コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

三原舞依ブログ

三原舞依の感動の滑りに中野園子コーチの目が潤む

ユニバーシアードでパーフェクト演技
日本選手団の主将として金メダル獲得

フィギュアスケート女子シングルの三原舞依。
全日本選手権で表彰台に上れず、3月の世界選手権の代表切符を逃しました。
その悔しさもあったのでしょう、2月の四大陸選手権で3位に踏み止まりました。
(本人は諦め、スケート靴を片づけていました。)

三原舞依の女子シングルでの序列は紀平梨花、宮原知子、坂本花織に次ぐ4位といったところでしょう。
前二人は濱田美栄コーチ門下生、後ろ二人は中野園子コーチ門下生です。
(実は、全日本選手権でも4位でした。)
なかなか世界の大舞台に手が届きません。

フィギュアスケートは採点が厳格化され、演技の印象と点数が開くようになりました。
私が素晴らしい演技を行ったと思っても点数が伸びません。
表現の評価が含まれる演技構成点(PCS)もよくありません。

⇒2018年12月28日「三原舞依は好調・安定の演技、欠点がないという欠点」はこちら。

三原舞依がロシアで行われた冬季ユニバーシアード大会に人生初となる日本選手団の主将として臨みました。
気合が入っていました。

ショートプログラム(SP)は「イッツ・マジック」。
三原舞依は完璧な演技で 75.92点を記録し、首位に立ちました。
冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーション、ダブルアクセル、3回転フリップをきれいに着氷しました。

フリースケーティング(FS)は2シーズン連続「ガブリエルのオーボエ」。
三原舞依はSPに続く完璧な演技で144.76点を記録し、合計220.68点で優勝を収めました。
女子では2009年大会の中野友加里以来10年(5大会)振りです。
最終滑走で冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーション、ダブルアクセル、3回転ループをきれいに着氷しました。
ダブルアクセル―3回転トウループのコンビネーションも決めるなど、ノーミスで滑り終えました。
演技直後に両手での力強いガッツポーズを見せました。
画質はよくないのですが、私は感動しました。
(リンクサイドの中野園子コーチの目が潤んでいるように感じました。)

三原舞依は今シーズン、演技がきわめて安定していました。
私は2022年北京五輪出場を目指し、来シーズンは楽曲(プログラム)でもジャンプでも思い切ってチャレンジしてほしい。
日本女子は空前絶後の激戦です。
種蒔きを済ませておかないと、オリンピックシーズンに刈り取れません。

category:三原舞依ブログはこちら。

◆書き加え(3月11日)

ロシアが世界選手権代表選手を再考か

ウェブでフィギュア大国ロシアが自国選手のユニバーシアード4連覇を止めた三原舞依でも世界選手権に出場できないことに仰天したという記事を見つけました。
このブログで幾度か述べていますが、日本女子シングルは史上最強です。
3月にさいたまで行われる世界選手権への自国代表選手を再考する価値があると述べています。

⇒2019年2月24日「世界選手権ロシア勢3枠目はメドベージェワ」はこちら。

開幕直前にならないとロシアはだれが出場するのか決まらない可能性があります。
私は紀平梨花、宮原知子、坂本花織の日本勢3選手の表彰台独占を信じて疑いません。
今大会は4枠ほしい・・・。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年2月6日「四大陸選手権順位予想・・・三原舞依が2年ぶり優勝」はこちら。

⇒2018年12月28日「三原舞依は好調・安定の演技、欠点がないという欠点」はこちら。

⇒2018年11月29日「三原舞依はGPシリーズ自己最高2位にうれしさと悔しさ」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依は地力があり演技が安定している」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依の幸福感に満ちた演技世界を楽しむ」はこちら。

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四大陸選手権順位予想・・・三原舞依が2年ぶり優勝

四大陸フィギュア2019日程、テレビ放送
私自身は三原舞依に優勝を収めてほしい

「四大陸フィギュアスケート選手権2019」が2019年2月6日(水)〜2月11日(月)に米国・アナハイムで開催されます(日本時間)。
アフリカ、アジア、アメリカ、オセアニアの主要選手が演技を競います。
ロシアを含めたヨーロッパの主要選手が演技を競う欧州フィギュアスケート選手権と対を成す国際大会です。

日本勢は、女子シングルに坂本花織(1位)、紀平梨花(2位)、三原舞依(4位)、男子シングルに宇野昌磨(1位)、田中刑事(3位)、友野一希(4位)が出場します。
カッコ内は全日本選手権の順位です。

メディアで優勝候補の筆頭に挙げられているのが、シニア1年目でグランプリ(GP)ファイナルを制した紀平梨花です。
ほぼ異論なし。
さらに、2位に坂本花織、3位に三原舞依が予想されています。
そうなると、日本勢が2年連続で表彰台を独占することになります。
ちなみに、前回(台北大会)は坂本花織が1位、三原舞依が2位、宮原知子が3位でした。

日本勢の対抗馬として名前が挙がっているのは、韓国のイム・ウンス、米国のマライア・ベル、ブレイディ・テネルです。
地元の米国では3位にマライア・ベルが予想されています。
そうなると、三原舞依が表彰台から外れます。

私自身は今シーズン、いい演技を続けている三原舞依に表彰台の頂点に立ってほしい。
紀平梨花、宮原知子、坂本花織の陰に隠れて目立ちませんが、実力はトップクラスにあります。
どうも得点も順位も運がないように思います。

三原舞依は2年ぶりの優勝へ「調子はまずまずです。かおちゃんが死ぬ気でがんばると言っているので、私は死なない程度にがんばります」と語っています。
かおちゃんとは、中野園子コーチ同門の後輩、坂本花織のことです。
切磋琢磨するライバルであるとともに掛け替えのない親友でもあります。

⇒2018年12月28日「三原舞依は好調・安定の演技、欠点がないという欠点」はこちら。

私は宇野昌磨が四大陸選手権で未勝利ということが不思議でなりません。
むろん優勝候補の筆頭です。
羽生結弦も米国のネイサン・チェンも出場しませんから、異論なし。

宇野昌磨は2018年平昌五輪、2017年と2018年の世界選手権とGPファイナルでも銀メダルです。
この四大陸選手権は2017年江陵大会で銅メダル、台北大会で銀メダルでした。
ライバルになるとしたら、前回を制した中国のボーヤン・ジン、GPファイナルで銅メダルを獲った韓国のチャ・ジュンファンくらいです。

全日本選手権で痛めた右足首に不安が残っていますが、「シルバーコレクター」の汚名を返上できるかどうかに注目が集まっています。

◆四大陸選手権競技日程(予定)

◇2月8日(金) 05:30〜8:40 女子SP
◇2月8日(金) 11:15〜15:15 男子SP
◇2月9日(土) 12:00〜15:40 女子FS(以降、表彰式)
◇2月10日(日) 12:00〜15:55 男子FS(以降、表彰式)
◇2月11日(月) 11:00〜13:30 エキシビション
※いずれも日本時間。

◆四大陸選手権テレビ放送(予定)

フジテレビ系列で放送されます。

◇2月8日(金) 19:57〜 女子SP 男子SP
◇2月9日(土) 19:00〜 女子FS
◇2月10日(日) 19:00〜 男子FS
※いずれも録画放送。

競技日程もテレビ放送も予定が変更になることがあります。
かならず確認してください。

四大陸選手権は、3月にさいたまで行われる世界選手権の前哨戦とされています。
が、トップクラスの選手が揃うわけでありません。
この大会の結果で占うことは難しい。

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◇◆◇

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⇒2018年12月28日「三原舞依は好調・安定の演技、欠点がないという欠点」はこちら。

⇒2018年11月29日「三原舞依はGPシリーズ自己最高2位にうれしさと悔しさ」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依は地力があり演技が安定している」はこちら。

⇒2018年11月15日「三原舞依の幸福感に満ちた演技世界を楽しむ」はこちら。

⇒2018年11月10日「三原舞依はGPシリーズNHK杯で遅れを取り戻す」はこちら。

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三原舞依は好調・安定の演技、欠点がないという欠点

4位と、表彰台にあと一歩届かず
三原舞依は何かが足りない・・・

全日本選手権でSPとFSを揃える

「全日本フィギュアスケート選手権2018」の女子シングル。
三原舞依は表情や表現、質のいいジャンプを跳ぶなどの充実した練習を積むことができたので、本番では楽しんで滑りたいと抱負を語っていました。

ショートプログラム(SP)で「イッツ・マジック」を滑りました。
緊張が感じられません。
冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションを決めています。
回転不足は取られませんでした。
ダブルアクセル、3回転フリップも決めています。
今シーズンの自己ベスト 72.88点の高得点で3位につけました。
1位の宮原知子と3.88点差です。

フリースケーティング(FS)で2年連続の「ガブリエルのオーボエ」を滑りました。
(今シーズンは結果を求めたのかもしれませんが、曲を変えてほしかった。)
冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションから最後の3回転サルコウまで見事に決めています。
7本すべてのジャンプに1点以上のGOE(出来栄え点)がつきました。
「天使のイメージで滑り切れたら」と話していたとおり、伸びやかに流れるように舞いました。
そして演技後に両手を突き上げています。
147.92点、合計220.80点といずれも国際大会の自己ベストを大きく上回り、4位になりました。
ちなみに自身初となる 220点台です。

平昌五輪の代表最終選考会を兼ねた昨年の全日本選手権は5位に沈みました。
夢を逃した悔しさを踏み台にし、この1年間を懸命に過ごしてきました。
今大会では何よりSPとFSをノーミスで揃えました。

三原舞依は長年の課題だった「体力強化」に取り組んでいます。
地道なトレーニングの成果が表れ、今シーズンの演技の好調と安定につながりました。
が、それでも全日本選手権で表彰台に届いていません。
紀平梨花がいきなりブレイクしなければ3番手になっていたはずであり、世界選手権に出場を果たしました。
勝負の世界はとても厳しい。

審判員にアピールする力がやや弱い

仮に3位以内(トップスリー)に入ることを「勝つ」と呼ぶとして、三原舞依は何かが足りない・・・。
私は全日本選手権で破たんのない演技に魅せられたのですが、それはなぜだろうと考えました。
しいていえば、欠点がないということが欠点でなかろうか。
平たく言えば、品よくまとまりすぎているのかもしれません・・・。

無難な人生を送りたいと願いつつ、波乱万丈の人生しか送れなかった私には、無難すぎる演技です。
彼女の演技にどこかしらつきまとう「退屈さ」もそこに起因しています。

三原舞依は大舞台でアピールする力がやや弱く、観客や審判員を突き刺せません。
細分化された採点基準が厳格に適用されるといっても、所詮は人が判断することです。
なかでもPCS(演技構成点)はTES(技術要素点)に比べ、その傾向が強い。
ここで上積みを図れません。
(全日本選手権ではもうちょっと得点が高く出てもいいと思いました。)

選手はそれぞれに資質や個性などの持ち味があり、それを大切にすべきです。
三原舞依は「きよらか」で「やわらか」な演技で観客を包み、癒し、幸せにしてくれます。
ひらがなの形容が似合うのですが、見終わった途端に印象が薄れやすい。
それと、前に見たような錯覚に陥ります。
かなり損をしています。
例えば、SPとFSで曲調や振付を明確に切り分け、全体的な印象や雰囲気を変えるなどの工夫が必要でしょう。
(昨シーズンに失敗した「大人の女性への変身」をなぜやめたのか不思議です。)

スケーティングの速さと強さが大事

それと一番大事なのは「スケーティング」のダイナミズムだと思います。
パフォーマンスの土台は滑りの速さと強さのメリハリです。
観客が緩急や強弱に身を委ねられる感覚が乏しい。
(こちらが受動的に味わえても能動的に関われない。)
芸術性を重んじた演技といっても「切れ」がないと心をえぐるような、あるいは魂を揺さぶるような感動が得られません。

しかし、それは体自体の強靭性やコンディションと深く関わるのかもしれません。
坂本花織や紀平梨花と単純に比べられないのは承知しています。

三原舞依はシニア1年目の2016年、前年12月に発症した全身の関節が痛む「若年性特発性関節炎」を乗り越えて復帰しました。
今大会と同一会場で行われた全日本選手権でいきなり3位と表彰台に食い込み、世界選手権代表を射止めました。
翌年2月に初出場の四大陸選手権で金メダルを獲得し、ファンの期待が高まりました。
が、五輪切符をつかもうと難度を高めた演技に挑んだ昨シーズンは苦しみました。
(判断が難しいところですが、挑戦はオリンピックシーズン以外のほうが結果がいいように思います。)

完治しない難病らしく、三原舞依がどれくらい追い込んだ練習を積めているかは分かりません。
薬の副作用もまま出るようで、見た目は優雅でも実際には過酷なフィギュアスケートを行うにはハンディを負っています。

だからなおさら、私は三原舞依に全日本選手権の表彰台に立ち、世界選手権に出てほしい。
あとちょっとで一流選手の仲間入りができるところまできていると思うのですが。
いま必要なのは、調和より破壊です。
おそらく自らの限界を突き破らないと大舞台で勝てません。

2月の四大陸選手権はゲンのいい大会のはずですから、表彰台の頂点に再び立ってほしい。
勝負事ですから、演技者の勢いが大切になります。

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◇◆◇

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三原舞依はGPシリーズ自己最高2位にうれしさと悔しさ

紀平梨花と順位が逆なら、日本勢は4選手
三原舞依、GPファイナル進出ならず

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦(最終戦)「フランス杯」女子シングル。
フリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)1位の三原舞依は134.86点の3位、合計で202.81点の2位になりました。
GPシリーズ第4戦「NHK杯」の4位から順位を上げ、紀平梨花とワンツーフィニッシュを果たしました。
ちなみに、NHK杯では紀平梨花と宮原知子がワンツーフィニッシュでした。
日本女子はとても強い。

三原舞依は昨シーズンと同じ「ガブリエルのオーボエ」」を実に落ち着いて滑っています。
この選手は大崩れする印象がほとんどありません。
精神面が強いというか、安定しているのでしょう。
(癒される曲調や振付が向いています。)

三原舞依はロシアのエフゲニア・メドベージェワや紀平梨花など世界のトップクラスの選手が出場するこの大会でそれなりの結果を残しました。
大きな注目と期待が集まったオリンピックシーズンで代表争いに敗れた悔しさが成長の糧になりました。
平昌五輪代表になった中野園子コーチ同門の坂本花織に刺激され、体幹強化やスケーティング向上に取り組んできました。

フランス杯は結局、1位の紀平梨花と2位の三原舞依の得点差はわずか3.11点でした。
FSでは体力が衰え、後半の3回転サルコウが2回転になりました。
このミスがなければおそらく、二人の順位が逆だったら、日本選手はGPファイナルへ4名出場できました。
が、そんなことを言っても始まりませんし、どちらにも失礼でしょう。
三原舞依は1位になるしかなかったわけで、直後に滑った紀平梨花が得点で上回った時点で自身初となるGPシリーズ制覇とGPファイナル進出の夢は断たれました。
スポーツの世界はとても厳しい。

私が三原舞依と紀平梨花の滑りを見て感じたのは、体そのものの強さの違いです。
三原舞依は持病に苦しんでいることも影響しているのでしょう。
どうしてもスケーティングのスピードや動きの切れで劣ります。
ジャンプの飛距離がないので、とくにコンビネーションでは見栄えで損をしています。
その場にちょこちょことまとまる印象で、大きな流れが感じられません。

紀平梨花は4位以内でGPファイナル進出が決まる状況でしたので、FSでは安全運転に徹して慎重に滑っていましたが、それでもスピードがあります。
高いと評されてきた身体能力の素晴らしさを改めて感じさせられました。

三原舞依はGPシリーズ自己最高となる2位に、うれしさよりも悔しさのほうが強かったはずです。
でも、大人。
二人は表彰式を終え、日の丸(国旗)に包まれまれて写真撮影に応じました。
いい光景です。

三原舞依は紀平梨花とエフゲニア・メドベージェワを残した時点で1位に立ちました。
得点を見た瞬間、「ずっと4位コレクターだったので、やっと表情台に立てると思うと涙が溢れ出てきました」と語りました。
オリンピックシーズンに苦しんだ三原舞依に復調の兆しがはっきりと見えました。

◇◆◇

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三原舞依は地力があり演技が安定している

三原舞依、GPシリーズで4戦連続4位

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第6戦(最終戦)「フランス杯」女子シングル。

三原舞依はGPシリーズ第4戦「NHK杯」で4位に留まりました。
この大会では紀平梨花が1位、宮原知子が2位でした。
表彰台に立てるか立てないかの違いは大きい。

NHK杯ではショートプログラム(SP)でも、フリースケーティング(FS)でもコンビネーションの後ろの3回転トウループで回転不足を取られました。

三原舞依が参考にしたい選手として挙げたのが、10年来の絆で結ばれた親友でありライバルである中野園子コーチ同門の坂本花織です。
互いにリスペクトしているから切磋琢磨が可能になります。
三原舞依は坂本花織の「力強さ」、坂本花織は三原舞依の「表現力」を見習おうとしています。

その坂本花織はGPシリーズ第1戦「スケートアメリカ」で2位、第3戦「フィンランド大会」で3位となり、GPファイナル進出はフランス杯の行方にかかっています。

三原舞依が自力でGPファイナルへ出場するには1位が条件になりますが、可能性がゼロではありません。
現地での練習で「最後までスピード感を衰えさせないように滑りたい」と話し、ジャンプの回転不足の解消に努めました。

迎えたショートプログラム(SP)「イッツ・マジック」でおおよそノーミスの演技を見せました。
冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションは後ろのトウループで回転不足を取られました。
これは悔しかったでしょう。
GOE(出来栄え点)はマイナスです。

続くダブルアクセル(2回転半)、後半の3回転フリップは加点を得ました。
スピンはレベル4でした。
演技構成点では5項目すべてで8点台を記録しました。
目標とする70点超えを果たせず、またNHK杯の 70.38点に及びませんでしたが、 67.95点を記録して首位に立ちました。

実は、GPシリーズではデビュー戦だった2年前のスケートアメリカで3位に入ったのが唯一の表彰台です。
その後は4戦連続4位に留まっています。
別の見方をすれば、三原舞依は地力があり、演技が安定しているといえます。
私はこの選手の滑りを見て、はらはらさせられることがほとんでありません。
とくに優しい曲調だと「癒し」が得られます。
とはいえ、フィギュアスケートは採点競技ですから、そろそろ4位を抜け出したいところです。

トリプルアクセルの大技を持つ2位の紀平梨花とはわずか0.31点差です。
「トップ争いに食い込みたい」「思い切り突っ走りたい」とFSへ意気込みを語りました。
はたしてGPシリーズ初優勝をつかみ取ることができるでしょうか。

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三原舞依の幸福感に満ちた演技世界を楽しむ

憧れの舞台でそれなりの結果を残す
三原舞依、回転不足も2百点超え

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」女子シングル。
先ほどフリースケーティング(FS)が終わりました。

SP3位の三原舞依は133.82点、合計204.20点で4位に留まっています。
「憧れの舞台」と口にしていた初出場のNHK杯でそれなりの結果を残しました。

冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションを決めました(後半が回転不足)。
後半のダブルアクセル−3回転トウループが2回転トウループになりました。
全体を通じて大きなミスなく滑りきり、誇らしい笑顔を見せました。
私はとてもいい出来だと思いました。

表彰台に上れず、日本勢の表彰台独占もありませんでした。
しかし、三原舞依は精一杯の演技を見せてくれました。
私は彼女の幸福感に満ちた世界を楽しむことができました。
人柄も反映されているのでしょう、演技がとても清らかでやわらかです。

「最終グループの緊張感のなかで滑れたのはいい経験になった」と語っています。
また、回転不足を課題として認識できたことを収穫として挙げています。

次のGPシリーズは第6戦「フランス杯」になります。
女子シングルはジャンプ構成の基礎点の高い若手が台頭して激戦ですが、頑張ってほしい。
何より本人が痛いほど分かっていることですが、ジャンプで小さなミスもなくしたうえでGOE(出来栄え点)を増やせないと戦えません。
まずは 210点超えです。

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◆書き加え(11月11日)

一夜明けて記者会見が行われました。
三原舞依は興奮で眠れなかったようです。
FSで最後の3人として滑りながら表彰台に上れなかった悔しさも湧いてきたのでしょう。

1年間で同門の坂本花織と実績で差がついてしまいました。
二人は持ち味が対照的ですが、自分が上位と戦うにはもっとパワーが必要だと感じました。
採点ルールが改定されたといっても、依然として高難度ジャンプは有力な得点源です。
坂本花織は高さと幅のある力強いジャンプを跳べます。
GOE(出来栄え点)を伸ばすだけでは全日本選手権の表彰台に食い込めません。

◇◆◇

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三原舞依はGPシリーズNHK杯で遅れを取り戻す

グランプリ(GP)シリーズ「NHK杯」
三原舞依、全日本選手権から世界選手権へ

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯(日本大会)」女子シングル。
GPシリーズ初戦となる三原舞依が出場します。

三原舞依は今シーズン初戦の「ネーベルホルン杯」で2位になりました。
ショートプログラム(SP)3位の 70.94点、フリースケーティング(FS)2位の138.28点、合計209.22点を記録しました。
大きなミスが出ず、ほっとした表情を見せました。
平昌五輪金メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワが今季世界最高の238.43点で優勝を飾った直後にFSを滑りました。
しかし、自分は自分と割り切り、冷静に滑ることができたようです。

三原舞依は8日午前の公式練習に臨みました。
FSの曲かけ練習で3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションジャンプを成功させるなど、調子を上げてきました。
2シーズン目となった「ガブリエルのオーボエ」です。
「練習でやってきたことを信じ、自分に勝つことを目標にしてきた。笑顔で終われるように、この大会を楽しめたらいい」と意気込みを語りました。

率直に述べれば、オリンピックシーズンは伸び悩びました。
前年のシニアデビューの活躍と成長が目覚ましかったので、私はかなり期待していました。
演技から人柄が伝わってくることにも好印象を持ちました。
大人の女性への変身を急ぎすぎたのかもしれません・・・。

三原舞依は平昌五輪の代表選考レースで苦戦し、一発逆転のチャンスだった全日本選手権でも納得のいく滑りを見せられませんでした。
同門の坂本花織がオリンピックの大舞台を経験し、それなりの結果を出しました。
私は「差」が開いたのでないかと危惧しています。
遅れを取り戻すのは簡単でないでしょう。

このところ話題に上ることも少なくなっています。
また、紀平梨花など年下の選手がめきめきと力をつけています。
難病を乗り越えて競技人生を続けているだけに応援したい気持ちが強いです。

三原舞依は来年3月に埼玉で行われる世界選手権への出場を目指しています。
となると、昨年敗れた全日本選手権で表彰台に立たなければなりません。
その前に、GPファイナル進出の可能性も追い求めているはずです。
どうか頑張ってほしい。

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◆書き加え(11月9日)

SPが終わり、三原舞依は 70.38点で3位でした。
初のNHK杯、憧れの大舞台で緊張しているせいか、表情がちょっと硬いと思いましたが、徐々に動きも滑りもよくなっていきました。

「イッツ・マジック」の冒頭で3回転ルッツ−3回転トウループのコンビネーションを決めました。
(後半は回転不足を取られました。)
ダブルアクセル(2回転半)、3回転フリップではGOE(出来栄え点)を得ました。
スピンとステップもレベル4でした。

ほぼノーミス、納得の演技でしょう。
最後まで気持ちよく滑れたと振り返りました。

表彰台は首位のロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワ、2位の宮原知子、5位の紀平梨花の4人の争いになると思います。
このなかで一番厳しいのが三原舞依ですが、日本選手で独占することが絶対にないとは言い切れません。

◇◆◇

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三原舞依は四大陸選手権で今年も勝てるか

昨年優勝で急成長のきっかけ
宮原知子からは学び、坂本花織からは刺激

四大陸フィギュアスケート選手権が2018年1月24日から行われます。
開催場所は時差が1時間の台湾です(日本が1時間進む)。

日本勢は、男子シングルに宇野昌磨、田中刑事、無良崇人、女子シングルに宮原知子、坂本花織、三原舞依が出場します。

全日本フィギュアスケート選手権で五輪代表切符をつかめなかった全日本5位の三原舞依は頑張るはずです。
世界フィギュアスケート選手権代表に4位の樋口新葉が選ばれており、おそらく今シーズンの最終戦になります。

三原舞依はともに四大陸選手権に出場する1位の宮原知子からは学び、2位の坂本花織からは刺激が得られます。

三原舞依は昨年のシニアデビューシーズンでの活躍により脚光を浴びました。
それが重圧にもなったのか、オリンピックシーズンで楽しく滑ることができませんでした。

三原舞依は調子を取り戻せ!

実は、三原舞依は初出場の昨年の四大陸選手権で金メダルを獲得し、急成長を遂げました。
ショートプログラム(SP)4位からフリースケーティング(FS)で自己ベストを更新して逆転しました。
合計200.85点は立派であり、この時点の日本女子の 200点超えは浅田真央、安藤美姫、宮原知子の3選手でした。
覚醒のきっかけとなった四大陸選手権で本来の調子を取り戻してほしい。

私はとくに主要大会での得点の伸び悩みの原因となったショートプログラム(SP)でノーミスの演技を見たい。
全日本ではダブルアクセル(2回転半ジャンプ)で転倒しています。

三原舞依は浅田真央に憧れてフィギュアスケート選手を目指しています。
一緒に練習してきた坂本花織と平昌五輪に出場することはできませんでした。
しかし、気持ちの整理をつけ、4年後に行われる北京五輪へ歩み出しました。

自身初の国際大会優勝を飾った四大陸選手権で再び輝いてください。

来季SPは滑りやすい選曲を!

余談。
三原舞依がSPに苦手意識を持っているとしたら、来シーズンは曲選びで冒険しないでほしい。
リラックスして滑りやすいのが一番でしょう。

◆四大陸フィギュアスケート選手権2018予定

1月24日(水) 夕方 女子ショートプログラム
1月25日(木) 夕方 男子ショートプログラム
1月26日(金) 夕方 女子フリースケーティング
1月27日(土) 午後 男子フリースケーティング
       夜 エキシビション

不確かですが、フジテレビで放送されるようです。

四大陸選手権にヨーロッパ勢は除外されます。
国際的に眺めれば、四大陸選手権とヨーロッパ選手権がおおよそ同格のようです。
ロシア勢はこちらに参加します。

◆書き加え(1月11日)

三原舞依は平昌五輪代表の坂本花織とともに兵庫県スケート連盟主催の壮行会に出席しました。

学校では先生やクラスメイトから四大陸選手権の2連覇を期待されています。
本人も今シーズンの集大成と位置づけており、SPとFSで自分らしい演技を行い、来シーズンにつなげたいと意気込みを語りました。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年1月6日「三原舞依と松下奈緒、お嬢様への妄想」はこちら。

⇒2017年12月26日「三原舞依はなぜ心から喜べるのか」はこちら。

⇒2017年11月19日「三原舞依、シニア2年目の伸び悩み」はこちら。

⇒2017年11月9日「三原舞依、GPファイナル進出は厳しい」はこちら。

⇒2017年11月5日「三原舞依、メンタルの強靭さと演技の安定感」はこちら。

⇒2017年11月2日「三原舞依は中国杯で金メダルをつかむ」はこちら。

⇒2017年10月11日「三原舞依と宇野昌磨のでこぼこ・・・不安と恐怖」はこちら。

⇒2017年10月8日「三原舞依にいつもの安定感・・・日本女子エース」はこちら。

⇒2017年9月24日「三原舞依、女性へのイメージチェンジに苦しむ」はこちら。

⇒2017年9月22日「三原舞依、ノーミスと2百点超え」はこちら。

⇒2017年5月18日「三原舞依と浅田真央のトリプルアクセル」はこちら。

⇒2017年5月13日「三原舞依はシンデレラの魔法が解ける」はこちら。

⇒2017年5月3日「三原舞依は少女の演技を抜け出せるのか」はこちら。

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三原舞依と松下奈緒、お嬢様への妄想

知的で気品のある面長な美人

三原舞依がちょっとおしゃれな普段着の写真を見て、私のなかに思い浮かんだ人がいます。
NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」のヒロインを演じた松下奈緒でした。

二人の共通点は面長な美人です。
知的で気品があります。
(身長はかなり違いますが・・・。)

三原舞依はスポーツ選手ですが、フィギュアスケートなので、バレエをやったりクラシック音楽に親しんだりしているはずです。

松下奈緒は女優ですが、もともとピアニストであり、日本フィルハーモニー交響楽団と共演したこともあるはずです。
作曲家、歌手でもあります。

二人は「神戸」と関わりがあります。
(厳密に言えば、「兵庫」と関わりがあります。)
三原舞依は出身地が神戸市です。
松下奈緒は奈良県生駒市が出生地ですが、出身地は兵庫県川西市となっています。

そういえば、高貴な身分に面長の人が多いような気もしてきました。
どちらもお嬢様なのでしょうか?

松下奈緒の曲で三原舞依が舞う

松下奈緒が作曲・演奏するピアノの調べに乗って三原舞依が演技したらさぞかし優美だろうと妄想を抱いてしまいました。
(私の初夢みたいなものです。)
ショートプログラム(SP)やフリースケーティング(FS)で滑るのが難しいならば、エキシビションに取り入れてほしい。

松下奈緒は頭がよく、ざっくりと要望を伝えるだけでイメージどおりの曲をつくってくれると思います。

なお、松下奈緒に関しては、このブログで「ゲゲゲの女房」と関連して多くの記事を書いています。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月26日「三原舞依はなぜ心から喜べるのか」はこちら。

⇒2017年11月19日「三原舞依、シニア2年目の伸び悩み」はこちら。

⇒2017年11月9日「三原舞依、GPファイナル進出は厳しい」はこちら。

⇒2017年11月5日「三原舞依、メンタルの強靭さと演技の安定感」はこちら。

⇒2017年11月2日「三原舞依は中国杯で金メダルをつかむ」はこちら。

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⇒2017年10月8日「三原舞依にいつもの安定感・・・日本女子エース」はこちら。

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三原舞依はなぜ心から喜べるのか

心根の清らかさとやさしさ
坂本花織へ天使の祝福


全日本フィギュアスケート選手権の男子シングルのフリースケーティング(FS)が終わって1時間ほど経ち、平昌五輪代表が発表されました。

⇒2017年12月25日「エース宮原知子と伸び盛り坂本花織が平昌五輪代表」はこちら。

三原舞依は会場を出たところでインタビュアーにつかまっています。
最初に飛び出したのが祝福の言葉でした。
中野園子コーチのもとで一緒に練習する坂本花織が五輪代表に選ばれたことを喜びました。
表情に曇りがなく、心からそう思っているのが伝わってきます。
私は感動しました。
(余談ですが、氷の外は一段ときれいで驚きました。)

ショートプログラム(SP)7位からFSで5位に巻き返しましたが、五輪代表切符を逃したのは明らかでした。
1日で気持ちの整理をつけるのは難しかったでしょう。
それ以前に、敗北を受け入れるのはとてもつらかったはずです。
どうして自分のことのように喜べるのか、心の狭い私には無理です。
さらに、今シーズンの演技でオリンピックに出ても期待を裏切るだけという趣旨の発言をしました。

三原舞依の真価が表れる

その人間の本質や真価がもっとも表れやすいのは敗北を喫したときでしょう。
トップクラスの選手はオリンピック出場を目指して過酷な練習を積んできました。
代表漏れで受けるショックは「悔しい」などという生やさしい言葉で語れません。

三原舞依は闘病生活でさまざまな痛みや苦しみを味わい、それを乗り越えてきたせいか人間ができています。
まだ高校3年生です・・・。

坂本花織がしのぎを削ってきたライバルであり親友の三原舞依から激励を受けたことを明かしています。
「一緒に練習してきた仲間が五輪に出られてうれしいと言ってくれて、ありがとうと言うしかなかった」と感謝しました。
同時に、救われた気分でしょう。

⇒2017年12月24日「坂本花織は紀平梨花にお歳暮を贈れ」はこちら。

三原舞依は全日本選手権への調整の過程で気候の変動により練習ができなくなったりしたそうです。
(やはり体調の悪化にも苦しみました。)
FSで演技前に大きな歓声を受け、演技後に万雷の拍手に包まれました。
笑顔で決めたいと思っていたそうですが、こらえきれずに顔を覆っています。
天使をテーマとしたFSには彼女の心根の清らかさがよく出ていました。

背伸びしすぎ?

平昌五輪代表を逃したという結果から眺めれば失敗に終わりました。
シニア1年目のエース級の活躍で高まったファンの期待に応えようと、スイッチが入りました。
そうでなくても凄まじい重圧がかかるオリンピックシーズンに、「大人の女性への変身」や「新ジャンルの曲(振付)への挑戦」などいささか背伸びしすぎたかもしれません。
意気込みが空回りしてしまったかな。

本人が気づいているかどうか、すでに美しい大人の女性になっています。
時期が来れば、自然にそうなるのですね(私も反省)。

三原舞依は来春から芦屋高校と最寄駅が2つ違う甲南大学に進学します。
練習環境を変えることなく、北京五輪へ歩み出します。
が、その前に、ブレイクするきっかけとなった四大陸フィギュアスケート選手権で立て直しを図ってほしい。

採点法見直しが追い風

人柄は表情にも昨シーズンの演技にも表れていましたが、私はいくらか心配になりました。
オリンピックの代表争いを勝ち抜くには、性格がよすぎるのでなかろうかと。
この子はやさしい。

三原舞依はジャンプを不得手としているわけでありませんが、ファンに心を伝えたい気持ちがひときわ強い。
採点法が見直されそうなので、表現を大切にする彼女には追い風になるでしょう。

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三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月19日「三原舞依、シニア2年目の伸び悩み」はこちら。

⇒2017年11月9日「三原舞依、GPファイナル進出は厳しい」はこちら。

⇒2017年11月5日「三原舞依、メンタルの強靭さと演技の安定感」はこちら。

⇒2017年11月2日「三原舞依は中国杯で金メダルをつかむ」はこちら。

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⇒2017年10月8日「三原舞依にいつもの安定感・・・日本女子エース」はこちら。

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三原舞依、シニア2年目の伸び悩み

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦「フランス杯」の女子シングル。
ショートプログラム(SP)が行われ、第3戦「中国杯」で総合4位の三原舞依が 64.57点で4位と出遅れています。

カナダのケイトリン・オズモンドが 69.05点で1位、ロシアのマリア・ソツコワが 67.79点で2位になりました。
シニアデビュー、中国杯で優勝を飾ったロシアのアリーナ・ザギトワはどうしたのでしょう、ジャンプに失敗して 62.46点で5位に留まっています。
私は三原舞依などの日本選手を応援していますが、優勝はアリーナ・ザギトワになると考えていました。

ちなみに、平昌五輪はロシアの世界女王エフゲニア・メドベージェワと世界ジュニア女王アリーナ・ザギトワがワンツーフィニッシュを飾ると予想していました。
男子シングルは羽生結弦と宇野昌磨がワンツーフィニッシュを飾ると予想していましたが、こちらは羽生結弦のけがにより危うくなっています。
(回復と復調を祈ります。)

三原舞依は冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションジャンプの2本目が回転不足となり、しかも壁に手をついています。
ちょっと考えられないミスです。
フランス杯へ向けて「とくにSPを強化してきた」と語っていましたが、それを生かせません。
ただし、ステップではレベル4を取りました。

オリンピックシーズンの目標に掲げた「大人の女性へのイメージチェンジ」。
それに基づいてSPは「リベルタンゴ」を選びました。
情熱的な女性に変身できるように、目ヂカラも磨いたほどです。
なめらかな演技が得意でしたが、きりっとした演技に挑んでいます。

私が気になるのは、三原舞依の最大の持ち味の「安定感」が薄れていることです。
平昌五輪の緊張が高まってきたからでしょうか、練習どおりの滑りが本番でできなくなっています。
なかでもSPの不出来が目立ちます。

三原舞依は五輪代表切符をつかむ一番手と考えていましたが、レースは大混戦になっています。
全日本フィギュアスケート選手権は低得点で決着がつくかもしれません。

⇒2017年11月16日「全日本フィギュア女子シングルは 210点前後の戦い」はこちら。

日本(名古屋)で行われるGPファイナルへ進出するためには優勝が最低条件となります。
首位と「4.48点差」はあまり大きくなく、逆転が不可能なわけでありません。
まして三原舞依はフリースケーティング(FS)を得意としてきました。
が、このところ昨シーズンの勢いが衰えています。
かなり厳しいと思いますが、本人は「フリーで挽回できる自信はあります」と言い切りました。
どうか引っ繰り返してください。

◆書き加え(11月18日)

いまFSが終わったところです。
三原舞依は202.12点で4位となり、表彰台を逃しています。
得意と語っていたFSはSP4位より悪い5位でした。
シニアデビューから2シーズン目で伸び悩みの傾向がはっきりしてきました。
会場全体にアピールする力も弱い気がします。
GPファイナル出場はなくなりましたので、年末の全日本選手権に照準を合わせて調整を進めます。

優勝はアリーナ・ザギトワ 2位はマリア・ソツコワ、3位はケイトリン・オズモンドでした。
アリーナ・ザギトワは5位から逆転しました。
シニアデビューのシーズンに劇的な成長を遂げ、平昌五輪の銀メダル候補になっています。
(今年、世界ジュニア選手権で本田真凜と戦ったばかりです。)
金メダル候補のエフゲニア・メドベージェワにミスが出ると、順位が逆になるかもしれません。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年11月9日「三原舞依、GPファイナル進出は厳しい」はこちら。

⇒2017年11月5日「三原舞依、メンタルの強靭さと演技の安定感」はこちら。

⇒2017年11月2日「三原舞依は中国杯で金メダルをつかむ」はこちら。

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三原舞依、GPファイナル進出は厳しい

浅田真央もそうでしたが、フィギュアスケートはメンタルの強さもさることながら、試合ごとの「精神状態」も演技に相当影響します。
平常心で臨み、練習どおりの滑りを行う難しさを痛感させられます。

演技する側からいえば、自分の実力を出すだけなのにそれがままなりません。
観戦する側からいえば、フィギュアスケートの魅力はそこにもあるような気がします。

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第3戦「中国杯」の女子シングル。
三原舞依は練習ではジャンプの安定感が際立ち、コンディションはよかったはずです。

しかし、ショートプログラム(SP)の直前練習でロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワと衝突し、負傷したのはとても気の毒でした。
治療が必要だったのですから、痛みも残ったはずです。
本人は「動揺はなかった」と語っていますが、互いに水を差されたのは確かでしょう。

トップと4点差もないとはいえSPで7位と出遅れて、フリースケーティング(FS)で最終組に入れませんでした。
逆転が十分に可能な範囲ですが、採点上はいささか不利になります。
気持ちの盛りあげも図りにくかったでしょう。

三原舞依は得意と語っていたFS「ガブリエルのオーボエ」で巻き返したと胸を張れるほどの得点を出していません。
ジャンプで回転不足を取られ、加点がそれほどついていません。
ステップもレベル3に留まりました。
結局4位に終わり、表彰台を逃しました。
私は 210点台後半の得点での優勝を期待していました。

三原舞依は破綻のないまとまった演技を得意とします。
FSでは優しく流れるように滑りました。
平和を願うつもりということは分かりますが、それと演技のメリハリは別の問題です。

私は中国杯を見て、アピールする力がロシア勢や樋口新葉に比べて弱いと感じました。
また、五輪代表枠を争う樋口新葉に気迫でも負けています。
4年に一度のオリンピックの大舞台で表彰台の一角を占めるには、もっと強い印象を与えないと難しいでしょう。
丁寧に滑るだけでは会場が盛りあがらないし、観客と審判を惹きつけることができません。
また、大人の女性になりきれていないとも感じました。

GPファイナル進出には、第5戦「フランス杯」で優勝を収めることが絶対条件です。
手のつけられない強さを誇るロシアの世界女王、エフゲニア・メドベージェワが出場しないのはせめてもの救いです。
しかし、中国杯で優勝を飾ったロシアのアリーナ・ザギトワ、さらにスケートカナダで優勝を飾ったカナダのケイトリン・オズモンドが出場します。
どちらも 210点台を記録しています。

三原舞依は中国杯で物足りなかったところを改善・強化しないと、きわめて厳しい戦いになります。
私は奇跡が起こることを期待します。

◇◆◇

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三原舞依、メンタルの強靭さと演技の安定感

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第3戦「中国杯」の女子シングルが行われています。
日本勢、海外勢ともに有力選手が揃い、熾烈な戦いとなります。

日本勢は三原舞依、樋口新葉、本田真凜です。
海外勢はおもにアリーナ・ザギトワ、エリザベータ・トゥクタミシェワ、エレーナ・ラジオノワのロシア勢です。

日本勢の3選手はだれが好成績を残しても、世界のトップクラスと戦える実力をアピールする機会です。
2枚の五輪代表切符を争う全日本フィギュアスケート選手権でも断然優位に立てます。

なかでも三原舞依と樋口新葉は現地入り後の練習でいきなり火花を散らしました。
競うように曲をかけるので本田真凜がなかなか割り込めません。
3選手はそれぞれ「周りは気にしない」としながらも気合が入りました。
めらめらと燃えていることでしょう。

三原舞依は今シーズンのGPシリーズ初戦となります。
私は期待を込め、優勝を飾ると考えています。

⇒2017年11月2日「三原舞依は中国杯で金メダルをつかむ」はこちら。

表現もジャンプなどの技術も何か一つが際立っているという印象は受けませんが、演技の安定感に感心させられます。
メンタルの強靭さゆえでしょう。
総合力で堅実に戦える選手です。
頼もしさも出ています。
日本女子のエースと呼んでいいのかもしれません。
宮原知子次第ですが、五輪代表に一番近いと思います。

樋口新葉はGPシリーズ第1戦「ロシア杯」でミスがありながら2百点を超えて3位に入りました。
それほどスポットライトが当たっていませんが、実力を蓄えてきました。
私が知らないうちに、 210点前後を普通に出せるようになりました。
あとはプレッシャーに負けないことでしょう。
どうも大舞台に弱いという印象を拭えません。

本田真凜はGPシリーズ第2戦「スケートカナダ」で低得点の5位に沈みました。
中国杯そのものは代表選考に直接影響するわけではありません。
が、今大会で苦しむようだと、五輪代表になるのは相当難しいでしょう。

このブログは11月2日、木曜日の深夜に書いています。
どのような結果になりますやら。
私としては日本選手全員に頑張ってもらいたい気持ちです。
活躍が楽しみです。

◆書き加え(11月4日)

中国杯は三原舞依、樋口新葉、本田真凜の3選手が出場し、平昌五輪の代表争いの前哨戦となりました。

SP7位の三原舞依は最低条件の2百点を超えましたが、私は 210点台の得点を叩き出すと信じていました。
負傷の影響がいくらかあったのでしょう、点数的には物足りません。

全体で4位でしたので、GPファイナル進出が大変になります。
おそらく次戦は1位が絶対条件でしょう。

3選手はそれぞれ頑張り、出来はよかったと思います。
しかし、代表選考レースは樋口新葉がリードしました。
私は正直に言うと、勝負強くないという印象を持っていました。

この大会までは三原舞依が明らかに先行していると考えていました。
宮原知子のけがの回復次第になりますが、これで代表切符をだれがつかむか分からなくなりました。
ただし、本田真凜は全日本選手権までに得点を大きく伸ばすのは厳しいでしょう。

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三原舞依は中国杯で金メダルをつかむ

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第3戦「中国杯」が迫っています。
女子シングルは平昌五輪代表2枠を争う三原舞依、樋口新葉、本田真凜の3選手が出場します。
けがの回復が遅れたエース・宮原知子を加えた実質4選手の戦いになるでしょう。

樋口新葉は第1戦「ロシア杯」でロシアの世界女王エフゲニア・メドベージェワ、イタリアのカロリーナ・コストナーに次ぐ3位になりました。
得点も 210点に迫り、しかも伸ばせる余地があります。
おそらく 220点に挑むでしょう。

本田真凜は第2戦「スケートカナダ」でつまずき、しかも2週連続の出場ですから立て直しが間に合うかは微妙です。
よくても 200点でしょうか。
私はその恵まれた資質からしてシニアデビューの今シーズンに大きな成長を遂げると思っていましたので、ここまでの苦戦は不可解・・・。

三原舞依は今シーズンのGPシリーズ初戦となります。
フリースケーティングだけで戦ったジャパンオープンでは非公認ながら自己ベストを更新しました。

三原舞依はまず大崩れを見せません。
メンタルの強さはもともと備わったものなのか、闘病生活を乗り越えて培われたものなのか。
演技の安定感にはっきりと表れています。
浮ついたところがなく、とても落ち着いて滑ることができます。
また、ジャンプ(技術)と表現がかなり高い水準でバランスを保っています。

ここでライバルを圧倒する得点を叩き出せれば、五輪代表選考会を兼ねた年末の全日本フィギュアスケート選手権で精神的に優位に立つことができます。
中国杯は神経戦の様相を呈するはずです。

なお、本大会にはロシアの強豪が出場します。
顔ぶれは、世界ジュニア女王のアリーナ・ザギトワ、2015年世界選手権金メダルのエリザベータ・トゥクタミシェワ、銅メダルのエレーナ・ラジオノワです。

三原舞依といえども平常心で臨み、普段の実力を発揮するのは簡単でありません。
が、金メダルをつかむのは彼女だと思います。

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三原舞依と宇野昌磨のでこぼこ・・・不安と恐怖

平昌五輪シーズンのフィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズが始まります。
その先にGPファイナルがあり、その先に五輪代表選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権があります。
シングルは男子3枠、女子2枠です。

三原舞依や宇野昌磨は初出場を目指すことになります。
私は二人とも堅いと考えていますが、それでも選手当人は凄まじい重圧を感じながら日々、練習に取り組んでいます。

ここまでの大会の演技を振り返り、精神的にぐらぐらしていることが伝わってきます。
安定感が持ち味の二人にして、出来がでこぼこの状態です。
しかし、オリンピックの出場経験があり、なおかつ金メダルの獲得を果たした羽生結弦にも当て嵌まります。
世界一の実力者でさえも「平常心」を保ちながらオリンピックシーズンを送るのは至難なのでしょう・・・。

トップクラスの選手は私が想像できないほどの「不安」を抱え、「恐怖」と戦っています。
苦悩の激しさが得点の極端な波(変動)となって現れます。
それに一喜一憂していては、自分をますます追い詰めてしまいます。
得体の知れない力に押し潰されないメンタルの強さも欠かせません。
それにより、練習どおりに本番で滑ることができます。

選手は「落ち着け」「大丈夫」と言い聞かせているのでしょう。

表彰台を狙うにしてもまずは代表に選ばれなければなりません。
だれもが死に物狂いで頑張っているはずですが、オリンピックは出るか出ないかのどちらかしかない残酷な現実です。

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三原舞依にいつもの安定感・・・日本女子エース

きのう「フィギュアスケート・ジャパンオープン」が行われました。
三原舞依は練習後の会見で「コンディションはいいほう。海外のトップ選手も来るので、楽しんで頑張りたい」「会場がとてつもなく広いので、一番上の観客まで行き届く演技をしたい」と語っていました。

今シーズン初戦のオータムクラシックで2位に留まり、現地でフリースケーティング(FS)「ガブリエルのオーボエ」の振付師デビッド・ウィルソンから指導を受けました。
「思い切ってやっているつもりだったけれど、振り付けが小さくなっていた」と気づき、一つひとつの動きを大きく見せるように修正しました。

アイスリンクに立てる喜びを全身に感じながら無心に滑れた昨シーズン。
しかし、オリンピックシーズンでもそうした精神状態を保てるのか。
大人へのイメージチェンジを企てる時期ともぶつかり、思いどおりの演技を行えないかもしれない。
私は案じていました・・・。

ところが、三原舞依は参考記録ながら自身の持つ日本歴代最高得点を超えました。
147.83点で世界女王エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)の152.08点に続きました。

三原舞依は冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループの連続ジャンプを軽やかに跳ぶと波に乗り、次々にジャンプを決めました。
観客を演技に引き込み、両腕でガッツポーズ!

フリップの踏み切り違反を解消、スピンやステップも最高評価のレベル4を獲得。
もっと高めたいと話していた「表現力」もなかなかでした。

初戦で感じた怖さはきれいに消えたそうです。
本大会ではいつもの安定感を取り戻していました。
世界歴代4位に相当する得点を叩き出したことで、平昌五輪代表に手応えをつかんだでしょう。
日本女子のエースと呼ばれる日も遠くありません。

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三原舞依、女性へのイメージチェンジに苦しむ

フィギュアスケート・オータムクラシックの女子シングル。
少女から女性へのイメージチェンジをかけた三原舞依のオリンピックシーズンが始まりました。
この闘いを乗り越えないと五輪代表選考会の全日本フィギュアスケート選手権で勝つことはできません。
2枠の代表に入れたとしても、平昌五輪で表彰台に立つことはできないでしょう。
それは本人が十分すぎるほど自覚しています。

三原舞依はショートプログラム(SP)の曲に「リベルタンゴ」を採用しました。
衣装とメイクは大人の雰囲気になりましたが、だからといって大人の演技をするのは簡単でありません。
タンゴでステップがレベル4を取れないと踊りが締まらない印象になります。
舞いにキレとメリハリがほしい。
全体の完成度を相当高めていかなくてなりません。

審判やファン、そして何より自分自身に染みついたかわいらしいイメージを拭い去るために強い気持ちで演じてください。
昨シーズンのフリースケーティング(FS)の曲の「シンデレラ」に限らず、氷上でヒロインになりきらないとね・・・。
観客はすーっと感情移入できません。
今シーズンの初戦ですから焦りは禁物ですが、まだまだという印象です。

FSの曲は「ガブリエルのオーボエ」を採用しました。
天使がテーマとなるプログラムとか。
三原舞依はこの大会の前に誓った「ノーミス」と「2百点超え」の2つを成し遂げられるのでしょうか。
昨シーズンに見せてくれた成長を順調に続けられるなら五輪代表は間違いなしと私は考えています。

◆書き加え(9月24日)

FSが行われ、三原舞依はSPに続いてFSも2位に留まり、逆転を果たせませんでした。
カナダのケイトリン・オズモンドがSPもFSも1位で優勝を飾っています。
絶対にクリアしたいと語っていたノーミスと2百点超えをどちらも叶えられませんでした。

ジャンプの安定感を誇る三原舞依にしては珍しく複数のミスを犯しています。
後半最初の3回転フリップはSPに続いて踏み切り違反(エッジの不正使用)を取られました。
連続ジャンプはダブルアクセルに3回転トウループをつけられず、その後の3回転ルッツに3回転トウループをつけてリカバーしています。
しかし、最後の3回転サルコウは回転不足を取られました。

ちなみに、合計得点は2百点に1点ほど届かないだけでしたが、ケイトリン・オズモンドに18点以上の差をつけられています。
演技中にとっさの判断でジャンプ構成を変えられたのは収穫と口にしました。

三原舞依はシニアデビューを果たした昨シーズンは伸びやかに楽しそうに滑っていましたが、オリンピックシーズンは幸先のいいスタートを切ることができませんでした。
楽曲も振付も衣装もメイクも違い、大人の女性へのイメージチェンジを図っていますので単純な比較は無意味ですが表情に硬さが伺えます。

宮原知子の復調や樋口新葉などの出来によりますが、この得点だと平昌五輪の代表2枠に入れないでしょう。
アスリートはオリンピック出場に手が届きそうになってからが勝負です。
三原舞依には自分の強さを信じてほしい。

私はさらなる躍進を期待しています。

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三原舞依、ノーミスと2百点超え

フィギュアスケート女子シングルの三原舞依がカナダ・モントリオールで行われる「オータムクラシック」で今シーズンの初戦(国際大会)を迎えます。
現地までの長時間フライトではずっと眠っていたらしく、体調は大丈夫とのこと。
また、ほどよくリラックスできているのでしょう。

初戦を終えた樋口新葉と本田真凜の活躍に刺激を受け、いい流れを止めないようにしたいと語りました。
三原舞依がこの大会で誓うのは「ノーミス」と「2百点超え」。
落ち着いて滑ることができるなら、おそらく問題はありません。

公式練習ではステップやジャンプを中心に入念な確認を行いました。
ショートプログラム(SP)は「リベルタンゴ」。
そしてフリースケーティング(FS)は「ガブリエルのオーボエ」。
18歳になった三原舞依は「選挙も行けるので、大人にならないといけない」「昨シーズンの自分とは違うと感じてもらえる滑りを披露したい」と意気込みました。

勝負のオリンピックシーズンに大人の女性への転身を図ります。
平昌五輪代表入りへ1試合目から波に乗るつもりです。
(が、シンデレラのイメージが強いので、それほど簡単でありません。)

この大会には世界フィギュアスケート選手権2位、カナダのケイトリン・オズモンドが出場します。
三原舞依は調子がかなり上向いており、対決が心待ちでしょう。
もしも優勝を収めれば大きな自信になります。
伸び盛りですから、やってくれそうな予感もあります。

◆書き加え(9月22日)

三原舞依はSPを終えましたが自己ベストに大きく届かず、2位になっています。
得点は 66.18点ですので、首位のオズモンドの 75.21点とは9点以上の差があります。
(後半の3回転フリップの踏みきりでミスがあったようです。)
やはり70点を下回ると、世界のトップレベルと戦えません。

三原舞依は黒の衣装に身を包み、「リベルタンゴ」を演じています。
ジャンプを含めた演技の完成度を上げていくのはこれからでしょう。
大人の女性の衣装がさまになるよう願っています。

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三原舞依と浅田真央のトリプルアクセル

フィギュアスケートの女子シングル。
国際スケート連盟(ISU)はシニアデビューのシーズンに難病と闘いながら素晴らしい活躍を見せた17歳の三原舞依にインタビューを行い、公式サイトに記事を載せました。

⇒2017年5月13日「三三原舞依はシンデレラの魔法が解ける」はこちら。

三原舞依は全日本フィギュアスケート選手権で3位に食い込み、四大陸フィギュアスケート選手権と世界フィギュアスケート選手権の代表に選ばれています。

四大陸選手権では日本人4人目の合計2百点超えを果たし、国際大会の初優勝を飾っています。
しかし、2018年平昌冬季五輪の出場枠がかかる世界選手権ではショートプログラム(SP)で最後のジャンプが得点なしになるミスを犯し、15位と出遅れました。
彼女にしては信じられない失態です。
エースの宮原知子の欠場で、自分が何とかしなければと固くなったようです。
それでも気持ちを切り替え、フリースケーティング(FS)でほぼ完璧な演技を見せて5位とごぼう抜きを果たしました。

さらに、シーズンの締めくくりとなるフィギュアスケート世界国別対抗戦のFSでは日本歴代最高得点を記録しています。
大舞台を経験するたびに目覚ましい成長を遂げました。

三原舞依は世界でも注目を集めましたが、日本でも次世代のエースとして期待が寄せられています。
スーパースターの浅田真央が選手生活に別れを告げ、日本女王の宮原知子が過酷な練習によるけがで苦しんでいます。
オリンピックシーズンに入ると、日増しにプレッシャーが高まっていくはずです。

三原舞依はインタビューでこれまでの競技人生についても振り返っています。
小学校2年生にスケートを始めたきっかけは、テレビで浅田真央の演技を見たことだったと答えました。

スケートは当然として、その練習も楽しいと語っています。
だから、今日まで続けてこられた・・・。

「ジャンプが一番好き」という答も可能性を感じさせます。
フィギュアスケートは採点競技であり、基礎点の高い高難度ジャンプを苦にしないのは断然有利になります。

憧れの浅田真央の代名詞だった「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」に挑戦したいという思いを持っていることも明かしました。
ただし、トリプルアクセルには筋力やスタミナが必要としています。
体調と相談しながらトレーニングを積んでいくのでしょう。
ぜひ軽やかに跳んでほしい。

三原舞依は宮原知子のけがの回復次第そして練習次第ですが、肩を並べつつあります。
若い世代に特有の勢いが衰えなければ、オリンピックシーズンに抜き去るかもしれません。

また、三原舞依は国際大会で金メダルを獲ったことで特段の変化が起こったわけでないと語っています。
同時に、周りからサインや写真撮影をねだられるようになってうれしいとも語っています。
やはり変化はあったのです。

浅田真央は2度、オリンピックのアイスリンクに立っています。
いよいよ三原舞依は平昌五輪の代表切符を獲りにいきます。
年末の全日本選手権で2位以内に入るしかありません。
大舞台に強いところを見せてくれるでしょう。

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三原舞依はシンデレラの魔法が解ける

シニアデビューのシーズンに目覚ましい成長を遂げた三原舞依に対し、国際スケート連盟(ISU)も注目しているという記事をネットで見つけました。
私もここまでの結果を残すとは思っていませんでした。
(全日本フィギュアスケート選手権の演技に感心し、それから気にするようになったくらいです。)

三原舞依はシーズンを締め括るフィギュアスケート世界国別対抗戦で、フリースケーティング(FS)の日本歴代最高得点を記録しました。
この大会は個人戦でありませんが、ショートプログラム(SP)、FS、合計で自己ベストを更新しました。

ISUは公式サイトで彼女へのインタビュー記事を載せました。
「今季はさまざまなことに挑戦することができたので、これまででもっとも楽しめて、幸せなシーズンでした」と振り返りました。

国別対抗戦ではチームイベントの盛りあがりに触れ、オリンピックの団体戦の魅力に目覚めたようです。
また、キス・アンド・クライから仲間の演技を応援するなかで刺激を受けたようです。

三原舞依はSPでは普段どおりに滑れました。
しかし、FSではチーム・ジャパンの最後の演技になり、自分の出来次第で優勝が左右される状況でしたのでかなりナーバスになりました。
にもかかわらず日本女子最高得点を出せて、うれしさとともに驚きを感じました。
さらに、2018年平昌冬季五輪の代表切符をつかめそうだという手ごたえを感じました。
ちなみに、日本女子は2枠です。

シニアデビューを迎える本田真凜、3季連続女王に輝く宮原知子が最大のライバルとなるでしょう。
そこに滑りとジャンプが復調気味の樋口新葉などが割って入ります。
超激戦です・・・。



三原舞依は現時点でジュニアの幼さが残っており、オリンピックで世界のトップクラスと戦ううえで見劣りがします。
本人もよく承知しており、プレゼンテーションのレベルアップのためにバレエを習っています。
大人の表現力が身につかないと得点が伸び悩むでしょうし、そこに意識を奪われると安定感のある高難度ジャンプでつまずきます。
とても難しい「変身」を遂げなければなりません。

三原舞依は今季の大躍進をシンデレラの魔法にたとえ、「引退するまで解けないでほしい」と語っています。
が、そうした守りの意識はかなりマイナスになります。
私は、魔法が解けないと大人の女性に脱皮できないと思います。

女の子からの劇的なイメージチェンジを期待したいですね。

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三原舞依は少女の演技を抜け出せるのか

フィギュアスケートの女子シングル。

世界フィギュアスケート選手権が終わり、シーズンに一区切りがついたタイミングを見計らうように、浅田真央が「現役引退」を発表しました。
全日本フィギュアスケート選手権以降はスケート靴を履いていなかったそうですから、あのフリースケーティング(FS)でおおよそ決意が固まったことになります。
あるいは、モチベーションをもう高められない心理状態に陥っていたことになります。

しかし、彼女が育んだ「DNA」は後に続く十代の選手にしっかりと受け継がれています。
その筆頭はシニアデビューで目覚ましい成長を遂げた三原舞依、シニアデビューに大きな期待が集まる本田真凜でしょう。

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2014年ソチ冬季五輪以降、日本女子は世界の大舞台で活躍が目立たない停滞期間に入りました。
宮原知子が孤軍奮闘したおかげで、何とか「フィギュア王国」の看板を下ろさずに済みました。



さて、三原舞依は目指していたフィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナルへの進出を逃しました。
が、全日本選手権で落ち着いて滑って3位となり、表彰台に立ちました。
この活躍により四大陸フィギュアスケート選手権と世界選手権の代表に選ばれました。

そして、四大陸選手権ではショートプログラム(SP)4位からFSでノーミスの演技を見せて自己ベストを更新するとともに、合計では日本女子として4人目の2百点超えを果たしています。
初出場で初優勝を飾ったのは立派でした。

やはり初出場の世界選手権にはけがで欠場したエース・宮原知子の穴を埋めるという意気込みで挑みました。
その重圧に押しつぶされたのでしょう、SPでもっとも得意とする3回転フリップでミスを犯して15位に沈みました。

しかし、三原舞依は気持ちを切り替え、FSでノーミスの演技を見せて自己ベストを更新しました。
総合5位と「10人抜き」の快挙です。

三原舞依は自らがフィギュアスケートの道に進んだのは浅田真央のおかげと思っています。
世界選手権のFSには、浅田真央の2014年ソチ冬季五輪でのFSの演技を心に刻んで臨んでいます。
ちなみに、浅田真央はSP16位から総合6位とやはり10人抜きの快挙でした。

三原舞依は完治が難しいとされる病気とつきあいながら懸命に練習を積んできました。
そうしたハンディを感じさせないし、結果を残せなくても言い訳にしません。
強い精神力と向上心を持ちます。

脚光を浴びるようになったのは、それらが報われたのです。
(シンデレラみたいです。)
が、本人はいまのSPとFSの演技ではオリンピックで戦えないと総括しました。
緩みは一切ありません。

このブログで述べましたが、印象が幼くて損をしています。
コスチューム(衣装)はもちろん、メイク(化粧)も少女に留まります。
曲と振付に合わせたせいかもしれませんが・・・。

私が三原舞依の顔を最初に見て感じたのは、とてもきれいになるだろうということでした。
オリンピックで表彰台に立つために、すべての面で大人への転身を成し遂げてほしい。
本人も中野園子コーチもこれまでのイメージを打ち破ろうと考えているはずです。

三原舞依はジャンプを苦にせず、基礎点が高いプログラムでもノーミスの演技を行えます。
安定感は素晴らしいのですが、演技が無難に終わってしまい、観客や審判にいま一つアピールすることができません。
表現力はそれなりなのに演技に引き込み、印象に残すには何かが足りません。

三原舞依はとても純情で、とても真面目という印象を受けます。
「素朴さ」さえ漂い、はたして器用にイメージチェンジを果たせるかは不明です。
女性の雰囲気をまとおうとすれば、そちらに神経を奪われ、とくに高難度ジャンプでミスを犯しやすくなります。

オリンピックシーズンに少女から抜け出せなくて苦しむようだと得点が伸び悩みます。
それと、「シンデレラ」に代わる運命の曲に巡り合うことも大切になります。

おそらくすべての選手にとり、あっという間に大舞台が近づいてくるのでしょう。
ぜひ頑張ってほしい・・・。

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三原舞依と樋口新葉が宮原知子を超える

私は目の回るような忙しさで、ブログにエネルギーを注ぐことができません。
フェイスブックからも長く遠ざかっています。
加齢により体力がかなり衰えていることも影響しています。
顧客先に伺うなどして自宅に戻ると、疲れきっている自分に気づかされます。
この半年ほどで老いが加速しました。

さて、先ごろ行われたフィギュアスケート世界国別対抗戦。
女子シングルで初出場の三原舞依と樋口新葉が素晴らしい活躍を見せました。
二人の頑張りが日本チームを3年ぶりの優勝へ導きました。
とりわけフリースケーティング(FS)はほぼ完ぺきな演技でした。

17歳の三原舞依は日本歴代最高得点を記録し、自己ベストを8点近く更新しています。
合計でも同2位、世界歴代5位です。
2018年平昌冬季五輪の表彰台を狙えます。

難病を克服して躍進した今シーズンの最後をハッピーエンドで締めくくりました。
課題の表現力でも高い評価を得ています。
本人は「王子さまと出会って城に戻った感じ」と語っています。
私はhuluで2015年のディズニー映画(実写版)「シンデレラ」を見たばかりです。
(金をかけていることもあり、完成度が高いですね。)

三原舞依は浅田真央に憧れて背中を追いかけてきましたので、彼女の現役復帰の目標だったオリンピック出場を自分が叶えようと考えています。



16歳の樋口新葉は日本歴代2位の得点を記録し、自己ベストを一気に16点近く更新しています。
合計でも同3位、世界歴代8位です。
順調に成長を遂げれば平昌五輪の表彰台に届くかもしれません。
(日本の女子シングルは2枠ですので、五輪代表になるのも大変ですが・・・。)

得意の高難度ジャンプが不調だった今シーズンの最後で結果を出せたのは、オリンピックシーズンへ向けて自信になったでしょう。
力強い滑りがだいぶ戻ってきました。
FSの得点に一番驚いたのは本人でした。
四大陸フィギュアスケート選手権で9位、世界フィギュアスケート選手権で11位と沈み、悔し涙を流しています。

樋口新葉は浅田真央の代名詞の「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」をプログラムに組み込もうと考えているはずです(FS)。



この大会では樋口新葉が日本最高をマークし、その少し後で三原舞依が塗り替えています。
力強いガッツポーズが飛び出した二人はFSでも合計でも浅田真央の得点を上回りました。
ちなみに、FSと合計の日本歴代最高得点は宮原知子が記録しています。
もう超えられるところまできました。

なお、この大会では海外の選手やコーチも寄せ書きした「まおちゃん ありがとう」のボードが掲げられました。
彼女の人柄とフィギュアスケートに注いだ情熱が、ライバルを含めた多くの関係者から大きな「敬愛」を集めたことを物語っています。

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樋口新葉に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年3月29日「樋口新葉の復調、宮原知子の祈り・・・平昌出場枠」はこちら。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

⇒2016年12月24日「樋口新葉は順調なら全日本フィギュア初優勝」はこちら。

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三原舞依日本最高得点、平昌五輪代表へ

世界フィギュアスケート国別対抗戦。
日本は3年ぶり、2度目の優勝を飾りました。
団体戦ですので全員が頑張った結果です。

とくに貢献したのが女子シングルの三原舞依と樋口新葉でした。
(男子シングルは当たり前ですので・・・。)
二人はショートプログラム(SP)でもフリースケーティング(FS)でも自己ベストを更新しています。
その予感があり、きのうのブログで触れています。

⇒2017年4月22日「羽生結弦のお詫びと見せ場 国別対抗戦」はこちら。

三原舞依はFSで直前に樋口新葉が出した日本最高得点を上回り、2位に入りました。
例によりノーミスで、自己ベストを8点ほど更新しました。

三原舞依は高難度ジャンプを含めた演技の安定感が素晴らしい!
落ち着いて滑ることができます。
「ようやく王子さまに出会ってお城に戻れたかな」と語っています。
(私はディズニー・スタジオの実写映画「シンデレラ」をいま見終えたところです。)

樋口新葉はFSでほぼノーミスの演技で、自己ベストを10点以上更新しています。

三原舞依と樋口新葉は今シーズンに四大陸フィギュアスケート選手権と世界フィギュアスケート選手権を経験し、目覚ましい成長を遂げました。
三原舞依が先行していましたが、最終戦の世界国別対抗戦で樋口新葉が猛追しました。
二人ともおおいに自信をつけたでしょう。

三原舞依は日本のエース格に育ってきました。
難病を克服したということですが、治療を続けているとも聞きます。
体調を崩さなければ、この子はまだまだ伸びます。
(自然でやわらかいのであまり目立ちませんが、ジャンプも強い。)

樋口新葉はオリンピックシーズンにジャンプの基礎点を思い切り引き上げるはずですので、メンタルが強くなれば面白い存在です。
この大会の公式練習で気分が乗ったのか、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をきれいに決めています。
もともとジャンプに強い選手でしたが、今シーズンは不安定でした。

現時点での私の直感を記します。
五輪代表選考会を兼ねる2017年全日本フィギュアスケート選手権は本田真凜と三原舞依の2強が引っ張ると思います。
どちらも基礎点が高くなるでしょう。
宮原知子がかなり大変です。



世界女王、ロシアのエフゲニア・メドベジェワは異次元に達しています。
私はひと頃の羽生結弦を思い出しました。
ライバルが諦めるしかない強さです。
けがをしなければ、2018年平昌冬季五輪の金メダルは動かないでしょう。

・・・私は本田真凜と三原舞依が抜く可能性をゼロとは考えていません。
本番では何が起こるか分かりません。
男子シングルと並び、女子シングルも滅茶苦茶楽しみになってきました。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年4月1日「三原舞依のごぼう抜きも及ばず日本女子代表枠2」はこちら。

⇒2017年3月31日「平昌枠取りへ、三原舞依の開き直り」はこちら。

⇒2017年3月27日「三原舞依に平昌五輪出場3枠の重圧」はこちら。

⇒2017年2月22日「三原舞依は日本女子エースへ」はこちら。

⇒2017年2月19日「三原舞依、感動の演技、歓喜の笑顔」はこちら。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。

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三原舞依のごぼう抜きも及ばず日本女子代表枠2

2018年平昌冬季五輪の出場枠がかかる世界フィギュアスケート選手権の女子シングル。
フリースケーティング(FS)が行われ、日本勢は目指していた最大3枠確保を叶えられませんでした。

深夜過ぎに放映番組がスタートしました。
私は仕事の都合でどうしても見ることができませんでした。

ショートプログラム(SP)15位の三原舞依がごぼう抜きを演じ、5位に食い込みました。
得点の出にくい第2グループで猛然と巻き返しました。
この順位はすごいことです。

本人も信じられないというSPでの最後のジャンプの大失敗(得点ゼロどころかマイナス)が悔やまれます。
エースの代役を求められ、気の毒でした。
のびのびと滑らせてあげたかった・・・。
三原舞依は病気が悪化することがなければ期待がおおいに持てます。

⇒2017年3月31日「平昌枠取りへ、三原舞依の開き直り」はこちら。

しかし、SP9位の樋口新葉が11位、SP12位の本郷理華が16位と順位を落としています。
今度は二人が重圧に押しつぶされ、ジャンプにミスが相次ぎました。
どちらも世界で戦うメンタルが備わっていません。

枠取りのかかる世界選手権で必死に自分と闘った3選手を責められませんね。
日本勢は一人も第4(最終)グループに入れませんでした。

率直に言えば、私は三原舞依が表彰台に近い4〜5位に入ってくれればと思っていました。
順位はそのとおりになりました。
そして樋口新葉か本郷理華のどちらかが6〜8位に入ってくれればと思っていました。
もしそうなるとしたら、樋口新葉のほうが可能性が高いのでないかと・・・。

結果から眺めれば、今シーズンは日本女子にとって最悪だったのかもしれません。
エースの宮原知子がけがで棄権し、浅田真央が不調(けが)で出場できませんでした。

来シーズンは二人がきっと復調を果たすでしょう。
三原舞依は今大会での失敗を糧にし、精神的にも大きな成長を遂げます。
さらに、本田真凜ら有望なジュニア選手がシニアに上がってきます。

日本女子にとり2枠はとても厳しい。
しかし、オリンピックで表彰台を狙える選手が3人そろうというのは考えにくいのは確かです。
仕方ないかなぁ・・・。



現時点における私の来シーズンの予想を記します。

本田真凜と三原舞依を中心に回るのでないでしょうか。
この2選手が2018年平昌冬季五輪代表にもっとも近い。
とくに本田真凜はかなりの伸び代を残しています。

そこに宮原知子が絡んできます。
浅田真央は老け込む年でありません。
私は底力を見せてくれると信じています。

こうなってほしいという老人の願望がないわけでありませんが、大人げないので書くのはやめます。

◆書き加え(4月1日)

夕方、フジテレビで三原舞依の演技をきちんと楽しむことができました。
この選手は来シーズンが滅茶苦茶楽しみです。
浅田真央に憧れ、好きな演技を動画で繰り返し見ています。

私は2014年ソチ冬季五輪の浅田真央のFSの演技をちょっと思い出しました。
SP16位からFSで6位としました。

同じ10人抜きですが、三原舞依には悲壮感は漂っていませんでした。

◆書き加え(4月2日)

関係者へ。
来シーズンはもっと大人のコスチュームにしてあげてください。
印象面でも損です。

神戸といえば洗練のファッション・・・。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年3月31日「平昌枠取りへ、三原舞依の開き直り」はこちら。

⇒2017年3月27日「三原舞依に平昌五輪出場3枠の重圧」はこちら。

⇒2017年2月22日「三原舞依は日本女子エースへ」はこちら。

⇒2017年2月19日「三原舞依、感動の演技、歓喜の笑顔」はこちら。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。

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平昌枠取りへ、三原舞依の開き直り

2018年平昌冬季五輪の出場枠がかかる世界フィギュアスケート選手権の女子シングル。
ショートプログラム(SP)は済んでいます。
残念ながら日本勢は振るいませんでした。

なかでも四大陸フィギュアスケート選手権で2百点超えの初優勝を飾り、ファンの期待を一身に集めた三原舞依は緊張と重圧に押しつぶされ、本人も記憶にないという痛恨のミスを犯しました。
公式練習で好調を保っており、本人は緊張していてもジャンプを跳べると考えていました。

⇒2017年3月27日「三原舞依に平昌五輪出場3枠の重圧」はこちら。

三原舞依は表情と動きは硬いながらも、冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループを決め、後半のダブルアクセルをきれいに決めました。
普段の落ち着きを取り戻したかに見えました。
ところが、自信があるとの理由で最後に入れた3回転フリップが2回転になって0点、そのうえに転んで減点され、マイナスになりました。
あまりに痛すぎる。

エースの宮原知子の代役は務まらないとしても、表彰台に近い順位をつかんでほしいというファンの願いは届きませんでした。
まさかの15位に沈み、三原舞依は涙をこぼしています。
五輪枠取りは上位2選手の順位合計が問われますので、恐ろしく厳しい。

⇒2017年3月30日「浅田真央が背負った期待は重圧どころか恐怖」はこちら。

男子シングルは羽生結弦と宇野昌磨の2選手が突出し、出場枠が「2」でもオリンピックでの日本勢の活躍にほとんど影響を及ぼしません。
(後に続く選手がいないのが、日本男子の問題でもあります。)

しかし、女子シングルは十代後半に差しかかる有望株が急成長を遂げており、ぜひとも「最大3枠」を確保したいところです。
私は平昌五輪を睨んで現役復帰を決めた浅田真央に出てほしい。
宮原知子が復調を果たせば、残りは一人に限られます。
代表選考を兼ねた全日本フィギュアスケート選手権は文字どおりの地獄。

日本のトップクラスに位置するアスリートは全員がオリンピック出場を目標に頑張っているといっても過言でありません。
そのために遊びたい盛りの幼少期から猛練習に打ち込んできました。
ほかはすべて犠牲にしてきたのでは?
ましてフィギュアスケートは日本のお家芸ですから、出られない悔しさといったら尋常でないでしょう。

女子シングルは最大3枠確保が瀬戸際なのは確かです。
しかし、私はすっかり諦めたというわけでありません。

⇒2017年3月29日「樋口新葉の復調、宮原知子の祈り・・・平昌出場枠」はこちら。

もしも奇跡が起こるとしたら、3選手の開き直りしかないでしょう。
失うものは何もないとの覚悟で、緊張も重圧も吹き飛ばしてほしい。
フリースケーティング(FS)の得点の比重は大きいですから、最後の最後まで希望を捨てないでください。

2006年トリノ冬季五輪金メダリストの荒川静香はテレビ放送で「それぞれが実力を信じて自己ベストの演技を目指して・・・」と声援を送りました。
彼女自身は出場枠がかかった前年の世界選手権で振るいませんでしたが、このときは村主章枝と安藤美姫が頑張りました。
そして、この3選手が出場した本番のオリンピックで勝ったのは荒川静香でした。

FSの最終組に日本女子が一人もいないという光景は近年では珍しいのでないでしょうか。
テレビ局は困っているはずですし、私だってさみしいです。
が、三原舞依と樋口新葉、本郷理華の3選手には、自分の努力を信じ、実力を出し尽くしてほしいと心から思います。

とくに三原舞依には逆転優勝を収めた四大陸選手権以上の“ごぼう抜き”を望みます。
上位との得点差は大きいですが、今シーズンをどうか最高の「シンデレラ」で締め括ってください。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年3月27日「三原舞依に平昌五輪出場3枠の重圧」はこちら。

⇒2017年2月22日「三原舞依は日本女子エースへ」はこちら。

⇒2017年2月19日「三原舞依、感動の演技、歓喜の笑顔」はこちら。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。

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三原舞依に平昌五輪出場3枠の重圧

世界フィギュアスケート選手権がフィンランド・ヘルシンキで29日に開幕します。
ここで2018年平昌冬季五輪の国別出場枠が決まります。
全日本フィギュアスケート選手権の女子シングルで3位に入り、代表に選ばれた17歳、三原舞依が日本を飛び立ちました。
笑顔だったようですが、心中はどうでしょう。

三原舞依は平昌五輪プレ大会として行われた四大陸フィギュアスケート選手権で日本女子4人目となる2百点超えを果たして初出場・初優勝を飾っています。
ショートプログラム(SP)でもフリースケーティング(FS)でもノーミスの演技を見せました。
中野園子コーチは、ライバルの失敗でもたらされたものあり、実力で勝ち取ったわけでないと語っています。
しかし、大舞台での安定した滑りの背景には難病を乗り越えて復帰した精神的な強さがあるように思います。

全日本選手権3連覇中のエース、19歳の宮原知子がけがで欠場することになり、三原舞依に期待が集中することになりました。
2006年トリノ冬季五輪から続く日本女子の最大3枠の確保へ向け、これまで一度も経験したことのない「重圧」を感じることでしょう。

三原舞依は「SPもFSもノーミスの演技で日本の出場枠に貢献したい」「一番いいシンデレラにしたい」と意気込みを語っています。
とはいえ、エースと同等の活躍を望むのは酷です。
16歳の樋口新葉、そして出場3度目の20歳、本郷理華と重圧を分かち合い、上位2人の順位合計が「13」以内に収まってほしいと思います。

3選手は1日ごとに責任感が増してくるでしょう。
それに負けてしまっては結果を残すことができません。
ライバルとの戦いの前に自分との戦いになります。
国を背負うアスリートは滅茶苦茶大変・・・。


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三原舞依は日本女子エースへ

四大陸フィギュアスケート選手権の女子シングル。
三原舞依がショートプログラム(SP)4位からフリースケーティング(FS)で逆転優勝を果たしました。
2百点超えは日本女子では浅田真央、安藤美姫、宮原知子に次ぐ4人目です。

三原舞依は派手さがありません。
私は落ち着いた選手、安定した演技という印象を持っています。
プレ五輪と位置づけられた今回の国際大会でもそれをいかんなく発揮しています。

SPでもFSでもノーミスというのはよほどメンタルが強いのでしょう。
とはいえ、プログラムは自分が練習できちんと行えるものしか入れていないそうです。
アスリートとしての考え方も堅実なのかもしれません。

2015年12月に発症した「若年性特発性関節炎」を克服して出場し、シニア1年ながら日本勢の3選手のなかで抜群の活躍を示しました。
車いすの生活を送った時期もあり、いまもスピンで痛みを感じることがあるようです。
体力の厳しいFSで7つのジャンプをすべて決めたのはすごい。
本人も驚くほどの高得点が出ました。

使用曲「シンデレラ」は中野園子コーチの選曲らしい。
復帰シーズンを「ハッピーエンド」で終われるようにという計らいです。
本人は曲に乗り、滑れるようになった喜び、そして支えてくれる周囲への感謝を表現しました。
まだ17歳なのに「病気を言い訳にしない」というから立派。

2010年バンクーバー冬季五輪の金メダリスト、韓国の金妍児(キム・ヨナ)から表彰式で花束を渡されています。
三原舞依はずっと憧れてきた浅田真央のかつてのライバルとハグを交わしました。
また、自分が表彰台のてっぺんに立ち、日本の国歌「君が代」を流すことができ、感激しています。
今大会の会場は2018年平昌冬季五輪と同じ「江陵アイスリンク」で行われましたので、初出場・初優勝はそれへ向けた大きな弾みとなりました。

オリンピックの出場枠がかかる3月末からの世界フィギュアスケート選手権でもノーミスの演技を見せてくれることを期待します。
宮原知子の回復を前提としての話ですが、ノーミスの演技を再現できれば最大3枠の確保は大丈夫でしょう。
もちろん、今大会でまったく不本意な出来に終わった樋口新葉に雪辱を晴らしてほしいと思っています。

今大会はヨーロッパの選手と最強のロシア勢が出場しておらず、三原舞依は得点を伸ばそうと考えています。
1か月ちょっとの間に表現などをもっと磨きたいとの課題を口にしています。
さらに、この会場に平昌五輪で戻ってくるとの目標を語っています。

三原舞依はアクセルを除く5種類の3回転が跳べます。
もともと高難度ジャンプを苦にしていません。
三原舞依がこのまま成長を遂げれば日本女子エースの宮原知子とともに2枚看板になるかもしれません。

◇◆◇

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三原舞依、感動の演技、歓喜の笑顔

四大陸フィギュアスケート選手権の女子シングル。
五輪出場の枠取りがかかる3月の世界フィギュアスケート選手権の行方を占う大会でした。

新鮮な顔ぶれの日本勢はショートプログラム(SP)が終わった時点で樋口新葉と本郷理華が表彰台の圏外に去るという非常事態でした。
私は宮原知子のけがの回復が間に合わないと大変なことになると思いました。

樋口新葉はシニア1年目ながら、3選手のなかでは全日本フィギュアスケート選手権で最高の2位となりました。
優勝の期待も寄せられましたが、緊張と重圧が高まったのでしょうか、奮いませんでした。
それとも負傷した右足の治療が思わしくなかったのでしょうか。

ところが、同じくシニア1年目ながら、全日本選手権で3位の三原舞依が初優勝を飾りました。
ブラヴォー! おめでとう!!!
私はいつもどおりのテレビ観戦ですが、演技に感動し、笑顔に歓喜してしまいました。

三原舞依は、ショートプログラム(SP)で1位と僅差の4位につけていました。
(これも、かえってよかったのかもしれません。)
フリースケーティング(FS)で会心の演技を披露し、パーソナルベストを更新しました。
自身初となり、目標としていた2百点超えを果たしました。
日本女子では、浅田真央、安藤美姫、宮原知子に次ぐ4人目の快挙です。
四大陸選手権では2008年の浅田真央以来となる初出場初優勝でした。
これにより日本女子は10年連続で表彰台に立ちました。

三原舞依は最終グループでしたが、演技の開始時の表情がよかった。
内面の「落ち着き」が伝わってきました。

冒頭の連続3回転ジャンプを決め、中盤の3連続ジャンプを決め、ステップではときおり笑顔を交えました。
そして、最後までノーミスで滑りきりました。
「福」を感じさせる柔和な笑みでガッツポーズをつくり、日本から応援に来ていたファンに応えました。
この子は大人の女性になると、とても美しいと思いました。

⇒2017年2月18日「樋口新葉と三原舞依の順位・・・四大陸選手権」はこちら。

演技後、キス&クライで中野園子コーチとともに素晴らしいスコアを喜びました。
そして金メダルが決まり、「夢のようです」。

三原舞依は難病の若年性特発性関節炎と診断され、リンクに立てない時期を乗り越えて復帰しています。
おそらくメンタルの安定感はそれと無関係でないでしょう。
フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズのスケートアメリカ、全日本選手権で3位に入り、四大陸選手権と世界選手権の代表の座をつかみました。
今大会の会場となった「江陵アイスアリーナ」は2018年平昌冬季五輪で使用されます。
かなりの自信がついたことでしょう。

日本女子は、オリンピックは2006年トリノから3大会連続で3枠を確保してきました。
世界選手権は2003年から15大会連続で3枠を確保してきました。
村主章枝や荒川静香、安藤美姫、浅田真央がこの伝統を守ってきました。

三原舞依は四大陸選手権でSPもFSもノーミスの演技でした。
逆に言えば、この得点を伸ばすのが大変です。

圧倒的に強いロシア勢などの世界のトップクラスと戦うには、さらなる成長が望まれます。
(今シーズンの世界8位に当たります。)
宮原知子が出場したうえで三原舞依が頑張れば、2018年平昌冬季五輪での3枠獲得につながるでしょう。

⇒2017年1月5日「三原舞依のシンデレラストーリー」はこちら。



表彰式のプレゼンターは金妍児(キム・ヨナ)でした。
大人になった彼女は飛び切り美しい。

金妍児に強く憧れてきた樋口新葉は花束を受け取ることができませんでした。
世界選手権ではこの悔しさをぶつけて、いい成績を収めてください。

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三原舞依のシンデレラストーリー

全日本フィギュアスケート選手権女子シングル。
私は、三原舞依(みはら・まい)という17歳の若い選手の演技を初めてきちんと見ました。
むろん名前も知っていましたし、演技も見ています。
ショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)で素晴らしい演技を見せました。
スケーティングにスピードがあり、高難度ジャンプに正確さがあります。

私がとりわけ印象的だったのは、FSの「シンデレラ」でした。
ノーミスの演技でSP5位から総合3位に巻き返しました。
会場はスタンディングオベーションで大健闘を称えました。
(私は正直、あまり期待していなかったので、こんなにすごい選手がいるのかと驚きました。ごめん。)

三原舞依は1年前に「若年性特発性関節炎(若年性リウマチ)」を発症したそうです。
両ひざに痛みが出て、2015年の全日本ジュニア選手権は8位に終わりました。
その後のジュニアグランプリ(GP)ファイナルは6位と最下位に終わりました。
痛みが体に広がり歩行が難しくなり、帰国後に入院して治療に専念しました。
2015年の全日本選手権は病院のベッドで観戦したとのこと。

三原舞依は復帰を目指し、痛みを抑えながらトレーニングに励みました。
そして、今シーズンにシニアデビューを果たし、GPシリーズのスケートアメリカで3位、中国杯で4位と結果を残しました。

三原舞依は「滑れるのは幸せ」という思いで、2年ぶりの全日本選手権に臨んだそうです。
会心の演技で3位に入りました。
アイスリンクでの四大陸フィギュアスケート選手権と世界フィギュアスケート選手権の代表発表後に「ここまで戻れ、自分でもびっくり」と喜びました。

ウィキペディアによれば、三原舞依は浅田真央に憧れています。
アクセルを除く5種類のトリプルジャンプを跳ぶことができるそうです。
コンビネーションジャンプでは、3回転ルッツ−3回転トウループ、3回転フリップ−3回転トウループ、3回転トウループ−3回転トウループ、2回転半アクセル−3回転トウループを跳ぶことができます。
ステップもスピンもレベル4を獲ることができるとか。
どうりで全日本選手権では完ぺきでした。

それでも、三原舞依は自分の実力を冷静に見ています。
「トップの選手と戦うにはまだまだ」と浮かれていません。
また、言葉の端々に謙虚な人柄が出ています。

私は、難病を乗り越えた経験が彼女をさらに大きくすると思います。
オリンピックシーズンに飛躍的な成長を遂げるかもしれません。
若いといっても17歳ですので、体形変化の壁にぶつからないかもしれません。
本人も「シンデレラストーリーの続きを演じていきたい」。

三原舞依は初出場の世界選手権に2018年平昌五輪の代表枠取りがかかります。
自らのためにも頑張らなくてなりません。
「悔いの残らない演技をしたい」と抱負を語りました。

若い3選手でロシア勢の壁を打ち破ってください。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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