コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

マイワーク

宮原知子と坂本花織に追いつくのは大変

平昌五輪の興奮を味わえなかった

仕事に忙殺されている間に、フィギュアスケートやスピードスケートの観戦を楽しみにしていた平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)が終わってしまいました。
日本勢が大活躍し、冬季五輪で過去最多となるメダル獲得を成し遂げました。
私はその興奮を味わえなかったことが心残りです。

福岡出張で大杉漣の訃報に接する

長期出張の福岡のホテルで、徳島県の小松島中学校を卒業し、城北高校に入学し、明治大学を中退するという学歴がまったく同じだった俳優の大杉漣が66歳で亡くなったことを知りました。
ご冥福をお祈りします。
偶然とはいえ、飼っていたペットの名前まで同じです。

私は66歳になり、訃報に接することが多くなりました。
とことんつきあった長野県の伊那中学校の友人はだいぶ前に亡くなりました。
さみしいかぎり。

⇒2010年9月19日「大杉漣プロフィール…小松島中学校・城北高校出身」はこちら。

2月下旬にブログ更新が途絶える

2月下旬に疲れがどっと出て、頑張って更新してきた和田創ブログも途絶えています。
とりわけフィギュアスケート女子シングルについて書きたいことがたくさんあります。

平昌五輪に出場した宮原知子と坂本花織が自己ベストを更新するなどし、代表切符を逃した樋口新葉や三原舞依、本田真凜などと力の差を大きく広げました。
自信をつけた2選手に追いつくのは簡単でありません。

2018年世界フィギュアスケート選手権が行われるはずですので楽しみたいと思います。

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土日を含めてセミナー、研修、打ち合わせ

私は先週と今週、再来週の土日を含め、公開セミナーや企業研修、打ち合わせ(ミーティング)などが続きます。
すでにへとへとなうえ、九州の都市ホテルでの合宿研修(昼夜研修)も控えています。

私は苦手な夏場のダメージがいくらか回復しましたが、体力が持つかどうか心配です。
そこで、このところ朝晩に軽い体操を行っています。
ごく短時間なのに、疲労がやや軽くなるから不思議です。

毎日の暮らしに簡単な運動を取り入れないと仕事を続けるのが不可能な年齢に達しているのかもしれません。
老いは容赦なく迫ってきます・・・。

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隅田川花火大会の特等席を逃す

「隅田川花火大会」が始まりました。

私は墨田川高校に在籍したことがあり、また花火も大好きなので、一度は出かけてみたいと思っていました。
ところが、混雑とか行列とかが大の苦手で、億劫な気持ちに負けてしまいます。

私は今年、打ち上げ場所の真ん前に立派な自社ビルを持つクライアントから屋上の特等席に招かれました。
おそらく見物には最高です。

とても楽しみにしていましたが、受託業務が押していて、時間の都合をつけられませんでした。
情けない・・・。

私は一生に一回のチャンスを逃したことになるのかもしれません。
テレビ東京の中継を横目で見ながらデスクワークに打ち込んでいます。

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凡人が本を出す唯一の方法とは?

富士山に向かい、何カ月か歩きつづければ麓(ふもと)にたどり着けるというくらいは容易に分かる。
しかし、現実には、富士山は一向に近づく気配がない。
それどころか、富士山が逃げていく錯覚にとらわれる。
根性なし、意気地なしの私には、とても厳しい道程(みちのり)である。
自分の本を出すとは、そういうことのように思える。

くじけそうになるが、日々の歩みが大事だ。
普段発するちょっとしたメッセージのこと。
ブログでも何でもいい。
人に見せないメモでもいい。

私が自らに問うているのは、その価値である。
いつも強く意識してきた。

それが積み重なって原稿の叩き台となり、長い歳月のなかで熟成されて本として世に出る。

私は、価値のあるメッセージなら、かならず本にできると考えている。
だから、どのような雑文を書くかに心を砕いてきた。

凡人が本を出す唯一の方法でなかろうか・・・。

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自分のために頑張れない…根が怠け者

私がもっともダメなのは、自分のために頑張れないということだ。
それができれば、もうちょっと成功を収められたかもしれない。
分野を問わず、顕著な業績や功績を残している人は、自分のためにも本気で頑張れたのでなかろうか・・・。

しかし、言い訳がましくなるが、自分以外のだれかのために頑張れるというのは、人生でもっとも尊いこと、もっとも素晴らしいことのようにも思う。
それは、家族のためだったり、友人のためだったり、ファンのためだったり。
近隣のためだったり、地域のためだったり、社会のためだったり、母国のためだったり、世界のためだったり。
会社のためだったり、社員のためだったり、顧客のためだったり、取引先のためだったり、株主のためだったり。

根が怠け者の私は家族がいなければ、とうてい頑張れなかったのは確かだ。
自分が最低限食べられるくらいしか働かなかったはずだ。
無気力にごろごろしているのが性に合っており、若い頃は実際にそうだった。
私は堕落と転落を免れ、何とか生きてこられた。

◆書き加え1(8月25日)

私は、家族のために頑張ったというより、家族のために頑張らざるをえなかった。
あくまで結果である。
だから、家族のありがたみが分かる。

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人徳講師…九州生産性大学の感動的な出来事

先週、感動的な出来事がありました。
ほとんど事件です。

私の62歳の誕生日に、九州全域から大勢の方がお祝いに駆けつけてくれたのです。
島根と埼玉からも・・・。
女性はねぎらいの言葉とともに、フランスのお菓子をプレゼントしてくださいました。
私は老いにつれ、涙腺がゆるんでいます。
自分で言うのもなんですが、「人徳」の素晴らしさを再認識しました。

私はややあって冷静になりました。
ひょっとしてセミナーの参加者かもしれないと…。
確かに、当日は九州生産性大学・経営講座「提案営業実践コース」が行われます。

やはり勘違いでした。
「人徳講師」と呼ばれるのは、いつの日でしょう。

                      ◇◆◇

九州生産性大学「提案営業実践コース」に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年4月23日「九州生産性大学人気講座…提案営業実践コース」はこちら。

⇒2012年12月11日「和田創・提案営業研修…提案書審査結果」はこちら。

⇒2012年12月10日「提案書最優秀賞…提案営業実践コース」はこちら。

⇒2011年11月30日「提案営業の手本…営業提案書の見事な出来栄え」はこちら。

⇒2011年11月28日「技術と営業の両方ができれば鬼に金棒…提案営業研修」はこちら。

⇒2011年3月23日「受講生の胴上げが始まった…提案営業コース」はこちら。

⇒2010年11月30日「提案書優秀作…九州生産性大学提案営業コース」はこちら。

⇒2010年11月16日「どうしてもお礼を伝えたい…地獄の提案営業研修」はこちら。

⇒2010年11月15日「松下奈男&向井理子…提案営業太鼓判&認定証」はこちら。

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営業本は売り上げを伸ばせない

「リーマン・ショック」が引き金になったのか、企業はここ数年、営業を強化しようとの情熱を急激に失った。
経営層や管理職はもとより、担当者が営業本や営業セミナーに関心を寄せない。
その結果、営業本は販売が不振を極め、営業セミナーは集客が不振を極める。
当然、出版社は刊行を減らし、セミナー会社は開催を減らす。
どちらも極端に絞られた。

それは単に教育予算の縮小では説明がつかない。
最大の原因は、営業本や営業セミナーで売り上げを伸ばせなかったという失望だろう。
皆が内容の有効性に不信感を持っている。
営業分野の講師やコンサルタントの責任は重い。
私も講演で接した社長に、「何をやってもダメでしょう」と吐き捨てられたことがあった。
営業関係者の思いを代表する声だ。

しかし、私を含めた同業者は、こうした厳しい現実に落胆しているわけにいかない。
むしろ、最大のチャンスを迎えていると前向きにとらえたい。
そうした皆の諦めにも似た認識を覆せばよいのだ。

企業の関心は、営業本でも営業セミナーでも業績の向上に尽きる。
あくまでも「営業再建屋」としての結論を述べれば、社長が読まない営業本、社長が受けない営業セミナーには、売り上げの改善効果をほとんど望めない。
数字の立て直し専門の私はここにとことんこだわりたい。

日本は人口激減と大増税の入口に差しかかっている。
この先、売り上げづくりが一段と難しくなっていくことは間違いない。
苦闘する日本の営業への本気の貢献が求められている。

私はそれを肝に銘じ、1997年(刊行は2001年)以来、実に15年ぶりとなる営業本の原稿に情熱を注いでいる。
通常の仕事を終えた深夜から早朝にかけ、疲れた老体にムチを打ち、こつこつと書き進めている。
ただし、ゴールはまだ一向に見えてこない・・・。

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カフェテリアプラン人気講座…実践営業学

私は、4月下旬から六本木のスタジオでスタートしたSBI大学院大学(MBA)の新授業「経営幹部の実践営業学」の収録(撮影)を月曜日に終えました。
全7時限。
カリキュラム(コンテンツ)の開発は早めに着手したにもかかわらず、各回の収録直前に間に合わせるのがやっと・・・。
結局、4月上旬から約2カ月を要しました。
この間、私は通常の仕事をこなしており、それに負担が上乗せされました。
覚悟はしていたものの、恐ろしく大変でした。
自分なりに頑張りましたので、出来は悪くないと思います。
とにかく胸をなでおろしています・・・。

私にとり大きな楽しみである「ブログ」はほったらかし。
年明けからあまり時間を割けない状態が続いていましたが、完全にストップしてしまいました。

通常の仕事もかなり遅れており、それを取り戻すのに8月上旬(お盆前)まではかかりそう・・・。

なお、新講座「経営幹部の実践営業学」は、日本を代表する大手企業の「カフェテリアプラン」でも採用されるとか・・・。
大勢の方に申し込んでいただける人気講座になってほしいと願っています。
6月半ば頃から第1時限の授業については、テキスト付きの無料視聴(受講)が可能になるようです。

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MBAインターネット授業スタジオ収録

私はこのところSBI大学院大学(MBA)で今年度から受け持つインターネット授業「経営幹部の実践営業学」のスタジオ収録(撮影)に取り組んでいます。
ついては、睡眠を削り、疲れと闘い、自分の限界までコンテンツを練り上げ、自分の限界まで練習(リハーサル)を繰り返したうえで、本番にのぞんでいます。

ところが、なかなか思ったような出来になりません。
それが自分の能力であり水準なので、仕方がないといえば仕方がないのですが、悔しくてなりません。

持てる力をすべて注いでいるというのに・・・。
自分に失望し、収録の現場でため息ばかりついています。

その夜はたいていベッドに入ると、スタジオ収録でうまくいかなかった一節(フレーズ)などが頭のなかでよみがえってきます。
それが何カ所もありますので、ぐるぐる回っている感じです。
情けないやら、悔しいやらで、なかなか寝つけません。
時間の無駄ですので、起きて仕事を始めることもしばしばです。
このところ仮眠くらいしか取れず、ヘロヘロの状態・・・。

なお、このカリキュラム「経営幹部の実践営業学」は、カフェテリア方式の企業研修(eラーニング)に組み込まれます。
全7時限の授業のうち、第1時限の授業とその受講者用テキストはだれでも無料で利用できます。
6月半ばから開放されます(予定)。

従来型の集合研修がなくなることは考えにくいですが、トレンドはeラーニングであることは間違いありません。
社会人・職業人の教育指導もどんどん変化しています。

また、私は今年度、SBI大学院大学で新たに「提案営業(仮題)」のインターネット授業を収録するかもしれません。
さらに、セミナー会社で「値引き封じ(仮題)」の講座(eラーニング)を収録するかもしれません。

私がここ2〜3年で営業分野のコンテンツ(カリキュラム)をおおよそ網羅したせいか、いろいろなところからお声をかけていただくようになりました。
とくに今年度は増えています。
それだけeラーニングへのシフトが顕著だということでしょう。

私はいずれのコンテンツも練り上げていますので完成度は高いですが、収録後の部分的な手直しが困難なeラーニングにするとなれば、もう2〜3回はブラッシュアップをかけなくてなりません。
これが地獄です。

なるべくご期待に添いたいと考えていますが、どうなるでしょう・・・。

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SBI大学院大学授業収録…実践営業学

私がSBI大学院大学(MBA)で今年度から受け持つインターネット授業「経営幹部の実践営業学」のスタジオ収録が先週から始まりました。
私は講演やセミナー、クライアントでの教育や指導で、連日のように人前でしゃべっています。
それも大半は丸一日であり、しかも立ちっ放しです。
企業では合宿研修も多く、そうなると深夜まで・・・。

SBI大学院大学の「経営幹部の実践営業学」は全7時限、平均1時間の授業が7本で構成されます。
合計で1日分にすぎません。
ところが、その撮影は地獄です。

私は昨年、初のCD商品を出そうと、スタジオ録音を行いました。
軽く考えていましたが、正味30分程のコンテンツ(内容)に丸一日を要し、ヘロヘロになりました。
SBI大学院大学の「経営幹部の実践営業学」のスタジオ収録でも、1日1時限が精一杯になります。

私はSBI大学院大学の発足時から、提案営業を主眼とした「実践営業論」を受け持ってきました。
全15時限に及ぶ、詳細な内容です。
幸い、履修者から高い評価をいただくことができました。
しかし、私の個人的な事情に加え、働きながら学ぶ学生に課題が過酷すぎると考え、昨年度で「実践営業論」を打ち切ることにしました。

継続の意向が強かった事務局に無理をお願いしましたので、「経営幹部の実践営業学」では「実践営業論」の完成度を上回りたいと思います。
15時限から7時限に、授業時間は90分程から60分程に縮まりますので、コンテンツは3分の1に減ります。
中身はぐっと簡素になり、課題は負担が大幅に軽減されます。
念を押せば、授業のテーマ自体が変更になっています。

「経営幹部の実践営業学」はすでに大勢から受講の申し込みが寄せられており、「つらい」などと愚痴をこぼしている場合でありません。

オーマイガーデン(おお私の庭)「ギロッポン」でのスタジオ収録は5月中までかかりそうです。

これからは気軽に「和田さん」なんて呼ばせません。

◆書き加え1(4月27日)

このブログはおもに書き溜めた原稿を妻にアップしてもらっています。
きょうの記事はかなり前に書きました。

実は、4月27日当日に書いた原稿を私自身がアップしてしまい、関連する記事の順序が滅茶苦茶になりました。

⇒2013年4月27日「天国と地獄・・・仕事のキャパシティ」はこちら。

⇒2013年4月30日「教育指導…命を削る覚悟でコンテンツを磨く」はこちら。

本来ですと、4月27日の記事がもっとも遅く掲載されなくてなりません。

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教育指導…命を削る覚悟でコンテンツを磨く

私がSBI大学院大学(MBA)で今年度から受け持つインターネット授業「経営幹部の実践営業学」。
その講義内容のブラッシュアップに手間取り、スタジオ収録のスケジュールに間に合わせるのに四苦八苦しています。
こう記すと、やっつけで授業の準備を行っていると勘違いされそうです。

実は、コンテンツのベースは、1年以上前にできあがっていました。
数年前に一通りの状態に達した原稿に、少なくとも十数回は手を加えて練り上げたものです。

そして、この1年間でさらに2度、思い切って手を加えました。
いやというほど磨き、ピカピカの状態に達しています。

そのコンテンツが、SBI大学院大学で新講座に採用されました。
いったん撮影を済ませますと、気軽に内容を変えることができません。
そこで、私は念には念を入れ、最終の見直しをかけたのです。

ついては、仕上がったコンテンツをあえて壊しました。
すると、ほんとうに壊れてしまい、締め切りに追われる羽目になりました。
愕然としました・・・。

私が痛感させられたこと。
完璧、万全と考える内容が、いかに不十分か。
簡単に壊れたのは、所詮その程度の出来にすぎなかったからです。
自分に失望しています。

私は、人様への教育指導に携わる以上、己の命を削る覚悟でコンテンツづくりに当たると肝に銘じています。
まして、多忙な社会人が働きながら学ぶMBAです。
そうでなくては、学生に失礼でしょう。

私は頭が悪い!
だからこそ、締め切り直前まで狂気の努力を積み重ねたいのです。
まっとうな仕事をするには、愚直な執念で補うほかに手立てがありません。

聞くに値する講演やセミナー、研修、授業を凡人がつくりあげるのは至難です。
私は、自分の能力と力量を大きく超えた職業を選んでしまいました。
62歳が迫り、いまさらこの道を引き返すわけにいきません。

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牧伸二「あーあ、やんなっちゃった」が大好き

私は、「牧伸二」が大好きだ。
ウクレレ漫談の芸を確立した。
歌うような、まったりとした語りに惹かれた。
“癒し”の効果も大きい。
牧伸二はアロハ姿でハワイアンを奏でながら社会批評を歌いつづけた。

私は営業の数字の立て直しに絞り込んでおり、講演(セミナー、研修を含む)はどうしても容赦ない指摘が多くなる。
もともと参加者の好感の獲得でなく、彼らの数字の改善にしか興味がない。
体力がそれほど衰えていなかった頃は、気づくと一日中怒鳴り散らしていた。
そこで、牧伸二のほんわかとした雰囲気をかすかに忍ばせたいと考えた。

また、わりと最近まで、「ケーシー高峰」の“いい加減さ”をいくらかでも取り入れようとしてきた。
板書の技術は完成度がきわめて高い。
参加者が息を抜ける時間をつくりたかったのだ。

さらに、「綾小路きみまろ」の“皮肉”を取り入れようとしてきた。
チクチクやりながら笑いを取る技術は一級品である。

私がつくったコンテンツ(講師用テキスト)は文字だけ見ると辛辣であり過酷であり、自分でも息が詰まり、いやになる。
実際の講演やセミナー、研修を知らない人はおそらく驚く。
だから、しゃべるときには、面白くないジョークを織り込みたい・・・。

ちなみに、私が講師の稼業をやっていくうえでもっとも大きな学びが得られたのは、ザ・ドリフターズの「いかりや長介」である。
無意識のうちに、彼の語りをベースにしてきたのでなかろうか。

私が大好きだった「牧伸二」が自ら命を絶った。
有名な一節「あーあ、やんなっちゃった」が思い浮かび、胸が熱くなった。
ご冥福をお祈りする。

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天国と地獄・・・仕事のキャパシティ

待ちわびたゴールデンウィーク(GW)がスタートした。
私は普段、デスクワークに落ち着いて取り組むことがまったくできない。
出張や外出がないときでも、溜まった雑用の処理や電話でのやり取りに追われる。

私は、人前でしゃべるという職業柄、どうしても世相や時事に通じておきたい。
しかし、新聞(いまは電子版)に接する時間が限られ、締め切りが迫ると何日も遠ざかってしまう。
そこで長年、デスクワークでは、ホテルでも書斎でもテレビをつけっ放しにしてきた。
ニュースと経済系の番組の多いテレビ東京とNHK総合が中心。
“ながら視聴”なので音声がときどき聞こえてくる程度である。

今年に入って仕事がキャパシティをはるかに超え、いよいよ立ち行かなくなってきた。
そこで、3月に書斎のテレビを処分した。
私にとり重大な決断だった。

そして、分かったのは知的生産性がかなり違うということだった。
自分が考えるより効率が大幅に高まった。
テレビをほとんど気にしていないつもりだったが、実際にはエネルギーを奪われていたのだ。

今年のゴールデンウィークは前半の3連休と後半の4連休に分かれる。
期間中、デスクワークに思い切り集中できる。
とてもありがたい。
それは天国である。
が、息をつけないほど仕事の中味が濃くなるので、地獄である。

天国と地獄が同居するのが、私のゴールデンウィーク。

・・・木曜日に六本木のスタジオで収録を行ったSBI大学院大学の「経営幹部の実践営業学」第1時限の授業は惨敗だった。
コンテンツを削りに削ってテキストを仕上げたら、削りすぎて時間が60分を大きく割り込んでしまった。
5月1日、2日と撮り直しである。
昨夜から一睡もせずにコンテンツを膨らませている。
第1時限だけで気が遠くなる手間を要している。
何をやっているやら・・・。

なお、第1時限の授業は無料でだれでも視聴でき、なおかつ受講者用テキストをダウンロードできる(予定)。
SBI大学院大学のホームページにアップされたら、ぜひご視聴・ご利用いただきたい。

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フェイスブックつながりの社長…経営セミナー

先々週の話。
人前で話すことを本職にしている人がとても堪えるのが、空気の異常乾燥だ。
まして私は猛烈な勢いで言葉を浴びせる。
水をかなり口にしているにもかかわらず呼気と発汗で奪われ、気づくと一度もトイレに行っていない日があるくらい。
また、20年近くそうした生活を続けたせいで、すっかり喉がつぶれた。
老いも加わり、発する言葉がはっきりしないのだ。
講師としては致命的である。

私は連日の講演、セミナー、研修で声ががらがらになった。
そこで、和田創研主催の経営層向け講演会のためにミニスピーカーを急きょ購入した。
会議室なのでマイクはいらないのだが、参加者に声を届ける自信がなかった。
しかし、うまく使いこなせない。
結局、肉声になった・・・。

私は、営業の数字をよくする、現在の仕事が気に入っている。
縮むばかりの日本にも、大胆な成長を果敢に追求する社長がいないわけでない。
大きな意欲と能力、そして使命感を持つ方々との交流がとにかく楽しい。

先々週から先週にかけての気候はつらかった。
ひどい睡眠不足と蓄積疲労で体調が悪いうえに、乾いた花粉が吹き荒れる冷蔵庫に放り込まれた感じ。
それに負けずに頑張れたのは、業績に執念を燃やす経営層との出会いである。
私自身が強い刺激を受け、精神の高揚を得ている。

講演やセミナーでは、フェイスブック(Facebook)でつながった社長が参加してくださる。
しかも遠方から。
心より感謝したい。

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営業本のベストセラー

私は先週、講演やセミナー、研修、指導などの合間を縫うようにし、「シャングリ・ラホテル東京」のロビーラウンジで、出版社の編集者と打ち合わせを行った。
その際、「日本の営業に遺言を書くつもりです」と語ったら、吹き出されてしまった。
「先生、まだ死なないでください」。
自分の率直な思いが自然に口をついて出た。
私は今年、62歳を迎える。
この仕事をいつまで続けられるか分からない。

「日本の営業本で、最良の一冊を書きます」。
「ベストセラーにします。売りたい気持ちだけでそう言っているわけでありません。社長を含む大勢の営業関係者に読んでいただきたいのです。数字の回復・伸長に貢献できるという自信があります」。
私は言いたい放題・・・。

いよいよ追い詰められ、引くに引けない状態になってきた。
どうなるか、自分でもわくわくする。

・・・これで本を出せなかったら、私は大馬鹿である。
別れ際、編集者が私の顔を覗き込むようにつぶやいた。
「先生、原稿を書く時間が取れますか?」。
私はまったく信用されていない・・・。

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生涯現役の手帳術・・・営業コンサルタント

きのうのブログ「手帳術・・・現役プロコンサルタント、プロ講師」に続いて・・・。

⇒2013年1月11日「手帳術・・・現役プロコンサルタント、プロ講師」はこちら。

きのうのブログで、私なりの手帳の使い方を述べた。
私がいまもSMBCやみずほ、三菱UFJなど、日本を代表するセミナー会社などの講演や公開セミナーで演台に立てるのも、業種や規模を問わず多くのクライアントで研修や指導に携われるのも、この「手帳術」に負うところが大きい。
40年を超える試行錯誤の末に固まった。
とはいえ、それはがっかりするほどシンプル!
職業人生でキャリアアップや自己実現を成し遂げるうえでもっとも重大な一年ごとの「挑戦の誓い」と、その「行動の評価」の繰り返しにすぎない。
詳しくは、きのうのブログをご覧いただきたい。

⇒2013年1月11日「手帳術・・・現役プロコンサルタント、プロ講師」はこちら。

                       ◇

私は手帳に「年頭所感」を記すたびに気持ちが新たになる。
が、還暦以降、どれくらい現役を続けられるだろうという思いが、そこに加わった。

私はクライアントなどに足を運ばないと売り上げの立たない職業に就いている。
日程が埋まらないと食べていけないのだ。
営業コンサルタント、営業講師を名乗るには、仕事が入らなくてならない。
それを万年筆で手帳に書き込むのがうれしい。
こうした感情はプロのコンサルタントや講師に共通しているのでないか。

61歳の私は、後2〜3年もすると先を展望するというより、一年勝負の積み重ねに変わるはずだ。
両親の家系のアルツハイマーとの闘いにもなる。
生涯現役を貫きたいと考えており、そのためにも手帳を用いた「挑戦の誓い⇒行動の評価」を実践しつづける。

・・・職業人生をリタイアすると、いまの手帳を使わなくなってしまう。
行き先が入っていない状態を想像すると怖いし、また非常に寂しい。

                      ◇◆◇

本年の手帳と自己実現に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年1月1日「和田創の挑戦、和田創研の約束」はこちら。

⇒2013年1月5日「出版企画書作成法・・・出版社への売り込み」はこちら。

⇒2013年1月9日「本を出せますように…杉山神社に初詣、御利益」はこちら。

⇒2013年1月10日「本が売れない…著者は出版不況に本を出せるのか?」はこちら。

⇒2013年1月11日「手帳術・・・現役プロコンサルタント、プロ講師」はこちら。

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手帳術・・・現役プロコンサルタント、プロ講師

私は、2012年1月5日に「年頭所感…元旦に手帳に大書する御利益(ごりやく)」という記事を載せた。
また、2013年1月1日に「和田創の挑戦、和田創研の約束」という記事を載せた。
きょうのブログでは、手帳に関する箇所を抜き出して再編集し、私なりの手帳の使い方、つまり「手帳術」をまとめてみた。
恐ろしく簡単なので、その気になれば、だれでも取り入れられる。

                       ◇

私は長年「能率手帳」を愛用している。
記憶が曖昧ながら20代、おそらく学生時代にもっともオーソドックスなタイプを使いはじめた。
当時は選べるほど種類がなかったように思う。

30代後半か40代前半にシステムダイアリーが流行し、私は3〜4年浮気をした。
が、ほどなく能率手帳に戻った。
ただし、サイズはA5判に変えた。
そして、かれこれ十年前後は「能率ダイアリーネクサスバーチカル(ブラック)」を用いている。

私は手帳のメモページに仕事上の目標や課題、方針などを大きな文字で記してきた。
それによりときどき目に触れることになる。

近年はそれを発展させ、元旦にその年の取り組みの決意を書いている。
まあ、「年頭所感」。
1月2日の「書き初め」代わり。
表紙を開けて目に飛び込むところ(見返し右側)に個人としての「和田創の誓い」、その裏面に会社としての「和田創研の約束」を筆ペンと万年筆で認める(ひどい悪筆)。
こうした決意を部屋や職場などに掲げる人は多く、私もそうしている。
が、これだけだと、1カ月も経たないうちに忘れてしまう。

やはり手帳がいい。
1日に少なくとも1回はかならず用いるので、目に触れる都度、気持ちが引き締まる。
この繰り返しは私の働き方をおおいに高めてくれた。

「顧客第一」の鉄則からすれば、順序が逆になる。
しかし、「和田創の誓い」を守ると「和田創研の約束」を果たせるという関係である(零細企業なので…)。
自らの実行を絶対としなくては意味がなく、ならばこれでよしと考えた。

私は還暦をはさみ、職業人生で3度目の爆発的な頑張りを成し遂げた。
それもこれも手帳に大書した年頭所感の御利益といえよう。
2013年の手帳では、「和田創の誓い」を「和田創の挑戦」に改めた。
そのほうが自分に一層、活を入れられる。

「和田創の挑戦(誓い)」は、その年の自分の働き方に対する唯一の評価基準である。
採点の尺度を複雑にするほど自分に甘くなり、成果を上げられない。
シンプル・伊豆・ベスト!(変換ミス)

私は就寝前に「和田創の挑戦(誓い)」に照らし、1日を振り返っている。
それに当日どのくらいの時間を費やしたか、結果評価でなく行動評価である。
採点と述べたが、実際には3時間の行動ごとに、自分へのご褒美として、手帳の当日欄の頭に「☆」1個を打つ。
これが大きな励みとなる。
絶えざる動機づけが年頭所感の達成・実現を担保してくれる。

この☆は1〜2週間つかないことがあるし、数日にわたりつくことがある。
ときどき1日に2つ、まれに3つ、ごくまれに4つつく。

ただし、仮にそれに徹夜で携わったとしても、集中力が足りないとか、進行がいま一つという場合には星を1つも打たない。
仕事振りに納得がいくときに留めている。

私はここ2年間ほどで、講演・セミナー・研修の演題開発と、さまざまなテーマの研修教材開発が劇的に進んだ。
いま述べた地道な行動評価によりもたらされた。
継続は力なり。

手帳を予定の記入にしか使わない人がいる。
行うべき事柄のスケジュール管理にもなっていないのでは、あまりにもったいない。
手帳では、自分がどのような目的や意図でどのように活用するかという、当人の「ソフト」がもっとも大事になる。

私は、自己実現ツール(キャリアアップツール)としての位置づけを最重視している。
本質的に怠け者なので、手帳の力を借りなくては今日の自分はなかった。
さらに、メモ帳(アイデア忘備録⇒アイデア熟成ツール)として好き勝手に汚している。
いまだにプロコンサルタント、プロ講師としてやっていけるのも手帳のおかげだ。

                      ◇◆◇

手帳と自己実現に関する本年のブログは以下のとおり。

⇒2013年1月1日「和田創の挑戦、和田創研の約束」はこちら。

⇒2013年1月5日「出版企画書作成法・・・出版社への売り込み」はこちら。

⇒2013年1月9日「本を出せますように…杉山神社に初詣、御利益」はこちら。

⇒2013年1月10日「本が売れない…著者は出版不況に本を出せるのか?」はこちら。

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キラーコンテンツをつくる…プロ講師の第一歩

きのうのブログ「プロ講師は仕事が激減…こづかい程度の講師料」に続いて・・・。
仕事、それも実務をテーマとした講師稼業について述べる。
私は、講師稼業は命を削る努力が大前提と結論づけた。

⇒2012年12月6日「プロ講師は仕事が激減…こづかい程度の講師料」はこちら。

プロ講師と称しながら、なぜ食べられないかといえば、キラーコンテンツを持たないからだ。
「このテーマならだれにも負けない」。
それが難しいなら、「この切り口ならだれにも負けない」でもいい。
つまり、このテーマをこの切り口からこの水準で語れる講師はほかにいない・・・。
実務講座ではワークショップやロールプレーの運営のありようも含まれるかもしれない。
自分が十八番(おはこ)と思うくらいではまったく甘い。

キラーコンテンツをつくれるなら、プロ講師として活躍の場を切り拓き、第一歩を踏み出せる。
それがビジネス環境にマッチし、受講満足を与えられるなら、プロ講師として長く食べていける。

私は、プロ講師はコンテンツが命だと考える。
そこで、新しいテーマ(切り口)でコンテンツを起こすときには、膨大な手間(労力と時間)をかけている。
正直に述べれば、頭が悪くてかかってしまう。

「百倍ルール」。
人前で話す時間の少なくとも百倍の時間を準備に注ぐという私自身の誓いである。
公開セミナーや企業研修では、午前10時に始まり午後5時に終わるというのが一般的だ。
昼食休憩を除くと6時間になるので、私は最低6百時間を費やす。
ただし、最近はコンテンツやノウハウの蓄積が進み、そこまでかからなくなった。

うんざりするくらい修正を重ね、ようやくコンテンツができあがる。
それが企業やセミナー会社で採用になる。
実施時の気づきを踏まえ、かなりの手間をかけて練り直しを行う。
内容が磨かれ、採用が増える。
実施時の気づきを踏まえ、ブラッシュアップをかけて一応の完成を見る。
その後も折に触れ、見直しを図る。

プロ講師として活躍したいと本気で願うなら、まずは1本のコンテンツをピカピカに磨くことだ。
そうでなくては、1日の受講に数万円(一人当たり。公開セミナー)、数十万円(企業研修)を払うところは現れない。

なお、コンテンツの作成では、汎用性と普遍性を限界まで追求せよ。
その都度、個別に対応するのでは内容が浅く、講師を本業にできない。
仕事がすぐに途切れ、食べていけなくなる。

ちなみに、SMBCコンサルティング(三井住友銀行系)、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、みずほ総合研究所、日経ビジネススクールなど、最大手クラスの公開セミナー会社では、多くの講師がたった一回の登壇で姿を消す。
それぞれで採算を取る場合はそうだ。
生き残りは至難な世界である。
人に教育指導を行う立場なのだから、私はそのくらい厳しくて当然だと思う。
こうした地獄をくぐり抜けてこそ、プロ講師として長くやっていける。

                      ◇◆◇

「和田創 プロ講師養成塾」シリーズは以下のとおり。

⇒2010年5月11日「次世代が育たない…プロ講師養成塾」はこちら。

⇒2010年5月12日「セミナーアンケート…プロ講師の常識」はこちら。

⇒2010年5月13日「プロ講師の心得…講義の内容と表現の評価」はこちら。

⇒2010年5月14日「教えたら育たない…教育を解釈する」はこちら。

⇒2010年5月27日「講師とは自己否定である…プロ養成塾」はこちら。

⇒2010年5月29日「『営業講師の大ベテラン』にショック!」はこちら。

⇒2010年6月16日「講師にとっての顧客とは?…プロ養成塾」はこちら。

⇒2010年6月18日「プロ講師のなり方…地獄をくぐり抜ける」はこちら。

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プロ講師は仕事が激減…こづかい程度の講師料

仕事、それも実務をテーマとした講師稼業について述べたい。
結論を最初に述べれば、命を削る努力が大前提となっている。

ここ数年で、多くの企業が余力を失った。
外部講師を招聘して集合研修を行うことが難しくなった。
また、社員を公開セミナーに派遣することも難しくなった。
社員教育とて経費削減の対象である。
この変化にともない、プロ講師は仕事が激減した。

ほんの一握りのプロ講師は仕事がむしろ増えている可能性がある。
企業が費用対効果をシビアに追求した結果、人気が集中する傾向が強まった。
私が携わる営業分野はとくに鮮明だ。

もっとも影響を受けたのは、それなりに食べていた大勢のプロ講師である。
この層がほとんど消えてしまった。

自社のPRや顧客開発の一環として、さらにボランティアとして、昨今は趣味(楽しみ。ストレス解消)として講師の仕事を行う人が急増した。
たいてい社長。
彼らは小遣い程度の講師料で引き受ける。
交通費や宿泊費の実費程度で引き受ける人も珍しくない。
本業でないのだから、一向に構わない。

大量に出現したアマ講師がプロ講師の仕事を奪った。
簡単に奪われたほうが悪い。
己の価値を認めさせることができなかった。
私は、あまりに情けないと思う。
食べていけなければ、プロ講師と呼べない。

中間層や下位層のプロが無数のアマに食われる構図と現象は他の職業でも、大きな意味での芸術や芸能でも同じだろう。
講師稼業は実力を磨きあげないかぎり、すぐに淘汰される。
脚光を浴びたとしても全盛期は2〜3年で去る。

「2対8」という言葉がある。
私は、上位2割でなく上位3パーセントに入らないと生き残れないと考える。
人の教育指導に当たるプロ講師は恐ろしく厳しい成果だ。
この仕事の面白さはそこにある。

                      ◇◆◇

「和田創 プロ講師養成塾」シリーズは以下のとおり。

⇒2010年5月11日「次世代が育たない…プロ講師養成塾」はこちら。

⇒2010年5月12日「セミナーアンケート…プロ講師の常識」はこちら。

⇒2010年5月13日「プロ講師の心得…講義の内容と表現の評価」はこちら。

⇒2010年5月14日「教えたら育たない…教育を解釈する」はこちら。

⇒2010年5月27日「講師とは自己否定である…プロ養成塾」はこちら。

⇒2010年5月29日「『営業講師の大ベテラン』にショック!」はこちら。

⇒2010年6月16日「講師にとっての顧客とは?…プロ養成塾」はこちら。

⇒2010年6月18日「プロ講師のなり方…地獄をくぐり抜ける」はこちら。

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博多駅⇔東京駅に寝台特急を走らせてほしい

私は木曜日、4日間の福岡出張から戻った。
前日の水曜日、提案営業研修(公開タイプ)の14日間コース(2日間×7カ月)が無事終了した。
今年も素晴らしい営業マンが巣立っていった・・・。
指導に当たった私が感動するくらいだ。

私は、ホテルニューオータニ博多に宿泊している間にみるみる太ってしまった。
福岡は食べ物がうまい。
スーツのスラックスがどうにもきつくなった。
あすから食事制限に入る。

ところで、戻ると熊本から「社長と経営幹部の営業力強化(トップセールスの推進)」をテーマとした講演の依頼が寄せられていた。
鹿児島や宮崎を含めた九州南部の地場の中小企業が、商品が売れなかったり仕事が取れなかったりで、売り上げがひどい状態らしい。
主催者が、私が9月と10月に山陰合同銀行(鳥取、大田)で行った講演の案内か何かを見たのだろうか。
依頼を引き受けるかどうかはこれからの話し合いで決める。

                       ◇

話は変わる。
私は年間30日〜60日、福岡に仕事で滞在している。
九州生産性本部の公開セミナー(九州生産性大学を含む)と地場の中堅・中小企業の教育指導が中心である。

個人的な希望にすぎないが、博多駅⇔東京駅の寝台特急を走らせてほしい。
ものすごく助かる。
新幹線と空路の拡充、深夜・長距離の高速バスの浸透につれ、寝台列車はほぼ消滅した。
しかし、社会・経済環境が厳しさを増し、宿泊をともなわない出張などが増えている。
私はJRが本気になれば、寝台特急の利用ニーズは掘り起こせると思う。

⇒2012年10月11日「サンライズ出雲A寝台1人用個室とかに寿し」はこちら。

いまインターネットで調べた。
2009年まで熊本駅⇔東京駅(鹿児島本線・山陽本線・東海道本線)を寝台特急「はやぶさ」が走っていた。
知らなかった。
「乗っておけば…」と、悔やまれる。

JR九州によると運行後期は乗車率が低迷し、2007年度の平均乗車率は約20%(1989年度の約4分の1)だった。
これでは採算がまったく取れない。

寝台特急「はやぶさ」の廃止直前の停車駅は以下のとおり。

東京駅−横浜駅−熱海駅−沼津駅−富士駅−静岡駅−浜松駅− (豊橋駅)−名古屋駅−(岐阜駅)−(京都駅)−(大阪駅)−[岡山駅]−[福山駅]−[尾道駅]−広島駅−岩国駅−柳井駅−下松駅−徳山駅−防府駅−新山口駅−宇部駅−下関駅−門司駅−小倉駅−博多駅−鳥栖駅−久留米駅−大牟田駅−熊本駅

なお、( )は下りのみ停車、[ ]は上りのみ停車。

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経営合理化協会への憧れ…営業本と営業セミナー

きのうのブログ「本を出す…出版社に営業活動をかける」に続いて・・・。

⇒2012年10月30日「本を出す…出版社に営業活動をかける」はこちら。

私にはおつきあいしたい団体がある。
「日本経営合理化協会」。

いまの仕事に就いてから、同協会が持つ格別のステイタスに惹かれ、憧れていた。
60歳前後に達したら、ぜひ働きかけたいと・・・。
私は営業分野では第一人者という自負があり、職業人生の最終段階にふさわしい舞台をつくりたい。
同協会から営業本を出し、同協会でそれをベースにした営業セミナーを開けるなら理想だ。

そこで、1冊目は経営合理化協会を念頭に置いている。
本(セミナー)のテーマも内容も、同協会のジャストターゲットである中小企業の社長など経営幹部向けだ。
私はわずかな時間をひねり出しては原稿の執筆に当たっている。
全体がおおよそ見え、手応えを感じている。

私は原稿が完成してから日本経営合理化協会に営業活動をかける。
それが受け入れられるかどうかは、足を運ばなくてはまったく分からない。
先方から断わられることも含め、営業活動の醍醐味だ。
日本経済新聞社やダイヤモンド社から本を出せたのも、その結果である。
私は出版の引き受け先が決まるまでの日々がもっともわくわくする。

いわゆるビジネスセミナー会社のほとんどはここ数年、集客が厳しくなる一方だ。
なかでも私が講師を務める営業分野は壊滅状態に陥っている。
開催本数は激減、参加者数(受講者数)は激減・・・。

私は、長年お世話になる九州生産性本部を除き、数日の本格的な営業セミナーを成立させられるのは日本経営合理化協会のほかにないと考える(私の意図や趣旨に沿った公開セミナーのこと)。
同協会は根強い会員に支えられており、集客力が素晴らしい。
生意気ながら、私も寄与しうる。

2014年4月、2015年10月の2段階で消費増税が行われそうだ。
私は、2014年度を含めた3年間は大不況が訪れると予想する。
倒産とリストラの凄まじい嵐が吹き荒れるのでないか。
備えは必須であり、経営幹部は営業力を高めるべきだ。
十数年振りの著作の刊行は、それへのささやかな支援の意味合いもある。

40代に入った直後の、出版社への懸命な営業活動。
1冊目の本がどこに決まるか、私はあの時以来の興奮を覚える。
おおいに楽しみだ。

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【コンサルタント】仕事のやりがいと報酬

私は疲労がピークに達している。
腰から背中、肩にかけ、コリと痛みが凄い。
それをいくらかでも和らげるため、「バンテリン」をぺたぺた貼っている。
このところ仕事に支障が出てきた。
クライアントでの教育指導でもパフォーマンスに切れがない。
週末は動作がおっかなびっくりだった。

先週、私が公開セミナーでもっともお世話になっている三井住友銀行系のシンクタンク・SMBCコンサルティングから、早くも来年度の相談が寄せられた。
営業分野は集客が壊滅のご時世に、ありがたいことだ。

ところで、私のようなフリーランス(〜40歳。60歳〜)や零細企業(40歳〜60歳。中小企業かもしれない)がやっていけるかどうかは、仕事の受注にかかっている。
それも、やりがいとそれに見合った報酬をともなう仕事である。

いい仕事が得られると、それをこなすうちに職能が開発される。
かつてはプランナーとしての「企画力」であり、現在はコンサルタントとしての「指導力」である。
いずれも「商品力」に当たるが、それは営業力次第なのだ。

私は仕事を選びながら職業人生を歩んできた。
プランナーもコンサルタントもどれくらい仕事を断るかの勝負である。
そうでなくては自分をどんどん消耗させてしまい、長く続けられない。
余裕の営業力を身につけたいところ・・・。

ちなみに、私は顧客の話に首を縦に振らず、横に振ってきた。
前者はリレーション系の営業、後者はソリューション系の営業の特徴である。

世の中、仕事のないコンサルタントがあふれているらしい。
とても「プロコン」と呼べない。
広い意味の「コンサルティング業務」を受託できないのは、「コンサルティングセールス」のレベルに達していないからだ。

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講師の生命線…研修・講演・セミナーコンテンツ

私は9月、10月と長期出張が続き、自宅にほとんど戻っていない。
企業での教育(研修)と指導、公開の講演とセミナーが立て込んでいる。
夜間はホテルの自室でデスクワークに取り組んでいる。

こちらは企業からの受託業務であり、おもに営業再建計画の策定である。
また、研修、講演やセミナーのコンテンツのブラッシュアップである。

私は還暦(60歳)をはさんだ2年間で新しいテーマに次々と挑んだ。
いまから思うと無謀だったが、営業分野のメニュー(カリキュラム)が一気に広がった。
私はその見直しに追われているのだ。

実際に受講者や参加者を前にして講義を行うなかで、いろいろな気づきが得られる。
それを踏まえて修正をかける。
講師にとりコンテンツは生命線であり、この作業をおろそかにできない。
講義内容の熟成には、相当な期間を要する。
ブラッシュアップを幾度も重ね、コンテンツはようやく完成の域に達する。

私は疲労の蓄積と腰痛・背筋痛の慢性化に加え、気温の急降下にともなう風邪(気味)が長引き、体調は最悪に近い。
ブログもずっと休止・・・。
仕事漬けは苦にならないほうだが、さすがにゆとりを失っている。

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気持ちも新た…来年の能率手帳が手元に届く

猛暑が続き、長距離移動が重なり、このところ体調が下降気味・・・。
火曜日に「SMBCコンサルティング(SMBCビジネスセミナー東京)」で丸1日の定番「提案営業セミナー」を行った。
どうも乗り切れない。
高額の受講料を払っていただいている参加者に申し訳なく思い、体全体でリズムを取るようにして懸命に講義を進めた。
セミナーが終盤に差しかかった頃、腰にちょっとした違和感が出た。

終了後、汗が引いて体が冷えるとともに、それが腰痛に変わった。
体の動きが直接の原因というより、それが引き金になって腰の蓄積疲労が表面化したのだろう。

水曜日、夜間にやはりSMBCコンサルティングで短時間の講演を行った。
おっかなびっくりだった。
テーマは「商談のクロージング」。

終了後、大きくて重いキャリーバッグ2個を引きずりながら横浜へ移った。
木曜日に行われる横浜銀行のシンクタンク「浜銀総合研究所」のセミナーに備えるため、会場の近くのホテルに入った。
テーマは「若手営業社員のステップアップ」。

私は来週の金曜日まで出張が立て込んでおり、腰が耐えられるか心配だ。
途中、ホテルでの合宿研修が含まれる。
年寄りには気が遠くなる長時間である。

職業柄、前期(上期)の最終月はたいていバタバタになる・・・。

◆書き加え1(9月12日)

水曜日のこと。
座ったら眠ってしまう・・・。
そう思い、立っていた。
電車が停まって降りたら、2駅先だった。
1駅前に着いたのは覚えている。
私は立った状態で3駅、眠っていたことになる。
そうした経験は短時間なら幾度も経験しているが、3駅は凄い。

この話を講演の主催者にしたら、笑われた。
何とか無事に終えられた。

                       ◇

ところで、来年の能率手帳が手元に届いている。
おそらく学生時代からの愛用である(不確か)。
ラインナップが豊富になった現在、当時とタイプは違う。
「能率ダイアリーネクサスバーチカル(ブラック)」。
なお、途中、数年間、システムダイアリーに走った。

私は手にするたびに気持ちが新たになる。
還暦以降、どれくらい現役を続けられるだろうという思いが加わった。
来年度の予定が徐々に入りはじめている。

私はクライアントなどに足を運ばないと売り上げの立たない仕事を行っており、スケジュールが埋まらないと食べていけない。
それを万年筆で書き込むのがうれしい。
こうした感情はコンサルタントや講師の職業に就く人に共通しているのでないか。

61歳の私は、あと2〜3年もすると先を展望するというより、1年勝負の積み重ねに変わるはずだ。

◆書き加え2(9月16日)

私はいつ頃からかA5判を用いるようになった。
当然、職業や仕事により使い勝手のいい手帳は異なる。

私は講演やセミナー、研修、コンサルティングがほとんどなので、細かな時間管理を必要としない。
能率手帳にどかんどかんと記入し、空きスペースはすべてメモ用紙にしている。
例えば、ちょっとしたアイデアを書きとめたり…。

職業人生をリタイアすると、こうした手帳を使わなくなってしまうのだろうか。
スケジュールが入っていない状態を想像すると怖いし、また寂しい。

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自分に締め切りを押しつける

きのうのブログ「締め切りが怠け者に仕事をさせる」に続いて・・・。

⇒2012年8月21日「締め切りが怠け者に仕事をさせる」はこちら。

私は講師の仕事に恵まれ、それをこなす毎日が続いた。
なかでも1997年〜2003年の7年間は仕事が津波のように押し寄せた。
自宅にときどき戻ると、精も根も尽きていた。
ベッドから起き上がる気力も失せた。

できることの、果てしない繰り返し。
行き先が変わるだけで、やっていることは同じ。
テーマも内容も「提案営業」一本。

私はクライアントに締め切りを言い渡され、困難な仕事に四苦八苦していた頃が懐かしくなった。
それはいくらかでも「挑戦と創造」の要素が含まれていた。
気分の高揚も感じられた。

そうこうするうちに、提案営業のブームが去りはじめた。
今後について考えるゆとりが降ってきた。
私は50代後半に差しかかり、還暦を意識するようになった。
60歳以降のサードキャリアである。

同時に、長年の惰性を一掃したかった。
自分が腐ってしまう。
職業人生が残りわずかになり、「挑戦と創造」を大切にしたいと考えた。
私は両親ともに深刻な痴呆の家系であり、ボケを少しでも遅らせたいという気持ちもあった。
介護に当たる家族がたまらない。

ならば、自らに斬新なテーマを与え、かつ過酷な締め切りを押しつけよう。
そう誓った。

そこで、50代後半に商品開発に取り組んだ。
営業コンサルタント、営業講師として保有する膨大なノウハウを集大成する。
具体的には多様なコンテンツ(カリキュラム)に仕上げる。
それを用い、講師として新規の講演やセミナー、研修を行う。
仕事を活性化できる。
また、テキストデータ(電子教材)、CD(音声教材)、DVD(映像教材)として提供する。
将来、eラーニングとして展開する。

ところが、後で判明したのだが、更年期障害とぶつかった。
私は父がそうだったことを思い出した。

3〜4年ほど体調が悪く、なかでも57〜58歳は仕事がほとんど手につかなかった。
妻によれば、ブログを書くくらいしかできない状態(実際には働いていた)。
商品開発も挫折に近かった。
この間、妻はひたすら我慢していたことになる(文句を一度も言わなかった)。

59歳の誕生日が迫り、長年お世話になったクライアントとセミナー会社に講師の仕事を続けられない旨を伝えた。
私の代わりを探すのに、時間の猶予が必要かもしれないと考えたからだ。
突然辞めては迷惑をかける。

59歳(2010年7月)を迎えてほどなく、別の病気の受診でたまたま更年期障害が判明した。
すると、なぜか最悪の体調が徐々に改善した。
原因が分かって安心したからなのか、それともそういう時期に差しかかっていたのか、不思議である。

私は2010年秋頃から仕事(商品開発)に向かえるようになった。
とくに還暦(2011年7月)以降はエンジン全開である。

怠け者の私は、締め切りを設けたことで前へ進んでいる。
とはいえ、意志が弱く、頭が悪く、集中力も乏しく、遅々とした歩みである。
が、頑張っているのは確か。
現時点でアルツハイマーは発症していない。
いつまで突っ走れるだろう・・・。

◆書き加え1(8月22日)

明確な締め切りを設けられないと、何一つやり遂げられないうちに人生が終わってしまう。

幕引きが迫り、そうした思いが強くなっている。
私は気づきが遅い。

以下に、「締め切りが怠け者に仕事をさせる」と題する2012年8月21日のブログを収める。

                      ◇◆◇

締め切りは偉大だ。

私は30代までプランナーとしていわゆる業界に生息していた。
クライアント(顧客)から企画業務を受託し、それを約束の期日に納入する。
アウトプットは企画書になる。
つねに締め切りに追い回されていた当時は、締め切りについて考えることもなかった。

私は職業人生が終わる頃になり、締め切りが人に仕事をさせることに気づいた。
むろん、前々から分かっていた。
身に染みてそう思うようになったのはわりと最近である。

私は、学生時代を振り返るまでもなく怠け者である。
そもそも働くのが好きでない。
クライアントから次々と締め切りを与えられたせいで仕事に打ち込み、ささやかな収入が得られた。
それだけでない。
能力が培われたのは、容赦ない締め切りのおかげだ。

・・・40代、本を出そうと思ったが、手がかりがない。
そこで、日本経済新聞社やダイヤモンド社など、ビジネス系の出版社5社に飛び込み営業をかけた。
どこか1社で話がまとまればもうけものと考えていた。
結果、5社すべてから出版のゴーサインが出てしまった。
まさか!

しかし、働きかけたのはこちらなので、引っ込められない。
原稿の執筆は地獄だった。
自分はまともな文章を書けない、筆が恐ろしく遅いと悟ったが、後の祭である。
迷惑をかけた出版社もあったが、私が40代前半に5冊の本を出せたのは厳しい締め切りのおかげだ。
それがなければ、1冊の本も出せなかった。

私は40代後半にコンサルタントと講師の仕事が軌道に乗りはじめた。
突出した評価が得られ、とくに講師の仕事が殺到した。
手帳が先々まであっという間に埋まった。

私は当日、クライアントやセミナー会社に足を運ぶだけでよい。
そして、大勢を対象に絶叫に近い状態で営業教育や営業指導を行う。
百人、2百人は当たり前。
私は汗まみれ。
来る日も来る日も同じことを繰り返した。
テーマも内容も「提案営業」一本。

テープを再生すれば済む。
疲れ果てたとき、そんな思いが麻痺した頭をかすめた。

私は締め切りから解放された。
その点においてはらくだった。
が、引き換えに、何もできなくなった。
こなしきれない講師の仕事を抱え、新しいことに挑めず、新しいことを生み出せなかった。
出版についても心身と時間の余裕はもちろんなかったが、それ以前に仕事上の必要性がなかった。

締め切りと無縁に・・・。

「挑戦と創造」が、私が私である所以(ゆえん)だったはずだ。
このままでは自分がダメになってしまうという気持ちが21世紀に入り、次第に強くなっていった。

私には決して少なくない家族もいるし、社員もいる。
相変わらず講師の仕事で飛び回っていた。
もう惰性だった。

続きは、あすのブログ「自分に締め切りを押しつける」で・・・。

⇒2010年8月18日「漫画家・水木しげる、締め切りの地獄と天国」はこちら。

⇒2010年8月20日「職業人生に締め切りを設けよ…水木しげるの教え」はこちら。

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締め切りが怠け者に仕事をさせる

締め切りは偉大だ。

私は30代までプランナーとしていわゆる業界に生息していた。
クライアント(顧客)から企画業務を受託し、それを約束の期日に納入する。
アウトプットは企画書になる。
つねに締め切りに追い回されていた当時は、締め切りについて考えることもなかった。

私は職業人生が終わる頃になり、締め切りが人に仕事をさせることに気づいた。
むろん、前々から分かっていた。
身に染みてそう思うようになったのはわりと最近である。

私は、学生時代を振り返るまでもなく怠け者である。
そもそも働くのが好きでない。
クライアントから次々と締め切りを与えられたせいで仕事に打ち込み、ささやかな収入が得られた。
それだけでない。
能力が培われたのは、容赦ない締め切りのおかげだ。

・・・40代、本を出そうと思ったが、手がかりがない。
そこで、日本経済新聞社やダイヤモンド社など、ビジネス系の出版社5社に飛び込み営業をかけた。
どこか1社で話がまとまればもうけものと考えていた。
結果、5社すべてから出版のゴーサインが出てしまった。
まさか!

しかし、働きかけたのはこちらなので、引っ込められない。
原稿の執筆は地獄だった。
自分はまともな文章を書けない、筆が恐ろしく遅いと悟ったが、後の祭である。
迷惑をかけた出版社もあったが、私が40代前半に5冊の本を出せたのは厳しい締め切りのおかげだ。
それがなければ、1冊の本も出せなかった。

私は40代後半にコンサルタントと講師の仕事が軌道に乗りはじめた。
突出した評価が得られ、とくに講師の仕事が殺到した。
手帳が先々まであっという間に埋まった。

私は当日、クライアントやセミナー会社に足を運ぶだけでよい。
そして、大勢を対象に絶叫に近い状態で営業教育や営業指導を行う。
百人、2百人は当たり前。
私は汗まみれ。
来る日も来る日も同じことを繰り返した。
テーマも内容も「提案営業」一本。

テープを再生すれば済む。
疲れ果てたとき、そんな思いが麻痺した頭をかすめた。

私は締め切りから解放された。
その点においてはらくだった。
が、引き換えに、何もできなくなった。
こなしきれない講師の仕事を抱え、新しいことに挑めず、新しいことを生み出せなかった。
出版についても心身と時間の余裕はもちろんなかったが、それ以前に仕事上の必要性がなかった。

締め切りと無縁に・・・。

「挑戦と創造」が、私が私である所以(ゆえん)だったはずだ。
このままでは自分がダメになってしまうという気持ちが21世紀に入り、次第に強くなっていった。

私には決して少なくない家族もいるし、社員もいる。
相変わらず講師の仕事で飛び回っていた。
もう惰性だった。

続きは、あすのブログ「自分に締め切りを押しつける」で・・・。

⇒2010年8月18日「漫画家・水木しげる、締め切りの地獄と天国」はこちら。

⇒2010年8月20日「職業人生に締め切りを設けよ…水木しげるの教え」はこちら。

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講師料無料の営業講師、値引き頼みの営業講師

私はGW明け以降、長期出張が多く、ときどき自宅に戻るくらいだ。
先週火曜日まで腰痛と背筋痛と闘いながら、立ちっ放し・しゃべりっ放しで講演と企業研修、公開セミナーの講師を務めた。
ホテルの自室に戻ると、ベッドに倒れ込む。
相当な汗をかくので、シャワーで流してから…。
疲れがちょっぴり取れる気がする。
長らくその繰り返しだった。

私は先週水曜日から連日、CDの録音を行うはずだった。
当日は腰痛と背筋痛がひどく、さらに声がガラガラの状態であり、取り止めざるをえなかった。
商品開発が思いどおりに進められなくて困っている。

                       ◇

ところで、ビジネスセミナーの主催者が一様にこぼすのが集客の不振である。
どこも採算が厳しく、したがって経営が苦しい。
なかでも惨状を極めるのが「営業分野」である。
企業がぎりぎりになり、1日3〜4万円の受講料を負担することが難しくなっている。

ほとんどの主催者は、営業セミナーの本数を思い切り減らしているが、それでも参加者が集まらない。
開催中止に追い込まれるケースが後を絶たない。

先々週に九州生産性本部で行った「提案営業セミナー」。
私は正直、心配した。
しかし、それなりの人数に達し、事務局が胸をなで下ろした。
セミナールームは満席に近い。
「このご時世ではとてもいい数字」ということで、来年度の開催が決まった。

私は7月に三菱UFJ大阪と三菱UFJ名古屋で「提案営業セミナー」を行う。
私はやはり心配した。
ところが、会社宛てに電話があり、集客が抜群だという。
昨今の営業セミナーとしては異例の申し込みを得ており、事務局から定員を設けるかどうかという相談が寄せられたらしい。
当日は講義なので、人数に制限は不要だ。
参加者がまだまだ増えそう・・・。

                       ◇

ビジネスセミナーの主催者が大変ということは、講師も大変ということ!
とくに営業分野は講師が登壇できる機会が激減した。
そうなると、まったく食べていけない。

先だって某セミナー会社の責任者から、営業講師の売り込みが非常に多いと聞かされた。
しかも、「講師料はただでいいから、セミナーをやらせてもらえないか」という懇願に近いらしい。

「講師料無料」は、財務・法務系の講師に珍しくないという話を昔聞かされた。
例えば、顧客の開拓や仕事の受注につなげたい税理士、公認会計士、中小企業診断士、社会保険労務士、弁理士、弁護士などだ。
顧問契約が増えれば、経営が安定する。

昨今は営業講師にも「講師料無料」が急増しているようだ。
私は、せめて営業講師はそれをやっていけないと思う。
例えば、価格を大幅に下げたり、商品をタダにしたりするのなら、営業活動に苦労はない。

「講師料無料」で自分という商品の営業活動(?)をかけている営業講師がクライアントで有効な指導を行えるのか。
私は値引き頼み・値引き漬けの営業活動へ走る営業講師をまったく信用しない。

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きょうが働ける最後の日

地獄のGWが幕を閉じた。
締め切りにとことん追い詰められた9日間だった。

実際には、もっと大変なGWをこれまでに数えきれないほど経験しているはずだ。
しかし、今年が一番つらく感じた。
途中、仕事が行き詰まり、疲労がピークになり、妻に「泣きたい」とこぼしてしまった。

「老い」が主因だろう。
1.頭が悪くなった。
2.心が弱くなった。
3.体が衰えた。
60歳の年齢と闘いつづけたGWだった。

講師の仕事が中心になるので、健康には注意を払っている。
講演やセミナー、研修に穴を開けるわけにいかない。
しかし、「きょうが働ける最後の日」というつもりで頑張りたいと、還暦の昨年あたりから思うようになった。
年を取るのは、ある意味で素晴らしい・・・。

おっと、凡人の私はそうした限界の状態を続けられるわけでない。
ときどきなのだが、「きょうが働ける最後の日」という決意で仕事に打ち込める。
それでも驚くべき変化である。

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ピャチェーレ…シャングリ・ラホテル東京レストラン

私は職業人生でもっともお世話になった方の一人と久方ぶりの再会を果たした。
和田創研がフロントオフィスを構える丸の内トラストタワー本館を訪ねてくれた。

私は60歳、先方は63歳。
互いにすっかり年を取った。
髪が少なくなり、しかも白髪に変わった・・・。

私が40代半ば頃までの数年間、まとまった仕事を次々といただいた。
先方は無形の知恵に価値を認め、大きな報酬を喜んで払ってくれた。
おかげで家族が食べていくことができた。

私は懐かしさが込みあげてきた。
ささやかな感謝の気持ちを伝えたくて、同じ丸の内トラストタワー本館の「シャングリ・ラホテル東京」にある2つのファーストクラスレストランのうち、イタリアンへ案内した。
28階の「ピャチェーレ」。
田舎者の私は、舌を噛みそうだ。
取り止めのない会話とともに、2時間ほどかけてコース料理をいただいた。
極上の味わいを堪能。
日中なら皇居の眺望も楽しめる。
なお、29階には和食の「なだ万」が入る。

また、28階の「ザ・ロビーラウンジ」はエレガントな空間と上質なサービスが快適である。
日中はティー、夜間はアルコールというイメージが強いが、食べ物のメニューもかなり充実している。
打ち合わせやくつろぎにもってこい。

東京駅周辺で時間を気にせず、隣を気にせず、友人や知人と会話に興じられるスペースは多くない。
たいてい混雑し、ざわついている。
一等地の落ち着いた空間に身を置けることを考えれば、私はレストランもラウンジもリーズナブルな料金だと思う。
場所代でなかろうか・・・。

先方は満面の笑みを残し、いま在籍する会津若松の会社に帰っていった。
私の妻の生まれ故郷。
あっ、言い忘れた。
60歳で退職のつもりが、なかなか辞めさせてもらえない。
仕事の腕が素晴らしいのだ。

一瞬、これが最後の面会になるかもしれないという思いが頭をもたげた。
お世話になりました・・・。

                       ◇

私はGW前半も後半も仕事漬け。
世間は東日本大震災から1年が過ぎ、旅行やレジャーで盛り上がっているようだ。
休暇中に東京駅の近くで食事を楽しむなら、「シャングリ・ラホテル東京」をお勧めする。
公式ウェブサイトで営業時間やメニュー、料金、ドレスコードなどを確かめたうえで、かならず予約してほしい。
家族や友人との交流を心ゆくまでどうぞ!

以下に、「和田創研オフィス移転のお知らせ」と題する2010年2月6日のブログの一部を収める。

                      ◇◆◇

私が代表を務める和田創研はオフィスを移転し、連絡先を変更した。
東京駅に隣接する丸の内トラストタワー本館20階(東京都千代田区丸の内1−8−3)。
ご存知かと思うが、「サーブコープ(SERVCORP)」のオフィスサービスを利用した。
この高層ビルは本館とN館が一体となって「丸の内トラストシティ」を形成しており、森トラストの開発。
首都東京の玄関口・一等地に新たなランドマークとして誕生。

丸の内トラストタワー本館27〜37階(11フロア)は、五つ星クラスのラグジュアリーホテル「シャングリ・ラホテル東京」。
優雅な空間と最高のホスピタリティが迎えてくれる。
ここの「ザ・ロビーラウンジ」は使いやすい。
また、日本料理の名店「なだ万」が入る。

当然ながら、20階のオフィスからの眺望は素晴らしい。
東京駅に出入りする地上線を見下ろせ、鉄道ファンならずとも飽きない。
サーブコープには受付や秘書サービスが備わる。
中小・零細企業や個人事業者、フリーランスにとり利便性が高い。
さらにゴージャスで快適な環境がありがたい。
ただし、付加価値の高いビジネスでないと、こうしたオフィスサービスを利用するメリットは薄い。
料金は決して安くないので、それを使いこなせるかどうか、こちらの力量が問われる。
1階にはビル(丸の内トラストタワー本館)としての受付があり、セキュリティは万全。
このロビースペースは広大で、多くのソファーが置かれる。
また、本館の隣は「大丸東京店」で、レストランなどそれなりの飲食店が揃う。
クライアントとの面談や食事、接待などに重宝しそう。
もっとも丸の内界隈(大手町を含む)は、ちょっと足を延ばせば高級店に困らない。

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知的生産に最重要の集中力が低下

私が一年でもっともほっとするのが年度替わりの時期だ。
若干の変動はあるが、たいてい3月下旬から4月上旬。
年度末は企業での講演や研修、そして指導が滅多にない。
年度初めも同様。
狭い意味での新入社員研修を行っていないためだ。
例えば、新人の営業担当者を対象に、社会人の基礎に近いマナーやルールを教えるなどの内容である。
公開セミナーも行っていない。

私は講師の仕事から解放され、気が緩んだようだ。
気候の変動も影響しているかもしれない。
3月20日頃から3週間くらい、体調がすっきりしない。
頭にもやがかかっているようで眠い。
もともと睡眠不足にきわめて強く、徹夜でもわりと平気なのに…。
先々まで締め切りが詰まっており、頑張ろうという気持ちはある。
しかし、それが体に伝わらない。

仕事がはかどると「おれの頭もまんざらじゃない」と思うが、仕事がとどこおると「おれの頭はなんて悪いのだろう」と思う。
私はこのところ頭が煮詰まっている。
知的生産に最重要の集中力ががくっと低下した。

老化が主因だろう。
体の油が切れ、頭の油が切れている。
うまく回らない。
軽い運動を取り入れないと、変革系の講師やコンサルタントの激務をこなせなくなっているのか・・・。

そろそろエンジンがかかってくれないと困る。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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