コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

フィギュアスケート

残り1枠に本田真凜の奇跡、NHKアスリートの魂

アスリートよりアクトレスの志向が強い
好きなように滑っているときが一番美しい

フィギュアスケート女子シングルの平昌五輪代表最終選考会となる全日本選手権が来週に迫っています。
代表枠が「2」という狭き門に十代後半の有力選手がひしめいています。
長期のけがから復帰した宮原知子はすでに結果を出しており、「当確」です。
残り枠の「1」がだれになるかは下記のブログで記しています?

⇒2017年12月14日「フィギュア平昌五輪代表予想、もう一人はあの子!」はこちら。

「あの子じゃわからん 相談しましょ そうしましょ」というご意見もあるかと存じます。

普通に考えれば、有力候補は樋口新葉、坂本花織、三原舞依、本田真凜の4選手です。
ほかの選手が表彰台に上ることは現時点で考えにくい。
得点の水準は 220点台を期待しますが、 210点台後半での決着でしょう。
緊張が高まればミスが出て、 210点を挟んだ展開になるかもしれません。
(が、国内大会なので採点がかなり甘くなることもあります。)

坂本花織はあまり知名度が高くありませんでしたが、GPシリーズ第6戦(最終戦)「スケートアメリカ」で自己ベストを15点以上も更新して2位に入り、代表選考レースに割り込んできました。
高難度ジャンプを得意としており、シニア1年目で成長を続けています。
荒削りですが、とてもダイナミックです。
(いい演技ができると、キスアンドクライでおばちゃんみたいにはしゃぐ選手です。)

さて、私はウェブ上でたまたま街頭インタビューの動画を見ました。
平昌五輪で期待する選手として「本田真凜」の名前が上がっていました。
むろん、そうした回答者ばかりをピックアップして編集しています。
せめてどれくらいの比率かを明らかにしてほしかった。
一番多かったのは確かでしょうが・・・。

シニアデビューの今シーズンは「ポスト浅田真央」として爆発的な注目を集め、メディアに大量に露出しました。
スーパースターがいなくなれば、その登場を待ち望むのは大衆心理です。
表情の愛らしさ、スタイルのよさ、演技の可憐さが際立ちます。
オーラに近い「」は後天的に身につけたものでないでしょう。
人気があり、CM契約でも群を抜いています。
低迷するフィギュアスケート女子シングルのテレビ視聴率をいくらか上昇させられるとしたら彼女です。

その本田真凜は代表選考レースでもっとも厳しい状況に置かれています。
才能に恵まれているはずですが、「練習嫌い」を公言している間に、同年代の日本勢が追いつき、ロシア勢が引き離しました。
実際これまでのところ、ほとんど成長が見られません。
彼女が呑気に語っていたオリンピック出場や金メダル獲得は遠のいています。

私はこの子のしなやかで伸びやな演技を見ているとほっとさせられます。
不思議なくらい癒されるのです。
気質や性格と一体になったものでしょう。
画面に釘づけになり、競技ということを忘れてしまいそうです。
おそらくこの子は「戦い」に向きません。
自分が好きなように滑っているときが一番美しい。

ジュニア時代からそこそこ結果(実績)を残しているだけに、選手を勝たせるのが務めのコーチとしては扱いづらい選手です。
同じリンクで練習に励む他の選手に好ましくない影響も及ぼします。
コーチはいらいらを抑えなくてはなりません。

私も「精鋭(社長・幹部)」を対象とした教育指導が本職ですが、一人ひとりで異なる持ち味をどう伸ばすかで迷います。
概して、優秀な人材ほど個性的です。
育成のプロとしての信念は持っていますが、自分の価値観に染めてしまわないように、何より自分のコピーを創らないように戒めています。
それでも、一流になってほしいとの思いから、期待する選手ほど厳しく叱ってしまいます。
我慢、我慢、我慢・・・。

私のこれまでの経験に照らせば、本田真凜のようなタイプは論理的な指摘だけでは育成できません。
合理性で思いどおりに動かせる相手でないのです。
情緒的な動機づけが不可欠でしょう。
手間がかかりますが、「部下もおだてりゃ木に登る」を織り交ぜるわけです。
本質的にアスリートよりアクトレスの志向が強い選手ということも踏まえなければなりません。

とはいえ、私は本田真凜の平昌五輪出場をまったく諦めたわけでありません。
フィギュアスケーターとして限界まで頑張った経験のない選手のはずで、勝利に執念を燃やすとどれくらい得点を伸ばせるかが予想できません。
コーチに「練習しなさい」と言われるようでは問題外です。
浅田真央がそうだったように、練習を止められるのが一流選手です。

本田真凜は、GPシリーズ第3戦「中国杯」から全日本選手権まで1か月半がありました。
短くもあり長くもあります。
この期間における練習の覚悟が得点に表れるでしょう。
「 210点台半ばに絶対に届かない」と言い切れません。
(3月の世界ジュニア選手権では自己ベストを更新して201.61点で2位になっています。)

⇒2017年12月14日「フィギュア平昌五輪代表予想、もう一人はあの子!」はこちら。

あとはライバルの得点次第で「奇跡」が起こるかもしれません。

◆書き加え(12月14日)

NHK総合『アスリートの魂』で本田真凜が取り上げられます。
日曜日の深夜に放送されるようです(予定をご確認ください)。
平昌五輪出場へ向けた8か月の苦闘に密着取材しています。
このところ音信を聞かなくなりましたが、近況が分かるかもしれません。

私は土曜日と日曜日に合宿セミナーで疲れ切っているはずですが、持ち堪えられるようならば視聴したいと思います。

◇◆◇

本田真凜に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月11日「本田真凜の得点が低すぎるフィギュア採点」はこちら。

⇒2017年11月7日「本田真凜、五輪代表選考レースから脱落か」はこちら。

⇒2017年11月4日「本田真凜、中国杯は全日本五輪選考前哨戦」はこちら。

⇒2017年11月3日「本田真凜に手を焼く濱田美栄コーチ」はこちら。

⇒2017年11月1日「本田真凜は三原舞依と樋口新葉と戦う・・・五輪代表」はこちら。

⇒2017年10月30日「本田真凜のメンタル、濱田美栄コーチの苦言」はこちら。

⇒2017年10月28日「本田真凜GPシリーズ「スケートカナダ」へ挑戦」はこちら。

⇒2017年10月15日「本田真凜は最高難度のジャンプ構成でGPシリーズへ」はこちら。

⇒2017年10月14日「本田真凜は2022年北京五輪代表でいいのか」はこちら。

⇒2017年10月10日「本田真凜、身に染みる五輪代表2枠の厳しさ」はこちら。

⇒2017年10月7日「本田真凜SPザ・ギビング(The Giving)」はこちら。

⇒2017年9月26日「本田真凜、浅田真央後継認定試験をパス」はこちら。

⇒2017年9月20日「天真爛漫な本田真凜に気合のスイッチ」はこちら。

⇒2017年9月17日「本田真凜の名言・・・シニアデビューで連発」はこちら。

⇒2017年5月5日「本田真凜はなぜうずうずしているのか」はこちら。

⇒2017年4月24日「真央から舞依、真凜へ、マママの系譜」はこちら。

⇒2017年4月5日「華のある本田真凜の3姉妹と兄の競演」はこちら。

⇒2017年3月26日「本田真凜と金妍児(キム・ヨナ)の共通点」はこちら。

⇒2017年3月25日「本田真凜のコメントに光る女優の感性」はこちら。

⇒2017年3月23日「本田真凜、早すぎる現役引退表明」はこちら。

⇒2017年3月21日「本田真凜は天衣無縫、この選手はいける」はこちら。

⇒2017年3月20日「気分屋の本田真凜に一つ残念なこと」はこちら。

⇒2017年3月19日「本田真凜、最高の笑顔で帰っておいで!」はこちら。

⇒2017年3月18日「本田真凜、坂本花織、白岩優奈はうふん!」はこちら。

⇒2017年3月17日「本田真凜の調子、世界ジュニア連覇の重圧」はこちら。

⇒2017年3月15日「本田真凜とザギトワの激突・・・世界ジュニア選手権」はこちら。

⇒2017年3月14日「本田真凜はいつもどおりで世界ジュニア連覇」はこちら。

⇒2017年2月13日「本田真凜は2百点超えで世界ジュニア連覇へ」はこちら。

⇒2017年1月13日「本田真凜は妹思い、姉の鏡なのか」はこちら。

⇒2016年12月26日「本田真凜の愛らしさと天性の表現力」はこちら。

⇒2016年9月13日「本田真凜、ジュニア女王の重圧・・・フィギュアGP」はこちら。

⇒2015年12月22日「本田真凜を本田望結が追いかける」はこちら。

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フィギュア平昌五輪代表予想、もう一人はあの子!

フィギュアスケート女子シングルの平昌五輪代表最終選考会となる全日本選手権が来週に迫っています。
代表枠が「2」という狭き門に十代後半の有力選手がひしめいています。

⇒2017年11月6日「次回の五輪出場はないフィギュア女子シングルの現実」はこちら。

GPシリーズ最終戦「スケートアメリカ」で優勝を飾り、GPファイナルで健闘を見せた宮原知子が明らかにリードしました。
順位は5位と振るいませんでしたが、2位と僅差の 210点台は立派です。
得点の伸び悩みの原因となったジャンプの踏み切りは難なく修正できるでしょう。

⇒2017年12月13日「宮原知子が五輪代表選考レースから抜け出す」はこちら。

しかも、1年近くのけがから復帰後も目に見える復調を果たしています。
それと、表現はむしろよくなっています。
全日本選手権でよほど低い得点に留まらない限り、順位に関わらず選ばれることでしょう。
私は積極的にそうすべきと考えます。

宮原知子は過去の実績が抜群であり、大舞台の経験が豊富です。
もう一人はおそらく高校生になるだけに彼女の存在はきわめて貴重です。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

夢も希望もないことを言うようでファンに叱られますが、平昌五輪では異次元の強さを誇るロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワ、アリーナ・ザギトワに次いで3位に入ってほしい。
日本女子で表彰台に上れる可能性のある選手は宮原知子のほかに見当たりません。

⇒2017年12月10日「ハマちゃんとサーさんコンビ、GPファイナルの感動」はこちら。

宮原知子が事実上の「当確」ですので残り枠は「1」です。
それがだれかと問われれば、私は「あの子」としか答えられません。
大混戦につき皆目、予想をつけられないのです(←ごめんなさい)。

GPシリーズで2戦とも表彰台に立った樋口新葉はGPファイナルで力を出していません。
大舞台で滑る前に重圧と緊張に負けています。
(私は今年の世界選手権の記憶がよみがえりました。)
6位ですので宮原知子と順位は一つしか変わりませんが、得点は開きがあります。
五輪代表選考レースでアドバンテージを握り損ないました。
が、樋口新葉は全日本選手権で3年間、3位、2位、2位と結果を残しています。
ストレスの小さい国内大会が得意なのかもしれません。

⇒2017年12月9日「樋口新葉はこの程度で浮かれるわけにいかない」はこちら。

スケートアメリカで自己ベストを15点以上も更新して2位に入った坂本花織は代表選考レースに割り込んできました。
シニア1年目ですが、得意の高難度ジャンプを大舞台で決められるようになりました。
いまも成長を続けており、伸び代を残しています。
この勢いを保てば、全日本選手権で 210点台後半の得点も絶対に不可能でありません。
とても面白い存在です。

⇒2017年12月3日「坂本花織は自ら演技の余韻をぶち壊す」はこちら。

シニア2年目で伸び悩む三原舞依は第3戦「中国杯」と第5戦「フランス杯」でともに4位と表彰台を逃しています。
ファンの期待とオリンピックシーズンの緊張に苦しめられているのか、デビューシーズンの伸びやかさが失われています。
4月くらいまでは喜びや楽しさを感じながら、無心に滑っているようでした。
このところ、重圧が持ち味の安定感を奪いました。
しかし、強い精神力で巻き返しを狙っているはずです。
三原舞依は闘病生活を克服しており、このまま終わることはよもやないでしょう。

⇒2017年11月19日「三原舞依、シニア2年目の伸び悩み」はこちら。

そして、最後の一人が本田真凜です。
シニア1年目の成長がおおいに期待されましたが、成績をまったく残せませんでした。
生まれ持った才能で滑るだけでは戦えないという現実を突きつけられました。
表現力に定評がありますがジャンプに強いわけでないので、もっとも厳しい状況に置かれています。
演技の完成度を高めるのは当然として、プログラムの基礎点をいくらか引き上げ、全日本選手権で一か八かの勝負に出るしかないでしょう。
私は個人的に、この選手の持つ「華」と表現の「美しさ」がとても好きです。
それと勝負度胸もあります。

⇒2017年11月7日「本田真凜、五輪代表選考レースから脱落か」はこちら。

本田真凜は第2戦「スケートカナダ」の試合後に濱田美栄コーチにこっぴどく叱られています。
確かに、シニアの選手と戦うには勝負に対する貪欲さも足りません。
それは練習姿勢に反映されます。

中国杯以降はあまり音信を聞くことがなくなりました。
オリンピックへの出場を諦めず、練習に励んでいることを願います。
つい最近までジュニアで戦ったロシアのアリーナ・ザギトワが平昌五輪の金メダルの有力候補に成長しています。
それをどうか発奮材料にしてほしい。
全日本選手権はジャンプの難度だけで代表が決まらないと思います。

⇒2017年11月3日「本田真凜に手を焼く濱田美栄コーチ」はこちら。

以上。
ただし、この4人がもう1枠に確実に入るには「優勝」が条件です。
かすかにリードしているのは樋口新葉のはずですが、勝負弱いとの印象がつきまといます。
宮原知子がきれいに2位に収まってくれると代表選考はもめることがありません。
日本スケート連盟から表彰されるかもしれませんが、彼女はあくまでも4連覇を狙っています。
私はほとほと困りました・・・。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

どうしてもオリンピックに出たいというだれかが宮原知子を上回るほかにありません。
2017年全日本フィギュアスケート選手権の女子シングルは壮絶な戦いになります。
(私が知らないだけかもしれませんが、とくに三原舞依と本田真凜に関する情報がまるでありません。)

ちなみに、男子シングルは代表枠が「3」であり、全日本選手権の結果に関わらず羽生結弦と宇野昌磨は選ばれます。
欠場の羽生結弦には救済措置が適用されます。
そうなると残り枠は「1」ということになります。
二人との差が開きすぎていますので、私としてはこれからの選手になるべく入ってほしい。

◆書き加え(12月13日)

羽生結弦が近日中に練習を再開するという報道を見つけました。
まずは一安心です。

ところが、いまだに全日本選手権への出場を諦めていないそうです。
長距離の移動も必要となりますし、1週間足らずの練習で復帰するのは無茶です。
今度傷めたら、それこそオリンピックに間に合わせられません。
(患部をかばって他の箇所を痛めることもあります。)
コーチや連盟が首に縄をつけてでも出場を止めなければなりません。

羽生結弦は北京五輪でも金メダルの最有力候補の一人です。
私はそう思っています。

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宮原知子が平昌五輪代表選考レースから抜け出す

高橋大輔と浅田真央が引退してさみしいかぎりですが、スポーツ音痴の私でもほぼ唯一楽しめるのが「フィギュアスケート」です。
仕事をやらないわけにいかないので、この時期は毎年、猛烈な寝不足になります。
フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルよりもっとへとへとになるのが、全日本フィギュアスケート選手権です。
今年は平昌五輪代表最終選考会を兼ねるのでなおさらです。



宮原知子はGPファイナルで5位に終わって3年連続の表彰台を逃していますが、2位と2.79点差です。
フリースケーティング(FS)で得点を伸ばせなかった原因は緊張もさることながら、過密スケジュールによる蓄積疲労でしょう。
体をかばっているせいか滑りが慎重すぎるようにも映りました。
が、出来としては決して悪くなく、持ち味の安定感も十分です。

繰り上げ出場で肉体的な負担は重かったはずですが、世界の大舞台で戦えるという手応えをつかめ、試合勘を取り戻せたのは収穫でしょう。

私はわりと最近まで五輪代表選考レースは横一線だと考えていましたが、復帰2戦目と3戦目で宮原知子が完全に抜け出したと思いました。
いくらかリードしている樋口若葉もそうですが、三原舞依や本田真凜は1位を取らないかぎり「当確」となりません。
宮原知子は全日本選手権で4連覇を成し遂げて文句なく選ばれようとしています。
しかし、これまでの実績に照らせば、表彰台を逃しても選ばれるかもしれません。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

全日本選手権までの約10日間でジャンプの回転不足を修正してくるでしょう。
頑張りすぎないように気をつければ宮原知子は大丈夫です。
(動けるようになったときが危ないのです。)



それにしても、宮原知子は成長しました。
個人的には今シーズンの演技がもっとも好きです。
ショートプログラム(SP)もFSも「和」ですが、とても似合っています。

不器用な選手がひたむきな練習を積み重ね、一段ずつ階段を上ってきました。
濱田美栄コーチが宮原知子を「辛抱の天才」と評しました。
地道な「努力」でつながったコンビです。

⇒2017年12月10日「ハマちゃんとサーさんコンビ、GPファイナルの感動」はこちら。

私が驚くのは、その効果が滑りの「技術」だけでなく、演技の「表現」にまで及んだことです。
先天的な資質や感性に負うところが大きいと思っていた「表現力」を著しく高めています。
見ていて「感動」を覚えますものね。

彼女なりの律儀な「美しさ」を手に入れ、表現世界を築きあげつつあります。
美しさも選手それぞれです。
私の実感レベルでようやく日本女子のエースになりました。
この選手を平昌五輪に送り出してほしい(2枠しかないからほとほと困ります)。

彼女は自力で切符をもぎ取りますけれどね・・・。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月10日「ハマちゃんとサーさんコンビ、GPファイナルの感動」はこちら。

⇒2017年12月8日「宮原知子、GPファイナルは全日本へのステップ」はこちら。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

⇒2017年11月27日「宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール」はこちら。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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羽生結弦、けが回復進まず全日本選手権欠場へ

フィギュアスケート男子シングルの羽生結が全日本選手権を欠場する見通しとなりました。

日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長によれば、羽生結弦はカナダ・トロントで治療とリハビリに専念しています。
まだ痛みが残っていて、氷上練習さえ再開できない深刻な状況です。
欠場は正式な決定でありませんが、まずそうなるはずです。

羽生結弦は11月9日のGPシリーズ第4戦「NHK杯」の公式練習で4回転ルッツを跳んだ際に転倒し、右足首を負傷しています。
他の4回転ジャンプも決められない最悪のコンディションで一番難しい4回転ジャンプに挑んだのは、心のどこかに隙や緩みがあったからです。
同時に、高難度ジャンプ競争への焦りがあったからです。
明らかに慎重さを欠いています。

当初、「右足関節外側靭帯損傷で10日間の絶対安静。その後3〜4週間でパフォーマンスが元のレベルに戻る」と発表されていました。
最短の予定が示されることが多いので、私は重症でないかと案じていました。
やはり、けがの回復が思うように進まず、復帰の予定が大幅に遅れています。

全日本選手権は平昌五輪代表最終選考会を兼ねますが、日本スケート連盟が定める救済措置により選考されます。
羽生結弦は世界フィギュアスケート選手権の王者ですので問題はありません。

しかし、私がもっとも恐れるのは平昌五輪に調整を間に合わせられない非常事態です。
体力も落ちるでしょうし、試合勘も鈍ります。
ろくに練習を積めず、ライバルと戦えるコンディションを整えられない恐れが高まっています。

羽生結弦はGPシリーズ第1戦「ロシア杯」から3か月半のブランクが空きます。
スケジュール的に厳しいので、平昌五輪の2週間前に行われる四大陸フィギュアスケート選手権に出られません。
全日本選手権の欠場により「ぶっつけ本番」でオリンピックに臨むことになりました。
実力を出せれば固いと思われた66年ぶりの連覇に赤信号が灯っています。

むろん団体戦の出場は無理です。

◆書き加え(12月11日)

羽生結弦は昨年は病気で、今年はけがで全日本選手権を欠場します。
国内で最重要の大会に2年連続で姿を見せません。
私は正直、みっともないと思います。

フィギュアスケートは「日本のお家芸」です。

羽生結弦には熱烈なファンが大勢います。
さらに、フィギュアスケートにはファンが大勢います。

あなたの存在価値は、あなただけのものでないのです。
フィギュア王国の宝」という自覚が欠如しています。

どうかオリンピックまでに絶対に立て直してください。

◆書き加え(12月13日)

羽生結弦が近日中に練習を再開するという記事を見つけました。
まずは一安心です。

ところが、いまだに全日本選手権への出場を諦めていないようです。
1週間足らずの練習で復帰するのは無茶です。
今度傷めたら、それこそオリンピックに間に合わせられません。
コーチや連盟が止めなければなりません。

羽生結弦は北京五輪でも金メダルの最有力候補の一人です。

◆書き加え(12月14日)

羽生結弦が日本スケート連盟を通じて追加のコメントを発表しています。
私は練習再開が近いと聞いて胸をなでおろしましたが楽観できないようです。

羽生結弦は腱と骨に炎症が残っており、氷上に立つのもまだ先になる見込みです。
これは選手寿命を縮めかねない重症と考えなければなりません。
平昌五輪出場さえ危ぶまれる事態になっています。
何とか本番に間に合うように回復を祈るのみです。

◆書き加え(12月20日)

平昌五輪女子シングルの金メダルの最有力候補、ロシアのエフゲニア・メドベージェワが代表選考会であるロシア選手権を欠場します。
医師の勧めで右中足骨の骨折の治療に専念し、来年1月にモスクワで行われる欧州選手権へ向けた準備を進めるようです。

高難度ジャンプを軸とした技術点の偏重により、トップクラスの選手が大変なことになっています。
採点ルールがフィギュアスケートを回転競技に変えてしまいました。

手を挙げて跳ばせて選手を不安定にするなどもってのほかです。
見ていてもつまらない。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月26日「羽生結弦と宇野昌磨は平昌五輪代表内定へ」はこちら。

⇒2017年11月17日「羽生結弦に全日本選手権欠場の救済措置」はこちら。

⇒2017年11月12日「羽生結弦は全治不明、平昌五輪に間に合うか」はこちら。

⇒2017年10月23日「羽生結弦は平昌五輪後にクワッドアクセル挑戦へ」はこちら。

⇒2017年10月22日「羽生結弦の本番はGPシリーズでなく平昌五輪」はこちら。

⇒2017年10月21日「羽生結弦GPシリーズロシア杯で4回転ルッツ投入」はこちら。

⇒2017年10月6日「羽生結弦が平昌五輪フィギュア団体戦出場へ」はこちら。

⇒2017年9月25日「羽生結弦、無謀なエンジン全開」はこちら。

⇒2017年9月24日「羽生結弦は五輪連覇を狙いすぎ、選曲がきつい」はこちら。

⇒2017年9月23日「出ましたどや顔、羽生結弦は飛ばしすぎ」はこちら。

⇒2017年9月23日「宇野昌磨と羽生結弦、海外での評価と人気」はこちら。

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宇野昌磨、ネイサン・チェンを勝たせたのは厄介

宇野昌磨はジャンプのミスが相次ぐ

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルの男子シングルが終わりました。
ジャンプのミスが相次ぎ、出来はきわめて低調でした。
とくにフリースケーティング(FS)はがっかりです。
失敗ばかり見せられた気分です。

私は4番滑走のネイサン・チェンの得点が286.51点に留まったことを知り、6番滑走の宇野昌磨の優勝を確信しましたが、286.01点に留まりました。
1位と2位の差は 0.5点ですが、勝利は勝利です。
競技とはそういうものでしょう。
ネイサン・チェンは金メダルを首にかけられ、自信をつけています。

宇野昌磨は平昌五輪で金メダルを狙えると私は考えていました。
優勝候補に名前の挙がるネイサン・チェンは緊張や重圧に弱い。
私にはきわめて不安定な「高難度ジャンパー」という印象くらいしかありません。

⇒2017年11月18日「宇野昌磨に吹く平昌五輪金メダルの風」はこちら。

ところが、GPファイナルでネイサン・チェンが優勝したことで平昌五輪の表彰台が分からなくなりました。

宇野昌磨もむろん若いのですが、ネイサン・チェンは18歳です。
オリンピックを目前に、若い選手に「勢い」を与えてしまいました。
怖いことです。

宇野昌磨がネイサン・チェンを勝たせたわけでありませんが、ここは確実に倒しておくべきでした。
得点の水準が低かったので、私はなおさらそう思いました。
勝負事の鉄則として「出る杭」を打っておかないと厄介なことになるかもしれません。

伸び盛りのライバルに「勝てる」と思われたら、負けでしょう。
一発勝負のオリンピックは「心理戦」の占める比重が大きいですから・・・。

◆書き加え(2018年1月8日)

ネイサン・チェンは気分よく本番へ

平昌五輪代表選考会を兼ねる全米フィギュアスケート選手権が行われ、ネイサン・チェンが合計315.23点で連覇を成し遂げました。
2位に40点以上の大差をつけており、かなりのハイスコアです。

私の推察にすぎませんが、メンタルがそれほど強くありません。
オリンピックで羽生結弦や宇野昌磨の敵にならないだろうと考えていました。

しかし、アスリートには勝利が何よりの良薬です。
GPファイナルと全米選手権を制した勢いは侮れなくなりつつあります。
今シーズンは5戦全勝であり、海外メディアで金メダルの最有力候補という予想も出ています。
気分よく本番に臨まれると厄介です。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月7日「宇野昌磨GP王者と羽生善治永世七冠、勝負師の寝癖」はこちら。

⇒2017年12月7日「宇野昌磨にどえりゃあ期待の名古屋GPファイナル」はこちら。

⇒2017年11月26日「羽生結弦と宇野昌磨は平昌五輪代表内定へ」はこちら。

⇒2017年11月18日「宇野昌磨に吹く平昌五輪金メダルの風」はこちら。

⇒2017年10月29日「三宇野昌磨、スケートカナダは完成度優先」はこちら。

⇒2017年10月11日「三原舞依と宇野昌磨のでこぼこ・・・不安と恐怖」はこちら。

⇒2017年9月23日「宇野昌磨と羽生結弦、海外での評価と人気」はこちら。

⇒2017年9月21日「宇野昌磨のしたたかさ」はこちら。

⇒2017年9月18日「宇野昌磨「UNO1」で平昌五輪敵なし」はこちら。

⇒2017年5月6日「宇野昌磨、トゥ−ランドットで二匹目の金メダル」はこちら。

⇒2017年4月16日「宇野昌磨と羽生結弦、勝ち飯と勝負パンツ」はこちら。

⇒2017年4月9日「宇野昌磨と羽生結弦の得点差と実力差」はこちら。

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ハマちゃんとサーさんコンビ、GPファイナルの感動

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルの女子シングルが終わりました。
宮原知子はショートプログラム(SP)もそうでしたが、時間の長いフリースケーティング(FS)も丁寧に滑り切りました。
熱烈なファンの妻のうれしそうなこと・・・。

宮原知子は 210点台に乗せましたが、残念ながら表彰台に届きませんでした。
(とはいえ、別格のアリーナ・ザギトワを除けば、2位とわずか2.79点差です。)
FSでジャンプに回転不足などが出て、得点を伸ばせませんでした。
五輪代表選考レースで優位に立ちたいとの欲が出て、いくらか緊張が高まったのでしょう。
無意識のうちにけがの再発を恐れ、慎重になっていたのかもしれません。
私は、最大の原因は疲労の蓄積だと考えます。
復帰後はGPファイナルへの繰り上げ出場など、スケジュールが過密でした。
踏み切りの弱さや動きの切れのなさにそれが表れています。

しかし、いったん心身を休ませればこれらは解消できます。
平昌五輪代表切符のかかる全日本フィギュアスケート選手権までにきちんと調子を立て直してくるでしょう。
私は何の心配もしていません・・・。



宮原知子が短期間でここまで調子を取り戻すとは驚きです。
「この子は地道な練習を積み重ねて地味に開花したけれど、一番の目標だったオリンピック出場を果たせない」。
よくよく運のない選手だと気の毒に思っていたのです。
ところが、復帰わずか2戦目と3戦目で日本女子のエースということを再認識させました。

私がGPファイナルの演技を見て改めて感じたのは、1年弱のブランクがプラスになっているということでした。
SPも得点の伸びなかったFSもかちっと美しい。
(これなら舞妓としても十分にやっていけます。)

⇒2015年12月13日「宮原知子、京都舞妓の風情が漂う」はこちら。

人間的な成熟がもたらされたのか、全体的な印象が明るく開放的になり、表情が生き生きとしています。
自分と向かい合えた時間、スケート以外と触れ合えた時間が一回りも二回りも大きくしました。
(内向的で神経質な優等生という雰囲気が消えています。)
精神力の強さとそれを反映した演技の安定感にさらに磨きがかかっています。



宮原知子は「練習の虫」と評されてきました。
肝心のオリンピックシーズンにその練習を行えない状況に陥りました。
苦悩と焦りに押し潰されても不思議でありません。

むろん本人も大変でしたが、濱田美栄コーチも大変だったでしょう。
「何とか全日本選手権に間に合わせてやりたい」と願ったはずです。
おそらく互いに、はやる気持ちを抑え、辛抱を重ねました。

濱田美栄コーチは宮原知子の心の状態を前向きに保ち、体の状態を冷静に判断しながら、徐々に体力を取り戻させ、慎重に練習を積ませました。
その結果がぎりぎりのタイミングでの再生につながっています。



私は尊敬と親しみ込め、あえて「濱田美栄コーチをハマちゃん」「宮原知子選手をサーさん」と呼ばせていただきます(映画『釣りバカ日誌18』より)。

釣りの師匠・ハマちゃんと弟子・スーさんの信頼で結ばれたコンビは絶妙でした。
濱田美栄コーチと宮原知子選手の「努力」に対する信念で結ばれたコンビはとても堅固でした。
二人にとり最大の難局に直面しても揺らぐことはありませんでした。
気概と情熱を持って立ち向かっています。

1年近くの困難を乗り越えてつかんだGPファイナルでの手応えには、言い尽くせない感懐と価値があったことでしょう。
この二人の間に言葉は不要です。
(試合後の薄暗い通路で目を見て話さなくても通じるのです。)

「何にも言わなくていいです。何にも言わなくてもお気持ちはよ〜く分かります」(映画『釣りバカ日誌18』より)。

ハマちゃんとサーさん、ほんとうにお疲れさまでした。
感動をありがとう!!!
私はGPファイナルの演技に溢れ出た「生きざま」に胸が一杯になりました。
内面に、生きるひたむきさが詰まっています。

きょうだけは軽い祝杯を挙げ、全日本選手権へ向けて英気を養ってほしい・・・。
(おっと、宮原知子は19歳でした。ジュースにしてください。)
(落ち着いているので未成年ということを忘れてしまいます。)

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月8日「宮原知子、GPファイナルは全日本へのステップ」はこちら。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

⇒2017年11月27日「宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール」はこちら。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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紀平梨花は3回転半でロシア勢を吹き飛ばす

フィギュアスケート・ジュニアGPファイナルの女子シングル。
何と6人の出場選手のうち5人がロシア勢で占められています。
7連覇中と、手のつけられない強さです。
(あちこちで使われていますので「オソロシア」とは言いません。)

そこに唯一割り込んだのが全日本ジュニア選手権を制した15歳の紀平梨花でした。
フリースケーティング(FS)はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2本入れるプログラムで臨み、ショートプログラム(SP)6位から逆転優勝を飾っています。
とくに冒頭のトリプルアクセルは3回転トウループと2回転トウループをつけた3連続ジャンプでした。
目が回らないのでしょうか。

紀平梨花はジュニアGPファイナルを前に、SPを絶対に外せないと語っていました。
規定により、ジュニア女子はSPでトリプルアクセルを跳べません。
結局、首位と6.43点差の4位に踏み止まりました。
(おそらく射程圏内と捉えているはずです。)

今大会のFSで3回転半−3回転トウループの連続ジャンプを決めれば、国際スケート連盟(ISU)公認試合で女子初の快挙となります。
2本のトリプルアクセルを決めれば、バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央以来の快挙となります。

公式練習ではこのコンビネーションジャンプを決めました。
孤軍奮闘の戦いですので「開き直り」も可能です。
表彰台、それも2009年の村上佳菜子以来となる優勝を狙いたいと語りました。
トリプルアクセルの風圧で強豪のロシア勢を吹き飛ばしてほしい・・・。



ところで、紀平梨花は練習でサルコウとトウループの4回転ジャンプに成功しているそうです。
これは「驚き桃の木紀平の紀」です(←相当考えました)。

高さと距離が十分、したがって流れもある天性の高難度ジャンパーなのでしょう。
女子が4回転ジャンプを公式戦で決めれば、いまでも何かと話題を提供してくれる安藤美姫以来となります。
年齢制限で平昌五輪の出場資格はありませんが、北京大会がとても楽しみな存在です。

⇒2017年12月1日「紀平梨花はトリプルアクセルで全日本初優勝の快挙へ」はこちら。

ジュニアGPファイナルで自己ベストを大きく更新するようなら、全日本フィギュアスケート選手権でひょっとするとひょうとするかもしれません。

◆書き加え(12月9日)

紀平梨花は緊張が高まっているのでしょうか、午前の曲かけ練習でジャンプの失敗が目立ちました。
しかし、、残り時間で3回転半−3回転トウループの連続ジャンプを3度、単発の3回転半ジャンプを4度決めています。

2番滑走の紀平梨花は午後3時19分に登場するようです。
はたして本番で決められるのか、私は選手でもないのにどきどきです。

◆書き加え(12月9日)

トリプルアクセルといえば、私が思い出すのは今年現役を引退したばかりの浅田真央。
彼女の代名詞になりました。

平昌五輪まで2か月となり、大会公式ツイッターがオリンピックのSPで女子初のトリプルアクセルを成功させた功績を紹介しています。
19歳で迎えたバンクーバー五輪の動画を添えています。

FSでも2度決めており、1大会で3度成功させています。
最大のライバル、韓国のキム・ヨナ(金妍児)に敗れて金メダルを逃しましたが、ファンに語り継がれる伝説の演技です。

◆書き加え(12月9日)

FSが終わっています。
紀平梨花は公認大会で史上初となる3回転半―3回転トウループのコンビネーションジャンプを冒頭で決めています。
ただし、その後の単発の3回転半ジャンプはシングルになりました。
困難度の高いほうを加点つきで成功させたというのに、私は不思議です。
得点を伸ばせず、表彰台に届きませんでした(全員ロシア勢)。

しかし、日本女子の意地を見せてくれました。
全日本フィギュアスケート選手権で 210点に迫る得点を期待しましょう。

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樋口新葉はこの程度で浮かれるわけにいかない

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル女子シングル。
樋口新葉はシニア2年目のGP第1戦「ロシア杯」で3位、第3戦「中国杯」で2位と安定した成績を残し、初のGPファイナル進出を決めました。
その自信を背景とし、大会前に「210点超え と表彰台」を目標に掲げました。

⇒2017年11月30日「樋口新葉はGPファイナルOmg、お歳暮を贈れ」はこちら。

樋口新葉は公式練習では高難度ジャンプにミスが相次ぎ、調子がいま一つでした。
おそらく緊張が高まり、重圧に押し潰されそうになっています。
ショートプログラム(SP)の前はすごく緊張し、体に力が入らない感覚だったそうです。

ところが、本番では自己ベストに1点と迫る、ノーミスに近い演技を見せました。
この選手は体格的に外国勢に見劣りせず、調子に乗ると「躍動感」があふれます。

冒頭の2回転アクセルを決め、心が落ち着いたのでしょう。
後半の3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションジャンプを決め、GOEで1点を得ました。
3回転フリップを降りましたが、軽い踏み切り違反を取られました。
が、スピンとステップでレベル4をそろえました。
ステップで手拍子も起こっています。
会場を巻き込む力を身につけてきました。

演技後は喜びを抑え、表情を変えていません。
フリースケーティング(FS)のことが念頭にあったからでしょう。
「私、この程度で浮かれるわけにいかないわ」と言ったかどうかは分かりません。

SPで樋口新葉は6人中5位に留まりました。
順位だけ眺めると落胆しますが、一人の選手もジャンプで転倒なし、全員が70点台というハイレベルな戦いとなりました。
首位から6位までの得点差は4.22点です。
3連覇のかかったロシアのエフゲニア・メドベージェワが棄権したとはいえ、世界のトップクラスが集う大会にふさわしい見応えです。

■GPファイナルSP結果
1位 ケイトリン・オズモンド(カナダ) 77.04点
2位 アリーナ・ザギトワ(ロシア) 76.27点
3位 宮原知子 74.61点
4位 マリア・ソツコワ(ロシア) 74.00点
5位 樋口新葉 73.26点
6位 カロリーナ・コストナー(イタリア) 72.82点

勝負はフリースケーティング(FS)へ。
樋口新葉は人間的な成長とともに精神的に強くなってきたのかもしれません。
個性的な「007」を演じ切り、表彰台に立とうとしています。

補欠出場で調整が一番難しかった宮原知子も一段と調子を上げています。
長期の治療休養がうそのような出来栄えです。
いずれかが優勝を収めれば、2013年の浅田真央以来となります。
おおいに期待できそうです。

◆書き加え(12月9日)

FSを控えた公式練習が行われています。
樋口新葉はジャンプのミスが相次ぐ、不安な最終調整となりました。

本人は、ほぼすべてのジャンプの感覚が狂っていたと語っています。
さらに、集中力と意識がなかったと自分にダメ出ししています。
私はそれを知り、心配になってきました。

樋口新葉がスケーティングの実力をつけたのは確かでしょうが、メンタルの弱さを改善できているのでしょうか。

◆書き加え(12月9日)

樋口新葉は公式練習で弱音を吐いていましたが、そのとおりの出来になりました。

転倒を避けるのが精一杯というような慎重な滑りです。
持ち味の勢いとダイナミックさが消え、演じる余裕がまるでありません。
日本女子シングルの五輪代表出場枠のかかった世界フィギュアスケート選手権でもそうでしたが、重圧と緊張に負けてしまいます。
この選手が大舞台で成績を残すのは難しそうです。
(練習環境も関わり、「内弁慶」なのでしょう。)

平昌五輪代表切符のかかる全日本フィギュアスケート選手権までに調子を上げてください。

◇◆◇

樋口新葉に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月30日「樋口新葉はGPファイナルOmg、お歳暮を贈れ」はこちら。

⇒2017年11月8日「樋口新葉は別人、いったい何が起こったのか」はこちら。

⇒2017年11月6日「樋口新葉が平昌五輪代表選考前哨戦で勝つ」はこちら。

⇒2017年10月22日「樋口新葉と坂本花織のフィギュアGPシリーズ」はこちら。

⇒2017年4月27日「三原舞依と樋口新葉が宮原知子を超える」はこちら。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

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宮原知子、GPファイナルは全日本へのステップ

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルが名古屋で行われます。
女子シングルで大会の直前に繰り上げ出場が決まった宮原知子が6日、会場でフリースケーティング(FS)「蝶々夫人」の曲をかけての通し練習に臨みました。
ルッツ−トウループの連続3回転ジャンプなどを決めています。
調子はかなりよさそうです。

復帰2戦目のGPシリーズ第6戦「スケートアメリカ」で素晴らしい演技を見せ、優勝を飾っています。
北米に残ってショートプログラム(SP)とFSの手直しを行い、12月4日に帰国したばかりです。

宮原知子はGPファイナルで2015年、2016年と連続で銀メダルを獲得しています。
金メダルでなかったので大きな注目を集めませんでしたが、実はこれは凄いことです。
今大会は1番手だったロシアのエフゲニア・メドベージェワがけがで欠場しており、優勝に色気が出ても不思議でありません。
ここで目立たなくてもいいので、私は地味に滑ってほしい。

宮原知子は平昌五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権へ向けて、じっくりと調整を進められるはずでした。
私は「GPファイナル出場がマイナスにならなければ」と案じていますが、本人は「試合も一つの練習。場数を踏むいいチャンス」と捉えています。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

宮原知子はけがが回復し、ようやく練習を積めるようになりました。
危ないのは、体が動くようになったときでしょう。
つい無理をしてしまいます。
しかし、あくまでも五輪代表切符がかかる全日本選手権へのステップと位置づけています。
考え方がしっかりしており、大丈夫でしょう。

自分を信じ、五輪代表選考レースのライバルとなる樋口新葉の出来を気にしないことです。



この日は国際オリンピック委員会(IOC)からロシアの平昌五輪出場禁止が発表されました。

⇒2017年12月6日「平昌五輪ロシア出場禁止も五輪旗での個人出場可能」はこちら。

宮原知子は「自分のことに精一杯で考えられない。でも、どの国の選手も五輪には出場してほしい」と語っています。
おそらくエフゲニア・メドベージェワもアリーナ・ザギトワも個人として出場してきます。

◆書き加え(12月8日)

30年近く選手の指導に携わってきた濱田美栄コーチは宮原知子を「辛抱の天才」と評しました。
知り尽くしているとはいえ、何と的確な表現なのでしょう。
「あれだけ真面目にコツコツ練習する子は初めて」と語っています。

その宮原知子は8日の公式練習で3回転ルッツ―3回転トウループ、3回転ループ、ダブルアクセルを次々と決めるなどノーミスの滑りでした。
私としては抑え気味に滑ってもらいたい気持ちもありますが、これだけ調子がよさそうだと期待してしまいます。

◆書き加え(12月8日)

先ほどSPが終わりました。
宮原知子は自己ベストに迫る 74.61点でした。
とても落ち着いて丁寧に滑っており、楽しんでいるように見えたくらいです。
しかし、全員が70点を超すハイレベルな戦いとなり、3位に留まっています。
樋口新葉も素晴らしい演技で 73.26点でしたが、5位に留まっています。
表情がとても硬かったのですが、冒頭のジャンプを決めて勢いに乗りました。
日本勢は二人とも上出来でした。

首位はカナダのケイトリン・オズモンドの 77.04点、2位はロシアのアリーナ・ザギトワの76.27点 でした。
FSでの勝負でしょう。
宮原知子も樋口新葉も表彰台に上る可能性を感じさせてくれました。

気が早いですが、平昌五輪代表は二人で決まりかな・・・。

◆書き加え(12月9日)

先ほどFSが終わりました。
宮原知子は 210点台に乗せましたが、残念ながら表彰台に届きませんでした。
私には1年弱のブランクがプラスになっているように思えます。
よく頑張りました。

平昌五輪代表切符のかかる全日本フィギュアスケート選手権までわずかです。
復帰後はGPファイナルへの繰り上げ出場など、スケジュールが過密になって疲労が蓄積しているはずです。
実績十分のベテランらしく、うまく調子を整えてほしいですね。
(といっても、まだ19歳です。)

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

⇒2017年11月27日「宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール」はこちら。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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宇野昌磨GP王者と羽生善治永世七冠、勝負師の寝癖

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルが名古屋で行われます。
地元出身の男子シングル・宇野昌磨は3年連続出場、2年連続3位であり、今大会では金メダルの獲得を目指します。
フリースケーティング(FS)では、4回転ジャンプを4種類・計5本跳ぶ自身最高難度の構成で臨むそうです。
しかもコンビネーションジャンプを後半に集めており、明らかに勝ちにいっています。
ここまでの公式練習を見るかぎり調子はよさそうです。

⇒2017年12月7日「宇野昌磨にどえりゃあ期待の名古屋GPファイナル」はこちら。

宇野昌磨は調整がうまくいきすぎたのか、余裕がありすぎたのか、寝坊したうえに寝癖がついた状態で公式練習に現れました。
しかし、慌てる素振りも悪びれる様子もなく悠然とジャンプの感触を確かめています。
これぞ「王者」の風格です。



先日、将棋の羽生善治が竜王戦に勝利して通算7期となり、すでに保持している6つの永世称号(永世棋聖・永世名人・永世王位・名誉王座・永世棋王・永世王将)と合わせ、史上初の「永世七冠」を達成しました。
第30期竜王戦七番勝負第5局、私は終盤を実況で見ていましたが、挑戦者で先手の羽生善治が永世竜王を決定づけた「8四香」の指し手に感動しました。
こちらが震えたくらい・・・。
羽生善治は獲得タイトルも通算99期とし、百期の大台まであと1期に迫りました。

その羽生善治といえば「寝癖」です。
私は高校時代に寝癖のひどいクラスメイトがおり、ダサすぎると感じていました。
ところが、羽生善治を知ってから、勝負師のトレードマークと思うようになりました。
(私はきょう上場企業の上層部と面談する決戦の日でしたので寝癖をつけて伺いました。)

宇野昌磨が寝癖のままGPファイナル・ショートプログラム(SP)に現れれば勝ったも同然でしょう。
注目の大一番がまもなく始まります。
私はGP王者の誕生を信じて疑いません。

◆書き加え(12月7日)

SPが終わったところです。
宇野昌磨は落ち着いて滑っているように見えましたが、ちょっと硬いかなという印象を受けました。
地元開催のGPファイナルで期待が高まり、プレッシャーがかかっているのでしょう。
予想外の転倒がありました。
FSで巻き返してください。

◆書き加え(12月8日)

女子シングルに比べ、4回転ジャンプ競争の男子シングルは低調でした。
ミスが相次ぎ、興醒めです。

私は4番滑走のネイサン・チェンの得点が286.51点に留まったことを知り、6番滑走の宇野昌磨の優勝を確信しましたが、286.01点に終わりました。
SPでの予想外の転倒による1点はともかくとして、タイムオーバーによる1点の減点が悔やまれます。
とはいえ、少なくとも3百点を上回れなくては話になりません。
残念ながら、地元の応援を「力」に変えることができませんでした。
TV画面を通じ、相当な緊張が伝わってきました。
本来の実力からすれば普通に滑るだけで勝てるのですが、大舞台で自然体を保つのは至難なのでしょう。

「羽生結弦がいればなあ」と言われるようでは、宇野昌磨もネイサン・チェンもまだまだです。
オリンピックシーズンのGPファイナルがまさか 280点台の争いになろうとは思いもしませんでした・・・。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月7日「宇野昌磨にどえりゃあ期待の名古屋GPファイナル」はこちら。

⇒2017年11月26日「羽生結弦と宇野昌磨は平昌五輪代表内定へ」はこちら。

⇒2017年11月18日「宇野昌磨に吹く平昌五輪金メダルの風」はこちら。

⇒2017年10月29日「三宇野昌磨、スケートカナダは完成度優先」はこちら。

⇒2017年10月11日「三原舞依と宇野昌磨のでこぼこ・・・不安と恐怖」はこちら。

⇒2017年9月23日「宇野昌磨と羽生結弦、海外での評価と人気」はこちら。

⇒2017年9月21日「宇野昌磨のしたたかさ」はこちら。

⇒2017年9月18日「宇野昌磨「UNO1」で平昌五輪敵なし」はこちら。

⇒2017年5月6日「宇野昌磨、トゥ−ランドットで二匹目の金メダル」はこちら。

⇒2017年4月16日「宇野昌磨と羽生結弦、勝ち飯と勝負パンツ」はこちら。

⇒2017年4月9日「宇野昌磨と羽生結弦の得点差と実力差」はこちら。

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宇野昌磨にどえりゃあ期待の名古屋GPファイナル

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルが名古屋で行われます。
3年連続出場となる男子シングルの宇野昌磨が6日、本番会場で公式練習に臨んでいます。
フリースケーティング(FS)「トゥーランドット」の曲をかけての通し練習ではジャンプをスルーする場面が多かったそうです。
しかし、その後に4回転フリップなどを念入りに確認しました。
なぜ練習を切り分けるのか、素人の私には理由が分かりません。
(この時期のけがを避けようと、わずかでも不安を感じたら高難度ジャンプを跳ばないのかもしれません。)

宇野昌磨は名古屋市出身です。
2年連続で3位に入っていますが、地元開催の今大会ではどえりゃあ期待が高まっているようです。

⇒2017年12月6日「王者も女王も不在のフィギュアGPファイナル」はこちら。

かくいう私も宇野昌磨の優勝を信じて疑いません。
出場メンバーに対抗馬が見当たらないのです。
米国のネイサン・チェンは高難度ジャンパーですが、緊張の高まる大舞台ではミスが出やすいという印象を持っています。
ロシアのミハイル・コリャダがちょっぴり不気味なくらいです。

⇒2017年11月4日「ミハイル・コリャダがネイサン・チェンを上回る」はこちら。

宇野昌磨自身も「期待に応えないといけないなと思っています」となぜか苦笑いをしています。
異様な盛り上がりに若干の重圧を感じているのでしょうか。
平常心で滑ることができるなら、おのずと結果はついてきます。
「三度目の正直」という言葉もあります。
ノーミスの演技ですかっと勝ってほしい。

◆書き加え(12月7日)

宇野昌磨は公式練習でGPシリーズ2戦で封印した4種類目のサルコウに挑みました。
FSではフリップ、ループ、トウループを含む4種類の4回転ジャンプを計5本跳びます。
なかでも3度の連続ジャンプはすべて演技後半に組み込みます。
これにより、自身最高難度のプログラム構成になりました。
練習を切り分けたのはジャンプをしっかりとチェックしたかったからでしょうか。
平昌五輪の前哨戦となるGPファイナルで自己ベストの更新を狙っています。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月26日「羽生結弦と宇野昌磨は平昌五輪代表内定へ」はこちら。

⇒2017年11月18日「宇野昌磨に吹く平昌五輪金メダルの風」はこちら。

⇒2017年10月29日「三宇野昌磨、スケートカナダは完成度優先」はこちら。

⇒2017年10月11日「三原舞依と宇野昌磨のでこぼこ・・・不安と恐怖」はこちら。

⇒2017年9月23日「宇野昌磨と羽生結弦、海外での評価と人気」はこちら。

⇒2017年9月21日「宇野昌磨のしたたかさ」はこちら。

⇒2017年9月18日「宇野昌磨「UNO1」で平昌五輪敵なし」はこちら。

⇒2017年5月6日「宇野昌磨、トゥ−ランドットで二匹目の金メダル」はこちら。

⇒2017年4月16日「宇野昌磨と羽生結弦、勝ち飯と勝負パンツ」はこちら。

⇒2017年4月9日「宇野昌磨と羽生結弦の得点差と実力差」はこちら。

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平昌五輪ロシア出場禁止も五輪旗での個人出場可能

国際オリンピック委員会(IOC)は国家ぐるみでのドーピングが指摘されているロシアについて平昌五輪への参加を禁止すると発表しました。
世界反ドーピング機関(WADA)が作成した報告書とIOCがその後に実施した2回の調査によりソチ五輪をピークとした巧妙な薬物違反が行われていたことが判明しています。

IOCのトーマス・バッハ会長は、国を挙げてのドーピングは五輪とスポーツの高潔性への前代未聞の攻撃と断じました。

今回の決定に対し、ロシア政府やスポーツ界は強い衝撃を受けています。
また、国が侮辱されたという怒りの声が広がるとともに、競技をボイコットすべきという強硬論も出はじめています。
ロシア国営テレビ・ラジオ放送会社はロシア選手団が参加しない五輪は放送しないと発表しました。

ちなみに五輪出場が禁止されたのはアパルトヘイト時代の南アフリカなどの例があります。
しかし、ドーピング問題に関連して国全体に五輪出場が禁止されたのは初めてとなります。
IOCはオリンピック史上でもっとも厳しい制裁を科しました。

ただし、潔白を証明するなど厳格な条件をクリアした場合に限り、「五輪旗」のもとでの個人出場を認めるとしています。
平昌五輪の組織委員会もそうした選手をサポートすると約束しています。

私が一番関心を寄せるフィギュアスケート女子シングルは、エフゲニア・メドベージェワとアリーナ・ザギトワが金メダルの最有力候補に挙げられています。
個人戦は出られても、優勝が固いとされた団体戦は出られないでしょう。

⇒2017年11月20日「平昌五輪フィギュアはロシア不出場か」はこちら。

ロシアは冬季オリンピックの有力選手を多数擁する強国であり、興行的には大きなダメージとなります。
国旗の掲揚と国歌の斉唱が認められない表彰台そして会場はおそらく異様な光景です。

◆書き加え(12月7日)

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は「ロシアにも一部悪いところがあった」とし、選手が個人資格で参加するのを「政権が邪魔することはない」と容認する姿勢を示しています。

トリノ五輪・男子シングルの金メダリスト、ロシアのエフゲニー・プルシェンコもインスタグラムで選手に出場を訴えました。

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王者も女王も不在のフィギュアGPファイナル

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルが名古屋で行われます。
オリンピックシーズンの今大会は世界王者の羽生結弦も世界女王、ロシアのエフゲニア・メドベージェワも不在という異例の事態になりました。

羽生結弦はGPシリーズ第4戦「NHK杯」をけがで棄権し、5連覇のかかるGPファイナル進出を逃しました。
エフゲニア・メドベージェワは4連覇のかかるGPファイナル進出を最初に決めたものの、けがで棄権することになりました。

どちらも突出した実力の持ち主であり、GPファイナルはもちろん平昌五輪の金メダル獲得の最有力候補でした。
今大会は盛り上がりが乏しくなるのはやむをえません。

GPファイナルの優勝候補の筆頭は男子シングルでは宇野昌磨、女子シングルではアリーナ・ザギトワです。
男子シングルには対抗馬が見当たりませんが、しいて挙げるとすれば米国のネイサン・チェンです。
宇野昌磨が普通に滑れるなら、負けることはないでしょう。

女子シングルには6位通過の樋口新葉と補欠繰り上げの宮原知子の2人が出場します。
樋口新葉は第3戦「中国杯」で覚醒したかのような別人の滑りを見せました。
これが実力なのか半信半疑です。
宮原知子は長期のけがから復帰したNHK杯の2週間後の第6戦「スケートアメリカ」で一気に 210点台半ばに得点を戻しました。
これが本来の実力です。

どちらも表彰台に上る可能性があり、なかでもアリーナ・ザギトワの出来次第では頂点に届く可能性があります。
(男子シングルと異なり、女子シングルはGPシリーズでの得点差が小さいので、だれが勝っても不思議でありません。)
つい最近まで日本勢は出場がゼロかもしれないと落胆していた私ですが、女子シングルがとても楽しみになりました。
とくに思い切って挑める立場の樋口新葉に頑張ってほしい。

⇒2017年12月5日「フィギュアGPファイナル出場選手と放送予定」はこちら。

それにしてもオリンピックが迫るにつれ、高難度ジャンプ競争に火がつきました。
男子は4回転ジャンプ、女子は3回転ジャンプの複合(コンビネーション)の戦いになっています。
選手が得点を引き上げようとするとプログラムにいろいろ、たくさん詰め込むのが断然有利というルールだからです。
復帰間もない宮原知子には抑え気味に滑ってほしい。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

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フィギュアGPファイナル出場選手と放送予定

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦「スケートアメリカ」が終わり、男女シングルのGPファイナル出場者が決定しています。

私が一番残念だったのは、世界女王でGPファイナル3連覇のかかるロシアのエフゲニア・メドベージェワがけがで棄権し、世界王者でGPファイナル5連覇のかかる羽生結弦がけがで出場できなかったことです。
競技であり興行ではありませんが、盛り上がりに欠けるのは仕方ありません。
テレビ視聴率も相当下がることでしょう。

エフゲニア・メドベージェワは第1戦「ロシア杯」、第4戦「NHK杯」と連勝しました。
しかし、NHK杯後の検査で右足中足骨にひびが入っていることが判明しました。

羽生結弦はロシア杯で2位となりましたが、NHK杯を右足の負傷で棄権しています。
これにより、男女を通じて前人未到の5連覇の夢は消えました。

二人は平昌五輪でも金メダルの最有力候補でした。
ベストコンディションで臨めないとすると表彰台の光景も変わるかもしれません。

◆フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル出場選手

◇男子シングル6選手
ネイサン・チェン(米国)
宇野昌磨(日本)
ミハイル・コリャダ(ロシア)
セルゲイ・ボロノフ(ロシア)
アダム・リッポン(米国)
ジェイソン・ブラウン(米国)

中国の金博洋(きん・はくよう。ボーヤン・ジン)は足のけがで棄権し、米国のジェイソン・ブラウンが繰り上げで出場することになりました。
ポイントは金博洋と並んでいました。

◇女子シングル6選手
アリーナ・ザギトワ(ロシア)
ケイトリン・オズモンド(カナダ)
カロリーナ・コストナー(イタリア)
マリア・ソツコワ(ロシア)
樋口新葉(日本)
宮原知子(日本)

樋口新葉は他力本願でしたが、スケートアメリカで宮原知子と坂本花織がワンツーフィニッシュを果たし、最後に出場が決まりました。
日本女子は17シーズン振りに出場ゼロという屈辱的な事態を避けられました。

⇒2017年11月30日「樋口新葉はGPファイナルOmg、お歳暮を贈れ」はこちら。

また、1位、ロシアのエフゲニア・メドベージェワがけがで棄権し、補欠の宮原知子が繰り上げで出場することになりました。
十分に予想されたこととはいえ、宮原知子は1週間で調子を整えるのは大変でしょう。

⇒2017年12月2日「宮原知子、GPファイナル出場のマイナス」はこちら。

◆フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル概要

◇日程
2017年12月7日(木)〜10日(日)

◇会場
日本ガイシホール(愛知県名古屋市)

◇放送(いずれも予定)
テレビ朝日
12月7日(木)午後7時〜   男子SP
12月8日(金)午後7時〜   女子SP
男子FS
12月9日(土)午後6時56分〜 女子FS
12月10日(日)午後6時57分〜 エキシビション

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坂本花織は自ら演技の余韻をぶち壊す

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦「スケートアメリカ」女子シングル。
ショートプログラム(SP)が行われました。
坂本花織が自己ベストを更新する 69.40点で2位になりました。
日本勢は宮原知子が1位になっています。
私は女子シングルでは久し振りに明るい気分です。

坂本花織は演技後半に集めた3つのジャンプを加点がつく出来栄えで決めました。
惜しかったのは、最後のスピンでちょっとバランスを崩してふらついたことです。
(この選手はスピンで自分の目が回ってしまうのでしょうか?)
しかし、それ以外は会心の演技といえるでしょう。

キスアンドクライで得点を見て破顔一笑!
しかし、五輪代表を諦めていないのなら、70点に届かない点数で舞いあがっていてはだめです。

⇒2017年10月16日「坂本花織は関節をぼきぼき鳴らす・・・17歳の勢い」はこちら。

坂本花織は高難度ジャンプの高さと距離が素晴らしく、とてもダイナミックです。
女性にしては体全体もごっついという印象を受けます。

演技後のインタビューでけろりとした表情で「緊張は感じなかった」と語っています。
単に鈍いのか、それとも大物なのかは判断がつきません。
五輪代表選考レースに割って入りそうな予感があります。

◆書き加え(11月27日)

このブログは書き溜め記事です。

坂本花織はフリースケーティング(FS)でも自己ベストを更新する141.19点となり、合計210.59点で2位に入りました。
合計では15点以上も上回っています。

坂本花織はほぼノーミスの滑りを披露しています。
得意の高難度ジャンプを次々と決めていきました。
そのすべてで加点を得て、スピンやステップでレベル4を取っています。
技術点はトップの73点台、課題とされた表現力を反映する5項目の演技構成点でも宮原知子に次ぐ67点台でした。
シニア1年目ですが、平昌五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権の直前に劇的な成長を示しています。

ただし、会心の演技にうれしさが込みあげるのは分かりますが、坂本花織は「わあわあ」「きゃあきゃあ」はしゃぎすぎです。
世界の頂点で戦うつもりなら、キスアンドクライでもそれにふさわしい品格がほしい。

それ以前に「フィニッシュポーズ」をしっかりと取ってほしい。
解くのが早すぎ、自ら演技の「余韻」をぶち壊しています。
ファンや審査員が注視していることを忘れないでください。
がさつな印象を与えると採点でも損です。

演技自体は素晴らしい出来だったので余計に残念に思いました。
(審判も人間ですので個々の選手に対して抱くイメージにより点数が左右されます。)
女子シングルでは世界と戦える選手が次々と育っています。
坂本花織は伸び代を残しており、全日本選手権での得点がとても楽しみです。

◆書き加え(12月1日)

坂本花織が羽田空港の到着ロビーでフラッシュを浴びています。
平昌五輪の代表候補の仲間入りを果たしたということでしょう。
テンションで滑るタイプのようで、熱狂的に盛り上がる全日本選手権でのパーフェクトな演技を誓いました。
完成度が高まると 210点台後半に届くかもしれません。

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宮原知子、GPファイナル出場のマイナス

フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル女子シングル。
ロシアのエフゲニア・メドベージェワが右中足骨骨折で3連覇のかかるGPファイナルを欠場することになりました。
男子シングルでは羽生結弦がGPシリーズ第4戦「NHK杯」を棄権し、5連覇のかかるGPファイナルに進出できませんでした。

どちらも平昌五輪金メダルの最有力候補です。
GPファイナルの欠場は致し方ないとし、はたしてオリンピックの大舞台に間に合わせられるのでしょうか。

⇒2017年11月23日「ザギトワがメドベージェワに勝つGPファイナル」はこちら。

シニア1年目で劇的な成長を遂げたロシアのアリーナ・ザギトワが勝利を収めるでしょう。
いまや平昌五輪金メダルの最有力候補になったといっても過言でありません。
それくらい勢いがあります。
しかし、ロシアはドーピング問題で出場できるかどうかは微妙です。

⇒2017年11月20日「平昌五輪フィギュアはロシア不出場か」はこちら。

エフゲニア・メドベージェワの棄権により、補欠の宮原知子が繰り上がりで出場することになりました。
本来なら喜ぶべきですが、けがから復帰間もない宮原知子にとっては大きなリスクをともないます。
せめてもの救いは、GPファイナルが名古屋で開催されることです。
海外と比べ、心身の負担がかなり小さくなります。
平昌五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権まで2週間もありませんので、コンディションを整えるのがきわめて難しくなります。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

NHK杯から2週間後の第6戦「スケートアメリカ」で 210点台半ばを記録しました。
私は「得点の伸びが急すぎる」との印象を受けました。
宮原知子は時間をかけ、慎重に練習を重ねることがベストでしょう。

私は日本女子エースとして全日本選手権で代表切符をつかんでほしいと思っていますが、GPファイナル出場がマイナスにならないように祈ります。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

五輪代表選考レースをリードする樋口新葉に勝っておきたいという気持ちはあって当然ですが、GPファイナルは通過点と位置づけ、日本選手権に照準を合わせてほしい。
宮原知子はけがの再発だけは避けなければなりません。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月29日「宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

⇒2017年11月27日「宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール」はこちら。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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紀平梨花はトリプルアクセルで全日本初優勝の快挙へ

フィギュアスケート全日本ジュニア選手権の女子シングル。
ショートプログラム(SP)6位の紀平梨花がフリースケーティング(FS)で2本のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めて初優勝を飾りました。

恐ろしい高難度ジャンパーです。
冒頭でトリプルアクセル―3回転トウループ―2回転トウループの連続技を決めています。
おまけに最後の2回転トウループでは手を挙げたそうです。
続けて2本目となるトリプルアクセルを単発で決めました。
GOE(出来栄え点)は3連続ジャンプが2.40点、単発ジャンプが2.20点でした。
流れ、高さ、距離がありますので、たやすく跳んでいるように見えます。
きっとした表情でひらりと下ります(←相当考えました)。

紀平梨花は逆転優勝を収めるにはトリプルアクセルを2本入れるしかないと、直前の6分間練習で決断したそうです。
ジュニアGPファイナル(名古屋)でこの3連続ジャンプを決められるならば、国際大会史上初となります。

紀平梨花は年齢制限により平昌五輪出場資格はありません。
代表選考でナーバスになる選手と違い、全日本フィギュアスケート選手権で気楽にチャレンジできます。
高難度ジャンプを思い切り跳ぶことでしょう。
宮原知子や樋口新葉らを退けて初優勝を飾るという快挙を成し遂げるかもしれません。

早くも北京五輪代表の有力候補として名乗りを上げました。
羽生結弦と宇野昌磨に続く選手が育っていない男子シングルに比べ、女子シングルは活況です。

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樋口新葉はGPファイナルOmg、お歳暮を贈れ

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦「フランス杯」の女子シングル。
ショートプログラム(SP)で4位の三原舞依が得意のフリースケーティング(FS)でいい演技を見せました。
滑り終わって笑みを浮かべ、軽くガッツポーズを取っています。
ステップでレベル4、すべてのジャンプで加点を得ました。
しかし、得点が 210点に届かないのはSPの出遅れだけが原因でありません。
2年目のジンクスなのか、明らかに伸び悩んでいます。

三原舞依は合計4位となり、上位6選手が進むGPファイナル出場を逃しました。
すでに5選手が固まっており、第6戦「スケートアメリカ」で米国のアシュリー・ワグナーかロシアのポリーナ・ツルスカヤが優勝すれば日本女子は16シーズン連続のGPファイナル進出が途絶えます。
ちなみに、ポリーナ・ツルスカヤが勝つとエフゲニア・メドベージェワ、アリーナ・ザギトワ、マリア・ソツコワを加えた4選手が出場します。
名古屋開催なのにロシアの国内大会みたいな光景になるのでしょう。

平昌五輪を目前にして暗い話題ばかりになっています。
私は男子シングル、66年振りの連覇が期待された羽生結弦のけがも相当心配です。



・・・と、ここまではかなり前に書きました。
ところが、スケートアメリカで復帰2戦目の宮原知子とシニア1年目の坂本花織がワンツーフィニッシュを果たしました。
二人ともとくにFSでは素晴らしい演技を見せました。

この大会前には、第1戦「ロシア杯」3位、第3戦「中国杯」2位の樋口新葉が24点で6番手につけていました。
アシュリー・ワグナーとポリーナ・ツルスカヤはSPで大きく出遅れました。
逆転優勝は厳しそうでしたが、2位になれば樋口新葉とポイントが並びます。
となるとGPシリーズ2戦の合計得点の争いとなり、二人は自己ベストを更新する得点が条件となっていました。

結局、FSでアシュリー・ワグナーが途中棄権し、ポリーナ・ツルスカヤが4位に留まっています。
これにより樋口新葉のGPファイナル進出が決まりました。

樋口新葉はツイッターに「Omg」と投稿しています。
シニア2年目で初のGPファイナル出場です。
五輪代表候補のライバルの宮原知子と坂本花織にも助けられたチャンスを大切にしなければなりません。
お歳暮を贈れとはいいませんが、感謝は示すべきです。

中国杯の演技が覚醒だったのかフロック(まぐれ)だったのかはっきりすることでしょう。
そこでも圧巻の出来を見せられるなら、五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権で表彰台の頂点に立てるかもしれません。
2014年3位⇒2015年2位⇒2016年2位と足踏みしており、いよいよ2017年1位となります。

私はGPファイナルでかならずや 220点台を叩き出してほしい。

◇◆◇

樋口新葉に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月8日「樋口新葉は別人、いったい何が起こったのか」はこちら。

⇒2017年11月6日「樋口新葉が平昌五輪代表選考前哨戦で勝つ」はこちら。

⇒2017年10月22日「樋口新葉と坂本花織のフィギュアGPシリーズ」はこちら。

⇒2017年4月27日「三原舞依と樋口新葉が宮原知子を超える」はこちら。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

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宮原知子は2位に僅差の4位なら平昌五輪代表へ

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦「スケートアメリカ」女子シングル。
最終戦でした。

宮原知子は復帰2戦目でしたが、第4戦「NHK杯」から2週間でかなり状態を上向かせています。
現時点で完璧に近い滑りだったのではないでしょうか。
持ち味の安定感も戻りつつあります。
苦しいけがとの格闘が強い「メンタル」をさらに強くしたようです。
何より大きな自信を取り戻したことでしょう。

彼女の熱烈なファンである妻は自分のことのように完全復活を喜んでいます(←おそらくこっそりと泣いています)。

宮原知子は懸念された体力の不安もフリースケーティング(FS)で吹き飛ばしてみせました。
復帰へ向けた練習ではジャンプをかなり抑えましたが、基礎的な滑りやステップ、スピンを繰り返しました。
地道な努力が今大会の正確なスケーティングにはっきりと表れています。
「つらい時期を乗り越えてよかった」と語っています。

大混戦が予想される平昌五輪代表選考レースですが、私が宮原知子の演技を見て思ったのは五輪代表に送り出したいということでした。
全日本フィギュアスケート選手権で宮原知子が2位と僅差の4位までならば、五輪代表に選んでほしい。
ここでいう僅差とは、5点以内です。
むろん、1位か2位なら無条件です。
(本人もそれを狙っています。)

宮原知子は練習を積んでいく過程で、けがが再発することがないとはいえません。
しかし、アクシデントが起こらなければ、調子はよくなる一方です。
オリンピックを迎える頃にちょうどピークに達するのでないでしょうか。

宮原知子は五輪代表有力候補のなかで最年長になりました。
経験と実績に裏打ちされた落ち着いた演技は見事です。
けががなければ日本女子のエースでした。
大舞台で力を発揮してくれると思います。

◆書き加え(11月29日)

このブログは書き溜め記事です。

私はGPシリーズを第5戦まで見て、日本の女子シングルの選手に伸び悩みを感じました。
平昌五輪の代表2枠の選考は、全日本選手権での一発勝負しかないと思いました。

⇒2017年11月21日「平昌女子フィギュアは全日本一発勝負がいい」はこちら。

ところが、宮原知子が最終戦で復活を遂げました。
私はここまでの演技と得点は予想していませんでした。
やはりエースと呼べるのは宮原知子のほかにいません。

⇒2017年11月16日「全日本フィギュア女子シングルは 210点前後の戦い」はこちら。

全日本選手権は当初考えていた 210点台後半から 220点台前半のハイレベルな戦いになりそうです。
エースが復活を遂げ、代表選考レースがぐっと引き締まります。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月28日「宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ」はこちら。

⇒2017年11月27日「宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール」はこちら。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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宮原知子へ全日本選手権2位狙いのすすめ

フィギュアスケート女子シングルの宮原知子がグランプリ(GP)シリーズ第6戦「スケートアメリカ」でほぼ完璧な演技を見せ、優勝を飾っています。
休養明け2戦目で当然のように勝ってしまうとは驚きです。
(本人もここまでの出来は想像していなかったでしょう。)
2週間前に行われた第4戦「NHK杯」から階段を2つほど上りました。

宮原知子は体型的には身長が低く、骨格ががっちりしていましたが、体重の増加を懸念していたのでしょう、がりがりという印象でした。
しかし、けがから復帰した宮原知子は体つきがふっくらとし、女性らしさが出てきました。
顔もふくよかになり、表情を含めた「表現力」がずいぶん豊かになりました。
(体全体も大きく感じられました。)

宮原知子は今大会後に痛みが出なければ、平昌五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権へ向け、トレーニングの強度を上げていきます。
体力を養いながら調子を整えていくわけですが、彼女のことですから落ち着いて取り組むことでしょう。
考え方がしっかりしており、焦りもコントロールできます。

宮原知子は全日本選手権3連覇の実績を持ちます。
もちろん4連覇を成し遂げていいのですが、オリンピック代表選考の観点からいえば宮原知子が全日本選手権で2位になるのが一番もめません。
この結果なら、だれもが納得しますし、日本スケート連盟も胸をなでおろします。

宮原知子は試合に戻ってこられたことを何より喜んでいるはずです。
そもそも最大の目標はオリンピックに出場することでした。
全日本選手権4連覇にこだわりすぎると、けがの再発などのアクシデントが起こりかねません。
私は今シーズンの宮原知子に余裕の「2位狙い」をすすめます。
夢の大舞台で滑る自分の姿を思い描きながら慎重に、慎重に練習を積んでほしい。
実力からして、おのずと結果はついてきます。

◆書き加え(11月27日)

宮原知子は優勝を収め、結果として平昌五輪代表候補のライバルの樋口新葉のGPファイナル出場を支援する形になりました。
もっともそんなことを気にするような彼女でないでしょう。
日本女子のGPファイナル進出ゼロを防ぎました。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月27日「宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール」はこちら。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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宮原知子は全日本選手権2017へ復活をアピール

フィギュアスケートの女子シングル。
宮原知子は左股関節疲労骨折の回復に手間取り、長期にわたって休養せざるをえませんでした。
グランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」で約11か月振りに実戦に復帰したばかりです。
それもけがの再発を恐れ、高難度ジャンプの練習を積めない状態で臨んでいます。
が、この大会で 190点強、5位というまずまずの成績を収めました。

宮原知子は第6戦「スケートアメリカ」のショートプログラム(SP)で首位に立っています。
予想より高得点だったのでしょう、濱田美栄コーチと目を合わせ、ちょっと驚いた表情を見せています。

冒頭の連続3回転ジャンプの後半でステップアウトしています。
が、3回転ループ、ダブルアクセル(2回転半)はきれいに決めました。
スピンも正確にこなし、持ち味の安定感がかなり戻っています。

私はスケートアメリカで 210点台に届けば十分だと考えていました。
目安としてはSPで70点、フリースケーティング(FS)で 140点です。
今大会で 70.72点でしたので、得点から眺めれば至って順調といえます。
必死に滑っているはずですが、表情も柔和になっています。
(神経質そうな印象が薄らいでいます。)

宮原知子が大変なのはSP1位で迎えるFSです。
いくら平常心で臨もうと努めても、アスリートですから勝ちたいという「欲」が出てくるのは当然でしょう。
また、2018年平昌五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権2017へ向けて復活をアピールしたいでしょう。
それと、FSは演技時間が長くなり、高難度ジャンプの本数も増えますので、はたして体力が持つかどうか心配です。

FSでも狙いどおりの得点を出せるなら、わずか2週間で20点高めたことになります。
全日本選手権で 220点に届くかもしれません。

◆書き加え(11月27日)

これは書き溜め記事ですが、FSが終わりました。
宮原知子がFSでも143.31点で1位となり、214.03点で2015年NHK杯以来の通算2勝目を挙げました。
体力の不安を感じさせない素晴らしい出来でした。

ジャンプを次々に決め、観客がステップを手拍子で盛り立てました。
コンディションが上がっただけでなく「実戦感覚」が戻ってきたのでしょう。
あまり危なげがありません。

得点が表示されると、右手で不自然にガッツポーズをしました。
惜しい、この辺りはもうちょっと精進が必要でしょう。
(自分に似合わないことをむりにやるのはやめましょう。)
大丈夫、はにかんだ表情をしているだけで気持ちは伝わってきます。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月25日「宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く」はこちら。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

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羽生結弦と宇野昌磨は平昌五輪代表内定へ

平昌五輪のフィギュアスケート男子シングルは代表枠が「3」です。
が、羽生結弦と宇野昌磨に続く選手が現れません。
現状に照らせば2枠で足ります。

その代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権の開催が迫ります。
チケットを売り切らなければなりませんし、TV視聴率を取らなければなりませんので、主催者も放送局も大会を盛り上げようと懸命です。

しかし、今回の代表選考に関しては、私は突出した二人に「内定」を早々に出したほうがいいと思いました。
検討や議論の余地がありません。
どちらも金メダルを獲れる実力を備えており、オリンピックの本番にピークを合わせたコンディションづくりが可能なように支援すればいいのです。

羽生結弦ははまったときの比類ない強さ、宇野昌磨は高水準の安定感が光ります。
私は二人の順序は分かりませんが、平昌五輪でのワンツーフィニッシュを信じて疑いませんでした。

ところが、アクシデントが起こりました。
羽生結弦がフィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」の練習でけがをしてしまいました。
試合に出場するからには、勝利を収めようとするのはアスリートの本能でしょう。
また、ファンの期待や応援に応えたいという気持ちも大きかったのでしょう。

それくらいは分かっているつもりですが、私はあのけがは防げたと考えます。
頂点に近い選手ほど、体調や調子に細心の注意を払ってほしい。
羽生結弦はその冷静さを失っていました。
4年に一度のオリンピックシーズンですので、もうちょっと自分を抑えてほしかった。

けがが原因となり、羽生結弦が平昌五輪にベストコンディションで臨めないとしたら残念でなりません。
そうならないことを願っていますが、たやすく回復するけがなどありません。

66年振りの連覇の可能性が高い今シーズンの羽生結弦にはGPシリーズもGPファイナルも全日本選手権も調整の過程でしかないのです。
このブログで幾度か述べていますが、王者らしく腰を据え、オリンピックの一点に照準を絞って準備を進めてほしかった。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月17日「羽生結弦に全日本選手権欠場の救済措置」はこちら。

⇒2017年11月12日「羽生結弦は全治不明、平昌五輪に間に合うか」はこちら。

⇒2017年10月23日「羽生結弦は平昌五輪後にクワッドアクセル挑戦へ」はこちら。

⇒2017年10月22日「羽生結弦の本番はGPシリーズでなく平昌五輪」はこちら。

⇒2017年10月21日「羽生結弦GPシリーズロシア杯で4回転ルッツ投入」はこちら。

⇒2017年10月6日「羽生結弦が平昌五輪フィギュア団体戦出場へ」はこちら。

⇒2017年9月25日「羽生結弦、無謀なエンジン全開」はこちら。

⇒2017年9月24日「羽生結弦は五輪連覇を狙いすぎ、選曲がきつい」はこちら。

⇒2017年9月23日「出ましたどや顔、羽生結弦は飛ばしすぎ」はこちら。

⇒2017年9月23日「宇野昌磨と羽生結弦、海外での評価と人気」はこちら。

⇒2017年5月16日「羽生結弦に全日本選手権特別シード」はこちら。

⇒2017年5月4日「羽生結弦の投げキスとファンのめろめろ」はこちら。

⇒2017年4月30日「羽生結弦は平昌五輪での現役引退を否定せず」はこちら。

⇒2017年4月22日「羽生結弦のお詫びと見せ場 国別対抗戦」はこちら。

⇒2017年4月16日「宇野昌磨と羽生結弦、勝ち飯と勝負パンツ」はこちら。

⇒2017年4月13日「羽生結弦は降臨、スーパースターを大切に!」はこちら。

⇒2017年4月9日「宇野昌磨と羽生結弦の得点差と実力差」はこちら。

⇒2017年4月8日「羽生結弦は宇野昌磨を追いかける」はこちら。

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宮原知子はスケートアメリカで 210点に届く

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦「スケートアメリカ」女子シングル。
試合会場で公式練習が行われ、宮原知子は3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションジャンプを跳ぶなど、入念に調整しました。
左股関節の疲労骨折から復帰した第4戦「NHK杯」は5位に終わりました。
しかし、痛みの再発はなかったとかで本人も濱田美栄コーチも胸をなでおろしました。

宮原知子は「NHK杯よりいい演技をしたい」と控えめに語っています。
全日本フィギュアスケート選手権で平昌五輪の代表切符をつかむために、とりあえず 210点を念頭に置いているはずです。
NHK杯後に練習を積めていれば、いくらか体力が戻り、ジャンプもよくなっているでしょう。
本来の実力に照らし、スケートアメリカで 210点に手が届いても不思議でありません。

平昌五輪代表選考レースは大混戦なので全日本選手権での一発勝負になると私は思います。
しかし、宮原知子に関しては同大会3連覇の実績があるのでGPシリーズの成績が加味される可能性がないわけでありません。
本人は口に出しませんが、スケートアメリカで表彰台に立っておきたいと考えているはずです。
復活を印象づけられ、関係者の不安を払拭することができます。
(けががなければ、本命でしたので・・・。)

⇒2017年11月21日「平昌女子フィギュアは全日本一発勝負がいい」はこちら。

また、全日本選手権では代表2枠を争う有力選手が極度の緊張から得点をあまり伸ばせない展開になりそうです。
最悪だと 210点を挟んだ低調な戦いになることもあります。
むろん、この得点ではオリンピックで表彰台に立つのは到底不可能です。

⇒2017年11月16日「全日本フィギュア女子シングルは 210点前後の戦い」はこちら。

スケートアメリカでは男子シングルに第1戦「ロシア杯」を制した米国の4回転ジャンパー、ネイサン・チェンが登場します。
おそらく基礎点の高い攻めのプログラムで圧勝を収めようとしています。
オリンピックは神経戦でもあり、それまでに強さをライバルに印象づけたいはずです。
今大会で高難度ジャンプの成功率を高められるなら、有力な金メダル候補に浮上するでしょう。

◇◆◇

宮原知子に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

⇒2017年11月14日「宮原知子は焦りを抑え、全日本選手権に合わせる」はこちら。

⇒2017年11月12日「宮原知子の復帰戦の演技に胸が熱くなる」はこちら。

⇒2017年11月10日「宮原知子がGPシリーズNHK杯で復帰する」はこちら。

⇒2017年10月9日「宮原知子は試練と競争を乗り越えて平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年5月17日「宮原知子はメドベージェワを超えたのか」はこちら。

⇒2017年4月29日「宮原知子、五輪代表への試行錯誤」はこちら。

⇒2017年3月22日「宮原知子欠場でどうなる平昌五輪代表3枠」はこちら。

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ザギトワがメドベージェワに勝つGPファイナル

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦「フランス杯」の女子シングル。
ロシアのアリーナ・ザギトワがショートプログラム(SP)で珍しく転倒するなどのミスが出て5位と出遅れました。

しかし、フリースケーティング(FS)で自己ベスト、世界歴代2位の得点を叩き出し、第3戦「中国杯」に続く逆転勝利を収めています。
世界歴代1位はロシアの絶対女王エフゲニア・メドベージェワです。

アリーナ・ザギトワは演技に大人の女性らしさが感じられますが、滑りに粗さも残っています。
が、一番の強みは高難度ジャンプを苦にせず、しかも10%のボーナスポイントがつく後半に置けることです。
おのずとプログラムの基礎点が高くなります。
GPシリーズ2戦でSPを失敗したにもかかわらず、ライバルを圧倒しています。
技術が秀でているだけでなくメンタルも強いのかもしれません。

アリーナ・ザギトワはGPファイナルに初出場します。
世界ジュニア選手権で1歳上の本田真凜に勝ちました。
肉体的にも精神的にも難しい15歳ですが、スピード違反気味の急成長を果たし、いまでは本田真凜を引き離しました。

アリーナ・ザギトワは平昌五輪で金メダル大本命エフゲニア・メドベージェワを脅かす存在になりそうです。
その女王と激突するGPファイナルはオリンピックの前哨戦といえます。



エフゲニア・メドベージェワは第1戦「ロシア杯」に続き、第4戦「NHK杯」でもジャンプで転倒しています。
NHK杯のFSでは両足の足首からふくらはぎにかけて、テーピングが施されていました。
女子選手が本番で巻くのは、よほどの痛みと察します。

エフゲニア・メドベージェワはオリンピックシーズンにミスが出るようになりました。
私には「完璧」というイメージしかありませんでした。
フィギュアスケーターなのでスタイルがいいのは当然として、彫りの深い顔立ちです。
女優に劣らない華やかさを振りまきます。

いささか不自然なのは平昌五輪について口をつぐんでいることです。
ドーピング問題でロシアが出場できない恐れがあるからでしょうか。
自分に対する期待の過度の高まりを警戒しているのでしょうか。
それとも年頃の女性に特有の問題に直面しているのでしょうか。

⇒2017年11月20日「平昌五輪フィギュアはロシア不出場か」はこちら。

高難度ジャンプはとてもデリケートであり、身体面だけでなく精神面のバランスがちょっとでも狂うとうまく跳べません。
エフゲニア・メドベージェワは神経質になっています。

名古屋で開催されるGPファイナルには二人が出場します。
私はアリーナ・ザギトワがエフゲニア・メドベージェワを倒す展開もありうると考えています。
二人がどれくらいの高得点を叩き出すのか楽しみです。

4年に一度のオリンピックではその時点で一番勢いのある選手がまま金メダルを獲得してきました。
いまやアリーナ・ザギトワが最有力候補に変わりつつあります。

◆書き加え(11月22日)

ロシア・フィギュアスケート連盟は、エフゲニア・メドベージェワが右中足骨の骨折で治療を受けていることを明らかにしました。
NHK杯の帰国後は患部をギプスで固定しているようです。
本人は連盟を通じて「回復のために全力を尽くしている」とのコメントを出しました。
しかし、3連覇のかかるGPファイナルを欠場することになるでしょう。

ロシア杯では痛み止めを飲んでいました。
NHK杯ではSP後に状態が悪化し、強い痛み止めを飲んでFSに出ました。
完璧なジャンプが崩れた原因が分かりました。

おそらくGPファイナルは世界王者の羽生結弦と世界女王のエフゲニア・メドベージェワが欠場します。
このブログで幾度も述べてきましたが、現行のフィギュアスケートの採点基準ではけが人だらけになるのは分かりきったことです。
この競技の人気を保つためにも、選手の健康を保つためにも採点方法の見直しが急務です。

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宇野昌磨は調子が悪くても大崩れしない

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5銭「フランス杯」の男子シングル。
宇野昌磨はインフルエンザで練習を積めなかった影響がショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)の演技にはっきり表れました。

私は女子シングルも男子シングルもGPファイナル進出がゼロという最悪の事態も覚悟していましたが、宇野昌磨はSPを何とか2位で終えました。
表彰台に立てばいいのですが、それがやや危うい印象です。

FSはいい滑り出しでしたが後半になると体力が残っておらず、ふらふらの状態で滑っていました。
2度の転倒には驚きました。
しかし、スピンやステップなどで着実に稼ぎ、優勝を収めたスペインのハビエル・フェルナンデスを上回っています。
本人もキスアンドクライで得点に驚いたように見えました。

宇野昌磨は5大会連続の 300点超えこそ途絶えましたが、コンディションからすれば上出来でした。
大崩れしないのは「地力」がついている証拠です。
この選手は調子が悪くても、それなりの結果を残してくれます。
ホント、頼もしい。

宇野昌磨はこれでGPファイナルに3シーズン連続で出場することになりました。
地元・名古屋の開催ということもあり、本来の滑りを取り戻すでしょう。
日本勢が男女でただ一人というのはさみしいかぎりですが、私は応援します。
(樋口新葉は他力本願ですが、出場を絶たれたわけでありません。)

羽生結弦がけがでGPファイナルに出場できませんでした。
また、万全の状態で全日本フィギュアスケート選手権に出場できません。
宇野昌磨はどちらの大会でも優勝を飾るはずです。
技術でも表現でも世界最高レベルに達しています。
その先には平昌五輪金メダルも見えています。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月18日「宇野昌磨に吹く平昌五輪金メダルの風」はこちら。

⇒2017年10月29日「三宇野昌磨、スケートカナダは完成度優先」はこちら。

⇒2017年10月11日「三原舞依と宇野昌磨のでこぼこ・・・不安と恐怖」はこちら。

⇒2017年9月23日「宇野昌磨と羽生結弦、海外での評価と人気」はこちら。

⇒2017年9月21日「宇野昌磨のしたたかさ」はこちら。

⇒2017年9月18日「宇野昌磨「UNO1」で平昌五輪敵なし」はこちら。

⇒2017年5月6日「宇野昌磨、トゥ−ランドットで二匹目の金メダル」はこちら。

⇒2017年4月16日「宇野昌磨と羽生結弦、勝ち飯と勝負パンツ」はこちら。

⇒2017年4月9日「宇野昌磨と羽生結弦の得点差と実力差」はこちら。

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平昌女子フィギュアは全日本一発勝負がいい

フィギュアスケート女子シングル平昌五輪代表にだれが選ばれるのでしょう。
オリンピックシーズン、それも本番が近づくにつれて日本勢の伸び悩みが目立ちはじめました。

女子シングルは日本で行われるフィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルにだれも出場できない事態もありえます。
一番結果を残したのは、ロシア杯3位、中国杯2位の樋口新葉です。

エース・宮原知子はけがの回復が相当遅れました。
浅田真央が不在や不調のときに女子シングルを牽引してきましたので、気の毒でした。
この選手が練習に取り組む姿勢は素晴らしい。
が、最近になって復帰したばかりですので体力が戻らず、調子が整いません。

⇒2017年11月15日「宮原知子の復帰で平昌五輪代表争いは大混戦」はこちら。

三原舞依は昨シーズンの躍進に急ブレーキがかかりました。
むしろ得点を下げているように感じます。
ノーミスで滑ったNHK杯のフリースケーティングでさえ得点を伸ばせませんでした。
重圧(プレッシャー)と緊張から持ち味の安定感が消えました。
動きでも衣装でも海外勢に埋没気味です。

⇒2017年11月19日「三原舞依、シニア2年目の伸び悩み」はこちら。

樋口新葉は突如成長を遂げたように見えます。
しかし、これまでを振り返ると、期待の高まりに押しつぶされるような演技に終わっています。
正直、いま一つ活躍に信頼を置けません。
ただし、パワーがあり、演技の力強さは海外勢にあまり見劣りしません。
中国杯での覚醒は、はたして本物でしょうか。

⇒2017年11月8日「樋口新葉は別人、いったい何が起こったのか」はこちら。

シニアデビュー、資質に恵まれた本田真凜は私が期待したような成長が見られません。
業を煮やした濱田美栄コーチから「練習が足りない」といった厳しい叱責を受けています。
シニアのトップクラスで戦う覚悟が決まっていないのでしょう。
ジュニアで1年前はそれなりの勝負を挑めたロシアのアリーナ・ザギトワが劇的に得点を伸ばしたことを考えると、本田真凜にその可能性がまるでないと言い切れません。
スイッチが入っているといいのですが・・・。

⇒2017年11月11日「本田真凜の得点が低すぎるフィギュア採点」はこちら。

代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権2017は、このブログで幾度か述べたように有力候補が低得点に留まるかもしれません。
採点が甘くても 210点台がやっという争いになりそうです。
平昌五輪の表彰台に立てません。

⇒2017年11月16日「全日本フィギュア女子シングルは 210点前後の戦い」はこちら。

今回は全日本選手権の一発勝負がいいと思います。
それがもっとも公平な選考になると思います。
過去の実績もほとんど参考になりません。
1位と2位がそのまま平昌五輪に出場するのが揉めません。

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平昌五輪フィギュアはロシア不出場か

先ごろ世界反ドーピング機関が2015年11月から実施するロシア反ドーピング機関の資格停止処分を継続する方針を決めました。
資格回復を見送ったことによりロシア選手団が平昌五輪に出場できない事態が現実味を帯びてきました。

世界反ドーピング機関は資格回復の条件として、ロシア側に国家ぐるみのドーピングを認定した調査報告書の内容を公式に認めるよう要求してきました。
しかし、ロシア側は疑惑を頑なに否定しています。
モスクワの検査所で保管している選手の尿検体の提供も拒否しています。

国際オリンピック委員会(IOC)は、ソチ五輪で採取したロシア選手の検体の再検査を行っており、失格者が相次ぎました。
ノルディックスキー距離男子50キロフリー金メダル、アレクサンドル・レグコフなどを五輪から永久追放しています。

「ドーピング問題」をうやむやにしてはクリーンなアスリートが不利になります。
それ以前に、公正・公平な競技が成り立ちません。

IOCはリオ五輪以降、不正を許さない姿勢をたびたび強調しています。
9月の総会で五輪憲章を改定し、ドーピング違反を犯した選手やチームに罰金を科せる条文も追加しました。
また、日本はもちろん米国やドイツ、英国などの反ドーピング機関が平昌五輪からロシアを除外するように求める共同声明も発表しました。

世界反ドーピング機関の決定も踏まえ、IOCは12月の理事会でロシアの平昌五輪への出場の可否を最終的に判断することになります。



ロシアがソチ五輪で獲得したメダルは国別でトップとなります。
終了後に剥奪されたものを含め、金13個、銀11個、銅9個の計33個です。

そのなかでも日本に大きく関わるのがフィギュアスケートです。
ロシアはシングル、ペア、アイスダンスのどれもメダル候補が目白押しです。
団体でも連覇が見込まれていました。

IOCの決定次第で、とくに女子シングルは表彰台の光景が一変することは確実です。
エフゲニア・メドベージェワとアリーナ・ザギトワがワンツーフィニッシュを飾りそうでした。
私は日本勢が伸び悩むとロシア勢の表彰台独占もありうると考えていました。

絶対女王のエフゲニア・メドベージェワが勝利後のインタビューで平昌五輪について口を閉ざすのは、ロシア勢が出場できないという気持ちがあるからかもしれません・・・。

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三原舞依、シニア2年目の伸び悩み

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦「フランス杯」の女子シングル。
ショートプログラム(SP)が行われ、第3戦「中国杯」で総合4位の三原舞依が 64.57点で4位と出遅れています。

カナダのケイトリン・オズモンドが 69.05点で1位、ロシアのマリア・ソツコワが 67.79点で2位になりました。
シニアデビュー、中国杯で優勝を飾ったロシアのアリーナ・ザギトワはどうしたのでしょう、ジャンプに失敗して 62.46点で5位に留まっています。
私は三原舞依などの日本選手を応援していますが、優勝はアリーナ・ザギトワになると考えていました。

ちなみに、平昌五輪はロシアの世界女王エフゲニア・メドベージェワと世界ジュニア女王アリーナ・ザギトワがワンツーフィニッシュを飾ると予想していました。
男子シングルは羽生結弦と宇野昌磨がワンツーフィニッシュを飾ると予想していましたが、こちらは羽生結弦のけがにより危うくなっています。
(回復と復調を祈ります。)

三原舞依は冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションジャンプの2本目が回転不足となり、しかも壁に手をついています。
ちょっと考えられないミスです。
フランス杯へ向けて「とくにSPを強化してきた」と語っていましたが、それを生かせません。
ただし、ステップではレベル4を取りました。

オリンピックシーズンの目標に掲げた「大人の女性へのイメージチェンジ」。
それに基づいてSPは「リベルタンゴ」を選びました。
情熱的な女性に変身できるように、目ヂカラも磨いたほどです。
なめらかな演技が得意でしたが、きりっとした演技に挑んでいます。

私が気になるのは、三原舞依の最大の持ち味の「安定感」が薄れていることです。
平昌五輪の緊張が高まってきたからでしょうか、練習どおりの滑りが本番でできなくなっています。
なかでもSPの不出来が目立ちます。

三原舞依は五輪代表切符をつかむ一番手と考えていましたが、レースは大混戦になっています。
全日本フィギュアスケート選手権は低得点で決着がつくかもしれません。

⇒2017年11月16日「全日本フィギュア女子シングルは 210点前後の戦い」はこちら。

日本(名古屋)で行われるGPファイナルへ進出するためには優勝が最低条件となります。
首位と「4.48点差」はあまり大きくなく、逆転が不可能なわけでありません。
まして三原舞依はフリースケーティング(FS)を得意としてきました。
が、このところ昨シーズンの勢いが衰えています。
かなり厳しいと思いますが、本人は「フリーで挽回できる自信はあります」と言い切りました。
どうか引っ繰り返してください。

◆書き加え(11月18日)

いまFSが終わったところです。
三原舞依は202.12点で4位となり、表彰台を逃しています。
得意と語っていたFSはSP4位より悪い5位でした。
シニアデビューから2シーズン目で伸び悩みの傾向がはっきりしてきました。
会場全体にアピールする力も弱い気がします。
GPファイナル出場はなくなりましたので、年末の全日本選手権に照準を合わせて調整を進めます。

優勝はアリーナ・ザギトワ 2位はマリア・ソツコワ、3位はケイトリン・オズモンドでした。
アリーナ・ザギトワは5位から逆転しました。
シニアデビューのシーズンに劇的な成長を遂げ、平昌五輪の銀メダル候補になっています。
(今年、世界ジュニア選手権で本田真凜と戦ったばかりです。)
金メダル候補のエフゲニア・メドベージェワにミスが出ると、順位が逆になるかもしれません。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月9日「三原舞依、GPファイナル進出は厳しい」はこちら。

⇒2017年11月5日「三原舞依、メンタルの強靭さと演技の安定感」はこちら。

⇒2017年11月2日「三原舞依は中国杯で金メダルをつかむ」はこちら。

⇒2017年10月11日「三原舞依と宇野昌磨のでこぼこ・・・不安と恐怖」はこちら。

⇒2017年10月8日「三原舞依にいつもの安定感・・・日本女子エース」はこちら。

⇒2017年9月24日「三原舞依、女性へのイメージチェンジに苦しむ」はこちら。

⇒2017年9月22日「三原舞依、ノーミスと2百点超え」はこちら。

⇒2017年5月18日「三原舞依と浅田真央のトリプルアクセル」はこちら。

⇒2017年5月13日「三原舞依はシンデレラの魔法が解ける」はこちら。

⇒2017年5月3日「三原舞依は少女の演技を抜け出せるのか」はこちら。

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宇野昌磨に吹く平昌五輪金メダルの風

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズの第5戦「フランス杯」。
男子シングルでは昨シーズンの世界フィギュアスケート選手権で銀メダルを獲得した宇野昌磨が出場します。
「時差」が苦手らしく、10日に現地入りして調整に努めてきたそうです。

宇野昌磨は第2戦「スケートカナダ」で優勝を飾っており、フランス杯で表彰台に上ればGPシリーズ上位6人が争うGPファイナル進出がおそらく決まります。

海外メディアが羽生結弦、カナダのパトリック・チャン、スペインのハビエル・フェルナンデスが出場しないGPファイナルを予想しています。
いずれも世界選手権の覇者です。
なかでも5連覇がかかっていた羽生結弦の欠場は大会の盛り上がりに水を差しました。

まさかの事態が起こり、GPファイナルは新世代が台頭します。
なかでもフランス杯に出場する宇野昌磨の存在がクローズアップされることになりました。

「小柄で、物腰やわらかで、ベビーフェイスの19歳」と紹介しています。
ほめているのか、けなしているのか訳が分かりませんが、宇野昌磨に注目していることは確かでしょう。

世界選手権で羽生結弦とわずか3点差の2位に入りました。
さらに、ロンバルディア杯、スケートカナダで圧勝を収めています。
3百点をコンスタントにマークしており、世界のトップクラスでも「安定感」は随一です。
私は素晴らしいと思います。
まだ十代ですよ・・・。

宇野昌磨は絶対王者・羽生結弦の背中を懸命に追いかけてきました。
そして昨シーズンから今シーズンにかけ、手が届くところまできました。

昨年の全日本フィギュアスケート選手権で初優勝を収めましたが、羽生結弦がインフルエンザで棄権しています。
心に引っかかり、晴れがましい気持ちになれなかったでしょう。

宇野昌磨には平昌五輪で金メダルを獲得する風が吹いてきたように思います。
しかし、あくまでも羽生結弦を倒したうえで表彰台の頂点に立ちたいと練習を積んできたはずです。
66年振りの連覇のかかるオリンピックの直前にけがで調整が遅れる羽生結弦が気の毒なのはもちろんですが、それは宇野昌磨にとっても好ましくありません。
ライバルが不運に見舞われると、目標としてきた選手も精神的なコンディションを整えるのが難しくなるのでないでしょうか。

◆書き加え(11月17日)

宇野昌磨は、スケートカナダから帰国数日後に「インフルエンザ」を発症し、39度の高熱で4日間寝込んでいました。
フランス杯へ向けた課題に「体力強化」を掲げていましたが、逆に「体力低下」を招いたようです。

日ごと調子が上がっているとのことですが、公式練習では4回転ジャンプにミスが相次いで精彩を欠いています。

とはいえ、普通に滑ることができればおのずとGPファイナル進出は決まります。
気合を入れることよりも、平常心で臨むことのほうが大切だと思います。

◆書き加え(11月18日)

ショートプログラム(SP)がいま終わりました。
スペインのハビエル・フェルナンデスが107.86点で1位、宇野昌磨は 93.92点で2位です。
冒頭の4回転フリップで転倒し、低得点に留まっています。
練習でも調子が上がっていませんでした。

首位とは相当な開きがあります。
フリースケーティング(FS)で巻き返しを期待したいところですが、体力が戻っていないようなので、ハビエル・フェルナンデスが大崩れしないかぎり難しいでしょう。
せめて表彰台に残ってください。

◆書き加え(11月19日)

FSが終わり、宇野昌磨は273.32点で2位に入っています。
体力が落ちた後半に転倒するなどしましたが、滑り切りました。
何とか表彰台に立てたのは地力がついている証拠です。
ハビエル・フェルナンデスは283.71点で1位を守りました。

宇野昌磨は史上最長の5戦連続 300点超えが途絶えました。
しかし、GPファイナル進出を決めています。
実は、女子シングルが残り1人になり、樋口新葉はGPファイナル進出が厳しくなっています。

私は日本で行われるGPファイナルに日本勢がゼロという最悪の事態も覚悟していました。
(それでは盛り上がりません。)
宇野昌磨はいまのコンディションとしてはよく頑張ったのでないでしょうか。

◇◆◇

宇野昌磨に関するブログは以下のとおり。

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⇒2017年10月11日「三原舞依と宇野昌磨のでこぼこ・・・不安と恐怖」はこちら。

⇒2017年9月23日「宇野昌磨と羽生結弦、海外での評価と人気」はこちら。

⇒2017年9月21日「宇野昌磨のしたたかさ」はこちら。

⇒2017年9月18日「宇野昌磨「UNO1」で平昌五輪敵なし」はこちら。

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⇒2017年4月16日「宇野昌磨と羽生結弦、勝ち飯と勝負パンツ」はこちら。

⇒2017年4月9日「宇野昌磨と羽生結弦の得点差と実力差」はこちら。

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羽生結弦に全日本選手権欠場の救済措置

フィギュアスケート男子シングルのソチ五輪王者・羽生結弦がグランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」の前日練習で転倒し、右足関節外側靱帯を損傷して欠場しています。

羽生結弦は医師から絶対安静を告げられましたが、治療・リハビリに努め、五輪代表最終選考会を兼ねた全日本フィギュアスケート選手権で復帰したいと声明を出しています。

66年振りのオリンピック連覇がかかる平昌五輪まで3か月。
羽生結弦は世界に大勢のファンを持ち、海外メディアも「時計とのレースはすでにスタートしている」「どこまでコンディションを戻せるか」などと関心を寄せています。

米国のメディアは「故障が五輪連覇に追い風になる」というユニークな見解を示しました。
高難度ジャンプを連発することを思いとどませるのでないかというもの。

羽生結弦は世界記録を12度更新するなど、旺盛な「挑戦心」が今日の地位を築いたといえますが、ときに暴走気味になります。
また、アスリートとしては当然かもしれませんが、ライバルをぶっちぎりたいという気持ちがひときわ強いようです。

羽生結弦が完成度の高い演技を行えば、トップクラスの選手でも得点を上回るのはなかなか難しいでしょう。
4回転ジャンプ競争の渦に飛び込まなくても勝利を収められる可能性が大きいのです。

負傷の結果、羽生結弦が高難度ジャンプの種類と本数を減らすなら得点が安定します。
今後のコンディションと相談しながらプログラムを変更するかもしれません。

けがの回復が遅れると、全日本選手権を欠場するはずです。
それでも実績と世界ランキングと照らし、代表3枠入りは確実です。
無理を押して出場せず、救済措置を受け入れてほしい。
(全治3〜5週間の負傷で全日本選手権に間に合わせようとするのは危険です。)

ただし、この場合には平昌五輪にぶっつけ本番で臨みます。
さすがに実戦感覚が鈍っているでしょう。
宇野昌磨と米国のネイサン・チェンと比べてかなり不利になります。
宇野昌磨は得点が迫っており、ネイサン・チェンは最高難度のプログラムを組んできます。

金メダル獲得の本命が万全の状態で出場できないなかで平昌五輪の男子シングルが行われることになりそうです。
私は羽生結弦と宇野昌磨はオリンピックでワンツーフィニッシュを飾ると信じていました。
優勝の行方が分からなくなってきました。



ところで、羽生結弦が欠場したNHK杯を放送したNHK総合の平均視聴率が 6.7%と大幅にダウンしています(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
男子シングルは羽生結弦と宇野昌磨のどちらも出場しないと興味が薄れます。
2人に続く選手が育ってほしい。

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羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月12日「羽生結弦は全治不明、平昌五輪に間に合うか」はこちら。

⇒2017年10月23日「羽生結弦は平昌五輪後にクワッドアクセル挑戦へ」はこちら。

⇒2017年10月22日「羽生結弦の本番はGPシリーズでなく平昌五輪」はこちら。

⇒2017年10月21日「羽生結弦GPシリーズロシア杯で4回転ルッツ投入」はこちら。

⇒2017年10月6日「羽生結弦が平昌五輪フィギュア団体戦出場へ」はこちら。

⇒2017年9月25日「羽生結弦、無謀なエンジン全開」はこちら。

⇒2017年9月24日「羽生結弦は五輪連覇を狙いすぎ、選曲がきつい」はこちら。

⇒2017年9月23日「出ましたどや顔、羽生結弦は飛ばしすぎ」はこちら。

⇒2017年9月23日「宇野昌磨と羽生結弦、海外での評価と人気」はこちら。

⇒2017年5月16日「羽生結弦に全日本選手権特別シード」はこちら。

⇒2017年5月4日「羽生結弦の投げキスとファンのめろめろ」はこちら。

⇒2017年4月30日「羽生結弦は平昌五輪での現役引退を否定せず」はこちら。

⇒2017年4月22日「羽生結弦のお詫びと見せ場 国別対抗戦」はこちら。

⇒2017年4月16日「宇野昌磨と羽生結弦、勝ち飯と勝負パンツ」はこちら。

⇒2017年4月13日「羽生結弦は降臨、スーパースターを大切に!」はこちら。

⇒2017年4月9日「宇野昌磨と羽生結弦の得点差と実力差」はこちら。

⇒2017年4月8日「羽生結弦は宇野昌磨を追いかける」はこちら。

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このブログは、おもに長期出張の移動時や宿泊時などに数日分〜1月分の記事を書き溜め、それを家族に更新してもらっています。
しかも、私がときどき新しい記事を割り込ませています。
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なお、ブログによりぎりぎりのジョーク、成人向けの内容が含まれます。
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プロフィール
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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
ロボットビジネス勉強会&交流会主宰
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

和田創研

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