日本スケート連盟は2月21〜24日にオランダ・ハーグで開催されるチャレンジカップに男子シングルの宇野昌磨と女子シングルの紀平梨花が参戦すると発表しました。
この2選手にとり、3月にさいたまで開催される世界選手権への貴重な実戦の機会となります。

宇野昌磨は全日本選手権で右足首を痛めながら3連覇を飾りました。
この選手は負傷を抱えていると、それに立ち向かおうとします。
なぜなら、彼の「生き方」だからさ。

その結果、注目や期待の重圧どころでなくなり、試合で集中力を発揮します。
完璧な演技といえませんが、気迫のこもった会心の演技を見せてくれました。

本人は日本スケート連盟に2月初旬に米国・アナハイムで開催される四大陸選手権に「間に合わせる」と伝えました。
どうやら回復は順調で、一安心です。

宇野昌磨と紀平梨花は四大陸選手権、チャレンジカップ、世界選手権と一緒です。
男子シングルと女子シングルの違いはあっても、世界のトップクラスで戦う選手として、スケートなどの話を交わす機会はあるものなのでしょうか。
気質や性格が合いそうな気がします。
二人は2022年北京五輪の金メダルを目指しているはずで、仲よしになってほしい。

私は宇野昌磨と紀平梨花が日本のフィギュア界を牽引していくのが理想的と考えます。

⇒2018年12月18日「勝てない宇野昌磨は勝てる紀平梨花に学べ」はこちら。

なお、チャレンジカップには、山本草太、鍵山優真、樋口新葉も出場します。

私は東京で頑張る樋口新葉に期待します。
おそらく日本橋女学館高校生として最後の試合になります。
けがから回復途上の全日本選手権ではまずまずの演技を見せました。
この選手は爆発力が備わっています。
パワフルな滑りで高得点を叩き出してほしい。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◆書き加え(1月21日)

宇野昌磨が紀平梨花の演技を見て絶賛しています。
2018年平昌五輪銀メダリストがシニア1年目の高校1年生から学んでいます。
こうした謙虚さも彼のよさです。
以下に、それを取りあげたブログを示し、ごく一部分を抜粋します。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

宇野昌磨は紀平梨花のGPファイナルのFSを会場で見ました。
冒頭のトリプルアクセルで両手をつきましたが、次に2回転トウループをつけるコンビネーションに変えました。
咄嗟のリカバリーに「すごい」と圧倒されました。
さらに、表現力について「僕は一つひとつのポーズが雰囲気だが、紀平さんは一つひとつのポーズを写真で撮ってもきれい」と語りました。
トップ選手ならではの鋭い指摘です。

実は、私もウェブ記事などで見かける紀平梨花の演技中の写真を見て、ポーズが明確と感じていました。
「絵」になります。
写真は一瞬を切り取ったものですが、それでも体の勢いや力感、動きの強さや鋭さが現れます。

紀平梨花はすらっとした四肢を目一杯使うだけでなく、体全体を舞うように使い切れます。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月29日「宇野昌磨はネイサン・チェンに負け癖」はこちら。

⇒2018年12月22日「宇野昌磨は高橋大輔と全日本選手権を盛り上げる」はこちら。

⇒2018年12月20日「宇野昌磨はなぜ僅差の2位に留まるのか」はこちら。

⇒2018年12月20日「宇野昌磨ファンはすかっとした気分を味わえず」はこちら。

⇒2018年12月18日「勝てない宇野昌磨は勝てる紀平梨花に学べ」はこちら。

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