ブノワ・リショーの嘆き
本気で世界一になると誓え!

フィギュアスケート女子シングルの坂本花織。
「全日本女王」の座を射止めた演技は自らの限界を突き破る戦いに勝利したことを意味します。

フリースケーティング(FS)「ピアノレッスン」の振付を手がけたのがフランスの元アイスダンス選手のブノワ・リショーです。
坂本花織に対して昨シーズンから「世界一にさせたい」と言いつづけてきました。
しかし、肝心の本人が本気で世界一になろうとしていないと嘆いていました。
中野園子コーチも「世界一になったら景色が変わる」と諭してきました。
坂本花織はその気持ちはあっても内心で難しいと思っていたのです。

無意識に限界の線引きをしていた自分を変え、死に物狂いで臨んだのが全日本選手権です。
初制覇を成し遂げ、これまでの疑心暗鬼が吹き飛びました。
同時に、やるべきことをやれば点数が出るという自信がつきました。
さらに、ジャンプに勢いがなく出来がよくないと思ったFSで驚くほどの点数が出て、伸び代も感じることができました。

坂本花織は四大陸選手権では連覇を狙い、初出場の世界選手権では表彰台を狙うと語りました。
が、後者はあまりに控え目です。
世界選手権ではロシア勢と日本勢の対決になるのは目に見えており、しかも今大会のロシア勢は強力な布陣と思えません。

日本のエースとしては表彰台の頂点に立つと言い切ってほしかった。
本気で世界一になると誓うべきです。
まだ弱気の虫がときどき顔をのぞかせますね、カオは。

(1月24日執筆)

category:坂本花織ブログはこちら。

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坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月29日「坂本花織はぎゃあぎゃあ騒ぎすぎ」はこちら。

⇒2019年1月27日「坂本花織の演技は世界選手権で通用するのか」はこちら。

⇒2019年1月26日「坂本花織、「転ぶから見ていろよ」のド迫力」はこちら。

⇒2019年1月25日「坂本花織の顔のアップは危険・・・」はこちら。

⇒2018年12月24日「坂本花織、計算ミスで全日本初優勝の珍事」はこちら。

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