コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

ミュージカル

キャッツの魅力と凄み・・・劇団四季ミュージカル

私は劇団四季の「キャッツ」を2回楽しんだ。
このミュージカルは素晴らしい。

キャッツの最大の魅力は、人が猫を演じ切るところにある。

私は猫が大好きで、一番多いときにはアメリカンショートヘアを9匹飼っていた。
少なくなったいまでも2匹。
うち1匹、凶暴で甘えん坊の♂「くま」は私の書斎でわがまま放題に暮らす。
ブラックタビーで、しかも月の輪があるので、くまと見分けがつかない。
私と私の不在時に世話をする妻は容赦なく引っかかれたり噛まれたりして、傷だらけ血だらけになっている。
くまは素晴らしい。

キャッツの圧倒的な凄みは、出演する猫が猫より猫らしいことに尽きる。

しかも野良猫なので家猫より難しい。
とろいと簡単に命を落とす。
出演キャストはおそらく日々、命がけである。

キャッツでは、観客へのサービスとして、猫が会場の通路で演じる。
人間サイズだから、間近で見たら気持ちが悪くならないとおかしい。
しっかりと戸惑いや怖さを感じさせるところが素晴らしい。

くまは親しみを感じるので、正しい猫といえない。

私は、キャッツを人間の社会、もしくは自分の人生と重ね合わせて見ることを否定しない。
しかし、それは話が逆でないか。

そうでなく、猫にも社会があり、人生があるのだ。
私が飼っていた家猫でさえ、それぞれにかけがえのない命の営みと輝きがあった。

キャッツは、カネと時間にゆとりのある家庭なら、毎年の恒例行事にするくらいの価値がある。
(観覧回数が百回を超える人もいるらしい。)

初めてということなら、予備知識を仕込まない(与えない)ほうがいい。
都会のごみ捨て場で催される年1回のセレモニーに集まった老若男女の猫が踊りながら歌って自己紹介をしているという認識で十分である。
頭で分かろうとしなくても心が揺さぶられる。

◇◆◇

劇団四季ミュージカル「キャッツ」に関するブログは以下のとおり。

⇒2012年9月20日「劇団四季キャッツ、地元横浜の盛り上がりを欠く」はこちら。

⇒2012年9月18日「キャッツといえばメモリー、グリザベラの熱唱」はこちら。

⇒2012年9月14日「劇団四季ミュージカル『キャッツ』首都圏見納め」はこちら。

⇒2012年9月12日「『ジェリクルキャッツ』を選ぶ舞踏会に集まったネコたち」はこちら。

⇒2012年9月10日「キャッツ横浜公演、2012年11月11日千秋楽」はこちら。

⇒2011年9月19日「エレイン・ペイジが歌うキャッツ・メモリーの感動と感銘」はこちら。

⇒2010年11月4日「キャッツ・メモリーを歌う…佐渡寧子グリザベラ」はこちら。

⇒2010年11月2日「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」はこちら。

⇒2010年10月31日「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」はこちら。

⇒2010年10月30日「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」はこちら。

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劇団四季キャッツ、地元横浜の盛り上がりを欠く

日本最大の人口を持つ横浜市の顔として大規模開発が進む「みなとみらい21地区」。
その一角に「キヤノン・キャッツ・シアター」が誕生し、2009年11月11日にこけら落とし公演を行った。

劇団四季はミュージカル「キャッツ」の上演専用の仮設劇場として「キャッツ・シアター」を各地に設けてきた。
横浜のそれは、東京・五反田/大崎公演の後を受けてつくられた。
ところが、横浜公演が2012年11月11日に千秋楽を迎えるという。
昨今の経済情勢で一番人気の「キャッツ」といえども集客が容易でないことは察しがつくが、それにしても唐突・・・。

実は、「キヤノン・キャッツ・シアター」の土地利用に関する横浜市との契約は期間限定だった。
11月に契約が切れるため、それに合わせて横浜公演を閉じる。
施設を取り壊して更地の状態に戻し、横浜市に土地を返却するとのこと。
それを前提につくられていたわけだ。

劇団四季のミュージカル「キャッツ」は地方に拠点を移すので、首都圏ではしばらく見られない。
私は、私のようにミュージカルに縁のない家庭にぜひとも足を運んでいただきたい。
脚本も舞台(演出)も分かりやすく、予備知識なしに十分に楽しめる。
満足度がきわめて高い。

余談・・・。
こうしたミュージカルなどの興行は、観客による口コミの広がりを大切にするものだろう。
劇団四季はそれに加え、横浜市営地下鉄などの車内で広告というかPRを打った。
個人的な感想を述べれば、劇団四季の地元なのだからもっと泥臭いプロモーションが仕込まれてよかった。
泥臭いという表現が適切でないなら、地域密着、住民密着。
横浜市民は何事にもクールなのは確かだが、「キャッツ」横浜公演は地元の盛り上がりを欠いた。

以下に、「エレイン・ペイジが歌うキャッツ・メモリーの感動と感銘」と題する2011年9月19日のブログを収める。

                      ◇◆◇

先日、コンテンツの作成に行き詰まった明け方、なぜかミュージカル「キャッツ」の「メモリー」を無性に聞きたくなった。
私は、ユーチューブで、エレイン・ペイジが演じるグリザベラが歌う動画を見つけた。
そして、ドラマチックな歌唱に大きな感動と感銘を受けた。
私がしびれたのは、圧倒的な表現力!
歌声は高いのに深く、枯れていながら響く。
ときに語るように歌い、それが心に染み入ってくる。
サビでは、空気を切り裂き、時間を突き抜けた。
演技力もなかなか。
私はすっかり魅了されてしまった。
おそらく図抜けている。
これぞミュージカル女優!

キャッツ(CATS)は、詩人T.S.エリオットが猫を擬人化した詩に、アンドリュー・ロイド=ウェバーが曲をつけたミュージカルである。

グリザベラ(Grizabella)は昔、美貌で売れっ子の娼婦猫だった。
いまや醜く老い、皆が忌み嫌う。
彼女が最後に登場し、自身の生まれ変わりを夢見てメモリー(Memory)を熱唱する。
先入観を持たない純真な子猫のシラバブが導くように、寄り添うように歌う。
観客は「お願い 私にさわって…」のクライマックスで、心が震える。
やがて皆がグリザベラの幸せを願いながら天上へ送り出し、永遠の命を祝福する。

エレイン・ペイジ(Elaine Paige)は、イギリスを代表するミュージカル女優、ポップシンガー。
事故に遭遇した主演の代役として、「エビータ」の主演に続いて起用された。
そして、彼女の歌うメモリーが世界的なヒットになった。
それがキャッツを一躍有名にしたといっても過言でない。

エレイン・ペイジが歌うキャッツ「メモリー」はこちら。

ユーチューブで早水小夜子の「メモリー」を見つけた。
声楽を本格的に学んだのだろう、素晴らしい。
高音も低音もよく通り、しっかりと歌い込むという印象。
触るのも汚らわしいボロのコートをまとっているのに、歌唱はもちろん全身から「気品」が溢れる。
みすぼらしさを感じさせない。
かなり立派なグリザベラだ。
違和感の残る人がいるかもしれないが、歌は見事。
シラバブは谷口あかり。
滅茶苦茶かわいい。

日本では劇団四季が1983年(昭和58年)11月11日に初演。
現在、11月11日は「キャッツの日」になっている。
私が暮らす横浜市にキャッツ専用の上演劇場「キヤノン・キャッツ・シアター」があり、家族と昨年楽しんだ。
グリザベラは佐渡寧子。
シラバブは五所真理子。
やはり滅茶苦茶かわいかった。
メイクも関係しているのか…。

早水小夜子が歌うキャッツ「メモリー」はこちら。

                       ◇

キャッツに“主役”という設定はない。
が、実質的に名曲メモリーを歌うグリザベラ。

世界でも日本でもグリザベラを務める出演者は選び抜かれている。
ダンスよりも歌唱のほうに重きが置かれる。
皆が素晴らしいはずだが、かなりの違いがあるようだ。
個性も持ち味(得手)も異なるから当然だ。
また、表情を含めた演技についても…。

メモリーは難曲でなかろうか。
深くて激しい「哀愁」を帯びたメロディー。
幸せを求めて生きてきた老いた娼婦猫が抱く複雑な思いやせめぎ合う感情を歌に塗り込めなくてならない。
華やかさと楽しさ、誇りに彩られた過去の回想。
悔いと悲しみに暮れ、孤独に苦しむ現在の境遇。
そして天上への希望・・・。

グリザベラが公演で大勢の観客の共感や納得を引き出すのは大変な苦労だろう。

                      ◇◆◇

ミュージカル「キャッツ」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年10月30日「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」はこちら。

⇒2010年10月31日「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」はこちら。

⇒2010年11月2日「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」はこちら。

⇒2010年11月4日「キャッツ・メモリーを歌う…佐渡寧子グリザベラ」はこちら。

⇒2011年9月19日「エレイン・ペイジが歌うキャッツ・メモリーの感動と感銘」はこちら。

⇒2012年9月10日「キャッツ横浜公演、2012年11月11日千秋楽」はこちら。

⇒2012年9月12日「『ジェリクルキャッツ』を選ぶ舞踏会に集まったネコたち」はこちら。

⇒2012年9月14日「劇団四季ミュージカル『キャッツ』首都圏見納め」はこちら。

⇒2012年9月18日「キャッツといえばメモリー、グリザベラの熱唱」はこちら。

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キャッツといえばメモリー、グリザベラの熱唱

横浜のキヤノン・キャッツ・シアターで上演されてきた劇団四季のミュージカル「キャッツ」が2012年11月11日(日)に幕を閉じる。
それが告げられたのは5月17日公演の本編終了後だった。
カーテンコールの終盤、ステージに突然、赤い靴が落ちてきた。

ネコ(出演者)たちがそのなかから黄色い幕を取り出して広げると、「CATS横浜公演千秋楽決定2012年11月11日」の文字が大きく記されていた。

つっぱり猫「ラム・タム・タガー」役の荒川務が出演者を代表して挨拶を行った。
「2009年11月11日に開幕したキャッツ横浜公演は、本年11月11日を千秋楽とすることと決定いたしました。
1983年に産声をあげたキャッツは、今年で29年目を迎えます。
この横浜公演は丸3年の上演となり、29年のキャッツの歴史のなかでも、2番目に長いロングランとなる見込みです。
千秋楽は決定いたしましたが、最後までキャッツは全力で走りつづけます。
これからもご声援賜りますよう、よろしくお願いいたします」。
客席から驚きの声が上がるとともに、横浜公演の成功を讃える大きな拍手がわいた。

劇団四季は、私が暮らす横浜に「四季芸術センター」を構えている。
東急田園都市線と横浜市営地下鉄ブルーラインの「あざみ野駅」のそば。
私の自宅からもそれほど遠くない。
「四季芸術センター」は実際の舞台とほぼ同じ機構で稽古できる本格的な練習場などを備える。
ほとんどの上演演目の稽古がここで行われている。
四季株式会社の本社所在地にもなっている。

横浜になじみの深い劇団四季だけに、「キャッツ」横浜公演の終了にさみしさを感じる市民も多いだろう。

以下に、「キャッツ・メモリーを歌う…佐渡寧子グリザベラ」と題する2010年11月4日のブログを収める。

                      ◇◆◇

私たち家族3人はステージのほぼ正面のS1席の2列目、通路寄りに陣取った。
そして、「キャッツ」を楽しんだ。
心ゆくまでと言いたいが、あっという間に終わった。

実は、上演時間が長すぎないかと思っていた。
私は映画でも2時間近くになると、いやになる。
が、まったく苦にならなかった。
これと関連するが、予備知識を仕込まなくて正解。

キャッツといえば「メモリー」。
音楽にうとい私でも知っている名曲だ。
美しい旋律に乗って歌うのは、老いた娼婦猫・グリザベラ。
いまはボロボロに朽ち、灰色に汚れたコートを身にまとう。
買った当時は、値が張ったに違いない。

キャッツでは、だれ(どの猫)が主役という位置づけはないらしいが、私にとりメモリーを歌う人(猫)がそれ。
当日のグリザベラは佐渡寧子(さど・やすこ)。

日本初代(初演)グリザベラは久野綾希子(くの・あきこ)。
私はテレビか何かで2〜3回聞いた。

さて、佐渡寧子グリザベラは、低いところからうねりながら立ちのぼっていくような歌唱だった。
私は最初、ドスが利いていると感じた。
太く力強い。
他の出演者の歌唱をさんざん聞いた後だったので違和感というかインパクトが強かった。
空気が動いた。
佐渡寧子は、高いところも言葉を一つひとつ押し出しながら歌っていく。

きわめて曖昧だが、久野綾希子は楽曲のクライマックス(?)がもうちょっと澄んでいたのでは…。
テントで長く歌ったせいか、突き抜けていた(意味不明)。
それが私のメモリー(記憶)。

後日、グリザベラは選び抜かれた多くの出演者が務めてきたことを知った。
人により持ち味はかなり違うようだ。

私は他のグリザベラのメモリーは聞いていないが、佐渡寧子はキャッツの主役にふさわしいと思った。
実に堂々とした歌唱だった。
そう、演じ込まれる。

佐渡寧子は大きな特徴として、歌唱のエネルギーが客席(人)へ向かう。
そこに彼女の真面目さと丁寧さが絡まり、会場を説得力で包み込む。
生意気な言い方になるが、好感を持った。

私たち3人は幸い、佐渡寧子と握手を交わすことができた。
最後にグリザベラが客席に降り、こちらに歩いてきたのだ。
女性としては手が大きく(失礼)、しかも力がこもっており、私はびっくり…。
こちらが座っていたせいか、背が高く感じた。
メイクの向こうの素顔はとても美しいのでは…。
握手だけで、私は佐渡寧子のファン。
妻も子どもも…。
自身のヤフーブログによれば、同じ横浜に暮らしている。

佐渡寧子は劇団四季を退団してフリーランス。
当日は、客演か。

若い雌猫・シラバブは五所真理子が務めた。
きれいなソプラノ(?)。
澄んで、通る。
私は心がキュッと締めつけられた。
彼女のメモリーと、それを受けた佐渡寧子のメモリーは、ギャップが大きい。
グリザベラの存在感が増した。

シラバブは小柄でスタイルがよく、滅茶苦茶かわいい。
気になり、インターネットで調べたら幼い雌猫だった。
残念(意味不明)。
どうも舞台でじゃれていると思ったら…。

                       ◇

当日(2010年9月22日)の出演者は以下のとおり。
劇場入口での配布資料による。

グリザベラ 佐渡寧子
ジェリーロラム=グリドルボーン 朴慶弥
ジェニエニドッツ 鈴木由佳乃
ランペルティーザ 石栗絵理
ディミータ 原田真由子
ボンバルリーナ 西村麗子
シラバブ 五所真理子
タントミール 大橋里砂
ジェミマ 小笠真紀
ヴィクトリア 斉藤美絵子
カッサンドラ 蒼井蘭
オールドデュトロノミー 米田優
バストファージョーンズ
アスパラガス=グロールタイガー 橋元聖地
マンカストラップ 福井晶一
ラム・タム・タガー 芝清道
ミストフェリーズ 松島勇気
マンゴジェリー 龍澤虎太郎
スキンブルシャンクス 劉昌明
コリコパット 入江航平
ランパスキャット 高城将一
カーバケッティ 松永隆志
ギルバート 鈴木伶央
マキャヴィティ 片山崇志
タンブルブルータス 川野翔

出演者はそこそこ変わる。
猫はまれに入れ替えられる(不確か)。

劇団四季はキャッツに限らず、安定した集客が見込めるロングランを基本としている。
ついては、公演のマンネリ防止と魅力向上のために、キャストにシビアな競争原理を導入しているはずだ。
だから、従業員に恥ずかしくない給料を払える。

しかし、出演者の立場からは厳格な自己管理が求められ、ずっと気を抜けない。
心身の疲労が溜まったときなどに、それを窮屈や拘束と感じることもあろう。
出演者は人気が出たり、実力がついたりして食べられると判断すれば、たとえ所得が減っても独立に踏み切るのでないか。
同劇団はもともと自由奔放な表現者の集まりである。
マネジメントに馴染まない。

経営上の視点からは彼らの活性化(リフレッシュ)を促すうえでも出演者の変動が欠かせない。

                       ◇

私がキャッツを再び見にいくとしたら、グリザベラも別の出演者になっていよう。
それがリピーター、サポーターの誘因であり、彼らの大きな楽しみでもある。

歌い手のエネルギーが私のなかを通過する、そんなメモリーも聞いてみたい気がする。
きっと天上に思いを馳せているだろう。

◆書き加え1(10月27日)

私のブログは書き溜めが中心だ。
時間を取れるときに数日から十数日分を記すことが多い。

ふと思った。
この記事は誤解されるかもしれないと…。
ミュージカルを初めて見た、所詮、素人の感想にすぎない。

私はキャッツの内容がいまでも分かっていない。
原作(?)はなおさら…。

グリザベラはいろいろな解釈が可能では?
はっきりしているのは、地上で生きてきたという事実である。
どろどろした半生だっただろう。
そこに愛着を持つのか、別れを告げたいのか。

「永遠の命と引き換えに、天上へ行くか」。
そう問われれば、私は答に窮する。
未練たらたら…。
腰だって振れないぞ、尻尾だって回せないぞ。

佐渡寧子がグリザベラで締めたキャッツは立派だった。

                       ◇

私は、自分がそれを好きか嫌いかはどうでもよい。
取るに足らないことなので、ブログにわざわざ書かない。
評価するか評価しないか、だ。

音楽に関しては皆目分からない。
評価できる力量がなく、立場にない。

それでも…。

笑われるのを承知で述べれば、私なりの評価を記した。

                      ◇◆◇

ミュージカル「キャッツ」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年10月30日「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」はこちら。

⇒2010年10月31日「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」はこちら。

⇒2010年11月2日「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」はこちら。

⇒2010年11月4日「キャッツ・メモリーを歌う…佐渡寧子グリザベラ」はこちら。

⇒2011年9月19日「エレイン・ペイジが歌うキャッツ・メモリーの感動と感銘」はこちら。

⇒2012年9月10日「キャッツ横浜公演、2012年11月11日千秋楽」はこちら。

⇒2012年9月12日「『ジェリクルキャッツ』を選ぶ舞踏会に集まったネコたち」はこちら。

⇒2012年9月14日「劇団四季ミュージカル『キャッツ』首都圏見納め」はこちら。

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劇団四季ミュージカル「キャッツ」首都圏見納め

劇団四季のミュージカル「キャッツ」。
横浜公演の千秋楽が舞台上で発表されたのが、2012年5月17日だった。
それまで 877回の上演を重ね、約74万人を動員していた。

「キャッツ」はこの日、1983年(昭和58年)の東京・新宿初演以来、通算上演8185回を数えた。
むろん、国内上演ミュージカル単独首位の数字である。

横浜公演は千秋楽まで予定どおりに進めば、丸3年で1041回が行われる。
2番目の記録だ。
1番目の記録は、2004年から2009年まで4年半に渡り東京・五反田/大崎で行われた東京公演。

横浜公演は2009年11月11日〜2012年11月11日の丸3年で終了するが、劇団四季は次の上演を予定している。
ただし、首都圏ではいったん見納めとなる。
まだという方はぜひ観覧していただきたい。

以下に、「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」と題する2010年11月2日のブログを収める。

                      ◇◆◇

私が暮らす横浜に昨年11月、劇団四季の人気ミュージカル「キャッツ」の専用劇場が開設された。
「キヤノン・キャッツ・シアター」。
それをきっかけに、家族3人で鑑賞に出かけた。
「S1席」でもステージの正面、それも前方、通路寄りにこだわると、チケットは2カ月先になった。
「S回転席」は取れなかった。
「四季の会」会員への先行予約の段階でおおよそ埋まってしまうのかもしれない(不確か)。

私たちはキャッツにいたく感動し、満足した。
また見たいなどと話しながら帰路についた。
周りもにこにこしていた。

                       ◇

素晴らしい舞台だった。
私たちはパフォーマンスに圧倒されっ放し!
オペラ歌手のような歌唱、バレーダンサーのような舞踊。
とくに後者、躍動感が凄い。
猫だから、動きが非常に機敏である。
出演者はハードだ。
激しく踊りながら、はっきりと歌う。
よほど鍛えていないと、息が上がる。

すでに述べたとおり、キヤノン・キャッツ・シアターはステージと客席が近い。
物理距離も心理距離も短いのだ。
S回転席でなくてもS1席の前方なら、出演者の息づかいがかすかに聞こえる。
さらに、会場のあちこちに猫が現れるので、観客は役者を間近で見られる。

私がキャッツで一番感心したこと。
それは、キャストの引き締まったヒップである。
出演者が通路を猫のように身をかがめ、滑るように歩いた。
そのときに目に飛び込んできた。
ほれぼれする美しさ。
その瞬間、「来てよかった」と思った。
ステージに期待してよいと確信…。

コスチュームを通しても、尻から腿(もも)にかけての筋肉が波を打っているのが感じられる。
しなやかなハガネみたい…。
君たち、どれだけ練習しているのかっ!
尻が猫している。

インターネットで調べたら、自宅で猫を飼い、その行動や動作、仕草、表情を観察している出演者もいるらしい。
納得。
キャッツのキャストは猫の専門職(プロフェッショナル)だった。

                      ◇◆◇

ミュージカル「キャッツ」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年10月30日「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」はこちら。

⇒2010年10月31日「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」はこちら。

⇒2010年11月2日「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」はこちら。

⇒2010年11月4日「キャッツ・メモリーを歌う…佐渡寧子グリザベラ」はこちら。

⇒2011年9月19日「エレイン・ペイジが歌うキャッツ・メモリーの感動と感銘」はこちら。

⇒2012年9月10日「キャッツ横浜公演、2012年11月11日千秋楽」はこちら。

⇒2012年9月12日「『ジェリクルキャッツ』を選ぶ舞踏会に集まったネコたち」はこちら。

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「ジェリクルキャッツ」を選ぶ舞踏会に集まったネコたち

世界でもっとも成功したミュージカルの一つとされる「キャッツ」。
ミュージカルの巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーの代表作。
1981年のロンドン初演以来、世界36カ国で上演される。

ミュージカル「キャッツ」は、年に一度「ジェリクルキャッツ」を選ぶ舞踏会に参加するため、都会のゴミ捨て場に集ったネコたちの個性や生きざまを一人ずつ(?)描く。
日本では1983年以来、各地で上演されつづけ、国内のミュージカル上演回数で首位を誇る。

現在は横浜公演が「キヤノン・キャッツ・シアター」で行われているが、2012年11月11日に千秋楽を迎える。
閉幕となると、地元の私はさみしい。

以下に、「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」と題する2010年10月31日のブログを収める。

                      ◇◆◇

私は念願が叶い、家族で「キヤノン・キャッツ・シアター」へ。
自分のなかで、ミュージカルといえば格調が高い。
よしと、身構えた、もしくは気合いが入った。
庶民だからだろう…。

大修館書店の「明鏡国語辞典」によれば、ミュージカルとは「歌・舞踊・演劇を融合させた現代的な音楽劇。…」とある。

さて、劇団四季「キャッツ」に対する結論。
私は素人なので、評価でなく感想である。
これは妻と子ども、家族3人が一致した。

感動した。
満足した。
もう一度行きたいと思った。
すると、もう一度行きたいと思う。
癖になりそう…。

キャッツがなぜ大勢に長く愛されるのか、人気のわけが実感として分かった。

私がキャッツで一番気に入ったのは「たわいなさ」。
内容が分からなくても、それなりに楽しめる。
出演者(キャスト)の発声は明瞭だったが、私は歌や演劇と無縁なので、言葉がうまく聞き取れない(経験や慣れがいくらか必要か)。
しかし、予備知識を仕込まなかったことを後悔しなかった。
初回はそのほうがいい。
要は、ステージ全体(ときに会場全体)を使って、猫たちの紹介が順番に繰り広げられる。
それぞれのありようはもちろん、個性や生き様が浮かびあがる。

小難しいと、まず考えなくてならない。
たわいないと、じかに感じられる。
頭を経由せずに心で受け止められる。
実際、子どもでもおとなでも夢中になれる。
シンプルで深くないと不可能。
シンプルだとおとなが飽き、深いと子どもがついていけない。

妻はうるうるしていた。
涙を浮かべている人も…。
人間社会に思いを馳せている?
このミュージカルにさまざまな人生を重ね合わせた人がいるかもしれない。
私は純粋に「猫の歌謡舞踊劇」として鑑賞したが、それでも十分に楽しめる。
猫たちの魂の叫び、命の美しさがぞくぞくするほど伝わってきた。
そして何よりも生きることの尊さ。
「人それぞれ、皆捨てたものでないよ…」。
おおいに感動!

次いで気に入ったのは「うまさ」。
出演者が激しく飛んだり跳ねたりして、はらはらした。
ほとんどダンス、ときにアクロバット。
私はそれに目を奪われ、言葉(歌)を聞くどころでない。
ぶつかりそう…。
やがて、毎日のようにやっているわけだから大丈夫だと気づいた。
それからは落ち着いて楽しめた。

私は出演者が社員(従業員)だということを思い出した。
テレビ東京の「カンブリア宮殿」に劇団四季代表の浅利慶太が出演したことがあり、それを視聴した。
この完成度は社員でなくては不可能。
それを保持するだけでも至難。
不断の努力そして検証の賜物だろう。
どこか「ディズニーランド(リゾート)」の理念に通じる。
休憩時間、中年男性数名が「うまい」を連発していた。
私はおじさんに同意する。

舞台がこなれており、まとまっている。
安定感が抜群で、安心感が得られる。
観覧者が出演者一人ひとりを信頼できるのだ。
見事な出来栄えであり、笑うしかない。
おおいに満足!

こなれやまとまりは、ちょっと油断するとマンネリに陥る。
終わりの決まっていない長期公演で、出演者は精神や肉体をどう高めているのだろう。
これについては劇団の経営手腕も関わろう。

                       ◇

私たちは、拍手のタイミングや手拍子のリズムがさっぱり分からなかった。
劇場では整然と起こり、ピタッと止まる。
それに従った。
「四季の会」会員を中心に、キャッツの熱烈なファンが大勢詰めかけている。
後日、インターネットで調べたら、数十回どころか百回以上も通っている人がいる。
驚きを通り越して呆れる。

私たちは帰り道に「また行きたいね」という話をしながら歩いた。
こうした記憶はない。
大好きなディズニーランドでさえ、しばらく時間が経ってから…。

キャッツは、見る人を幸せな気持ちにさせる。
これがロングランの最大の理由だろう。

                      ◇◆◇

ミュージカル「キャッツ」に関するブログは以下のとおり。

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⇒2010年11月2日「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」はこちら。

⇒2010年11月4日「キャッツ・メモリーを歌う…佐渡寧子グリザベラ」はこちら。

⇒2011年9月19日「エレイン・ペイジが歌うキャッツ・メモリーの感動と感銘」はこちら。

⇒2012年9月10日「キャッツ横浜公演、2012年11月11日千秋楽」はこちら。

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キャッツ横浜公演、2012年11月11日千秋楽

劇団四季がミュージカル「キャッツ」の専用劇場として横浜につくった「キヤノン・キャッツ・シアター」。
東京・五反田/大崎で2004年〜2009年に行っていたロングランを2009年11月11日にこの地に移した。

場所は横浜市西区のみなとみらい21地区57街区。
客席数は約1100席。
総事業費は約20億円だった。

この劇場は円形の舞台の一部を客席に組み込み、後方を扇状に広げる。
2階を設けず、しかも奥行きを押さえており、後席でも鑑賞しやすい。

「キャッツ」は初演以来、専用の仮設劇場で公演が行われてきた。
Canonが初の施設命名権(ネーミングライツ)を取得し、公演を支援することでも話題になった。

「キャッツ」横浜公演は、2012年11月11日に千秋楽を迎える。
横浜暮らしの私はいつでも楽しめると思っていたが、閉幕となるとさみしい。
仕事の書き入れ時の秋は出張続きである。
もう一度という気持ちが強いが、実際に足を運ぶとなると厳しい。

以下に、「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」と題する2010年10月30日のブログを収める。

                      ◇◆◇

2009年11月11日、みなとみらい21地区の高島エリアにオープンした「キヤノン・キャッツ・シアター」。
日本一のロングラン公演で知られるミュージカル「キャッツ」の専用劇場である。
劇団四季は原則として自前の施設を展開している。

ミュージカル「CATS」は1981年にロンドンで上演された。
それ以来、世界31カ国で人気演目となった。
日本では1983年、いまは副都心となった新宿駅西口の空き地にテントを張ってスタート。
今日まで上演されようとは、当事者も考えなかったのでないか。

私は以前、JR大崎駅至近のホテル(ニューオータニイン東京)などで研修を行った。
構内だったか、「キャッツ」上演の告知が行われていた。
興味を引かれ、幾度かチケット予約を試みたが、先々までいい席が埋まっていて断念した経緯がある。
心のどこかで行きたいと思いつづけていた。

地元・横浜に専用劇場ができたのをきっかけに、ついに念願を叶えた。
私は仕事に追われ、子どもを長らくどこにも連れていっていない。
罪滅ぼしの気持ちもあり、久し振りに家族3人で出かけた。

ついては、事前にインターネットで「キャッツ」の概要や荒筋などを調べられる。
しかし、私たちは白紙の状態で観覧すると決めた。

                       ◇

さて、シアターに足を踏み込れると、いきなり「キャッツ・ワールド」。
専用劇場ならではの専用内装(?)。
演出というか仕掛けというか、大胆。
私たちはガラクタ小屋に紛れ込んだよう…。
後に、大都会のダウンタウンの裏通りかゴミ置き場らしいと思った(不確か)。

ただし、シアターは拍子抜けするほどこぢんまりとした印象。
手が届きそうな距離にステージ。
一体感、そして臨場感を大切にした空間設計である。
といっても“息苦しさ”はない。
全席1階なので視野の広がりは得られる。

…が、何か変。
ステージがそびえ立っている。
あれっ、ステージの向こう側に座席が設けられている。
貴賓席か?
興味津々、足を運び、少し回り込んでみて納得。

私たちは、ステージほぼ正面の「S1席」の前から2列目。
これは、劇団四季の公式サイトで座席表を見ながら選んだ。
その際、S1席の前に「S回転席」があった。
チケット代が同じであり、どうせならわずかでもステージの近くがよかったが、すでに予約でふさがっていた。
私は“回転”の意味が分からなかった。

ところが、そのS回転席が目の前になく、いきなりステージ。

私たちが眺めているのは、その背面(裏側)だった。
なるほど、ステージとS回転席が一体になって床ごと回転すると、公式サイトの座席表どおりの会場レイアウトになる。

案の定、開始のアナウンスとともに音楽が流れ、大きく動き出した。
ちょっとしたサプライズながら、うまい演出である。
これも専用劇場ならでは…。

途中の休憩、私は後ろの席のほうがステージ全体を見渡しやすいのでないかという気持ちが湧いてきた。
空席がかなりあったので移りたかったが、係員との交渉が面倒なので我慢…。
「キヤノン・キャッツ・シアター」は最後列でも不満をそれほど感じないはずだ。

後で分かったのだが、自分が望む座席を選ぶには、劇団四季の会員になるのがよさそうだ。
「四季の会」。
先行予約などの特典が用意されている。
出演者との交流や親睦など、いわゆるファンクラブの性格を有しているかどうかは不明。
一般を含め、そうした機会は提供されているようだ。

なお、「キャッツ」の冒頭の演出については述べない。
さすがロングラン公演、私は練り上げられた工夫を感じた。
劇場でどうぞ。

私たち3人はこの後、大きな感動に包まれることになる。

                       ◇

「キヤノン・キャッツ・シアター」への最寄り駅と徒歩所有時間は以下のとおり。
みなとみらい線「新高島駅」2分。
横浜市営地下鉄ブルーライン「高島町駅」7分。
また、JR・東急・京急・相鉄「横浜駅」東口10分。

私たちはセンター北駅から横浜市営地下鉄を利用し、横浜駅で下車。
構内を歩いていき、劇場近くの出口からは徒歩3分程だった。

                      ◇◆◇

ミュージカル「キャッツ」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年10月30日「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」はこちら。

⇒2010年10月31日「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」はこちら。

⇒2010年11月2日「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」はこちら。

⇒2010年11月4日「キャッツ・メモリーを歌う…佐渡寧子グリザベラ」はこちら。

⇒2011年9月19日「エレイン・ペイジが歌うキャッツ・メモリーの感動と感銘」はこちら。

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ルーシー・ヘンシャル「I Dreamed A Dream」レ・ミゼラブル

Ruthie Henshall 〜 I Dreamed A Dream

                       ◇

私は仕事の締め切りに追われ、食事を取る時間さえ惜しい。
3連休にも気づかなかったほど。
せめてもの家族サービスで日曜日、夕食に「中華料理」を楽しんだ。
私はその店に「シニア割引」があることを知り、免許証を見せた。
身分証明書代わりに持っているだけで、数年前にクルマの運転をやめた。
初めてシニア割引を受けたが、うれしいような、さみしいような、複雑な気持ち・・・。
すっかり老いてしまった。

                       ◇

先だっての話。
仕事に疲れ切った明け方、ユーチューブの動画でエレイン・ペイジが歌うミュージカル「キャッツ」の「メモリー」を聞いた。

⇒2011年9月19日「エレイン・ペイジが歌うキャッツ・メモリーの感動と感銘」はこちら。

そして、オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」でスーザン・ボイルが歌い、世界中の人々に知れ渡った「I Dreamed A Dream(夢やぶれて)」を偶然見つけた。

ミュージカル「レ・ミゼラブル(Les Miserables)」の劇中歌。
歌っているのは、ファンティーヌ(Fantine)を演じるルーシー・ヘンシャル(Ruthie Henshall)。
私は彼女の歌唱にただただ感動した。
言葉が出てこない・・・。
オペラに近い歌い方なのだが、ドラマチックな表現力は凄まじく、しかも完璧。
夢を追いつづけ、夢を叶えられなかった“魂”の切なさがひしひしと伝わってくる。
深い挫折と激しい悔恨の念を全身で歌いあげる。
おそらくだれもルーシー・ヘンシャルに及ばない。
世界一。

「レ・ミゼラブル」は、ヴィクトル・ユーゴーの同名小説を原作としたミュージカル。
1995年にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで初演10周年を記念したコンサートが開催された。
私が視聴した動画はそれを収録したものだ。
ルーシー・ヘンシャルはミュージカルの衣装を身につけているが歌手として歌っており、演技を見せていない。
演奏はロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。

このコンサートには、英語圏を中心に歴代の主要キャストが一堂に会したという。
超豪華!
グランドフィナーレはジャン・バルジャン役者17人がそれぞれの国語で歌い継いだ。
そして、最後に斉唱した(不確か)。
私はこの動画もいずれ視聴するつもり…。

ルーシー・ヘンシャルが歌うレ・ミゼラブル「I Dreamed A Dream(夢やぶれて)」はこちら。

なお、スーザン・ボイル(Susan Boyle)の予選の動画は衝撃的だ。
もしまだなら視聴を勧める。
ルーシー・ヘンシャルと比較することに意味はない。
自身が歩んできた半生と重なり合うところが多いのか、とてもいい。
私は彼女がNHK紅白歌合戦に出場したことを、妻から教えられた。

スーザン・ボイルが歌うレ・ミゼラブル「I Dreamed A Dream(夢やぶれて)」はこちら。

画質も音質もよい。

スーザン・ボイルが歌うレ・ミゼラブル「I Dreamed A Dream(夢やぶれて)」はこちら。

こちらは日本語の字幕付きだ。
私は英語がさっぱりなので助かる。

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エレイン・ペイジが歌うキャッツ・メモリーの感動と感銘

CATS Memory 〜 Elaine Paige

                       ◇

土曜日、MBA(社会人大学院)で講演を行った。
私が「実践営業論」の授業を担当しているSBI大学院大学が公開講座として開催した。
会場は東京地下鉄南北線・六本木一丁目駅の真上の泉ガーデンタワー20階セミナールーム。
講演の冒頭、事務局が参加者への挨拶のなかで「3連休の初日」という言葉を用い、私はびっくり。
“仕事漬け”になっていて、まったく気づかなかった。

                       ◇

先日、コンテンツの作成に行き詰まった明け方、なぜかミュージカル「キャッツ」の「メモリー」を無性に聞きたくなった。
私は、ユーチューブで、エレイン・ペイジが演じるグリザベラが歌う動画を見つけた。
そして、ドラマチックな歌唱に大きな感動と感銘を受けた。
私がしびれたのは、圧倒的な表現力!
歌声は高いのに深く、枯れていながら響く。
ときに語るように歌い、それが心に染み入ってくる。
サビでは、空気を切り裂き、時間を突き抜けた。
演技力もなかなか。
私はすっかり魅了されてしまった。
おそらく図抜けている。
これぞミュージカル女優!

キャッツ(CATS)は、詩人T.S.エリオットが猫を擬人化した詩に、アンドリュー・ロイド=ウェバーが曲をつけたミュージカルである。

グリザベラ(Grizabella)は昔、美貌で売れっ子の娼婦猫だった。
いまや醜く老い、皆が忌み嫌う。
彼女が最後に登場し、自身の生まれ変わりを夢見てメモリー(Memory)を熱唱する。
先入観を持たない純真な子猫のシラバブも導くように、寄り添うように歌う。
観客は「お願い 私にさわって…」のクライマックスで、心が震える。
やがて皆がグリザベラの幸せを願いながら天上へ送り出し、永遠の命を祝福する。

エレイン・ペイジ(Elaine Paige)は、イギリスを代表するミュージカル女優、ポップシンガー。
事故に遭遇した主演の代役として、「エビータ」の主演に続いて起用された。
そして、彼女の歌うメモリーが世界的なヒットになった。
それがキャッツを一躍有名にしたといっても過言でない。

エレイン・ペイジが歌うキャッツ「メモリー」はこちら。


ユーチューブで早水小夜子の「メモリー」を見つけた。
声楽を本格的に学んだのだろう、素晴らしい。
高音も低音もよく通り、しっかりと歌い込むという印象。
触るのも汚らわしいボロのコートをまとっているのに、歌唱はもちろん全身から「気品」が溢れる。
みすぼらしさを感じさせない。
かなり立派なグリザベラだ。
違和感の残る人がいるかもしれないが、歌は見事。
シラバブは谷口あかり。
滅茶苦茶かわいい。

日本では劇団四季が1983年(昭和58年)11月11日に初演。
現在、11月11日は「キャッツの日」になっている。
私が暮らす横浜市にキャッツ専用の上演劇場「キヤノン・キャッツ・シアター」があり、家族と昨年楽しんだ。
グリザベラは佐渡寧子。
シラバブは五所真理子。
やはり滅茶苦茶かわいかった。
メイクも関係しているのか…。

早水小夜子が歌うキャッツ「メモリー」はこちら。

                       ◇

キャッツに“主役”という設定はない。
が、実質的に名曲メモリーを歌うグリザベラ。

世界でも日本でもグリザベラを務める出演者は選び抜かれている。
ダンスよりも歌唱のほうに重きが置かれる。
皆が素晴らしいはずだが、かなりの違いがあるようだ。
個性も持ち味(得手)も異なるから当然だ。
また、表情を含めた演技についても…。

メモリーは難曲でなかろうか。
深くて激しい「哀愁」を帯びたメロディー。
幸せを求めて生きてきた老いた娼婦猫が抱く複雑な思いやせめぎ合う感情を歌に塗り込めなくてならない。
華やかさと楽しさ、誇りに彩られた過去の回想。
悔いと悲しみに暮れ、孤独に苦しむ現在の境遇。
そして天上への希望・・・。

グリザベラが公演で大勢の観客の共感や納得を引き出すのは大変な苦労だろう。

                       ◇◆◇

劇団四季「キャッツ」に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年10月30日「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」はこちら。

⇒2010年10月31日「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」はこちら。

⇒2010年11月2日「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」はこちら。

⇒2010年11月4日「キャッツ・メモリーを歌う…佐渡寧子グリザベラ」はこちら。

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名曲キャッツ・メモリー…グリザベラの歌唱

年末にパソコンが破損し、データが消滅した。
書き溜め記事が中心のこのブログは実質休止。
私は仕事がパニック状態…。
頑張って仕上げてきた講演と教材のコンテンツが飛んだ。
それも私が一番苦労した箇所。

以下に、「キャッツ・メモリーを歌う…佐渡寧子グリザベラ」と題する2010年11月4日のブログを収める。

                      ◇◆◇

おとといのブログ「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」の続き。
私たち家族3人はステージのほぼ正面のS1席の2列目、通路寄りに陣取った。
そして、「キャッツ」を楽しんだ。
心ゆくまでと言いたいが、あっという間に終わった。

実は、上演時間が長すぎないかと思っていた。
私は映画でも2時間近くになると、いやになる。
が、まったく苦にならなかった。
これと関連するが、予備知識を仕込まなくて正解。

⇒2010年11月2日「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」はこちら。

キャッツといえば「メモリー」。
音楽にうとい私でも知っている名曲だ。
美しい旋律に乗って歌うのは、老いた娼婦猫・グリザベラ。
いまはボロボロに朽ち、灰色に汚れたコートを身にまとう。
買った当時は、値が張ったに違いない。

キャッツでは、だれ(どの猫)が主役という位置づけはないらしいが、私にとりメモリーを歌う人(猫)がそれ。
当日のグリザベラは佐渡寧子(さど・やすこ)。

日本初代(初演)グリザベラは久野綾希子(くの・あきこ)。
私はテレビか何かで2〜3回聞いた。

さて、佐渡寧子グリザベラは、低いところからうねりながら立ちのぼっていくような歌唱だった。
私は最初、ドスが利いていると感じた。
太く力強い。
他の出演者の歌唱をさんざん聞いた後だったので違和感というかインパクトが強かった。
空気が動いた。
佐渡寧子は、高いところも言葉を一つひとつ押し出しながら歌っていく。

きわめて曖昧だが、久野綾希子は楽曲のクライマックス(?)がもうちょっと澄んでいたのでは…。
テントで長く歌ったせいか、突き抜けていた(意味不明)。
それが私のメモリー(記憶)。

後日、グリザベラは選び抜かれた多くの出演者が務めてきたことを知った。
人により持ち味はかなり違うようだ。

私は他のグリザベラのメモリーは聞いていないが、佐渡寧子はキャッツの主役にふさわしいと思った。
実に堂々とした歌唱だった。
そう、演じ込まれる。

佐渡寧子は大きな特徴として、歌唱のエネルギーが客席(人)へ向かう。
そこに彼女の真面目さと丁寧さが絡まり、会場を説得力で包み込む。
生意気な言い方になるが、好感を持った。

私たち3人は幸い、佐渡寧子と握手を交わすことができた。
最後にグリザベラが客席に降り、こちらに歩いてきたのだ。
女性としては手が大きく(失礼)、しかも力がこもっており、私はびっくり…。
こちらが座っていたせいか、背が高く感じた。
メイクの向こうの素顔はとても美しいのでは…。
握手だけで、私は佐渡寧子のファン。
妻も子どもも…。
自身のヤフーブログによれば、同じ横浜に暮らしている。

佐渡寧子は劇団四季を退団してフリーランス。
当日は、客演か。

⇒2010年10月30日「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」はこちら。

若い雌猫・シラバブは五所真理子が務めた。
きれいなソプラノ(?)。
澄んで、通る。
私は心がキュッと締めつけられた。
彼女のメモリーと、それを受けた佐渡寧子のメモリーは、ギャップが大きい。
グリザベラの存在感が増した。

シラバブは小柄でスタイルがよく、滅茶苦茶かわいい。
気になり、インターネットで調べたら幼い雌猫だった。
残念(意味不明)。
どうも舞台でじゃれていると思ったら…。

⇒2010年10月31日「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」はこちら。

                       ◇

当日(2010年9月22日)の出演者は以下のとおり。
劇場入口での配布資料による。

グリザベラ 佐渡寧子
ジェリーロラム=グリドルボーン 朴慶弥
ジェニエニドッツ 鈴木由佳乃
ランペルティーザ 石栗絵理
ディミータ 原田真由子
ボンバルリーナ 西村麗子
シラバブ 五所真理子
タントミール 大橋里砂
ジェミマ 小笠真紀
ヴィクトリア 斉藤美絵子
カッサンドラ 蒼井蘭
オールドデュトロノミー 米田優
バストファージョーンズ
アスパラガス=グロールタイガー 橋元聖地
マンカストラップ 福井晶一
ラム・タム・タガー 芝清道
ミストフェリーズ 松島勇気
マンゴジェリー 龍澤虎太郎
スキンブルシャンクス 劉昌明
コリコパット 入江航平
ランパスキャット 高城将一
カーバケッティ 松永隆志
ギルバート 鈴木伶央
マキャヴィティ 片山崇志
タンブルブルータス 川野翔

出演者はそこそこ変わる。
猫はまれに入れ替えられる(不確か)。

劇団四季はキャッツに限らず、安定した集客が見込めるロングランを基本としている。
ついては、公演のマンネリ防止と魅力向上のために、キャストにシビアな競争原理を導入しているはずだ。
だから、従業員に恥ずかしくない給料を払える。

しかし、出演者の立場からは厳格な自己管理が求められ、ずっと気を抜けない。
心身の疲労が溜まったときなどに、それを窮屈や拘束と感じることもあろう。
出演者は人気が出たり、実力がついたりして食べられると判断すれば、たとえ所得が減っても独立に踏み切るのでないか。
同劇団はもともと自由奔放な表現者の集まりである。
マネジメントに馴染まない。

経営上の視点からは彼らの活性化(リフレッシュ)を促すうえでも出演者の変動が欠かせない。

                       ◇

私がキャッツを再び見にいくとしたら、グリザベラも別の出演者になっていよう。
それがリピーター、サポーターの誘因であり、彼らの大きな楽しみでもある。

歌い手のエネルギーが私のなかを通過する、そんなメモリーも聞いてみたい気がする。
きっと天上に思いを馳せているだろう。

◆書き加え1(10月27日)

私のブログは書き溜めが中心だ。
時間を取れるときに数日から十数日分を記すことが多い。

ふと思った。
この記事は誤解されるかもしれないと…。
ミュージカルを初めて見た、所詮、素人の感想にすぎない。

私はキャッツの内容がいまでも分かっていない。
原作(?)はなおさら…。

グリザベラはいろいろな解釈が可能では?
はっきりしているのは、地上で生きてきたという事実である。
どろどろした半生だっただろう。
そこに愛着を持つのか、別れを告げたいのか。

「永遠の命と引き換えに、天上へ行くか」。
そう問われれば、私は答に窮する。
未練たらたら…。
腰だって振れないぞ、尻尾だって回せないぞ。

佐渡寧子がグリザベラで締めたキャッツは立派だった。

                       ◇

私は、自分がそれを好きか嫌いかはどうでもよい。
取るに足らないことなので、ブログにわざわざ書かない。
評価するか評価しないか、だ。

音楽に関しては皆目分からない。
評価できる力量がなく、立場にない。

それでも…。

笑われるのを承知で述べれば、私なりの評価を記した。

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劇団四季キャッツ出演者の息づかいとヒップ

年末にパソコンが破損し、データが消滅した。
書き溜め記事が中心のこのブログは実質休止。
私は仕事がパニック状態…。
頑張って仕上げてきた講演と教材のコンテンツが飛んだ。
それも私が一番苦労した箇所。

以下に、「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」と題する2010年11月2日のブログを収める。

                      ◇◆◇

おとといのブログ「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」の続き。
私が暮らす横浜に昨年11月、劇団四季の人気ミュージカル「キャッツ」の専用劇場が開設された。
「キヤノン・キャッツ・シアター」。
それをきっかけに、家族3人で鑑賞に出かけた。
「S1席」でもステージの正面、それも前方、通路寄りにこだわると、チケットは2カ月先になった。
「S回転席」は取れなかった。
「四季の会」会員への先行予約の段階でおおよそ埋まってしまうのかもしれない(不確か)。

⇒2010年10月31日「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」はこちら。

私たちはキャッツにいたく感動し、満足した。
また見たいなどと話しながら帰路についた。
周りもにこにこしていた。

                       ◇

素晴らしい舞台だった。
私たちはパフォーマンスに圧倒されっ放し!
オペラ歌手のような歌唱、バレーダンサーのような舞踊。
とくに後者、躍動感が凄い。
猫だから、動きが非常に機敏である。
出演者はハードだ。
激しく踊りながら、はっきりと歌う。
よほど鍛えていないと、息が上がる。

すでに述べたとおり、キヤノン・キャッツ・シアターはステージと客席が近い。
物理距離も心理距離も短いのだ。
S回転席でなくてもS1席の前方なら、出演者の息づかいがかすかに聞こえる。
さらに、会場のあちこちに猫が現れるので、観客は役者を間近で見られる。

私がキャッツで一番感心したこと。
それは、キャストの引き締まったヒップである。
出演者が通路を猫のように身をかがめ、滑るように歩いた。
そのときに目に飛び込んできた。
ほれぼれする美しさ。
その瞬間、「来てよかった」と思った。
ステージに期待してよいと確信…。

コスチュームを通しても、尻から腿(もも)にかけての筋肉が波を打っているのが感じられる。
しなやかなハガネみたい…。
君たち、どれだけ練習しているのかっ!
尻が猫している。

インターネットで調べたら、自宅で猫を飼い、その行動や動作、仕草、表情を観察している出演者もいるらしい。
納得。
キャッツのキャストは猫の専門職(プロフェッショナル)だった。

続きはあさって。
当日のグリザベラ、佐渡寧子が歌った「メモリー」について。

⇒2010年10月30日「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」はこちら。

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ミュージカル・キャッツの感動と満足

年末にパソコンが破損し、データが消滅した。
書き溜め記事が中心のこのブログは実質休止。
私は仕事がパニック状態…。
頑張って仕上げてきた講演と教材のコンテンツが飛んだ。
それも私が一番苦労した箇所。

以下に、「たわいない…劇団四季「キャッツ」感想」と題する2010年10月31日のブログを収める。

                      ◇◆◇

きのうのブログ「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」の続き。
私は念願が叶い、家族で「キヤノン・キャッツ・シアター」へ。
自分のなかで、ミュージカルといえば格調が高い。
よしと、身構えた、もしくは気合いが入った。
庶民だからだろう…。

大修館書店の「明鏡国語辞典」によれば、ミュージカルとは「歌・舞踊・演劇を融合させた現代的な音楽劇。…」とある。

⇒2010年10月30日「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」はこちら。

さて、劇団四季「キャッツ」に対する結論。
私は素人なので、評価でなく感想である。
これは妻と子ども、家族3人が一致した。

感動した。
満足した。
もう一度行きたいと思った。
すると、もう一度行きたいと思う。
癖になりそう…。

キャッツがなぜ大勢に長く愛されるのか、人気のわけが実感として分かった。

私がキャッツで一番気に入ったのは「たわいなさ」。
内容が分からなくても、それなりに楽しめる。
出演者(キャスト)の発声は明瞭だったが、私は歌や演劇と無縁なので、言葉がうまく聞き取れない(経験や慣れがいくらか必要か)。
しかし、予備知識を仕込まなかったことを後悔しなかった。
初回はそのほうがいい。
要は、ステージ全体(ときに会場全体)を使って、猫たちの紹介が順番に繰り広げられる。
それぞれのありようはもちろん、個性や生き様が浮かびあがる。

小難しいと、まず考えなくてならない。
たわいないと、じかに感じられる。
頭を経由せずに心で受け止められる。
実際、子どもでもおとなでも夢中になれる。
シンプルで深くないと不可能。
シンプルだとおとなが飽き、深いと子どもがついていけない。

妻はうるうるしていた。
涙を浮かべている人も…。
人間社会に思いを馳せている?
このミュージカルにさまざまな人生を重ね合わせた人がいるかもしれない。
私は純粋に「猫の歌謡舞踊劇」として鑑賞したが、それでも十分に楽しめる。
猫たちの魂の叫び、命の美しさがぞくぞくするほど伝わってきた。
そして何よりも生きることの尊さ。
「人それぞれ、皆捨てたものでないよ…」。
おおいに感動!

次いで気に入ったのは「うまさ」。
出演者が激しく飛んだり跳ねたりして、はらはらした。
ほとんどダンス、ときにアクロバット。
私はそれに目を奪われ、言葉(歌)を聞くどころでない。
ぶつかりそう…。
やがて、毎日のようにやっているわけだから大丈夫だと気づいた。
それからは落ち着いて楽しめた。

私は出演者が社員(従業員)だということを思い出した。
テレビ東京の「カンブリア宮殿」に劇団四季代表の浅利慶太が出演したことがあり、それを視聴した。
この完成度は社員でなくては不可能。
それを保持するだけでも至難。
不断の努力そして検証の賜物だろう。
どこか「ディズニーランド(リゾート)」の理念に通じる。
休憩時間、中年男性数名が「うまい」を連発していた。
私はおじさんに同意する。

舞台がこなれており、まとまっている。
安定感が抜群で、安心感が得られる。
観覧者が出演者一人ひとりを信頼できるのだ。
見事な出来栄えであり、笑うしかない。
おおいに満足!

こなれやまとまりは、ちょっと油断するとマンネリに陥る。
終わりの決まっていない長期公演で、出演者は精神や肉体をどう高めているのだろう。
これについては劇団の経営手腕も関わろう。

                       ◇

私たちは、拍手のタイミングや手拍子のリズムがさっぱり分からなかった。
劇場では整然と起こり、ピタッと止まる。
それに従った。
「四季の会」会員を中心に、キャッツの熱烈なファンが大勢詰めかけている。
後日、インターネットで調べたら、数十回どころか百回以上も通っている人がいる。
驚きを通り越して呆れる。

私たちは帰り道に「また行きたいね」という話をしながら歩いた。
こうした記憶はない。
大好きなディズニーランドでさえ、しばらく時間が経ってから…。

キャッツは、見る人を幸せな気持ちにさせる。
これがロングランの最大の理由だろう。

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キャッツ・シアターS回転席のサプライズ

年末にパソコンが破損し、データが消滅した。
書き溜め記事が中心のこのブログは実質休止。
私は仕事がパニック状態…。
頑張って仕上げてきた講演と教材のコンテンツが飛んだ。
それも私が一番苦労した箇所。

以下に、「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」と題する2010年10月30日のブログを収める。

                      ◇◆◇

2009年11月11日、みなとみらい21地区の高島エリアにオープンした「キヤノン・キャッツ・シアター」。
日本一のロングラン公演で知られるミュージカル「キャッツ」の専用劇場である。
劇団四季は原則として自前の施設を展開している。

ミュージカル「CATS」は1981年にロンドンで上演された。
それ以来、世界31カ国で人気演目となった。
日本では1983年、いまは副都心となった新宿駅西口の空き地にテントを張ってスタート。
今日まで上演されようとは、当事者も考えなかったのでないか。

私は以前、JR大崎駅至近のホテル(ニューオータニイン東京)などで研修を行った。
構内だったか、「キャッツ」上演の告知が行われていた。
興味を引かれ、幾度かチケット予約を試みたが、先々までいい席が埋まっていて断念した経緯がある。
心のどこかで行きたいと思いつづけていた。

地元・横浜に専用劇場ができたのをきっかけに、ついに念願を叶えた。
私は仕事に追われ、子どもを長らくどこにも連れていっていない。
罪滅ぼしの気持ちもあり、久し振りに家族3人で出かけた。

ついては、事前にインターネットで「キャッツ」の概要や荒筋などを調べられる。
しかし、私たちは白紙の状態で観覧すると決めた。

                       ◇

さて、シアターに足を踏み込れると、いきなり「キャッツ・ワールド」。
専用劇場ならではの専用内装(?)。
演出というか仕掛けというか、大胆。
私たちはガラクタ小屋に紛れ込んだよう…。
後に、大都会のダウンタウンの裏通りかゴミ置き場らしいと思った(不確か)。

ただし、シアターは拍子抜けするほどこぢんまりとした印象。
手が届きそうな距離にステージ。
一体感、そして臨場感を大切にした空間設計である。
といっても“息苦しさ”はない。
全席1階なので視野の広がりは得られる。

…が、何か変。
ステージがそびえ立っている。
あれっ、ステージの向こう側に座席が設けられている。
貴賓席か?
興味津々、足を運び、少し回り込んでみて納得。

私たちは、ステージほぼ正面の「S1席」の前から2列目。
これは、劇団四季の公式サイトで座席表を見ながら選んだ。
その際、S1席の前に「S回転席」があった。
チケット代が同じであり、どうせならわずかでもステージの近くがよかったが、すでに予約でふさがっていた。
私は“回転”の意味が分からなかった。

ところが、そのS回転席が目の前になく、いきなりステージ。

私たちが眺めているのは、その背面(裏側)だった。
なるほど、ステージとS回転席が一体になって床ごと回転すると、公式サイトの座席表どおりの会場レイアウトになる。

案の定、開始のアナウンスとともに音楽が流れ、大きく動き出した。
ちょっとしたサプライズながら、うまい演出である。
これも専用劇場ならでは…。

途中の休憩、私は後ろの席のほうがステージ全体を見渡しやすいのでないかという気持ちが湧いてきた。
空席がかなりあったので移りたかったが、係員との交渉が面倒なので我慢…。
「キヤノン・キャッツ・シアター」は最後列でも不満をそれほど感じないはずだ。

後で分かったのだが、自分が望む座席を選ぶには、劇団四季の会員になるのがよさそうだ。
「四季の会」。
先行予約などの特典が用意されている。
出演者との交流や親睦など、いわゆるファンクラブの性格を有しているかどうかは不明。
一般を含め、そうした機会は提供されているようだ。

なお、「キャッツ」の冒頭の演出については述べない。
さすがロングラン公演、私は練り上げられた工夫を感じた。
劇場でどうぞ。

私たち3人はこの後、大きな感動に包まれることになる。
続きはあした。

                       ◇

「キヤノン・キャッツ・シアター」への最寄り駅と徒歩所有時間は以下のとおり。
みなとみらい線「新高島駅」2分。
横浜市営地下鉄ブルーライン「高島町駅」7分。
また、JR・東急・京急・相鉄「横浜駅」東口10分。

私たちはセンター北駅から横浜市営地下鉄を利用し、横浜駅で下車。
構内を歩いていき、劇場近くの出口からは徒歩3分程だった。

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キャッツ・メモリーを歌う…佐渡寧子グリザベラ

おとといのブログ「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」の続き。
私たち家族3人はステージのほぼ正面のS1席の2列目、通路寄りに陣取った。
そして、「キャッツ」を楽しんだ。
心ゆくまでと言いたいが、あっという間に終わった。

実は、上演時間が長すぎないかと思っていた。
私は映画でも2時間近くになると、いやになる。
が、まったく苦にならなかった。
これと関連するが、予備知識を仕込まなくて正解。

⇒2010年11月2日「ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ」はこちら。

キャッツといえば「メモリー」。
音楽にうとい私でも知っている名曲だ。
美しい旋律に乗って歌うのは、老いた娼婦猫・グリザベラ。
いまはボロボロに朽ち、灰色に汚れたコートを身にまとう。
買った当時は、値が張ったに違いない。

キャッツでは、だれ(どの猫)が主役という位置づけはないらしいが、私にとりメモリーを歌う人(猫)がそれ。
当日のグリザベラは佐渡寧子(さど・やすこ)。

日本初代(初演)グリザベラは久野綾希子(くの・あきこ)。
私はテレビか何かで2〜3回聞いた。

さて、佐渡寧子グリザベラは、低いところからうねりながら立ちのぼっていくような歌唱だった。
私は最初、ドスが利いていると感じた。
太く力強い。
他の出演者の歌唱をさんざん聞いた後だったので違和感というかインパクトが強かった。
空気が動いた。
佐渡寧子は、高いところも言葉を一つひとつ押し出しながら歌っていく。

きわめて曖昧だが、久野綾希子は楽曲のクライマックス(?)がもうちょっと澄んでいたのでは…。
テントで長く歌ったせいか、突き抜けていた(意味不明)。
それが私のメモリー(記憶)。

後日、グリザベラは選び抜かれた多くの出演者が務めてきたことを知った。
人により持ち味はかなり違うようだ。

私は他のグリザベラのメモリーは聞いていないが、佐渡寧子はキャッツの主役にふさわしいと思った。
実に堂々とした歌唱だった。
そう、演じ込まれる。

佐渡寧子は大きな特徴として、歌唱のエネルギーが客席(人)へ向かう。
そこに彼女の真面目さと丁寧さが絡まり、会場を説得力で包み込む。
生意気な言い方になるが、好感を持った。

私たち3人は幸い、佐渡寧子と握手を交わすことができた。
最後にグリザベラが客席に降り、こちらに歩いてきたのだ。
女性としては手が大きく(失礼)、しかも力がこもっており、私はびっくり…。
こちらが座っていたせいか、背が高く感じた。
メイクの向こうの素顔はとても美しいのでは…。
握手だけで、私は佐渡寧子のファン。
妻も子どもも…。
自身のヤフーブログによれば、同じ横浜に暮らしている。

佐渡寧子は劇団四季を退団してフリーランス。
当日は、客演か。

⇒2010年10月30日「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」はこちら。

若い雌猫・シラバブは五所真理子が務めた。
きれいなソプラノ(?)。
澄んで、通る。
私は心がキュッと締めつけられた。
彼女のメモリーと、それを受けた佐渡寧子のメモリーは、ギャップが大きい。
グリザベラの存在感が増した。

シラバブは小柄でスタイルがよく、滅茶苦茶かわいい。
気になり、インターネットで調べたら幼い雌猫だった。
残念(意味不明)。
どうも舞台でじゃれていると思ったら…。

⇒2010年10月31日「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」はこちら。

                       ◇

当日(2010年9月22日)の出演者は以下のとおり。
劇場入口での配布資料による。

グリザベラ 佐渡寧子
ジェリーロラム=グリドルボーン 朴慶弥
ジェニエニドッツ 鈴木由佳乃
ランペルティーザ 石栗絵理
ディミータ 原田真由子
ボンバルリーナ 西村麗子
シラバブ 五所真理子
タントミール 大橋里砂
ジェミマ 小笠真紀
ヴィクトリア 斉藤美絵子
カッサンドラ 蒼井蘭
オールドデュトロノミー 米田優
バストファージョーンズ
アスパラガス=グロールタイガー 橋元聖地
マンカストラップ 福井晶一
ラム・タム・タガー 芝清道
ミストフェリーズ 松島勇気
マンゴジェリー 龍澤虎太郎
スキンブルシャンクス 劉昌明
コリコパット 入江航平
ランパスキャット 高城将一
カーバケッティ 松永隆志
ギルバート 鈴木伶央
マキャヴィティ 片山崇志
タンブルブルータス 川野翔

出演者はそこそこ変わる。
猫はまれに入れ替えられる(不確か)。

劇団四季はキャッツに限らず、安定した集客が見込めるロングランを基本としている。
ついては、公演のマンネリ防止と魅力向上のために、キャストにシビアな競争原理を導入しているはずだ。
だから、従業員に恥ずかしくない給料を払える。

しかし、出演者の立場からは厳格な自己管理が求められ、ずっと気を抜けない。
心身の疲労が溜まったときなどに、それを窮屈や拘束と感じることもあろう。
出演者は人気が出たり、実力がついたりして食べられると判断すれば、たとえ所得が減っても独立に踏み切るのでないか。
同劇団はもともと自由奔放な表現者の集まりである。
マネジメントに馴染まない。

経営上の視点からは彼らの活性化(リフレッシュ)を促すうえでも出演者の変動が欠かせない。

                       ◇

私がキャッツを再び見にいくとしたら、グリザベラも別の出演者になっていよう。
それがリピーター、サポーターの誘因であり、彼らの大きな楽しみでもある。

歌い手のエネルギーが私のなかを通過する、そんなメモリーも聞いてみたい気がする。
きっと天上に思いを馳せているだろう。

◆書き加え1(10月27日)

私のブログは書き溜めが中心だ。
時間を取れるときに数日から十数日分を記すことが多い。

ふと思った。
この記事は誤解されるかもしれないと…。
ミュージカルを初めて見た、所詮、素人の感想にすぎない。

私はキャッツの内容がいまでも分かっていない。
原作(?)はなおさら…。

グリザベラはいろいろな解釈が可能では?
はっきりしているのは、地上で生きてきたという事実である。
どろどろした半生だっただろう。
そこに愛着を持つのか、別れを告げたいのか。

「永遠の命と引き換えに、天上へ行くか」。
そう問われれば、私は答に窮する。
未練たらたら…。
腰だって振れないぞ、尻尾だって回せないぞ。

佐渡寧子がグリザベラで締めたキャッツは立派だった。

                       ◇

私は、自分がそれを好きか嫌いかはどうでもよい。
取るに足らないことなので、ブログにわざわざ書かない。
評価するか評価しないか、だ。

音楽に関しては皆目分からない。
評価できる力量がなく、立場にない。

それでも…。

笑われるのを承知で述べれば、私なりの評価を記した。

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りそな総合研究所20101111

ミュージカル・キャッツ・キャスト・ヒップ

おとといのブログ「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」の続き。
私が暮らす横浜に昨年11月、劇団四季の人気ミュージカル「キャッツ」の専用劇場が開設された。
「キヤノン・キャッツ・シアター」。
それをきっかけに、家族3人で鑑賞に出かけた。
「S1席」でもステージの正面、それも前方、通路寄りにこだわると、チケットは2カ月先になった。
「S回転席」は取れなかった。
「四季の会」会員への先行予約の段階でおおよそ埋まってしまうのかもしれない(不確か)。

⇒2010年10月31日「たわいない…劇団四季『キャッツ』の感想」はこちら。

私たちはキャッツにいたく感動し、満足した。
また見たいなどと話しながら帰路についた。
周りもにこにこしていた。

                       ◇

素晴らしい舞台だった。
私たちはパフォーマンスに圧倒されっ放し!
オペラ歌手のような歌唱、バレーダンサーのような舞踊。
とくに後者、躍動感が凄い。
猫だから、動きが非常に機敏である。
出演者はハードだ。
激しく踊りながら、はっきりと歌う。
よほど鍛えていないと、息が上がる。

すでに述べたとおり、キヤノン・キャッツ・シアターはステージと客席が近い。
物理距離も心理距離も短いのだ。
S回転席でなくてもS1席の前方なら、出演者の息づかいがかすかに聞こえる。
さらに、会場のあちこちに猫が現れるので、観客は役者を間近で見られる。

私がキャッツで一番感心したこと。
それは、キャストの引き締まったヒップである。
出演者が通路を猫のように身をかがめ、滑るように歩いた。
そのときに目に飛び込んできた。
ほれぼれする美しさ。
その瞬間、「来てよかった」と思った。
ステージに期待してよいと確信…。

コスチュームを通しても、尻から腿(もも)にかけての筋肉が波を打っているのが感じられる。
しなやかなハガネみたい…。
君たち、どれだけ練習しているのかっ!
尻が猫している。

インターネットで調べたら、自宅で猫を飼い、その行動や動作、仕草、表情を観察している出演者もいるらしい。
納得。
キャッツのキャストは猫の専門職(プロフェッショナル)だった。

続きはあさって。
当日のグリザベラ、佐渡寧子が歌った「メモリー」について。

⇒2010年10月30日「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」はこちら。

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たわいない…劇団四季「キャッツ」感想

きのうのブログ「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」の続き。
私は念願が叶い、家族で「キヤノン・キャッツ・シアター」へ。
自分のなかで、ミュージカルといえば格調が高い。
よしと、身構えた、もしくは気合いが入った。
庶民だからだろう…。

大修館書店の「明鏡国語辞典」によれば、ミュージカルとは「歌・舞踊・演劇を融合させた現代的な音楽劇。…」とある。

⇒2010年10月30日「何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動」はこちら。

さて、劇団四季「キャッツ」に対する結論。
私は素人なので、評価でなく感想である。
これは妻と子ども、家族3人が一致した。

感動した。
満足した。
もう一度行きたいと思った。
すると、もう一度行きたいと思う。
癖になりそう…。

キャッツがなぜ大勢に長く愛されるのか、人気のわけが実感として分かった。

私がキャッツで一番気に入ったのは「たわいなさ」。
内容が分からなくても、それなりに楽しめる。
出演者(キャスト)の発声は明瞭だったが、私は歌や演劇と無縁なので、言葉がうまく聞き取れない(経験や慣れがいくらか必要か)。
しかし、予備知識を仕込まなかったことを後悔しなかった。
初回はそのほうがいい。
要は、ステージ全体(ときに会場全体)を使って、猫たちの紹介が順番に繰り広げられる。
それぞれのありようはもちろん、個性や生き様が浮かびあがる。

小難しいと、まず考えなくてならない。
たわいないと、じかに感じられる。
頭を経由せずに心で受け止められる。
実際、子どもでもおとなでも夢中になれる。
シンプルで深くないと不可能。
シンプルだとおとなが飽き、深いと子どもがついていけない。

妻はうるうるしていた。
涙を浮かべている人も…。
人間社会に思いを馳せている?
このミュージカルにさまざまな人生を重ね合わせた人がいるかもしれない。
私は純粋に「猫の歌謡舞踊劇」として鑑賞したが、それでも十分に楽しめる。
猫たちの魂の叫び、命の美しさがぞくぞくするほど伝わってきた。
そして何よりも生きることの尊さ。
「人それぞれ、皆捨てたものでないよ…」。
おおいに感動!

次いで気に入ったのは「うまさ」。
出演者が激しく飛んだり跳ねたりして、はらはらした。
ほとんどダンス、ときにアクロバット。
私はそれに目を奪われ、言葉(歌)を聞くどころでない。
ぶつかりそう…。
やがて、毎日のようにやっているわけだから大丈夫だと気づいた。
それからは落ち着いて楽しめた。

私は出演者が社員(従業員)だということを思い出した。
テレビ東京の「カンブリア宮殿」に劇団四季代表の浅利慶太が出演したことがあり、それを視聴した。
この完成度は社員でなくては不可能。
それを保持するだけでも至難。
不断の努力そして検証の賜物だろう。
どこか「ディズニーランド(リゾート)」の理念に通じる。
休憩時間、中年男性数名が「うまい」を連発していた。
私はおじさんに同意する。

舞台がこなれており、まとまっている。
安定感が抜群で、安心感が得られる。
観覧者が出演者一人ひとりを信頼できるのだ。
見事な出来栄えであり、笑うしかない。
おおいに満足!

こなれやまとまりは、ちょっと油断するとマンネリに陥る。
終わりの決まっていない長期公演で、出演者は精神や肉体をどう高めているのだろう。
これについては劇団の経営手腕も関わろう。

                       ◇

私たちは、拍手のタイミングや手拍子のリズムがさっぱり分からなかった。
劇場では整然と起こり、ピタッと止まる。
それに従った。
「四季の会」会員を中心に、キャッツの熱烈なファンが大勢詰めかけている。
後日、インターネットで調べたら、数十回どころか百回以上も通っている人がいる。
驚きを通り越して呆れる。

私たちは帰り道に「また行きたいね」という話をしながら歩いた。
こうした記憶はない。
大好きなディズニーランドでさえ、しばらく時間が経ってから…。

キャッツは、見る人を幸せな気持ちにさせる。
これがロングランの最大の理由だろう。

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何か変、キヤノン・キャッツ・シアターの感動

2009年11月11日、みなとみらい21地区の高島エリアにオープンした「キヤノン・キャッツ・シアター」。
日本一のロングラン公演で知られるミュージカル「キャッツ」の専用劇場である。
劇団四季は原則として自前の施設を展開している。

ミュージカル「CATS」は1981年にロンドンで上演された。
それ以来、世界31カ国で人気演目となった。
日本では1983年、いまは副都心となった新宿駅西口の空き地にテントを張ってスタート。
今日まで上演されようとは、当事者も考えなかったのでないか。

私は以前、JR大崎駅至近のホテル(ニューオータニイン東京)などで研修を行った。
構内だったか、「キャッツ」上演の告知が行われていた。
興味を引かれ、幾度かチケット予約を試みたが、先々までいい席が埋まっていて断念した経緯がある。
心のどこかで行きたいと思いつづけていた。

地元・横浜に専用劇場ができたのをきっかけに、ついに念願を叶えた。
私は仕事に追われ、子どもを長らくどこにも連れていっていない。
罪滅ぼしの気持ちもあり、久し振りに家族3人で出かけた。

ついては、事前にインターネットで「キャッツ」の概要や荒筋などを調べられる。
しかし、私たちは白紙の状態で観覧すると決めた。

                       ◇

さて、シアターに足を踏み込れると、いきなり「キャッツ・ワールド」。
専用劇場ならではの専用内装(?)。
演出というか仕掛けというか、大胆。
私たちはガラクタ小屋に紛れ込んだよう…。
後に、大都会のダウンタウンの裏通りかゴミ置き場らしいと思った(不確か)。

ただし、シアターは拍子抜けするほどこぢんまりとした印象。
手が届きそうな距離にステージ。
一体感、そして臨場感を大切にした空間設計である。
といっても“息苦しさ”はない。
全席1階なので視野の広がりは得られる。

…が、何か変。
ステージがそびえ立っている。
あれっ、ステージの向こう側に座席が設けられている。
貴賓席か?
興味津々、足を運び、少し回り込んでみて納得。

私たちは、ステージほぼ正面の「S1席」の前から2列目。
これは、劇団四季の公式サイトで座席表を見ながら選んだ。
その際、S1席の前に「S回転席」があった。
チケット代が同じであり、どうせならわずかでもステージの近くがよかったが、すでに予約でふさがっていた。
私は“回転”の意味が分からなかった。

ところが、そのS回転席が目の前になく、いきなりステージ。

私たちが眺めているのは、その背面(裏側)だった。
なるほど、ステージとS回転席が一体になって床ごと回転すると、公式サイトの座席表どおりの会場レイアウトになる。

案の定、開始のアナウンスとともに音楽が流れ、大きく動き出した。
ちょっとしたサプライズながら、うまい演出である。
これも専用劇場ならでは…。

途中の休憩、私は後ろの席のほうがステージ全体を見渡しやすいのでないかという気持ちが湧いてきた。
空席がかなりあったので移りたかったが、係員との交渉が面倒なので我慢…。
「キヤノン・キャッツ・シアター」は最後列でも不満をそれほど感じないはずだ。

後で分かったのだが、自分が望む座席を選ぶには、劇団四季の会員になるのがよさそうだ。
「四季の会」。
先行予約などの特典が用意されている。
出演者との交流や親睦など、いわゆるファンクラブの性格を有しているかどうかは不明。
一般を含め、そうした機会は提供されているようだ。

なお、「キャッツ」の冒頭の演出については述べない。
さすがロングラン公演、私は練り上げられた工夫を感じた。
劇場でどうぞ。

私たち3人はこの後、大きな感動に包まれることになる。
続きはあした。

                       ◇

「キヤノン・キャッツ・シアター」への最寄り駅と徒歩所有時間は以下のとおり。
みなとみらい線「新高島駅」2分。
横浜市営地下鉄ブルーライン「高島町駅」7分。
また、JR・東急・京急・相鉄「横浜駅」東口10分。

私たちはセンター北駅から横浜市営地下鉄を利用し、横浜駅で下車。
構内を歩いていき、劇場近くの出口からは徒歩3分程だった。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
ロボットビジネス勉強会&交流会主宰
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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