だれかさんみたいに3Aも跳べない
世界一になるラストチャンスと悲観

私は以前、huluで松竹映画「男はつらいよ」全作品を観ました。
「寅さんシリーズ」と呼ぶほうが通りがいいでしょう。
好みの作風でありませんが、絶大な人気を博した事実は納得できました。
主演の渥美清が亡くなるまで続いたわけです。
「それを言っちゃあ、おしまいよ」という名台詞(めいぜりふ)も印象に残りました。

さて、フィギュアスケート女子シングルの坂本花織の発言に私はこのセリフを使いたくなりました。
「カオちゃん、それを言っちゃあ、おしまいよ」。
ちなみに、「カオちゃん」は中野園子コーチ同門の先輩、三原舞依が坂本花織を呼ぶときの愛称のようです。

「鶴の恩返し」を思い出させる美談

坂本花織が全国高校フィギュアスケート選手権に出場しました。
3年間お世話になった神戸野田高校に貢献できる最後の試合でした。
ジュニアとしての課題があり、ジャンプ構成を変える必要がありました。
練習を含め、結構大変です。
連覇のかかる四大陸選手権を控えており、調整の難しさを案じるコーチや関係者から反対されましたが、押し切りました。
「鶴の恩返し」を思い出させる美談です。

餅入り「雑煮」を絶ったと誇らしげ

報道陣と接し、シーズン後半へ向けてベスト体重を保つために、正月は餅入りの「雑煮」を絶ったと誇らしげに語っています。
私は日本女王としての自覚が増し、世界一を目指す覚悟が生まれたとうれしく思いました。

だれかさんとは、リカバリーの梨花

ところがです。
坂本花織は「今度の世界選手権しか世界一になるチャンスがない」と意味不明の発言をしています。
昨年のロシア選手権で14歳のアンナ・シェルバコワとアレクサンドラ・トルソワが4回転ジャンプを決め、15歳のアリョーナ・コストルナヤがシニア顔負けの表現力を見せました。
このうちの2人は来シーズンにシニアに上がってくると予想しています。
さらに、自分はだれかさんみたいにトリプルアクセル(3A)も跳べないとすねてみせました。
キッと舞い、ヒラリと降りる紀平梨花のことでしょう。
巷(ちまた)では「リカバリーの梨花」と呼ばれています。

⇒2017年12月24日「坂本花織は紀平梨花にお歳暮を贈れ」はこちら。

同門の三原舞依に尻を叩いてもらえ

坂本花織は世界一になるラストチャンスと位置づけているわけです。
先の発言は、気合より悲観が上回っている印象を受けます。
そんな弱気なことで世界選手権の初制覇を成し遂げられるのでしょうか。
こうなったら中野園子コーチ同門の三原舞依に尻を叩いてもらうしかありません。

category:坂本花織ブログはこちら。

◆書き加え(1月31日)

いやしくも日本女王の座につく坂本花織が「今年の世界選手権が世界一になるラストチャンス」といった趣旨の発言を行うことは、日本女子選手のモチベーションを下げます。
率直といえば率直ですが、安易なコメントは慎んでほしい。
当然、ファンもがっかりします。

◇◆◇

坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月30日「日本女王・坂本花織は四大陸と世界選手権で勝つ」はこちら。

⇒2019年1月29日「坂本花織はぎゃあぎゃあ騒ぎすぎ」はこちら。

⇒2019年1月27日「坂本花織の演技は世界選手権で通用するのか」はこちら。

⇒2019年1月26日「坂本花織、「転ぶから見ていろよ」のド迫力」はこちら。

⇒2019年1月25日「坂本花織の顔のアップは危険・・・」はこちら。

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