俗に「頭がいい」というとき、乱暴な分類ながら2タイプがあるように思う。「頭が切れる」と「頭が強い」。
頭が切れる。
おもに先天的な資質による。回転の速さであり、頭の瞬発力である。
「脳」の優劣と密接に関わる。キャパシティの大きさと、思考回路の円滑さである。
持って生まれた才能がものをいう。
陸上競技にたとえれば、ハイジャンプや短距離走か…。
頭が強い。
おもに後天的な努力による。稼動の長さであり、頭の持続力である。
「心」の強弱と密接に関わる。思考回路を働かせようとする意志の固さである。
身につけた人生哲学や職業観がものをいう。
スポーツにたとえれば、長距離走やトライアスロンか…。
一握りの傑出した人を別にすれば、資質は似たり寄ったりである。それで闘える人をうらやんだところで仕方ない。
…私のように才能に恵まれなかった人間にも“救い”がある。
「資質は有限、努力は無限」。
うまく経験を積んでいくなら、だれしも少しずつ“いい頭”に変えられる。
「うまく」とは何か。
第1のキーワードは、「挑む」だ。
できることはやらない。慣れと安心の世界から離れ、違和と不安の領域に入る。つねに“高み”をうかがう。
第2のキーワードは、「考える」だ。
考えてから行う(設計)。考えながら行う(最適)。行いながら考える(改善)。行ってから考える(検証)。
言い換えよう。「挑むには考えるしかない」。
ところで、私が指導している「ソリューションセールス」は、頭の切れでは不十分で、頭の強さが不可欠となる。
顧客のベネフィットにフォーカスし、それを最大化するためにどこまでしつこく考えられるかが決め手である。
私のように生きる意欲、働く姿勢では負けないという人に向いている。
「頭は筋肉」。
頭は鍛えるほど強くなるというのが、私の結論である。
鍛えるうえで大事なのは、体と同様、これくらいでいいと妥協しないこと。
「人は限界を超えない限り、ネクストステージへ進めない」。
すなわち、ブレークスルーが必須。
頭が切れないと嘆く必要はない。鍛えれば鍛えるほど、頭は強くなる…。
土光敏夫に、氏ならではの名言がある。
ただし、うろ覚えなので、正確なところは不明である。趣旨は次の通り。
「体は外から分かるので、体を鍛えている人はたくさんいる。だが、外から見えない頭を鍛えている人はめったにいない」。
非常に耳が痛い。私は体を鍛えていないので…。
なお、どなたか出典と原文をご存知でしたら、教えてくださいませんか。
Copyright ©2007 by Sou Wada
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頭が切れる。
おもに先天的な資質による。回転の速さであり、頭の瞬発力である。
「脳」の優劣と密接に関わる。キャパシティの大きさと、思考回路の円滑さである。
持って生まれた才能がものをいう。
陸上競技にたとえれば、ハイジャンプや短距離走か…。
頭が強い。
おもに後天的な努力による。稼動の長さであり、頭の持続力である。
「心」の強弱と密接に関わる。思考回路を働かせようとする意志の固さである。
身につけた人生哲学や職業観がものをいう。
スポーツにたとえれば、長距離走やトライアスロンか…。
一握りの傑出した人を別にすれば、資質は似たり寄ったりである。それで闘える人をうらやんだところで仕方ない。
…私のように才能に恵まれなかった人間にも“救い”がある。
「資質は有限、努力は無限」。
うまく経験を積んでいくなら、だれしも少しずつ“いい頭”に変えられる。
「うまく」とは何か。
第1のキーワードは、「挑む」だ。
できることはやらない。慣れと安心の世界から離れ、違和と不安の領域に入る。つねに“高み”をうかがう。
第2のキーワードは、「考える」だ。
考えてから行う(設計)。考えながら行う(最適)。行いながら考える(改善)。行ってから考える(検証)。
言い換えよう。「挑むには考えるしかない」。
ところで、私が指導している「ソリューションセールス」は、頭の切れでは不十分で、頭の強さが不可欠となる。
顧客のベネフィットにフォーカスし、それを最大化するためにどこまでしつこく考えられるかが決め手である。
私のように生きる意欲、働く姿勢では負けないという人に向いている。
「頭は筋肉」。
頭は鍛えるほど強くなるというのが、私の結論である。
鍛えるうえで大事なのは、体と同様、これくらいでいいと妥協しないこと。
「人は限界を超えない限り、ネクストステージへ進めない」。
すなわち、ブレークスルーが必須。
頭が切れないと嘆く必要はない。鍛えれば鍛えるほど、頭は強くなる…。
土光敏夫に、氏ならではの名言がある。
ただし、うろ覚えなので、正確なところは不明である。趣旨は次の通り。
「体は外から分かるので、体を鍛えている人はたくさんいる。だが、外から見えない頭を鍛えている人はめったにいない」。
非常に耳が痛い。私は体を鍛えていないので…。
なお、どなたか出典と原文をご存知でしたら、教えてくださいませんか。
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