世界フィギュアは超ハイレベルな戦い
トップクラスの人気選手が顔を揃える

世界フィギュアスケート選手権は女子シングルも男子シングルもトップクラスの人気選手が顔を揃えたことから前評判が高く、会場のさいたまスーパーアリーナは超満員になりました。
そして、出場選手が期待にたがわず超ハイレベルな戦いを見せてくれました。
フィギュアスケートの魅力と醍醐味を満喫することができた大会でした。

私は日本選手を応援していますが、だからといってライバル選手のミスを望むということはありません。
フィギュアスケートそのものに惹かれ、ファンになっています。
浅田真央を応援している頃も宿命のライバルとされた韓国のキム・ヨナ(金妍児)の会心の演技に感動しました。

跳ね上がったフジテレビ生中継視聴率

その世界選手権を生中継したフジテレビの視聴率が跳ね上がったことがビデオリサーチの調査で明らかになりました。

女子シングルフリースケーティング(FS)。
平均視聴率は関東地区が20.6%。
関西地区が24.6%。

瞬間最高視聴率は関東地区が午後9時26分で、世界選手権で女子シングル史上初となる4回転サルコウを決めたエリザベート・トゥルシンバエワの結果発表の瞬間だった午後9時26分の26.4%。
関西地区がアリーナ・ザキトワの演技のリプレー中だった午後9時17分の30.7%。

平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワがSP、FSともに1位の合計237.50点の高得点で初優勝を収めました。
今シーズンの中盤以降の不調が信じられない復活劇でした。
日本勢は紀平梨花が4位、坂本花織が5位、宮原知子が6位に終わりました。
3選手は関西です。

日本女子は来シーズンの出場枠で最大3枠を確保しました。

男子シングルフリースケーティング(FS)。
平均視聴率は関東地区が24.3%。
関西地区が25.8%。

瞬間最高視聴率は関東地区がネイサン・チェンの演技中の午後9時15分と16分の2度の30.4%。
ショートプログラム(SP)で3位の羽生結弦の逆転優勝に注目が集まりました。
関西地区がネイサン・チェンの演技終了の間際の午後9時16分の32.8%。

ネイサン・チェンがSP、FSともに1位の合計323.42点という採点ルール改定後の世界最高得点で2連覇を飾りました。
ソチ・平昌五輪連覇の羽生結弦が合計300.97点で世界最高得点を叩き出しましたが、直後に滑ったネイサン・チェンに次ぐ2位に留まりました。
宇野昌磨は4位に終わりました。

日本男子は来シーズンの出場枠で最大3枠を確保しました。

羽生結弦が低得点だったら大変なこと

私は男女が揃って金メダルを獲る可能性が高いと楽しみにしていました。
とりわけ女子シングルはアリーナ・ザギトワとエフゲニア・メドベージェワがどん底でもがく今大会は日本勢が表彰台を独占するかもしれないと考えていました。
しかし、男女を通じて表彰台に上ったのは、試合からずっと遠ざかっていた故障明けの羽生結弦だけでした。
(大会後、痛み止めを服用して臨んでいたことを知りました。)

羽生結弦が低得点だったら大変なことになっています。
(実際には宇野昌磨が4位につけていましたので、日本男子は一人は表彰台に立つことができました。)

残念な結果になりましたが、負けようなどと考えて出場している選手はいません。
自国開催ということもあり、日本勢は力のこもった演技を見せてくれました。
私が一番印象に残った選手を挙げるとすれば、やはり羽生結弦です。
ほぼ毎回そうですが、凄みを感じました。
フィギュアスケート史上で過去に例がなく将来もありえない存在に思えます。

category:羽生結弦ブログはこちら。

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羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月24日「羽生結弦は別次元、華と存在感、演技全体の美しさが際立つ」はこちら。

⇒2019年3月19日「羽生結弦はコンディションが不明、試合勘も失う」はこちら。

⇒2019年3月17日「羽生結弦という社会現象、すべてが伝説になる」はこちら。

⇒2019年2月3日「万全でない羽生結弦はさいたまで負ける」はこちら。

⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。

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