22歳ベテランはフィギュアと日本が大好き
紀平梨花とトリプルアクセルで得点を競う
主要国際大会の成績を基にした上位6か国が出場するフィギュアスケート団体戦・世界国別対抗戦が4月11日にマリンメッセ福岡で開幕します。
ロシアフィギュアスケート連盟が代表選手を発表しました。
女子シングルには欧州選手権覇者で世界選手権出場のソフィア・サモドゥロワと世界選手権補欠のエリザベート・トゥクタミシェワが選出されています。
エリザベート・トゥクタミシェワはグランプリ(GP)シリーズ「スケートカナダ」で優勝を収めています。
さらに、GPファイナルでも紀平梨花、アリーナ・ザギトワに続く3位で表彰台に立ちました。
シニアに上がった十代半ば過ぎの選手が活躍するロシア勢のなかでは22歳とベテランに属していますが、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器に復活を果たしました。
腐らずに現役を続けてきたこと自体が私はとても立派だと思います。
たいていの選手は嫌になって現役をやめてしまうでしょう。
彼女の演技から感じるのはフィギュアスケートがとにかく好きだということ。
トゥクタミシェワは世界選手権代表を逃す
ところが、エリザベート・トゥクタミシェワはその後に肺炎を発症し、ロシア選手権を欠場せざるをえませんでした。
世界選手権の代表入りを逃し、補欠に回りました。
おそらく経費を自己負担するほかになく、来日を叶えられませんでした。
(彼氏はロシア代表に選出された模様です。)
世界国別対抗戦は今シーズンの最後の大会になります。
どちらかというとスポーツでなく「イベント」であり、試合でなく「祭」であり、頑張った国と選手に対するねぎらいのニュアンスが感じられます。
本大会は個人戦でありませんが、エリザベート・トゥクタミシェワは復活の象徴となった3A(TA)を跳び、それを代名詞としてシニア1年目に躍進を遂げた紀平梨花と対決します。
互いに3本になりそうで、どちらが高得点を叩き出すか、注目が集まることでしょう。
GPファイナル覇者の紀平梨花は下回るわけにいきません。
初の世界選手権で雰囲気に飲まれて8位と振るわなかったソフィア・サモドゥロワは雪辱を誓っており、日本代表の坂本花織を含めた4選手の争いも見ものです。
トゥクタミシェワといえばエキシビション
が、エリザベート・トゥクタミシェワといえば、私は真っ先にエキシビションでの妖艶な演技を思い浮かべます。
フィギュアスケートとしては際どい線を突いています。
血気盛んな若者は鼻血を流す恐れもあります。
あなたが「よゐこ」ならば見てはなりません。
エリザベート・トゥクタミシェワはGPシリーズ「NHK杯」など、折に触れて日本が大好きと語ってきました。
先頃インスタグラムを更新し、桜の枝が映り込んだ自身の写真を掲載するとともに日本愛を込めた言葉を投稿しています。
領土問題の解決へ一向に進展がなく政治関係は冷え切っていますが、ロシア勢、とくに女子シングル選手は「親日家」が多い。
せめてフィギュアスケートで両国代表が交流と親睦を深めてほしい。
category:紀平梨花ブログはこちら。
◇◆◇
紀平梨花に関するブログは以下のとおり。
⇒2019年4月2日「4回転サルコウ投入の紀平梨花は一転して勝てなくなる恐れ」はこちら。
⇒2019年4月1日「濱田美栄コーチは使いっぱしり、怒りが収まらず愚痴が止まらない」はこちら。
⇒2019年3月30日「紀平梨花の新エキシビションはシーア「ザ・グレイテスト」」はこちら。
⇒2019年3月26日「紀平梨花に致命的弱点、五輪金メダル獲得は絶望的か」はこちら。
⇒2019年3月25日「世界選手権惨敗の紀平梨花に一番大事なこと」はこちら。
Copyright (c)2019 by Sou Wada
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紀平梨花とトリプルアクセルで得点を競う
主要国際大会の成績を基にした上位6か国が出場するフィギュアスケート団体戦・世界国別対抗戦が4月11日にマリンメッセ福岡で開幕します。
ロシアフィギュアスケート連盟が代表選手を発表しました。
女子シングルには欧州選手権覇者で世界選手権出場のソフィア・サモドゥロワと世界選手権補欠のエリザベート・トゥクタミシェワが選出されています。
エリザベート・トゥクタミシェワはグランプリ(GP)シリーズ「スケートカナダ」で優勝を収めています。
さらに、GPファイナルでも紀平梨花、アリーナ・ザギトワに続く3位で表彰台に立ちました。
シニアに上がった十代半ば過ぎの選手が活躍するロシア勢のなかでは22歳とベテランに属していますが、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器に復活を果たしました。
腐らずに現役を続けてきたこと自体が私はとても立派だと思います。
たいていの選手は嫌になって現役をやめてしまうでしょう。
彼女の演技から感じるのはフィギュアスケートがとにかく好きだということ。
トゥクタミシェワは世界選手権代表を逃す
ところが、エリザベート・トゥクタミシェワはその後に肺炎を発症し、ロシア選手権を欠場せざるをえませんでした。
世界選手権の代表入りを逃し、補欠に回りました。
おそらく経費を自己負担するほかになく、来日を叶えられませんでした。
(彼氏はロシア代表に選出された模様です。)
世界国別対抗戦は今シーズンの最後の大会になります。
どちらかというとスポーツでなく「イベント」であり、試合でなく「祭」であり、頑張った国と選手に対するねぎらいのニュアンスが感じられます。
本大会は個人戦でありませんが、エリザベート・トゥクタミシェワは復活の象徴となった3A(TA)を跳び、それを代名詞としてシニア1年目に躍進を遂げた紀平梨花と対決します。
互いに3本になりそうで、どちらが高得点を叩き出すか、注目が集まることでしょう。
GPファイナル覇者の紀平梨花は下回るわけにいきません。
初の世界選手権で雰囲気に飲まれて8位と振るわなかったソフィア・サモドゥロワは雪辱を誓っており、日本代表の坂本花織を含めた4選手の争いも見ものです。
トゥクタミシェワといえばエキシビション
が、エリザベート・トゥクタミシェワといえば、私は真っ先にエキシビションでの妖艶な演技を思い浮かべます。
フィギュアスケートとしては際どい線を突いています。
血気盛んな若者は鼻血を流す恐れもあります。
あなたが「よゐこ」ならば見てはなりません。
エリザベート・トゥクタミシェワはGPシリーズ「NHK杯」など、折に触れて日本が大好きと語ってきました。
先頃インスタグラムを更新し、桜の枝が映り込んだ自身の写真を掲載するとともに日本愛を込めた言葉を投稿しています。
領土問題の解決へ一向に進展がなく政治関係は冷え切っていますが、ロシア勢、とくに女子シングル選手は「親日家」が多い。
せめてフィギュアスケートで両国代表が交流と親睦を深めてほしい。
category:紀平梨花ブログはこちら。
◇◆◇
紀平梨花に関するブログは以下のとおり。
⇒2019年4月2日「4回転サルコウ投入の紀平梨花は一転して勝てなくなる恐れ」はこちら。
⇒2019年4月1日「濱田美栄コーチは使いっぱしり、怒りが収まらず愚痴が止まらない」はこちら。
⇒2019年3月30日「紀平梨花の新エキシビションはシーア「ザ・グレイテスト」」はこちら。
⇒2019年3月26日「紀平梨花に致命的弱点、五輪金メダル獲得は絶望的か」はこちら。
⇒2019年3月25日「世界選手権惨敗の紀平梨花に一番大事なこと」はこちら。
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