コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

夏季五輪

平野美宇は東京五輪金メダルに一番近い

先月行われた卓球アジア選手権の女子シングルス。
平野美宇が史上最年少で優勝を飾っています。
中国開催というアウエーのなかで中国選手を3連破したことに私はびっくりしました。

準々決勝で世界ランク1位、2016年リオデジャネイロ五輪女王、丁寧をフルゲームの末に倒しています。
準決勝で世界ランク2位、朱雨玲をストレートで下しています。
決勝で世界ランク5位、陳夢をストレートで破っています。

本人も中国選手に勝てると思っていなかったようです。
とくに丁寧に勝ったことは大金星であり、相当な自信をつけました。

国際卓球連盟はホームページで「中国の支配を打ち破り、卓球界を驚かせた」と称えています。
ニューヒロインとして脚光を浴びることになりました。

平野美宇は昨年10月の卓球女子ワールドカップ(W杯)を日本選手として初めて制しています。
その後は中国に武者修行に出かけ、トップクラスの選手のほぼ全員と戦いました。
中国選手団と生活をともにし、苦手意識が消えたようです。
が、目を見張る成長ぶりは、日本女子が団体で銅メダルを獲ったリオ五輪で補欠に回った悔しさがバネになっているはずです。

平野美宇はウエートトレーニングなども取り入れ、相手のミスを待つ姿勢から攻め立てる戦法に改めました。
1月の卓球全日本選手権では決勝で石川佳純を破り、史上最年少となる16歳9か月で初優勝を果たしました。

しかし、4月の卓球韓国オープンでは準決勝でその石川佳純に敗れています。

⇒2017年5月1日「石川佳純は黙っていない」はこちら。

卓球世界選手権が今月、ドイツで行われます。
平野美宇はむろん、女子シングルスで優勝を狙っています。

また、伊藤美誠との「みうみまペア」で知られていますが、この大会には石川佳純との「かすみうペア」で臨みます。
女子ダブルスで優勝を狙っています。



私は平野美宇に「メンタルが強い」という印象を持っています。
2020年東京五輪の日本代表に一番近いところに立ったような気がします。
有利な母国開催ですので金メダル獲得も視野に入ってきました。

⇒2017年2月1日「平野美宇は嫌われる・・・卓球女子エース」はこちら。

卓球は国技といえる中国は平野美宇を最大の脅威として徹底的にマークすることでしょう。
弱みを分析して「攻略法」を考案してきます。
これからは互いの研究合戦にもなります。

3歳で卓球を始めた平野美宇は5歳のときに地元メディアの取材に対し、「オリンピックで金メダルを獲りたい」と語っています。
勝負強さを大舞台でいかんなく発揮してほしいと思います。

◇書き加え(5月7日)

先日、国際卓球連盟から最新の世界ランキングが発表されています。
平野美宇は11位から自己最高位の8位に上がりました。

ちなみに、石川佳純は4位から6位に下がっています。
(3年後へ向けて技術を見直しているようです。)
また、伊藤美誠は8位から10位に下がっています。
東京五輪が近づくにつれ、3選手の世界ランキングも上がっていくことでしょう。

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石川佳純は黙っていない

卓球韓国オープン、女子シングルス。
世界ランク4位の石川佳純は準決勝でアジア女王・平野美宇にストレート勝ちを収め、雪辱を果たしました。
卓球全日本選手権の決勝で4連覇を阻まれていました。

この大会では第一人者のプライドが爆発しました。
気迫を込めた攻めが平野美宇を圧倒しました。
石川佳純は猛烈な負けず嫌いですから、「黙っていない」というところを見せつけました。

世界ランク11位の平野美宇に連敗するわけにいかないという意地もあったと思います。
女性に対して適切な表現といえませんが、勝負どころでは「雄叫び」を上げています。

その石川佳純は決勝で世界ランク3位、シンガポールのフォン・ティエンウェイと戦いました。
接戦を繰り広げましたが、勝負どころでミスが出ては勝つことができません。
2016年リオデジャネイロ五輪で倒した相手でした。

石川佳純は今月ドイツで行われる卓球世界選手権に平野美宇や伊藤美誠などと出場します。
本人は金メダルを目指すと語っています。

普段はとてもかわいい子だけれど、気合の入った試合では別人の表情を見せます。
トップクラスのアスリートは皆そうした面を持っているにしろ、大きなギャップが魅力の一つです。

◇◆◇

石川佳純に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年1月30日「石川佳純がまさかの敗北に茫然自失」はこちら。

⇒2016年8月18日「石川佳純投げキス、福原愛号泣・・・重圧からの解放」はこちら。

⇒2012年8月5日「石川佳純はかわいい…日本卓球女子」はこちら。

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三井梨紗子は東京五輪戦力外・・・井村雅代

日本のシンクロナイズドスイミングの代表は2020年東京五輪へ向けて動き出しました。
井村雅代ヘッドコーチはすでに選考会を行っています。

世間の注目を集めているのが、23歳になったばかりの三井梨紗子の去就です。
リオデジャネイロ五輪で乾友紀子と組んだデュエットで銅メダルを獲得しました。
それを目指し、井村雅代の地獄の特訓にも耐えました。
いまは燃え尽きたという精神状態に陥っています。
本人によれば、1年は勉強中心の生活を送りながら、今後の進路を決めます。

ところが、井村雅代は現役続行か現役引退か煮え切らない態度の三井梨紗子に容赦なく引導を渡したのです。
それでは東京五輪の戦力に見込めない、あるいは東京五輪の戦力に間に合わないという判断のようです。

井村雅代は三井梨紗子に伸び代があると考え、大きな期待を寄せていました。
(若くして代表に選ばれていますので、才能も豊かなのでしょう。)
世界のトップクラスになったばかりの自分を限界としたことが理解に苦しむようです。
せっかくのホスト国での開催の喜びを味わわずに辞めることも理解に苦しむようです。

シンクロという競技は一人で行えません。
とくにデュエットは相手が決まらないと練習も行えません。
結果に責任を負う指揮官としては戦力外と退けるほかになかったのでしょう。
井村雅代は三井梨紗子への未練を断ち切りました。

この件で25歳の乾友紀子が動揺していないことが救いです。

◇◆◇

井村雅代に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年10月3日「井村雅代コーチが当面続投という不思議」はこちら。

⇒2016年9月23日「東京五輪シンクロは銀狙い・・・井村雅代」はこちら。

⇒2016年8月24日「井村雅代コーチ、日本シンクロ再生の手腕」はこちら。

⇒2012年8月24日「井村雅代をヘッドコーチに…リオ五輪シンクロ立て直し」はこちら。

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リオ五輪感動ランキング

博報堂DYメディアパートナーズがリオデジャネイロ五輪にフォーカスした「アスリートイメージ評価調査」の結果を発表しました。
8月25日〜31日に首都圏と京阪神圏の15〜69歳の男女を対象にインターネットで行い、6百の有効回答を得たとのことです。

五輪を見て感動した選手は、体操男子団体・個人総合2冠の内村航平が1位となりました。
2位はレスリング女子53キロ級銀メダルの吉田沙保里、3位は卓球女子団体銅メダルの福原愛でした。

五輪を見て感動した競技は、陸上トラックが1位となりました。
2位は体操男子、3位は卓球女子でした。
日本は陸上トラックの男子4百メートルリレーで銀メダルを獲得しています。
体操男子も卓球女子も日本が活躍しています。

私はこの調査結果に「皆、よく見ている」と驚きました。
「そうだよな」とおおよそ納得できるランキングだったからです。
自分にとってやや意外だったのは内村航平が1位になったことでした。
しかし、すぐに「当然」と考え直しました。

リオ五輪は日本の裏側での開催でしたので、時差は12時間です。
私は日本の活躍が期待できる主要な競技や種目はなるべく実況放送で見るようにしましたので、ひどい寝不足になりました。
録画放送で見るのとは興奮も感動も歓喜も別次元です。

2020年東京五輪で活躍を期待する選手は、体操男子の白井健三が1位となりました。
2位は卓球女子の伊藤美誠、3位は陸上男子のケンブリッジ飛鳥でした。

好感が持てる選手は、体操の白井健三、バドミントンのタカマツペア(高橋礼華・松友美佐紀組)、陸上の山縣亮太、テニスの錦織圭、体操の内村航平の順となりました。
アスリートがオリンピックに出場することの重要性が分かります。
山縣亮太がこの位置にいるのには何か理由があるのでしょう。

夢や感動を与えている選手は、野球のイチロー、テニスの錦織圭、フィギュアスケートの浅田真央と体操の内村航平、フィギュアスケートの羽生結弦の順となりました。
アスリートが継続して活躍することの重要性が分かります。
夏に行われた調査に冬に行われるフィギュアスケートの選手が入っています。
日本における人気の高さが映し出されています。

以上、とても興味深い調査結果でした。
私はもうちょっと標本数が多いほうがいいと思いますが、どうなのでしょう。

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井村雅代コーチが当面続投という不思議

井村雅代ヘッドコーチが続投します。
それは当然なのですが、私が不思議に思ったのは日本水泳連盟が2020年東京五輪までとしなかったことです。
確定しているのは、来年7月にブタペストで行われる世界選手権までとか・・・。

井村雅代は長らく「シンクロの母」「メダル請負人」とされてきました。
1978年から日本代表コーチを務め、シンクロが正式種目となった1984年ロサンゼルス五輪から2004年アテネ五輪まで6大会連続でメダルを獲りました。

日本水泳連盟はアテネ五輪後に指導陣の若返りを画策しました。
私はそれだけでなく、井村雅代との間に相当な確執があったと考えています。
絶大な功労者なのに追い出された形の井村雅代は中国、のちに英国を指導することになります。
ときを同じくし、日本のシンクロは低迷していきます。
結局、井村雅代の代わりが務まるヘッドコーチは現れませんでした。

井村雅代は日本水泳連盟に請われ、2014年に復帰しました。
そして、2016年リオデジャネイロ五輪でデュエットを2大会ぶり、チームを3大会ぶりに表彰台に上らせました。
指導力のすごさを改めて実証してみせました。

日本が東京五輪で銅以上のメダルを獲るには、井村雅代ヘッドコーチが必要です。
「お家芸」で表彰台を逃す事態だけは避けなければなりません。

ところが、コーチが限界を超える練習を課すと、選手に「パワハラ」と糾弾されかねない時代になりました。
日本水泳連盟はそうしたトラブルの発生を恐れているのでしょうか。
リオ五輪へ向けての特訓では脱落した選手も出ているようです。

◇◆◇

井村雅代に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年9月23日「東京五輪シンクロは銀狙い・・・井村雅代」はこちら。

⇒2016年8月24日「井村雅代コーチ、日本シンクロ再生の手腕」はこちら。

⇒2012年8月24日「井村雅代をヘッドコーチに…リオ五輪シンクロ立て直し」はこちら。

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東京五輪はメダル獲得目標数に届くのか

日本は2016年リオデジャネイロ五輪で2012年ロンドン五輪を上回る過去最多のメダルを獲得しました。
金12個、銀8個、銅21個で、合計41個。
2020年東京五輪では飛躍的なメダル獲得目標数を掲げており、大きな弾みをつけることができました。

ところが、好成績を挙げるほど難しくなるのが、メダリストなどの主力選手の世代交代のタイミングです。
例えば、「なでしこジャパン」の著しいチーム力の低下はそうした問題と無関係でありません。

例えば、栄和人強化本部長が率いるレスリング女子は金メダル6個を獲りにいきます。
要は、全階級制覇です。
そのために積極的に若手の台頭を促し、世代交代を推し進めます。
吉田沙保里と伊調馨の2枚看板に頼ってきた状態を改めようと、2017年世界選手権への派遣を見送ります。
最大の功労者に対し、恐ろしく冷徹な扱いにも思えます。
ついては、川井梨紗子を58キロ級、渡利璃穏を63キロ級に戻し、年末の全日本選手権に出場させる予定です。

日本は東京五輪で金メダル世界3位に届きそうな20〜33個を目指しています。
絶対的なエースだった内村航平などのベテランを当てにしては達成が不可能です。
選手育成の拡充と世代交代の促進を並行させることが急務といえるでしょう。

加えて、リオ五輪でメダルを逃したアーチェリーやフェンシング、バレーボールなどを立て直せばメダルを増やせます。
さらに、東京五輪で採用された野球・ソフトボール、空手で金メダルを狙えます。

IOCのバッハ会長はJOCの幹部に「開催国の選手の活躍が大会成功の鍵を握る」と期待を語りました。
メダル獲得目標数をクリアするには思い切った強化費の投入が大前提となります。

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高梨沙羅、土性沙羅にあやかり五輪金メダル

スキー女子ジャンプで2015−2016年W杯年間女王の高梨沙羅(たかなし・さら)が9月にロシアで行われるサマーグランプリの第2戦へ向けて成田空港を発ちました。
その際、リオデジャネイロ五輪における日本勢の過去最多メダル獲得の活躍にパワーをもらったと明かしました。

なかでも注目したのが自分と同じ名前のレスリング女子69キロ級金メダルの土性沙羅(どしょう・さら)だったそうです。
高梨沙羅は19歳。
土性沙羅は21歳。
年齢も近い。

高梨沙羅は「会ったことはありませんが、親近感が湧きました」と語りました。
とはいえ、沙羅つながりで金メダルにあやかりたいとの安易な気持ちはないようです。

高梨沙羅は7月にフランスで行われたサマーグランプリの第1戦を制するなど、今シーズンも好調なスタートを切りました。
(真冬のスポーツなのに、真夏にも競技会が開かれているのですね。)

高梨沙羅は一つひとつの試合を大切にしながらもオリンピックを中心に考えています。
自分を支えてくれる関係者やファンのためにも2018年平昌五輪で表彰台の頂点に立つという決意を新たにしました。

ぜひ土性沙羅に続いて金メダルを獲得してください。
そして、2014年ソチ五輪でプレッシャーに押し潰されて惨敗を喫した悔しさを晴らしてください。
私はかわいい彼女の最高の笑顔が見たいです。

◆書き加え(9月17日)

高梨沙羅はヒルレコード更新の圧勝を収めました。
彼女の強さは世界中が認めており、あとはオリンピックで勝つだけです。

◇◆◇

高梨沙羅に関するブログは以下のとおり。

⇒2014年2月12日「高梨沙羅、ソチ金メダルならず…ジャンプ女子」はこちら。

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男子400mリレー銀メダル勝因

リオデジャネイロ五輪、陸上男子400mリレーの決勝で日本は37秒60の日本新記録・アジア新記録で銀メダルを獲得しました。
予選と同じ、〇蓋亮太、飯塚翔太、6誉絃予─↓ぅ吋鵐屮螢奪姑鳥のオーダーで臨みました。
金メダルはウサイン・ボルトがアンカーを務めたジャマイカが獲得し、37秒27でした。

レースは最終走者へ。
飛鳥がバトンを受け、3連覇を目指すボルトを僅差で追う展開になりました。
飛鳥はちょっとバランスを崩し、ボルトにバトンが当たったというから驚きです。
爆発的な加速力を持つボルトにゴール前で引き離されましたが大健闘でした。
そして、飛鳥は憧れのボルトから祝福されました。

⇒2016年8月21日「なんでそこにおるねん・・・ウサイン・ボルト」はこちら。

日本の男子がトラック種目で表彰台に立つのは2008年北京五輪の同リレー銅メダル以来、2度目です。
ただし、このときはメダル有力候補の米国や英国が予選でミスを犯し、決勝に進出していませんでした。
ちなみに、2012年ロンドン五輪は4位でした。
リオ五輪の銀メダルの価値はきわめて高いといえます。

日本は予選を全体の2番目となる37秒68の日本新記録で突破していました。
しかし、私は決勝ではダメだろうと決めつけていました。
歴史的快挙を実況放送で見なかったことを悔いています。

私は奇跡が起こったと思いましたが、どうやらそうでないようです。
勝因は大きく2つとか。
第1に、4人の強みと経験を生かしたオーダーがはまったこと。
第2に、磨き抜いたバトンパスが見事に決まったこと。

もちろん、個々のタイムがよくなっていることが前提にあります。
自己ベストは桐生祥秀が10秒01、山県亮太が10秒05、ケンブリッジ飛鳥が10秒10、飯塚翔太が10秒22となっており、日本の五輪史上で最強のメンバー構成でした。
とくに桐生祥秀が2013年に日本歴代2位の10秒01を出してから、選手が「9秒台」を目指してしのぎを削るようになりました。

日本は結局、勝つべくして勝ったことになります。

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東京五輪シンクロは銀狙い・・・井村雅代

日本のシンクロナイズドスイミングは、井村雅代(いむら・まさよ)コーチが離れた間に一気にレベルが落ちました。
私はてっきり日本を追い出されたと思っていましたが、そうでないのかもしれません。
(ただし、日本水泳連盟との関係が良好だったといえないはず。)
井村雅代は裏切り者、売国奴、国賊と呼ばれたことを知りました。

⇒2012年8月24日「井村雅代をヘッドコーチに…リオ五輪シンクロ立て直し」はこちら。

競技としてのシンクロはロシアの時代が続いており、日本は中国にも水を空けられました。
その中国を押し上げたのが2006年からヘッドコーチに就いた井村雅代です。
本人によれば、「私が中国からのオファーを断ったら、中国はロシア人にオファーを出す。ロシアに教わったらロシアに勝てない。ますますロシア一強になってしまう」。
分かったような、分からないような・・・。
シンクロの世界的な実力の底上げを図り、ロシアの独占状態を打破したいと考えたのが中国へ渡った理由とか。
2008年北京五輪のホスト国からの「シンクロを強化してほしい」という懇願に応えた?
ならば、悪化した日中関係の改善にも貢献できます。

井村雅代は日本水泳連盟の要請を受け、2014年に10年ぶりに日本代表のコーチに復帰しました。
そして、選手に1日2500回の腹筋、12時間の練習などを課しました。
離脱者を出しても、方針がぶれることはありませんでした。
リオデジャネイロ五輪でデュエットとチームのどちらでもただちに結果を出しました。
約束どおりに選手を表彰台に立たせたのです。
二人、そして全員(8人)と笑みをこぼし、涙を流してハグ・・・。

井村雅代は「鬼」と呼ばれており、指導を受けた選手は口をそろえて怖いと語ります。
しかし、そもそも鬼は笑いませんし、ましてや涙を流しません。
選手がどうせ大変な思いをしてオリンピックに出場するならメダルを獲らせてあげたいという親心が強いはずです。
実際、自分の胸にメダルがかかっているかいないかでは達成感も喜びもまったく違います。

井村雅代が命じる過酷極まりない練習は、自分の手柄へのこだわりでなく、選手への愛情がベースになっています。
だからこそ、どんなに苦しくてもつらくても練習についてきたのです。
彼女の力により、シンクロ日本は復興の第一歩を刻みました。

ところで、私が意外だったのは、インタビュアーに東京五輪で狙うメダルを尋ねられたときに井村雅代が返した言葉でした。
リップサービスも含め、指揮官は「金メダル」と答えると思いました。
が、「一つでも上を目指す」。
私は肩透かしを食らった気分になりました。

井村雅代は1位のロシアの圧倒的な実力をわきまえていて、それを4年間でしのぐのは不可能と考えているようです。
また、日本は現時点で2位の中国にかなりの差をつけられています。
それらを踏まえ、自分が導いた中国なら何とか越えられると・・・。

おそらくシンクロは東京五輪でデュエットもチームも銅メダルより一つ上の銀メダル狙いです。

◆書き加え(9月15日)

三井梨紗子が現役引退を決めました。
シンクロ日本代表最年少の18歳で2012年ロンドン五輪にチームで出場し、5位に終わりました。
リオ五輪へ向けて井村雅代に「限界の超え方」を叩き込まれ、デュエットで2大会ぶり、チームで3大会ぶりに表彰台に立ちました。

まだ22歳ですので東京五輪でエースとしての活躍を期待されていました。
しかし、これまでの猛特訓で心身ともに消耗しました。
オリンピックの舞台でメダル獲得という悲願を達成し、すっかり燃え尽きたようです。

なお、デュエットでペアを組んだ25歳の乾友紀子は現役続行を決めています。

◇◆◇

井村雅代に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年8月24日「井村雅代コーチ、日本シンクロ再生の手腕」はこちら。

⇒2012年8月24日「井村雅代をヘッドコーチに…リオ五輪シンクロ立て直し」はこちら。

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小池百合子都知事を怒らせるな・・・安倍晋三首相

ついに五輪旗が東京にやってきました。
1951年(昭和26年)生まれ、65歳の私は生きている間に二度の東京五輪を経験できると思いませんでした。
前回は1964年、長野県の伊那市に暮らしており中学1年生、13歳でした。

母は東京の下町生まれで、親戚(親兄弟)がすべて東京と横浜でした。
「行かなくてもいいだろう?」。
私は母に後ろ向きに打診され、オリンピックの生観戦を断ったことを覚えています。
母は新潟県の直江津から転勤してきて4か月しか経っておらず、仕事でも生活でも伊那に慣れる必要があると考えたのでしょう。
父は呉羽紡績で着実に昇進を重ねていましたが、私は心のどこかで経済的な負担を案じたのでしょう。
叔父が聖火ランナーを務めた前回の東京五輪はもっぱらテレビ観戦でした。
それでも家中が猛烈に盛り上がり、日本中が熱狂に巻き込まれました。
人生初そして人生最後の生観戦をとても楽しみにしています。

さて、東京都の小池百合子知事がリオデジャネイロ五輪の閉会式に着物姿で出席し、リオデジャネイロ市のパエス市長から五輪旗を引き継ぎました。
いわゆる「フラッグハンドオーバーセレモニー」です。
そして、羽田空港でタラップに姿を現し、五輪旗を大きく振ってみせました。
華があり、絵になるからさすがです。
「五輪旗はそう重くないが、その責任たるや非常に重い」と記者団に挨拶しました。
言葉の練り方もさすがです。

五輪旗は当面、都庁の知事室で厳重に保管されます。
リオパラリンピックの閉幕以降、都内各地や東日本大震災の被災地でのイベントなどに登場する予定です。
今後、急速に機運が高まっていくことでしょう。

その閉会式ですが、安倍晋三総理大臣が人気ゲームのキャラクター「マリオ」に扮して登場し、締め括りました。
組織委員会の要請に応え、東京五輪のアピールに一肌脱いだようです。

スーパーマリオが地球を潜り抜けて反対側のリオの競技場の真ん中に飛び出し、赤い帽子を取ると安倍晋三首相という斬新な演出でした。
このプレゼンテーションが一番目立ってしまい、世界中の話題をさらったことが小池百合子都知事の癇に障ったのでしょうか。
「安倍総理が大活躍されて、もっと国が関与してくださるという意思表示でないかと受け取った次第でございます」と痛烈に皮肉りました。

開催都市の女性首長がかすんでしまってはいけません。
私には、顔が引きつるほどの不機嫌と映りました。
崖から飛び降りた女性を敵に回すと、総理大臣といえども歯が立ちません。
どうか仲よく東京五輪を成功へ導いてくださいね。

⇒2016年9月11日「パラリンピック視聴率の低さ…オリンピックとの違い」はこちら。

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オリンピックとパラリンピックの同時開催

リオデジャネイロパラリンピック。
日本は2020年東京大会へ弾みをつけようと2012年ロンドン大会の2倍となる金10個、合計40個というメダル獲得目標を掲げていました。
しかし、パラリンピック初参加の1964年東京大会以降、夏季では初めて金メダルゼロというさみしい結果に終わりました。
合計は24個と健闘しましたが、1位の中国は 239個、2位の英国は 147個、3位のウクライナは 117個でした。

パラリンピックはオリンピックと同じ年に同じ場所で開催されるようになり、メダルの価値が高まりました。
新興国を含めた世界各国で障害者スポーツを強化する機運が高まり、日本はその流れに置いていかれました。
競技力が相対的に下がったのです。
もともと金10個は根拠の乏しい数字でした。

選手発掘の努力が実を結ぶのに時間がかかり、東京大会に間に合わないようです。
そうなると、現有戦力を底上げするために障害者スポーツ専用の練習環境を整備するなど、おのずと対策が限られます。
メダル獲得で群を抜いた中国はトレーニング施設などがとても充実していました。
それに比べて、戦争負傷者の多い米国がベストスリーに入っていないのが不思議です。

⇒2016年9月11日「パラリンピック視聴率の低さ…オリンピックとの違い」はこちら。

ところで、日本の周回遅れはパラリンピックに対する関心の薄さと無関係でないでしょう。
端的に表れるのが視聴率の低さです。
それが放送(露出)の少なさをもたらします。
いつまで経っても盛り上がりません。
もっとも日本だけの問題でないのかもしれません。

その打開策としてインターネットで示されるのが、オリンピックとパラリンピックの同時開催です。
しかし、費用が大幅に跳ね上がり、招致を先進国の一部に狭めてしまいます。
いまでさえホスト国はたいてい財政難にあえいでおり、新興国を排除することになります。
また、運営要員の確保が困難です。

さらに、短期間に多数の選手や関係者、大勢の観光客や観戦者が集中するので道路、交通機関や宿泊施設、飲食施設などのインフラの整備が追いつきません。
警備も監視も行き届かず、事件や事故による社会の混乱を引き起こしかねません。
オリンピックとパラリンピックの同時開催は問題が多すぎ、現実的といえません。

視聴率が取れない状態で、スポンサー収入でやりくりしている民放に枠を設けさせるのは無理です。
パラリンピックに振り向いてもらうことが先決になります。
私は、パラリンピックをオリンピックに先行させるのが現時点でベターだと考えます。
五輪気分の高揚のなかで、いくらか視聴率も稼げます。

世の中に障害者はいます。
自分も障害者になる可能性があります。
それでも健常者がオリンピックとパラリンピックを同列に見ることは簡単でないでしょう。
たかが視聴率ですが、一人ひとりが関心を示すことから始めるのが早い。
私はほとんどの番組と同様に、いい加減な“ながら視聴”です。

⇒2016年9月11日「パラリンピック視聴率の低さ…オリンピックとの違い」はこちら。

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吉田沙保里の面倒見・・・全日本コーチへ

レスリング女子53キロ級の吉田沙保里(よしだ・さおり)。
リオデジャネイロ五輪からの帰国の挨拶で「日本選手団としては過去最多のメダルを獲ることができ、うれしく思っています」と胸を張りました。

確かに、選手としては銀メダルに留まりました。
しかし、私はチームの主将として金メダルに輝いた後輩4人をけん引した貢献は絶大だと考えます。

吉田沙保里はとにかく面倒見がいい。
周囲には彼女のカリスマ性に憧れつつ、人柄を慕う後輩がたくさんいます。
実は、これまでもコーチに近い仕事をこなしてきました。
しかも、男子コーチでは踏み込みにくい女子選手のメンタルに及びます。

日本レスリング協会の栄和人強化本部長は至学館大学の監督も務めます。
吉田沙保里を母校のコーチ、さらに全日本のコーチに招くプランを示しました。

本人はリオ五輪での敗北を振り返り、「いまは銀でよかったと思う。負けた選手の気持ちも分かります。金より得られるものが大きい」と心境を語っています。
指導者の道を歩むうえで貴重な経験を積むことができました。

レスリング女子が東京五輪で一層の成果を上げるうえで彼女のサポートが欠かせません。
私は吉田沙保里がコーチをしながら進退をじっくりと考えるというのは賢い選択だと思います。
現役引退の決断はいつでも下せますから・・・。

◇◆◇

吉田沙保里に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年9月18日「吉田沙保里、現役続行の無謀・・・東京五輪」はこちら。


⇒2016年9月17日「吉田沙保里は乙女なのか」はこちら。

⇒2016年8月25日「吉田沙保里と伊調馨、現役か引退か」はこちら。

⇒2016年8月20日「吉田沙保里、取り返しのつかない五輪敗因」はこちら。

⇒2016年8月19日「吉田沙保里は怖くて見られない・・・五輪4連覇」はこちら。

⇒2012年8月11日「吉田沙保里は勝って当たり前…五輪レスリング女子55kg級」はこちら。

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吉田沙保里、現役続行の無謀・・・東京五輪

レスリング女子53キロ級の吉田沙保里(よしだ・さおり)。
リオデジャネイロ五輪からの帰国後、それまでの一連の言動をひるがえして現役続行の意思を示しました。
私は強靭な精神力、そして旺盛な勝負魂に敬服します。

しかし、吉田沙保里が格闘技の種目において、37歳で東京五輪を目指すのはいささか無謀だと感じました。

専門家によれば、意外なことに年齢はあまり問題にならないとか。
実際のところ、リオ五輪では72キロ級で銀メダルを獲得した38歳の選手がいました。

そうなると吉田沙保里が国内の代表選考を勝ち抜けるかどうかが焦点になります。
栄和人強化本部長はリオ五輪後、2017年世界選手権は有望な若手にチャンスを与えると明言しました。
筆頭候補が4月に至学館大学に入学し、後輩となった向田真優(19歳)です。
彼女は吉田沙保里を恐れておらず、近い将来に勝てると信じて猛練習に明け暮れています。
ほかにも、2013、2014年で世界ジュニアを連覇した宮原優(22歳)、2015年で世界ジュニアを制した入江ななみ(21歳)が著しく台頭しています。
53キロ級で日本代表になるのは至難です。

残る問題は、吉田沙保里が4年後までアスリートとしてのモチベーションを保てるかどうかです。
五輪のメダリストはたいてい翌年を休養に充てますが、吉田沙保里はリオ五輪まで世界一を争う大会に参加しつづけました。
2012年に「国民栄誉賞」を受賞し、さらに記録を伸ばし、ついに昨年の世界選手権まで五輪と合わせて16連覇を成し遂げました。
ちなみに、伊調馨(いちょう・かおり)は2012年北京五輪の翌年は試合に参加していません。
常軌を逸した頑張りは吉田沙保里に重い負担となったはずです。

東京五輪の代表になることの大変さはだれより吉田沙保里が分かっています。
覚悟を決めることが先決といえます。

そこら辺を考慮し、吉田沙保里は「1〜2年試合に出なくても、代表になれればという考え方もある」と語っているようです。
やはり本気で目指しています。
ならば、痛んだ心と体をやさしくケアすることを第一に考えてください。

◇◆◇

吉田沙保里に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年9月17日「吉田沙保里は乙女なのか」はこちら。

⇒2016年8月25日「吉田沙保里と伊調馨、現役か引退か」はこちら。

⇒2016年8月20日「吉田沙保里、取り返しのつかない五輪敗因」はこちら。

⇒2016年8月19日「吉田沙保里は怖くて見られない・・・五輪4連覇」はこちら。

⇒2012年8月11日「吉田沙保里は勝って当たり前…五輪レスリング女子55kg級」はこちら。

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吉田沙保里は乙女なのか

レスリング女子53キロ級の吉田沙保里(よしだ・さおり)。
オリンピックの日本開催が決まった当時、「東京五輪を目指します」と誇らしげに告げました。
私は、これは本気だなと思いましたが、サービス精神が旺盛だなとも思いました。

吉田沙保里はリオデジャネイロ五輪の直前に「最後の試合になるかもしれない」と周囲にもらしました。
それくらい道のりが大変だったということ!
ところが、決勝で敗れて銀メダルに終わるという想定外の事態になりました。
対戦相手に研究し尽くされ、自分のレスリングをさせてもらえませんでした。
今後のシナリオがすっかり狂ってしまいました・・・。

吉田沙保里は命をかけたといっても過言でない4連覇を逃した悔しさがこみ上げたこともあり、頭が大混乱に陥ったようです。
私にはややパニックやヒステリーに近い精神状態に見受けられました。

栄和人強化本部長が意思を確かめたところ、「もう一度五輪に向けてやる勇気がない」と明かしました。
さらに、翌朝の会見で「次を目指したい気持ちはあるけれど…」、リオの空港で「引退も頭のなかに出てきた」、帰国の挨拶で「次の道へ向けて…」と語りました。
いずれも現役引退をにおわせています。

・・・吉田沙保里は時間が経ち、だいぶ落ち着きを取り戻しました。
後日の会見で「次の五輪が東京でなければ、たぶん引退でした」と現役続行の意欲をにじませました。
報道陣からダメを押され、「引退はないです」と即答しています。

吉田沙保里のもとには大勢のファンからすでに「東京で金」「笑顔で終わってほしい」などの応援の声が寄せられています。
彼女の人望の厚さも物語っています。
リオ五輪から乙女みたいに心が揺れましたが、傷をいやし、4年後を見据えはじめました。

レスリングは人生そのものであるのは当然として、愛する家族とも重なっているのかもしれません。
この競技への思いはいまだにうぶで真っ直ぐなのでしょう。

結論として、吉田沙保里は乙女(おとめ)です。

◇◆◇

吉田沙保里に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年8月25日「吉田沙保里と伊調馨、現役か引退か」はこちら。

⇒2016年8月20日「吉田沙保里、取り返しのつかない五輪敗因」はこちら。

⇒2016年8月19日「吉田沙保里は怖くて見られない・・・五輪4連覇」はこちら。

⇒2012年8月11日「吉田沙保里は勝って当たり前…五輪レスリング女子55kg級」はこちら。

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伊調馨の国民栄誉賞は気の毒

レスリング女子58キロ級の伊調馨(いちょう・かおり)。
私は、日本のレスリング女子を世界一の地位に押し上げ、長くけん引してきた吉田沙保里と伊調馨がそろって金メダルを獲得し、五輪4連覇を達成してほしいと願っていました。
しかし、前日の伊調馨の4連覇に続くはずの吉田沙保里は決勝で敗れて銀メダルに終わりました。
そして、試合終了のマットでも引き上げの通路でも直後のインタビューでも泣きじゃくりました。
痛々しくて見ていられません。

悔しさに暮れたのは吉田沙保里ですが、伊調馨はうれしさが半減しました。
帰国時や会見時に吉田沙保里への気遣いや遠慮があり、喜びを爆発させるわけにいきません。
直接のライバルでありませんが、互いの存在を強く意識しながら切磋琢磨した二人にとり、リオデジャネイロ五輪は残酷な結末でした。

実際、伊調馨は後日の会見で「自分も日本チームや後輩を支えればよかった」など、吉田沙保里に負担を集中させたという趣旨の発言を行っています。
そして、はっきりと「反省」を口にしました。

吉田沙保里はリオ五輪まで世界一を争う大会に参加しつづけました。
2012年に「国民栄誉賞」を受賞し、さらに記録を伸ばし、ついに昨年の世界選手権まで五輪と合わせて16連覇を成し遂げました。
「霊長類最強の女」と称されるゆえんです。

伊調馨は安倍晋三首相の指示により国民栄誉賞が授与される見込みです。
しかし、3連覇の吉田沙保里が受賞しているのに4連覇の伊調馨が受賞できないのはおかしいという雰囲気のなかで決定するとしたら、本人に気の毒なことです。
前人未到の快挙を通じて国民に深い感動と大きな勇気を与えたことが理由になるでしょう。

確定でないようですが、心からおめでとうと言います。

◆書き加え(9月13日)

この記事はかなり前の書き溜めです。
先ほどインターネットで知りましたが、安倍晋三首相が国民栄誉賞授与を正式に決めました。
よかった!
それを受けて開かれた記者会見で、伊調馨がすかっとした笑顔で東京五輪への意欲をのぞかせたようです。
だとすれば5連覇を目指すわけで、大きな目玉になります。
ぜひ成し遂げてほしい。

◇◆◇

伊調馨に関するブログは以下のとおり。

⇒2016年8月25日「吉田沙保里と伊調馨、現役か引退か」はこちら。

⇒2016年8月23日「川井梨紗子、伊調馨を倒して東京五輪へ」はこちら。

⇒2016年8月18日「登坂絵莉、伊調馨、土性沙羅、劇的逆転」はこちら。

⇒2012年8月12日「伊調馨の3連覇は凄いのか?…五輪レスリング女子63kg級」はこちら。

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パラリンピック視聴率の低さ…オリンピックとの違い

2016年リオデジャネイロパラリンピックが始まりました。
夏が終わり、私は出張が続いています。
銀座のノートパソコン、そして持ち歩くノートパソコンではテレビ放送を流せません。
が、いまはインターネットで動画を見られる時代です。
また、ホテルでは早朝や深夜に実況やダイジェストに触れています。

オリンピックは最高のフィジカルとコンディションを築いた選手が最大のパフォーマンスを発揮して競います。
スポーツの本来の醍醐味といえます。
それに対し、パラリンピックは自らの意思に反してハンディキャップを負ってしまった選手がさまざまな制約や条件のなかで競います。
彼らの意識においてもオリンピックと違いがあるように思います。

パラリンピックの開催には人間の良質な心の働きと知恵が投影されています。
社会との接点回復と社会での活躍の機会として、何より身体障害者とその家族、周囲に希望をともします。
実際に出場できるのはごく一部ですが、自立の象徴としての価値はきわめて大きい。

私は社会的な意義も頭の隅に置き、順位や勝敗にあまりこだわらずに応援しています。
とりわけインタビューの受け答えに感じるところがあります。
彼らは受け入れがたい己の現実を受け入れたうえで頑張っており、同情の目で見られることを望んでいません。
(そこに至るまでの葛藤はどれほどだったでしょう・・・。)

かつてはプランナーだった私が「なるほど」と感心させられるのは、パラリンピックならではの創意と工夫です。
優れた発案者や考案者がいたのでしょう。
用具を含めて既存の競技をアレンジするだけでなく、障害者向けに新規の競技を開発しています。
ボランティアの付き添いが必要になる種目も設定されています。
おそらく実施と検証により粘り強くブラッシュアップを重ねてきました。
部位や程度が異なる障害者が出られるように、なおかつスポーツとしての公平性が保たれるように、参加条件や運営ルールを細やかに定めています。
なかでも団体競技の設計は考え抜かれています。

パラリンピックには後天的な身体障害者が大勢参加しています。
現代社会ではだれしも事故や事件などの危険にさらされながら生きています。
生命の傷つきやすさを知るとともに無事に過ごせるありがたみに思いが及びます。
さらに生命のたくましさを目の当たりにし、感動と勇気を与えられます。

せめて国民一人ひとりがもうちょっと番組を見て視聴率がいくらか高まるだけでも、パラリンピックの盛り上がりが出てくるはずです。
オリンピックみたいに我を忘れるほどの熱狂は得にくいとしても、関心がいささか低すぎるのでないでしょうか。

私は数日分、ときに十数日分の記事をまとめて書きます。
内容が古かったり順序がおかしかったりするのはそのせいです。
この記事は荒っぽかったので時間をかけて見直しました。

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リオ五輪、時差12時間の寝不足、観戦疲れ

私はスポーツに関心が高いわけでありません。
しかし、五輪などの主要な世界大会は別です。
なかでもオリンピックは夏季・冬季を問わず、夢中になります。

ブラジルは地球上の位置が日本の真裏に当たり、時差が12時間です。
リオデジャネイロ五輪の会期中は猛烈な寝不足になりました。
パソコン画面の片隅に最小サイズで放送を流しているだけですが、日本選手が活躍する競技や種目では仕事の手が止まり、つい見入ってしまいます。

台風の襲来をきっかけに気温が大幅に下がりました。
観戦疲れ、応援疲れもようやく抜けてきました。
どかんと溜まった仕事を片づけたいと思います。

◆書き加え(8月31日)

土日や祝日を利用し、新会社の創業メンバーと接触しています。
(若い世代との交流や協業は私の喜びでもあります。)
こちらのプロジェクトにも勢いをつけたいと欲張っています。

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荒井広宙、進路妨害と五輪競歩初メダル

リオデジャネイロ五輪、陸上競技男子50km競歩で荒井広宙(あらい・ひろおき)が3時間41分24秒で3番目にゴールしました。
史上初となるオリンピックメダル獲得の瞬間です。
日本の競歩選手が初出場した1936年ベルリン五輪以来の悲願が叶いました。

荒井広宙は有力選手さえ脱落する炎天下の耐久レースを終始、冷静に歩きました。
他の選手の無理な飛び出しに追随せず、マークする相手を状況に応じて柔軟に変えました。
40km手前では5人でトップ集団を形成しました。
やがて単独3位で歩き、メダルに近づきました。

しかし、最終盤でカナダのエバン・ダンフィーに追い越されました。
そこで勝負をかけ、問題となった接触シーンで抜き返しました。
ゴール直後にカナダが進路妨害と抗議し、審判長が荒井広宙を失格と裁定して銅メダルをはく奪しました。
日本は「不可抗力の接触で、むしろカナダ選手の肘が先に当たっている」と主張し、国際陸連に上訴しました。
これが認められ、荒井広宙は銅メダルが確定しました。

ダンフィーは荒井広宙に抜き返された際に2〜3歩よろけて両手を広げ、進路妨害をアピールする素振りを見せました。
(なんとわざとらしい演技でしょう。)
腕の振りが大きい競歩では選手同士の接触はつきものです。
実況放送を見ていた私は抗議にも裁定にも呆れました。
注目映像が世界に拡散する時代に、こんな言い分が通るはずがありません。
その後、慌てたダンフィーは声明を発表し、判定結果を受け入れる考えを示しました。

非がダンフィーにあるのは明白です。
銅メダル争いに敗れそうな荒井広宙に幅寄せを行い、肘鉄を食わせる進路妨害に出ました。
(私よりせこいです。)
スポーツマンシップに反するこの選手がなぜ失格にならなかったのでしょうか。
2020年東京五輪に出てきたらブーイングで迎えてあげましょう。

荒井広宙は学生の頃から長く内田隆幸コーチのもとに住み込み、地道に固めた完成度の高い「歩型」が一番の財産になりました。
4時間近いサバイバルレースでも最後までフォームが崩れることはありませんでした。
快挙というより偉業を成し遂げたにもかかわらず、「日本の競歩をつくってくれた先輩たちに少しは恩返しができた」と控えめに喜びました。
(控えめなところは私にそっくりです。)

日本の競歩のレベルが世界のトップに追いつきました。
もともと他の種目に比べて身体的な素質に頼る部分が低く、日本人向きとされてきました。
所属の枠を越え、競歩界が一体になって取り組んできた強化策が実り、世界で戦える選手を輩出するようになりました。
医療や科学の力も借り、暑熱対策も徹底して行ったそうです。
しかし、本大会ではもう一つの目標だった複数入賞は果たせませんでした。

東京五輪では複数メダル獲得を目指してください。
きっと実現できます。

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吉田沙保里と伊調馨、現役か引退か

リオデジャネイロ五輪、レスリング女子フリースタイル。
53キロ級の決勝で33歳の吉田沙保里が米国のヘレン・マルーリスに敗れました。
これにより個人戦の連勝が 206で止まり、五輪と世界選手権を合わせた連続世界一が16大会で途切れました。

吉田沙保里は栄和人チームリーダーと「金メダルで引退」と決めて出場しました。
また、32歳の伊調馨と「五輪4連覇」の偉業を一緒に叶えたいと願って出場しました。

しかし、決勝は絶対女王が最後まで得意のタックルにいけない完敗でした。
ファンだけでなく関係者にも衝撃が広がりました。
日本レスリング協会の福田富昭会長は「積極的でなく、初めて彼女のああいう試合を目の当たりにして戸惑っている」と語りました。

吉田沙保里はここまで「父に金メダルを届けたい」との思いを最大のモチベーションとしてきました。
リオ五輪が近づくにつれ、周囲の期待も増していきました。
しかし、体の衰えと若手の突きあげを感じ、重圧に苦しんでいました。
それが不眠や病気などの体調不良を引き起こしたのでしょうか。

吉田沙保里は長らく、図抜けた強さと明るい性格で女子レスリング界を引っ張ってきました。
とくに本大会の代表チームではあらゆる面で先頭に立ちました。
若手が金メダルラッシュに沸いたのは彼女がいたからこそでした。

吉田沙保里は今後の身の振り方に関心が集まっています。
彼女の母校、至学館大学(旧・中京女子大学)の監督も務める栄和人は、11月の新体制で女子日本代表コーチの就任を打診することを明らかにしました。
リオ五輪では初戦から二人で「最後」と話していたとか。
とはいえ、「コーチをしながら東京五輪を目指すかどうかを考えればいい」と気遣い、あくまで本人の意思を尊重するつもりです。

至学館大学はリオ五輪代表6人を学生とOBで独占しました。
谷岡郁子理事長(学長)は、栄監督を指揮者、吉田沙保里をコンサートマスターにたとえ、監督の力だけではここまで強くならなかったと語りました。
吉田沙保里が望むなら、ふさわしいポストを用意するようです。

伊調馨も今後の身の振り方に関心が集まっています。
本人は「後進に道を譲りたい」「五輪はいい節目」、試合後に「せっかく身につけた技術なので伝えていきたい」などと語ってきました。

日本レスリング協会は二人の功績をたたえながらも、4年後の東京五輪を見据えて代表の若返りを図る方針です。
したがって、二人が選考会で勝ったとしても、2017、2018年の世界選手権に派遣されることはありません。
このまま現役を引退するかもしれません。

そうであれば、指導者として豊かな経験と実績を生かしてほしいと思います。

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井村雅代コーチ、日本シンクロ再生の手腕

シンクロナイズドスイミングはオリンピックの正式種目になって以来、日本のお家芸とされてきました。

しかし、井村雅代(いむら・まさよ)ヘッドコーチが2004年アテネ五輪後に中国代表コーチへ移ると、どんどんレベルが落ちました。
中国は2008年北京五輪、2012年ロンドン五輪で連続してメダルを獲得する大躍進を見せました。

それに対し、日本はロンドン五輪でデュエット、チームともに5位に終わり、初めてメダルを逃しました。
井村雅代の突出した選手育成の手腕がはっきりと証明される結果になりました。
そこで、日本は2014年に井村雅代に再生を託することにしました。

さて、リオデジャネイロ五輪、シンクロナイズドスイミング。
デュエットのフリールーティンの決勝で日本は25歳の乾友紀子(いぬい・ゆきこ)・22歳の三井梨紗子(みつい・りさこ)ペアが合計で銅メダルに輝きました。
テクニカルルーティンで3位のウクライナに僅差の4位につけており、何とか引っ繰り返しました。
北京五輪以来、2大会ぶりに表彰台に上りました。

井村雅代は8月16日が誕生日でしたので、最高のプレゼントになりました。
3人で肩を抱き合い、涙を流して喜びました。

また、8人チームのフリールーティンで日本は合計で銅メダルに輝きました。
テクニカルルーティンで4位のウクライナに僅差の3位に立っており、何とか守り抜きました。
といっても、デュエットもそうでしたが、練習で培ってきたすべてを出し切る攻めの演技です。
アテネ五輪以来、3大会ぶりに表彰台に上りました。

日本のシンクロの短期間での再生を可能にしたのが、井村雅代の代名詞となったスパルタ式の猛特訓です。
食べる、寝る、トイレ以外は練習、正月以外は練習で、時間が長いだけでなく中身も濃いとのこと。
つらさに耐えられずに選手が泣き出したり、代表候補が離脱したりしました。

しかし、厳しさだけではだれもついていくはずがありません。
選手にどうしてもメダルを獲らせてあげたいという熱さと温かさが根っこにありました。
それを信じ、地獄の練習についていった選手だけが表彰台に上れるのでしょう。

リオ五輪で日本のシンクロは復活を果たしました。
それでも2位の中国、1位のロシアとはかなりの差があります。
銀メダル、金メダルを手にするのは至難です。
ここから上に行くには、さらに科学的・技術的なアプローチが欠かせません。

1950年生まれの井村雅代は2020年東京五輪で70歳に達します。
そこでの成績がコーチ人生の集大成になるのでないでしょうか。

◇◆◇

井村雅代に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年8月24日「井村雅代をヘッドコーチに…リオ五輪シンクロ立て直し」はこちら。

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川井梨紗子、伊調馨を倒して東京五輪へ

リオデジャネイロ五輪、レスリング女子フリースタイル63キロ級の決勝で21歳の川井梨紗子(かわい・りさこ)がベラルーシのマリア・ママシュクを6−0で下しました。
相手が攻め込む機会をほぼ与えない完勝でした。
初出場の五輪で金メダルに輝きました。
この階級では日本勢が4大会連続で金メダルをつかみました。

前日に日本勢は3人全員が金メダルを獲りました。
川井梨紗子はそれを見て、自分も絶対に欲しいと決勝に臨んだそうです。
終了直後、栄和人チームリーダーを投げ飛ばし、感謝の気持ちを表しました。

川井梨紗子は初戦から攻めつづけていました。
私は、ポイント差があるのだがら体力を残してほしいと思ったくらいです。
猛烈な攻撃性です。
試合後のインタビューで「ずっと攻めつづけるのが、自分が教えてもらったレスリングです」と答えました。

ところで、川井梨紗子がリオ五輪に出場するまでには大きな決断を要しました。
階級変更にともなって選んだ58キロ級に伊調馨がいました。
五輪4連覇のかかる絶対王者が従来の63キロ級から最適な58キロ級に下げたのです。

栄和人は川井梨紗子が伊調馨に次ぐ実力者と認めていて、階級を63キロ級に上げるように奨めました。
川井梨紗子は周囲の説得も受け入れて2015年6月の全日本選抜で優勝を飾り、同9月の世界選手権で準優勝を果たし、五輪代表に決まりました。

川井梨紗子は伊調馨との戦いから逃げたわけでありません。
負けん気が恐ろしく強く、金メダルを獲得した後に「63キロ級は終わり。58キロ級に戻す」と語り、伊調馨を倒して東京五輪に出ると言い放ちました。
63キロ級での出場がよほどの屈辱だったようで、絶対王者に挑戦状を突きつけました。
栄和人によれば、タックルの鋭さは吉田沙保里、防御のしぶとさは伊調馨、駆け引きのうまさは登坂絵莉に近づいているそうです。
ならば、滅茶苦茶強くなります。

女子レスリングは2004年アテネ五輪で競技種目になって以来、日本のお家芸となりました。
2012年ロンドン五輪で4階級中の3階級を制しました。
リオ五輪で6階級になり、これまで以上の成果が求められていました。
日本勢は金メダル4個、銀メダル1個なので立派です。

余談ですが、リオ五輪代表は全員、至学館大学(旧・中京女子大学)とか。
吉田沙保里、伊調馨、渡利璃穏、登坂絵莉の卒業生4人、川井梨紗子と同じく4年生の土性沙羅。
オリンピックでよく肩車される栄和人は同大学レスリング部監督です。

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体操男子種目別は惨敗、スペシャリスト育成を!

日本は2020年東京五輪で多くのメダル獲得数を目標に掲げるはずです。
(非公式だと思われますが、すでに関係者から金メダル30個、メダル合計80個など、かなりの数字が示されています。)

私はリオデジャネイロ五輪の体操男子を見て、種目別での活躍がほとんどなくなったことにさみしさを覚えました。
「惨敗」はいいすぎとしても「不振」といえるのでないでしょうか。

個人総合での優勝は日本の伝統かもしれません。
が、それは近年では「内村航平」によりもたらされた幸運であり、体操界は彼に頼りすぎです。

私は種目別のスペシャリストの育成にもっと力を入れるべきだと思いました。
また、そうでなくては日本のメダル獲得数も伸ばせません。

次世代のゼネラリスト、とくにスーパースターが出現する土壌はそこにあるはずです。
体操選手のすそ野を広げないと、「体操日本」の真の復活はないでしょう。

ここまでを振り返り、内村航平の存在が個人総合の水準どころか次元を高めました。
絶頂期の彼がそうだったように、オールラウンドのスペシャリストでないと個人総合で勝利を収められない時代に変わりつつあります。

日本の伝統を守るためにもスペシャリストの育成を重んじるべきです。

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なんでそこにおるねん・・・ウサイン・ボルト

リオデジャネイロ五輪、陸上男子400mリレーの決勝。
私は、最終バトンを受けたジャマイカのウサイン・ボルトが横目で日本のケンブリッジ飛鳥を見て、「なんでそこにおるねん」みたいな驚きの表情をしている写真に吹き出しました。
結構、焦っています。

このシーンが日本のリレーチームの健闘をもっとも象徴的に伝えています。
いや〜、痛快! 痛快!

トラック種目での男子の銀メダル獲得は歴史的な快挙です。
(なお、ウサイン・ボルトはあまり関西弁が得意でありません。)

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オリンピックで勝つメンタルと運・・・日本選手

時代が変わり、4日間のお盆休みが9連休などの夏休みに変わりました。
年中無休で働く私にとり、デスクワークに打ち込める貴重な期間です。

しかし、私はもともと冬が好きで、しかも年を取るにつれてますます夏が苦手になり、つらくなってきました。
この時期に特有の蒸し暑さに耐えられません。
頑張らなければという気持ちは残っているのですが、集中力が高まらないのです。
もっとも重要となる、知的生産の詰めの作業を行えません。
今夏も仕事がはかどらず、自分にいら立ってきました。

言い訳になりますが、リオデジャネイロ五輪が行われていることも一因です。
デスクトップパソコンの画面の片隅で日本選手が活躍しそうな競技種目の放送を流していました。
いい加減な応援で申し訳ないですが、それでも手が止まり、見入ってしまうこともしばしばです。

かならずしも勝ち負けに対する興味やこだわりだけでありません。
アスリートたちが自らの限界に挑み、それを超えようとする姿に日常では味わえない感動を覚えるからです。
さらに、オリンピックの大舞台に立つまでの死に物狂いの努力にも思いが及びます。
それぞれにヒューマンなストーリーがあり、ドラマがあるはずです。
仕事が進まないのも当たり前ですね。

これは夏季五輪に限らず、冬季五輪でも同じです。
まして開催地の時差が大きいと睡眠不足と体調悪化に陥ります。
毎回、オリンピックが閉幕する頃にはへとへとになっています。
フィギュアスケート女子シングルの浅田真央のように実況放送を見るのが怖くなる選手さえいます。
(私は気の小さいファンですから!残念!!)

さて、私がいつも感じるのは世界大会、なかでも4年の一度のオリンピックで勝つことの大変さです。
金メダルの有力候補が事前の予想や大勢の期待を裏切り、肩を落としたり涙にくれたりする姿を目の当たりにしてきました。
こちらも胸を締めつけられます。

自分に重いプレッシャーや大きいストレスがかかる状況で、普段どおりの実力を発揮するのは恐ろしく難しいことなのでしょう。
世界トップクラスのアスリートは皆、並々ならぬ精神力を備えているはずですが、彼らにしてそうです。
勝負の世界は容赦ないですから、大舞台で緊張や力み、委縮からミスが出てしまってはメダルを獲ることができません。

かく言う私は過酷な機会や場面に身を投じた経験がありません。
65歳の今日まで、それにふさわしい能力に達したことがないからです。
しかし、思うところがありますので記します。

おそらく実力が僅差の選手同士では「運」を味方につけなければ金メダルを獲れません。
それには決勝などの大一番に臨むメンタルが大きく影響します。
選手は成績が認められ、自分が選ばれて五輪に出るからには「思い切り楽しむ」ことを第一にすべきでしょう。
そうでないと「運」が逃げていきます。

コーチなどの関係者、ファンなどの応援者への「恩返し」は結果であり、それを金メダル獲得のモチベーションまして原因にすることに、私はいささか違和感を覚えます。
自分が悲愴や悲痛になるばかりです。

オリンピックを観戦する都度、私は思います。
「勝つべくして勝つ。負けるべくして負ける」。
あるいは、「勝つ人は勝つ。負ける人は負ける」。
勝利の女神は、極限の状況でも心の余裕を持てる選手に対して微笑むのでないでしょうか。

こうすれば勝てるという、シンプルでストレートな「競技哲学」を築いていることが前提になります。
(例えば、「一番練習した人が一番強い」など、自分が納得できるならば何でもいいでしょう。)
後は本番で、それを実践した「己」を心の底から信じられるかどうかです。
負ける選手は結局、自分を信じられず、不安や恐怖に負けているように見受けられます。
そのうえで、「本番を思い切り楽しむ」という楽観性を持てるかどうかです。

金メダルに近いところにいながら金メダルを逃してしまう選手ほどライバルに敗れたわけでないでしょう。
敗因を明らかにするには、試合の分析でなく自己の分析、すなわち「内観」から始めるべきです。
案外、大舞台に立つ前に敗れています。

・・・4年後の2020年に東京五輪を迎えます。
日本は高いメダル獲得数、とくに金メダル獲得数を目標にしています。
私は、多くの日本選手が表彰台の頂点に立ち、会心の笑顔を見せてほしいと願っています。

◆書き加え(8月21日)

この原稿は次の東京五輪で一人でも多くの日本選手に表彰台に上ってほしくてまとめました。
それも、なるべく一番高いところに・・・。

私は、オリンピックはプレッシャーがかかるほうが力を出せる選手の集まりだと思っています。
にもかかわらず、メダル争いで力を出せずに敗れます。
とくに金メダルの有力候補がまま惨敗します。

長年、「なぜだろう」「どうすべきだろう」と考えてきました。

実際に戦うトップアスリート個人にとり、明確かつ具体的な答の一つ、もしくはヒントの一つになってくれればと思います。

ちなみに、私の仕事は経営者が表彰台に立てるようにすることです。
そのためにどうすべきか、評論家でなく当事者の立場で、寝ても覚めても、うだうだと考えています。

余談・・・。
選手を勝たせられるコーチと勝たせられないコーチがいます。
技術水準が高まった今日のオリンピックでは、コーチが選手のメンタルに踏み込めないと金メダルが逃げていきます。

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吉田沙保里、取り返しのつかない五輪敗因

リオデジャネイロ五輪、レスリング女子フリースタイル53キロ級の決勝で、吉田沙保里が米国のヘレン・マルーリスに敗れました。
私は嫌な予感があり、怖くて実況放送を見ることができませんでした。

結論を述べれば、女子レスリング界を背負い、さらに日本選手団を背負い、五輪4連覇をかけた試合に臨むことはあまりに過酷でした。
前日に伊調馨が成し遂げただけに、私は気の毒で仕方がありません。
「二人揃って」と、心から願っていました。

吉田沙保里は終了後のインタビューで「ごめんなさい。取り返しのつかないことになってしまった」と号泣しました。
私はこの言葉を聞いたとき、一人で背負い込んでいたものの大きさに思いが及び、胸が締めつけられました。

決勝の試合に即して考えれば、敗因は対戦相手に研究し尽くされたことでしょう。
しかし、マットの外部の悪条件のほうが敗北の主因でないでしょうか。

現役としてのピークを過ぎた吉田沙保里が消耗の激しい格闘技で五輪4連覇を成し遂げるという重圧と負担は凄まじかったはずです。
実際、病気や故障も抱えるようになっていました。
私は、それに対する周囲の配慮がいささか足りなかったと思います。

日本オリンピック委員会(JOC)は日本選手団の主将を依頼すべきでありません。
関係者は吉田沙保里に甘えすぎです。

振り返れば、吉田沙保里は練習に十分な時間を割けない状況に置かれていました。
2020年東京五輪招致の大使として、2012年ロンドン五輪後にレスリングが正式競技から外される危機では存続活動の顔として駆り出されました。
また、自ら進んで女子レスリングの人気向上のためにメディアに登場したりイベントに参加したりしていました。
さらに、精神面も含め、後輩の成長を促す役割を担いました。

吉田沙保里は昨年12月の全日本選手権以降は試合に出場しておらず、8か月ぶりの実戦が五輪本番になりました。
かなりの無理があったのです。
しかも、2014年に指導者の父が急逝し、「父がいない五輪は初めて」でした。

そんなこんなの背景や事情が重なり、「試合に出るのが怖い」「マットに上がるのが怖い」という気持ちを引きずっていたのでないでしょうか。

私は、偉業に挑む吉田沙保里がもうちょっと試合に集中できる環境を整えられなかったものかと残念でなりません。

4年に一度、世界のトップクラスが表彰台の頂点を目指してぶつかるオリンピックは勝敗が紙一重であり、どちらに転んでも不思議でありません。
が、この決勝では負けるべくして負けたように感じました。

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吉田沙保里は怖くて見られない・・・五輪4連覇

リオデジャネイロ五輪、レスリング女子フリースタイルの決勝。
53キロ級で五輪個人種目3連覇、33歳の吉田沙保里(よしだ・さおり)が米国のヘレン・マルーリスに1−4で敗れました。
五輪4連覇をかけて金メダルを目指しましたが、銀メダルに留まりました。
その場で泣き崩れ、うずくまったまま動けませんでした。
3連覇は55キロ級でしたが、リオ五輪から階級変更が行われました。

実は、前日に58キロ級で32歳の伊調馨(いちょう・かおり)が女子で初となる個人種目の五輪4連覇を成し遂げていました。
格闘技なのでその凄さが際立ちます。
私はとてもうれしかったのですが、同時にとても困りました。
それにより吉田沙保里に一段と大きなプレッシャーがかかるのでないかと案じました。

私自身はどちらかというと吉田沙保里よりも伊調馨のほうが好きです。
しかし、吉田沙保里が女子レスリング界で積みあげてきた実績、担ってきた役割、とくに果たしてきた貢献は絶大でした。
今日の興隆を中心になって築き、そして支えてきました。
文字どおり偉大な選手と断言できます。
だから、吉田沙保里にどうしても金メダルを獲らせてあげたかった・・・。
私が獲らせてあげられるわけでないのは承知ですが、そう強く念じていました。

吉田沙保里は年齢的な衰え、精神的な負担や疲労などで調子が上がっていないという噂(真偽は不明)も聞こえてきました。
私は試合が気になって仕方がありませんでしたが、もしも負けたらどうしよう、それどころか初戦敗退もありうるのでないかと嫌なことばかりが頭をよぎりました。
というわけで、私は怖くて吉田沙保里の試合を実況放送で見ることができませんでした。

午前5時半頃に結果がニュース速報で流れた後で映像を見ましたが、初戦から顔面が蒼白です。
まったく眠れなかったのか、それとも体調不良なのか・・・。

私の心配をよそに吉田沙保里は決勝まで1ポイントも与えず、順当に勝ちあがりました。
格の違いを見せつけたのは確かですが、相手を圧倒したわけでありません。
競技人生の総括になるかもしれない決勝では持ち前の爆発的な攻撃力を出せずに終わりました。
五輪4連覇に手が届くという緊張からなのか力みからなのか、スピードとキレも鈍っていました。

また、マルーリスは2015年世界選手権で55キロ級を制しており、たやすく勝てる相手でありません。
彼女は警告を与えられないために攻めの姿勢をつくりながら、守りを固めてポイントを奪われないようにしました。
とくに高速タックルの得意技を封じました。
吉田沙保里がじれて無理な攻めを仕かけてくるのを待っていたのでしょう。
対戦相手の徹底した研究と対策を踏まえ、巧みにポイントを奪いました。

スタンドでは吉田沙保里を姉のように慕う48キロ級優勝の登坂絵莉(とうさか・えり)が号泣していました。
選手としての成長は吉田沙保里なくしてありえず、二人揃って金メダルを獲ることを夢にしていました。
敗北を自分のことのように悔しがっています(この子はやさしい)。
あるいは、吉田沙保里の心中が痛いほど分かったのでしょうか。

勝者と敗者の対比は試合終了後のマットでも、表彰台でも、あまりに残酷でした。
涙が枯れるほど泣いたら、今後の身の振り方を考えてください。
お疲れさまでした。

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水谷隼、五輪メダルとガッツポーズ

リオデジャネイロ五輪、卓球男子団体の準決勝で日本はドイツを3−1で破り、決勝進出を決めました。
長らく五輪や世界選手権で決勝進出を阻まれてきた相手です。
ちなみに、2012年ロンドン五輪で日本は5位、ドイツは銅メダルでした。
この勝利により同種目としては史上初の銀メダル以上を確定させました。

日本は前夜、女子団体が準決勝でドイツに競り負けています。
男子団体は第1試合を落としましたが、その後の3試合を制しました。
その仇(かたき)も討ちました。
とくにシングルス銅メダルの水谷隼が2戦2勝と大暴れしました。
第2試合のティモ・ボルにこれまで歯が立ちませんでした。

ロンドン五輪で女子団体が史上初の銀メダルを獲りましたが、男子団体は準々決勝で涙を飲みました。
その悔しさも晴らせました。

さて、決勝で日本は中国に1−3で敗れました。
これで日本初のメダルは銀になりました。
中国は男女ともに3連覇を果たしました。

第1試合、丹羽孝希がシングルス金メダルの馬龍に0−3で敗れました。
第2試合、シングルス銅メダルの水谷隼が過去全敗だった許キンに3−2で勝ちました。
世界ランキングの格上を相手に2ゲームを奪いながら2ゲームを奪われました。
そして、最終ゲームでマッチポイントを握られましたが、そこから5連続ポイントを取って大金星を挙げました。
大舞台でこれまでの借りを返しました。
第3試合、ダブルスは吉村真晴・丹羽孝希組が許キン・張継科組に1−3で敗れました。
第4試合、吉村真晴が馬龍に0−3で敗れました。

日本は王者・中国の牙城を崩せず、悔しさが残りました。
しかし、表彰台に上った3選手の表情には充実感があふれていました。

リオ五輪の目標は個人(シングルス)と団体でのメダル獲得でしたが、どちらも成し遂げました。
女子ばかりに注がれていた目を男子にも向けさせることができました。

ところで、水谷隼の派手なガッツポーズが映し出され、何かと話題になっています。
両こぶしを握りながらコートに仰向けに倒れ込んで喜びを爆発させる例のスタイルです。
彼は「卓球のメジャースポーツ化」を掲げており、それこそ望むところです。
張本勲の喝に対して「戦場なので」と理解を求めました。

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登坂絵莉、伊調馨、土性沙羅、劇的逆転

リオデジャネイロ五輪、レスリング女子フリースタイルの決勝。
日本は3選手が土壇場で劇的な逆転勝利を収め、金メダルラッシュに沸きました。
私は、最後の最後まで試合を諦めず、絶体絶命のピンチを乗り切った精神力に圧倒されました。
気迫と執念がすさまじいです。

猛練習に裏付けられた体力と技術を含め、日本の女子は強さが際立ちます。
凄い!!!

48キロ級で初出場、世界選手権3連覇中、22歳の登坂絵莉(とうさか・えり)。
アゼルバイジャンのマリア・スタドニクを下しました。
終了間際に1−2でしたので、私は勝利がとおさかったと思いました。
が、相手の足を取り、背後に回って2ポイントを加え、3−2としました。
同時に終了のブザーが鳴りました。
「ここしかないと思って」と力を振り絞ったそうです。

登坂絵莉は富山県高岡市の出身です。
親父が生きていたら、この快挙に大騒ぎになったことでしょう。
ほんわかした雰囲気は実の妹(富山県滑川市在住)に近いです。
試合後の親友とのやり取りが放送されましたが、懐かしい富山なまりでした。

58キロ級で五輪個人種目3連覇、32歳の伊調馨(いちょう・かおり)。
3連覇は63キロ級でしたが、リオ五輪から階級変更が行われました。
ロシアのワレリア・コブロワゾロボワを下しました。
個人種目の五輪4連覇は全競技を通じて男子では4人が達成していますが、女子では最初の1人になりました。
私は、長らく女子レスリング界を一緒に引っ張ってきた33歳の吉田沙保里(よしだ・さおり)にもぜひ成し遂げてほしいです。

伊調馨は年明けに国際大会でモンゴルの若手選手にテクニカルフォール負けを喫しました。
13年ぶりの黒星で、連勝は 189でストップ。
この五輪では勝利にこだわり、慎重に戦っていました。
1―2から残り30秒、不利な体勢を入れ替えて背後に回り、足を抜いて2ポイントを加え、3−2としました。
残り5秒でしたので、私はいいちょうと叫びました。
「最後はお母さんが助けてくれた」と一昨年に急逝した最愛の母に語りかけました。
「これからは後輩たちが活躍していく時代」としており、リオ五輪で競技人生に一区切りつけるようです。

69キロ級で初出場、21歳の土性沙羅(どしょう・さら)。
ロシアのナタリア・ボロベワを下しました。
残り1分を切って0−2でしたので、私はどうしょうと案じていました。
終了間際にタックルを決めて2−2とし、ビッグポイントの数が相手を上回りました。

土性沙羅は先輩2人の勝負強さが乗り移ったかのようでした。
栄和人チームリーダーを軽々と肩車し、リングを一周しました。
重い階級で頑張りました。
(トップバッターの登坂絵莉も栄和人を肩車しましたが、重そうでした。)

3選手は準決勝までわりと余裕で勝ちを重ねていました。
強豪がそろう大舞台で余裕ということはないはずですが、落ち着いた試合運びからそう見えたのでしょう。
いずれも銀メダル以上を確定させていました。

レスリング女子フリースタイルは若い選手が登場し活躍しており、2020年東京五輪も大丈夫そうです。

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石川佳純投げキス、福原愛号泣・・・重圧からの解放

リオデジャネイロ五輪、卓球女子団体。
日本は、15歳の伊藤美誠(いとう・みま)、23歳の石川佳純(いしかわ・かすみ)、27歳の福原愛(ふくはら・あい)の3選手で臨みました。

その準決勝でドイツに2−3で敗れ、2大会連続の決勝進出を逃しました。
2012年ロンドン五輪では銀メダルを獲っていました。
第1試合の伊藤美誠が5ゲーム目の9−3から大逆転負けを喫しました。
これが響き、日本チームは最後まで勢いに乗れませんでした。
ダブルスとシングルスで敗れた福原愛は「敗因はすべて私」と声を震わせました。

今大会の目標だった「中国との対戦、銀メダル以上」が崩れました。
しかし、3選手は中1日で気持ちを入れ替えて3位決定戦に向かいました。
そして、シンガポールを3−1で下し、銅メダルをつかみました。

第1試合、キャプテンの福原愛がユ・モンユに2―3で敗れました。

第2試合、エースの石川佳純がフェン・ティアンウェイとのエース対決に3―0で勝ちました。
ロンドン五輪、シングルスの3位決定戦で0−3で敗れていました。
彼女は自分に2勝を課していました。
劣勢を跳ね返し、振り出しに・・・。

第3試合、ダブルスで福原愛、伊藤美誠組がユ、ジョウ・イーハン組に3−1で勝ちました。
福原愛は伊藤美誠に励ましと助言を与えつづけました。
後輩に準決勝での敗北を4年間引きずらせないと誓っていました。
次のシングルスでもコーチみたいでした。
これで銅メダルに王手・・・。

第4試合、伊藤美誠がフェンに3−0で勝ちました。
先輩がつくった流れに乗り、物おじせずに攻めました。
集中力が高まり勢いが増していくのがはっきりと分かりました。
かさにかかったときの強さは見事でした。
第5試合、石川佳純に出番は回りませんでした。

日本は男子団体に続き、初の男女メダルを成し遂げました。
勝利の瞬間、3選手は抱擁で喜びを爆発させました。
福原愛は顔を覆い、号泣です。
目と鼻まで真っ赤に染めました。

石川佳純はスタンドのファンにピースサインと投げキスを送りました。

初出場の伊藤美誠はスタンドの母親に親指を突き出しました。
五輪の怖さも味わったはずです。

4大会連続出場の福原愛はシングルスで初の4位となりました。
しかし、最年長でまとめ役という責任感に押しつぶされそうでした。

2大会連続出場の石川佳純はメダル狙いのシングルスの初戦(2回戦)で敗れていました。
しかし、自分を奮い立たせ、団体戦では負けなしでチームをけん引しました。

卓球女子への国民の期待が高まり、二人ともロンドン五輪よりはるかに大きなプレッシャーと戦っていました。
試合後に重圧から解き放たれ、安堵感に浸りました。
「足を引っ張ってばかり」「一番苦しいオリンピック」と振り返った福原愛の言葉がそれを物語っています。

リオ五輪での日本チームの頑張りに拍手を送ります。
お疲れさまでした。

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福原愛五輪川柳…卓球女子団体の感動

リオデジャネイロ五輪、卓球女子団体の3位決定戦は感動、感動、感動の連続でした。
私は仕事で疲れていましたが、起きていてよかったと心の底から思いました。
日本は素晴らしいチームワークと凄まじい気迫でシンガポールを圧倒しました。

人の表情はここまで変わるのでしょうか。
日本(第1試合)の悪い流れを断ち切り、嫌なムードを吹き飛ばした第2試合の石川佳純(いしかわ・かすみ)は鬼気迫るものがありました。
彼女は2012年ロンドン五輪、女子シングルスの3位決定戦でフェン・ティアンウェイに敗れていました。

第4試合の伊藤美誠(いとう・みま)が銅メダルを決めるとは驚きです。
日本は団体戦負けなしの石川佳純が第5試合に残っていました。
ところが、15歳が世界ランキング4位のフェン・ティアンウェイを寄せつけませんでした。
(シンガポールのエースは今大会で本調子でなかったのかもしれません。)

私は2020年東京五輪がとても楽しみです。
16歳の平野美宇(ひらの・みう)も大きく成長するはずですので、いまから卓球女子団体のメンバーはどうなるのだろうと心配するくらいです。
彼女は伊藤美誠と同い年生まれの同学年です。
ほかにも有望な選手が多いとか・・・。

ところで、日本が勝利を収めた後、福原愛が中国メディアに語りました。
私はその言葉にセンスを感じました。
五輪川柳と呼んでいいでしょう。

「銅の字を分解すれば金に同じ 福原愛」。

字余りが惜しいですが、名作の域に達しています、はい。

「銅の字を分解すれば同じ金 福原愛」。

キャプテンの福原愛はドイツとの準決勝でダブルス、シングルスともに敗れました。
エースの石川佳純が2勝を挙げましたが、それをカバーしきれませんでした。

福原愛は「敗因はすべて私にある」とし、自分の不甲斐なさを責めつづけました。

日本はロンドン五輪よりメダルの色を悪くしました。
しかし、無欲で獲れた前回の銀メダルと、獲りにいってつかんだ今回の銅メダルを単なる色で比べられません。
その価値も重みも違うはずです。

日本の卓球女子団体は東京五輪での栄光へ向け、すでに歩み出しました。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
ロボットビジネス勉強会&交流会主宰
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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