果てぬ向上心と挑戦魂にファンは歓喜

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
オリンピックシーズンはグランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」の公式練習でけがを負って全日本選手権を欠場しましたが、特例措置で代表選手に選ばれました。
五輪本番も出場できないほどの重傷だったと思います。

オリンピックの金メダリストは次のシーズンを心と体のケアに充てることがあります。
まして、羽生結弦は66年振りの五輪連覇を成し遂げました。

このブログで幾度か述べていますが、私は完全休養を取ることを願っていました。
(試合は出ませんが、トレーニングは積みます。)
彼の実力からすれば、何の問題もありません。
そして、来シーズンから徐々に戻していき、オリンピックシーズンにエンジンを全開するイメージを持っていました。
フィギュアスケートの歴史に永久に名を留めることができます。

羽生結弦は「絶対王者」として君臨するだけでなく「社会現象」となっています。
海外試合でも国内試合と勘違いするほど日本人の観客があふれます。
スーパーアイドルですから主要大会で引っ張り凧なのでしょう。
熱狂的な応援に応えたいという思いも強いのでしょう。

空前絶後の人気はパフォーマンスの美しさやアスリートとしての強さだけによるものでありません。
果てしない挑戦魂と向上心を持ち、大会に出場しつづける姿勢にファンは歓喜するのでしょう。

採点ルール改定で五輪3連覇へ追い風

羽生結弦はいまからすべてが伝説になります。
2022年北京五輪にフォーカスして調整を進めてほしい。

幸いなことにフィギュアスケートは採点ルール改定が行われました。
とりわけ4回転ジャンプの基礎点が下がりました。
フリースケーティング(FS)が4分半から4分(前後10秒)に時間が縮まり、ジャンプが8本から7本に減っています。
1割増しとなる後半のジャンプも最後の3本に抑えられました。
ちなみに、ショートプログラム(SP)は最後の1本に抑えられました。
出来栄え点(GOE)が7段階(+3〜−3)から11段階(+5〜−5)になっています。

高難度ジャンプの基礎点で点数を稼ぎやすい十代の選手でなくても、質のいい演技を行えば加点で勝てるように変わりました。
羽生結弦の前人未到の五輪3連覇へ明らかな追い風が吹いています。

category:羽生結弦ブログはこちら。

◆書き加え(3月11日)

羽生結弦のスケート靴が 700万円で落札

羽生結弦は東日本大震災の被災地の宮城県仙台市出身です。
2016年、2018年に続き、復興チャリティーオークションにスケート靴を出品していました。
11日20時7分に締め切られ、入札額は 712万2994円でした。

締め切りの1時間前まで 350〜 360万円台で推移していましたが、残り1時間で 300万円以上高騰したそうです。
ちなみに、昨年は 850万1000円で落札されました。

人気のすさまじさを物語っています。
また、復興を支援したいという気持ちに大勢のファンが共鳴したのでしょう。

このスケート靴は色が黒で、ブレード部分に「Yuzuru Hanyu」と名前が刻印されています。
羽生結弦が靴にサインしたうえで、写真を添えて発送するようです。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月3日「万全でない羽生結弦はさいたまで負ける」はこちら。

⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

⇒2018年11月30日「羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使」はこちら。

⇒2018年11月21日「羽生結弦はフィギュアスケートの神なのか」はこちら。

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