コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

羽生結弦ブログ

羽生結弦がモニュメントデザイン発表式でSEIMEIポーズ

五輪連覇の偉業により自身が2枚並ぶ

10連休、新元号への移行を間近に控えているからでしょうか、それまでに片づけなければならない仕事に追われています。

AI(人工知能)やIoTなどの先端分野の技術革新が市場環境の変化を一段と加速させているように感じます。
私の周囲を見渡しても、消えかかっている事業や商品がたくさん出ています。

何十年か後に、2020年代を中心に「****産業革命」と括られるような気がします。
とにかく、凄まじいスピードで時代が変わっています。

まもなく68歳を迎える私は、ついていくのが大変です。
10年後の社会や経済でさえもまったくイメージできません。



東西線「国際センター駅」南側に設置

フィギュアスケート男子シングルで2014年ソチ五輪、2018年平昌五輪金メダリストの羽生結弦が4月20日、出身地の仙台市内で行われた「フィギュアスケートモニュメントデザイン発表式」に出席しました。
上下黒のスーツ姿に淡いピンクのネクタイを締めて登場し、郡和子仙台市長らと除幕を行いました。
会場では約2万通の応募のなかから抽選で選ばれた約 600人のファンに迎えられています。
(いつものことながら、凄まじい人気です。)

66年振りオリンピック連覇の偉業を成し遂げ、被災地で復興に励む人々を勇気づけた功績を称えるため、同市が市営地下鉄東西線「国際センター駅」南側広場にモニュメントを設置します。
日本フィギュアスケート発祥の地とされる「五色沼」がそばにあります。

荒川静香、羽生結弦、羽生結弦と並ぶ

2017年に制作されたモニュメントはソチ五輪ショートプログラム(SP)「パリの散歩道」の演技姿でした。
今回増設するモニュメントは平昌五輪フリースケーティング(FS)「SEIMEI」の演技冒頭部分がデザインされました。
高さ 2.3m、幅 1.6m。

羽生結弦は感激した面持ちで挨拶に立ち、「記録として残るだけでなくモニュメントとして歴史に刻まれるのはすごい。自分がやってきたことに誇りを持ちたい」「荒川さんの隣に自分が2人並ぶのは恐縮。2連覇したと感慨深い」と語りました。
「これがきっかけになり、仙台に足を運んでくれる人が増えてくれればいい。2つ並ぶことにより、細かい違いを比較しながら見ていただけたら」と言い添えました。

リンクを自分の支配下に置くつもりで

報道陣から「SEIMEI」ポーズに込めた思いを問われると、「最初のポーズで天と地と人をつかさどっているふうに感じている。そこから動き出しているシーン。リンクすべてを自分の支配下に置くつもりで滑っています」と答えました。

メディア向けの撮影時間で「動きのあるシーンを撮りたい」と求められると、モニュメントと同じSEIMEIポーズを即興で披露し、会場から大きな歓声と拍手が沸き起こりました。
浅田真央もそうでしたが、一流選手はサービス精神が旺盛です。

クワッドアクセルの武器で「令和」へ

さらに、新元号で迎える来シーズンへの意気込みを問われると、モチベーションとしていた「クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)をマスターしたい」「これからも戦ううえで武器を付け加える義務感がある」と力強く語りました。
「世界で初めて公式試合で決める選手になりたい」と添えるのは、いかにも彼らしい。
(義務感という言葉にも圧倒されますが・・・。)

平成時代の伝説になった羽生結弦が令和時代の新しい扉をこじ開けます。

⇒2019年3月17日「羽生結弦という社会現象、すべてが伝説になる」はこちら。

同市担当者が痛恨のスペルミスを謝罪

発表式終了後に同市担当者が痛恨のスペルミスを謝罪しました。
平昌五輪を英語で表記する際に「Olympic」でなく「Olynpic」と間違えました。
この日のモニュメントは幸いレプリカであり、4月29日に行われる除幕式に向けて強化ガラスを素材に制作中だそうです。
やれやれ。

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◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月31日「勝負師・羽生結弦は負けは死も同然と切り捨てる」はこちら。

⇒2019年3月28日「羽生結弦欠場で世界国別対抗戦は視聴率大幅低下」はこちら。

⇒2019年3月26日「残念、表彰台は痛み止め服用の羽生結弦ただ一人」はこちら。

⇒2019年3月24日「羽生結弦は別次元、華と存在感、演技全体の美しさが際立つ」はこちら。

⇒2019年3月19日「羽生結弦はコンディションが不明、試合勘も失う」はこちら。

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勝負師・羽生結弦は「負けは死も同然」と切り捨てる

世界の頂点で戦うアスリートの競技観
王者のプライドと覚悟が伝わってくる

世界フィギュアスケート選手権の男子シングルで銀メダルを獲得した羽生結弦の発言がネットで物議を醸していることを知りました。
よほど暇を持て余しているのでしょうが、つまらないことを叩くものだと呆れました。

ショートプログラム(SP)で3位だった羽生結弦が「絶対に勝つ」との強い思いでフリースケーティング(FS)に臨みました。
そして、いくらかミスは出たものの、魂のこもった会心の演技を見せました。
私は感動しました。

しかし、直後に滑った米国のネイサン・チェンがそれを上回る完璧な演技を見せ、羽生結弦に圧勝を収めました。
今シーズンは無敗を誇っており、課題だったメンタルも随分強くなりました。

私は試合後、羽生結弦はけがが完治しておらず、痛み止めを服用して滑ったことを知り、やはりと思うとともに、よくぞと思いました。
日本勢は男女を通じ、試合勘を失っていた羽生結弦だけが表彰台に立っています。
昨年11月のグランプリ(GP)シリーズ「ロシア杯」での右足首負傷から約4か月ぶりの復帰戦ですので。

そして、FSの終了直後で興奮状態だったインタビューで飛び出しのが冒頭の発言でした。
「自分にとって負けは死も同然」と個人の価値観、それも世界の頂点で戦うアスリートとしての競技観を語っているだけです。
金メダルを獲れなかった選手について述べているわけでありません。
まして病気に関連づけて述べたわけでありません。

そもそも「死」という言葉は日常生活で頻繁に出てきます。
多忙だと「死にそう」と言いますし、猛暑だと「死ぬ」と言います。
おそらく「死も同然」という言葉は大昔から使われてきました。

ストレスを発散したくて、叩けそうな発言をネットで探している人たちでしょう。
しかし、その一部分を切り取り、したり顔でコメントするのは愚かです。
人の発言にはたいてい背景や文脈があり、無視できません。

確かなのは、一般論を述べていないこと。

「負けは死も同然」は決して穏やかな表現でありませんが、フィギュアスケートに命をかけている羽生結弦の内面から自然に湧き出た言葉です。
そのときの心境をストレートに吐露したにすぎません。
私もインタビューを聞きましたが、違和感は覚えませんでした。
敗北を喫した自分をばっさり切り捨てており、いかにも勝負師です。
五輪連覇を成し遂げた王者のプライドと覚悟が伝わってきます。

ところで、日本スケート連盟が4月のフィギュアスケート世界国別対抗戦を欠場する羽生結弦について、右足関節外側じん帯損傷、三角じん帯損傷、右腓骨筋腱部損傷と診断されたと発表しました。
文字どおり、「満身創痍」です。

今後も2、3か月の加療が必要とのことですが、残念ながら完治は望めないのかもしれません。
そうした状態でも羽生結弦は大会後に来季以降に世界初となる「クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)」を含めた6種類の4回転ジャンプの習得を誓いました。
やはり命がけでフィギュアスケートに向かい合っています。

羽生結弦は日本が世界に誇れる宝といえます。
一日でも、一年でも長く現役を続けてほしい。

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⇒2019年3月28日「羽生結弦欠場で世界国別対抗戦は視聴率大幅低下」はこちら。

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⇒2019年3月24日「羽生結弦は別次元、華と存在感、演技全体の美しさが際立つ」はこちら。

⇒2019年3月19日「羽生結弦はコンディションが不明、試合勘も失う」はこちら。

⇒2019年3月17日「羽生結弦という社会現象、すべてが伝説になる」はこちら。

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羽生結弦欠場で世界国別対抗戦は視聴率大幅低下

世界国別対抗戦の日本代表が発表される

4月11日にマリンメッセ福岡で開幕するフィギュアスケート団体戦・世界国別対抗戦の日本代表選手が発表され、男子シングルは宇野昌磨と田中刑事、女子シングルは紀平梨花と坂本花織が選出されました。

ちなみに、私は世界国別対抗戦はいらないと考えています。
シーズンの最終戦という位置づけになっていますが、世界選手権で十分です。
フィギュアスケートは女子シングルでも高難度ジャンプ競争に突入しており、選手の負担が増すばかりです。
世界のトップクラスの選手はそれぞれの課題に即し、来シーズンの準備に取りかかる時期に差しかかります。
プログラムを決めなければならず、もともとシーズンオフはないのです。

けがの治療を最優先、テレビ朝日は落胆

世界国別対抗戦のメンバーに羽生結弦の名前がありません。
日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア委員長は「羽生選手はけがのため、欠場させていただきます」と語りました。

本人も日本スケート連盟を通じ、「世界選手権に向けて頑張ってきました。さらに右足に負担をかけることは厳しく、医師からも引き続きの加療が必要と言われました。一日も早くけがを完治させ、来シーズンに向けて練習に励みます」とコメントしています。
治療を最優先させるのは当然の判断です。

羽生結弦は世界選手権に出場しましたが、大会後にけがが完治しておらず、痛み止めを服用して滑ったことを明かしています。
それでもフリースケーティング(FS)で迫真の演技を披露し、今シーズン初の合計 300点超えを果たしました。
直後に滑ったネイサン・チェンに敗れはしましたが、フジテレビの生中継の瞬間最高視聴率は関東地区で30.4%、関西地区で32.8%と跳ね上がりました。

世界選手権では公式練習からファンが詰めかけました。
FSの演技終了後には例により「くまのプーさん」のぬいぐるみがリンクを埋め尽くしました。
凄まじい人気です。

世界国別対抗戦を中継するのはテレビ朝日ですが、羽生結弦の欠場により視聴率が大幅に低下することは避けられず落胆しているでしょう。
(羽生結弦は2大会連続出場していました。)

アクセル含む6種類4回転ジャンプ習得

羽生結弦は昨年11月のグランプリ(GP)シリーズ「ロシア杯」で右足首を負傷しました。
2017年「NHK杯」で右足首を負傷して臨んで金メダルを獲得した2018年平昌五輪より状態が悪いそうです。
(ならば、日本開催であっても世界選手権は欠場してほしかった。)

にもかかわらず羽生結弦は来シーズン以降にアクセルを含めた全6種類の4回転ジャンプを習得すると宣言しました。
世界選手権での王者奪還もさることながら、2022年北京五輪での勝利を目指しているように思いますが、どうでしょう・・・。

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⇒2019年2月3日「万全でない羽生結弦はさいたまで負ける」はこちら。

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残念、表彰台は痛み止め服用の羽生結弦ただ一人

世界フィギュアは超ハイレベルな戦い
トップクラスの人気選手が顔を揃える

世界フィギュアスケート選手権は女子シングルも男子シングルもトップクラスの人気選手が顔を揃えたことから前評判が高く、会場のさいたまスーパーアリーナは超満員になりました。
そして、出場選手が期待にたがわず超ハイレベルな戦いを見せてくれました。
フィギュアスケートの魅力と醍醐味を満喫することができた大会でした。

私は日本選手を応援していますが、だからといってライバル選手のミスを望むということはありません。
フィギュアスケートそのものに惹かれ、ファンになっています。
浅田真央を応援している頃も宿命のライバルとされた韓国のキム・ヨナ(金妍児)の会心の演技に感動しました。

跳ね上がったフジテレビ生中継視聴率

その世界選手権を生中継したフジテレビの視聴率が跳ね上がったことがビデオリサーチの調査で明らかになりました。

女子シングルフリースケーティング(FS)。
平均視聴率は関東地区が20.6%。
関西地区が24.6%。

瞬間最高視聴率は関東地区が午後9時26分で、世界選手権で女子シングル史上初となる4回転サルコウを決めたエリザベート・トゥルシンバエワの結果発表の瞬間だった午後9時26分の26.4%。
関西地区がアリーナ・ザキトワの演技のリプレー中だった午後9時17分の30.7%。

平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワがSP、FSともに1位の合計237.50点の高得点で初優勝を収めました。
今シーズンの中盤以降の不調が信じられない復活劇でした。
日本勢は紀平梨花が4位、坂本花織が5位、宮原知子が6位に終わりました。
3選手は関西です。

日本女子は来シーズンの出場枠で最大3枠を確保しました。

男子シングルフリースケーティング(FS)。
平均視聴率は関東地区が24.3%。
関西地区が25.8%。

瞬間最高視聴率は関東地区がネイサン・チェンの演技中の午後9時15分と16分の2度の30.4%。
ショートプログラム(SP)で3位の羽生結弦の逆転優勝に注目が集まりました。
関西地区がネイサン・チェンの演技終了の間際の午後9時16分の32.8%。

ネイサン・チェンがSP、FSともに1位の合計323.42点という採点ルール改定後の世界最高得点で2連覇を飾りました。
ソチ・平昌五輪連覇の羽生結弦が合計300.97点で世界最高得点を叩き出しましたが、直後に滑ったネイサン・チェンに次ぐ2位に留まりました。
宇野昌磨は4位に終わりました。

日本男子は来シーズンの出場枠で最大3枠を確保しました。

羽生結弦が低得点だったら大変なこと

私は男女が揃って金メダルを獲る可能性が高いと楽しみにしていました。
とりわけ女子シングルはアリーナ・ザギトワとエフゲニア・メドベージェワがどん底でもがく今大会は日本勢が表彰台を独占するかもしれないと考えていました。
しかし、男女を通じて表彰台に上ったのは、試合からずっと遠ざかっていた故障明けの羽生結弦だけでした。
(大会後、痛み止めを服用して臨んでいたことを知りました。)

羽生結弦が低得点だったら大変なことになっています。
(実際には宇野昌磨が4位につけていましたので、日本男子は一人は表彰台に立つことができました。)

残念な結果になりましたが、負けようなどと考えて出場している選手はいません。
自国開催ということもあり、日本勢は力のこもった演技を見せてくれました。
私が一番印象に残った選手を挙げるとすれば、やはり羽生結弦です。
ほぼ毎回そうですが、凄みを感じました。
フィギュアスケート史上で過去に例がなく将来もありえない存在に思えます。

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⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。

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羽生結弦は別次元、華と存在感、演技全体の美しさが際立つ

羽生結弦は世界選手権で3百点超え演技

世界フィギュアスケート選手権男子シングル。
優勝は世界3強、羽生結弦、宇野昌磨、米国のネイサン・チェンの争いとされていました。
なかでも五輪連覇の羽生結弦を推す声が国内外ともに強かった。
が、私はリハビリから復帰したばかりの羽生結弦は厳しいと考えていました。

ショートプログラム(SP)が行われ、羽生結弦と宇野昌磨がミスを犯し、自己ベストにまったく届かない低得点に留まりました。

これにより最終滑走の米国のネイサン・チェンを楽に滑らせてしまいました。
唯一の百点超えでした。
この選手はジャンプ構成の基礎点が高いのですがメンタルが弱く、プレッシャーがかかる状況ではミスが相次いで大崩れしやすい。
しかし、経験と実績を積むなかで、こうした致命的な欠点も克服しつつあります。
(今シーズンは無敗であり、安定して高得点を記録していました。)

羽生結弦も宇野昌磨も12点以上の大差をつけられてはさすがにフリースケーティング(FS)で引っ繰り返せません。
自力での優勝が不可能であり、射程圏内と呼べません。

羽生結弦も宇野昌磨もネイサンに敗れる

フリースケーティング(FS)が行われ、ネイサン・チェンが10代での2連覇を圧勝で成し遂げました。
6分間の直前練習に向かうネイサン・チェンは余裕を漂わせていました。
2位以下との点差だけでなく平昌五輪後の世界選手権とグランプリ(GP)ファイナルで積み上げてきた優勝の自信が背景にあります。
公式練習では4回転ジャンプを含めて絶好調でしたので、緊張によるミスはまず犯さないと感じました。

宇野昌磨は演技が始まり、4回転サルコウ、4回転フリップと2本続けて乱れたところで表彰台が危うくなり、コンビネーションにしなければならない4本目の4回転トウループが単発になったところで表彰台を逃しました。
決めたのは3本目の4回転トウループに留まりました。

羽生結弦は2本目の4回転サルコウは意地でこらえ、ほかはおおよそ完璧な演技を見せました。
採点ルール改定後、世界で初となる3百点超えを果たしました。

その凄まじい熱狂の直後に登場したネイサン・チェンはプレッシャーがかかり、集中力がそがれて不思議でないのですが、得点源の4回転ジャンプが大きく揺らぐことはありませんでした。
SPで貯金をつくり、落ち着き払って滑っていました。
ネイサン・チェンはあっさりと 320点超えを果たしました。
まるで危なげがなく、日本選手を応援してきた私も今シーズンについては世界一と認めざるをえません。

私は日本勢の男女優勝もあると考えていましたので、結果だけを見ればさみしい。
羽生結弦も宇野昌磨もネイサン・チェンに敗れました。

しかし、私がうれしかったのは、羽生結弦の調子のよさと宇野昌磨の勝負への執念が感じられたことでした。
とりわけけがを心配していた羽生結弦はこの先も現役を続けられそうで、一安心です。
宇野昌磨は日本王者としての自覚が増し、表情を含めて頼もしくなりました。

けがに注意し、北京五輪3連覇を目指せ

それにしても、羽生結弦は華と存在感、演技全体の美しさが際立ちます。
ここまで魅了されてしまう選手はほかに思い浮かべられません。
ずっと試合を休んでいたとは到底信じられません。
彼が大会に出場するかしないかで盛り上がりも引き締まりも別次元です。
フジテレビは高視聴率が取れてほくほくでしょう。

私自身は今シーズンを休養に充ててほしいと願っていましたが、世界選手権の演技に感動しました。
後はくれぐれもけがに注意しながら、北京五輪の頂点を目指してほしい。
これ以上、体を傷めなければ前人未到の3連覇が可能でしょう。

羽生結弦の凄さを改めて感じさせられました。

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羽生結弦はコンディションが不明、試合勘も失う

前人未到の挑戦が次なるモチベーション

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
グランプリ(GP)シリーズ第3戦「フィンランド大会」で今シーズン世界最高となる合計297.12点で優勝を収めました。
GPシリーズ初戦はシニアデビューから8シーズン連続で勝てず、「鬼門」とされてきました。
ジャンプ全体の出来は6〜7割でしたが、2位に40点近い差をつけています。

フリースケーティング(FS)では史上初の4回転トウループ−トリプルアクセル(3回転半)のコンビネーションジャンプを決めました。
前向きに跳ぶ際に、踏み切る足を替えるために「コンビネーション」でなく「シークエンス」と判定され、基礎点は2つのジャンプの合算の80%となります。
基礎点 9.5点の4回転トウループと8点のトリプルアクセルを合計すると17.5点ですが、シークエンスは20%引かれるので14.0点です。
損失は 3.5点で、ダブルアクセル1回分( 3.3点)より大きい。
それでも跳ぶのは「前人未到」にこだわっているからでしょう。

羽生結弦は将来的にクワッドアクセル(4回転半)に挑戦すると公言しています。
次なるモチベーションがつねに必要なのです。

羽生結弦の無茶に、はらはらさせられる

羽生結弦はグランプリ(GP)シリーズ第5戦「ロシア杯」で右足首のじん帯を損傷しました。
にもかかわらず優勝を飾り、「絶対王者」の凄みを見せつけました。
おそらくGPファイナルを棄権することを覚悟したうえでの強行出場でした。
この選手のあまりの無茶に、いつもはらはらさせられます。

さらに、世界選手権の代表選考会を兼ねる全日本選手権を棄権しました。
(やはり、おそらくロシア杯に強行出場した時点で覚悟していました。)
それでも圧倒的な実力と実績を考慮され、日本代表選手に選出されています。

世界選手権の制覇には最低 300点が必要

はたして羽生結弦は3月20日からさいたまで行われる「世界選手権」に間に合うのでしょうか。
これまでに日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化本部長から状況が報告されてきました。
年明けから氷上練習を始め、ジャンプも跳んでいます。
ブライアン・オーサーコーチも調整が順調であることをほのめかしています。

羽生結弦は人気が絶大であり、詰めかける日本人サポーターで海外試合もホームの雰囲気に包まれます。
まして自国開催ですので、彼が出場するかどうかで大会の盛りあがりも実況放送を行うフジテレビの視聴率もまるで違ってきます。

世界王者の米国のネイサン・チェン、四大陸選手権で主要国際大会初優勝の宇野昌磨と表彰台の頂点を争います。
男子シングルトップ3の激突は見応えがあります。

世界選手権の制覇には最低 300点が必要でしょう。
羽生結弦が万全の状態ならばあっさりとクリアすると思いますが、どうでしょう。
現在(3月10日時点)のコンディションは不明ですし、それ以前に「試合勘」を失っています。
さすがに厳しい戦いになるはずです。

私自身は同じ個所を負傷しないことを祈っており、優勝を期待してはいけないと思います。

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◆書き加え(3月16日)

ネイサン・チェンと平昌五輪以来の対戦

どうやら羽生結弦が世界選手権に出場します。

私自身は宇野昌磨との対決に興味がありますが、海外では世界王者のネイサン・チェンとの2018年平昌五輪以来の対戦に注目が集まります。
オリンピックではネイサン・チェンがショートプログラム(SP)で17位と出遅れ、FSで巻き返しましたが5位に留まりました。
2連覇がかかりますので相当な練習を積み、気合を入れて臨んできます。

◆書き加え(3月18日)

羽生結弦が羽田空港で「大丈夫」と笑顔

羽生結弦が18日午後、練習拠点のカナダ・トロントから帰国しています。
(フライトが約2時間遅れました。)
羽田空港で報道陣の問いかけに、笑顔で「右足首の状態は大丈夫」と答えました。
ブライアン・オーサーコーチも「まあ見ていてよ」と自信ありげでした。

羽生結弦がベストコンディションで出場するなら、優勝候補の筆頭ということはだれも異論がないでしょう。

ネイサン・チェンが早朝に練習リンクで行われた公式練習に参加しています。
風邪も治り、4回転ジャンプのコンビネーションなどをきれいに決めているようです。
羽生結弦と宇野昌磨の三つ巴となる本大会について、「彼らと戦えるのは名誉」と語りました。
国際スケート連盟(ISU)非公認ながら合計342.22点という高得点を叩き出した全米選手権と同じ3種6本の4回転ジャンプを組み込んだ構成で臨みます。

おそらく 320点くらいが優勝ラインでしょう。
きわめてハイレベルな戦いになるのは間違いありません。

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⇒2019年3月17日「羽生結弦という社会現象、すべてが伝説になる」はこちら。

⇒2019年2月3日「万全でない羽生結弦はさいたまで負ける」はこちら。

⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

⇒2018年11月30日「羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使」はこちら。

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羽生結弦という社会現象、すべてが伝説になる

果てぬ向上心と挑戦魂にファンは歓喜

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
オリンピックシーズンはグランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」の公式練習でけがを負って全日本選手権を欠場しましたが、特例措置で代表選手に選ばれました。
五輪本番も出場できないほどの重傷だったと思います。

オリンピックの金メダリストは次のシーズンを心と体のケアに充てることがあります。
まして、羽生結弦は66年振りの五輪連覇を成し遂げました。

このブログで幾度か述べていますが、私は完全休養を取ることを願っていました。
(試合は出ませんが、トレーニングは積みます。)
彼の実力からすれば、何の問題もありません。
そして、来シーズンから徐々に戻していき、オリンピックシーズンにエンジンを全開するイメージを持っていました。
フィギュアスケートの歴史に永久に名を留めることができます。

羽生結弦は「絶対王者」として君臨するだけでなく「社会現象」となっています。
海外試合でも国内試合と勘違いするほど日本人の観客があふれます。
スーパーアイドルですから主要大会で引っ張り凧なのでしょう。
熱狂的な応援に応えたいという思いも強いのでしょう。

空前絶後の人気はパフォーマンスの美しさやアスリートとしての強さだけによるものでありません。
果てしない挑戦魂と向上心を持ち、大会に出場しつづける姿勢にファンは歓喜するのでしょう。

採点ルール改定で五輪3連覇へ追い風

羽生結弦はいまからすべてが伝説になります。
2022年北京五輪にフォーカスして調整を進めてほしい。

幸いなことにフィギュアスケートは採点ルール改定が行われました。
とりわけ4回転ジャンプの基礎点が下がりました。
フリースケーティング(FS)が4分半から4分(前後10秒)に時間が縮まり、ジャンプが8本から7本に減っています。
1割増しとなる後半のジャンプも最後の3本に抑えられました。
ちなみに、ショートプログラム(SP)は最後の1本に抑えられました。
出来栄え点(GOE)が7段階(+3〜−3)から11段階(+5〜−5)になっています。

高難度ジャンプの基礎点で点数を稼ぎやすい十代の選手でなくても、質のいい演技を行えば加点で勝てるように変わりました。
羽生結弦の前人未到の五輪3連覇へ明らかな追い風が吹いています。

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◆書き加え(3月11日)

羽生結弦のスケート靴が 700万円で落札

羽生結弦は東日本大震災の被災地の宮城県仙台市出身です。
2016年、2018年に続き、復興チャリティーオークションにスケート靴を出品していました。
11日20時7分に締め切られ、入札額は 712万2994円でした。

締め切りの1時間前まで 350〜 360万円台で推移していましたが、残り1時間で 300万円以上高騰したそうです。
ちなみに、昨年は 850万1000円で落札されました。

人気のすさまじさを物語っています。
また、復興を支援したいという気持ちに大勢のファンが共鳴したのでしょう。

このスケート靴は色が黒で、ブレード部分に「Yuzuru Hanyu」と名前が刻印されています。
羽生結弦が靴にサインしたうえで、写真を添えて発送するようです。

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⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

⇒2018年11月30日「羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使」はこちら。

⇒2018年11月21日「羽生結弦はフィギュアスケートの神なのか」はこちら。

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万全でない羽生結弦はさいたまで負ける

ネイサン・チェンに自信をつけさせない
前人未到の五輪3連覇にフォーカスせよ

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
先ごろ行われた全米選手権を見たでしょうか。
ショートプログラム(SP)で世界王者のネイサン・チェンが1位に立ち、フリースケーティング(FS)で衝撃的なスコアを叩き出し、悠々と3連覇を成し遂げました。

朝飯前と言わんばかり、3種類、計4本の4回転ジャンプをパーフェクトに決めています。
点数が1割増しとなる後半にすべてのコンビネーションを置くというどん欲な構成でした。
国際スケート連盟(ISU)の非公認ながら228.80点、合計342.22点を記録しました。
本田真凜を指導するラファエル・アルトゥニアンコーチとキス・アンド・クライで得点を見て「ワオ」と驚きました。

いったいどういう採点をしているのか?

ネイサン・チェンは出来栄え点(GOE)も際立ちました。
おもに表現力を示す「演技構成点」でも、2項目で10点満点、残り3項目で9点台後半でした。
グランプリ(GP)シリーズ「スケートアメリカ」で記録したパーソナルベスト282.42点を60点近くも上回りました。
とんでもない数字であり、いったいどういう採点をしているのかと怒りたくなります。

羽生結弦がGPシリーズ「フィンランド大会」で記録したルール改定後の最高得点297.12点を45点ほど上回りました。
参考までに記せば、「歴史的高得点」とされてきた昨シーズンまでの世界歴代最高得点は羽生結弦が2015年GPファイナルで記録した330.43点です。

羽生結弦も宇野昌磨もけがの回復途上!

ネイサン・チェンは3月にさいたまで行われる世界選手権に出場します。
GPファイナル連覇、世界選手権制覇により課題だった「メンタルの弱さ」を克服しつつあります。
かたや、五輪2連覇の羽生結弦も平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨もけがの回復途上です。
しかも、宇野昌磨はネイサン・チェンに負け癖がついています。

⇒2018年12月29日「宇野昌磨はネイサン・チェンに負け癖」はこちら。

素晴らしい実力を備える二人といえども万全の状態で臨まないとネイサン・チェンに敗れる恐れがあります。
メンタルの状態で成否が左右される高難度ジャンパーに自信をつけさせるときわめて厄介です。
2022年北京五輪を含めた大舞台で最大のライバルに楽に滑らせることになります。
ルール改定により演技の「質」が重視されるようになりましたが、依然として得点に占めるジャンプの比重は大きい。

最後の砦、羽生結弦に負けてほしくない

ネイサン・チェンは名門エール大学1年に在籍する文武両道のスーパーエリートです。
さいたまで彼の時代が幕を開けるかもしれません。
私はとくに日本男子の最後の砦、羽生結弦に負けてほしくない。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

羽生結弦は前人未到のオリンピック3連覇の偉業を成し遂げられる力を持っていると考えています。
あくまでも北京五輪にフォーカスし、史上最高のフィギュアスケーターとして、まばゆい栄光とともに競技人生を締め括ってください。

これこそが羽生結弦にふさわしい最後の大仕事といえます。

(1月28日執筆)

category:羽生結弦ブログはこちら。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

⇒2018年11月30日「羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使」はこちら。

⇒2018年11月21日「羽生結弦はフィギュアスケートの神なのか」はこちら。

⇒2018年11月20日「羽生結弦に奇跡の復活は期待できない」はこちら。

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羽生結弦は世界選手権出場の判断が難しい

日本開催で表彰台の頂点は譲れない
が、4回転なしにチェンに勝てない

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
昨年11月のグランプリ(GP)シリーズ「ロシア杯」の公式練習で右足首を負傷したにもかかわらず、この大会を滑り切って優勝を飾りました。
ムリを通そうとした時点で、12月のGPファイナルを欠場することを前提にしていました。

羽生結弦を指導するブライアン・オーサーコーチは「けがの状態はよくなっており、氷上に戻っている」「こうした状況は初めてでない」と自信ありげに語りました。
実際、昨シーズンも右足首のけがを乗り越えて平昌五輪で金メダルをつかんでいます。
直前まで出場さえ危ぶまれ、「奇跡の復活」と称えられました。

羽生結弦は昨年末の全日本選手権も欠場しましたが、特例(救済措置)を適用されて3月20日にさいたまで開幕する世界選手権の代表選手に選ばれています。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

ブライアン・オーサーコーチは1年前よりずっと早いと語りました。
練習拠点のカナダ・トロントで順調に回復し、トレーニングを再開しているそうです。

私自身は羽生結弦に2022年北京五輪に出場してオリンピック3連覇という前人未到の偉業を成し遂げてほしいと願っています。
このブログで幾度か述べていますが、一生に一人見られれば幸運という選手です。
強行出場は避けてください。
同じ個所をもう一度痛めたら、選手生命が終わります。

ブライアン・オーサーコーチは羽生結弦が4回転ジャンプを跳びはじめたかどうかについては明らかにしていません。
五輪同様に直前まで伏せるはずです。

羽生結弦としても日本開催の世界選手権に出場するからには表彰台の頂点は譲れないでしょう。
熱烈なファンと大勢の国民の期待を背負うことになります。

最大のライバルとなるのは、GPファイナル連覇を果たし、世界選手権連覇を目指す米国のネイサン・チェンです。
ただ跳ぶだけだったのに「出来栄え点(GOE)」を稼げるようになり、表現力を中心とした「演技構成点」も伸ばしました。

私は宇野昌磨と金メダルを争ってほしいと思っていますが、宇野昌磨はネイサン・チェンに勝てません。
また、羽生結弦といえども、さすがに4回転ジャンプを跳べなくては得点で上回れません。
メンタルが著しく影響する高難度ジャンパーに自信をつけさせてしまいます。
私は二人が表彰台の両脇に甘んじる姿を見たくありません。

選手生命とライバル対策の観点でも世界選手権への出場の判断を慎重に行ってほしい。

⇒2018年11月19日「羽生結弦は棄権するわけにいかない」はこちら。

(1月28日執筆)

category:羽生結弦ブログはこちら。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月2日「羽生結弦は世界選手権出場の判断が難しい」はこちら。

⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

⇒2018年11月30日「羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使」はこちら。

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羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日

来シーズンは現役続行へ
夢のパーフェクトパッケージ

1年ごとに現役か引退か判断

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦が11日、都内で行われた「テレビ朝日ビッグス
ポーツ賞」の表彰式で、大賞に相当する「ビッグスポーツ賞」を受賞しました。
合わせて、来シーズンの現役続行を表明しました。
(今後は1年ごとに現役続行か現役引退かの判断を下すということでしょうか。)

本人はカナダ・トロントで治療とリハビリに努めており、ビデオレターなどで「来シーズンは4回転半ジャンプ(クワッドアクセル。4A)を取り入れた夢のパーフェクトパッケージをお届けします」という趣旨のメッセージを寄せています。

アクセルは6種類のうち、唯一前向きに踏み切る難しいジャンプといえます。
クワッドアクセルは基礎点が 12.50点であり、8.00点のトリプルアクセル(3回転半)より4.50点を上乗せできます。
国際スケート連盟(ISU)公認大会で成功者が出ていない超高難度ジャンプになります。

グランプリ(GP)シリーズの第5戦「ロシア杯」のフリースケーティング(FS)でロシアのアルトゥール・ドミトリエフが挑戦して転倒しています。
しかも、回転不足で「ダウングレード判定」を受け、基礎点はトリプルアクセルの8.00点になりました。
さらに、GOE(出来栄え点)で4.00点が減点されました。
つまり、このジャンプで得た点数はたった4.00点です。

クワッドアクセルは失敗のリスクが致命傷になりかねないほど大きいのです。
完成度の高いトリプルアクセルを跳んだほうが安定した成績を残せます。
まして「質」を重視した採点ルールの改定が行われましたので。
そうした理由から女子シングルでは世界のトップクラスの選手がダブルアクセルに抑えてきました。
これを突き破ったのがシニア1年目でグランプリ(GP)ファイナルを制した紀平梨花でした。
「超新星」と呼ばれる所以です。

羽生結弦はクワッドアクセルをプログラムに組み込むことで、3百点を超えるハイスコアをマークしようと企てています。
おそらく2018年平昌五輪で男子シングル66年ぶりの五輪連覇を成し遂げ、モチベーションを維持するうえで次の挑戦目標が不可欠なのでしょう。
「世界初」という響きも絶対王者のプライドを刺激するのでしょう。

羽生結弦は全日本選手権を欠場しましたが、救済措置により3月にさいたまで開催される世界選手権の日本代表選手に選ばれています。
現時点で出場を目指して調整に励んでいます。
(浅田真央もそうでしたが、スポンサー、大会運営やテレビ視聴率に著しい影響を及ぼすスーパースターはたやすく休めません。)

⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。

私は2022年北京五輪での史上初の3連覇(これこそ偉業)を視野に自重してほしいと願っていますが、こればかりは選手の意思ですので・・・。
(一生に一人しか見られないフィギュアスケート選手と思います。)
羽生結弦は現役引退の時期が迫っているのは確かです。
「選手寿命」を延ばすことにこだわりがないのかもしれません。

(1月13日執筆)

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羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018

「特例」という名の連盟収入、TV視聴率
「休養」こそ羽生結弦への最大のバックアップ

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦はグランプリ(GP)シリーズ第5戦「ロシア杯」で右足首を負傷しました。
前年のGPシリーズ第4戦「NHK杯」で負傷した箇所と同じです。
これを受けて、日本スケート連盟の橋本聖子会長は「本人が一番いいようにできる環境を整える」と語りました。
また、伊東秀仁フィギュア委員長は「日本で行われる世界選手権を目指して頑張ってもらいたい」と語りました。
要は、連盟として「ぶっつけ本番」を容認するという姿勢(見解)です。

羽生結弦は大会後に「ドクターから滑ったら悪化するという話はされていたが、この試合を選択した」と語りました。
これはGPファイナル、世界選手権の代表選考会を兼ねる全日本選手権を欠場するという意思表示です。
3週間の安静固定、さらに1か月のリハビリ加療が必要なのですから・・・。

日本スケート連盟には、けがなどのやむをえない理由で全日本選手権に出場できなくても実績のある選手は救済するという規定があります。
羽生結弦はインフルエンザで欠場した2016年、右足首の負傷で見送った2017年と2年連続で適用されました。
(が、世界選手権2018への出場は辞退しました。)

日本スケート連盟として行える最大のバックアップは考えるまでもなく、スーパースターの羽生結弦を完全に休養させることです。
同じ個所を3度傷めると取り返しがつかなくなることは、私のような素人でも分かります。
半世紀、1世紀に一人出るか出ないかという稀代のフィギュアスケーターの「選手生命」が終わってしまいます。
採点ルールの改定も追い風になり、2022年北京五輪での3連覇は十分に可能です。
いまだに実力は突出しています。

⇒2018年11月4日「羽生結弦はけがなく、北京五輪へ試運転」はこちら。

羽生結弦に3年連続の適用など不要です。
私は問題外と思います。
特例で救済されたら世界選手権で滑るしかありません。
日本スケート連盟はテレビ視聴率の低下などによる大会関連収入の低下を避けたいのが本音でないかと勘ぐらざるをえません。

人気の高いフィギュアスケートのテレビ放送は高視聴率が期待できます。
浅田真央の引退後の最大のスター、羽生結弦の欠場は平均視聴率を数パーセント押し下げます。
GPファイナルを放送するテレビ朝日、全日本選手権を放送するフジテレビなどはダメージを受けることになります。
若い頃に電通や博報堂など広告業界とも関わりのあった私はそれが分からないというわけでありません。
どうかこらえてください、皆で「至宝・羽生結弦」を守りましょう。

リハビリとトレーニングは続けるとしても空前絶後の才能を持つこの選手に必要なのは「無為の時間」です。
フィギュアスケートファンは羽生結弦の回復を祈る前に休養を祈るべきです。
「休んでほしい」と声を挙げてください。

(2018年11月29日執筆)

category:羽生結弦ブログはこちら。

◆書き加え(12月13日)

日本スケート連盟は羽生結弦が全日本選手権を欠場すると発表しました。
本人は「一日でも早く痛みや制限がなくなり、競技に復帰できるよう努めてまいります」とコメントしています。
選手を守らなければならないブライアン・オーサーコーチもほっとしていることでしょう。
女子シングルが昨年よりさらに盛り上がるから大丈夫です。

◇◆◇

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⇒2018年11月19日「羽生結弦は棄権するわけにいかない」はこちら。

⇒2018年11月18日「羽生結弦にほれぼれ、ため息の出る美しさ・・・」はこちら。

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羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使

羽生結弦に「けん玉大使」就任のうわさ

先日、フィギュアスケート男子シングルのスーパースター・羽生結弦がプライベートではまっているのが「けん玉」という記事を目にしました。

私は昭和26年(1951年)生まれであり、小学生の頃にちょっと触ったくらいの記憶があります。
当時は遊びが限られましたが、私自身は退屈に感じ、熱中できませんでした。
そして、いまでは見向きもされない昔の遊び道具になってしまったと思い込んでいました。

ところが、そのけん玉が世界的な大ブームだそうです。
(正直、いま一つ信じられません。)
羽生結弦は「超フリーク」として知られます。
「日本けん玉協会」の認定品で漆黒の「オールブラック」を持ち歩き、フィギュアスケートに負けないウルトラ技を会得しているようです。

同協会の堤早知子事務局長は「テレビで拝見しましたが、ほんとうに上手ですね。羽生選手がオールブラックを使ってくれたおかげで、『同じものがほしい』というお客さんが続出しています」とうれしい悲鳴を上げました。
「国民栄誉賞」を受賞したことも関わるのでしょうか、羽生結弦のけん玉はすでに拝見する次元に到達しているようです。

さらに「ぜひとも『けん玉大使』になっていただきたい」とラブコールを送りました。
アンバサダーに就任するなら、けん玉協会認定の「羽生モデル」や「フィギュアスケートバージョン」などの発売も望めます。
「羽生モデル」は言葉のままですが、「フィギュアスケートバージョン」はイメージがわきません。
回転 やGOE(出来栄え点)を競うのでしょうか。

けん玉はリラックス効果と集中力養成効果が得られることから、トップアスリートにも愛好者が少なくないとか。
集中力を高めつつ、ひざを含めた体全体を使って行います。
柔道や剣道の道場で使われたり、プロ野球選手のトレーニングに取り入れられたりしています。
(正直、いま一つぴんと来ません。)
けん玉が羽生結弦の演技に好ましい影響を及ぼしているかもしれません。

日本けん玉協会では羽生結弦がGPファイナルで金メダルを獲ったら、認定品の「プレミアムゴールド」をプレゼントしたいと意気込んでいました。
しかし、その夢はけがによる欠場(棄権)で叶わず、肩を落としていることでしょう。

とはいえ、近い将来、けん玉グランプリ(GP)シリーズ⇒けん玉GPファイナルが開催される可能性はわずかに残されています。

強く麗しい「マグマ大使」の姿に重なる

大使と聞き、私は「マグマ大使」が思い浮かびました。
羽生結弦の強さと麗しさを合わせ持った姿は、天空を見つめる「マグマ大使」とどこか重なります。

というわけで、マグマ大使をウィキペディアで調べてみました。
原作は手塚治虫の漫画です。
テレビドラマとしては、フジテレビで1966年から1967年まで放送されていました。
私が中学3年生から高校1年生にかけてです。
小学生高学年の頃と勘違いしていました。
内容自体の記憶がほとんどないのも当然です。
年齢的に、こうした番組を見なくなっていました。
マグマ大使(巨人)がロケットに変形することはまるで忘れていました。

羽生結弦はデビュー時、少女コミックの世界から飛び出してきたような印象がありました。
マグマ大使も羽生結弦も金色に輝くヒーローです。

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◆書き加え(11月29日)

この記事はおそらく1週間から10日前ほどの書き溜めです。

羽生結弦がGPファイナルを欠場することが判明しました。
けがをした直後の診断よりも深刻(重症)になっています。
GPシリーズ第5戦「ロシア杯」フリースケーティング(FS)に強行出場したことが悪化させたのかもしれません。
私は一日も早い回復を祈りますが、全日本選手権は棄権してほしい。
選手生命が終わってしまいます。

◇◆◇

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⇒2018年11月5日「羽生結弦は演技構成を変更、飽くなき向上心と挑戦」はこちら。

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羽生結弦はフィギュアスケートの神なのか

タラソワの褒め言葉が的確、秀逸
「音楽を細胞レベルで感じている」

フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦がGPシリーズ第5戦「ロシア杯(ロステレコム杯)」に出場しました。
フリースケーティング(FS)の当日午前の公式練習で負傷したにもかかわらず強行出場して勝利を収めました。
深刻な診断でしたのでジャンプ構成の難度を落として臨みましたが、それでもミスを連発しました。

さて、羽生結弦は本大会のショートプログラム(SP)「秋によせて」で素晴らしい演技を見せました。
ほぼノーミスの出来であり、新採点ルールで初となる 110超えをあっさりと果たしました。

私は衝撃的な高得点もさることながら究極の完成度に感動しました。
競技と芸術のこれ以上ありえないという融合の域に到達しています。
フィギュアスケートファンを魅了する力は、これまでの選手でナンバーワンでしょう。

実況アナウンサーは「どんな言葉でも言い表せません。まったくの天才です」と絶叫しました。
2002年ソルトレイクシティ五輪金メダリスト、ロシアのアレクセイ・ヤグディンは「フィギュアスケートの神ですね」と賛辞とともタチアナ・タラソワに語りかけました。
(私も氷上に降り立つ神だと思います。)
それに対し、「こんな天才を世界にくれた日本にありがとう」と感謝しています。
さらに、「音楽を自らの一つひとつの細胞レベルで感じている」と評しています。

この「褒め言葉」は実に的確でした、秀逸でさえあります。
(私もまったくそのとおりだと思いました。)
タチアナ・タラソワは当時、ジョニー・ウィアの代表作「秋によせて」の振り付けを担当しました。
それを羽生結弦が目の前で最高の表現力で披露してくれました。
狂乱に近い喜びようでした。

思い返してもすごい演技でした。
現地に留まらず、世界中に大興奮が広がりました。

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◇◆◇

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羽生結弦に「奇跡の復活」は期待できない

全日本選手権も世界選手権もなし
羽生結弦は今シーズンを休養に充てる

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦「ロシア杯」男子シングル。
羽生結弦はフリースケーティング(FS)の公式練習で古傷の右足首を負傷しました。
私は映像を見ましたが、倒れ方がよくありません。

試合後に本人が語ったところによれば、瞬時にジャンプ構成の練り直しを考えたそうです。
(深刻だったのです。)
そして、痛み止めを服用し、試合に強行出場しました。
私には無謀としか思えませんが、その理由も明らかにしました。

まず、GPシリーズでの勝利が目的でもなく、GPファイナルへの進出が目的でもなかったということです。
プログラムの難度を大幅に落としましたが、他の選手との力の差が大きいので勝ってしまいました。

「昨シーズンのNHK杯での右足首の負傷以降、靭帯が弱いというか、もろいというか」。
ちょっとした衝撃にも耐えられないようです。
ドクターの診断は「3週間の安静」。
この時点でGPファイナルはもちろん全日本選手権も棄権するほかにありません。

激痛に苦しむ羽生結弦をリンクへ向かわせたのは、思い入れの強いロシア杯だったからでした。
FS「Origin」は憧れのトリノ五輪金メダリスト、ロシアの皇帝、エフゲニー・プルシェンコの代表作「ニジンスキーに捧ぐ」へのオマージュです。
その母国で棄権するという退路を絶ちました。
「何をしたくて、何を削るかを考えた」うえで、出場が覚束ない全日本選手権でなくこの大会を選びました。
中盤からジャンプのミスが増えましたが、魂のこもった演技を見せてくれました。
(彼らしいのは確かですが、「美談」かどうかは判断が分かれるでしょう。)

ミックスゾーンでタチアナ・タラソワに抱き締められ、涙を流しました。
それほど辛い出場だったのでしょう。
羽生結弦は会見場に松葉づえを突く、痛々しい姿で現れました。
大きな代償を覚悟し、ロシア杯にかけました。

「奇跡の復活」などという言葉を使い、GPファイナルは無理でも全日本選手権の出場を期待するマスコミを見受けます。
この状態で練習をさせたら、「選手生命」が完全に終わってしまいます。
私は年内と言わず、今シーズン(残り)を完全に休養に充てるべきだと考えます。

この選手はオリンピックの表彰台の天辺が一番似合います。
あそこは専用席といえます。
2022年北京五輪での3連覇だけを見据え、しっかりと治療と調整を行ってほしい。
力が突出しており、私は十分に勝てると思います。

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◆書き加え(11月18日)

ウェブで小塚崇彦が記した「喜べない羽生らしいV」というコメントを読みました。
同感です。
ファンの一部や番組の関係者ならともかくとして、スポーツメディアや評論家まで再起不能になりかねない強行出場を称賛するのは良識を欠きます。
まともな意見をようやく見つけた気がします。

◆書き加え(11月29日)

日本スケート連盟は、羽生結弦がGPファイナルを欠場すると発表しました。
ロシア杯では松葉杖で表彰式に現れましたので当然といえます。
年末の全日本選手権も欠場するでしょう。

もともと出場不能な状態で五輪連覇を果たしたのですから、今シーズンは完全休養に充てるべきでした。
そうでないと「現役引退」へのカウントダウンを早めます。
実績が豊富なベテラン選手ほど、蓄積した疲労や治癒しない負傷を抱えています。
ましてシーズン序盤からエンジンを全開する必要はさらさらありません。
私は稀代のフィギュアスケーターだと思っていますので、残念で深刻な結果です。

◇◆◇

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羽生結弦は棄権するわけにいかない

GPシリーズロシア杯FS公式練習
羽生結弦は古傷・右足首を負傷か

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦「ロシア杯」男子シングル。
五輪連覇の羽生結弦はショートプログラム(SP)でほぼパーフェクトな演技を見せ、ルール改定後の世界最高得点を更新する110.53点を記録しました。
今大会に日本男子初のGP10勝目、自身初のGPシリーズ連勝がかかっています。

その羽生結弦がフリースケーティング(FS)当日午前の公式練習で「Origin」の曲をかけながら4回転ループを跳んで右足首をひねるように転倒し、しばらく起きあがれませんでした。
これまでの経験から「これはまずい」と感じたのでしょう。
その後はジャンプを1本も跳ばず、曲が流れている最中に練習を切り上げました。

右足首は平昌五輪シーズンのGPシリーズ「NHK杯」の公式練習で痛めた古傷ですので心配です。
移動のバスに乗り込む際にはアイシングを施していました。
報道陣の問いかけに「大丈夫です」と返し、宿舎へ戻りました。
しかし、足をひきずっています。

羽生結弦はテレビ放送、それも実況があるから棄権するわけにいかないのでしょうか。
スーパースターが出場しないとなると視聴率ががた落ちになります。
それ以前に、チケットを買った大勢のファンが現地に詰めかけています。
こうした関係者を失望させないためにも滑る可能性があります。

今大会で表彰台に上れば2年ぶりのGPファイナル進出が決まりますが、私は休んでほしいと思います。
選手生命に関わる大けがにつながらないことを祈るばかりです。

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◆書き加え(11月17日)

結局、羽生結弦はFSを滑りました。
ブライアン・オーサーコーチに止めてほしかった。
いや、止めたのかもしれませんが、羽生結弦の意思がそれ以上に固かったのでしょう。

どうやら、本人はアクシデント直後のリンクで本番でのプランを考えていたようです。
ジャンプの難度を落とすなど、演技構成を変えました。
痛み止めを飲みながらの強行出場でした。
それでも大差で勝ってしまいました。

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⇒2018年2月20日「羽生結弦、狙い澄ました平昌五輪金メダル」はこちら。

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羽生結弦にほれぼれ、ため息の出る美しさ・・・

GPシリーズロシア杯SP「秋によせて」
羽生結弦は音に寄り添う究極の演技

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦「ロシア杯」。
羽生結弦はショートプログラム(SP)で110.53点を記録しました。
GP第3戦「フィンランド大会」で記録したルール改定後の世界最高得点だった106.69点を
3.84点も更新しています。
むろん、首位発進です。

ジャンプは4回転サルコウ、トリプルアクセル(3回転半)、4回転トウループ−3回転トウループのコンビネーションを跳びました。
3回転トウループの着氷で体勢をやや崩しかけましたが、それでも加点を得ています。
とくに冒頭の4回転サルコウは審判9人のうち4人が最高の「5」をつけました。
スピンやステップもすべてレベル4を得ています。
自己評価の厳しい羽生結弦が「この構成ではほぼMAX」と語りました。

SPはいまも憧れるジョニー・ウィアが滑った「秋によせて」。
小学校の頃に夢中になったのは、繊細で美しい動きでした。
音に寄り添うかのようなジャンプとスピン、きれいな着氷の姿勢、柔らかな手の表現。
ジョニー・ウィアにすっかり魅了され、神経の行き届く演技を心がけるようになりました。

羽生結弦の感情のこもった演技を当時のプログラムを振り付けたタチアナ・タラソワが立ったまま見つめていました。
「ジャンプに集中しようと思っていたけれど、どちらかというと表現にふった」と語ったとおり、究極の精度を感じさせる出来栄えでした。
私はあまりの美しさにため息が出ました。
すごい!

羽生結弦はその後のインタビューで「結果としてはノーミスなのでホッとしている」としましたが、「自分のなかではパーフェクトといえない」と言葉を加えました。
あすのフリースケーティング(FS)はやはり憧れるエフゲニー・プルシェンコが滑った「Origin」。

日本男子初のGP10勝目、自身初のGPシリーズ連勝(ちょっと意外)がかかります。
ほれぼれするような演技でフィンランド大会の190.43点を超えます。

category:羽生結弦ブログはこちら。

◆書き加え(11月17日)

羽生結弦は午前の公式練習で右足首をひねり、途中で練習を切り上げました。
足を引きずっていたそうですからFSは休んだほうがいいでしょう。
それ以前に私は今シーズンを完全休養に充ててほしいと思っていました。

したがって、FSの点数と順位にあまり興味がありません。
GPファイナル進出もそうです。

羽生結弦は半世紀に一人出るか出ないかのフィギュアスケート界の至宝です。
2022年北京五輪まで日本選手権と世界選手権の2大会を中心に組み立てるように改めてほしい。

◆書き加え(11月17日)

たったいまFSが終わりました。
私は羽生結弦がけがを悪化させないことだけを祈って見ていました。
ジャンプばかり気になり、演技の出来はそれほど印象に残っていません。
(表現力はさすがといえます。)

冒頭の4回転サルコウ、次の4回転トウループを完璧に決め、おっと思いました。
しかし、次第にジャンプにミスが増えていきます。
トリプルアクセルは転倒しています。
右足首が悲鳴をあげていたはずですが、何とか最後まで滑り切りました。
精一杯頑張ったと思います。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年11月5日「羽生結弦は演技構成を変更、飽くなき向上心と挑戦」はこちら。

⇒2018年11月4日「羽生結弦はけがなく、北京五輪へ試運転」はこちら。

⇒2018年2月21日「羽生結弦とオーサーコーチ、五輪3連覇への戦略」はこちら。

⇒2018年2月20日「羽生結弦、狙い澄ました平昌五輪金メダル」はこちら。

⇒2018年2月17日「羽生結弦、平昌五輪で人間業と思えない復活劇」はこちら。

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羽生結弦は演技構成を変更、飽くなき向上心と挑戦

羽生結弦は難度にも完成度にもこだわり
苦手のGPシリーズ初戦で勝利を目指す

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第3戦「フィンランド大会」男子シングル。
五連連覇の絶対王者・羽生結弦が出場します。
(この記事は11月2日にまとめました。)

羽生結弦はショートプログラム(SP)が「秋によせて」。
アメリカのジョニー・ウィアが2006年トリノ五輪前から用いていたそうです。
静かな曲に沿って美しさに満ちた演技を追い求めます。
フリースケーティング(FS)が「Origin」。
ロシアのエフゲニー・プルシェンコが2003〜2004年シーズに用いていたそうです。
当時、9人のジャッジ全員が芸術点で満点を出した伝説のプログラム「ニジンスキーに捧ぐ」の3曲から2曲を選んでいます。
重厚な曲に乗せて迫力のみなぎる演技を追い求めます。
(私はぼんやりですが記憶しています。)
二人のスケーターに敬意を表してのことでしょう。

羽生結弦は勝利を目指し、今季初戦のオータムクラシックから演技構成を変えました。
難度を高めながら、さらなる完成度にこだわりました。
飽くなき向上心を持っており、挑戦をやめようとしません。

オータムクラシックでは、SPは曲調に合わせようとしてステップとスピンが後半に集まり、ジャンプが前半に集まりました。
フィンランド大会では、最後の4回転トウループ―3回転トウループのコンビネーションを得点が 1.1倍になる後半に移しました。
それでも自分が表現したいことは譲れないと、音楽のアレンジと振り付けを見直しました。

FSは4回転ループ、4回転サルコウ、3回転ループ、4回転トウループ、後半に4回転トウループ―トリプルアクセル(3回転半)、3回転フリップ―3回転トウループ、トリプルアクセル―オイラー―3回転サルコウを跳びます。
疲れが出る後半の3本のコンビネーションは大変です。
また、ミスをしてもリカバーできないハイリスク・ハイリターンの構成です。
ちなみに、世界初の4回転トウループ―トリプルアクセルはオータムクラシックでは失敗しました。

羽生結弦はGP初戦が得意でなく、2010年「NHK杯」のGPデビューから昨年まで8年連続で優勝を逃しています。
はたして今シーズンはいいスタートを切れるのでしょうか。

category:羽生結弦ブログはこちら。

◆書き加え(11月4日)

SPはめどとしていた百点を超えられて、ほっとしたようです。
FSは勝ちにこだわった攻撃的な構成でした。

冒頭の4回転ループはこらえました。
羽生結弦が跳ぶたびに大歓声が上がりました。
例の4回転トウループは際どくトリプルアクセルをつけました。
SP106.69点、FS190.43点はどちらも世界1位です。
合計297.12点はもちろん世界1位となり、羽生結弦はGP初戦で初勝利を収めました。

ただし、本人が目標にしていたであろう3百点にわずかに及びませんでした。

ジャンプは全体的にあまり調子がよくありません。
気合なのか緊張なのか、表情も動きもかたいように見えました。
本人が演技を楽しむ余裕を持てなかったようです。

SPもFSも先輩に尊敬の念を込めつつ、自分のオリジナルの世界をつくりあげています。
並々ならぬ表現意欲を感じさせられます。

GP初戦ではほころびが出ていましたので、私は心配していました。
今シーズンはとくにFSが難しく、引き返せないプログラムでした。
それでも何とか滑り切りました。
本人は満足できなかったはずで、演技後の顔つきに出ています。

羽生結弦はシーズン中盤以降に調子を上げてくる選手という印象を持っています。
GPグランプリやオリンピック、世界選手権などの大舞台に照準を合わせているからでしょう。

私は、今シーズンの羽生結弦の演技を見て思いました。
この選手は行き着くところまで行き、崇高というより孤高の世界に挑まないとモチベーションを保てなくなっているのでないかと。
羽生結弦をここまで駆り立てるものは何なのでしょう。

◇◆◇

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羽生結弦はけがなく、北京五輪へ試運転

GPシリーズフィンランド大会に登場
羽生結弦は実力突出、五輪連覇の絶対王者

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第3戦「フィンランド大会」。
男子シングルに、ソチ五輪・平昌五輪金メダリストの羽生結弦がいよいよ登場します。
(この記事は11月2日にまとめました。)
昨シーズンは右足首の故障で満足な練習を積めなかったにもかかわらず、オリンピックで2連覇の偉業を成し遂げました。
いまだに実力が突出しており、「絶対王者」と呼べるでしょう。

男子シングルは4回転ジャンプ競争が過熱し、若い選手が有利になっていました。
しかし、今シーズンから変更された「質重視」の採点ルールは羽生結弦にとって追い風となります。
GOE(出来栄え点)が7段階から11段階に広がりました。

フリースケーティング(FS)は演技時間が30秒短縮されて女子シングルと同じ4分になり、ジャンプも1本減らされて7本になりました。
得点が 1.1倍になる後半のジャンプはSPで最後の1つ、FSで最後の3つとなりました。
素人考えでは楽になるはずですが、選手はむしろきつくなったと口にしています。

ルール改正にともない、これまでの得点記録がリセットされました。
世界中のファンの関心は、最初に 300点超えを果たす選手がだれかに向かっています。
GPシリーズ第1戦「スケートアメリカ」、第2戦「スケートカナダ」に出場した選手からは出ていません。

羽生結弦は平昌五輪以来の実戦となった9月の「オータムクラシック」で優勝しています。
が、SPではスピンに取りこぼしが出て、FSではジャンプにミスが相次ぎ、合計263.65点に留まりました。
仮に完璧な演技を行えたとして、新しい採点ルールでどのような得点が出るのでしょうか。
本人はもちろん皆が楽しみにしています。

フィンランド大会にはロシアのミハイル・コリヤダ、中国の金博洋(ボーヤン・ジン)、韓国のチャ・ジュンファンが出場しますが、おそらく羽生結弦の敵になりません。
ヘルシンキ空港に到着し、「やれることはやってきた」と自信をのぞかせました。
この大会でGPシリーズ通算9勝目を飾るはずです・・・。



私自身は前人未到の「五輪3連覇」を期待しています。
また、十分に可能だと思っています。
羽生結弦はベテランに域に達しつつあり、疲労の蓄積もあれば、治りきらない負傷もあるはずです。
1〜2年は北京五輪への試運転と考えて、けがだけは避けてほしい。

実は、GP初戦が得意でありません。
2010年NHK杯のGPデビューから昨年まで8年連続で優勝を逃しています。
今シーズンはいいスタートを見られるでしょうか。

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◆書き加え(11月2日)

この大会には羽生結弦とロシアのアリーナ・ザギトワが参加します。
主要大会で直近の五輪の男女金メダリストが揃い踏みするのは26年ぶりとか。

羽生結弦が勝利したオータムクラシックの得点は世界5位です。
スケートアメリカでネイサン・チェンが記録した280.57点が世界1位であり、これを目標にしているかもしれません。

◆書き加え(11月3日)

SPでの滑りはジャンプにいくらか乱れが出て完璧でありませんでした。
106.69点は宇野昌磨が9月に「ロンバルディア杯」で記録した104.15点を抜き、世界1位です。

私は羽生結弦の演技に「凄い」という称賛以外の言葉が見つかりません。
表現世界の深さは追随を許しません。
長い四肢を含む全身の動き、使い方が素晴らしいです。
これを超えるフィギュアスケーターはなかなか現れないのでないでしょうか。
現役でありながら、すでに伝説となりました。

私は昨シーズンのけがの影響をほとんど感じませんでした。
一日でも長く世界の頂点に君臨してほしいと思います。

◇◆◇

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⇒2018年2月12日「羽生結弦、平昌五輪個人戦のジャンプ構成は固まらず」はこちら。

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メドベージェワも羽生結弦も世界フィギュア欠場

メドベージェワの3連覇は見られず

世界フィギュアスケート選手権が3月21日からイタリアで開催されます。
ところが、女子シングルで3連覇のかかるロシアのエフゲニア・メドベージェワが欠場します。
米国のペギー・フレミングが1966年〜1968年に成し遂げていました。
半世紀ぶりの快挙を待ち望んでいたファンは落胆していることでしょう。

昨年11月に右中足骨骨折が判明し、その後のグランプリ(GP)ファイナルとロシア選手権を欠場しました。
欧州フィギュアスケート選手権で復帰して平昌五輪に出場しましたが、どちらも同門のアリーナ・ザギトワに敗れて銀メダルに留まっています。
エフゲニア・メドベージェワはオリンピックで痛みと闘いながら滑ったようです。

羽生結弦は来シーズンに完全休養を

また、男子シングルで2連覇のかかる平昌五輪金メダルの羽生結弦も欠場します。
オリンピックで奇跡に近い演技を見せ、66年ぶりの2連覇を果たしています。
こちらも痛み止めを服用して滑ったようです。

北京五輪で3連覇を成し遂げる可能性があります。
右足関節外側靱帯損傷は重傷だったはずです。
完全に治せるものかどうか私には判断できませんが、治療を優先するのは当然といえます。
私自身は羽生結弦に来シーズンは完全休養を取ってほしい。

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結局、平昌五輪へは強行出場だった

エフゲニア・メドベージェワと羽生結弦は結局、平昌五輪に強行出場したのです。
二人とも本来ならリハビリ期間中でした。
男子シングルも女子シングルもディフェンディングチャンピオンを欠きます。
ちょっぴり寂しい。

世界フィギュアはネイサン・チェン

平昌五輪金メダルのロシアのアリーナ・ザギトワと銀メダルの宇野昌磨は出場します。
世界フィギュアスケート選手権ではアリーナ・ザギトワの金メダルは動きません。
私は宇野昌磨に金メダルを獲ってほしいと思っていますが、米国の4回転ジャンパーのネイサン・チェンが勝ちそうです。

ネイサン・チェンはオリンピックで雰囲気に飲まれ、ショートプログラム(SP)が散々の出来でした。
しかし、表彰台の可能性が消えたフリースケーティング(FS)は素晴らしい滑りでした。
このブログで幾度か記していますが、メンタル面がとても弱い。

世界フィギュアスケート選手権はオリンピックほどの緊張や重圧を感じることはないでしょう。
プログラムの基礎点が高いので、ノーミスで滑るならば金メダルを獲ります。
宇野昌磨が勝利を収めるには 320点台が必要です。

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羽生結弦とオーサーコーチ、五輪3連覇への戦略

体を折り、氷と右足に感謝を伝える

きのうのブログ「羽生結弦、狙い澄ました平昌五輪金メダル」の続きです。

羽生結弦はFSを滑り終えると右手を突き上げ、感無量の表情を見せました。
何度か「勝った」と吠えたようです。
そして体を折り、氷へ感謝を伝えるとともに最後まで持ちこたえてくれた右足に感謝を伝えました。

「317.85点」が表示されると、会場は熱狂的な歓声に包まれました。
2選手を残して首位に立ち、メダル獲得を確定させました。

最終演技者の宇野昌磨が2位に入って金メダルが確定すると、待機していたグリーンルームで涙ぐむ羽生結弦の姿がスクリーンに映し出されました。

勝たないと意味がないと思っていた

羽生結弦は19歳で出場したソチ五輪で金メダルを獲得してから4年の歳月が経ました。
この間、幾多の苦難に見舞われています。
そして、オリンピックシーズンの大けがを乗り越えて出場し、見事な復活劇を成し遂げました。
今大会は団体戦を避け、個人戦にかけていました。

演技にミスが相次いだこともあり、ソチ五輪で「悔しい」と口にしています。
羽生結弦はそれを胸に刻み、あえてアスリートとして険しい道を選んできました。
次世代をしのぐ、飽くなき挑戦です。

しかし、「この試合はとくに勝たないと意味がないと思っていた」と明かしています。
ジャンプ構成の難度を下げても「勝ち」にこだわりました。
自分の強みを生かし、慎重に、慎重に結果を取りにいきました。
とても沈着冷静でした。

羽生結弦が表彰台の頂点に飛び乗る

SP3位の宇野昌磨が銀メダル、SP2位のスペインのハビエル・フェルナンデスが銅メダルとなりました。
全力を尽くして戦った3選手は抱き合い、互いの健闘を称えました。
私は敬意と友情が溢れるシーンに胸が熱くなりました。

ハビエル・フェルナンデスはフィギュアスケートの不毛の地とされてきたスペインに初のオリンピックメダルをもたらしています。
立派です。

「オリンピックチャンピオン」とコールされた羽生結弦は表彰台にぴょんと飛び乗り、最高の笑顔を見せました。
今大会初の「君が代」は金メダルに触れながら歌いました。
「真ん中に揚げた国旗は2回目だけれど、感慨深いものがあった」「頑張ってきてよかった」「生きていてよかった」と率直に語りました。

私は表彰台の頂点が似合う選手だと改めて感じました。
彼こそふさわしい。

北京五輪へ身体をいたわってほしい

私はこのブログで以前に述べたとおり、羽生結弦は五輪3連覇が狙える選手と考えていました。
確かに、平昌五輪では奇跡を目の当たりにしたような感動を覚えました。
スーパースターの勝利はうれしいの一言!
日本に生まれ育った私が使うと変ですが、「日本びいき」です。

しかし、「絶対王者」としてどっしりと構え、中国の金博洋や米国のネイサン・チェンが仕かけた高難度ジャンプ競争に巻き込まれてほしくありませんでした。
向こうは一か八かであり、けがのリスクが高すぎます。
これについても幾度か述べています。

逆境に強い羽生結弦は平昌五輪の個人戦にかろうじて間に合わせましたが、私は本調子の滑りとは感じられませんでした。
この選手のいまの実力で歴代世界最高得点である自己ベストを更新できないのはおかしい。
(今大会はFSで4回転ジャンプを2種4本に抑えていますが・・・。)

それだけでなく、けがが治ったとしても「選手寿命」は確実に短くなります。
日本はもとより世界に熱烈なファンが大勢いるわけですから、もっと身体をいたわってほしい。

トータルパッケージで北京を制する

フィギュアスケートは男女を問わず、選手にけがや病気が多発しました。
それもこれも、得点比重の高い高難度ジャンプ競争が過熱したからです。
練習による足腰や内臓への負荷が大きく、それ以前に食事制限(減量)による精神への負担が重くなります。

おそらく「採点法」が見直され、基礎点が下がるはずです。

羽生結弦は決してジャンプを苦手とするわけでありません。
むしろ、そのGOEも高い。
しかし、基本戦略として「トータルパッケージ」で勝利を収めるアスリートです。
それをだれよりも分かっているのは、ブライアン・オーサーコーチです。

2022年北京五輪3連覇へ向け、羽生結弦に追い風が吹くことは間違いありません。

今大会で伝説となったのは、常識では到底考えられない「復活」に関してでした。
真にそう呼ぶべきは、前人未到のオリンピック3連覇を成し遂げたときです。

私は、羽生結弦はそれを可能にする資質と資格を備えていると考えます。

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◇◆◇

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羽生結弦、狙い澄ました平昌五輪金メダル

宇野昌磨とワンツーフィニッシュ!

平昌五輪フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
江陵アイスアリーナで16日のショートプログラム(SP)に続き、17日のフリースケーティング(FS)が行われました。

私は土日も夜間も仕事に追われ、大好きなフィギュアスケートはもとより日本勢のメダル獲得が予想された競技種目もまったく見られませんでした。
羽生結弦と宇野昌磨の活躍は知っていましたが、その演技を楽しむことができたのは月曜日になってからでした。
結果が出てからのダイジェストや動画よりも臨場感を味わえる生放送のほうが断然エキサイティングなのは言うまでもありません。

さて、SP1位の羽生結弦はFSで206.17点を記録し、合計317.85点でソチ五輪に続く金メダルを獲得しました。
男子シングルでのオリンピック連覇は1948年サンモリッツ五輪と1952年オスロ五輪を制した米国のディック・バトン以来、66年振りの快挙となりました。

羽生結弦は今大会で日本勢の金メダル第1号となりました。
宇野昌磨が銀メダルを獲得したため、日本フィギュアスケート史上初のワンツーフィニッシュとなりました。
実は、ダブル表彰台も初でした。

4回転は2種4本でも十分に勝てる

けがから復帰した羽生結弦は練習で2パターンの4回転ジャンプの構成を試していました。
サルコウとトウループの2種4本、ループとサルコウ、トウループの3種4本でした。

羽生結弦はだれも届かない高みに達したいと願い、勝利の確実性を重んじるブライアン・オーサーコーチと幾度もぶつかってきました。
しかし、最終目標が五輪連覇ということは共通でした。

羽生結弦は金メダルの有力候補のSPでの得点や順位を踏まえ、とくに宇野昌磨やスペインのハビエル・フェルナンデスのジャンプの基礎点も確かめたうえで、ブライアン・オーサーコーチの「精度と加点の高いジャンプなら、2種4本でも十分に戦える」という助言に従いました。
クリーンなトリプルアクセル(3回転半)でも、ジャンプ以外のエレメントでも得点を伸ばせます。

良質な4回転を3本降りて決まり!

羽生結弦は場内が割れんばかりの歓声に迎えられてリンクに立ち、映画「陰陽師」の「SEIMEI」を滑りました。
冒頭の4回転サルコウをきれいに決めて波に乗っています。
高さも幅もあり、着氷も至って自然で美しい。
突出したクオリティ(質)を感じさせ、GOE(出来栄え点)は満点でした。
続く4回転トウループは余裕があり、3回転フリップも上出来です。

後半の4回転サルコウ−3回転トウループをきれいに降りています。
4本の4回転ジャンプの3本を決めたこの時点で勝負はありました。

4回転トウループ−1回転ループ−3回転サルコウの3連続ジャンプは最初でステップアウトして単独になりました。
続くトリプルアクセル−2回転トウループの連続ジャンプはトリプルアクセル−1回転ループ−3回転サルコウの3連続ジャンプに変えました。

3回転ループは降りました。
最後の3回転ルッツは執念でかろうじてこらえました。
終盤ではバテており、右足首も限界だったのでしょう。

羽生結弦は総合力で危なげなく勝つ

男子シングルでは4回転ジャンプを何種も何本も跳ぶのが当たり前になりました。
それでも羽生結弦は「総合力」で危なげなく勝ってみせました。
技術点では4回転ジャンパーがノーミスで滑ると及ばないものの、9点台後半の演技構成点を合わせるとあまり引けを取りません。

ましてSPもFSも完璧に跳ぶということは緊張が極限まで高まるオリンピックでは多くないはずです。

私は羽生結弦の最大の不安は、時間が長く、高難度ジャンプの本数が多いFSを滑りきれるかどうかだと考えていました。
試合勘はセンスで戻せるとしても、スタミナは短期間で戻せません。

羽生結弦はとても賢い。
朝の公式練習を早く切りあげ、エネルギーを温存しました。
不安に負けると、練習時間を増やしたくなります。
選手生命にかかわる大けがを経て復帰し、冷静さも備えたようです。

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羽生結弦は狙い澄まして平昌五輪で勝利を収めました。
本人の意思と能力、努力がずば抜けていたのは当然として、金メダル請負業のブライアン・オーサーコーチ(チーム)の存在が大きかった。

続きは、あすのブログ「羽生結弦とオーサーコーチ、五輪3連覇への戦略」にて。

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⇒2018年2月3日「羽生結弦は平昌五輪団体戦回避、金メダル絶望的?」はこちら。

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羽生結弦、平昌五輪で人間業と思えない復活劇

フィギュア男子シングルFSへ

平昌五輪フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
きのう、江陵アイスアリーナでショートプログラム(SP)が行われました。

私は羽生結弦と宇野昌磨の演技の出来が気になって仕方がありませんでした。
しかし、研修やセミナーなど7日間の出張中であり、仕事が終わったのが午後11時近くでした。
動画を視聴できたのは、日付が変わった深夜です。

練習で見せた滑りを本番で再現

昨年10月のGPシリーズ「ロシア杯」以来4か月振りに実戦に復帰した羽生結弦でしたが、その場がオリンピックの個人戦になりました。
結論から言えば、練習で見せた滑りをそのまま本番で再現しました。
運も味方し、本人が大好きという1番滑走(最終組25番滑走)です。

ショパンの「バラード第1番」の美しい調べに合わせ、しっとりと舞いはじめました。

冒頭で予定していた4回転ループは4回転サルコウに難度を落として決めました。
ジャンプの基礎点が 1.1倍になる後半に得意のトリプルアクセル(3回転半)を余裕で決めました。
4回転トウループ−3回転トウループのコンビネーションジャンプは2本目で両手を挙げています。

魂がこもる演技にファンが熱狂

羽生結弦が登場したときはもちろん、ジャンプを決めるたびに歓声や拍手が沸き、やがて曲がかき消されました。
演技後に客席から「くまのプーさん」がこれでもかと投げ込まれました。
熱狂的な応援を受けました。

不安視された4回転ジャンプを含め、質の高い演技を見せています。
魂がこもっていましたし、ファンへの感謝の気持ちが伝わってきました。
そして、自らが持つ世界最高得点の112.72点に迫る111.68点をマークしています。

66年振りの連覇を視野に収める

氷上練習を再開して1か月ちょっと。
わずかな期間でどうしてここまで戻せるのか、「奇跡」を目の当たりにした思いです。
世界中のメディアが絶賛していますが、滑りはベストコンディションからは差があると感じました。
彼本来の力はもっと上です。

とはいえ、私には「人間業(にんげんわざ)」と思えない復活劇でした。
羽生結弦は男子シングルで66年振りの五輪連覇を視野に収めました。

僅差で続く百点台の選手が3人

私が驚いたのは、羽生結弦に僅差で続く百点台の選手が3人も出たことです。
宇野昌磨のほかにはいないと考えていました。

2位はスペインのハビエル・フェルナンデスで107.58点。
3位は宇野昌磨で104.17点。
4位は中国の金博洋で103.32点。
とくに金博洋は団体戦に続いて自己ベストを更新しています。
高難度ジャンプを得意にしており、完璧に決まると得点が伸びます。

いよいよ運命のフリースケーティング(FS)が始まります。

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⇒2018年2月3日「羽生結弦は平昌五輪団体戦回避、金メダル絶望的?」はこちら。

⇒2018年1月31日「羽生結弦、平昌SP・FSジャンプ構成はいかに?」はこちら。

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羽生結弦、うそみたいな絶好調で平昌五輪金メダルへ

調子に手応え、練習を早めに切り上げる

平昌五輪フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
昨年11月のGPシリーズ「NHK杯」前日の大けがからの復帰戦がいきなりオリンピック個人戦となります。
16日に江陵アイスアリーナでショートプログラム(SP)が行われます。

日本だけでなく、世界のメディアとファンが群がり、大フィーバーが巻き起こっています。

その羽生結弦が練習を行い、うそみたいな絶好調を見せつけました。
「クオリティ」のきわめて高い滑りです。
私は金メダル請負業のブライアン・オーサーコーチが発信情報を巧みにコントロールしながら心理戦を仕掛けていたと思いました。

足への負担を減らすためか、エネルギーの温存を考えたせいか、それとも調子に手応えを得られたからか、割り当て時間を8分も残してリンクを引きあげました。

五輪連覇へ向けてギアが一気に上がった

羽生結弦は4回転トウループ、4回転サルコウを決め、さらに右足で踏み切るために難度が高くなる4回転ループを決めています。
しかも、空中姿勢が凛とし、着氷が自然で美しい。
つい最近まで氷上練習もできなかった選手とは到底思えません。

それ以前に、スケーティングのスピードも増しました。
ギアが一気に上がった印象です。

バンクーバー五輪銅メダリストで元世界王者の高橋大輔は羽生結弦がはやる気持ちを抑え、練習をぎりぎりまで我慢したことをほめています。

この選手は逆境に強い!

ライバルに猛烈なプレッシャーをかける

そして、羽生結弦の調子のよさに腰を抜かしたのがライバルでした。
なかでも金メダル有力候補の宇野昌磨と米国のネイサン・チェンはちょっとでもミスを犯したら勝てないと、猛烈なプレッシャーを感じました。

羽生結弦はジャンプ構成の基礎点を落としたとしても、GOE(出来栄え点)と演技構成点でしっかりと稼ぐことができます。
完璧に滑れば、おそらくだれもかなわない高みに達します。

SPの順位と点数でFSに4回転ループ

羽生結弦はここまで跳べると、17日のフリースケーティング(FS)のプログラムに4回転ループを入れられるでしょう。
はたしてサルコウとトウループの2種4本に留めるか、ループを加えた3種4本で戦うか。

後者だと基礎点が上がるだけでなく、得意のトリプルアクセル(3回転半)を2本跳ぶことができます。
SPでの順位、ライバルとの得点差を踏まえ、どちらかを選ぶはずです。

本番でどれくらい集中力を高められるか

昨年10月のGPシリーズ「ロシア杯」以来4か月振りの実戦となりますので「試合勘」は鈍っています。
それを補うのが豊富な経験ですが、もっと重要なのは本番でどれくらい「集中力」を高められるかでしょう。
羽生結弦が自然体を保ちながら集中力を発揮できるなら、ノーミスで演技をまとめられる可能性があります。

不安材料として挙げるとすれば、演技時間の長いFSでスタミナが持つかどうかです。

リラックスし、表情にも自信がみなぎる

私自身は、羽生結弦は平昌五輪までに万全のコンディションを整えられず、金メダルを期待するのは気の毒と考えてきました。
しかし、現地での練習映像を見て、66年振りの五輪連覇もありうると考え直しました。

本番直前と思えないほどリラックスしており、表情にも自信がみなぎっています。
試合で滑るのが待ち遠しくて仕方がないといった様子です。
本人が大好きな1番滑走(最終組)を抽選で引き当てたことにも運の強さが感じられます。

日本勢の平昌金メダル第1号となれるか

ここまで日本勢は平昌五輪で金メダルがゼロです。
羽生結弦はソチ五輪で金メダルを獲得した唯一の選手です。
今大会は日本勢が好調であり、複数の金メダリストが生まれるでしょう。
羽生結弦はその第1号になるかもしれません。

本気のスイッチが完全に入りました。
私はいまだに半信半疑ですが、羽生結弦が奇跡的な復活劇を見せてくれるかもしれません。
「絶対王者」の称号を取り戻しそうな期待を抱かせます・・・。

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◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年2月12日「羽生結弦、平昌五輪個人戦のジャンプ構成は固まらず」はこちら。

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⇒2018年1月17日「高橋大輔と小塚崇彦が羽生結弦にエール」はこちら。

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羽生結弦、平昌五輪個人戦のジャンプ構成は固まらず

しっかりとした足取りで取材エリアへ

平昌五輪フィギュアスケート男子シングルに出場する羽生結弦が2月11日夕方に韓国・仁川国際空港に到着しました。
姿を現すと、大勢のファンが殺到しています。
この選手の人気の凄さには感心させられます。

羽生結弦は8人のガードマンに守られ、しっかりとした足取りで囲み取材のエリアに入っています。
そして、私が想像していたより精悍な表情でインタビューに応じました。

状態は何%かとの質問には答に詰まる

「もどかしい気持ちを抱きながら、治療と陸上のリハビリに努めてきた」「試合の場に来られたことを嬉しく思う」。

男子シングルでは66年振りとなる五輪連覇への自信を問われ、「自分に嘘をつかないのであれば、2連覇をしたい」「少なからず、自身はある」。

状態は何パーセントかというストレートな質問には言葉に詰まりました。
「どの選手よりも勝ちたい気持ちが強くある」と何とかかわしています。

ピークに持っていける伸び代がある?

また、「ピークに持っていける伸び代がたくさんある選手の一人だと思っている」と言葉を添えました。
これは微妙な言い回しです。
伸び代があるとは、本調子にほど遠いという意味でしょう。
このブログに書きましたが、私は「回復途上」という印象を受けました。

ブライアン・オーサーコーチは開幕前に、羽生結弦がトウループ、サルコウ、ループの3種類の4回転ジャンプを跳び、曲をかけた練習、スタミナを戻す練習も行っていると語っていました。
それでも時間(日数)がまったく足りません。

本番のジャンプ構成は固まっていない

ファンや関係者がもっとも知りたい本番でのジャンプ構成については「現地で調整して決める。選択肢はいろいろある。周りの状況を見て作戦を立てながら」。
氷上練習を始めたのは1月上旬でしたから無理もありませんが、この時点で固まっていないのはあまりに厳しい。
オーサーコーチと話し合うのでしょうか。

羽生結弦は2017年10月のGPシリーズ「ロシア杯」以来となる「ぶっつけ」で本番に挑みます。
個人戦男子シングルSPは16日、FSは17日に行われます。

私は宇野昌磨と二人で金メダルを争い、日本勢でワンツーフィニッシュを飾ってほしいと思います。

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羽生結弦はいいのか悪いのか、ブライアン・オーサーの心理戦

平昌五輪前のコメントはどこまでがほんとうか

平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
負傷後は練習拠点のカナダ・トロントに戻り、リハビリとトレーニングに励んできました。

ブライアン・オーサーコーチは江陵の本番会場で羽生結弦に関する取材に応じ、個人戦への出場を断言しました。
合わせて、調整日数の不足から団体戦の回避も明言しています。
けがの原因となった4回転ルッツについては「準備ができていない」としてプログラムに組み込まないと語りました。

これまでファンはもとより、世界が注目していた羽生結弦のオリンピック出場がようやく確定しました。

ブライアン・オーサーは自信たっぷりに語る?

羽生結弦は1月上旬に氷上練習を再開したばかりですが、日ごとに力強さが増しています。
4回転ジャンプを跳び、曲を通して滑っています。
スピードとキレが戻り、いまは体力と持久力を戻すトレーニングを積んでいます。
(私はあまりにも順調すぎると感じました。)

ブライアン・オーサーコーチは個人戦までに万全の状態になると自信たっぷりに語り、太鼓判を押しました。
が、この太鼓判は金メダル獲得という意味なのでしょうか。
(メダル候補に名前の挙がる他の選手も指導していますから、使いにくいというのは分かりますが・・・。)

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コンディションの実際のところは推察が難しい

羽生結弦は故障後に公の場に姿を見せていません。
本人が発したコメントは目標への決意や本番への努力に関するものが中心で、肝心の状態や練習に関する情報が含まれていません。

実は、ブライアン・オーサーコーチが記者団に語った内容にもそれほど具体性がないことに気づきます。
コメントから受ける印象より、実際のところはいいのか悪いのか推察できません。

何せSPとFSの最終的なプログラム(ジャンプ構成)がまだ固まっていません。

勝負は高難度ジャンプの構成だけで決まらない

勝負のかぎとなる4回転ジャンプについては、高難度のルッツを封印し、ループ、サルコウ、トウループを組み込むというのは間違いないでしょう。

羽生結弦は2シーズン前のGPファイナルでサルコウ、トウループの2種3本でFS世界最高得点を出しました。
そして、昨シーズンの世界選手権でこれにループを加えた3種4本で世界最高得点を更新しました。
演技構成点とジャンプのGOE(出来栄え点)で勝負できることを証明しました。

ブライアン・オーサーコーチはオリンピックシーズンの当初から「ジャンプは一つの要素にすぎない。羽生結弦は他のすべての要素で勝っている」と語っていました。
勝負は高難度ジャンプの構成だけで決まらないと本人にもファンにも強調したのです。

このコーチはもともとトータルパッケージでの戦いを重んじてきました。

オーサーは「見くびっては困る」と言い放った

ブライアン・オーサーコーチは五輪が迫る時点での負傷という危機でも平静さを保ち、復帰の努力を続ける羽生結弦から感銘を受けたそうです。

金メダル争いは羽生結弦と宇野昌磨、米国のネイサン・チェンに絞られたように思います。
史上初めて5種類の4回転ジャンプを決めたネイサン・チェンは、オリンピックシーズン無敗で本番に臨みます。
そこに、スペインのハビエル・フェルナンデス、中国の金博洋(ボーヤン・ジン)が絡んでくる展開でしょうか。

とはいえ、羽生結弦がジャンプのノーミスを含めて完成度の高い演技を行えるならば、だれも勝てないでしょう。
そうなると、焦点はどれくらいコンディションを整えられるかですが、羽生結弦は逆境に強く、短期間で立て直せる術を心得ています。

ブライアン・オーサーコーチは「彼を見くびっては困る」と言い放ちました。
米国のディック・バトンが1948年サンモリッツ五輪、1952年オスロ五輪で成し遂げた連覇の偉業に挑みます。
66年振りの快挙となるのでしょうか。

金メダル請負コーチの名声と地位を保持したい

ブライアン・オーサーはオリンピックの「金メダル請負コーチ」の名声と地位を確立しました。
それを保持するために技術面の指導を行うだけでなく、選手が有利に本番で戦えるように渾身の知恵を絞ります。

韓国のキム・ヨナ(金妍児)を2010年バンクーバー五輪で金メダルへ導いた際にはしきりに不安を口にしました。
そのキム・ヨナはショートプログラム(FS)でもフリースケーティング(FS)でも歴代最高得点を記録し、最大のライバルとされた浅田真央を圧倒しました。
ブライアン・オーサーコーチは選手のプレッシャーをいかに減らすかに心を砕きます。
私はキム・ヨナが過度の期待の重圧から守られていたと感じました。
伸び伸びと楽しそうに滑っていたキム・ヨナの姿が目に浮かんできます。

ブライアン・オーサーコーチは羽生結弦の団体戦の出場を意図的に取り止めたと考えられなくもありません。
鉄のカーテンを下ろし、緘口令を敷いたうえで、どうにも解釈できそうな情報を出しています。

選手の性格や状況、環境に応じた情報のコントロールに長けており、コメントの信憑性がつかみにくい。

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愛弟子の一大事に心理戦でライバルを揺さ振る

ブライアン・オーサーコーチはメンタルの要素がフィギュアスケートの勝敗を著しく左右することを知り尽くしています。
とくに4年に一度の大舞台でライバルの調子や出来が気になるとミスを犯します。
(それ以前に、ジャンプ構成の基礎点が見えないのは心に引っかかるし、いやでしょう。)

ブライアン・オーサーコーチは本音ではスペインのハビエル・フェルナンデスは金メダルまでは獲れないと考えています。
むろん、自分が指導する選手ですので表彰台に立たせたいとは思っています。

そこで、本人と同じくらい羽生結弦の金メダルを望んでいます。
しかし、コンディションが上がっているとしても、試合勘がかなり鈍っています。
歴代最高得点の保持者にとってもぎりぎりの戦いになると踏んでいます。

私はブライアン・オーサーコーチが愛弟子の一大事に心理戦でライバルを揺さ振ろうとしているように思います。
攪乱のターゲットは宇野昌磨とネイサン・チェンです。

私は平昌五輪で日本人のコーチが選手に金メダルを獲らせられるかどうかにも興味があります。

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羽生結弦は平昌五輪団体戦回避、金メダル絶望的?

かろうじて本番に間に合わせられそう

平昌五輪フィギュアスケートの男子シングル。
右足首のけがからの復活を目指していた五輪王者・羽生結弦に関する情報がようやく出てきました。
結論として、オリンピックに出場します。

私はこの知らせにほっとするとともに、いまだにリハビリ中という印象を受けました。
めどが立ったというより、かろうじて本番に間に合わせられそうという状況でしょう。
要は、完全に治癒していないのです。

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ジャンプ練習を始めたのはつい最近?

昨年11月のGPシリーズ「NHK杯」の前日練習で4回転ルッツを跳んで転倒し、「右足関節外側靱帯損傷」の診断を受けました。
当初は3〜4週間で元どおりのパフォーマンスを発揮できる見込みでしたが、回復が遅れに遅れました。
年末の全日本選手権を欠場しましたが、抜群の実績から救済措置が適用され、平昌五輪代表に選ばれました。
世界王者にも返り咲いていますから、何の異論も出ません。

羽生結弦は練習拠点のカナダ・トロントに戻り、懸命の治療とリハビリに努めました。
ところが、実際に氷上練習を再開できたのは年が明けてからでした。
おそらくスケーティングのトレーニングが可能になったという状態です。
得点源となる4回転ジャンプの練習を始めたのはつい最近でないでしょうか。

団体戦は出ないのでなく、出られない

羽生結弦は団体戦を回避し、個人戦で復帰します。
個人戦への集中、損傷箇所への負担の考慮などが理由に挙げられていますが、開幕日2月9日に始まる団体戦に出場できないと考えるのが普通です。
そこまでにコンディションを整えられないのです。
それくらいけがが重傷だったわけで、ようやく回復途上に差しかかった段階だと思います。

昨年10月のGPシリーズ「ロシア杯」以来4か月ぶりの実戦になります。
大舞台で必須となる「試合勘」がほぼ失われていますので、滑られる状態ならば絶対に出場します。

羽生結弦は初出場だったソチ五輪で団体戦のSPで首位に立ち、その勢いに乗って個人戦の優勝を収めています。
最大のライバルと目されたカナダのパトリック・チャンやロシアのエフゲニー・プルシェンコを上回り、自信を持つことができました。

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かすかな救いは逆境にとても強いこと

私はこのブログで「ぶっつけ団体」という記事を書きましたが、それも叶わずに「ぶっつけ本番」になってしまいました。
しかしながら、かすかな救いがないわけでありません。
羽生結弦はプレ五輪大会として本番会場の江陵アイスアリーナで行われた昨年の四大陸選手権で滑りました。
このアイスリンクを経験しているのです。

さらに、私は逆境にとても強い選手という印象を持っています。
むろん、万全のコンディションならば平常心で滑るだけでライバルを寄せつけない実力を備えています。

壮絶な逆境を乗り越え、メダルを獲る

羽生結弦は米国のディック・バトン以来66年ぶりの2連覇が期待されていました。
しかし、プログラムを通して滑り切れるスタミナがついているかも疑問です。

男子シングルは、2月16日にショートプログラム(SP)、17日にフリースケーティング(FS)が行われます。
羽生結弦は2月中旬に現地入りの予定ですから、試合の直前になります。
時差への対応にはあまりに日数が足りません。
(時差のない日本で滑るのでしょうか?)

羽生結弦を巡る状況は絶望的といえます。
「強行出場」に近いと思います。
それでも世界中のファンに期待を抱かせるのがスーパースターです。

私は順序はともかくとして、羽生結弦と宇野昌磨のワンツーフィニッシュの希望を捨てていません。
壮絶な逆境を乗り越え、金メダルか銀メダルを獲得してほしい。

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◆書き加え(2月6日)

4回転ルッツ以外のジャンプはすべてOK

ブライアン・オーサーコーチは5日、羽生結弦が故障の原因となった4回転ルッツを回避することを明らかにしています。
逆に言えば、そのほかのジャンプは跳べます。
金メダルを狙えると太鼓判を押しました。
もしそうなら尋常でない回復力です。

◆書き加え(2月6日)

羽生結弦は万全の状態で個人戦に出場可能

ブライアン・オーサーコーチが平昌五輪の本番会場となる江陵アイスアリーナで報道陣の取材に応じ、「羽生結弦は 100%回復する」と楽観的な見通しを述べました。
私には奇跡としか思えませんが、個人戦に万全の状態で出場できるとのこと。

練習ではループ、サルコウ、トウループの3種類の4回転ジャンプに絞って跳んでいます。
現在は曲をかけて演技を通す練習を行うとともに、スタミナを取り戻すための練習も積んでいます。
日に日に状態が上向いているということです。

羽生結弦はGPシリーズ「ロシア杯」以来の4か月振りの実戦となりますが、本人もオーサーコーチもどちらも自信があると語っています。
私はさすがに金メダルを獲るのは難しいと考えていましたが、66年振りの五輪連覇もありうる状況です。

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羽生結弦、平昌SP・FSジャンプ構成はいかに?

羽生結弦の状態はいまだ最高機密

平昌五輪の開幕が迫ります。
フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。

昨年のGPシリーズ第4戦「NHK杯」の前日練習で4回転ルッツの着氷に失敗して右足首の靱帯を損傷し、その後の全日本選手権を欠場しました。
過去の実績から救済措置が適用されて平昌五輪代表に選ばれました。

練習の強度は上がっているのか?

当初見込んだ回復時期が大幅に遅れ、氷上練習を再開できたのは年が明けてしばらく経ってからでした。
ブライアン・オーサーコーチが先日の欧州選手権で羽生結弦の状態について尋ねられ、「最高機密」と語っています。
順調ならば、最低限のコメントを発したはずです。

ブライアン・オーサーが「箝口令(かんこうれい)」を敷いたようです。
わずかでも強敵を攪乱するためでしょう。

というわけで、羽生結弦の近況に関する情報がまったく入ってきません。
(少なくも私は目にしていません。)

練習の強度は上がっているのでしょうか。
4回転ジャンプとそのコンビネーションジャンプは跳んでいるのでしょうか。
それ以前に、試合を通して滑れるだけの体力は戻っているのでしょうか。

本番でのジャンプ構成を固めた?

回復具合を踏まえ、オリンピック本番でのショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)のジャンプ構成を固めたはずです。
そうでないと間に合わせられません。
はたして4回転ジャンプは何種類、何本(何回)跳ぶのでしょうか。

難度を落とせば基礎点も下がる!

ソチ五輪以降は絶対王者として君臨し、スケーティングでも表現でも定評があります。
しかし、さすがに4回転ジャンプをプログラムに組み込まずに勝利を収めることはできません。

伸び盛りで今シーズン無敗の米国のネイサン・チェンは最高難度のプログラムで臨むはずです。
羽生結弦がジャンプの難度を落とせば基礎点もおのずと下がります。
きわめて不利な戦いになるのは間違いありません。

羽生結弦はノーミスはもちろんのこと、突出した完成度を目指していることでしょう。

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回復・金メダル祈願の絵馬だらけ

羽生結弦には熱烈なファンがいますが、平昌五輪が迫るにつれて不安が募っています。
このブログでも取りあげていますが、ファンの聖地「弓弦羽(ゆづるは)神社」に大勢が訪れています。
けがの回復、そして金メダルの獲得を願う絵馬が奉納されています。
それぞれに心のこもった言葉がつづられています。
なかには外国語で書かれた絵馬もまじります。

弓弦羽神社以外のゆかりの神社でも同様です。

ドイツメディアが羽生結弦を紹介

ウィンタースポーツが盛んなドイツのメディアが平昌五輪を彩るスーパースターを特集しています。
日本勢で唯一紹介されたのが羽生結弦でした。
「メガスター」という言葉が使われています。

当然の結論ですが、ディック・バトン以来となる66年振りの連覇はけがの回復次第としました。
逆に言えば、万全のコンディションならば金メダルが獲れるという予想です。
(私だってそう思っています。)

このメディアでも羽生結弦に関する現状を把握できていません。

オーサーコーチは万事うまくいく

先のブライアン・オーサーコーチはその際に笑顔で「羽生結弦に関しては万事うまくいく」と語っています。
自信ありげのコメントにも思えます。

羽生結弦が出場するフィギュア男子シングルは2月16日にSP、17日にFSが行われます。
そのコンディションと演技構成に対する注目は日に日に高まります。
(団体戦に出場するのでしょうか。)

◆書き加え(2月11日)

韓国到着も、ジャンプ構成はまだ

羽生結弦が先ほど韓国・仁川国際空港に到着しました。
インタビュアーの「状態は何パーセントか」というストレートな質問にしばらく答えられず、言葉を濁しました。

私がもっとも知りたいと思っていたジャンプ構成については「現地で調整してから決める」「選択肢がいろいろある。周りの状況を見て作戦を立てながら」と語っています。

この時点でもまだ固まっていないわけで、きわめて厳しい状況です。

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高橋大輔と小塚崇彦が羽生結弦にエール

平昌五輪2018年2月9日開幕

平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)開幕の2月9日が迫っています。
ファンに限らず、国民をやきもきさせているのがフィギュアスケート男子シングルの羽生結弦です。
同競技は日本のお家芸です。

高橋大輔が平昌メダルを期待

2010年バンクーバー五輪で銅メダルを獲得した高橋大輔が日本勢にエールを送っています。
「一番多くのメダルを獲れる五輪になる」と語っています。

なかでもけがで実戦から遠ざかっているエースの羽生結弦の状態が気になるようです。
自身も2008年に大けがを負い、その古傷が2014年ソチ五輪前に再発して痛みと格闘した経験があります。
「不安で焦ると思うが、まだ時間はある」と励ましました。
アスリートとして追い込まなければならない時期にそれが許されないつらさを知っているからでしょう。

小塚崇彦が逆境の強さを期待

2010年バンクーバー五輪代表の小塚崇彦がやはり羽生結弦にエールを送りました。
「逆境に強い」と語っています。
自身はけがをしたときに焦って練習し、同じけがをした経験があります。
「もともと力があるので、ゆっくりと・・・」と励ましました。

また、2006年トリノ五輪の荒川静香、2014年ソチ五輪の羽生結弦に続く金メダリストの誕生を予想しました。

高橋大輔と小塚崇彦はどちらも「焦りは禁物」と言っています。
オリンピックの本番までの時間はきわめて限られています。
しかし、あまりにも自分を追い詰めると、いい結果が得られないのでしょう。

私は羽生結弦のけがと体力の回復、そしてコンディションがどうなっているのか心配です。

◆書き加え(1月11日)

羽生結弦は強気のコメント

羽生結弦が平昌五輪代表に決定後、初めてコメントしています。
本人はむろん欠席しましたが、テレビ朝日ビッグスポーツ賞の表彰式の会場で発表されました。

平昌五輪へ向けて強い気持ちを持って日々、過ごしているとのこと。
「自身を超えつづけたいと思います」と強気の言葉もあります。
いかにも彼らしい。

男子シングルのショートプログラム(SP)は2月16日に行われますが、羽生結弦はおそらく2月9日からの団体戦に出場します。

◆書き加え(1月16日)

五輪まで練習期間は1か月

いや〜驚きました。

日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長が羽生結弦の状態を明かしています。
氷に乗りはじめたのが12月下旬、練習をはじめたのが1週間前とか。
ただし、内容については伏せると語りました。
当初に示された復帰見通しが大幅に遅れています。

そうなると、平昌五輪の本番までに調整期間が1か月に満たないことになります。
また、羽生結弦がどの程度の練習を行っているのかは知らされませんでした。
おそらくジャンプはまったく跳べていないのでしょう。

もしもオリンピックで勝つとしたら正真正銘の化け物です。
私は「奇跡」と思いますが、彼は起こしてしまうのでしょうか。

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⇒2017年11月26日「羽生結弦と宇野昌磨は平昌五輪代表内定へ」はこちら。

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羽生結弦ファン、ぶっつけ団体へ願掛け

平昌五輪出場へ神頼み
大勢が参拝、絵馬奉納


フィギュアスケートの男子シングル。
羽生結弦はGPシリーズ第4戦「NHK杯」の前日練習で右足を負傷して以来、治療とリハビリに努めています。

年末の全日本選手権欠場にもかかわらず抜群の実績からオリンピック代表に選出されていますが、氷のうえで動けるようになったのはつい最近です。
本番で世界一の実力を発揮できないのでないかと危惧されています。

くまのプーさんでリンクが黄色に

羽生結弦はきわめて多くのファンがいることで知られています。
huu01滑り終わると同時に投げ込まれる「くまのプーさん」のぬいぐるみでアイスリンクが黄色に染まります。
(私などは大会の運営に支障が出るのでないかと心配になります。)

余談ながら、私の書斎に「クマ」も「プーさん」もいます。
かつてアメリカンショートヘア・ブラックタビーの♀(メス)「フウ」を飼っていました。
私は「フウ」「フウちゃん」「プーさん」「プーちゃん」などと呼んでいました。
01いまは♂(オス)の「クマ」を飼っています。
二人合わせて「クマのプーさん(写真上はプーさん、下はクマ)」です。

話を戻し、とりわけ熱心なファンが「平昌五輪出場」と「66年ぶり五輪連覇」の願掛け(がんかけ)を行うのが、羽生結弦にゆかりのある晴明神社や弓弦羽神社です。
日本はもとよりアジアや欧州からもやってくるというから人気のすごさが分かります。

⇒2018年1月1日「羽生結弦ファン、足の神社で回復祈願と足湯交流」はこちら。

京都・晴明神社は羽生結弦に降臨

京都市の晴明神社(せいめいじんじゃ)は、羽生結弦がフリースケーティング(FS)で平安時代の陰陽師(おんみょうじ)の安倍晴明(あべのせいめい)に基づいた「SEIMEI」を演じるに当たり、2015年7月に参拝しました。
あらかじめ許しを乞うというのはいかにも律儀な彼らしい。

晴明神社の宮司(ぐうじ)は羽生結弦が御祭神(ごさいじん)に関して深い知識を持っていることに驚きました。
その後、宮司は羽生結弦のFSを見て、身も心も安倍晴明になりきっており、神が降臨したかのような衝撃を覚えたようです。
はまったときの演技は文字どおり「神がかり」であり、ライバルの追随を許しません。
(技術と表現が高度に融合しているので羽生結弦がノーミスで滑ると、いまだに勝てる選手はいないでしょう。)

羽生結弦は参拝後に晴明神社の樹齢3百年前後の御神木(ごしんぼく)の楠(くすのき)に霊気を感じ、抱きついてパワーを受け取っています。

羽生結弦はオリンピックシーズンに勝負をかけ、2シーズンぶりに「SEIMEI」を使用します。
その決意を伝え、勝利を祈るために再び晴明神社を訪れました。

神戸・弓弦羽神社はファンの聖地

神戸市の弓弦羽神社(ゆづるはじんじゃ))はファンが名称にちなんで御守や絵馬を贈ったのをきっかけに、羽生結弦自身が2010年11月に参拝しました。
(トップクラスの選手は皆ファンを大切にしますが、彼は徹底しています。)
弓弦羽神社の宮司は奉納された絵馬の7割が羽生結弦に関するものだと明かしました。
いまやファンの聖地とされています。

羽生結弦陣営は平昌五輪から逆算して大丈夫と声明を出していますが、わずか1か月で調子を整えられるのでしょうか、それ以前に復帰できるのでしょうか。

日本スケート連盟も羽生結弦支援

オリンピックの金メダルを見込めるだけでなくテレビ視聴率を変えてしまうほどの選手ですから当然かもしれませんが、日本スケート連盟が羽生結弦の復帰を支援します。

いくらか前哨戦の意味合いを持つ「四大陸選手権」に間に合わせられません。
そうなると負傷から3か月ほど実戦から遠ざかります。
日本スケート連盟は「試合勘」を取り戻す機会として、本人が望むならば平昌五輪団体戦に出場させる方針です。
ショートプログラム(SP)とFSのどちらか、もしくはどちらにもと考えています。

平昌五輪開会式当日に団体戦SP

この団体戦は平昌五輪の開会式の2月9日に男子SP、12日に男子FSが行われます。
個人戦は16日に男子SP、翌17日に男子FSが行われます。

羽生結弦は初出場となったソチ五輪で団体SP1位となり、雰囲気に慣れました。
そして、その勢いに乗り、個人金メダルを獲得しています。

個人戦で最良のパフォーマンスを発揮できるよう、間隔(日数)を睨みながら本人が判断を下せばいい。
団体戦も個人戦も本番であり、ぶっつけ個人戦を避けて“ぶっつけ団体戦”に臨むことになります。

初出場の宇野昌磨とともにワンツーフィニッシュを飾るならば最高!

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年1月1日「羽生結弦ファン、足の神社で回復祈願と足湯交流」はこちら。

⇒2017年12月19日「羽生結弦の欠場に平昌五輪開催の韓国が悲鳴」はこちら。

⇒2017年12月12日「羽生結弦、けが回復進まず全日本選手権欠場へ」はこちら。

⇒2017年11月26日「羽生結弦と宇野昌磨は平昌五輪代表内定へ」はこちら。

⇒2017年11月17日「羽生結弦に全日本選手権欠場の救済措置」はこちら。

⇒2017年11月12日「羽生結弦は全治不明、平昌五輪に間に合うか」はこちら。

⇒2017年10月23日「羽生結弦は平昌五輪後にクワッドアクセル挑戦へ」はこちら。

⇒2017年10月22日「羽生結弦の本番はGPシリーズでなく平昌五輪」はこちら。

⇒2017年10月21日「羽生結弦GPシリーズロシア杯で4回転ルッツ投入」はこちら。

⇒2017年10月6日「羽生結弦が平昌五輪フィギュア団体戦出場へ」はこちら。

⇒2017年9月25日「羽生結弦、無謀なエンジン全開」はこちら。

⇒2017年9月24日「羽生結弦は五輪連覇を狙いすぎ、選曲がきつい」はこちら。

⇒2017年9月23日「出ましたどや顔、羽生結弦は飛ばしすぎ」はこちら。

⇒2017年9月23日「宇野昌磨と羽生結弦、海外での評価と人気」はこちら。

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羽生結弦ファン、足の神社で回復祈願と足湯交流

足の痛みやけがに御利益
平昌五輪に間に合いますように・・・

フィギュアスケート男子シンブルの羽生結弦は、GPシリーズ第4戦「NHK杯」の公式練習で転倒・負傷して欠場し、4連覇中のGPファイナルに出場できませんした。
私の悪い予感が的中し、五輪代表最終選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権も欠場しました。
ちなみに、診断結果は捻挫の軽傷でなく「靭帯損傷」の重傷でした。

五輪王者・世界王者ですので、五輪代表への救済措置が適用されました。
しかし、練習再開が当初の見込みより大幅に遅れて、平昌五輪に十分なコンディションで出場できるかどうかが危ぶまれています。
その前に行われる四大陸フィギュアスケート選手権に間に合わせられないために、オリンピックにぶっつけ本番で臨むことになります。

募るファンの不安や心配

羽生結弦にはきわめて大勢のファンがいます。
実力が優れているだけでなく、欠場した大会のテレビ視聴率が落ち込むほど人気が高いスーパースターです。

そのファンの不安や心配が募っています。
居ても立ってもいられないのでしょう、熱烈なファンがけがの回復を祈り、足の痛みやけがに効くとされる神社に参拝しています。
御利益(ごりやく)がありそうな神社が全国に点在します。

足腰の守護神・護王神社

代表的な神社が「足腰の守護神」とされる京都市の「護王(ごおう)神社」です。
実は、高橋大輔がけがをした2013年にも大勢のファンが訪れました。

羽生結弦ファンがこれまで訪れてきたのが神戸市の「弓弦羽(ゆづるは)神社」です。
本人が絵馬を奉納したこともあり、ファンの聖地になりました。

足の神様・服部天神宮

また、ファンは豊中市(大阪)の「服部天神宮」にも訪れています。
11月中旬から日を追うごとに人数が増えています。
境内の百度石を黙々と往復する姿も見られるそうです。

「足の神様」とされる由来は、学問の神様・菅原道真が大宰府に流される途中で、この地にあった医薬の神を祀ったほこらに持病の脚気(かっけ)の回復を祈願したところ、すっかり治癒したという言い伝えがあります。

お礼参りで松葉づえを奉納する人もいるというから本格的です。
著名なスポーツ選手も御利益にあずかっており、サッカーの得点王・釜本邦茂、プロ野球の盗塁王・福本豊などが知られています。



足湯に浸かる、心が温まる

こうした神社に温泉はないと思いますが、温泉を掘り当てるか引き込んで「足湯」を設けていれば、効用も一段と高まるでしょう。
その効果や効能は決して侮れません。

羽生結弦のファン同士が足湯に浸かりながら回復を祈り、交流を深めるというのは心が温まる光景だと思います。
大勢に応援されている羽生結弦は幸せ者です。
66年振りの五輪連覇で報いるつもりでしょう。

◆書き加え(1月2日)

福岡市天神区の警固神社

驚きましたね。
境内に足湯が設けられている神社があります。

福岡市博多区の櫛田神社と栃木県那須郡那須町湯本の那須温泉神社
那須温泉神社は境内でなく参道入口手前に設けられているようです。
探せば、ほかにもあるのかもしれません。

私がとくに注目したのが福岡市中央区天神の警固神社です。
天神という地名もいいですし、警固という名前もすごそうです。
強力な厄払いのご祭神とか。
私が福岡出張で頻繁に宿泊していたホテルニューオータニ博多の近くでした。

なぜか足湯に浸かっていると自然に会話が生まれます。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月19日「羽生結弦の欠場に平昌五輪開催の韓国が悲鳴」はこちら。

⇒2017年12月12日「羽生結弦、けが回復進まず全日本選手権欠場へ」はこちら。

⇒2017年11月26日「羽生結弦と宇野昌磨は平昌五輪代表内定へ」はこちら。

⇒2017年11月17日「羽生結弦に全日本選手権欠場の救済措置」はこちら。

⇒2017年11月12日「羽生結弦は全治不明、平昌五輪に間に合うか」はこちら。

⇒2017年10月23日「羽生結弦は平昌五輪後にクワッドアクセル挑戦へ」はこちら。

⇒2017年10月22日「羽生結弦の本番はGPシリーズでなく平昌五輪」はこちら。

⇒2017年10月21日「羽生結弦GPシリーズロシア杯で4回転ルッツ投入」はこちら。

⇒2017年10月6日「羽生結弦が平昌五輪フィギュア団体戦出場へ」はこちら。

⇒2017年9月25日「羽生結弦、無謀なエンジン全開」はこちら。

⇒2017年9月24日「羽生結弦は五輪連覇を狙いすぎ、選曲がきつい」はこちら。

⇒2017年9月23日「出ましたどや顔、羽生結弦は飛ばしすぎ」はこちら。

⇒2017年9月23日「宇野昌磨と羽生結弦、海外での評価と人気」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

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