全国高校ラグビーの優勝候補に踊り出る
常翔学園ラグビー部が強い

大阪工大高時代の4回を含めて優勝5回

第98回全国高校ラグビーは元日に3回戦が行われます。
私が強いと感じるのが「常翔学園」です。
全国屈指の強豪高であり、4年連続37回目の出場です。

常翔学園は大阪工大高時代の4回を含めて優勝5回を誇ります。
最近では2012年度、第92回大会を制しました。
ほかに選抜で優勝1回、7人制で優勝2回を収めています。

工大魂が復活、破壊力抜群の縦への突進

常翔学園は昨年11月18日に行われた大阪第3地区の決勝で前回優勝の東海大大阪仰星を54−7と圧倒しています。
私はここまでの一方的な試合展開になったことが不思議でした。

前回2回戦敗退後に大阪工大高時代の練習メニューを復活させていました。
タックルバッグへ突進を繰り返し、縦の突破を徹底的に磨きました。
春先は選抜に出場できずにもたつきましたが、故障者も戻っていました。

常翔学園は東海大大阪仰星の屈強なディフェンス(DF)に真っ正面からぶつかりました。
激しい当たりで優位に立ってボールを素早くつなぎ、後半だけで6トライを挙げています。
「工大魂」が復活し、破壊力がよみがえりました。

チャンスメイクの核、No.8石田吉平

神出鬼没の動きでチャンスメイクの核となるのが、ナンバーエイト(No.8)石田吉平です。
野上友一監督から抜群のスピードと勘のよさを買われています。
本人も「動き出してからの初速には自信がある」と豪語しています。
身長は 168僉体重は74圓半兵(こひょう)ですが、鋭いステップと弾丸みたいなランが持ち味です。
昨年10月にユース五輪7人制に日本代表として出場し、銅メダル獲得のメンバーとなりました。
小学校6年生だった2012年度の全国制覇で歓喜する紺赤ジャージーに憧れて入学しました。

石田吉平の爆発力がチームに弾みをつけます。

11トライで桐生第一を圧倒、上昇気流へ

1回戦で米子工に 110点差の完封劇を演じた初出場の桐生第一を初戦(2回戦)で67−0と圧倒しています。
早々に勢いに乗ると手を緩めず、計11トライを奪いました。
強くて速い縦の攻撃に加え、フォワード(FW)とバックス(BK)が一体となってパスをつなぎ、左右にも展開しています。
課題の守備でも無失点に抑え、上昇気流に乗りました。

LO梁本旺義主将は6年前の優勝を再現

実は、常翔学園が優勝を飾った2012年度も大阪の決勝で同じ相手を倒して花園に出場しました。
LO(ロック)梁本旺義主将は「6年前もその勢いに乗って日本一になっています。僕たちも同じ道を歩もうと思っています」と話しています。
ちなみに、初めてラグビーを見たのがそのときだったそうです。
野上友一監督への恩返しを誓っています。

昭和締めに続く平成締めで常翔は常勝へ

昭和最後の高校ラグビーは大阪工大高(常翔学園)と茗渓学園の両校優勝でした。
1989年1月7日、決勝戦当日朝、天皇陛下がご逝去されました。
日程の順延も困難という判断から試合中止の連絡が入ったのは宿舎を出発する直前でした。

平成最後の元日に常翔学園は黒沢尻工、茗渓学園は長崎北陽台と対戦します。
常翔学園は平成最後の高校ラグビーも優勝で締めようとしています。
野上友一監督は試合ごとに選手が力をつけ、チームが強くなっているという手応えをつかんでいます。

常勝軍団へ、Bシードの常翔学園が第98回全国高校ラグビーの優勝候補に躍り出てきました・・・。

⇒2018年11月23日「第98回高校ラグビー優勝候補は東福岡に大阪桐蔭、桐蔭学園」はこちら。

⇒2018年12月27日「高校ラグビー優勝本命に桐蔭学園の声、選抜と2冠」はこちら。

◆書き加え(1月1日)

黒沢尻工に冷や汗、次戦は流通経済大柏

常翔学園が3回戦で黒沢尻工と対戦し、冷や汗をかかされています。
得点は50−28でしたので、ぎりぎりに追い詰められたわけでありません。
油断でなく気負いがあり、選手が空回りしたようです。
トライも許しています。

4回戦(準々決勝)は京都成章を45−14で下した流通経済大柏です。
初の4強入り(準決勝進出)を目指し、チャレンジャーの立場でぶつかってくるはずです。
たやすい相手でありません。

◆書き加え(1月3日)

流通経済大柏に終盤で悪夢の大逆転負け

4回戦(準々決勝)で常翔学園が14−19で流通経済大柏に敗れています。

恥ずかしい話ですが、私は前半半ば過ぎに常翔学園が2トライ・2ゴールを決めたところで勝負の行方が決まったと、動画の視聴をやめました。
一方的な展開を好みません。

が、夕方に結果を知って驚きました。
常翔学園はその後、得点が止まっていました。
後半は風上に立ちましたが、流通経済大柏のアタックに守備が対応できませんでした。
17分から26分まで10分ほどの間に3トライ・2ゴールを決められて大逆転負けを食らいました。
常翔学園にとっては残り4分での悪夢でした。

野上友一監督はトライを2本しか取れなかったことを敗因に挙げました。
攻め込んだ前半で決め切れませんでした。

Copyright (c)2019 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!