桐蔭学園は後半にエンジンがかかり逆転
御所実業を地力で圧倒し、初の単独優勝

第99回全国高校ラグビー大会は7日に東大阪市花園ラグビー場で決勝が行われ、桐蔭学園(神奈川)が御所実業(奈良)を23−14で破り、9大会ぶり2回目の優勝を果たしました。
おめでとうございます。
桐蔭学園の単独優勝は初、また関東のチームの単独優勝は22大会ぶりでした。

桐蔭学園は3日の準々決勝で大阪桐蔭(大阪第1)、5日の準決勝で東福岡(福岡)を大差で退けています。
大阪桐蔭には前回大会の決勝で敗れ、東福岡には第90回大会の決勝で単独制覇を阻まれました。
桐蔭学園は因縁の強豪校を倒して気の緩みがあったわけでないでしょうが、決勝の前半、とくに序盤は「らしくない」戦いぶりで、御所実業にすきやミスを突かれました。
しかし、エンジンがかかった後半は執拗に攻め立てました。

どちらもAシード校ですが、地力の差がかなり大きいと感じました。
今回大会は桐蔭学園が強すぎ、ベスト8以降も手に汗を握る展開になりませんでした。
選手個々の能力もチーム全体のまとまりも優れ、守備は堅固、攻撃は豊富で、ほとんど穴が見つかりません。
どの試合でも落ち着いていました・・。

桐蔭学園は昨春の全国高校選抜ラグビー大会、昨夏の全国高校7人制ラグビー大会との「高校3冠」を達成しました。
来年度は国際大会「サニックスワールドラグビーユース交流大会」を含む「高校4冠」に挑戦するようです。

最後に、御所実業は桐蔭学園と公立と私立、生徒数、新入部員の経験や力量の違いもあり、全国高校ラグビーの頂点で戦うだけでも大健闘だと思います。

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