コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。

フィロソフィ

美しいものに触れましょう

仕事に励む大人たち。
勉強に励む子どもたち。
高い目標を設けて脇目も振らずに頑張る真面目な人が増えました・・・。

私は仕事や勉強にまっしぐらな人を偉いと思う半面、もっと芸術に親しみましょうと言いたくなります。
学ぶことはむろん大切ですが、感じることはもっと大切だと思うのです。

私が生きている喜びを感じるのは、美しいものに触れたときです。
命に感謝を捧げたい気持ちになります。

しかし、人生はそれほど長くありません。
生きている間にしか美しいものに触れることはできません。
私はアルツハイマーの家系ですので、ぼけてしまっては美しいものに触れることはできません。
痴呆へのカウントダウンは始まっているかもしれませんが、感じられるうちは美しいものを慈しみたいのです。
それは人生を豊かにしてくれます。

何に美しさを見出すかは、人それぞれです。
音楽でも絵画でも、映画でも芝居でも、文学でもスポーツでも、自然でも宇宙でも結構です。
愛でも絆でも結構です。
どうか美しさに感動する時間を生活に織り込んでください。

私は情けないことに締め切りに追われていますが、それでもクライアントに感動していただける美しい仕事をお届けしたいと願ってきました。

IT技術とネットワークの拡充により、その気になればカネをかけなくてもさまざま芸術を味わえるようになりました。
だれもが恵まれた環境に置かれています。

私は大晦日にベートーベンの「交響曲第9番 合唱つき」を楽しみ、連帯の歓喜に震えました。
私は元日にストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」を楽しみ、破壊的な躍動感に震えました。
デスクワークに没頭しつつも、素晴らしい年末年始を過ごすことができました。

せっかくこの世に生きているのですから、自分の心と体を感動のエネルギーでひたひたと満たしてください。
生命の息吹きを感じ取りながら暮らしていきましょう。

仕事のための人生でありません。
自分を収入だの業績だの肩書だの権限だのといった狭い経済価値の世界に閉じ込めてしまってはつまらないです。
大丈夫、いまのカネや成功などすぐに逃げていきますから・・・。
薄っぺらな成功者にならないでください。

勉強のための人生でありません。
自分を参考書や問題集との睨めっこの世界、学習塾や予備校での点取りの世界に閉じ込めてしまってはつまらないです。
大丈夫、学歴など社会に出てしまえば当てになりませんから・・・。
薄っぺらな秀才にならないでください。

ときには決算書やテストといった評価基準を忘れてみましょう。
視点を高く引き上げ、視線を遠くに注ぎ、視野を大きく広げてください。
私たちの周りには美しいものが溢れています。

私は、美しさを解しない人は、自らの苦悩に振り回され、不満に押し潰されやすいと考えます。
どうか生きている間に美しいものにたくさん触れてください。

皆さまがおおらかな人生を送れることを願っています。

◆書き加え1(1月3日)

美しいものにたくさん触れてほしいと思うのは社長についても同じです。
考える以上に感じること。
頭でこねくり回す社長は、社員を感動させられるような美しい経営を叶えられません。
頭でこねくり回す社長は、顧客を感動させられるような美しい商品や営業を叶えられません。
美しさが社長を潤し、社員や顧客を惹きつける会社をつくるエネルギーとなるのです。

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社長以外に使い物にならない

「社長は、社長以外に使い物にならないようでなければ、本物の社長とはいえない」。

私は東京駅会場で「社長の打ち手」や「社長の営業活動」など、経営トップ向けのセミナーを高頻度で行っている。
また、「丸の内経営サロン」で社長など取締役を対象とした個別相談に応じている。

私の仕事は営業再建屋だが、実際には業績好調の優良企業がクライアントに多い。

いわゆる勝ち組の社長と接するなかで、冒頭に述べた結論に達した。

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ため息ばっかり!

会社をつくると学歴は無関係になります。
当然と思われるかもしれませんが、腑に落としている人はそれほど多くありません。
社長になるという決断の無謀さと責任の重さと引き換えに、窮屈な常識が免除されるのです。

勉強をしたくない人は、小学校高学年や中学校の頃から会社をつくる自分をイメージするようにしましょう。
なあに面白半分でいいのです。
受験や就活といった前方の壁も取り除かれますので、視界が開けてきます。
まして社会の入口がゴールに見えてしまうという錯覚は犯しません。

また、子が学歴を望むほど、親が支払う教育費も膨らみます。
お互いに大変ですよ。

親と子が通知表や試験結果をはさみ、「ため息ばっかり!」という不幸な事態は避けたいですね。
はぁ〜。

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縮み志向が染みつき、前へ進む力が衰える

私は今月、東京オリンピックの開催決定、そして父の他界に接し、思うところがありました。
自分の職業人生の残りの年数と認知症(私の場合はアルツハイマー)の発症までの年数ばかり気にしていました。

私は「TOKYO2020」のパネルを見て、とても楽しみになりました。
その瞬間、それまでは現役の営業コンサルタント、営業講師として仕事を頑張ろうと決めました。
私は恐ろしく単純で、頭に思考回路というものがありません。
実はこのところ、あと何年くらい続けられるかという思いが心を占めていました。
それが吹っ切れ、すかっとしました。
自分のなかに「縮み志向」がすっかり染みついていたことに気づかされました。

私は尊敬する父を亡くしました。
最後の十年近くは植物状態でした。
エリート意識、プライドの強かった父はボケることをもっとも恐れ、恥じていました。
実際には、本人は何も分からないまま、穏やかな表情で母のもとへ逝きました。
私もそれが避けられません。
父が衰えはじめた50代後半を過ぎ、すでに62歳に達しています。
実はこのところ、まもなくボケるという思いが心を占めていました。
結果、歳月を要しそうな新しい取り組みを始めていません。
私は毎年、挑戦を続けているつもりでしたが、「前へ進む力」がひどく衰えていたことに気づかされました。

心を強く持たないと、悪魔はかならず私たちの奥深くに巣食い、健全な活動を損ないます。

とにかく動いてみる!
ならばボケの始まりも進行もいくらか遅らせられると、私は考えることにしました。
人は動いている限り、そうそうコケが生えないのです。

むやみに先行きを案じたところで、人生が悪くなることはあってもよくなることはありません・・・。

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和田創の挑戦、和田創研の約束

明けましておめでとうございます。
皆さまのご健康とご多幸を心からお祈りいたします。

◆和田創研の約束…2013年
教育指導内容のブラッシュアップ
実行の担保と効果の向上


私は教育指導(企業研修&公開セミナー)では営業再建屋としての経験と実績を踏まえ、こうすればかならず数字を伸ばせるという信念を伝えている。
ところが、実際には聞くだけ、知るだけに留める営業関係者がいる。
それが営業担当者ならまだしも営業管理者、さらに社長にも珍しくない。

やらないのは相手が悪い。
そう退けるのでは数字を変えられず、営業講師・営業コンサルタントは務まらない。
商売失格だ。

そこで、実行を担保するように教育指導内容をさらに練りあげる。
もちろん、大事なのは実行による効果であり、それをさらに高める。

◆和田創の挑戦…2013年
貢献の波及
点火


私はこの2年間で多くの商品を開発した。
新しい演題・テーマであり、教材・ツールである。
しかし、せいぜい和田創研のホームページなど、ウェブに載せたくらいだ。
つくり手の私が日本一と自負しても、それが世間に伝わらない、まして世間に見えないのでは話にならない。
新商品が倉庫に積みあがり(実際には無形商品)、しかもビニールシートに覆われている状態・・・

それが大勢の企業や営業関係者に役立つには商品を買っていただき、使っていただかなくてならない。
せっかくの貢献を大きく波及させたい。
つくる努力はこれで終わるわけでないが、売る努力を払う。
逆に言えば、そうしたことを本気で考えられる準備がようやく整った。
ただし、得意の「営業」でなく未経験の「販売」を通じて・・・。
ついては、きっかけづくりが必要であり、どのように点火させるかが課題となる。

「和田創研の約束」「和田創の挑戦」に共通するのは、際立った成果の実現だ。
気迫と執念を大切に、かならずや成し遂げたい。

                       ◇

私は50代半ば以降、営業マン、そして営業講師・営業コンサルタントとしての職業人生の集大成を図ろうとした。
自分なりに確立して蓄積したノウハウを世に問いたかった。
それまでは狭い意味の「提案営業講座」一本でやってきた。

私は実際に取りかかり、すぐに壁にぶち当たった。
一通りは原稿を書き終えられるが、それを仕上げることができない。
私は頭が悪く、何事でも叩き台を幾度も手直ししながら次第に整えていく。
頂上(完成)への胸突き八丁をどうしても乗り越えられなかった。
素材の状態のコンテンツがたくさん貯まった。

理由は後に分かった。
私は当時、体調不良と戦っていた。
めまい・耳鳴り・冷や汗、のぼせ・ほてり、動悸・息切れ、手足のしびれ・冷え、肩こり・関節痛、抜け毛・白髪・シミ、不眠など、ありとあらゆる症状が出た。
3〜4年にわたり、なかでも2009年と2010年前半は深刻だった。
59歳の誕生月(2010年7月)を過ぎた頃、更年期障害ということがたまたま判明した。
原因がはっきりして安心したせいか、その時期に差しかかったせいか、秋頃から最悪の状態を脱した。
12月頃には気力がみなぎり、復活を果たした。

そして、2011年から2012年にかけ、「睡眠とは敗北である」と肝に銘じ、ぎりぎりまで仕事に打ち込んだ。
大幅な遅れを取り戻したいとの気持ちも働いた。
私は、貯まっていた素材を次々と仕上げ、新たな講演・公開セミナー・企業研修のカリキュラムとテキストを送り出した。

メニューが一気に拡充した。
それらはすべて提案営業の推進に関連する内容であり、そこから離れたわけでない。
私の核心、根っこが提案営業ということに変わりはない。

私は営業としても提案営業一筋だが、それが営業の総合力を必要とすることが幸いした。
実践のなかで幅広いノウハウが身についた。
新商品の形になり、とてもうれしい。

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正範語録(改訂版1)

「正範語録」なるものがFacebookでシェアされて広まった。
いまでは多くのブログやウェブサイトで引用されている。
作者も出展(出所)も不明。
「渡辺勇治」「湯城豊勝」「後藤静香」という説があるが、いずれも違うのでないか(不確か)。
無名のだれかがつくり、形と内容を少しずつ変えながら語り継がれてきた?

以下に、Facebookでシェアされた「正範語録」を掲げる。

                      ◇◆◇

正範語録

実力の差は努力の差
実績の差は責任感の差
人格の差は苦労の差
判断力の差は情報の差

真剣だと知恵が出る
中途半端だと愚痴が出る
いい加減だと言い訳ばかり

本気でするから大抵のことはできる
本気でするから何でも面白い
本気でしているから誰かが助けてくれる

                      ◇◆◇

「正範語録」は、人が懸命に生き、懸命に働くことの大切さを説いている。
生活にも、仕事にも、経営にも、人生にも通じる。
私は、深い共感を覚える。

なお、「判断力の差は情報の差」はせっかくの「正範語録」をつまらなくしているように思う。
人生経験(職業経験)から編み出された実感としての真理を理屈っぽくしてしまった。
また、この1行により、前後のつながりが悪くなった。
結果、3種類の箴言(格言)を寄せ集めた印象が残る。

最初の3行の流れからすれば、「判断力の差は覚悟の差」としたい。
ならば、文脈もすっきりするし、全体もまとまる。
次の行で「真剣だと知恵が出る」と説いており、人が真剣になれる前提は覚悟を決めることだろう。

さらに、これだけ同じ文節にこだわるなら、「いい加減だと言い訳ばかり」は「いい加減だと言い訳が出る」がよい。
ところが、実際には一本調子になる。
詩として眺めた場合の生っぽさというか、躍動感が消える。
やはり、そのままがよい。

仮に「正範語録」が伝承・伝播の過程で徐々に固まってきたとすれば、以下のように改訂したい。

                      ◇◆◇

正範語録(改訂版1)

実力の差は努力の差
実績の差は責任感の差
人格の差は苦労の差
判断力の差は覚悟の差

真剣だと知恵が出る
中途半端だと愚痴が出る
いい加減だと言い訳ばかり

本気でするから大抵のことはできる
本気でするから何でも面白い
本気でしているからだれかが助けてくれる

                      ◇◆◇

万一、確かな著者が存在するとしたら、こうした改訂は許されないだろう。
このブログは「正範語録」が何人かの手で練りあげられたとの前提に立つ。

大勢の注目を浴びる「正範語録」。
私は、作者に名乗り出てほしいが・・・。

◆書き加え1(6月26日)

「人格の差は苦労の差」に違和感を覚える方もいるはずだ。
が、この1行は原因を示したというよりも激励を込めたのでなかろうか。
うまくいかずに苦労している人、目標を叶えようと苦労している人へのあたたかい眼差し(まなざし)が感じられ、私はこれでいいと思っている。

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ドラッカーがお好きですか?

NHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」。
きのう、きょう、NHK総合でその総集編が放送された。
私はGWもずっと仕事を行っており、妻に録画を頼んだ。
一段落するはずの秋以降にじっくりと見たい。
劇場映画2本分、計3時間足らずで名作「カーネーション」のエッセンスを味わえるのはうれしい。

ところが、きのうの画面に大雨などの気象情報が大きく、しかも高頻度で映っているようだ(不確か)。
やむをえないこととはいえ、美しい映像を楽しめると思っていたので、非常に残念だ。
わがままな希望だが、深夜にもう一度、NHK総合で「カーネーション 総集編」をやってもらえないだろうか。

実は、朝ドラ「カーネーション」に関するメモがいくらかパソコンに残っている。
よいタイミングなので仕上げてアップするつもりだったが、わずかな時間さえ割くことができない。
私は締め切りに間に合わせられるかどうか、ぎりぎりの状態が続いている・・・。

                       ◇

私は長年、講演や公開セミナー、企業研修で講師を務めてきた。
ときどきだが、休憩時間の歓談や終了後の名刺交換の際に「先生はドラッカーがお好きですか」などと尋ねられることがある。
これは非常にうれしい。
なぜなら、本を読んだことがない。
むろん、高名は知っている。
自分は講師としてそれなりの水準に達していると褒められた気分になる。
受講アンケートでも、ドラッカーの影響が感じらるといった感想が記されることがある。
名前を「和田ドラッカー創」に改めるべきか、迷いつづけている。

ところで、私は新人や若手の営業担当者を対象とした講座の早い時間帯に「営業は自社と顧客の架け橋、パイプ役になれ」と述べている。
経営者や営業管理者に大目玉を喰らいかねない、大胆な指摘である。
しかし、実際には反応がない。
困ったものだ・・・。

私は、「営業は中立的な立場で働け」と言い切っているのだ。
自社の立場で働く愚か者ばかり。
それもこれも経営者や営業管理者がそうした営業活動にダメ出しをしないからだ。
業績低迷の企業や成績低迷の個人は、営業のイロハも分かっていない。
営業の根幹を勘違いしていると、いかなる頑張りもたいした成果をもたらさない。

「自社と顧客の架け橋、パイプ役になれ」と「中立的な立場で働け」は、むろん同じ意味である。
が、そこまで明確に言い切らないと、指導のレベルに達しない。
営業担当者の行動が何も変わらないからだ。

和田創 講演・セミナー 2012年度スケジュール

以下に、「ドラッカーの言葉が持つ真理と普遍性」と題する2010年5月21日のブログを収める。

                      ◇◆◇

私は以前、テレビ番組で知った。
「マネジメントの父」「現代社会の哲人」と呼ばれるピーター・ドラッカーの関連図書がブームになっていた。

火付け役は異色のビジネス書。
書名は、もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら。
恐ろしく長い。
ドラッカーの代表作『マネジメント』を平易に解説した入門書らしく、大ヒットを記録した。
高校の野球部の女子マネージャーがドラッカーの言葉と出合い、それを教えに弱小チームを甲子園へ導く青春小説。
ドラッカーの魅力をだれにも分かりやすく伝えた。
ビジネスパーソンはもとより主婦や学生など幅広い層に読まれている。

ところで、私は先日のブログから、職業人の学び方、仕事に関わる読書などについて述べている。
厳密なシリーズでないが、一連の記事である。
きょうは第5回。

⇒第1回/2010年5月10日「因果関係の追究…職能強化の基本」はこちら。

⇒第2回/2010年5月11日「著者と出版社のカモ…ご愁傷さま」はこちら。

⇒第3回/2010年5月12日「正しい読書法…本は読後勝負である」はこちら。

⇒第4回/2010年5月13日「知識の多寡で人の価値を判断する」はこちら。

以下に、「あなたはドラッカーから学んだか?」と題する記事を収める。
NPO法人営業実践大学が発行する『月刊営業人(えいぎょうびと)』2007年7月号の巻頭言2である。
その原稿に思い切って手を加えた。

                      ◇◆◇

経営学者「ドラッカー」の著作はほとんどがベストセラーやロングセラーになっている(本人は社会生態学者と名乗る)。
世界中の経営者やエグゼクティブに愛読されてきた。
日本にも“信奉者”が少なくない。
学者の著作だから、読むには相当な理解力が必要だろう。
売れやすい本とは思えない。
にもかかわらずダイヤモンド社から刊行された単行本や選書だけで4百万部を超えるとか…。

私は不勉強だから一冊も読んでいない。
したがって、その思想・学説・人物に関して不明だ。
しかし、若い頃に頭と心に深く刻まれたドラッカーの言葉がある。
いつ頃か、何の雑誌か、まるで記憶にない。
うろ覚えなので不正確。
「企業の内部にはコストしかない。プロフィットはすべて企業の外部にある」。

ドラッカーに無知の私が一節を取りあげて言及するのは不適切かもしれない。
だが、今日に至るまでこの言葉を引きずっている。
実際、私の仕事と人生を変えた最大の教えである。

誤解が生じないように説明を補いたい。
この言葉が“気づき”のきっかけになったという意味である。
私はフリーランスのプランナーだったので、職場で上司や先輩などから教わる機会がなかった。
この言葉に照らして働き方や生き方を問い、考え、定め、律していった。
したがって、自分の解釈が妥当だと主張しているわけでない。

さて、私がこの言葉から学んだこと。
「自らは放っておけ。周りに尽くせ」。
自分や自社に向かう時間を減らし、周囲や世間、顧客に向かう時間を増やす。
とくに自らに関する堂々巡りの思考を排する。
例えば、仕事では顧客の繁栄や幸福を案じ、それを追い求めることに徹する。
私が講演などで強調する「顧客志向」とはこれ。

「得ることを考えるな。与えることを行え」。
私は昔、キャリアプランやライフプランなどをつくった。
が、まったくズレていた。
勉強でも仕事でも人生でも自分が得る目標を定め、得る計画を立てていた。
愚の骨頂。
個人も企業も周りに与える目標を定め、与える計画を立てればよい。
そしてひたすら行う。
人間社会ではどの道、得ようとしても得られない。
皆が得たいと望んでいるのだから。
得ようとして得られるなら、私たちはとっくに豊かさと幸せをつかんでいる。
自分や自社が周囲や世間、顧客に何を与えられるかを追い求めることに徹する。
私が講演などで強調する「価値提供」とはこれ。

「商談をやめよ。相談に乗れ」。
私は、顧客が欲する商品を売らない。顧客に役立つ商品を売っている。
販売や受注に興味がなく、貢献にしか関心がないのだ。
当然、顧客の要望やニーズをしばしば拒む。
自社の営業担当者の立場を離れ、顧客の購買コンサルタントの役割に徹する。
したがって、商談はやらない。相談に乗るだけだ。
それにより、大勢のなかの一業者と見なされず、かけがえのないパートナーと認められる。
営業活動の苦労が消える。

私が学んだことは際限がない。
こうした気づきの結果の一つが、1995年2月に立ちあげた「営業実践大学(後にNPO法人化)」である。
今日まで公開セミナーを継続してきた。
社長など経営層を含めた営業関係者の能力開発を通じて営業の地位向上に寄与したいとの一念だった。

私の憶測にすぎないが、この言葉は頑張っているのに恵まれない職業人、儲からない経営者に対するドラッカーの忠告でないのか。
「いい加減、目を覚ませ」。
何が凄いといって、先の短い言葉に包含された真理の大きさと深さ、そして普遍性だ。

著名な学者や経営者などの名言はすでに大勢に行き渡っている。
それを知っていても優位に立てるわけでない。
しかし、それに学べたならば豊かさや幸せに近づける。
自分の仕事や人生が一変するだろう。

私は、ドラッカーの一節と巡り合うことで百冊分は学んだ気がしている。
膨大に授かった。
運命が別物に…。
40歳からコンサルタントを目指したのも、私のどこかにドラッカーへの憧れがあったせいでないか。
そうした経験はなく、勝算はなかった…。

人は平坦な道ばかり歩めるわけでない。
わが身を顧みて、見晴らしのいい丘に立てたことはほとんどない。
たいていが谷伝いだった。
幾度かどん底を味わった。
とても苦しいとき、さらにひどくつらいときがあった。
働き方や生き方に揺れる私を支え、迷いを振り払う拠りどころとなったのが先の言葉である。

小銭を数えながら考えたことがある。
「かすみを食べて生きていけたらどんなにいいだろう」。
だが、現実には住む家、着る服、食べる物が必要になる。
これはどうにもならない。

結局、人は周りによってしか生かされない。
自分が苦しいとき、つらいときでさえ、周囲や世間、顧客の幸せと豊かさに尽くしていく気持ちを忘れないようにしたい。

それにしてもドラッカーの教えはがっかりするほどシンプルである。
だれも突けない核心をずばり突いているからだろう。
無限の知恵が込められており、それらは私たちの気づきをいまかいまかと待っているかのようだ。

あやふやな記憶に基づいて書き進めてきて、ふと思った。
先の言葉がドラッカーでないとしたら、私は大バカである。
あるいは、ドラッカーの一節に接し、勝手にそう受け取っただけかもしてない。
そのときはどうか笑ってください。
そして許してください。

「ドラッカー学会」が存在するらしい。
うかつなことを書くと、大目玉を食らいそうだ。

                      ◇◆◇

なお、最初の原稿(ブログ)は以下のとおり。

⇒2007年6月11日「職業人生を変えたドラッカーの言葉」はこちら。

⇒2007年6月12日「あなたはドラッカーから学んだか?」はこちら。

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スティーブ・ジョブズ名言/公認伝記と神格化

米アップル創業者、スティーブ・ジョブズ(スティーブン・ポール・ジョブズ)に名言は多い。

⇒2011年10月10日「スティーブ・ジョブズの遺言…世界を変えた天才の生きた証」はこちら。

以下は、私が好きな一つだ。

                       ◇

人生は短い。

他人の言いなりになるな。
世間の常識に捉われるな。
周囲の雑音に惑わされるな。

もっとも重要なのは、
内なる声と直感に従う勇気を持つことだ。

自分が何ものになりたいかは、
自らが一番よく知っている。

このほかはすべて二の次なのだ。

◆書き加え1(10月21日)

スティーブ・ジョブズが当初、膵臓癌(すいぞうがん)の摘出手術を拒否していたという衝撃的な情報が入ってきた。
しかも、当人は決断が遅れなければ一命を取り留める可能性があったと深く後悔していた。

全米発売の公認伝記「スティーブ・ジョブズ」の著者ウォルター・アイザックソンがCBS「60ミニッツ」で明かした。
放送予定は10月23日。

スティーブ・ジョブズは、食事や心霊術などさまざまな療法を試みたが、手術だけは嫌がった。
家族の説得を9カ月拒みつづけた後に受け入れた。

当人は、自分が“神格化”されすぎてはいけないと考え、公認伝記著者に語ったのかもしれない。

                      ◇◆◇

スティーブ・ジョブズ(スティーブン・ポール・ジョブズ)に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年10月10日「スティーブ・ジョブズの遺言…世界を変えた天才の生きた証」はこちら。

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スティーブ・ジョブズの遺言…世界を変えた天才の生きた証

私は新講演のコンテンツの作成に追われ、アシスタントの力を借りているにもかかわらず、ぎりぎりで締め切りに間に合わせるという綱渡りの状態が続いている。
今週も来週もそれぞれ3泊4日の出張。
2週間にわたり、講演、セミナー、研修、コンサルティングなど、仕事の予定がびっしりと詰まっている。

昨年末からろくに睡眠時間を取れない。
抵抗力が落ち、全身にアトピー性皮膚炎が噴出している。
いまは気候の変わり目なのでとくにひどい。
薄くなった髪に軽く手をやるだけで、雪のようにフケ(頭皮)が落ちる。

私はほぼ唯一の楽しみのブログにもFacebookにもほとんど時間を割けないまま・・・。
じっくりと内容を考える余裕がない。
このブログを熱心に訪れてくれる読者に申し訳なく思う。
きのう、人気ブログランキングの「マーケティング・経営ブログランキング」において「週間OUT」が2万を大きく超えた。
驚いた。ありがとう。

                       ◇

私は先週、世界を変えた一人の天才の訃報に接した。
米アップル(Apple)創業者で会長の「スティーブ・ジョブズ」。
若すぎる死だった。
まだまだやりたいことがいっぱいあっただろう。
が、スティーブ・ジョブズは来たるべき「死」を受け入れたうえで、一日一日を全力でやりたいことに打ち込んできたので、燃焼しつくしたのかもしれない・・・。

私が死の知らせで真っ先に思い起こしたのは、スティーブ・ジョブズが2005年6月12日に米国スタンフォード大学の卒業式で行った「伝説のスピーチ」である。
大学での教育、教職、学生を否定しかねない内容だった。
自身のそれまでの人生を振り返りつつ、次世代を担うリーダーに率直かつ渾身のメッセージを届けた。
そこにはスティーブ・ジョブズの平明な人生観が凝縮されていた。
私には“遺言”のように思えた。
スティーブ・ジョブズの生きた証。
彼はこの1年程前にガンと診断され、医師から3カ月〜半年後の死を宣告されていたのだ。

「もっとも重大なのは、己の心と直観に従う勇気を持つことだ」。
「そのほかはすべて二の次なのだ」。
「どん欲であれ。愚直であれ」。

やりたいことがあったのに、食べていくために妥協しながら働いてきた私は心を打たれ、体がしびれた。
スピーチの締め括りの名言「ステイ・ハングリー。ステイ・フーリッシュ。」は自身のものでないが、スティーブ・ジョブズはたいそう気に入っていた。

ソフトバンクの孫正義社長はスティーブ・ジョブズを、芸術と技術を融合させた天才という意味で「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と評した。
「彼の偉業は、永遠に輝きつづける」。

スティーブン・ポール・ジョブズ(Steven Paul Jobs)。
1955年2月24日〜2011年10月5日。
突出したカリスマ性、そして類まれな先見性と創造性によりパーソナル・コンピューティングの世界を切り拓き、イノベーションを巻き起こしつづけた。
偉大な生涯だ。
ご冥福をお祈りする。

Copyright (c)2011 by Sou Wada

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私に幸せをもたらす人、周囲に不幸をばらまく人

私はブログのストックがほとんどなくなった。
かなり焦っている。

このブログは、1〜2年前の走り書き(素材)を仕上げた。
私が人を見る際の重大な物差しを、ポエム調の短文で述べている。
それはまた、前の妻が大切にし、いまの妻が大切にしている物差しだ。
後日、もう少し踏み込んで記そうと思う。

悲しいかな、不幸をばらまく人が世間に少なくない。

                       ◇

世の中には二種類の人間がいる。
人と人を近づけようとする人。
人と人を引き離そうとする人。
身内に、近所に、サークルに、職場に、学校に、社会にいる。

人と人を引き離そうとする人は、それが叶うと満たされる。
たいてい嫉妬心が強く、独占欲が強い。
それが叶わないとイライラする。
身内に、近所に、サークルに、職場に、学校に、社会にいる。

例えば、三者の関係。
この人は、私とあの人の距離を縮めようとしているのか。
この人は、私とあの人の距離を遠ざけようとしているのか。
そんな尺度でときどき話を聞くと、その人の本性や本質がたやすく分かる。

人と人が仲よくなると自分のことのように喜ぶ人を信じることだ。
それは、私に幸せをもたらす人。

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自分の時間を他人の批判に費やす

私は思う。
もっとも愚かなのは、自分の時間を他人の批判に費やすことだ。
批難はなおさら。
いかなる成果も時間によってもたらされる。
その使い方は人生を大きく左右する。
批判は自分に何ももたらさないどころか、もやもやした不満を増殖させ、精神を腐敗させかねない。

私は他人と接したとき、長所が先に飛び込んでくる。
短所は後。
この順序が逆だと周囲がバカに見えるので、人生は悲惨になる。
孤独。
だれからも本気で引き立てられない。
報われず、貧しい。

自分をダメにしたかったら、他者を批判したらよい。
すごく簡単だ。

私は、長所に目を向けて他者を評価する。

こうした基本姿勢はブログにおいても変わらない。
そう、褒めるために書いている。

私は、だれかを批判するのは、自分に実害が及ぶときに留めている。
人格者でないので、勢いが余ってということがないわけでないが…。

それと、「政治」。
有権者として当然の権利である。
政治家と政党を容赦なく批判する。
日本を少しでもよい状態にし、次世代へ手渡す義務がある。
私が貢献できることはないに等しいが、それでも…。

さらに、「経営」。
きわめて広い意味での会社経営。
人生経営も含む。
講演では参加者から激辛だったとまま指摘される。
こちらは、私が収入を得てきた仕事である。
教育による人材蘇生を主体としたコンサルタントとして長年やってきた。
業績のテコ入れ、建て直しが本職なので、激突の連続。
社長と社員を容赦なく批判する。

私は、他者を褒めるためにブログを書きたい。
還暦を迎えようとしているが、自分の成長の糧にしたいのだ。
まだいくらかは伸ばせそう。

◆書き加え1(11月4日)

そうは述べたものの気になり、ブログをちょっと振り返った。
政治と経営でなくても、批判の混じった記事がそれなりにあった。
しかし、いいところを見出そうと努めてはいる。
お許しいただきたい。

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りそな総合研究所20101111

職業人生、それは長いデコボコ道を行くこと

このブログを訪れてくれる大勢の読者に感謝する。
ありがとう。

今朝のブログ「松下奈緒・ゲゲゲの女房、大ヒットの立役者」の内容に関連して…。

私は60歳(来年)までの職業人生の集大成にしようと、本の執筆、そして自分商品の開発にちんたら取り組んでいる。
いくらかムチを入れているものの、ゴールはまだ見えてこない。
それは私そのものである。
満更でもない。

                       ◇

私たちは何事においても目標を持っていたい。
職業人生でも同じだ。
そして、そこに近づく努力を怠らない。
たいていは苦しい道のりである。
真面目な人ほどつらく感じるかもしれない。

あの人に耐えられることが、私には耐えられない。
あの人にやり遂げられることが、私にはやり遂げられない。
でも、他人をうらやまず、自分を責めない。
強さは、人それぞれ。

大切なのは、わずかでも目標に近づいていること。
それが遠すぎたら修正を施せばよい。
これを「いい加減」という。

人は人、私は私。

が、自己の客観視は容易でない。
だからこそ、ときどき歩みを止め、自分を冷静に見詰める時間をつくりたい。

とりわけ弱さ…。
情けない自分、愚かしい自分。
それらを受け入れることから、私は徐々に開けていく。
自分の職業人生をようやく歩み出せるのだ。

凡人が強くなれるのは、弱さを認めたときである。

やめよう、自分を人に大きく見せるのは…。
やめよう、自分を私に大きく見せるのは…。

人は皆その程度でしかない。
私とはいまの私である。
それ以上ではない。
それ以下ではない。

より大事なのは、職業人生における目標設定でなく現状認識である。
だれしも現状を足場にして目標へ向かうので、後者を無視した前者は実現しない。
まれな例外は、強い人。

ところで、人はストレスを感じないとき、もっとも危うい。
自分を守るセンサーが作動していない状態である。
心のなかを覗き込み、問い掛けよう。
「大丈夫かい?」。

                       ◇

私は、アメーバブログで「和田創 人生の寺子屋」を展開している。
ふと浮かんだ人生の感懐を、ポエム調の短文に託している。
更新はまれ。

以下に、「自分を無事に走らせよう。」と題する2010年8月17日のブログを収める。

自分は弱いと感じている方にお読みいただきたい。
また、自分は弱いと思いたくない方にお読みいただきたい。

                      ◇◆◇

アクセルとブレーキ、
そしてハンドルが備わるから、
クルマを無事に走らせられる。
人も同じ。

職業人生は平坦でない。
長いデコボコ道が続く。

安全かつ確実に進むには、
アクセルを吹かすことと同じくらい、
ブレーキを踏むことが大事である。
また、障害を避けたり進路を変えたりするために、
ハンドルを操ることも大事である。

アクセルを吹かしっ放しだと、
クルマの負荷が大きい。
オーバーヒートや故障が起こり、
時を失いかねない。

アクセルを吹かしっ放しだと、
クルマの制御が難しい。
衝突や転落が起こり、
命を痛めかねない。

職業人生は遠く険しい。
息が上がらぬよう、
景色を眺めるもよし、
道草を楽しむもよし。

アクセルを吹かしたままでは、
ブレーキもハンドルも効きにくい。

速度をコントロールしながら、
方向をコントロールしながら、
自分を無事に走らせよう。

                      ◇◆◇

弱い私に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年8月25日「人生の教科書『ゲゲゲの女房』…仕事・夫婦・家族」はこちら。

⇒2010年8月26日「心の太鼓を打ち鳴らせ…ゲゲゲの女房」はこちら。

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2010年9月公開講座

和田創ブログ&セミナーの基本スタンス

私はこのブログで「好き嫌い」を言わないように戒めている。
だれしも好きなものは好きであり、嫌いなものは嫌いである。
ものとは、ヒト、コト、モノ。
それを互いに口走ったところで、すれ違いに終わる。
自分の好き嫌いの感情など取るに足らない。
どうでもよい・・・。

自分のブログに自分の好き嫌いを書くのは自由だ。
しかし、私はそうしていない。
好き嫌いの感情に引きずられてコメントを寄せる人が多く、私は閉口している。
この際だからついでに言えば、ブログの内容と直性関係のないコメントを寄せる人も少なくなく、私は閉口している。
当然だが、自分の主張は自分のブログでやってくれ。

私は、日々の出来事や印象などを綴った雑文を別にし、ブログに書きたいことを書いているわけでない。
5〜8割で止めるように心がけている。
たいてい結論はその先の2〜5割にある。
自分なりに結論がないわけでないが、私は周囲に考えを押し付けられることを望まない。
その逆も同じだ。

したがって、ブログに書きたいことは書かない。
これは私の講演、公開セミナー、企業研修、そしてMBA講義(授業)においても一貫した、基本的なスタンスである。

私がこのブログの読者としておもに想定しているのは、次世代のリーダーである。
環境が劇的に変化する以上、それは「変革リーダー」になるはずだ。
彼らに対して考える素材、そこまでいかなくても考えるきっかけを差しあげられるならと頑張っている(大半は書き溜め)。
そう、このブログは「問題提起」にすぎない。
後は、一人ひとりが自由かつ柔軟に考えてほしい。

私は老いた。
この国に生まれ育ち、長らく世話になった身として、わが子を含めた次世代へメッセージを残したい。
日本の将来は恐ろしく険しいと予想するからだ。
それは不況のような一時的な後退でなく、トレンドとしての長期的な衰退である。
半世紀にわたり、一国の経済、企業の活動、個人の生活など、すべてが著しく縮み、落ち込んでいく。

次世代が手垢で汚れた通念や常識に凝り固まっていては、閉塞し切った状況を打ち破れない。
例外を設けず、ことごとく疑ってほしいのだ。

私はこのブログで、私を含めたすべての人を揺さ振りたい。
それが自分にできるささやかな恩返しと心得ている。

幾度か述べたとおり、MBAでは学生に対して「私の授業を信じるな。取るに足らない」と繰り返している。
このブログでも同じだ。
自分の頭でとことん考えなさい。
あなたの仕事であり、生活であり、人生である。

                       ◇

私は先頃、東洋経済新報社から刊行されたSBI大学院大学学長北尾吉孝編著『起業の教科書』において1章を受け持った。
「営業発の起業」について述べている。

ところが、著者校正の終了後に文章を何箇所か変えられ、原稿を滅茶苦茶にされた。
意味が曖昧になる、意味が不明になる、さらに私の主張と正反対になる…。
初版は、私にとり屈辱的である。
それに気づいたときは、すでに書店で売られていた。
後の祭。

いまだに怒りが治まらないが、すでに読み終えた方もおられるだろう。
本書についても考える素材を提供したにすぎず、自分の頭でとことん考えていただきたい。

私は「教育」に携わっている。
教育は、教えて育てると書く。
しかし、私は教えたら育たないと考えている。

授業を受ける、書籍を読む。
人から教わるほど、考える力は衰える。

本書を読むことに割いた時間の数倍は考えることに割いていただきたい。
切に願う。

                      ◇◆◇

国母和宏に関するブログは以下のとおり。
きょうのブログは一連の流れを踏まえている。

⇒2010年6月26日「国母和宏の反骨心…突っ張りより苛立ち」はこちら。

⇒2010年6月27日「国母和宏の舌打ち…大人の良識への挑戦状」はこちら。

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孫子の兵法…決死の覚悟で戦う

私のブログ「有言実行と退路遮断で人生を変える」にメールが寄せられた。
私が敬意を払う、若き友人「誠(まこと)」氏から。
「行動力」の塊!
東京大学とその大学院を卒業した理工系のエリートだ。
メールは以下。

ブログを読みました。
私も不言実行というより有言実行のほうです。
自分の名前のせいでしょうか「誠」は「言って成す」と書き、「有言実行」という意味になります。
「退路遮断」についても同感です。
実は、人がもっとも力を発揮するのが、死地(退路がない決死の覚悟で戦う地)と孫子の兵法にあります。
私も「イノベーションは死地からしか産まれないのでは?」とつねづね感じます。
ゆえに、企業はイノベーションが苦手です。
「リスクテイク」という言葉がありますが、真の意味でリスクを取っている人(死地において戦う人)はきわめて少ないのでないでしょうか。
この言葉を好んで使う経営者がいます。
しかし、方便や言い訳にすぎず、実態をともなっていないように思います。

以上。
私が7月下旬にMBAから“起業本(共著)”を出すと言ったら、書名を尋ねられた。
すぐに買うつもりなのだ。
私が差しあげよう。
実は、リスクを取る働き方・生き方について述べている。
人が持てる力をもっとも発揮するのは、自己実現の最高峰“起業”に挑むときだ。
それゆえ、力がもっとも伸長することになる。
覚悟の褒美だ。

サラリーマンの時代が終わり、「一億総自営業者」の時代に入った。
私の起業本の内容の核心は、彼のメールと通じている。

以下に「有言実行と退路遮断で人生を変える」と題する2010年5月18日のブログを収める。

                      ◇◆◇

私は仕事柄、経営者などと相対し、その凄さにうなることがある。
一代で会社を大きくした創業社長はとくにそうだ。
また、学ぶべき知人が周辺にいる。
彼らと大きな差をいくつか感じるが、その一つは自分の意志の弱さである。
いまではすっかり諦めている。

そんな私だから、これまでを振り返って「不言実行」はうまくいったためしがない。
やり遂げられなくても周りに分からないので呑気だ。
いつ頃からか「有言実行」を心がけるようになった。
ほとんどうまくいかなかったが、まれにやり遂げられた。

しかし、有言実行という気持ちでは自分の意志の弱さを克服できないと悟った。
そこで確実性を高めるため、後戻りできないように追い込むことにした。
何も考えずに「退路遮断」に踏み切る。

例えば、いまの仕事で食べていけるが、新しい仕事に就きたいとしよう。
かなり困難な挑戦である。
意志が強い人は食べながら、新しい仕事へシフトしていく。
だが、私は食べられると、新しい仕事へシフトできない。
自分の意志を貫けず、楽なほうに流されてしまう。

ところで、私は「変化」が億劫だ。
変わらずにやっていけるなら、変わりたくない。
変化は自己否定をともなうのでつらい。
が、人間の、そして生命の本質は保守だと思うので、変化を嫌う自分にコンプレックスは感じない。
だれしもそんなものだろう。
ところが、現実問題として変わらないとやっていけない。
あるいは、よりよい今後を楽しむには思い切って変わるしかない。
長い人生ではそんな局面に幾度か差しかかる。

私は40歳にセカンドキャリアに挑戦した。
プランナーから著者・講師・コンサルタントへの転職を目論んだのだ。
真っ先にやったのは、企画の仕事を断つことだった。
収入源を捨てたので、軌道に乗るまでの数年は大変だった。
どん底期は口に入れるものに困った。
私はいつのまにかチェンジコンサルティング一筋になっていた。
なかでも営業部門のテコ入れを足掛かりに組織全体の風土刷新を目指した。
「営業発の全社改革」。
その成果は業績の上昇に現れ、わくわくした。
決算書が劇的に変わったと、社長から喜ばれもした。

あれから20年、私は来年に還暦を迎える。
これを機にサードキャリアに挑戦する。
今年1年はその橋渡し期間と位置づけている。
恐らく職業人生のラストステージになるはず。
すでに最大の収入源である企業研修を絶った。
もう後戻りできない。
高齢期は悲惨か至福か…。

私は仕事に限らず、やっていけると何一つ変えられない。
意志が強かったなら、もっと違った領域や次元で人生を謳歌できたのでなかろうか。
さみしさが身にしみる。

                      ◇◆◇

サラリーマンの時代の終焉に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年4月18日「一億総自営業の時代…柳井正×村上龍」はこちら。

ユニクロ柳井正の勇気に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年5月17日「21世紀は覚悟の時代…変化への挑戦」はこちら。

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有言実行と退路遮断で人生を変える

私は仕事柄、経営者などと相対し、その凄さにうなることがある。
一代で会社を大きくした創業社長はとくにそうだ。
また、学ぶべき知人が周辺にいる。
彼らと大きな差をいくつか感じるが、その一つは自分の意志の弱さである。
いまではすっかり諦めている。

そんな私だから、これまでを振り返って「不言実行」はうまくいったためしがない。
やり遂げられなくても周りに分からないので呑気だ。
いつ頃からか「有言実行」を心がけるようになった。
ほとんどうまくいかなかったが、まれにやり遂げられた。

しかし、有言実行という気持ちでは自分の意志の弱さを克服できないと悟った。
そこで確実性を高めるため、後戻りできないように追い込むことにした。
何も考えずに「退路遮断」に踏み切る。

例えば、いまの仕事で食べていけるが、新しい仕事に就きたいとしよう。
かなり困難な挑戦である。
意志が強い人は食べながら、新しい仕事へシフトしていく。
だが、私は食べられると、新しい仕事へシフトできない。
自分の意志を貫けず、楽なほうに流されてしまう。

ところで、私は「変化」が億劫だ。
変わらずにやっていけるなら、変わりたくない。
変化は自己否定をともなうのでつらい。
が、人間の、そして生命の本質は保守だと思うので、変化を嫌う自分にコンプレックスは感じない。
だれしもそんなものだろう。
ところが、現実問題として変わらないとやっていけない。
あるいは、よりよい今後を楽しむには思い切って変わるしかない。
長い人生ではそんな局面に幾度か差しかかる。

私は40歳にセカンドキャリアに挑戦した。
プランナーから著者・講師・コンサルタントへの転職を目論んだのだ。
真っ先にやったのは、企画の仕事を断つことだった。
収入源を捨てたので、軌道に乗るまでの数年は大変だった。
どん底期は口に入れるものに困った。
私はいつのまにかチェンジコンサルティング一筋になっていた。
なかでも営業部門のテコ入れを足掛かりに組織全体の風土刷新を目指した。
「営業発の全社改革」。
その成果は業績の上昇に現れ、わくわくした。
決算書が劇的に変わったと、社長から喜ばれもした。

あれから20年、私は来年に還暦を迎える。
これを機にサードキャリアに挑戦する。
今年1年はその橋渡し期間と位置づけている。
恐らく職業人生のラストステージになるはず。
すでに最大の収入源である企業研修を絶った。
もう後戻りできない。
高齢期は悲惨か至福か…。

私は仕事に限らず、やっていけると何一つ変えられない。
意志が強かったなら、もっと違った領域や次元で人生を謳歌できたのでなかろうか。
さみしさが身にしみる。

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2010年5月公開講座

器用な人は大成しにくい

器用な人は大成しにくいのでないか。
長い人生を通して眺めるなら大損になったりする。

私は、40歳以前は企画一筋、40歳以降は提案営業一筋だ。
しかも両者の根っこは共通であり、それは「創造性」にほかならない。
この創造性をスタッフの仕事に生かせば「企画」となり、営業の仕事に生かせば「提案営業」となる。
私のライフワークは「創造性の開発」という言葉で括ることができる。

こう述べると、脇目も振らずに突き進んだようで、かっこいい。
では、一途な職業人生だから私は不器用かといえば、器用である、いやになるくらい。
私が不器用だったなら、もうちょっと成功していたのでは…。
これには資質も関連するが、やはりフリーランスのプランナーの職歴が影響している。
とくに駆け出し時代の、何にでも食らいつき、それなりにこなした習性が染み付いている。
そうでなければ、家族が食べていけなかった。

私は器用な自分を恥ずかしく思う。
不器用な人をうらやましく感じる。

器用だと、どうしても横へ流れてしまう。
あれこれ欲が出るし、目移りもする。

不器用だと、悩んだり苦しんだりするうちに、おのずと縦に掘りさげられる。
そうした人は何かを究める可能性があり、大成へ近づく。

私には“深さ”が決定的に欠けている。
「器用貧乏」とは見事な形容だ。

このブログも雑食系である。

和田創、大噴火プロフィールはこちら。

                       ◇◆◇

一連のブログは以下のとおり。

⇒2010年4月26日「学びとは違和感、成長とは不快」はこちら。

⇒2010年4月27日「素人とプロの決定的な違いとは?」はこちら。

⇒2010年4月28日「存在の際立ちと硬直化…人生論」はこちら。

きょうのブログは、2007年11月14日「器用な人は損をする」に若干の改訂を施したものである。

⇒2007年11月14日「器用な人は損をする」はこちら。

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2010年5月公開講座

存在の際立ちと硬直化…人生論

「とらわれずに、こだわろう」。

以前、デザインプロデューサー・黒崎輝男氏の言葉にハッとした。

私には、私なりに「こだわり」がある。
会社や仕事、人生や生活、社会や家庭…。
とくに「オン」に関しては“提案営業バカ”を自認し、「営業変革一筋」を打ち出した。
かれこれ15年、これだけで食べてきた。

だが、人はこだわるあまり、知らず知らずのうちにとらわれていることがある。

こだわりとは、「特化による存在の際立ち」である。
とらわれとは、「呪縛による存在の硬直化」である。
両者は、別物だ。
存在を「個性」や「価値」と置き換えてもよい。

「こだわり」に己が縛られはじめ、そのうち身動きが取れなくなる。
自分自身をがんじがらめにした状態で、これが「とらわれ」である。

そもそもこだわりとは、それを捨てるともう“己”でなくなってしまうという、のっぴきならない「存在証明」。

案外、私たちはこだわりを捨てても生きていけたりしないか。
それどころか、こだわりを捨てると生きやすくなったりしないか。
身にまとっていた殻を脱ぎ捨てた解放感!

己の存在証明と呼ぶに値する「こだわり」が、どれほどあるだろう。
冷静に検証する必要がありそうだ。

企業に則して述べよう。
こだわりを持つことで危険なのは、社会や経済、市場や顧客を眺める目線が固定し、しかも距離が短くなること。
ゆえに、視野が極端に狭くなる。
さらに、環境変化への適応が恐ろしく難しくなる。
したがって、新たに出現する機会をことごとく見逃す。
そして、そうした状態は「とらわれ」に違いない。

こだわりが、企業の経営やマーケティングを、個人の生き方や働き方、触れ合い方を、窮屈で退屈なものにしていたのではないかと考えはじめている。

なお、本日のテーマについて、もう少し詳しく、あるいはもう少し掘り下げて語っている。

和田創講演TV人生編「こだわりととらわれ」はこちら。
ユーチューブの数分のセミナー動画だ。

                      ◇◆◇

一連のブログは以下のとおり。

⇒2010年4月26日「学びとは違和感、成長とは不快」はこちら。

⇒2010年4月27日「素人とプロの決定的な違いとは?」はこちら。

きょうのブログは、2009年6月12日「こだわりととらわれ」に若干の修正を施したものである。

⇒2009年6月12日「こだわりととらわれ」はこちら。

なお、最初の原稿は以下のとおり。

⇒2007年4月7日「黒崎輝男氏の凄い言葉に、イタタッ」はこちら。

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素人とプロの決定的な違いとは?

好き嫌いはバカでも言える。
好きなら好きと言い、嫌いなら嫌いと言うだけ。

「私は好きだなぁ」。
「私は嫌いだなぁ」。

すれ違ってお仕舞い。
対象に則し、両者が交じり合うことはなく、したがって高め合うこともない。

すなわち、好き嫌いは主観や感覚に任せて“言う”ものであり、“語る”ものでない。

例えば、仲間と音楽を語ったというとき、たいていは好き嫌いを述べたにすぎない。
映画でもアートでもスポーツでも…。

語るというからには、客観や論理に基づいた「評価」をともなうことが条件である。
したがって、対象のなかに評価する部分と評価しない部分が出てくる。
どちらかに決め込む必要はさらさらない。

例を挙げよう。
私は音楽に関してはまったくの素人だ。
したがって、的確な評価はムリ。
このブログで以前、「ポール・ポッツ」を取りあげたことがある。
だが、言っただけでない。
いくらか語ったつもりだ。
むろん、私に可能な範囲で精一杯。

⇒2009年11月7日「待望ポール・ポッツ2010年来日公演」はこちら。

好き嫌いはバカでも言える。
何事に対しても、しなやかな頭と心で接し、学んでいきたい。

                       ◇

かの大山康晴は、「将棋の駒に好き嫌いなどあってはならない」と断じた。
経営と人生において豊かさと幸せをつかむ極意だ。

⇒2009年9月14日「大山康晴の言葉と生き様」はこちら。

素人は好き嫌いを言い、プロは評価を語る。
両者の決定的な違いだろう。
これは資質と気質が絡むため、克服は容易でない。

                      ◇◆◇

一連のブログは以下のとおり。

⇒2010年4月26日「学びとは違和感、成長とは不快」はこちら。

きょうのブログは、2008年2月18日「好き嫌いはバカでも言える」に若干の改訂を施したものである。

⇒2008年2月18日「好き嫌いはバカでも言える」はこちら。

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土光敏夫、気迫漲る名言

土光敏夫(どこう・としお)に名言がある。
「仕事には節というものがある。仕事の節は一日ごとにつけていきたい。朝職場に入った時に、今日やるべき仕事がもうちゃんと決まっている。それを全部果たすことによって今日の仕事が終わる。仕事を中途半端に残して家路につくいやな気持ちは、誰しも心覚えがあるはずだ。」。
これに限らないが、土光敏夫が発する言葉は気迫が漲っている。

経営と人生の名言0027とくに、「仕事の節は一日ごとにつけていきたい。朝職場に入った時に、今日やるべき仕事がもうちゃんと決まっている。それを全部果たすことによって今日の仕事が終わる。」。
この件(くだり)は、私がもっとも苦手とするところだ。
耳が痛い。

経営と人生の名言0129私は、つねに自分で仕事を決め、仕事を始める。
しかし、節目を設けられず、なかなか仕事を終えられない。
いつしかうやむやに…。
要は、意志が弱い。

能力も技術も足りないくせに、品質へのこだわりを捨てられない。
目標が高くて届かないのだ。
何事も時間がかかりすぎると、気持ちがなえやすい。

経営と人生の名言0194例えば、ジョイントベンチャーの立ち上げ、自分商品の開発は遅々として進まない。
前者については、先方の企業やプロジェクトのメンバーに迷惑をかけている。
出版社からOKが出たのに、私のわがままで本にしなかった原稿も少なくない。
出来が気に食わなくて、もう少し手を入れたいと考えているうちに何年も経ってしまったのだ。
我ながら情けない。
相手や仲間のいる仕事では大変申し訳なく思う。

経営と人生の名言0002なお、仕事の節は1週間や1カ月などの単位でなく、基本は「1日」だろう。
1日の積み重ねが「1週間」であり、1週間の積み重ねが「1カ月」である。

このブログで幾度か取りあげたワタミの渡辺美樹の「夢に日付を!」という言葉は、私が知る範囲でもっとも恐ろしい。
夢に日付を入れた途端、毎日が戦い、いや修羅場になる。
地獄の苦しみ。
夢はぼんやりと思い描いているうちが楽しいし、花だ。

経営と人生の名言0201結局、大きな成功を収める人は、一日に節をつけており、それを守り抜いている。
彼らにとり当然の“習慣”なのだ。
代表格は、日本電産の永守重信。

私はそれなりに努力を払ってきたと思うが、冴えないまま職業人生の幕引きが迫っている最大の理由は、一日に節をつけられないからだ。
もう見込みは薄い。

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2010年2月公開講座

落ち目の人生、じり貧の経営

人はなぜか変化を驚くほど嫌う。
たいした成果を得ていないのに、それまでの生き方や働き方にしがみつこうとする。
社長も社員もなぜか変化を驚くほど嫌う。
たいした成果を得ていないのに、それまでのビジネスや業務にしがみつこうとする。
愚かしい。

しかも、状況はもっと深刻である。
社会や顧客は数年来様変わりし、日本は今後人口減少と内需縮小が進む。
右肩下がりどころか“先細り”が決定的になった。
私が述べるまでもなく、多くの個人や企業がそうしたイメージを抱く。
にもかかわらず、従来の延長線の生き方や働き方、事業や商品のちょっとした手直しや付け足しで何とか凌ごうとする。
人生も経営も似たことの繰り返しで、変わり栄えがしない。
が、それでは時代の大波に飲み込まれ、個人は所得減少やリストラを免れず、企業は収益下落や規模縮小を避けられない。

変化の激しい今日において自分や自社が変わるとは、むろん「変わること」でない。
きのうの自分や自社を「捨てること」である。
そうでなくては、変化の振幅と速度にまったく追いつけない、どんどん置いていかれる。
この程度の気づきも持てない個人や企業が珍しくない。
衰退、凋落から抜け出せない道理だ。

勝ち組と負け組という“2極化”は、さらに鮮明に…。
動かしがたい現実!
そして、前者は一握りであり、大多数は後者になる。
しかし、その原因や責任を周囲や外部に求めていては、自分も自社もどん底まで転げ落ちる。
生活が壊れ、会社が潰れる。

私が講演で説くのは至ってシンプル、「変わるが勝ち」。
変化を果敢につくるものが変化をよく制する。

自分は落ち目。
自社はじり貧。
社会や顧客が「NO」を突き付けている証拠だ。
「このままではダメだよ」と明確なシグナルを送ってくれている。
ありがたい。
世の評価は案外正しく、きわめてシビアである。

変化に挑み、変化を楽しむ。
きょうが頂点だとしたら、夢も希望もあったものでない。

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倉本聡「貧幸」…悟りの境地

倉本聡(くらもと・そう)がきのうのテレビ番組で語っていた。
場所は、北海道・富良野の自宅とその周辺だろう。
印象に残ったのは、氏がつくった「貧幸(ひんこう)」という言葉。

日本は大不況の真っ只中。
だが、それでも数十年前と比べて経済的に豊かである。
では、昔は不幸だったかといえば、そんなことはない。
「貧しさのなかに幸せがあった」。
私もそう思う。

当然ながら、富めることがかならずしも幸せでない。
右肩下がりの時代へ転じ、所得の向上を望みにくくなった。
私たちは価値観そのものを見直さなければならないのかもしれない。

氏によれば、「幸せとは、どのような状況にあろうと、いまが満ち足りていると感じられること」。
容易に到達できない悟りの境地である。

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2010年1月公開講座

本気で悔しがる生き方、働き方

小学生がタイムを競う「30人31脚」の番組をやっていた。
年末のこと。
私は一部分を視聴。
全国大会への進出をかけてレースに臨み、敗れて涙を流す子どもたちの姿が映し出された。
私は、美しいと思った。

我が身を振り返り、悔し涙を流したことがない。
自分ではかなり頑張ってきたつもりだった。
しかし、限界と戦っていなかったのか。
意識はしていなくても、一歩手前でブレーキをかけている?

私が悔し涙を流したことがないもう一つの理由は、原則として個人の世界で生き、働いてきたからだろう。
チームや組織で困難な目標に立ち向かった経験がない。
一人は他責にできない。
厳しいのは確かだが、自分で結果を受け止めればよい気楽さがある。
ところが、皆で力を合わせて取り組むタスクは、そうはいかない。
自分のちょっとした弛みやしくじりのせいで、成果を上げられないどころか台無しにしてしまう。
皆が真剣であるほど申し訳なく、もっと厳しい。
ここから、一人は皆のために、皆は一人のためにという言葉が生まれたのか。

30人31脚のチーム編成のルールはどうなっているのか分からない。
だが、メンバーが進んで集まったクラブ活動と異なり、各人の意識も能力もバラバラ。
チームとしてまとまるのは非常に難しそうだ。
しかも、基礎的な練習の積み重ねが大事になる。
それは恐らく単調で地味で、その分だけきつい。
レースに対する温度差を乗り越えなくては全国大会に進出できない。

本気で悔しがる。
ありそうでない。
例えば、売り上げが目標に届かなくても、だれも本気で悔しがらない会社や職場が少なくない。いや、多い。
全員に連帯感が薄く、各人に使命感が乏しい。
白けた空気が流れる。

本気で悔しがれるのは、本気で取り組んだ証である。
本気で悔しがる生き方、働き方ができるのが、ごく一握りの成功者なのだ。

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職業人生の節目を迎える…年頭の誓い

厳しい一年が終わり、新しい一年が始まった。
が、今年はもっと厳しい?
前半、とくに1〜3月。
年度末へ向け、二番底が案じられる。

景気は波を打つにせよ、日本はトレンドとしては衰退が進む。
私たちが職場を保つこと、収入を得ることはますます難しくなる。

豊かになりたい。
幸せになりたい。

そう願う人は多い。
が、願ったからといって、叶うはずもない。

問題は、どれくらい本気で取り組んでいるか。
自分の「価値」を粘り強く高めていくほかにないのだ。
その努力の積み重ねが、よりよい職場、よりよい収入をもたらす。
だれでもやれそうな仕事に甘んじているかぎり、自分と家族の生活は守れない。

1日は24時間。
このうち、自分の価値を高めるために使った時間を、眠る前に手帳に書き記す。
きわめて重大!
この数字を伸ばさなくては、ジリ貧から抜け出せない。

何となく毎日をやり過ごしてきた人は、とりあえず「勉強」を始めるのがよかろう。
本を読む、通信教育を受ける、資格を取る…。
学ぶことを徐々に「習慣」に変えるのだ。
その時間を数える。

長らく勉強に打ち込んできた人は、いよいよ「成果」で示すのがよかろう。
実社会はそれでしか評価してくれない。
本を読まない、通信教育を受けない、資格を取らない…。
学んだことを果敢に「行動」に変えるのだ。
その時間を数える。

継続は力なり。

自分の価値を高めていく。
いつも心がけてきたことだが、職業人生の節目を迎えるに当たり、年頭の誓いとしたい。

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柳生家家訓…人生の達人の心得

徳川将軍家の剣の指南役、「柳生家」に有名な家訓がある。
江戸時代の初期に、家康、秀忠、家光の3代に仕えた柳生宗矩の言葉らしい。
徳川家が3百年の太平の礎を築くうえで、少なからず貢献した。

成功教本0230小才は、縁に出合って縁に気づかず。
中才は、縁に気づいて縁を活かさず。
大才は、袖すり合うた縁をも活かす。

剣術から武道へ―。
先の言葉には、敵をも味方に変えてしまう「活人剣」という深遠かつ高邁な思想が込められているそうだ。
剣を通じて自分を磨き、相手を高める…。
成功教本0231私には、敵を“縁”と見なすこと自体が驚きであり、それだけで「人生の達人」と呼ぶに値する。
だが、そうした時代背景は置いておき、一般的な縁という意味合いで解釈しても名言といえよう。
柳生家の家訓に触れ、私なりに考えを巡らせたので述べてみたい。

さて、それなりに学んでいるつもりなのに幸せにも豊かにもなれない社会人は、「出会い」を生かせていないのでないか。
成功教本0232会社、地域、社会…。
どれも人の集まりだ。
ここで成功を収めるには、人との“関係性”を掘り下げることが絶対条件である。

小才は、縁に出合って縁に気づかず。
学び方を間違えており、人を見る目が狂っているか備わっていないタイプだ。
概して自己評価が甘く、相手のよさに思い至らない。
目の前の縁が見えないので、ぶつけようのない不満や怒りの感情に苦しめられる。
ひとまず本を閉じ、きちんと人と相対する訓練を積んでいくしかない。
成功教本0233そして、相手の悪いところが先に飛び込んでくる状態が解消されたとき、中才に近づいたことになる。
当然だが、他人の弱点や欠点に捉われることほど、人間として孤独なことはない。
出会いを通じた成功と、永久に無縁である。

中才は、縁に気づいて縁を活かさず。
学び方を外しており、一番肝心な度量と度胸が備わっていないタイプだ。
つまらないプライドが邪魔し、相手の懐に飛び込めない。
目の前を縁が通り過ぎるので、言いようのない淋しさや虚しさの感情に苦しめられる。
成功教本0234進んで名刺を差し出し、じっくりと人と話し込む習慣をつけていくべきである。
そして、「私」をさらし、相手とくつろいだ時間を共有できたとき、大才に近づいたことになる。
当然だが、自分の弱点や欠点を覆い隠すことほど、人間として窮屈なことはない。
出会いを通じた成功と、相当な距離がある。

大才は、袖すり合うた縁をも活かす。
このタイプは凄すぎて、私には言及できない。
溜め息をつくばかりだ。
成功教本0235ただし、NPO法人営業実践大学の公開講座にゲストとしてお招きしたトップセールスパーソンのなかに、この言葉がぴったり当てはまる方がわずかにいらした。
また、営業コンサルタントとしてお会いした経営者、とりわけ創業社長のなかに、やはりわずかにいらした。
私はそのときの感動を覚えている。

ところで、わが身を振り返るなら、職業人生でほとんど縁を生かせなかった。
ごくまれな縁も、私がつかんだのでなく、相手から差し延べられたものだ。
言い訳がましいが、その理由の一つは「多忙」である。
成功教本0236文字どおり「心が亡ぶ」状態に陥っていた。
忙しさにより失いつづけてきたものの大きさに、私はようやく気づいた。
これまでの懸命な頑張りが、あまり報われないはずである。

私は思う。
人間にとり、第一の才能とは、人と人との間の縁を生かす、己の心のありようであろう。
成功教本0237それが人生で手にする幸せや豊かさをもっとも左右する。
「才能は心」なのだ。
気づくのが遅すぎた。
が、2011年の還暦を節目に、違った生き方、働き方を楽しんでみたい。

                       ◇

この柳生家の家訓だが、「中才」と「大才」の間に、もう一段階を設けてほしかった。
両者の距離が開きすぎており、リアリティに欠ける。
むろん、これは「中才」の私の嫉妬や愚痴にすぎない。

成功教本0238それと、「剣を通じて自分を磨き、相手を高める」と述べたが、剣を「営業」と置き換えられそうだ。
「営業を通じて自分を磨き、相手を高める」。
営業の仕事とは、そういうこと。
私たちは、“誇り”の世界で働いている。

きょうのブログは、2007年7月16日「才能とは、縁を生かす心のありよう」にいくらか手を加えたものである。

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有名人46人の名言に学ぶ成功のヒント

私は「講演TV・賢人編」として、あすの日本を背負う次世代へ伝えたい“著名人”の言葉と生き様について語った映像を公開している。
内容は、各界の成功者の名言・警句・教訓、略歴・足跡・功績、魅力・素顔・横顔、人物像などのプロフィール。
46名、53本に及ぶ。
それぞれ3分前後のユーチューブの動画。
先行きが見えにくい時代、賢人から生きるヒント、働くヒントをつかんでほしい。

和田創講演TV賢人編「大山康晴」はこちら。
和田創講演TV賢人編「ジャイアント馬場」はこちら。
和田創講演TV賢人編「秋元康」はこちら。
和田創講演TV賢人編「寺田千代乃」はこちら。
和田創講演TV賢人編「岡本太郎」はこちら。

和田創講演TV賢人編「清水宏保」はこちら。
和田創講演TV賢人編「コロッケ」はこちら。
和田創講演TV賢人編「西堀栄三郎」はこちら。
和田創講演TV賢人編「兼高かおる」はこちら。
和田創講演TV賢人編「高橋竹山」はこちら。

和田創講演TV賢人編「永守重信」はこちら。
和田創講演TV賢人編「三波春夫」はこちら。
和田創講演TV賢人編「秋元康2」はこちら。
和田創講演TV賢人編「渥美清」はこちら。
和田創講演TV賢人編「イチロー」はこちら。

和田創講演TV賢人編「中島誠之助」はこちら。
和田創講演TV賢人編「輪島功一」はこちら。
和田創講演TV賢人編「永守重信2」はこちら。
和田創講演TV賢人編「矢野顕子」はこちら。
和田創講演TV賢人編「いかりや長介」はこちら。

和田創講演TV賢人編「フジ子・ヘミング」はこちら。
和田創講演TV賢人編「田中耕一」はこちら。
和田創講演TV賢人編「山野愛子」はこちら。
和田創講演TV賢人編「鈴木大地」はこちら。
和田創講演TV賢人編「橋田信介」はこちら。

和田創講演TV賢人編「寺田千代乃2」はこちら。
和田創講演TV賢人編「美輪明宏」はこちら。
和田創講演TV賢人編「山下清」はこちら。
和田創講演TV賢人編「綾小路きみまろ」はこちら。
和田創講演TV賢人編「荻原健司」はこちら。

和田創講演TV賢人編「橋田壽賀子」はこちら。
和田創講演TV賢人編「川相昌弘」はこちら。
和田創講演TV賢人編「秋元康3」はこちら。
和田創講演TV賢人編「片岡鶴太郎」はこちら。
和田創講演TV賢人編「三浦雄一郎」はこちら。

和田創講演TV賢人編「寺田千代乃3」はこちら。
和田創講演TV賢人編「陳建一」はこちら。
和田創講演TV賢人編「小出義雄」はこちら。
和田創講演TV賢人編「ライカ」はこちら。
和田創講演TV賢人編「土光敏夫」はこちら。

和田創講演TV賢人編「山本博」はこちら。
和田創講演TV賢人編「有馬秀子」はこちら。
和田創講演TV賢人編「永守重信3」はこちら。
和田創講演TV賢人編「松任谷由実」はこちら。
和田創講演TV賢人編「小津安二郎」はこちら。

和田創講演TV賢人編「奥田碩」はこちら。
和田創講演TV賢人編「清水宏保2」はこちら。
和田創講演TV賢人編「竹内均」はこちら。
和田創講演TV賢人編「野坂昭如」はこちら。
和田創講演TV賢人編「田村亮子」はこちら。

和田創講演TV賢人編「瀬戸雄三」はこちら。
和田創講演TV賢人編「長谷川町子」はこちら。
和田創講演TV賢人編「海老一染太郎」はこちら。

「講演TV・賢人編」。
振り返れば、原稿の執筆も講演の撮影も苦戦の連続だった。
著名人の半生や一生を原稿用紙1枚にまとめること自体が無謀である。
さらに、それを講演に仕立てるのは至難である。
自分の能力を大きく超えた試みだった。
結果として、執筆は50代前半での挑戦、撮影は50代後半での挑戦になった。

取り上げた著名人は、私が苦手な方が大半である。
仮に周囲にいるとして、私が避けて通ったに違いない人を選んだ。
つまり、私が学ぶべき人である。
その成功のキモを探った。

「講演TV・賢人編」の収録では、著名人の偉大な半生や人生に飲み込まれないよう、気合いを入れた。
私が彼らに則して述べている事柄は、真っ先に不甲斐ない自分自身に跳ね返ってくる。
その意味で、己への問いかけであり、己への叱咤激励である。

「講演TV・賢人編」は、拙さばかりが目立つ。
しかし、とにもかくにもゴールにたどり着いた。
やり遂げたという満足感はないが、安堵感はある。

以下は、皆さまに和田創「講演TV・賢人編」シリーズへの認識を深めていただくための講演映像である。
合わせてご視聴をお願いしたい。

「講演TV(賢人編)明日へのヒント」はこちら。
「講演TV(賢人編)明日へのヒント2」はこちら。
「講演TV(賢人編)明日へのヒント3」はこちら。

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2009年12月公開講座

二世経営者、後継者、偉大な父の重圧

テレビ東京の「レディス4」で、「陳建一のチンゲン菜レシピ」を紹介していた。
私はチンゲン菜が大好きだが、レシピに興味はない。
再建屋雑記帳0888陳建一直伝の絶品・簡単料理が明かされた。
ゴクリ(唾を飲む音)。

…それにしても、懐かしい笑顔だ。
陳建一といえば、私が思い出すのはフジテレビの「料理の鉄人」である。
日本を代表する和洋中の3名のシェフに対し、腕に覚えのあるゲストシェフが毎週、真剣勝負を挑む。
調理(厨房)をエンターテイメントに演出した番組!
とてもエキサイティングで面白かった。
その中華の鉄人が、陳建一(ちん・けんいち)。
穏やかな表情からははかり知れない内面の葛藤があったようだ。

私は昨秋来、経営層を対象とした「個別経営相談会」を幾度も開いてきた。
そこに真っ暗な目で尋ねてくるわりと若い方が、二世経営者や後継者だったりする。
再建屋雑記帳0889カリスマ性の強い創業社長、オーナー社長に負い目を感じている。
その重圧から、自分にどうしても自信を持てない。
私は彼らが気の毒でならない。

周囲は不安そうな様子を隠さない。
とりわけ番頭格やベテラン社員が、ちょっとした意思決定など何かにつけて先代と比べる。
陳建一また、長らく懇意にしてきた取引先も…。
まして、いまや中小・中堅企業はぎりぎりの経営を強いられる。
会社が存続していけるかどうかは社長次第ということを、本人を含めて皆がよく分かっている。

陳建一は、勉強のつもりで引き受けた「料理の鉄人」で、当初1年間は負けが込んだ。
何せ、父は「中華の神様」と称えられた陳建民(ちん・けんみん)である。
再建屋雑記帳0890苦悩する毎日…。
が、その偉大さに押し潰されかけたとき、気づいた。
「父と僕は違う」。
わずかな意識の変化で陳建一はよみがえり、今日の地位と名声を築いていく…。

なお、私は陳建一について語ったことがある。
3分14秒の講話映像、ユーチューブの動画。
二世経営者や後継者に限らず、父の重圧と戦うすべての方々にご覧いただきたい。
親は親、子は子。
この世に一人しかいない自分を大切に、ね。



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講演TV(賢人編)
陳建一

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無料個別相談会20091111





結婚力

ポール・ポッツの成功の陰に、妻の存在があった。
彼が「ブリテンズ・ゴット・タレント」で栄冠を勝ち取るまでの半生が、ユーチューブの動画で紹介されている。
日本のテレビ局が番組用にドラマ仕立てにしたもの。

私は、妻の力なくして彼の成功はなかったと確信した。
歌を諦めないよう彼を励ましつづけただけでなく、ぎりぎりの生活を支えた。
この女性と結婚したことが、ポール・ポッツの人生に「奇跡の大逆転」をもたらした。
そういう意味では、彼女とネット上で巡り合い、そこに運命的なものを嗅ぎ分けたポール・ポッツも凄い。

さらに、結婚は始まりにすぎず、大切なのはその後の互いの思いやりと努力だと改めて気づかされる。
「自分は相手に何をしてあげられるか?」。
二人は、結婚の継続にとりもっとも根源的な問いかけを決して忘れなかった。
不遇のどん底でも“絆”が切れない道理である。

よい結婚は、たとえささやかであっても、夫婦にかならず幸せをもたらす。
それは、いわば「結婚力」。
相手に“与える”との決意。
人生をともにする結婚に特有の力だろう。

いまや女性も覚悟と能力があれば、男性と対等に働ける時代になりつつある。
日本でも、社会で活躍する妻を主夫が支えるケースが出てきているようだ。

ところで、“婚活”が注目を集めている。
男女の出会いの場もいろいろ設けられている。
しかし、結婚にたどり着く確率は高くないらしい。
相手から“得る”との思惑が強すぎる?

結婚に限らず、人生、得ようとして得られることはない。
だれもが得たいと望んでいるのだから…。
得ようとして得られるなら、私たちはとっくに幸せや豊かさを手に入れている。

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明日へのヒント3(講演TV賢人編)

私は、数年前に書き起こした「明日へのヒント」に基づく講演映像を「講演TV・賢人編」として公開している。
著名人の言葉と生き様を紹介したもの。
先日、46名、53本の収録を終えた。

振り返れば、「明日へのヒント」の執筆も「講演TV・賢人編」の撮影も苦戦の連続だった。
私は、いまにして思う。
著名人の半生や一生を原稿用紙1枚にまとめること自体が無謀である。
さらに、それを講演に仕立てるのは至難である。
自分の能力を大きく超えた試みだった。
結果として、執筆は50代前半での挑戦、撮影は50代後半での挑戦になった。

取り上げた著名人は、私が苦手な方が大半である。
仮に周囲にいるとして、私が避けて通ったに違いない人を選んだ。
つまり、私が学ぶべき人である。
著名人の最大の共通点は、己に対して恐ろしく厳しいことでないか。
そんな結論を得た。

実は、すでに原稿はできていたので、それをビデオカメラの前で読むだけだと、わりに簡単に考えていた。
何せ十数年、講演やセミナー、研修で講師を務めてきた。
ところが、どっこい。
大勢の参加者を前にして臨機応変に語るのと、無人の会場で正確に話すのとは、まったく感覚が違う。
1回で済むのはまれで、最多で十数回も撮り直しを行った。
にもかかわらず、この程度の出来映えである。

それにしても、役者や芸人、声優やナレーターといったプロがいかに凄いかを、いやというほど思い知らされた。
私は「講演TV・賢人編」を“朗読”に近づけたかったが、それは叶えられないと諦めた。
落語家の橘家圓蔵、あの圓鏡が自分の映像を見ると下手で嫌になると、高座でこぼしていた。
あながち謙遜でなかろう。
名人にして、そうなのかぁ。
この言葉にいくらか救われた。

「講演TV・賢人編」は、拙さばかりが目立つ。
しかし、とにもかくにもゴールにたどり着いた。
やり遂げたという満足感はないが、安堵感はある。
一区切りをつけられた?
本来なら7月17日、57歳最後の日に終わるはずだった。
途中3回分の収録が間に合わず、きょうにずれ込んだ。
私はやはりズルズルである。

視聴してくださった方々に心より感謝したい。
ありがとうございました。

                       ◇

なお、本日のテーマについて、もう少し詳しく、あるいはもう少し掘り下げて語っている。



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講演TV(賢人編)
明日へのヒント3
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これは、和田創「講演TV・賢人編」シリーズへの認識を深めていただくために述べたものである。

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海老一染太郎(講演TV賢人編)

海老一染太郎にこんな言葉がある。
「おめでとうございます」。
海老一染太郎は、海老一染乃助とのコンビによる“傘回し”などで名高い、太神楽曲芸師。

海老一染太郎は、古風な神事芸能を、今風なアレンジで披露し、人気を集めた。。
この言葉は、渾身の“おはやし”である。

氏の生き様のなかに、私たちにとり成功のヒントとなりそうな事柄を探ってみた。



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講演TV(賢人編)
海老一染太郎
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なお、これは2004年1月時点の情報をもとに私が記した「明日へのヒント」に基づいて収録を行った。

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長谷川町子(講演TV賢人編)

長谷川町子にこんな言葉がある。
「大切に手の内で温め、扱ってきたものが、持ち去られた気持ちです」。
長谷川町子は、世代を超えて愛読される国民漫画「サザエさん」の作者。

長谷川町子は、女性の視点と立場で戦後の世間を観察し、世相を描写した。
この言葉は、「昭和」の幕が下りた際に洩らした。

氏の生き様のなかに、私たちにとり成功のヒントとなりそうな事柄を探ってみた。



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講演TV(賢人編)
長谷川町子
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なお、これは2005年5月時点の情報をもとに私が記した「明日へのヒント」に基づいて収録を行った。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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