓良蕾戮鬚け、スクワットも行っているようです。
ジャンプの難度を引き上げるステップなのでしょうか。
トリプルアクセルや高難度のコンビネーションジャンプを組み込めると得点が大きく伸びます。
今シーズンは間に合わなくても来シーズンは巻き返してくると思います。

category:宮原知子ブログはこちら。

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宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年11月10日「宮原知子、芝居がかった表情と表現力は唯一無二」はこちら。

⇒2018年10月23日「宮原知子は横綱相撲、スケートアメリカで坂本花織を圧倒」はこちら。

⇒2018年3月23日「宮原知子は「美しい十代」を総括する滑りを!」はこちら。

⇒2018年3月20日「宮原知子、世界選手権3枠確保はエースの責任」はこちら。

⇒2018年2月11日「宮原知子、平昌五輪銅メダル獲得の必要条件」はこちら。

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