コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

フィギュアスケート

羽生結弦がモニュメントデザイン発表式でSEIMEIポーズ

五輪連覇の偉業により自身が2枚並ぶ

10連休、新元号への移行を間近に控えているからでしょうか、それまでに片づけなければならない仕事に追われています。

AI(人工知能)やIoTなどの先端分野の技術革新が市場環境の変化を一段と加速させているように感じます。
私の周囲を見渡しても、消えかかっている事業や商品がたくさん出ています。

何十年か後に、2020年代を中心に「****産業革命」と括られるような気がします。
とにかく、凄まじいスピードで時代が変わっています。

まもなく68歳を迎える私は、ついていくのが大変です。
10年後の社会や経済でさえもまったくイメージできません。



東西線「国際センター駅」南側に設置

フィギュアスケート男子シングルで2014年ソチ五輪、2018年平昌五輪金メダリストの羽生結弦が4月20日、出身地の仙台市内で行われた「フィギュアスケートモニュメントデザイン発表式」に出席しました。
上下黒のスーツ姿に淡いピンクのネクタイを締めて登場し、郡和子仙台市長らと除幕を行いました。
会場では約2万通の応募のなかから抽選で選ばれた約 600人のファンに迎えられています。
(いつものことながら、凄まじい人気です。)

66年振りオリンピック連覇の偉業を成し遂げ、被災地で復興に励む人々を勇気づけた功績を称えるため、同市が市営地下鉄東西線「国際センター駅」南側広場にモニュメントを設置します。
日本フィギュアスケート発祥の地とされる「五色沼」がそばにあります。

荒川静香、羽生結弦、羽生結弦と並ぶ

2017年に制作されたモニュメントはソチ五輪ショートプログラム(SP)「パリの散歩道」の演技姿でした。
今回増設するモニュメントは平昌五輪フリースケーティング(FS)「SEIMEI」の演技冒頭部分がデザインされました。
高さ 2.3m、幅 1.6m。

羽生結弦は感激した面持ちで挨拶に立ち、「記録として残るだけでなくモニュメントとして歴史に刻まれるのはすごい。自分がやってきたことに誇りを持ちたい」「荒川さんの隣に自分が2人並ぶのは恐縮。2連覇したと感慨深い」と語りました。
「これがきっかけになり、仙台に足を運んでくれる人が増えてくれればいい。2つ並ぶことにより、細かい違いを比較しながら見ていただけたら」と言い添えました。

リンクを自分の支配下に置くつもりで

報道陣から「SEIMEI」ポーズに込めた思いを問われると、「最初のポーズで天と地と人をつかさどっているふうに感じている。そこから動き出しているシーン。リンクすべてを自分の支配下に置くつもりで滑っています」と答えました。

メディア向けの撮影時間で「動きのあるシーンを撮りたい」と求められると、モニュメントと同じSEIMEIポーズを即興で披露し、会場から大きな歓声と拍手が沸き起こりました。
浅田真央もそうでしたが、一流選手はサービス精神が旺盛です。

クワッドアクセルの武器で「令和」へ

さらに、新元号で迎える来シーズンへの意気込みを問われると、モチベーションとしていた「クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)をマスターしたい」「これからも戦ううえで武器を付け加える義務感がある」と力強く語りました。
「世界で初めて公式試合で決める選手になりたい」と添えるのは、いかにも彼らしい。
(義務感という言葉にも圧倒されますが・・・。)

平成時代の伝説になった羽生結弦が令和時代の新しい扉をこじ開けます。

⇒2019年3月17日「羽生結弦という社会現象、すべてが伝説になる」はこちら。

同市担当者が痛恨のスペルミスを謝罪

発表式終了後に同市担当者が痛恨のスペルミスを謝罪しました。
平昌五輪を英語で表記する際に「Olympic」でなく「Olynpic」と間違えました。
この日のモニュメントは幸いレプリカであり、4月29日に行われる除幕式に向けて強化ガラスを素材に制作中だそうです。
やれやれ。

category:羽生結弦ブログはこちら。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月31日「勝負師・羽生結弦は負けは死も同然と切り捨てる」はこちら。

⇒2019年3月28日「羽生結弦欠場で世界国別対抗戦は視聴率大幅低下」はこちら。

⇒2019年3月26日「残念、表彰台は痛み止め服用の羽生結弦ただ一人」はこちら。

⇒2019年3月24日「羽生結弦は別次元、華と存在感、演技全体の美しさが際立つ」はこちら。

⇒2019年3月19日「羽生結弦はコンディションが不明、試合勘も失う」はこちら。

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高橋大輔が全日本選手権フリー前の極度の緊張を打ち明ける

普通は3回くらいだけれど、10回くらいでした

私は先頃、福岡で2日間の「営業管理者基本研修」の講師を務めました。
休憩時間の喫煙ルームで、昨年2月に私の「営業社員研修」を受講した方々から「やせました」「ふけました」「印象が変わりました」などと言われました。
自分でもそう思っています。

仕事の無理がたたり、昨夏以降は体重が激減しました。
休日を取らず、睡眠を削り、限界を超えて働いてしまいました。
しかも、年明け以降はますます仕事に追われ、さらに体重が落ちました。
頬がげっそりこけています。
1年ちょっとで一気に10歳くらい年も取りました。
まもなく68歳を迎えますが、おそらく実年齢より相当老けて見えるはずです。

体のあちこちに痛みを抱えながら、週明けの締め切りに何とか間に合わせるためにデスクに向かっています。
このブログで取り上げたいことがたくさんありますが、時間をきちんと取ることが至難な状況です。

スカイコート・ディベルデ・浅草内覧会で熱弁

さて、フィギュアスケート男子シングルで5季ぶりの現役復帰を果たした高橋大輔がトータルプロデュースしたマンション「スカイコート・ディベルデ・浅草」の報道向けの内覧会に出席しました。

使いやすさを最重視し、シンプルななかにこだわりを詰め込んだ部屋について熱弁を振るいました。
多くの収納スペースを設け、トイレにはケータイを置けるような工夫も施しています。
(私自身も“大”をしながら電話をかけることがあり、さすが大ちゃんだと思いました。)
それぞれの部屋には「隠れ大輔」がいるとかで、「見っけ」と探し出す楽しみもあります。

高橋大輔が紹介した最上階、11階1LDKの部屋は東京スカイツリー、浅草寺、晴れれば富士山も望めます。
「広いバルコニーを生かし、パーティをやってほしい」と語っています。

SP2位で「表彰台がいけるのじゃないか」と

高橋大輔がトークショーに参加し、全日本選手権を振り返りました。
「ベストを尽くして4、5位かと思っていた。ふたを開けてみれば、SP2位。表彰台がいけるのじゃないかと思った」。

フリー(FS)の前夜は「久々に眠れなかった」。
極度の緊張に襲われ、「試合前にいつも嘔吐する。普通は3回くらいだけれど、10回くらいでした」と打ち明けています。
五輪を含めて数々の国際試合を経験し、実績を残した大ベテランでもそうなのかと驚きました。
それくらい難しい競技なのでしょう。
緊張だけでなく、大フィーバーの「重圧」も感じたのかもしれませんね。

高橋大輔は来季も現役を続行します。
「平成から令和になり、すべての人が新たな気持ちになっていると思う。復帰して成長できた。これから人生がスタートすると思う」と前向きに語りました。
が、「海外試合はあまり出ないかな・・・」と、主戦場が国内試合になる見通しを示しました。
年末の全日本選手権を目指すことになります。

プログラムはFSが「もう1回見たい、完成形が見たいという声が多いので」と、今季と同じ「ペール・グリーン・ゴースト」を滑ります。
(ならば、負担もいくらか減らせます。)
SP「シェルタリング・スカイ」は変更する予定です。

私自身は完成度の高い、円熟の演技を見たい。
ジャンプの失敗が多いと、なかなかのめり込めません。

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◇◆◇

高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年4月8日「高橋大輔はやんちゃ、毎日記憶がなくなるまで滑る」はこちら。

⇒2019年1月15日「高橋大輔は戦う覚悟を決めよ、でないと若手に失礼」はこちら。

⇒2018年12月22日「若者よ、高橋大輔が全日本選手権の主役でいいのか」はこちら。

⇒2018年12月16日「全日本選手権2018順位予想 宇野昌磨、織田信成、高橋大輔」はこちら。

⇒2018年11月3日「高橋大輔、西日本選手権1番滑走から全日本選手権へ」はこちら。

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紀平梨花が大乱調で終幕、休む間もなく2年目へ

フィギュアスケート世界国別対抗戦2019
フリー演技後に「ごめんなさい」の仕草

仕事に追われ、ブログの更新が何日か滞りました。
近づく締め切り日にいまも頭が一杯です。
考えて記事をまとめることができません。

ウェブ記事によれば、フィギュアスケートの世界国別対抗戦2019のエキシビションが4月14日(日)にマリンメッセ福岡で行われました。
私は出張でその日はJR博多駅近くのホテルに泊まっていました。
(主要機能がコンパクトに収まった福岡市はイベントが開かれると、街が一段と活気に溢れます。)
結局、今大会はテレビでも動画でもほとんど見ていません(ニュースなどでちらり)。
楽しみにしていたので残念です。

さて、女子シングルでロシアのアリーナ・ザギトワの持つ世界最高得点の更新が期待された紀平梨花はフリースケーティング(FS)で138.37点の5位になりました。
最終滑走で、冒頭のトリプルアクセル(3回転半)でいきなり転倒しました。
続くトリプルアクセル−3回転トウループのコンビネーションはダブルアクセル(2回転半)に落として凌ぎました。
が、3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションは後ろが回転不足のうえに転倒しました。

珍しく大乱調だった紀平梨花は演技後、両手を顔の前に合わせて「ごめんなさい」の仕草を見せました。
自己ベストを16点以上下回ったのですから、表情は冴えません。
順位点合計で2連覇を狙った日本は米国に及ばず2位になりました。

SP翌日の公式練習で体に異変を感じる

紀平梨花は鬼門とされたショートプログラム(SP)で世界最高得点を記録したグランプリ(GP)ファイナルを超える会心の演技を見せています。
しかし、その勢いをFSに保てませんでした。

報道陣に「SP後に体ががちがちになり、足に力が入らなかった」と打ち明けました。
翌日の公式練習の時点ですでに異変を感じていたそうです。
シーズン終盤はとくに体のケアに努めましたが、やはりシニア1年目の最終戦は疲労が蓄積していたのでしょう。

紀平梨花は今シーズンの国際大会7戦のうち、FSは世界選手権を除いてトップと得意にしてきました。
しかし、シニア1年目の終幕は最悪になってしまいました。
わずか半年で並外れた資質は世界中に周知されましたが、大きな弱点も露呈しました。

女子シングルは劇的な転換期を迎えるか

紀平梨花はシニア2年目へ休む間もなく動き出します。
「来季は一番大きな試合で一番の演技をするのが目標。そうしないと五輪で勝つのは難しい。4回転もどんどん練習していきたい」と口にしました。

日本の小学5〜6年生に相当する年齢を含め、ロシアのジュニア勢がトリプルアクセルのコンビネーションや4回転ジャンプをどんどん決めているという情報を見かけました。
女子シングルは劇的な転換期を迎えつつあるのかもしれません。
世界のトップクラスがどのような選手で構成されるのかまるで読めない状況です。

紀平梨花は厳しい戦いに備え、5月上旬から約10日間のコロラド合宿、7月下旬から場所は未定ながら1か月半の長期合宿を張るようです。
くれぐれもけがに気をつけてほしい。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年4月12日「紀平梨花がSPでトリプルアクセル成功、世界最高得点更新」はこちら。

⇒2019年4月7日「紀平梨花に家族全員の献身的バックアップ」はこちら。

⇒2019年4月6日「紀平梨花は美の神からの最高のプレゼント」はこちら。

⇒2019年4月3日「トゥクタミシェワが世界国別対抗戦で紀平梨花と3A対決」はこちら。

⇒2019年4月2日「4回転サルコウ投入の紀平梨花は一転して勝てなくなる恐れ」はこちら。

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紀平梨花がSPでトリプルアクセル成功、世界最高得点更新

フィギュア世界国別対抗戦で美しい着氷
完璧な演技で何度も両手でガッツポーズ

私は年度末から年度初め、そしていまもばたばたの状態が続いています。
元号が変わるからでしょうか(私は休みませんが、10連休とのこと)、消費増税が行われるからでしょうか、それとも東京オリンピック・パラリンピックが控えているからでしょうか。
膨大な書き溜め記事が底をつき、ブログを更新できません。
仕事がいくらか落ち着いたら、しっかりとアップしたいと思います。

さて、フィギュアスケートの世界国別対抗戦が4月11日からマリンメッセ福岡で始まりました。
実は、私は放送も動画も見られず、ウェブ記事で結果を知りました。

女子シングルのショートプログラム(SP)が行われ、紀平梨花が自らのグランプリ(GP)ファイナルでの世界歴代最高を更新する 83.97点で首位に立っています。
完璧な演技でなければ叩き出せない点数です。
個人戦のような緊張感がなく、リラックスして滑ることができたのでしょう。

ロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワも 80.54点という高得点で2位でした。
(トリプルアクセルを決めたのでしょうか。)
坂本花織はパーソナルベストの 76.95点を記録して3位でした。
(着実に成長しています。)

紀平梨花の曇りのない笑顔は久し振り!

紀平梨花は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、続く3回転フリップ−3回転トウループのコンビネーション、後半の3回転ルッツを成功させました。
私はNHKのニュース番組でトリプルアクセルを見ましたが、わずかに軸が傾いたものの流れるような美しい着氷でした。
出来栄え点(GOE)は2.86点です。
SP 83.97点は従来の採点基準での最高記録、ロシアのアリーナ・ザギトワが平昌五輪で記録した 82.92点も超えました。

紀平梨花は演技後、何度も両手でガッツポーズをつくりました。
期待に応えられなかった世界選手権の雪辱を果たしたいと願っていたのでしょう。
曇りのない笑顔は久し振りに見た気がします。
「点数は高すぎてびっくりした」「トリプルアクセルは一番よかった」と語りました。

またしてもスケート靴の調整に苦しんで6分間練習で転倒したようですが、テープをきつく巻き直す処置を施して乗り切りました。
フリースケーティング(FS)でトリプルアクセルを2本とも決めたら、夢のような得点が出るのでないでしょうか。

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紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年4月7日「紀平梨花に家族全員の献身的バックアップ」はこちら。

⇒2019年4月6日「紀平梨花は美の神からの最高のプレゼント」はこちら。

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⇒2019年4月2日「4回転サルコウ投入の紀平梨花は一転して勝てなくなる恐れ」はこちら。

⇒2019年4月1日「濱田美栄コーチは使いっぱしり、怒りが収まらず愚痴が止まらない」はこちら。

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童顔の宇野昌磨がようやく大人になったわけ

惨敗を喫した世界選手権をどう見るか
負けても平気な顔をされるとがっかり

世界フィギュアスケート選手権男子シングル。
宇野昌磨は四大陸選手権でシニアとして主要国際大会の初制覇を成し遂げました。
才能と実力、何より練習の努力と照らせば遅すぎた感は否めませんが、勝つに越したことはありません。
(忘れられがちですが、宇野昌磨はネイサン・チェンが5位に終わった平昌五輪で銀メダル獲得という実績を残しています。)

実は、羽生結弦が欠場し、自身は右足首を負傷しながら出場した全日本選手権から宇野昌磨に変化が表れていました。
それは勝利への執念と責任を口にするようになったことでした。
とくに四大陸選手権ではこれまでの順位にこだわらない姿勢を改め、優勝を狙うと言い切りました。
童顔の宇野昌磨がようやく大人になった、ようやく勝負師になったと感じた瞬間です。

選手が悔しがるからファンが悔しがる

そうした変化にファンは敏感に反応し、世界選手権での初優勝へ向けて注目が集まり、期待が高まりました。
大会前の記者会見では久し振りに試合に出場する羽生結弦に質問が集中しましたが、宇野昌磨に対する関心も決して低くありませんでした。
(宇野昌磨はすねてみせる演出を行っています。)

選手が負けても平気な顔をしていると、熱心なファンほどがっかりするものです。
優勝を飾ればうれしいのはもちろん、選手が敗北を心から悔しがる様子を見ると次回の応援に一段と力がこもります。
五輪連覇の羽生結弦もそうですが、順調に勝利を収められなかった浅田真央がその代表格です。
注目や期待が重圧となって浅田真央を苦しめることもありましたが、熱狂的な応援はスーパースターとしての誇りでもあったでしょう。
(選手が悔しがるからファンが悔しがるのです。)

羽生結弦とネイサン・チェンに勝つ!

私が一番うれしかったのは、背中を追いつづけてきた羽生結弦、世界選手権とグランプリ(GP)ファイナルで後塵を拝してきたネイサン・チェンが出場する本大会で勝ちにいくと宣言したことでした。

ある意味で当然で、宇野昌磨は初出場の2016年こそ7位でしたが、2017年と2018年は銀メダルを獲得しています。
安定した成績です。

さて、宇野昌磨は世界選手権へ向けてリハビリと調整に努めました。
そんなに簡単に治るはずがありませんが、本人は「問題ない」。
全日本選手権と四大陸選手権で難度を下げたジャンプ構成をけがの前に戻す意向も示しました。

公式練習に参加し、フリースケーティング(FS)の曲かけ練習は4回転ジャンプ4本の構成です。
冒頭に4回転サルコウを決めました。
ショートプログラム(SP)の曲かけ練習は4回転フリップ、4回転トウループ−3回転トウループ、トリプルアクセル(3回転半)です。
本気で制覇を目指しているのは明白です。

宇野昌磨は勝負と真正面から向き合う

私は宇野昌磨が大会前の記者会見で語ったとおりだと思います。
「僕は結果を気にせず、自分の満足がいく演技と言ってきた」。
「この試合には初めて結果を求めて挑みたい。それが緊張につながるか分からないけれど、貴重な経験になる」。
いいコメントです。

大会では不本意な結果に終わり、本人がどのような反応を見せたかも知られています。
表彰台を外れた事実だけ見れば、惨敗を喫したといえます。

しかし、宇野昌磨は勝負と真正面から向き合うようになって人間としても、アスリートとしてもおおいに成長したと思います。
私自身はこれまでの宇野昌磨よりも断然好きです。

どうか2022年北京五輪での金メダル獲得へ、攻めの姿勢を貫いてほしい。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月14日「宇野昌磨が羽生結弦とネイサン・チェンに挑戦状」はこちら。

⇒2019年3月11日「宇野昌磨、胸に響いた出水慎一トレーナーの言葉」はこちら。

⇒2019年2月22日「宇野昌磨、遅すぎた主要国際大会初優勝」はこちら。

⇒2019年2月16日「宇野昌磨は勘弁、「僕の生き方」という人騒がせ」はこちら。

⇒2019年2月1日「宇野昌磨は世界選手権で男女同時金メダルを叶えよ」はこちら。

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高橋大輔はやんちゃ、毎日記憶がなくなるまで滑る

高橋大輔が恋しいのはネオンと酒
銀盤の輝きを銀座の灯りと勘違い

フィギュアスケート男子シングルの高橋大輔。
基本的には分別のある大人であり、周囲にも優しい配慮を行えます。
(例えば、全日本選手権後に活躍の機会を若手に譲ったり・・・。)
が、子どもみたいなところも残っており、やんちゃな雰囲気も感じられます。
そうでなければ、突然の「現役復帰表明」もなかったでしょう。
こうしたいと思うと居ても立ってもいられない性格なのかもしれません。

その高橋大輔がテレビ番組に出演し、現役の引退から復帰までを語りました。

2014年のソチ五輪後に現役引退を表明しています。
そして、翌年からニューヨークへ「語学留学」しています。
日本の駅前留学ではだめだったのでしょうか。

高橋大輔は最初はつましく田舎にホームステイでした。
つましい(倹しい)とは、暮らし振りが地味で質素なこと。
しかし、「30歳でホームステイ。大丈夫かなと暗くなっちゃった」。
何を言っているやら、自らの意思でそれを選んだはずです。

そこで、マンハッタンの「語学学校」へ転校しました。
もう、いけません。
「夜の街が楽しくて」と生活が一変しました。
これは確信犯です。

光源氏の役づくりに有効と言い訳

高橋大輔はばりばりの現役選手の頃から週に2日は酒を飲んでいました。
スーザンやキャサリンが恋しかったかどうかは不明ですが、ネオンと酒が恋しかったのは確かです。
スケートをしないことを言い訳にし、「毎日記憶がなくなるまで飲んだ」と明かしました。
この経験が「光源氏」の役づくりに有効だったといわんばかりです。

ちなみに、番組では現役復帰を決めた理由についても語っています。
「ぴんときた」と一言。
それだけかよという印象で、ほとんど子どもです。

私は高橋大輔が銀盤の輝きを銀座の灯りと勘違いして選手に戻った可能性を否定できないと思いました。

ファンは涙流し声振り絞って応援

現役復帰2年目も高橋大輔の挑戦は続きます。
「毎日記憶がなくなるまで滑った」と語れば、ファンは涙を流しながら声を振り絞って応援してくれるでしょう。

なお、全日本選手権後に「滑れなくなるまでは一生現役というつもり。そのときに出られる試合に出る」と話しています。
顔の濃さからもうかがえますが、高橋大輔は何事にもどっぷりと浸かりたいたちでしょう。

高橋大輔コーディネート物件完売

高橋大輔が浅草のマンションをトータルコーディネートしています。
建物は地上13階建て、部屋の広さは25屬ら40屬箸いΑ△もに若い女性の一人暮らし向けの物件です。

建築士ほかの助言を得ながら、イメージコンセプトやテーマカラーの選定、照明など内装アイデアの提供などに関わりました。
噂では、周辺相場より高いにもかかわらず購入希望者が多く、2月に抽選が行われました。
(まもなく入居開始です。)

この選手のこだわりがあちらこちらに反映されているはずです。
私は光源氏が早朝にマンションから出てくる瞬間をスクープされないことを祈っています。

category:高橋大輔ブログはこちら。

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高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月15日「高橋大輔は戦う覚悟を決めよ、でないと若手に失礼」はこちら。

⇒2018年12月22日「若者よ、高橋大輔が全日本選手権の主役でいいのか」はこちら。

⇒2018年12月16日「全日本選手権2018順位予想 宇野昌磨、織田信成、高橋大輔」はこちら。

⇒2018年11月3日「高橋大輔、西日本選手権1番滑走から全日本選手権へ」はこちら。

⇒2018年10月9日「高橋大輔、復帰戦ぼろぼろ演技にやばっ」はこちら。

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紀平梨花に家族全員の献身的バックアップ

フィギュアに人生すべてを捧げる覚悟
類まれな才能と尽きない魅力が備わる

きのうのブログの続き。

⇒2019年4月6日「紀平梨花は美の神からの最高のプレゼント」はこちら。

紀平梨花は私の直観どおり、国際大会6連勝という快進撃を続けました。
そして、シーズンで最重要の世界選手権が迫り、国内外を問わずだれもが紀平梨花を圧倒的な優勝候補と認めるに至りました。

ところが、「世界女王」の称号をつかむどころか、表彰台を逃してしまいました。
フィギュア王国のファンと国民の期待を裏切ることになり、一番つらかったのは本人です。
周囲の落胆の大きさも痛いくらい感じたでしょう。
紀平梨花は今シーズンをいい形で締め括ることができませんでした。

ジャンプ構成の基礎点で下回る事態も

時期はともかくとして、女子シングルも男子シングルに遅れて「4回転ジャンプ競争」の時代を迎えるのは間違いありません。
現実に、来シーズンは4回転ジャンプを跳ぶロシアのジュニア選手が複数シニアに上がってきます。
紀平梨花はトリプルアクセルや3回転ジャンプの高難度のコンビネーションをプログラムに組み込むアドバンテージが相対的に弱まります。
ジャンプ構成の基礎点で下回る事態も起こります。

3Aが代名詞に、得点源から得点減へ

また、強さが際立った紀平梨花ですが、今シーズン中盤以降は弱点も露呈しています。
浅田真央ほどのこだわりはなかったはずのトリプルアクセル(3A)が「代名詞」となってしまい、まま得点源から「得点減」に変わりはじめ、彼女を苦しめました。
不安を抱えながら跳んでみたり、わらにもすがる思いで跳んでみたり・・・。
そして、その弱点を克服できず、来シーズンに重すぎる「課題」として持ち越しています。

さらに、個人差はあるにしろ紀平梨花は成長期を迎えます。
フィギュアスケートはわずかに体形が変わるだけでもバランスを保つのが難しくなるようです。
まして紀平梨花はとても繊細な感覚の持ち主です。
この先は不透明であり、女子シングルの新局面への突入も踏まえて考えると、不調に沈むことが絶対にないと言い切れません。

それでも紀平梨花が類まれな才能と尽きない魅力を合わせ持った選手であることは疑いようがなく、私はこれからの活躍をおおいに楽しみにしています。
フィギュアスケート界で長くスーパースターとして君臨すると信じたい。

⇒2019年3月3日「消音動画同時再生で分かる紀平梨花のぶっちぎり」はこちら。

家族の犠牲なしにトップ選手は育たず

もう一つ、私が感嘆するのが、フィギュアスケートに打ち込む姿から人生のすべてを捧げる覚悟が伝わってくることです。
練習や鍛錬の時間を増やすために通信制私立N高校を選んでいます。
通学の負担、したがって自身の負担を減らす意図があったとしても、競技を最優先した大胆な決断です。

同じ濱田美栄コーチ門下生の白岩優奈がクラウドファンディングを利用して活動資金を調達しています。
フィギュアスケーターが競技生活を続けるには大変な出費が避けられません。
全日本選手権の最終組や主要な国際大会で滑れる選手になるために必要な費用を調べた際に、インターネットで見かけたのは紀平梨花が富裕な家庭で生まれ育ったわけでないという情報でした。
もしそうなら、家族全員の献身的なバックアップが必須となります。

スポーツのなかでも道のりの険しいフィギュアスケートにおいては家族が犠牲にならないとトップ選手は育たないとされています。
それは選手本人がよく分かっていることです。

「私は後戻りできないと思っている」

紀平梨花は「私は後戻りできないと思っている」と語ったことがありました。
この選手はほんわかとし、のほほんとした表情ですが、これはきわめて重い言葉です。
聞きようにより、決意とともに追い詰められた「悲壮感」が伝わってきます。

今シーズンの活躍を経て、16歳の少女のなかで2022年北京五輪の金メダル獲得は夢でなく「使命」に変わっています。
私はそれが叶うよう、気合を入れて応援していきます。

人は皆そうですが、この子はとくに笑顔が似合います。

category:紀平梨花ブログはこちら。

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紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年4月6日「紀平梨花は美の神からの最高のプレゼント」はこちら。

⇒2019年4月3日「トゥクタミシェワが世界国別対抗戦で紀平梨花と3A対決」はこちら。

⇒2019年4月2日「4回転サルコウ投入の紀平梨花は一転して勝てなくなる恐れ」はこちら。

⇒2019年4月1日「濱田美栄コーチは使いっぱしり、怒りが収まらず愚痴が止まらない」はこちら。

⇒2019年3月30日「紀平梨花の新エキシビションはシーア「ザ・グレイテスト」」はこちら。

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紀平梨花は「美の神」からの最高のプレゼント

スーパースターの条件がすべてそろう
シニア1年目で資質が一気に開花する

フィギュアスケートの男女シングル。
70歳近くになる私の記憶の範囲では、いきなりハートをつかまれたのが女子シングルの紀平梨花でした。
あどけない16歳のシニア1年目はあまりに鮮烈でした。
浅田真央はおそらくジュニア時代から無敵を誇っていましたのでシニアに上がった当初の活躍に驚きはありませんでした。
この子はいきなり表舞台に出てきた印象であり、まばゆい登場感に包まれていました。
「彗星のように現れる」という言葉がぴったりでした。

NHK杯フリーで五輪金メダルを直観

今シーズンを振り返り、グランプリ(GP)シリーズ「NHK杯」のフリースケーティング(FS)に衝撃を受けました。
私はオリンピックで金メダルを獲れる選手と直観しました。
フィギュアスケーターはたいていスタイルがいいのですが、この子は体と背中の線がきれいなうえに、フェイスが美しい。
少なくともとてもかわいい。
ルックスのよさはスーパースターになるための大きな条件の一つなのは確かです。

⇒2018年12月9日「紀平梨花、ビューティフル・ストームの生命力」はこちら。

総合力で世界のトップクラスと戦える

私は紀平梨花のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)もさることながら、「総合力」で世界のトップクラスと戦える選手が現れたことに興奮を覚えました。
その頃は粗っぽさがいくらか残っていましたが、こんなにダイナミックでしかもナチュラルな「スケーティング」を身につけた女子選手がいるのかと魂が震えました。
突出した身体能力と運動神経、おおらかな気質と素直な性格が溶け合い、形容しがたい「美しさ」を放っていました。

まだ無名であり、審判員に浸透していなかったので表現力などを評価する演技構成点(PCS)は低かったのですが、私はかならず伸びていくと思いました。
さらに、いろいろな要素で出来栄え点(GOE)を稼げると思いました。
もう一度言いますが、土台のスケーティングがすごい。

⇒2018年12月21日「プロが絶賛、紀平梨花の天性のスケーティング」はこちら。

クオリティが高くルール改定も追い風

紀平梨花は女子選手としてはトリプルアクセルのほかにも高難度ジャンプを跳べるのですが、コンビネーションを含めて回転不足を取られる心配がないほど「着氷」がクリーンでした。
これといった欠点が見つからず、演技全体の「クオリティ」が格段に高く、採点ルール改定も追い風にできると確信しました。
その後のGPシリーズ「フランス大会」とGPファイナルを含め、SPの失敗をFSで立て直す修正力、演技中の冷静で咄嗟の判断力にも感心しました。

私は紀平梨花のジュニア時代をオリンピックシーズンの全日本選手権で3位に食い込んだ演技くらいしか知りませんが、長い歳月をかけて培ってきたものが一気に開花するさまを目の当たりにしました。

この競技をやるために生まれてきた!

この選手が努力を惜しまず練習を積んでいることは承知していますが、最大の魅力はフィギュアスケートに関わる「資質」に尽きます。
体操や卓球など、ほかのスポーツでも成功した可能性がありますが、この競技をやるために生まれてきたかのようなセンスを感じさせられます。
フィギュアスケートファンの私は「美の神」から最高のプレゼントを贈られた気がしたものでした。

⇒2019年1月19日「魂が救済される滑り・・・紀平梨花は美しい」はこちら。

スーパースターになるための条件がすべてそろっています。

続きは、あすのブログにて。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年4月3日「トゥクタミシェワが世界国別対抗戦で紀平梨花と3A対決」はこちら。

⇒2019年4月2日「4回転サルコウ投入の紀平梨花は一転して勝てなくなる恐れ」はこちら。

⇒2019年4月1日「濱田美栄コーチは使いっぱしり、怒りが収まらず愚痴が止まらない」はこちら。

⇒2019年3月30日「紀平梨花の新エキシビションはシーア「ザ・グレイテスト」」はこちら。

⇒2019年3月26日「紀平梨花に致命的弱点、五輪金メダル獲得は絶望的か」はこちら。

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坂本花織、ジャンプは幅も高さも申し分なし、着氷後が美しい

坂本花織はSPで完璧なパフォーマンス
世界選手権で高い出来栄え点(GOE)

世界フィギュアスケート選手権女子シングル。
シーズン締め括りの大会に坂本花織が初出場しました。
全日本選手権で宮原知子の5連覇を阻止し、日本女王として臨む最重要の試合です。
しかも会場がさいたまスーパーアリーナですので、高い注目度が格段に高まります。
生中継のテレビ視聴率も跳ね上がります。
自分の成長を大勢に示す最高の機会となりました。

坂本花織は持ち前のパワフルでダイナミックな滑りに柔らかさと伸びやかさが加わり、大人の女性の雰囲気も備わり、素晴らしいフィギュアスケーターに育ちました。
調子のいいときはジャンプの幅(飛距離)も高さも申し分なく、とくに着氷後の流れが美しい。
私は見ていて「おーっ」と思います。

ショートプログラム(SP)が行われ、坂本花織はルール改定後の自己ベストとなる 76.86点をマークし、2位という好位置につけました。
冒頭の3回転フリップ−3回転トウループのコンビネーション、続くダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、後半の3回転ループをクリーンに着氷しました。
ステップもスピンも最高評価のレベル4を得ています。
すべての要素に出来栄え点(GOE)がつく完璧なパフォーマンスです。
演技後は両手を突き上げ、喜びを爆発させました。
昼の公式練習からジャンプに乱れがなく、表情に自信がみなぎっていました。

ジャンプがプログラムに溶け込んでいて、なぜ演技構成点(PCS)があんなに低いのか疑問を感じました。
得点がもっと伸びていいはずで、気の毒です。

坂本花織は四大陸選手権のSPで首位と0.55点差の2位から逆転優勝を狙ったフリースケーティング(FS)でミスが相次ぎ、中野園子コーチ同門の先輩・三原舞依にも及ばず、4位と表彰台を外しました。
連覇への「欲」で集中力を欠いてしまい、自身も想定しなかった結果に涙を流しています。
ちなみに、グランプリ(GP)ファイナルでも4位に留まりました。
帰国後は落ち込み、中野園子コーチとの対話を経て気持ちを立て直したようです。
悔しさをバネに「平昌五輪前より練習した」という成果をいかんなく出せました。

世界選手権はSPを終えて首位のアリーナ・ザギトワと5.22点差でした。
圧倒的な優勝候補だった紀平梨花はSP冒頭のトリプルアクセルが0点となり、この時点で初制覇の夢がほぼ消えていました。
期待はおのずと坂本花織に集中しました。

審判員に認められ、演技構成点は70点台

中1日空いてFSが行われ、坂本花織は145.97点を記録して合計222.83点となり、5位に終わりました。
FSも合計も自己ベストでしたが、表彰台に0.97点届きません。
約2点の間に2位から5位まで4選手がひしめく大混戦でした。

冒頭の3回転フリップ−3回転トウループのコンビネーションを決めました。
しかし、スピードが出すぎるリンクの状態に違和感を覚えながら滑ったとのこと。
中盤の3回転サルコウでややバランスを崩し、後半のコンビネーションの最初の3回転フリップが1回転で単発になる痛恨のミスを犯しました。
終盤にリカバリーを見せましたが、取り返せませんでした。
しかし、スピンもステップもすべてレベル4を得ています。
特筆すべきは、演技構成点で国際大会初の70点台( 73.26点)に乗せたことです。
大舞台の審判員にようやく認められつつあります。

坂本花織はSP後のどや顔から一転し、FS後は頭を抱え込んで苦笑いしました。
試合後に「練習でやってきたことができなかったのが一番悔しい」と嘆き、涙をこぼしました。

悲観する必要なし、かなり伸び代がある

雪辱を誓った世界選手権は四大陸選手権に続いて表彰台さえ逃すという残念な結果になりましたが、演技そのものに日本女王の風格が漂いはじめました。
私はSPを見て、凄い選手に育ったものだと感嘆しました。
悲観する必要はなく、大学進学後の成長を楽しみにしています。
(感情の起伏の大きさもこの選手の魅力の一つですが、もうちょっと抑えたほうがいい。)
まだかなり伸び代があり、北京五輪代表選考に絡んでくるはずです。

来シーズンはトリプルアクセル挑戦を視野に入れていますので、うまくいけばさらなる飛躍を果たすことができます。
日本女子のエースです。

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坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月18日「坂本花織は滑りがやわらか、大人の女性の魅力が備わる」はこちら。

⇒2019年3月5日「坂本花織は世界選手権で緊張を「力」に変えられる」はこちら。

⇒2019年1月31日「カオちゃん、それを言っちゃあ、おしまいよ」はこちら。

⇒2019年1月30日「日本女王・坂本花織は四大陸と世界選手権で勝つ」はこちら。

⇒2019年1月29日「坂本花織はぎゃあぎゃあ騒ぎすぎ」はこちら。

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ミス・パーフェクト宮原知子から消えた演技の安定感

本気で北京五輪出場を目指している証左
宮原知子は今シーズンの位置づけが明確

フィギュアスケート女子シングルの宮原知子。
5年振りの日本開催となる世界選手権で滑ることをとても楽しみにしていました。
紀平梨花や坂本花織もそうでしょうが、家族や大勢の友だちが会場に駆けつけてくれます。

宮原知子は2015年に銀メダル、2018年に銅メダルと2度の表彰台を経験しており、ウェブ記事では「悲願の初優勝」という言葉も見かけました。
しかし、本人は優勝を諦めていたというと語弊がありますが、あまり眼中になかったはずです。
点数や順位という結果でなく練習の成果を本番で精一杯出すことを心がけていました。
後で述べますが、オリンピック明けのシーズンの位置づけをきちんと定めていたからです。

宮原知子は日本女王の冠がかかる全日本選手権で4連覇を成し遂げ、国際大会を含めて演技の「安定感」が際立っていました。
躍動感は乏しいのですが、機械のように精密に回転する低く速いジャンプが印象に残りました。
そして、ついに「ミス・パーフェクト」の異名を取っています。
この選手の演技は滅多に崩れることがなく、安心して見られました。

世界選手権SPは回転不足で8位出遅れ

世界選手権の公式練習で宮原知子はジャンプが決まっており、調子はまずまずでした。
が、大会前の記者会見では表彰台にこだわらず、平常心で本番に臨む姿勢を強調しました。

直前の合宿などではフリースケーティング(FS)のブラッシュアップなどに努めました。
ジャンプのほか、ステップや表現の手直しを図っています。

ショートプログラム(SP)が行われ、宮原知子は 70.60点で8位と大きく出遅れました。
冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションジャンプの前で軸(着氷)が揺らぎ、後ろで回転不足を取られました。
ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、3回転ループは決めました。
課題のステップで最高評価のレベル4を得ました。

本人は最初のルッツジャンプがうまく入らなかったと無念さをにじませています。
練習のときのようなスピードと思い切りがありません。
緊張からか不安からか、演技全般が硬かった。

ジャンプ改革で演技に集中できていない

宮原知子は今シーズン、かねてより得点の低迷の主因となった「回転不足」の解消など、ジャンプ改革に取り組みました。
採点ルールの改定でジャンプの判定も厳格化されています。
そこが試合でどうしても気になり、演技に集中できていないという印象を受けました。
滑りの慎重さが表れ、四肢を目一杯に使った動きの大きさや伸びやかさも薄れました。

それによりミス・パーフェクトにふさわしい演技の安定感が消えました。
しかし、裏を返せば、宮原知子が本気で2022年北京五輪への出場を目指している証左です。
2020年シーズンまでに回転不足の克服は当然ながら、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の組み込みなどでジャンプ構成の基礎点の引き上げを果たさないかぎり、日本代表に選ばれることもありません。
それをもっともよく知り、強烈な危機感を抱いているのは本人です。

FSは別人のパフォーマンスで持ち直し

フリースケーティング(FS)が行われ、宮原知子は145.35点、合計215.95点で6位と若干持ち直しました。
冒頭の3回転サルコウ、続く3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションをきれいに決め、勢いに乗りました。
終盤の3回転フリップ−2回転トウループ−2回転ループのコンビネーションでバランスを崩して手をつきましたが、最後のダブルアクセル(2回転半)もしっかりと決めました。

回転不足を取られず、これまでの成果を示しています。
ステップもスピンもよく、手応えを感じたのか、演技後に左拳を握りしめました。
私は久し振りの笑顔を見た気がしました。

宮原知子はSPとは別人のパフォーマンスでした。
さいたまスーパーアリーナを埋め尽くした観客に大胆な表情と繊細な表現を届けています。
とてもよかったと思います。

演技のほころびは来シーズンも続くはず

挑戦なくしてオリンピック出場なし。

おそらく演技のほころびは来シーズンも続くはずです。
それでもいい。

宮原知子は練習と鍛錬でここまで上り詰めた努力家であり、才能や器用さがあるといえません。
強固な意志と緻密な計画に従い、一歩ずつ着実に前進していくほかにないのです。

それを小さい頃から温かく粘り強く見守るのが濱田美栄コーチです。
二人は共通点の多いコンビなのでしょう。

⇒2017年12月10日「ハマちゃんとサーさんコンビ、GPファイナルの感動」はこちら。

category:宮原知子ブログはこちら。

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宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月13日「看板が外れた宮原知子は世界選手権を楽しむ」はこちら。

⇒2019年2月12日「来季は世界と戦えない、コロラド合宿は宮原知子にこそ必要」はこちら。

⇒2019年1月18日「20歳の宮原知子はもうババリアンなのか?」はこちら。

⇒2018年12月14日「濱田美栄コーチ、同門対決の心労とプライド」はこちら。

⇒2018年12月13日「宮原知子、全日本選手権4連覇は勝ちすぎ」はこちら。

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トゥクタミシェワが世界国別対抗戦で紀平梨花と3A対決

22歳ベテランはフィギュアと日本が大好き
紀平梨花とトリプルアクセルで得点を競う

主要国際大会の成績を基にした上位6か国が出場するフィギュアスケート団体戦・世界国別対抗戦が4月11日にマリンメッセ福岡で開幕します。
ロシアフィギュアスケート連盟が代表選手を発表しました。
女子シングルには欧州選手権覇者で世界選手権出場のソフィア・サモドゥロワと世界選手権補欠のエリザベート・トゥクタミシェワが選出されています。

エリザベート・トゥクタミシェワはグランプリ(GP)シリーズ「スケートカナダ」で優勝を収めています。
さらに、GPファイナルでも紀平梨花、アリーナ・ザギトワに続く3位で表彰台に立ちました。
シニアに上がった十代半ば過ぎの選手が活躍するロシア勢のなかでは22歳とベテランに属していますが、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器に復活を果たしました。
腐らずに現役を続けてきたこと自体が私はとても立派だと思います。
たいていの選手は嫌になって現役をやめてしまうでしょう。
彼女の演技から感じるのはフィギュアスケートがとにかく好きだということ。

トゥクタミシェワは世界選手権代表を逃す

ところが、エリザベート・トゥクタミシェワはその後に肺炎を発症し、ロシア選手権を欠場せざるをえませんでした。
世界選手権の代表入りを逃し、補欠に回りました。
おそらく経費を自己負担するほかになく、来日を叶えられませんでした。
(彼氏はロシア代表に選出された模様です。)

世界国別対抗戦は今シーズンの最後の大会になります。
どちらかというとスポーツでなく「イベント」であり、試合でなく「祭」であり、頑張った国と選手に対するねぎらいのニュアンスが感じられます。

本大会は個人戦でありませんが、エリザベート・トゥクタミシェワは復活の象徴となった3A(TA)を跳び、それを代名詞としてシニア1年目に躍進を遂げた紀平梨花と対決します。
互いに3本になりそうで、どちらが高得点を叩き出すか、注目が集まることでしょう。
GPファイナル覇者の紀平梨花は下回るわけにいきません。
初の世界選手権で雰囲気に飲まれて8位と振るわなかったソフィア・サモドゥロワは雪辱を誓っており、日本代表の坂本花織を含めた4選手の争いも見ものです。

トゥクタミシェワといえばエキシビション

が、エリザベート・トゥクタミシェワといえば、私は真っ先にエキシビションでの妖艶な演技を思い浮かべます。
フィギュアスケートとしては際どい線を突いています。
血気盛んな若者は鼻血を流す恐れもあります。
あなたが「よゐこ」ならば見てはなりません。

エリザベート・トゥクタミシェワはGPシリーズ「NHK杯」など、折に触れて日本が大好きと語ってきました。
先頃インスタグラムを更新し、桜の枝が映り込んだ自身の写真を掲載するとともに日本愛を込めた言葉を投稿しています。

領土問題の解決へ一向に進展がなく政治関係は冷え切っていますが、ロシア勢、とくに女子シングル選手は「親日家」が多い。
せめてフィギュアスケートで両国代表が交流と親睦を深めてほしい。

category:紀平梨花ブログはこちら。

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紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年4月2日「4回転サルコウ投入の紀平梨花は一転して勝てなくなる恐れ」はこちら。

⇒2019年4月1日「濱田美栄コーチは使いっぱしり、怒りが収まらず愚痴が止まらない」はこちら。

⇒2019年3月30日「紀平梨花の新エキシビションはシーア「ザ・グレイテスト」」はこちら。

⇒2019年3月26日「紀平梨花に致命的弱点、五輪金メダル獲得は絶望的か」はこちら。

⇒2019年3月25日「世界選手権惨敗の紀平梨花に一番大事なこと」はこちら。

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4回転サルコウ投入の紀平梨花は一転して勝てなくなる恐れ

来季は世界初の高難度プログラムを予定
FSで4回転サルコウを前半に組み込む

世界選手権の女子シングルで無念の4位に留まった紀平梨花が来シーズンのフリースケーティング(FS)で世界初となる高難度プログラムを予定しているとのことです。

紀平梨花は習得中の「4回転サルコウ」を演技の前半に入れ、今シーズンは頭と次に組み込んできたトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の1本を後半に移します。
これはきわめて大胆な決断です。

女子シングルで4回転ジャンプとトリプルアクセルを同一プログラムで成功させた選手は存在しません。
また、演技後半にトリプルアクセルを決めるのは、1992年アルベールビル五輪の伊藤みどりまでさかのぼります。
現行の採点方式では初の快挙となります。
逆に言えば、それくらい至難ということです。

トリプルアクセル1本は後半で1割増し

4回転ジャンプを除いてトリプルアクセルの基礎点が一番高く、それを点数が1割増しになる演技後半で跳ぶなら、大きなアドバンテージを得られるだけでなく、ライバルに大きなプレッシャーをかけられます。
フィギュアスケートは格闘技のような神経戦の様相も帯びます。
大会にジャンプ構成の基礎点が高い選手が出場していることは頂点を目指す選手ほど気になります。
ショートプログラム(SP)でリードしても、FSで逆転される可能性に怯えながら滑ります。

トリプルアクセルの成功率がさらに悪化

濱田美栄コーチもこの構想を記者会見で明かしました。
体力がある演技前半、それも冒頭に一番難しいジャンプを跳ぶのがセオリーです。
にもかかわらず、紀平梨花はトリプルアクセルをまま失敗してきました。
最初に4回転サルコウを跳ぶのはいいとして、体力がない後半にトリプルアクセルを持っていくと成功率がさらに悪化します。
大舞台での勝利の条件はノーミスのはずですが、望むべくもありません。

来シーズンは4回転ジャンプを跳べるロシアのジュニア勢がシニアに上がってきます。
紀平梨花が高難度のジャンプ構成に挑みたがる気持ちが分からないわけでありません。
しかし、練習段階からけがのリスクがおおいに高まります。
3回転ジャンプの調子を崩すかもしれません。
代名詞のトリプルアクセルを自分のものにしてからでも遅くないと思います。
男子シングルに遅れ、女子シングルも「4回転ジャンプ競争」に突入するのは必然の流れですが、シニアに上がったジュニアが成長期でも成功させられるとは限りません。
紀平梨花は焦りすぎでしょう・・・。

羽生結弦の応援でインスピレーション!

紀平梨花は世界選手権終了後の記者会見で、前夜の男子シングルのFSを客席から応援し、五輪2連覇の羽生結弦から4回転サルコウを跳ぶインスピレーションを得たと声を弾ませました。
「力が抜けて軽いジャンプをしていた。無駄な力が入らないお手本のようなジャンプだった」。
イメージがだいぶ固まってきました。

不確かですが、1月のコロラド合宿でそこそこ跳んでいるようです。
また、練習でもすでに着氷しているようです。

ちなみに、紀平梨花は四大陸選手権で左手薬指を負傷し、世界選手権直前のコロラド合宿で4回転ジャンプの特訓を行わなかったことを知りました。
プログラムのブラッシュアップに努めたようで、世界選手権でのジャンプの不調は特訓に起因したものでありません。

シニア2年目はあたふたを愛嬌と呼べず

この実質的なシーズン最終戦で4位に終わった紀平梨花は「目標はもっと高いところにある」と語りました。
私もその通りだと思います。
トップクラスの選手は出場するからには優勝を狙うとしても、全試合に勝つことは不可能です(男子シングルのネイサン・チェンは全勝です)。
それでは精神的にも持ちません。
だから負けることもありますし、不本意な負け方をすることもあります。
しかし、勝ちにいった試合で惨敗を喫するようだと、オリンピックでの金メダル獲得は難しいでしょう。

今シーズンを振り返れば、トリプルアクセルを3本揃えたことがなく、試合のたびにあたふたを繰り返しました。
紀平梨花はシニア2年目の来シーズン、そうした醜態を「愛嬌」と呼べなくなります。
安易に4回転ジャンプを投入すると、ばたばたになるのは目に見えています。
美しいプログラムそのものが壊れかねず、私は慎重に進めてほしい。

裏目に出ると、一転してまったく勝てなくなる恐れもあります。

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紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年4月1日「濱田美栄コーチは使いっぱしり、怒りが収まらず愚痴が止まらない」はこちら。

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⇒2019年3月23日「紀平梨花、プレッシャーとの戦いは始まったばかり」はこちら。

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濱田美栄コーチは使いっぱしり、怒りが収まらず愚痴が止まらない

世界選手権4位の紀平梨花に辛辣コメント
敗因は「まだ子ども」とばっさり切り捨て

フィギュアスケートの濱田美栄コーチの怒りと愚痴が止まりません。
世界選手権の女子シングルで国内外から優勝間違いなしと見られていながら4位に終わった紀平梨花に対し、記者会見などで辛辣なコメントを発しています。

私は四半世紀を超え、社長を含む経営系、営業系と企画系の人材開発に携わってきました。
人を育てるという観点ではコーチと共通性があります。
そして、期待する人材にはどうしても厳しく接してしまいます。
早く育ってほしい、大きく育ってほしいとの願いから指導する側も熱くなります。
フィギュアスケートに限らず、他のスポーツでも、あるいは他のジャンルでも変わらないでしょう。

叱責は紀平梨花の才能への期待の裏返し!

紀平梨花への叱責も才能を認めているからこそで、並々ならぬ期待の裏返しにほかなりません。
肝心の本人はどのように受け止めているのでしょうか。
のほほんとしたところが魅力の一つでもあり、世界選手権での敗北を本気で悔しがっているのか、振り返っているのか、いま一つはっきりしません。
負けてもけろっとしているのが私は気がかりです。

濱田美栄コーチはフリースケーティング(FS)終了後に記者から敗因を問われ、「まだ子ども」とばっさり切り捨てました。
相当怒っています。

アリーナ・ザギトワも紀平梨花と同じ16歳

例年だとライバルになるロシア勢は平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ、銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワが今シーズンは不調のどん底でもがいており、表彰台に上ることも厳しいと予想されていました。
しかし、二人とも世界選手権へ向けてきっちり仕上げ、1位と3位になりました。
圧倒的な優勝候補だった紀平梨花は優勝を逃すどころか、表彰台を外れています。
実は、アリーナ・ザギトワも紀平梨花と同じ16歳です。

濱田美栄コーチは記者会見で「試合以前の問題」と愚痴が止まりません。
例えば、紀平梨花はウオーミングアップの時間もやり方もまちまちです。
「自分のペースを見つけないと」と憤っています。
滑走順(待ち時間)によっても変えなければならないそうです。
ならば、紀平梨花は6分間練習直後が好きなはずであり、順番が遅くなるほど嫌いなはずです。

⇒2019年3月26「紀平梨花に致命的弱点、五輪金メダル獲得は絶望的か」はこちら。

行き当たりばったりで自己管理ができない

紀平梨花はフィギュアスケーターとして豊かな資質に恵まれ、鋭敏な感覚も持っていて、どうしても現象や細部にとらわれてしまうのでしょう。
大きな観点からシーズンの組み立てや大会への手はずを考えることが苦手のようです。

濱田美栄コーチは世界選手権でどうせ「スケート靴問題」が再発すると想定し、硬さを調整できそうなビニールテープなど、厚みも異なる複数の種類を用意しました。
こうなると選手のコーチでなく使いっぱしりです。
「5千円分買いました」と苦笑いするほかにありませんでした。
最終的には古いスケート靴に、水道につけるような強力で分厚いテープを巻いてしのぎました。

濱田美栄コーチは愛弟子の紀平梨花について大崩れがなくなるといった成長を認めたうえで、「行き当たりばったり」と苦言を呈しました。
(これでは私の人生とあまり変わりません。)
大舞台で戦うための「自己管理」がまるでなっていないということ。
自ら計画を立て、そのとおりに準備を進めて本番に臨むという経験がありません。
やはり紀平梨花は子どもでした。

⇒2019年3月25日「世界選手権惨敗の紀平梨花に一番大事なこと」はこちら。

準備不足が一番表れるのがSP冒頭の失敗

そして、濱田美栄コーチが嘆く「準備不足」が一番はっきりと表れるのがSP冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)だったのです。
グランプリ(GP)ファイナルで1度決めただけです。
何のことはない、紀平梨花は勝負以前で出遅れていました。
国内最重要の全日本選手権もそうでしたが、大舞台で勝利を収められるわけがありません。

紀平梨花は不安要素を徹底してつぶして本番に臨んでいる印象がありました。
しかし、濱田美栄コーチは「最大の課題は本番へ向けた計画性」と指摘しました。

「目標はもっと高いところ」は、負け惜しみ

紀平梨花はシニア1年目でスーパースターに駆け上がりました。
が、シーズンで最重要の世界選手権でほろ苦さを味わいました。
6戦無敗の快進撃を続けていた国際大会で初めて土がついたのです。

大会後に紀平梨花が語った「目標はもっと高いところ」という言葉は、負け惜しみにしか聞こえません。
勝てる試合に勝っておかなければ、オリンピックで金メダルをつかめるはずがありません。
五輪2連覇の羽生結弦のように自分をばっさり切るべきでした。

⇒2019年3月31日「勝負師・羽生結弦は負けは死も同然と切り捨てる」はこちら。

濱田美栄コーチがずばり指摘した課題を来シーズンは克服し、ぜひとも世界選手権で初制覇を成し遂げてほしい。
さいたまスーパーアリーナで鳴り響いたように、大勢のファンや国民が応援していることを忘れないでください。

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⇒2019年3月23日「紀平梨花、プレッシャーとの戦いは始まったばかり」はこちら。

⇒2019年3月22日「歯車が狂った紀平梨花は負けるべくして負ける」はこちら。

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勝負師・羽生結弦は「負けは死も同然」と切り捨てる

世界の頂点で戦うアスリートの競技観
王者のプライドと覚悟が伝わってくる

世界フィギュアスケート選手権の男子シングルで銀メダルを獲得した羽生結弦の発言がネットで物議を醸していることを知りました。
よほど暇を持て余しているのでしょうが、つまらないことを叩くものだと呆れました。

ショートプログラム(SP)で3位だった羽生結弦が「絶対に勝つ」との強い思いでフリースケーティング(FS)に臨みました。
そして、いくらかミスは出たものの、魂のこもった会心の演技を見せました。
私は感動しました。

しかし、直後に滑った米国のネイサン・チェンがそれを上回る完璧な演技を見せ、羽生結弦に圧勝を収めました。
今シーズンは無敗を誇っており、課題だったメンタルも随分強くなりました。

私は試合後、羽生結弦はけがが完治しておらず、痛み止めを服用して滑ったことを知り、やはりと思うとともに、よくぞと思いました。
日本勢は男女を通じ、試合勘を失っていた羽生結弦だけが表彰台に立っています。
昨年11月のグランプリ(GP)シリーズ「ロシア杯」での右足首負傷から約4か月ぶりの復帰戦ですので。

そして、FSの終了直後で興奮状態だったインタビューで飛び出しのが冒頭の発言でした。
「自分にとって負けは死も同然」と個人の価値観、それも世界の頂点で戦うアスリートとしての競技観を語っているだけです。
金メダルを獲れなかった選手について述べているわけでありません。
まして病気に関連づけて述べたわけでありません。

そもそも「死」という言葉は日常生活で頻繁に出てきます。
多忙だと「死にそう」と言いますし、猛暑だと「死ぬ」と言います。
おそらく「死も同然」という言葉は大昔から使われてきました。

ストレスを発散したくて、叩けそうな発言をネットで探している人たちでしょう。
しかし、その一部分を切り取り、したり顔でコメントするのは愚かです。
人の発言にはたいてい背景や文脈があり、無視できません。

確かなのは、一般論を述べていないこと。

「負けは死も同然」は決して穏やかな表現でありませんが、フィギュアスケートに命をかけている羽生結弦の内面から自然に湧き出た言葉です。
そのときの心境をストレートに吐露したにすぎません。
私もインタビューを聞きましたが、違和感は覚えませんでした。
敗北を喫した自分をばっさり切り捨てており、いかにも勝負師です。
五輪連覇を成し遂げた王者のプライドと覚悟が伝わってきます。

ところで、日本スケート連盟が4月のフィギュアスケート世界国別対抗戦を欠場する羽生結弦について、右足関節外側じん帯損傷、三角じん帯損傷、右腓骨筋腱部損傷と診断されたと発表しました。
文字どおり、「満身創痍」です。

今後も2、3か月の加療が必要とのことですが、残念ながら完治は望めないのかもしれません。
そうした状態でも羽生結弦は大会後に来季以降に世界初となる「クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)」を含めた6種類の4回転ジャンプの習得を誓いました。
やはり命がけでフィギュアスケートに向かい合っています。

羽生結弦は日本が世界に誇れる宝といえます。
一日でも、一年でも長く現役を続けてほしい。

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◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月28日「羽生結弦欠場で世界国別対抗戦は視聴率大幅低下」はこちら。

⇒2019年3月26日「残念、表彰台は痛み止め服用の羽生結弦ただ一人」はこちら。

⇒2019年3月24日「羽生結弦は別次元、華と存在感、演技全体の美しさが際立つ」はこちら。

⇒2019年3月19日「羽生結弦はコンディションが不明、試合勘も失う」はこちら。

⇒2019年3月17日「羽生結弦という社会現象、すべてが伝説になる」はこちら。

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紀平梨花の新エキシビションはシーア「ザ・グレイテスト」

紀平梨花がアイスショーで披露
ビートのきいたダンスナンバー

フィギュアスケートのアイスショー「スターズ・オン・アイス」大阪公演が29日から31日まで、門真市の東和薬品ラクタブドームで行われています。

28日に会場で公開リハーサルと記者会見が開かれ、世界選手権の女子シングルで4位に沈んだ紀平梨花が新エキシビション「ザ・グレイテスト」を披露しました。
オーストラリアの歌手・シーアのダンスナンバー、元アイスダンスのキャシー・リードの振り付けです。

紀平梨花は上が銀、下が黒を基調とした衣装で登場し、ビートのきいた音楽、ハスキーボイスの歌唱に乗せて力強いステップとしなやかな身のこなしを見せ、観客を魅了しました。
素質と器用さがあってのことでしょうが、前日に完成したばかりというから驚きです。
あっさりと自分のものにしています。
この選手はスケーティングが抜群に美しいので、自由に滑れるエキシビションは持ち味が引き立ちます。

紀平梨花はダンスやバレエのレッスンに通っており、それを生かしたプログラムです。
試合では見られない新境地を知ってもらいたいと抱負を語りました。

世界選手権後に硬いスケート靴に変更

また、会見ではスケート靴を新調したことを明かしました。
世界選手権は革が柔らかくなり、補強テープを巻いてしのいだそうです。
ショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)で合計3本のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を1本しか決められなかったのもそれが関係するようです。
高難度ジャンプの不調はコンディションだけの問題でなかったのかもしれません。
試合のたびに大騒ぎになります。
(どうか来シーズンは克服してほしい。)

新シューズは足首の部分がこれまでより硬く、靴底の厚さがかかとからつま先にかけて薄くなっているそうです。
自然に前傾姿勢を保てます。
「いまのところは硬くしたほうがよかった感じがしている」と手応えを語っています。
(試合にならなければ、分かりません。)
本人の好みは柔らかめとか。

このスケート靴で4月11日に開幕するフィギュアスケート団体戦「世界国別対抗戦」で滑ることになります。
こちらは競技というより祭なので楽しめると思います。

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⇒2019年3月26日「紀平梨花に致命的弱点、五輪金メダル獲得は絶望的か」はこちら。

⇒2019年3月25日「世界選手権惨敗の紀平梨花に一番大事なこと」はこちら。

⇒2019年3月23日「紀平梨花、プレッシャーとの戦いは始まったばかり」はこちら。

⇒2019年3月22日「歯車が狂った紀平梨花は負けるべくして負ける」はこちら。

⇒2019年3月21日「3Aパンク、紀平梨花が優勝候補筆頭の重圧に負けた!」はこちら。

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羽生結弦欠場で世界国別対抗戦は視聴率大幅低下

世界国別対抗戦の日本代表が発表される

4月11日にマリンメッセ福岡で開幕するフィギュアスケート団体戦・世界国別対抗戦の日本代表選手が発表され、男子シングルは宇野昌磨と田中刑事、女子シングルは紀平梨花と坂本花織が選出されました。

ちなみに、私は世界国別対抗戦はいらないと考えています。
シーズンの最終戦という位置づけになっていますが、世界選手権で十分です。
フィギュアスケートは女子シングルでも高難度ジャンプ競争に突入しており、選手の負担が増すばかりです。
世界のトップクラスの選手はそれぞれの課題に即し、来シーズンの準備に取りかかる時期に差しかかります。
プログラムを決めなければならず、もともとシーズンオフはないのです。

けがの治療を最優先、テレビ朝日は落胆

世界国別対抗戦のメンバーに羽生結弦の名前がありません。
日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア委員長は「羽生選手はけがのため、欠場させていただきます」と語りました。

本人も日本スケート連盟を通じ、「世界選手権に向けて頑張ってきました。さらに右足に負担をかけることは厳しく、医師からも引き続きの加療が必要と言われました。一日も早くけがを完治させ、来シーズンに向けて練習に励みます」とコメントしています。
治療を最優先させるのは当然の判断です。

羽生結弦は世界選手権に出場しましたが、大会後にけがが完治しておらず、痛み止めを服用して滑ったことを明かしています。
それでもフリースケーティング(FS)で迫真の演技を披露し、今シーズン初の合計 300点超えを果たしました。
直後に滑ったネイサン・チェンに敗れはしましたが、フジテレビの生中継の瞬間最高視聴率は関東地区で30.4%、関西地区で32.8%と跳ね上がりました。

世界選手権では公式練習からファンが詰めかけました。
FSの演技終了後には例により「くまのプーさん」のぬいぐるみがリンクを埋め尽くしました。
凄まじい人気です。

世界国別対抗戦を中継するのはテレビ朝日ですが、羽生結弦の欠場により視聴率が大幅に低下することは避けられず落胆しているでしょう。
(羽生結弦は2大会連続出場していました。)

アクセル含む6種類4回転ジャンプ習得

羽生結弦は昨年11月のグランプリ(GP)シリーズ「ロシア杯」で右足首を負傷しました。
2017年「NHK杯」で右足首を負傷して臨んで金メダルを獲得した2018年平昌五輪より状態が悪いそうです。
(ならば、日本開催であっても世界選手権は欠場してほしかった。)

にもかかわらず羽生結弦は来シーズン以降にアクセルを含めた全6種類の4回転ジャンプを習得すると宣言しました。
世界選手権での王者奪還もさることながら、2022年北京五輪での勝利を目指しているように思いますが、どうでしょう・・・。

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残念、表彰台は痛み止め服用の羽生結弦ただ一人

世界フィギュアは超ハイレベルな戦い
トップクラスの人気選手が顔を揃える

世界フィギュアスケート選手権は女子シングルも男子シングルもトップクラスの人気選手が顔を揃えたことから前評判が高く、会場のさいたまスーパーアリーナは超満員になりました。
そして、出場選手が期待にたがわず超ハイレベルな戦いを見せてくれました。
フィギュアスケートの魅力と醍醐味を満喫することができた大会でした。

私は日本選手を応援していますが、だからといってライバル選手のミスを望むということはありません。
フィギュアスケートそのものに惹かれ、ファンになっています。
浅田真央を応援している頃も宿命のライバルとされた韓国のキム・ヨナ(金妍児)の会心の演技に感動しました。

跳ね上がったフジテレビ生中継視聴率

その世界選手権を生中継したフジテレビの視聴率が跳ね上がったことがビデオリサーチの調査で明らかになりました。

女子シングルフリースケーティング(FS)。
平均視聴率は関東地区が20.6%。
関西地区が24.6%。

瞬間最高視聴率は関東地区が午後9時26分で、世界選手権で女子シングル史上初となる4回転サルコウを決めたエリザベート・トゥルシンバエワの結果発表の瞬間だった午後9時26分の26.4%。
関西地区がアリーナ・ザキトワの演技のリプレー中だった午後9時17分の30.7%。

平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワがSP、FSともに1位の合計237.50点の高得点で初優勝を収めました。
今シーズンの中盤以降の不調が信じられない復活劇でした。
日本勢は紀平梨花が4位、坂本花織が5位、宮原知子が6位に終わりました。
3選手は関西です。

日本女子は来シーズンの出場枠で最大3枠を確保しました。

男子シングルフリースケーティング(FS)。
平均視聴率は関東地区が24.3%。
関西地区が25.8%。

瞬間最高視聴率は関東地区がネイサン・チェンの演技中の午後9時15分と16分の2度の30.4%。
ショートプログラム(SP)で3位の羽生結弦の逆転優勝に注目が集まりました。
関西地区がネイサン・チェンの演技終了の間際の午後9時16分の32.8%。

ネイサン・チェンがSP、FSともに1位の合計323.42点という採点ルール改定後の世界最高得点で2連覇を飾りました。
ソチ・平昌五輪連覇の羽生結弦が合計300.97点で世界最高得点を叩き出しましたが、直後に滑ったネイサン・チェンに次ぐ2位に留まりました。
宇野昌磨は4位に終わりました。

日本男子は来シーズンの出場枠で最大3枠を確保しました。

羽生結弦が低得点だったら大変なこと

私は男女が揃って金メダルを獲る可能性が高いと楽しみにしていました。
とりわけ女子シングルはアリーナ・ザギトワとエフゲニア・メドベージェワがどん底でもがく今大会は日本勢が表彰台を独占するかもしれないと考えていました。
しかし、男女を通じて表彰台に上ったのは、試合からずっと遠ざかっていた故障明けの羽生結弦だけでした。
(大会後、痛み止めを服用して臨んでいたことを知りました。)

羽生結弦が低得点だったら大変なことになっています。
(実際には宇野昌磨が4位につけていましたので、日本男子は一人は表彰台に立つことができました。)

残念な結果になりましたが、負けようなどと考えて出場している選手はいません。
自国開催ということもあり、日本勢は力のこもった演技を見せてくれました。
私が一番印象に残った選手を挙げるとすれば、やはり羽生結弦です。
ほぼ毎回そうですが、凄みを感じました。
フィギュアスケート史上で過去に例がなく将来もありえない存在に思えます。

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⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。

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紀平梨花に致命的弱点、五輪金メダル獲得は絶望的か

優勝候補筆頭の世界選手権惨敗で露呈
計画・準備型でなく対処・処置型選手

きのうのブログの続き。

⇒2019年3月25日「世界選手権惨敗の紀平梨花に一番大事なこと」はこちら。

今シーズンの実質的な最終戦、世界フィギュアスケート選手権。
優勝候補の筆頭に名前を挙げられていた紀平梨花がまさかの表彰台漏れに終わっています。
理想的な身体能力と運動神経を持ち、なおかつ懸命な努力を怠らないこの選手がなぜ不甲斐ない結果を招いたのか、私は腑に落ちませんでした。

しかし、冷静に振り返ると致命的な弱点があることに気づきました。
アスリートにとり最大の目標であるオリンピックで金メダルを獲得するのは絶望的かもしれません。

濱田美栄コーチの苦言は当たっている

私はウェブ記事で濱田美栄コーチが紀平梨花の計画性の欠如と準備の不足を指摘していたことを思い出しました。
この選手を高く評価するからこその苦言であり、それほどでもないと考えてきましたが、世界選手権での戦い振りを目の当たりにし、いくらか分かった気がしました。
あるいは、この選手はあまり考えていないと指摘していたそのニュアンスについてもいくらか分かった気がしました。
濱田美栄コーチは少女の頃から接し、教えているのですから、指摘はおそらく当たっています。

直観に即した修正で結果を出してきた

私は紀平梨花が賢いと思っていましたし、いまもそう思っています。
しかし、「思考力が強い」ということでなく、「直観力に優れる」ということのようです。
紀平梨花は研ぎ澄まされた感覚を武器に、直観に即して瞬時もしくは細部の「修正」を行うことで結果を出してきました。
なかでも得点源となるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)などの不調を立て直し、負傷などのアクシデントを乗り越えてきました。

前向きに踏み切るトリプルアクセルが難しいジャンプということは、素人の私にも分かります。
が、ほかにもコンビネーションを含めて高難度ジャンプはいろいろあり、この選手だけがスケート靴の調整やリンクとの相性で苦労するということはありません。

私は紀平梨花がなぜ大会のたびにあたふたするのか不思議でしたが、おおよそ原因がつかめました。

SPでの失敗なしにFSでの成功なし

紀平梨花は起こってしまった不具合や不出来への手当てが得意でも、起こるであろう事態へのイマジネーションが乏しい。
だから、ショートプログラム(SP)で失敗しないとフリースケーティング(FS)で成功させられないという本末転倒に陥ってしまうのです。
幸か不幸か今シーズンは演技中を含めた修正で勝てた試合が続きました。

何かミスを犯したり、結果が振るわなかったりしたときのコメントも理解しにくい言い回しに終始しました。
恐ろしく刹那的・部分的な修正について言及しているからでしょう。
紀平梨花は、「おたく系の天才アスリート」です。

しかし、世界のトップ選手がコンディションを整えて臨んでくる大会では、FSで大きな逆転勝ちはまず収められません。

「逆転の紀平」は彼女の限界そのもの

「逆転の紀平」という形容は彼女の美点でなく限界を表す言葉だったのです。
紀平梨花はシニア1年目に直観の鋭さで乗り切れた試合が多く、思考の強さで戦った経験がありません。
そのツケが回ったのが、すべての選手が最大の目標としてきた世界選手権での惨敗でした。

紀平梨花は事前の計画型・準備型の選手でなく、事後の対処型・処置型の選手の典型です。
成り行きに器用に対応できてしまうため、不利や困難を想定して「予防策」を講じる習慣が身についていません。
濱田美栄コーチが「梨花は行き当たりばったり」と嘆いていたはずです。

紀平梨花は大きな視点からシーズンの組み立てや試合の運び方・戦い方を考えたり、大会へ向けて手はずを整えたりするのが苦手なのでしょう。
その意味では、「天然系の天才アスリート」です(この子はかわいい)。

だから毎回のように後手に回り、対処や処置でばたばたするのでしょう。
世界の頂点を狙うにはどうしても克服しなければならない課題です。

紀平梨花は2年目のジンクスに苦しむ

女子シングルは世界選手権で初となる「4回転ジャンプ」の成功者が現れました。
カザフスタンのエリザベート・トゥルシンバエワです。
4回転サルコウを決めるなどしてアリーナ・ザギトワに次ぐ2位に入り、エフゲニア・メドベージェワを上回っています。

無邪気な紀平梨花はすでに来シーズンに心が飛んでいて、4回転ジャンプの習得で頭が一杯かもしれません。
4回転サルコウを跳ぶイメージが頭に広がっているかもしれません。
しかし、現実はそんなに甘くありません。

私は紀平梨花の弱点はジャンプの成否以前、本番以前のところにありそうだと考えるに至りました。
試合でさらに高難度のジャンプを成功させるとなると、今シーズン以上に見苦しい光景を繰り返すはずです。
いくらか時間がありますので、ファンの期待に応えられなかった世界選手権を総括してほしい。
原因を掘り下げて考えないと、ジャンプ基礎点の高い選手が一気に増える来シーズンはシニアデビュー2年目のジンクスに苦しむ可能性があります。

スポーツは過酷な世界ですので、結果を出せば一気に注目が集まり、結果を出せなければすぐに忘れ去られます。
私は来シーズン、「紀平梨花の話題をさっぱり見かけなくなったね」という事態もありうると考えています。

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世界選手権惨敗の紀平梨花に一番大事なこと

トリプルアクセルの得点力に目が眩む
逆転を前提にしたら大舞台で勝てない

紀平梨花が自国開催の世界フィギュアスケート選手権で惨敗を喫しています。
この言葉を4位になった選手に使うのは適切でないかもしれません。
が、今シーズンの国際大会で6戦全勝を記録し、締め括りの試合で圧倒的な優勝候補として名前が挙がっていたにもかかわらず表彰台さえも逃しました。
印象としては惨敗でしょう。

紀平梨花に一番大事なこと。
それはフリースケーティング(FS)最終組の後半3選手のなかで滑ることです。
ショートプログラム(SP)での順位と点差、滑走順を踏まえ、ジャンプ構成を決めます。

最終組の前半、まして最終組の前の組で滑って1位だったといっても、いま一つ説得力に欠けます。
勝利という結果でなく勝ち方という過程(プロセス)を大切にしないと真の世界女王になれません。
追い詰められたFSで開き直り、一か八かでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めて勝つという、結果オーライのパターンを捨ててほしい。

紀平梨花が練習で不調だったトリプルアクセルをSPで跳んだのも、FSで何とか引っ繰り返せるという気持ちがどこかにあったからでしょう。
トップクラスの選手が照準を合わせてくる大舞台で逆転を前提にしていたら優勝を収められないことを今回の世界選手権ははっきりと示しています。

微妙なジャンプというなら直前に判断

紀平梨花はトリプルアクセルを跳ぶことの難しさをたびたび語ってきました。
私はそれが嘘と思いません。
自分の調子はもちろん、スケート靴とのマッチング、さらにリンクの状態などにより成功したり失敗したりするようです。

それくらい微妙なジャンプだというなら、なぜ大会前に3本跳ぶなどと公言する必要があるのでしょう。
ライバルに揺さぶりをかけるつもりだったとしても、本番で変更するのは自由のはずです。
SPもFSもコンディションや試合展開を踏まえ、直前に判断するといえば済みます。

どうして自分をわざわざ精神的に追い詰め、冷静な判断力を奪ってしまうのか不可解です。
それに、緊張でがちがちになると、持ち前のナチュラルでダイナミックなスケーティングの魅力も薄れます。
出来栄え点(GOE)も演技構成点(PCS)も伸ばせません。

世界選手権では自ら「負の悪循環」をつくっており、不本意な成績で終わっています。
結果として、熱心に応援してくれたファンの期待にも応えられませんでした。

紀平梨花はSP対策を勘違いしている

紀平梨花はシーズン後半から「SP対策」の重要性をたびたび口にしてきました。
しかし、SP対策の「意味」を勘違いしています。
トリプルアクセルをきれいに決めることに心を奪われています。
それに越したことはありませんが、最終的な目標はSPとFSを滑って勝利を収めることです。

紀平梨花において、SP対策とは好位置につけること。
「最後の3選手のなかで滑るにはどうするか」と考えてほしい。
大舞台になるほど神経戦であり、とてもデリケートなフィギュアスケートはちょっとしたプレッシャーでジャンプが乱れます。
私がフィギュアスケートに惹かれる理由の一つは、エレガントなスポーツでありながら倒すか倒されるかという格闘技の要素が感じられるからです。

SPで数点差につけることがFSでジャンプ構成の基礎点が一番高いプログラムを滑る紀平梨花にとり最良の戦略(作戦)でした。
(来シーズンにトリプルアクセルや4回転ジャンプを跳ぶ選手が現れると状況は変わってきます。)

そもそもトリプルアクセルを跳ぶために大会に出るわけでありません。
紀平梨花自身もジャンプの種類に好き嫌いはなく、トリプルアクセルにとくにこだわりはないと語っていました。
勝つための手段の一つにすぎないトリプルアクセルがいつの間にか目的に変わっています。
勝利を重ねるうちに敗北が怖くなり、成功したときの「得点力」という魔力に目が眩みました。

SPにどう臨むか、しっかりと考えを整理しておかないと、来シーズンも同じ失敗を繰り返します。
細くて軽いロシアのジュニア選手がシニアに参戦してくると、なおさら出遅れは致命傷になります。

紀平梨花に足りないのは「考える力」

世界選手権で紀平梨花はシニア1年目の大活躍と日本開催により爆発的に期待が高まりました。
いきなりトップスターに上り詰めた16歳に想像を絶する重圧がかかりました。
精神的にぎりぎりまで追い詰められていることが表情はもちろん全身の気配から伝わってきました。

紀平梨花は負けた悔しさは大きいとして、同時に「終わった」という安堵感も大きいでしょう。
本人にはストーム(嵐)のような1年でしたが、私には日本の女子シングルに久し振りに世界の頂点に立てる選手が現れた1年でした。
フィギュアスケーターとして、オリンピックで金メダルを狙える天性の「資質」に恵まれています。
才能は文句のつけようがありません。

足りないのは「考える力」です。
紀平梨花はおそらく「直観」が並外れて鋭いため、粘り強い思考が苦手です。
それで勝てる大会もありますが、それでは勝てない大会もあります。

続きは、あすのブログにて。

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羽生結弦は別次元、華と存在感、演技全体の美しさが際立つ

羽生結弦は世界選手権で3百点超え演技

世界フィギュアスケート選手権男子シングル。
優勝は世界3強、羽生結弦、宇野昌磨、米国のネイサン・チェンの争いとされていました。
なかでも五輪連覇の羽生結弦を推す声が国内外ともに強かった。
が、私はリハビリから復帰したばかりの羽生結弦は厳しいと考えていました。

ショートプログラム(SP)が行われ、羽生結弦と宇野昌磨がミスを犯し、自己ベストにまったく届かない低得点に留まりました。

これにより最終滑走の米国のネイサン・チェンを楽に滑らせてしまいました。
唯一の百点超えでした。
この選手はジャンプ構成の基礎点が高いのですがメンタルが弱く、プレッシャーがかかる状況ではミスが相次いで大崩れしやすい。
しかし、経験と実績を積むなかで、こうした致命的な欠点も克服しつつあります。
(今シーズンは無敗であり、安定して高得点を記録していました。)

羽生結弦も宇野昌磨も12点以上の大差をつけられてはさすがにフリースケーティング(FS)で引っ繰り返せません。
自力での優勝が不可能であり、射程圏内と呼べません。

羽生結弦も宇野昌磨もネイサンに敗れる

フリースケーティング(FS)が行われ、ネイサン・チェンが10代での2連覇を圧勝で成し遂げました。
6分間の直前練習に向かうネイサン・チェンは余裕を漂わせていました。
2位以下との点差だけでなく平昌五輪後の世界選手権とグランプリ(GP)ファイナルで積み上げてきた優勝の自信が背景にあります。
公式練習では4回転ジャンプを含めて絶好調でしたので、緊張によるミスはまず犯さないと感じました。

宇野昌磨は演技が始まり、4回転サルコウ、4回転フリップと2本続けて乱れたところで表彰台が危うくなり、コンビネーションにしなければならない4本目の4回転トウループが単発になったところで表彰台を逃しました。
決めたのは3本目の4回転トウループに留まりました。

羽生結弦は2本目の4回転サルコウは意地でこらえ、ほかはおおよそ完璧な演技を見せました。
採点ルール改定後、世界で初となる3百点超えを果たしました。

その凄まじい熱狂の直後に登場したネイサン・チェンはプレッシャーがかかり、集中力がそがれて不思議でないのですが、得点源の4回転ジャンプが大きく揺らぐことはありませんでした。
SPで貯金をつくり、落ち着き払って滑っていました。
ネイサン・チェンはあっさりと 320点超えを果たしました。
まるで危なげがなく、日本選手を応援してきた私も今シーズンについては世界一と認めざるをえません。

私は日本勢の男女優勝もあると考えていましたので、結果だけを見ればさみしい。
羽生結弦も宇野昌磨もネイサン・チェンに敗れました。

しかし、私がうれしかったのは、羽生結弦の調子のよさと宇野昌磨の勝負への執念が感じられたことでした。
とりわけけがを心配していた羽生結弦はこの先も現役を続けられそうで、一安心です。
宇野昌磨は日本王者としての自覚が増し、表情を含めて頼もしくなりました。

けがに注意し、北京五輪3連覇を目指せ

それにしても、羽生結弦は華と存在感、演技全体の美しさが際立ちます。
ここまで魅了されてしまう選手はほかに思い浮かべられません。
ずっと試合を休んでいたとは到底信じられません。
彼が大会に出場するかしないかで盛り上がりも引き締まりも別次元です。
フジテレビは高視聴率が取れてほくほくでしょう。

私自身は今シーズンを休養に充ててほしいと願っていましたが、世界選手権の演技に感動しました。
後はくれぐれもけがに注意しながら、北京五輪の頂点を目指してほしい。
これ以上、体を傷めなければ前人未到の3連覇が可能でしょう。

羽生結弦の凄さを改めて感じさせられました。

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紀平梨花、プレッシャーとの戦いは始まったばかり

紀平梨花が世界選手権で表彰台を逃す
シニア1年目16歳に過酷な重圧

私は長時間に及ぶ打ち合わせがあり、深夜過ぎに自宅に戻ってきました。
今シーズンは不調で苦しんでいたアリーナ・ザギトワが世界選手権を初制覇したことをウェブ記事で知りました。
また、かつて指導を受けたエフゲニア・メドベージェワを含め、エテリ・トゥトベリーゼコーチ一門が表彰台を独占したことも知りました。
得点と順位から推察すると、カザフスタンのエリザベート・トゥルシンバエワは4回転サルコウを決めたのでしょう。

私は日本勢の表彰台独占もありうると考えていましたが、長らく精彩を欠いていたエフゲニア・メドベージェワも世界選手権に調整を間に合わせました。
二人が結果を出すとは想像できませんでした。
どちらも日本に大勢のファンがおり、自国開催より滑りやすかったのかもしれません。

私が意外だったのは、坂本花織が表彰台を逃したことです。
ショートプログラム(SP)の演技は彼女の持ち味がいかんなく発揮されていましたので、2位には入れそうだと思っていました。
(文句のつけようのない会心の出来でした。)

真の原因は不明ですが、紀平梨花は得点源のジャンプの調子が下降していました。
しかし、フリースケーティング(FS)の冒頭にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)−3回転トウループのコンビネーションをクリーンに着氷したことを知りました。
SP前の公式練習の様子からは成功のイメージが湧きませんでしたが、よくやったと思います。

今シーズンの実質的な最終戦であり、最大の目標としてきた世界選手権で国際試合6戦無敗の快進撃が止まりました。
勝てば記録尽くめとなりましたが、悔しい結果に終わりました。
スーパースターの浅田真央が背負った重圧を紀平梨花も感じたはずです。
シニア1年目の16歳にあまりに過酷だったと思います。
が、プレッシャーとの戦いは始まったばかりです。

FSの得点から推察し、おそらく来シーズンにつながる演技はできたのでないでしょうか。
それがせめてもの救いです。

深夜2時が近づいています。
日本開催の大舞台で日本選手が一人も表彰台に上れなかったのはさみしいかぎりです。
が、それは、それ。
あす(きょう)の日中、表彰台争いに絡んだ選手の演技を中心に動画でゆっくり楽しみたいと思います。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(2月23日)

きょうも仕事に追われています。
フジテレビの公式サイトで女子シングルの上位6選手のFSの演技を一通り見ました。
日を改め、何回か見直したいと思います。
私のようにテレビで視聴できなかったファンには、実況と解説の音声が入った動画もあるといいのですが・・・。

世界選手権はオリンピックに次ぐ大会であり、シーズンナンバーワン選手が決まりますので皆、渾身の演技を披露しています。
見るほうは楽しいのですが、滑るほうは大変です。

紀平梨花は2本目の単発のトリプルアクセルで転倒しています。
宮原知子は終盤の3連続ジャンプでバランスを崩して手をついています。
坂本花織は後半の連続ジャンプが抜けました。
いずれも演技後に悔しそうな表情を覗かせました。

五輪直後で疲労が残り、モチベーションを保ちにくかった前回と比べ、レベルが高いと感じました。
日本の3選手は出来が決して悪いとは思いませんでしたが、SPとFSを通じてはっきりとしたミスが一つでも出ると表彰台に上れないということがよく分かります。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月22日「歯車が狂った紀平梨花は負けるべくして負ける」はこちら。

⇒2019年3月21日「3Aパンク、紀平梨花が優勝候補筆頭の重圧に負けた!」はこちら。

⇒2019年3月20日「紀平梨花はSP首位なら記録尽くめの世界選手権初制覇」はこちら。

⇒2019年3月16日「紀平梨花専属トレーナー橋本大侍が明かす強さの秘密」はこちら。

⇒2019年3月15日「世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ」はこちら。

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歯車が狂った紀平梨花は負けるべくして負ける

期待の重圧に歯車が狂いはじめる
作戦ミス、負けるべくして負ける

紀平梨花が最大の目標としてきた世界フィギュアスケート選手権で歯車が狂いはじめています。
その原因はファンと国民から寄せられる大きな期待の重圧です。
かつての浅田真央も想像を絶するプレッシャーがかかった状況で滑ってきました。

まして、紀平梨花はシニア1年目の今シーズンはここまで国際大会6戦6勝の快進撃を続けてきました。
国内でも海外でも圧倒的な優勝候補に挙げられていました。
世界選手権の初制覇を成し遂げれば、女子シングルはもちろん男子シングルを含めて記録尽くめになります。
日本のライバルとなるロシアでも今大会を諦める空気が早々と流れ、だれもが「勝って当然」と考えていました。

⇒2019年3月20日「紀平梨花はSP首位なら記録尽くめの世界選手権初制覇」はこちら。

鬼門で勝負して最悪の事態を招く

きょう、世界女王が決まるフリースケーティング(FS)が行われます。
20日にショートプログラム(SP)が行われ、紀平梨花は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を失敗し、 70.90点で7位と出遅れました。
3つしか跳べないジャンプのなかの1本が0点ではやむをえません。

いまの調子とこれまでの成功率を無視してトリプルアクセルを跳べば結果がどうなるかはおおよそ推察できます。
何せグランプリ(GP)ファイナルで1度決めただけです。
鬼門で勝負をかけると最悪の事態も招くでしょう。

私が想定外だったのはどん底に陥っていたアリーナ・ザギトワが高得点を叩き出し、紀平梨花と11点以上の大差をつけたことです。
実は、表彰台にも上れないと思っていました。

国際大会6勝のうち4勝はFSでの逆転でしたが、だからといって世界選手権でも再現できるわけでありません。
初優勝を収めるには致命的な出遅れになりました。

紀平梨花は表情が硬く、緊張が伝わってきました。
練習時からジャンプが絶不調でした。
その不安を抱えていたせいか滑りも動きもスピードがなく、トリプルアクセルは構えすぎ、力みすぎでタイミングを外しています。

紀平梨花は逆転でも褒められない

自信を喪失していたアリーナ・ザギトワはここまでの成績からは想像できないパーフェクトな演技を見せました。
SPですっかり気分をよくしており、波に乗ってFSでも高得点を記録するでしょう。
大崩れは考えにくいのですが、何が起こるか分からず、紀平梨花の優勝が百パーセントなくなったわけでありません。
しかし、ドラマチックな逆転を飾ったとしても、結果オーライではとても褒められません。

その条件は冒頭のトリプルアクセル−3回転トウループ(2回転不可)のコンビネーション、続く単発のトリプルアクセルを決めたうえで、他の高難度ジャンプもすべて予定どおりに跳ぶことです。
しかも、大きな出来栄え点(GOE)が必要です。
ステップもスピンも取りこぼしが絶対に許されません。

紀平梨花が完璧というより究極の演技を行って届くかどうかというところですが、今大会でのジャンプの調子では絶望的でしょう。

⇒2019年3月21日「3Aパンク、紀平梨花が優勝候補筆頭の重圧に負けた!」はこちら。

ハイリスク・ハイリターンは誤り

大舞台ほど心理戦の様相を呈します。
ライバルに楽に滑らせたら負けです。

紀平梨花は作戦を完全に誤りました。
「負けるべくして負ける」。
今大会は勝ちたいという気持ちに負けたように見えました。
勝ちつづけるうちに負けるのが怖くなってきたのか、シーズン前半の冷静さと柔軟性を失いました。

そもそも「ハイリスク・ハイリターン」はチャレンジャー(挑戦者)が取る戦略であり、国際大会無敗の選手が取る戦略でありません。
その意味では自分の実力を信じきれませんでした。

紀平梨花がSPで跳べないトリプルアクセルを跳んだ理由は、先に述べた敗北への恐怖心、そして勝利への守りの意識であり、どちらも後ろ向きの気持ちです。
今大会では顔が引きつり、おおらかさや余裕がまったく感じられません。
(いやな汗をかいている紀平梨花を初めて見ました。)

演技後に「トリプルアクセルの感覚をもっとつくらないとショートで決めるのは大変」「リンクに合わせたトリプルアクセルの跳び方を自分の頭に描けないと、ああいうズレが起こってしまう」と悔やみました。
ならば、ぜひとも勝ちたい試合では跳ばなければいい。
自分を苦しめ、結果を悪くするだけです。

五輪へ勝つもよし、負けるもよし

が、世界選手権で勝つもよし、負けるもよし。
結果がどちらになるにしろ、2022年北京五輪金メダル獲得へ向けてきわめて貴重な経験を積めます。
私は紀平梨花が滅多に表れない資質を備えており、長く女子シングルに君臨する選手だと考えています。

この先も多くの試合に臨みます。
大事なのはスーパースターの宿命である重圧を認め、重圧と向かい合うことです。
試練を乗り越えていってほしい。

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◇◆◇

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⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

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3Aパンク、紀平梨花が優勝候補筆頭の重圧に負けた!

勝ちたい気持ちが強すぎて冷静さを失う
ダブルアクセルならザギトワを追う展開

世界フィギュアスケート選手権女子シングル。
注目の紀平梨花は今大会の公式練習で19日を除き、初日18日と本番20日はジャンプが絶不調でした。
とくにショートプログラム(SP)本番当日は昼過ぎのサブリンクでの最終調整で代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を4度しか決められませんでした。
何度か回転が抜け、2度も転倒し、これまでの彼女からは想像できないほどの不出来です。

SP「月の光」の曲かけ練習でもトリプルアクセル、3回転フリップ−3回転トウループ、3回転ルッツのうち、コンビネーションの後ろのジャンプが抜けています。
得点源の高難度ジャンプが崩壊してしまったと感じるほど精度が落ちました。

SPが行われ、紀平梨花は冒頭のトリプルアクセルがパンクして0点になる痛恨のミスが出ました。
得点は 70.90点でまさかの7位発進です。

いまさら言っても仕方ありませんが、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)に落としたほうがよかった。
これならSP1位を僅差で追う展開になりました。
このジャンプが0点だと6点差で追う展開になり、トップ選手がベストコンディションで臨む世界選手権での逆転はそれほど容易でありません。

世界選手権11点差は自力で逆転できない

ところが、最終滑走のアリーナ・ザギトワがルール改定後の自己ベストの 82.08点を叩き出す想定外の展開になりました。
今シーズンは成長期の壁にぶつかってジャンプが崩壊しており、表彰台争いにも絡めないと予想されていました。
直前滑走の紀平梨花が大失敗を犯しており、プレッシャーを感じずに滑れたということも関係しているでしょう。

それでも、紀平梨花がダブルアクセルに変えていれば6点差で追う展開になり、逆転の可能性はいくらか残りました。
世界選手権SPでの 11.18点差はあまりに大きく、アリーナ・ザギトワがフリースケーティング(FS)でよほどのミスを犯さないかぎりは引っ繰り返せません。

アリーナ・ザギトワもエフゲニア・メドベージェワも公開練習で復調の気配を見せていました。
二人ともロシア国内でジュニア勢に押され、猛烈な危機感を抱いて調整に励んできました。
エフゲニア・メドベージェワも 74.23点で4位発進であり、今シーズンの成績を考えれば大健闘といえます。

持ち味の緩い性格、柔軟な判断はどこに

このブログで幾度か述べていますが、オリンピックシーズンを除けば最大のイベントとなる世界選手権前に4回転ジャンプの特訓を行うことは無謀です。
来シーズンに4回転ジャンプを跳ぶロシアのジュニア勢がシニアに上がってくることを念頭に置き、いつでも投入できるようにしておきたかったのでしょう。
早めに対策を講じたともいえますが、焦り(あせり)とも受け取れます。
そもそも彼女らは体形が少女に近く、成長期を迎えるこれからも跳べるかどうかは未知数です。

紀平梨花は今シーズン国際大会6戦6勝の快進撃を続け、初出場初優勝の期待がかかっていました。
国内でも海外でも優勝候補筆頭に挙げられていました。

演技後、本人は重圧を否定しましたが、私はそうでないと思います。
「勝たなければ」という気持ちが強すぎて、コンディション次第でダブルアクセルに落とすという「冷静さ」をすっかり失っています。
あらかじめ3本などと表明する必要はさらさらなかったのです。
重圧に負け、緩い性格、柔軟な判断という持ち味を忘れました。
公式練習で安定せず、しかも国際大会のSPで1度しか決めていないトリプルアクセルにこだわったのが不可解です。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

トリプルアクセルは構えすぎ、力みすぎ

紀平梨花は表情が硬く、滑りも動きもいつものスピードと伸びやかさがありませんでした。
とりわけトリプルアクセルは構えすぎ、力みすぎでしょう。
3回転フリップ−3回転トウループのコンビネーションと両手を上げての3回転ルッツも練習の不出来を引きずっており、彼女らしいジャンプといえません。

紀平梨花は「自分に集中しすぎていた。もっとまわりを見渡さないといけなかった」「感覚が合わなかった」と独特の言い回しをしました。
FSでトリプルアクセルを2本跳ばざるをえない状況に追い詰められました。
(ライバルは自分に数点差で続かれるのが一番嫌だということが分かっていません。)

紀平梨花は自力優勝がなくなり、表彰台に上れるかどうかも危うくなっています。
最終組で滑れないのは屈辱でしょう。
せめて自己ベストを出したいと考えています。

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◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月20日「紀平梨花はSP首位なら記録尽くめの世界選手権初制覇」はこちら。

⇒2019年3月16日「紀平梨花専属トレーナー橋本大侍が明かす強さの秘密」はこちら。

⇒2019年3月15日「世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ」はこちら。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

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紀平梨花はSP首位なら記録尽くめの世界選手権初制覇

滑走順は紀平梨花39番、ザギトワ最終40番

世界フィギュアスケート選手権がきょう「さいたまスーパーアリーナ」で開幕します。
私は日本勢の大活躍を期待できる今大会が滅茶苦茶楽しみです。

真っ先に行われるのは女子シングルのショートプログラム(SP)。
その滑走順抽選が19日に行われ、40選手中で紀平梨花は39番目になりました。
坂本花織は35番目、宮原知子は37番目、エフゲニア・メドベージェワは38番目、アリーナ・ザギトワは最終40番になりました。

紀平梨花はSPの重要性をたびたび口にしてきました。
「すべてのジャンプ(3本)を成功させる」。
今シーズン6戦6勝の国際試合はフリースケーティング(FS)で逆転するパターンが多かったのですが、トップ選手が万全のコンディションで臨む世界選手権で通用するとは限りません。

米国コロラド合宿から帰国後に母親から「世界選手権は特別。そう簡単じゃない。五輪の練習が3回できると思ってやろう」と声をかけられました。
娘に対する激励と動機づけのツボを心得ています。

紀平梨花はSPのジャンプを跳んだうえで、フリースケーティング(FS)のトリプルアクセルを決めると波に乗れると言葉を続けました。

練習で不調のジャンプを本番で修正できる

私がウェブ記事で感じたのは、公式練習初日18日の高難度ジャンプの出来の悪さです。
代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)もそうですが、その他の得点源の3回転ジャンプやそのコンビネーションも成功率があまりよくありません。

私は今シーズンの中盤辺りからジャンプの軸が傾きはじめているように感じています。
コロラド合宿でプログラムのブラッシュアップに加え、その克服にも取り組んできたはずです。

⇒2019年3月1日「紀平梨花、回転軸の傾きと回転不足が気になるジャンプ」はこちら。

しかし、この選手は抜群の修正力を誇ります。
本番へ向けて感覚が研ぎ澄まされていきます。
19日はトリプルアクセルを計17本決めるなど、1日でかなり立て直しました。
FSの曲かけ練習で冒頭のトリプルアクセル−3回転トウループのコンビネーション、続く単発のトリプルアクセルをきれいに着氷しました。

後は本番当日の練習を見れば、コンディションの良し悪しがおおよそ分かるでしょう。

紀平梨花がSP首位発進の時点で勝負あり

女子シングルは紀平梨花がSPで首位発進となった時点で勝負ありです。
トリプルアクセルを決めれば直後の最終滑走、平昌五輪金メダリストであり今シーズンの世界最高得点記録を持つアリーナ・ザギトワにプレッシャーもかけられます。
グランプリ(GP)ファイナルを上回る演技、そして得点を期待しています。

今大会は日本勢が史上最強の布陣であり、例年にも増してロシア勢との全面対決の様相を呈しています。
しかし、海外メディアはほぼ紀平梨花を優勝候補の大本命としています。
私もそう思います。

紀平梨花にもし不安材料があるとすれば5年ぶりの日本開催で一層のしかかる「重圧」でしょうが、この選手には自分を見失わず、マイペースを貫けるメンタル(精神力)があります。
とにかく落ち着いて演技を行えます。

日本勢男女を通じて最年少優勝、初の3冠

紀平梨花が勝てば、埼玉で行われた2014年世界選手権の浅田真央以来、5年ぶりの優勝になります。
また、17歳5か月の浅田真央を抜き、日本勢男女を通じて最年少の16歳7か月での優勝になります。
さらに、グランプリ(GP)ファイナル、四大陸選手権と合わせた3冠も日本勢男女を通じて初快挙になります。
世界選手権初制覇は記録尽くめです。

本人は大きなリンクで緊張があるかもしれないとしながら、「疲労もプレッシャーも感じていない」と頼もしく語っています。

すべてのライバルを圧倒し、世界女王の地位についてください。
紀平梨花はそれだけの実力と魅力を備えています。

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◆書き加え(3月20日)

最終調整でジャンプは崩壊気味、絶不調

紀平梨花が昼過ぎに行われた練習リンクでの公式練習に臨みました。
これが本番前の最終調整になりますが、トリプルアクセルの成功が4本に留まっています。
転倒も2度ありました。
曲かけの通しでもトリプルアクセル、3回転フリップ−3回転トウループ、3回転ルッツのうち、コンビネーションの後ろのジャンプが抜けました。
精度が低く絶不調です。

4回転ジャンプの特訓を行うと3回転ジャンプが一時的に壊れることがあります。
私は世界選手権直前の4回転ジャンプの練習はリスクが大きすぎると思っていました。
それが影響しているかどうかは不明です。

はたして本番でクリーンに跳べるでしょうか。

⇒2019年2月28日「紀平梨花のコロラド合宿はけがとジャンプ崩壊のリスク」はこちら。

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紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

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⇒2019年3月15日「世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ」はこちら。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

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羽生結弦はコンディションが不明、試合勘も失う

前人未到の挑戦が次なるモチベーション

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
グランプリ(GP)シリーズ第3戦「フィンランド大会」で今シーズン世界最高となる合計297.12点で優勝を収めました。
GPシリーズ初戦はシニアデビューから8シーズン連続で勝てず、「鬼門」とされてきました。
ジャンプ全体の出来は6〜7割でしたが、2位に40点近い差をつけています。

フリースケーティング(FS)では史上初の4回転トウループ−トリプルアクセル(3回転半)のコンビネーションジャンプを決めました。
前向きに跳ぶ際に、踏み切る足を替えるために「コンビネーション」でなく「シークエンス」と判定され、基礎点は2つのジャンプの合算の80%となります。
基礎点 9.5点の4回転トウループと8点のトリプルアクセルを合計すると17.5点ですが、シークエンスは20%引かれるので14.0点です。
損失は 3.5点で、ダブルアクセル1回分( 3.3点)より大きい。
それでも跳ぶのは「前人未到」にこだわっているからでしょう。

羽生結弦は将来的にクワッドアクセル(4回転半)に挑戦すると公言しています。
次なるモチベーションがつねに必要なのです。

羽生結弦の無茶に、はらはらさせられる

羽生結弦はグランプリ(GP)シリーズ第5戦「ロシア杯」で右足首のじん帯を損傷しました。
にもかかわらず優勝を飾り、「絶対王者」の凄みを見せつけました。
おそらくGPファイナルを棄権することを覚悟したうえでの強行出場でした。
この選手のあまりの無茶に、いつもはらはらさせられます。

さらに、世界選手権の代表選考会を兼ねる全日本選手権を棄権しました。
(やはり、おそらくロシア杯に強行出場した時点で覚悟していました。)
それでも圧倒的な実力と実績を考慮され、日本代表選手に選出されています。

世界選手権の制覇には最低 300点が必要

はたして羽生結弦は3月20日からさいたまで行われる「世界選手権」に間に合うのでしょうか。
これまでに日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化本部長から状況が報告されてきました。
年明けから氷上練習を始め、ジャンプも跳んでいます。
ブライアン・オーサーコーチも調整が順調であることをほのめかしています。

羽生結弦は人気が絶大であり、詰めかける日本人サポーターで海外試合もホームの雰囲気に包まれます。
まして自国開催ですので、彼が出場するかどうかで大会の盛りあがりも実況放送を行うフジテレビの視聴率もまるで違ってきます。

世界王者の米国のネイサン・チェン、四大陸選手権で主要国際大会初優勝の宇野昌磨と表彰台の頂点を争います。
男子シングルトップ3の激突は見応えがあります。

世界選手権の制覇には最低 300点が必要でしょう。
羽生結弦が万全の状態ならばあっさりとクリアすると思いますが、どうでしょう。
現在(3月10日時点)のコンディションは不明ですし、それ以前に「試合勘」を失っています。
さすがに厳しい戦いになるはずです。

私自身は同じ個所を負傷しないことを祈っており、優勝を期待してはいけないと思います。

category:羽生結弦ブログはこちら。

◆書き加え(3月16日)

ネイサン・チェンと平昌五輪以来の対戦

どうやら羽生結弦が世界選手権に出場します。

私自身は宇野昌磨との対決に興味がありますが、海外では世界王者のネイサン・チェンとの2018年平昌五輪以来の対戦に注目が集まります。
オリンピックではネイサン・チェンがショートプログラム(SP)で17位と出遅れ、FSで巻き返しましたが5位に留まりました。
2連覇がかかりますので相当な練習を積み、気合を入れて臨んできます。

◆書き加え(3月18日)

羽生結弦が羽田空港で「大丈夫」と笑顔

羽生結弦が18日午後、練習拠点のカナダ・トロントから帰国しています。
(フライトが約2時間遅れました。)
羽田空港で報道陣の問いかけに、笑顔で「右足首の状態は大丈夫」と答えました。
ブライアン・オーサーコーチも「まあ見ていてよ」と自信ありげでした。

羽生結弦がベストコンディションで出場するなら、優勝候補の筆頭ということはだれも異論がないでしょう。

ネイサン・チェンが早朝に練習リンクで行われた公式練習に参加しています。
風邪も治り、4回転ジャンプのコンビネーションなどをきれいに決めているようです。
羽生結弦と宇野昌磨の三つ巴となる本大会について、「彼らと戦えるのは名誉」と語りました。
国際スケート連盟(ISU)非公認ながら合計342.22点という高得点を叩き出した全米選手権と同じ3種6本の4回転ジャンプを組み込んだ構成で臨みます。

おそらく 320点くらいが優勝ラインでしょう。
きわめてハイレベルな戦いになるのは間違いありません。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月17日「羽生結弦という社会現象、すべてが伝説になる」はこちら。

⇒2019年2月3日「万全でない羽生結弦はさいたまで負ける」はこちら。

⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

⇒2018年11月30日「羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使」はこちら。

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坂本花織は滑りがやわらか、大人の女性の魅力が備わる

演技全体に憧れの鈴木明子の雰囲気

フィギュアスケート女子シングルの坂本花織。
昨シーズンは全日本選手権で2枚しかない平昌五輪代表切符をつかみ、一気に世界のトップクラスの仲間入りを果たしました。
実は、シニア1年目でした。
順風満帆で今シーズンを迎え、さらに全日本選手権で宮原知子の5連覇を阻止し、女王の座を射止めました。

坂本花織はこれまでの「大雑把」を改め、音楽と動きをきちんと合わせられるように滑り込みを行ってきました。
憧れと明かす五輪2大会出場の「鈴木明子」に演技全体の雰囲気が似てきました。

演技構成点と出来栄え点が上昇する

もともとスケーティングもジャンプもパワフルでダイナミックです。
そこに「やわらかさ」が加わり、それは「しやなやさ」と「伸びやかさ」につながります。
今シーズンはとくに「大人の女性」の魅力が備わりました。
表現力を中心とする「演技構成点(PCS)」が伸びる条件、出来栄え点(GOE)を得やすい条件が整っています。

とはいえ、本人は至って冷静に自分のポジションを見詰めています。
全日本選手権で勝っても紀平梨花と宮原知子を超せたという実感はないと語りました。
「まだ必死に追いかけている」。

日本女王にふさわしい風格さえ漂う

フリースケーティング(FS)でミスを犯した四大陸選手権でしたが、ショートプログラム(SP)で「総合力」が評価されています。
「日本女王」と呼ぶにふさわしい自信と風格が漂いはじめています。

坂本花織は帰国後、神戸野田高校で卒業式に出席しました。
3年間励ましつづけてくれたクラスメイトに感謝の思いを返したいと語りました。
世界選手権ではSPもFSも納得がいく演技を行い、今シーズンを締め括ります。
4月から神戸学院大学経営学部へ進学します。
(まもなく70歳を迎える私は明治大学経営学部ですので、かおちゃんと仲良しです。)

来季にトリプルアクセルを投入予定

余談。
中野園子コーチは「全日本選手権までにトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳ぶ」と語り、大技をプログラムに組み込む意向を示しています。
オリンピック終了後の今シーズンに挑戦することも考えましたが、坂本花織の意向を尊重して見送ったという経緯があります。
演技のクオリティを重視した採点ルールへの改定があり、本人がためらいました。

しかし、運動神経が優れており、ジャンプの高さと幅に定評があります。
練習では片足で降りれそうなところまで精度が向上しています。
そして、トリプルアクセルを跳べたら、すぐに4回転ジャンプにかかります。

シニア1年目で国際大会全勝の紀平梨花が得意とする高得点ジャンプ競争が来シーズン以降に本格化します。
坂本花織もこの流れに乗り遅れるわけにはいきません。
日本女子は史上最強のはずです。

私の予想では3位です(1位でなくてごめんなさい)。

category:坂本花織ブログはこちら。

◇◆◇

坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月5日「坂本花織は世界選手権で緊張を「力」に変えられる」はこちら。

⇒2019年1月31日「カオちゃん、それを言っちゃあ、おしまいよ」はこちら。

⇒2019年1月30日「日本女王・坂本花織は四大陸と世界選手権で勝つ」はこちら。

⇒2019年1月29日「坂本花織はぎゃあぎゃあ騒ぎすぎ」はこちら。

⇒2019年1月27日「坂本花織の演技は世界選手権で通用するのか」はこちら。

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羽生結弦という社会現象、すべてが伝説になる

果てぬ向上心と挑戦魂にファンは歓喜

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
オリンピックシーズンはグランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」の公式練習でけがを負って全日本選手権を欠場しましたが、特例措置で代表選手に選ばれました。
五輪本番も出場できないほどの重傷だったと思います。

オリンピックの金メダリストは次のシーズンを心と体のケアに充てることがあります。
まして、羽生結弦は66年振りの五輪連覇を成し遂げました。

このブログで幾度か述べていますが、私は完全休養を取ることを願っていました。
(試合は出ませんが、トレーニングは積みます。)
彼の実力からすれば、何の問題もありません。
そして、来シーズンから徐々に戻していき、オリンピックシーズンにエンジンを全開するイメージを持っていました。
フィギュアスケートの歴史に永久に名を留めることができます。

羽生結弦は「絶対王者」として君臨するだけでなく「社会現象」となっています。
海外試合でも国内試合と勘違いするほど日本人の観客があふれます。
スーパーアイドルですから主要大会で引っ張り凧なのでしょう。
熱狂的な応援に応えたいという思いも強いのでしょう。

空前絶後の人気はパフォーマンスの美しさやアスリートとしての強さだけによるものでありません。
果てしない挑戦魂と向上心を持ち、大会に出場しつづける姿勢にファンは歓喜するのでしょう。

採点ルール改定で五輪3連覇へ追い風

羽生結弦はいまからすべてが伝説になります。
2022年北京五輪にフォーカスして調整を進めてほしい。

幸いなことにフィギュアスケートは採点ルール改定が行われました。
とりわけ4回転ジャンプの基礎点が下がりました。
フリースケーティング(FS)が4分半から4分(前後10秒)に時間が縮まり、ジャンプが8本から7本に減っています。
1割増しとなる後半のジャンプも最後の3本に抑えられました。
ちなみに、ショートプログラム(SP)は最後の1本に抑えられました。
出来栄え点(GOE)が7段階(+3〜−3)から11段階(+5〜−5)になっています。

高難度ジャンプの基礎点で点数を稼ぎやすい十代の選手でなくても、質のいい演技を行えば加点で勝てるように変わりました。
羽生結弦の前人未到の五輪3連覇へ明らかな追い風が吹いています。

category:羽生結弦ブログはこちら。

◆書き加え(3月11日)

羽生結弦のスケート靴が 700万円で落札

羽生結弦は東日本大震災の被災地の宮城県仙台市出身です。
2016年、2018年に続き、復興チャリティーオークションにスケート靴を出品していました。
11日20時7分に締め切られ、入札額は 712万2994円でした。

締め切りの1時間前まで 350〜 360万円台で推移していましたが、残り1時間で 300万円以上高騰したそうです。
ちなみに、昨年は 850万1000円で落札されました。

人気のすさまじさを物語っています。
また、復興を支援したいという気持ちに大勢のファンが共鳴したのでしょう。

このスケート靴は色が黒で、ブレード部分に「Yuzuru Hanyu」と名前が刻印されています。
羽生結弦が靴にサインしたうえで、写真を添えて発送するようです。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月3日「万全でない羽生結弦はさいたまで負ける」はこちら。

⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

⇒2018年11月30日「羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使」はこちら。

⇒2018年11月21日「羽生結弦はフィギュアスケートの神なのか」はこちら。

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紀平梨花専属トレーナー橋本大侍が明かす強さの秘密

紀平梨花の主要大会に帯同してケア
国際試合6戦6勝の快進撃を支える

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
シニア1年目に国際試合6戦6勝の快進撃を続けています。

それを陰で支えるのが3年前に知人を通じて知り合い、紀平梨花の専属トレーナーとして体のケアに当たる橋本大侍(はしもと・だいじ)です。
FC大阪でプレーしていたサッカー選手です。
26歳で現役を引退してこの道に入り、実家の整体院などで修業を積みました。
(その技術はJリーガーやプロ野球選手にも定評があるようです。)

紀平梨花は夜、橋本大侍トレーナーが総院長を務める大阪市内の整骨院を訪れ、練習で疲れた体を癒やしてきました。
トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はとても負荷が大きく、着氷でねじれる骨盤や跳ぶ際に力を込める首に加え、太腿(もも)、肩とケアは全身に及びます。
通院は昨シーズンまでは週2、3回でしたが、忙しくなった今シーズンは月1、2回に減りました。
しかし、今シーズンからは橋本大侍トレーナーが国際大会や海外合宿に帯同しているそうです。
紀平梨花は「夜遅くても、急なときでもケアしてくれる」と感謝しています。

四大陸選手権では手の位置を変える

開幕前に左手薬指を負傷した四大陸選手権で、紀平梨花は橋本大侍トレーナーに「指が痛いというよりは、使いづらい」と言いました。
ジャンプのときに指を曲げられないと体が開きやすくなります。
それでも「けがしたら、それなりのやり方で前向きにやろう」と話し合ったそうです。

紀平梨花は回転が遅くなる傾向を感じ取っていました。
フリースケーティング(FS)当日午前の練習では、ショートプログラム(SP)の失敗を踏まえて修正を済ませていました。
「トリプルアクセルを跳ぶときの手の位置をいつもの真ん中から、ちょっと右に寄せる意識を持った」と話しました。

そして、本番で冒頭のトリプルアクセルを完璧に着氷しました。
大技はこの1回に留めましたが、すべてのジャンプを成功させています。
ほぼノーミスの演技で153.14点の高得点を記録し、合計221.99点で初出場初優勝を鮮やかな逆転で果たしました。

紀平梨花は信じられないほど感覚が繊細です。
高感度センサーが内蔵されているみたい。

遅筋と速筋がバランスよく備わる!

橋本大侍トレーナーは紀平梨花の強さの秘密を明かしています。
「腿の筋肉の質が日本人では群を抜きます」。
「遅筋」は持久力を発揮しますが、大きな力を出せません。
「速筋」は瞬発力を発揮しますが、疲れやすい欠点があります。
紀平梨花は特性の異なる二つの筋肉が男子サッカー選手のようにバランスよく備わっています。
だから演技後半でも質の高いジャンプを跳べます。
フィギュアスケートは体力もいるし瞬発力もいります。
(見た目の優雅さと異なり、もっとも過酷なスポーツの一つです。)

また、紀平梨花は自らの体への研ぎ澄まされた感覚を持つそうです。
「1つの筋肉について普通の選手はここが痛いとか1つしか言いいません。あの子は1つの筋肉についてミリ単位で3つくらい訴えます。ネガティブとか、細かすぎるとか思うかもしれないが、それくらいこだわるからこそ、よいパフォーマンスができます」。

⇒2018年11月27日「紀平梨花、音を「筋肉」で感じ取り再現する才能」はこちら。

世界選手権の金が最高のプレゼント

紀平梨花はグランプリ(GP)ファイナル、四大陸選手権と合わせ、世界選手権で「3冠」を狙っています。
その世界選手権の公式練習に臨む3月18日は、橋本大侍トレーナーの誕生日です。
「世界選手権の金メダルが最高のプレゼントです」と待ちわびています。

宇野昌磨にケアを施す出水慎一トレーナーも同じ気持ちでしょう・・・。

⇒2019年3月11日「宇野昌磨、胸に響いた出水慎一トレーナーの言葉」はこちら。

category:紀平梨花ブログはこちら。

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紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月15日「世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ」はこちら。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

⇒2019年3月7日「紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成」はこちら。

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世界選手権で唯一勝てるとしたらトゥクタミシェワ

ロシア代表の3人目はメデベージェワへ

ロシアフィギュアスケート連盟は2月27日、3月20日から「さいたまスーパーアリーナ」で行われる世界選手権の女子シングル代表の3人目を平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(19歳)に入れ替えました。

前日26日に欧州選手権1位のソフィア・サモドゥロワ(16歳)、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(16歳)、欧州選手権4位のスタニスラワ・コンスタンチノワ(18歳)と発表していました。
エリザベータ・トゥクタミシェワ(22歳)とエフゲニア・メドベージェワは補欠に回りました。
しかし、議論を尽くす時間を取れず、代表選手の入れ替えがあることも示唆していました。

この大会がラストチャンスとなる選手も

アレクサンドル・トルソワやアリョーナ・コストルナヤなどのジュニア選手が来シーズンにシニアに上がります。
彼女らが高得点の4回転ジャンプを跳ぶと、今大会が世界選手権出場のラストチャンスとなる選手が出てきます。
かつて「絶対女王」とされたエフゲニア・メドベージェワとアリーナ・ザギトワの二人も例外でありません。
ロシアの代表争いが一段と熾烈になるのは避けられません。

トゥクタミシェワファンが派遣を求める

この変更(決定)を受け、ロシア国内ではエリザベータ・トゥクタミシェワのファンが世界選手権への派遣を求める運動を始めました。
インターネットにロシアフィギュアスケート連盟へ向けた嘆願書の形式をした手紙が出回っているそうです。

私はその理由にそれなりの「説得力」があると感じました。
「トゥクタミシェワだけが日本のスケーターたちと競争を繰り広げることができる」。
「勝利が重要なら、メンバーのなかにトゥクタミシェワがいることが不可欠である」。

トゥクタミシェワも巻き返しにアピール

エリザベータ・トゥクタミシェワも巻き返しに懸命なアピールを行いました。
3月1日にツイッターでトリプルアクセル(3回転半)、トリプルアクセル−ダブルアクセル(2回転半)のコンビネーションを着氷する様子を動画で公開しました。
これは優勝候補筆頭の「紀平梨花」を念頭に置いたフリースケーティング(FS)のジャンプ構成を示唆しています。

代表漏れがよほど悔しかったのでしょう、「今シーズンの大会で、皆がこれを見られればと思う」とつづっています。
ファンにロシアフィギュアスケート連盟を動かしてほしいと訴えているようにも思えます。
世界選手権が無理なら、4月に行われる世界国別対抗を考えているのかもしれません。
とにかく、やる気満々です。

紀平梨花はトリプルアクセル2本で十分

ただし、エリザベータ・トゥクタミシェワが勝てるとしたら、それは紀平梨花が目立ったミスを犯したときに限られます。
それくらい今シーズンの紀平梨花は強い。

紀平梨花がトリプルアクセルを3本決めるなら、ライバルとされる宮原知子や坂本花織、そしてロシア勢はだれも叶いません。

しかも、ジャンプを中心とした「技術要素点(TES)」に加え、表現を中心とした「演技構成点(PCS)」でも世界一になっています。
ステップやスピンが、ダイナミックでありながらナチュラルな「スケーティング」に融合しており、それを土台とした「出来栄え点(GOE)」もきわめて高い。

となると、紀平梨花が優勝を収めるにはトリプルアクセルはせいぜい2本で十分です。
私はロシア代表選手がだれになろうと紀平梨花の優勝は動かないと考えています。
(最終的なメンバーは大会直前に決まるという声もあります。)

category:紀平梨花ブログはこちら。

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紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月10日「紀平梨花、世界女王へトリプルアクセルは2本か1本か」はこちら。

⇒2019年3月9日「世界選手権で紀平梨花の最大のライバルはだれか」はこちら。

⇒2019年3月8日「紀平梨花のジャンプ基礎点にライバルは戦意喪失」はこちら。

⇒2019年3月7日「紀平梨花が描く世界女王の青写真、浅田真央超え3冠達成」はこちら。

⇒2019年3月6日「世界ランキング上昇、紀平梨花が不利な滑走順を回避」はこちら。

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宇野昌磨が羽生結弦とネイサン・チェンに挑戦状

いよいよ世界フィギュアスケート選手権
男子シングルビッグ3激突で盛りあがり

宇野昌磨は四大陸選手権で主要国際大会の初優勝を飾りました。
ただし、羽生結弦はけが、ネイサン・チェンは学業優先で出場していません。

自国さいたまで行われる世界選手権に照準を合わせ、四大陸選手権を回避する選択肢もありました。
右足首を負傷していたために「練習を積み重ねたうえでの優勝でなく、達成感が小さい」と語りました。
「もやもやを世界選手権にぶつけたい」と、スイッチが入りました。

おそらくですが、負傷でGPファイナルと全日本選手権、四大陸選手権を欠場した五輪王者の羽生結弦が復帰します。
二人の顔合わせは、実に平昌五輪以来となります。
長年憧れ、背中を追いかけてきた羽生結弦とぶつかる気迫を示しました。

前回の世界選手権覇者で今シーズン無敗のネイサン・チェンも立ちはだかります。
宇野昌磨は2度の世界選手権、2度のGPファイナルで跳ね返され、2位に留まりました。
雪辱を果たしたいはずです。

世界選手権の優勝ラインは3百点超えか

四大陸選手権では、4回転ジャンプはショートプログラム(SP)でフリップ、フリースケーティング(FS)でサルコウを回避しました。
それもあり、世界選手権の優勝ラインとなりそうな 300点超えを果たせませんでした。
心に引っかかっていることでしょう。
世界選手権では、SPで2本、FSで3種類4本の構成に戻す予定です。

宇野昌磨は気迫がみなぎり、とても頼もしい。
やっと「勝負師」の顔つきになりました。
「自分にプレッシャーを与え、それを乗り越える」「無理をせずに無理をする。けがをする、けがをしないのぎりぎりのラインで練習する」と、感情をあらわにしました。
この選手は試合に臨む意識が劇的に変わりました。

宇野昌磨が五輪王者の羽生結弦と世界王者のネイサン・チェンに「挑戦状」を送った格好です。
男子シングルはビッグ3の激突でおおいに盛りあがります。
「勝負」の観点から述べれば、女子シングルより断然面白そうです。

フジテレビの実況放送は高視聴率を記録

日本開催ですので、フジテレビの実況放送は高視聴率を記録します。
放送予定を示しますが、事前に各自でかならずご確認ください。

○3月20日(水) 18時30分〜21時   女子ショートプログラム(SP)
○3月21日(木) 18時30分〜21時   男子ショートプログラム(SP)
○3月22日(金) 18時30分〜21時55分 女子フリースケーティング(FS)
○3月23日(土) 18時30分〜21時30分 男子フリースケーティング(FS)

私の直観では宇野昌磨が優勝候補の筆頭です。

category:宇野昌磨ブログはこちら。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月11日「宇野昌磨、胸に響いた出水慎一トレーナーの言葉」はこちら。

⇒2019年2月22日「宇野昌磨、遅すぎた主要国際大会初優勝」はこちら。

⇒2019年2月16日「宇野昌磨は勘弁、「僕の生き方」という人騒がせ」はこちら。

⇒2019年2月1日「宇野昌磨は世界選手権で男女同時金メダルを叶えよ」はこちら。

⇒2019年1月24日「宇野昌磨と高橋大輔はもう似ていない」はこちら。

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和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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面白くないジョークの会会長 

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