コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

社会

近畿・中部は活断層密集地、大阪で震度6弱直下型地震

6月18日午前8時前、大阪府北部でマグニチュード 6.1、最大震度6弱の地震が発生しました。
何人か犠牲者が出ており、ご冥福をお祈りします。
多くの負傷者が出ており、ご回復をお祈りします。

今回は地殻内部で起きた直下型地震とのこと。
震源近くの「有馬―高槻断層帯」という活断層の一部が動いたかどうかを解析しているところです。

大阪府で震度6弱以上の揺れは、気象庁が1923年に地震観測を始めて以来、初めてでした。
今後1週間、最大深度6弱程度の地震発生に注意が必要なようです。

マグニチュードはそれほど大きくありませんでしたが、直下型地震ゆえに震源の真上は揺れが激しくなりました。

震源の周囲は活断層が多く、とくに大阪市を南北に貫く「上町断層帯」を震源とする地震が起きた場合には深刻な被害が想定されています。
今回の地震が引き金となる可能性もあります。



産経デジタルが5月12日、南海トラフ巨大地震の前に発生する内陸地震に警戒が必要であり、 注意すべきは近畿圏・中部圏という専門家の意見を報じていました。

残念ながら、地震がいつ起きるかの予知はできません。
しかし、近畿・中部は活断層密集地でありながら、長く大地震が起きていません。
ひずみが相当たまっているとのこと。

私が暮らす横浜、私が働く東京でも、首都直下型地震の発生が迫っています。

まずは心の備えから。

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千葉県房総沖プレート境界で地震発生か

インターネットニュースで知ったのですが、千葉県の房総半島沖でプレート境界の岩盤が6cm以上も滑り動いていたそうです。
政府の地震調査委員会によると、こうした地殻変動は数年間隔で起きていて、2007年8月に震度5弱の地震が発生しています。

私は1970年(昭和45年)に上京しましたが、東京と横浜は記憶に残るような地震に見舞われていません。
そろそろ半世紀に及びますので、不気味です。

私は巨大地震が発生しないことをもちろん祈っていますが、せめて東京五輪までは平穏であってほしい。
とても気になる情報でした。
用心するに越したことはありません。

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福岡市はなぜ博多駅なのか・・・いわれ

私が講師の仕事でもっとも多く訪問した地方都市は大阪市でも名古屋市でもなく、福岡市です。
かれこれ20年近く、もっとも多く滞在した年は2か月近く。
生まれ故郷を別にすれば、親しみを一番感じます。
65歳の現在もしょっちゅう。

私は飛行機が大の苦手なので、かならず新幹線に乗ります。
ところが、到着(終着)駅の名前が福岡駅でなく博多駅になります。
たいていは市名がそのまま駅名になるのですが・・・。
それでも私は博多出張と呼ぶことに違和感を覚えませんでした。
昔から、博多どんたくや博多祇園山笠、博多人形や博多明太子などが全国に知れ渡っています。

恥ずかしい話ですが、数年前に乗ったタクシーの運転手に福岡市はなぜ博多駅なのか、そのいわれを聞かされました。
なるほどと感心するとともに、かすかに抱いていた疑問が解消しました。

福岡市は、武士の街の福岡部と商人の街の博多部が明治時代の市制の施行で一緒になって生まれたそうです。
両者を分かつのが、中心部を流れる那珂川でした。
その際、市の名前をどちらにするかで大紛糾しました。
博多市に決まりかけていたのに、福岡県の命令で福岡市に引っ繰り返ったのだとか・・・。
これでは博多市派の不満が収まりません。

同年に九州鉄道が開通し、駅が開業しました。
駅が博多側にあったために博多駅にしました。

が、実際には市名を福岡市とする代わり、駅名を博多駅とすることで双方の面子を保つという政治的な決着が図られたのでしょう。
要は、仲裁案です。
無理やり話をまとめたという印象・・・。

私は、当地の文化や風物に根づいている博多のほうが個人的にしっくりとします。
しかし、よそ者がとやかく口をはさむ問題ではありません。
「博多っ子」は市名をどう考えているのでしょう。

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天皇陛下肉声…生前退位

2016年8月8日は、私の人生でも忘れられない1日になりました。
天皇が生前退位の意向を示されました。
ビデオメッセージでしたが、私は初めて肉声に触れた気がしました。

平明で率直な言葉から、国民の象徴としての望ましいあり方を模索しつつ全身全霊で実践されてきた陛下の責任感の強さと愛情の深さ、さらにお人柄と苦悩が伝わってきました。

ご自身を含め、象徴天皇が老いと衰えにより務めを果たせなくなる事態を案じておられます。
想像できないほどの心労がおありなのでしょう。

日本に生まれ育ったことに誇りと喜びを感じている私は、皆で陛下の懸念(問題提起)に向かい合うべきだと考えます。

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センター試験ボーダーライン足切り

「将棋の羽生善治(はぶ・よしはる)の心境が分かった・・・」。
大学入試センター試験で満点を取った子どもが語ったらしい(科目は不明)。
最後の一問で手がぶるぶると震えたそうだ。
そのとき、彼の脳裏に浮かんだのが羽生善治だった。

羽生善治は勝利を決定づける一手を指すときに手が震える。
自分の駒どころか、ときに対戦相手の駒まで飛ばす。
名人戦など、大勝負の最終戦などで著しい。

震えの主因は、これで勝ちという詰めを誤るわけにいかないとの緊張である。
加えて、勝ちへの恍惚だろう。

私は小中学校を別にし、おそらく満点を取ったことがない。
手が震える感覚は分からない。

さて、難関大学のなかには、センター試験の点数で二次試験(個別学力検査)の受験を断るところがある。
いわゆる足切りを行うのはおもに国立大学になる。
ボーダーライン(足切りの境目)の点数が固定していればまだしも変動するところもあり、厄介・・・。

そこで、生徒はセンター試験の終了後に学校へ出向き、先生と話し合う。
得点が振るわないとしたら、おもに第一志望を変更する。
せっかく出願しても、足切りの対象になっては二次試験を受けられないからだ。
浪人覚悟で第一志望にこだわる生徒を除き、1ランク落として受験のチャンスを確保することになる。
皆が勝負をかけている日に自宅でぼんやりしているのはみじめで落ち込む。

しかし、話し合いの焦点は自分がはたして全体(出願予定者)のなかでどの辺りに位置するかだろう。
微妙な点数だと河合塾や駿台予備校など大手予備校のデータ分析力に頼って最終的な判断を下すほかにない。
しかも、信頼度が高いはずの専門家が弾く足切り点や合格可能性がまま異なり、生徒はどれを目安にすべきか迷ってしまう。

いまどきの難関大学受験はほんとうに大事(おおごと)である。

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センター試験で満点を取る

冬とは思えない暖かい日が続き、老いた私はとても助かった。
それが「成人の日」を含む3連休辺りから寒さを感じるようになった。
そして「大学入試センター試験」が行われるこの土曜日・日曜日に一気に冷え込んだ。
さらにインフルエンザ流行の兆しが見えはじめた。

入試本番に寒さと流感が猛威を振るわないことを願う。

さて、センター試験の1日目、親に「満点を取る」と告げて試験会場へ向かう子どもがいるらしい。
小学校の試験で満点を取るのとわけが違うので、おそらく最難関の国立大学への合格を目指す子どもである。
自らに気合いを入れるためか、それとも暗示を与えるためか。
ちなみに、過去に例がない(不確か)。

遊ぶことしか考えなかった私は、いまどきの勉強漬けの子どもを偉いと思いつつ気の毒に思う。
それぞれの大学が行う試験で合否の判定を下すのではだめなのか。
センター試験は子どもの負担を重くするだけではないのか。

その主旨がほとんど分かっていない私は公式サイトを覗いてみた。
以下は、抜粋・加工。

大学入試センター試験はこれに参加する国立・公立・私立の各大学(短期大学を含む)が独立行政法人大学入試センターと協力して共同で実施する。
そして、各大学の多様な選抜方法の推進役となる。

大学に入学を志願する人の高等学校における基礎学習の達成の程度を判定することを主たる目的とする。
大学がそれぞれの判断と創意工夫に基づいて適切に利用することにより、大学教育を受けるにふさわしい能力・適性などを多面的に判定することに資する。

また、ウィキペディアで調べてみた。
以下は、抜粋・加工。

日本の大学の共通入学試験である。
「国公立大学共通第1次学力試験」が「大学共通第1次学力試験」と改められ、さらに「大学入学者選抜大学入試センター試験」と改められた。
これは「大学入試センター試験」「センター試験」と略される。

大学入試センター試験はマークシートに記入する方式となっており、記述式の設問はない。

また、私立大学の参加も年々増加している。
それを入学者選抜にどう利用するかは個別に決めている。

以上。
センター試験がベーシックな学力を測る役割を担っているようだ。
しかし、私はそれも各大学が行う試験で済ませられると思う。
9月頃から出願を募り、子どもにプレッシャーやストレスを与える必要がどこにあるのだろう。

◆書き加え(1月17日)

きょうの記事は書き溜めである。
土曜日は寒くならなかった。
それどころかセンター試験日和(?)になった。
朝から明るい日差しが降り注ぎ、気温も高めだった。
日本海側の東日本の天候はどうだったのだろう。

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東京スカイツリー634m、中国超高層ビル838m

高さ 634メートル、世界一の自立式電波塔として2012年5月22日に開業した東京スカイツリー(東京・墨田)。
併設の商業施設「東京ソラマチ」を含めた「東京スカイツリータウン」の累計来場者が1カ月で 581万人に達した。
国民の約20人に1人が東京スカイツリーを訪れた計算になり、驚異的な数字である。

運営会社は開業1カ月の来場者を 267万人弱と予測していた。
また、開業1年間の来場者を3200万人と予測していた。
それを大きく上回るペースで推移している。
うれしい誤算に、東武鉄道グループはほくほくだろう。
来場者のうち約40万人が完全予約制の展望台を訪れた。

⇒2012年4月9日「東京スカイツリーを見るベストスポット」はこちら。

しかし、スカイツリー効果を当て込んでいた周辺の地元商店街はさっぱり。
見物客でおおいに賑わったのは、開業までの2年弱だった。
それはそうだろう。
スカイツリーが完成すれば、一斉にそちらへ流れる。
同タウンの抜群の集客力を何とか活性化につなげたいところ・・・。

                       ◇

ところで、中国湖南省長沙で 838メートルの世界最高層ビル「空中城市」が計画されている。
220階建て。
建設大手・遠大集団(中国・北京)が構造体をモジュール化して組み上げる工法を取り、工期は7カ月らしい。
近く本格着工し、何と今年末に完成させる。
私は信じられない・・・。

現在世界一のアラブ首長国連邦(UAE)ドバイの超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」( 828メートル)を10メートル抜く。

私は工期のあまりの短さに恐怖を感じた。
商業施設・オフィス・住宅に約3万人が収容可能とか。
突貫工事ということはない?

以下に、「東京スカイツリー展望台入場は完全予約制…大混雑緩和策」と題する2012年2月29日のブログを収める。

                      ◇◆◇

私は鉄道では東武鉄道グループと京王電鉄グループに伺い、講演や提案営業研修を行ったことがある。
派手さはないが、どちらも堅実経営で知られる。

さて、東京スカイツリーの開業が5月22日に迫り、その効果で東武鉄道グループが早くも潤っているようだ。
住宅、流通、レジャー、交通の4部門の合計90社以上から成る。
まず、ツアー、ホテル系の会社だろう。
さらに、鉄道、バス、タクシー系の会社も…。
やがて、デパート、レストランなども…。

とりわけ旅行・観光会社は目の回る忙しさで、うれしい悲鳴を上げているはずだ。
よかった、よかった・・・。

実際、ツアーは予約受付と同時に完売。
周辺のホテルも満室。
7月10日までは展望台への入場を完全予約制にする(不確か)。
大混雑の緩和策だ。

東京スカイツリーは日本一の建造物、世界一の電波塔である。
その話題性からマスコミでたびたび取り上げられてきた。
すでに「東京の新名所」と化し、休日は周辺がおおいににぎわう。

地元の墨田区は、経済効果を880億円と試算している。
いまや周辺・関連ビジネス、さらに便乗ビジネスにすそ野が広がっている。

ところで、東京スカイツリーは、私が43年程前に在籍した東京都立墨田川高校(七高)からそれほど遠くない。
開業後の大混雑が収まったら、ぜひ足を運んでみたい。
そのついでに、建て替えられた校舎を見てみたい。
私は高校2年生の夏休みに富山県立魚津高校へ転校してから、一度も同校を訪れていない。
想像するだけで、懐かしさが込みあげてくる。
恥ずかしながら、同校には初恋の思い出が絡む。

◆書き加え1(2月29日)

東京スカイツリーが約3年8カ月の本体の建設工事を終え、本日午後に完成する。
この日、都心は雪景色となった。
634メートル。
2008年7月に着工した際、610メートルの予定だった。
しかし、建設中だった広州タワーが同じ高さを想定していると分かり、2009年10月に変更した経緯がある。
かつて東京都や埼玉県の大部分が「武蔵の国」だったことから「ムサシ」の語呂合わせ。

建設を請け負ったゼネコン・大林組は、「技術の粋を集めた世界一高い自立式電波塔の完成は、手塩にかけて育てたまな娘を嫁に出す心境」と語った。
即座に運営会社の東武タワースカイツリーに引き渡され、3月2日に竣工式が行われる。
運営会社は開業へ向け、周辺施設の整備やスタッフの訓練を急ぐ。

墨田区では「スカイツリーが見える場所に住みたい」という若者の転居が増えている。

7月11日からタワー窓口で当日券を販売する(不確か)。
大人2500円、中高生2000円、小学生1400円、幼児1100円。

なお、高さ450メートルの「天望回廊」への入場は、同350メートルの天望デッキで販売される別の当日券が必要になる。
大人1000円、中高生800円、小学生500円、幼児300円。

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フェイスブックを通じた交流の意味と楽しさを考える

ソーシャルメディアの普及により、それまでは出会うことのなかった方々と気軽に“友達”になれる。
広範囲かつ高効率に、しかもストレスフリーで…。

私が知人に勧められて始めたFacebook(以下、FB)は顔写真付きの「実名登録」である。
自らの発言に責任を持つという観点からも好ましい。
ネット上のやり取りでもマナーやルールはあってしかるべきだが、それが一段と重んじられる。
これまでが異常だった。

ゆえに、FBではリアルの交流に近づく。
が、近づきすぎると、ソーシャルメディアの意味が薄れるように思う。
私たちは普段、気が合う仲間との結びつきに凝り固まっている。
人間関係は「共感」がベースになることに異論はないとして、実生活に似たクラスターをネット上につくっても刺激が乏しい。
価値観や階層が共通のつながりは快適・安心だが、自分の成長にはつながりにくい。
FBはそれを打ち破っていくものだ。

「面識のある人としか友達にならない」とプロフィールに記している人がいる。
私などは、何のためにソーシャルメディアを使うのかと思ってしまう。
しかし、FBはリアルの友人や知人との交流にこの上なく便利なことも確かだ。
電話をかける、メールを出す、足を運ぶなど、こちらが行動をわざわざ起こさなくても彼らの様子や気配を容易に感じられる。
それも、一人ひとりのウォールを覗かなくても自分のウォールで…。
FBの発祥は親しい学生同士のネット上のコミュニティ(共同体)であり、したがってリアルの友人や知人に限定する人を否定はしない。
とりわけ友達を“仲良し”に絞れば、FBはとても楽しいのでは・・・。
その際はきっとやり取りも公開しない。

なお、友達が大勢でも、それを分類しておくことにより、ウォールに書き込むときにシェアする範囲(相手)を指定できるようだ。
ちなみに、FBは機能に改良が頻繁に加えられるため、私はよく分かっていない。

                       ◇

余談。
Facebookはリタイア後のシニアによい。
私は職業人生の幕引きが迫っている。
その頃にはおそらく体を動かして人に会いにいくのが億劫になっている。

友達とのコミュニケーションの機会がたやすく得られるので、退屈をそれほど感じないし、孤独もいくらか和らぐのでは・・・。

問題は、仕事や職場を離れたときにリアルの友人や知人をどれくらい持っているかだろう。
それによりFBを通じた交流の楽しさが決まる。

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リニアルート伊那谷は苦戦、南アルプスで決着へ

リニア中央新幹線は、所要時間が最短、建設費が最小の「南アルプスルート」で決着する公算が強くなった。

JR東海(東海旅客鉄道)が2027年の開業を目指すリニア中央新幹線のルート選定が大詰めを迎えている。
国交省の審議会は、東京〜名古屋間をほぼ直線で結ぶ南アルプスルートの優位性を示す試算を盛り込んだ報告書を近々公表する。
これにより最高時速5百キロメートルで走行可能な区間を長く取れ、所要時間は40分。
建設費は5兆4千3百億円。

JR東海は「伊那谷ルート」「木曽谷ルート」と合わせ、3候補に関する報告書を提出していた。
が、いずれも迂回ルートになるため、建設費が数千億円増え、時間が数分遅くなる。

・・・慌てたのは、地域経済と観光の興隆に期待を寄せ、リニア中央新幹線の誘致活動に熱が入っていた長野県。
地元自治体の山田勝文諏訪市長と白鳥孝伊那市長が阿部守一県知事に対し、伊那谷ルートでの建設を国に求める要望書を手渡した。
意見交換も行われた模様。

とはいえ、リニア中央新幹線は事業主体のJR東海が建設費を全額自己負担する。
これで伊那谷ルートの苦戦、劣勢がはっきりした。
巻き返しはかなり困難だろう。
また、県北と県南ではおそらく温度差が大きい。
すでに長野新幹線が開業しているからだ(将来的に北陸新幹線)。

国交省の審議会は経済効果や需要予測、利便性などに関するデータを掘り下げて検討したうえで、早ければ年内におおよその方向性を固める。
壮大な構想の実現へ向け、まもなく巨大プロジェクトが動き出す。

以下に、「リニア中央新幹線は伊那谷ルート!」と題する2009年10月16日のブログを収める。
原稿にいくらか手を加えた。

                      ◇◆◇

リニア中央新幹線は、2045年に開業!
私はもう生きていない。
と思ったら、東京〜名古屋間は2025年(2010年現在の見込みでは2027年)の開業。
間に合う?
ならば冥土の土産になる。

JR東海は、いよいよルート選定に入る。
10兆円弱のプロジェクト。
鳩山内閣発足後、久々に明るい話題だ。
候補は、直線の南アルプスルート、中間の伊那谷ルート、最北の木曽谷ルートの3つ。

私は「伊那谷ルート」を望む。
理由にならないが、長野・伊那中学校に在籍したので…。
クラスメートと国鉄伊那市駅から飯田線の線路上をどこまでも歩いていくのが好きだった。
決して道に迷うことのない青春の放浪…。
その伊那谷を、リニアが駆け抜けていくのだ。
シルバー(?)の車体に、真っ赤に色付いた山々が映える、なんちて。

最短の南アルプスルートでは、東京(品川駅)〜大阪(新大阪駅)間を1時間7分(67分)で結ぶ。
最高時速は5百キロメートル。
夢のスピードで地上を走る(6百キロはムリ?)。
私はヒコーキ嫌いの結果、鉄道ファン。
陸路で北海道、四国、九州へ。
とりわけ東海道・山陽新幹線の利用頻度はきわめて高い。
ぜひともリニアの乗り心地を味わってみたい。

なお、リニア中央新幹線が営業すれば、東京、名古屋、大阪は通勤圏。
一握りの富裕層は“通勤電車”として使うはず。
毎朝同じ顔触れが軽く目配せや会釈を交わす。
でも、しゃべらない。
これが経済的ステイタスになっていそう。
また、経費削減の一環で3都市相互の出張は日帰りになりつつあるが、これにより宿泊付きはまったく消える。

昔は年中出張というビジネスマンがいた。
とくに営業系では長期出張が珍しくなかった。
毎月、北海道や九州などのテリトリー(担当区域)を数日から十数日かけて回る。
彼らのなかには、しょっちゅう訪れる都市に愛人をつくる兵(つわもの)がいた。
飲み屋でのボトルキープは当たり前。
時間距離が劇的に縮まって日帰り出張が浸透した今日、男どもの「武勇伝」はあまり聞かれなくなった。

私はふと思った。
リニア中央新幹線が完成する21世紀半ば、例えばクルマが空を飛んでいる可能性はないのか。
陸上のインフラが無用の長物になったりしないのか。
もしそうなると、現時点での需要予測は意味をなさない。
技術革新の急速な時代では、こうした長期事業の策定はとても難しい。

もう一つ。
東海道新幹線の営業は、東京オリンピックが開催された1964年。
JR東海は当然、大規模な補修を施すだろう。
しかし、2045年のリニア中央新幹線の全線開通(東京〜大阪間)まで、現在のインフラは持ち堪えられるのか。
約1世紀だ。
関東地震〜東海地震〜東南海地震〜南海地震など、マグニチュード8クラスの大地震の周期的な発生が迫っている。
私はいつもびくびくしながら「のぞみ」に乗っている。

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いかに食べるかでなく、いかに生きるか

私は以前、インターネット上の調査記事を見て驚いた。
記憶が曖昧だが、若者の2割がミュージシャンを目指すと答えた。
私が若かった頃、周囲はサラリーマンになりたいと答えた。
感覚としては、おそらくそれとあまり変わらない。

しかし、歌手はサラリーマンほど必要でない。
デビューを果たすのは絶望的である。

さらに、音楽関係の仕事を含めると4割を超えていた。
大雑把にいえば、若者の2人に1人がこの業界に憧れている。
ここまで駆り立てるものは何なのか。

遊びの要素がきわめて強いアンケートであり、どこまで正確か分からない。
それにしても衝撃的な結果だ。

いまどきの若者は、いかに食べるかでなく、いかに生きるかに関心が向かう。
豊かさの裏返しだろう。

還暦前年の私は、時代の変遷を痛感させられる。
自分なりに遣り甲斐を追い求めてきたつもりだった。
実際は、口に入れるものをかけ、がむしゃらに働いてきたことになる。

私自身は、画家、陶芸家、書道家などの芸術関係に憧れていた。
同時に、鼻から諦めていた、食べられるはずがないと…。
したがって、当時そうした希望を両親や友人を含めて周囲に語ったことはない。

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初詣参拝客日本一・明治神宮は人工林

私は渋谷区に住んでいたのに、まったく知らなかった。
明治神宮は森を切り開いてつくられたわけでない。
人工の森とは驚きだ。

以下はウィキペディアに基づいて記す。
明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后を偲び、1920年(大正9年)に創建された。
神社設営に選ばれた一帯は荒地であり、人工林をつくる必要があった。
そこで、造園に関する一流の学者らが集められ、当時としては最高の技術が用いられた。

深く美しい森は、各地からの膨大な種類と本数の献木を計画的に植樹して育てられた。
人工林を意図的に自然林化したのだ。

明治神宮は90年を迎えた。
正月三が日は3百万人程の初詣参拝客で賑わう。
長らく日本一の人出。

私は横浜・港北ニュータウンに引っ越してくる3〜4カ月前、生後8カ月半の子どもを抱いた妻とともに初詣に行って以来、足が遠のいている。

いま懸命に開発している自分商品第1号が完成したら、祈願に訪れよう。
はたしていつ頃になるか?

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2010年7月公開講座

物価下げ止まりの気配…食品スーパー

最近、「価格破壊」という言葉をあまり耳にしなくなった。
景気がどん底期を脱し、消費者の購買意欲がいくらか高まってきたためか。
それとも、メーカーやチャネルがほぼ限界まで価格を落としたためか。
物価の下げ止まりの気配が漂いはじめた。

私は昨年、大型食品スーパーで妻の買い物に幾度かつきあい、価格破壊の実態を目の当たりにして非常に驚いた。

例えば、還暦前の私がいまでもときどき食べるカップ麺。
店頭ではときにNBが百円を切っていた。
PBは当然…。
原材料費が再び上昇基調にあった時期で、なぜだろうと思った。
あの値段でメーカーとチャネルが利益を出せることが不思議だった。

ただし、インスタントラーメン(即席麺)でも“袋麺”については、むしろ価格が上がっていた。
スーパーの特売の目玉だった5袋パック百円台が売り場から姿を消した。
2百円台さえ種類がきわめて限られていた。
カップ麺と袋麺の価格差が一気に縮まっており、これもなぜだろうと思った。

ちなみに、私は袋麺のほうを好む。
それも昔ながらの定番商品。

カップ麺では、まるか食品の「ペヤングソースやきそば」がおいしく感じる。

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三菱UFJ(名古屋)

消費税は30パーセント以上へ引き上げ

日本の財政は危機的である。
借金は1千兆円に達しそうな勢いで、私は「金融不安」に陥るのでないかと危惧している。

かなり前の日本経済新聞に、消費税の引き上げだけで財政の健全化を目指そうとすると「35パーセント」が必要という有識者のコメントが載っていた。
おそらく事実だろう。

人により、それで解消してしまうのかと考えるかもしれない。
が、私たちの暮らしは崩壊する。

日本は、いわば「資金繰り」がひっ迫してきた状況。
“債務超過”に転じないと言い切れない。

私たち国民を含め、政府に危機感が薄い。
日本航空も危機感が薄かった。
私が変革・再建系のコンサルタントとして見聞きした範囲では、借金におおらかになると企業も個人もかならず破綻する。
国家も同様では…。
インターネットなどでしたり顔で楽観論を展開する向きもあるが、彼らは責任を取るわけでない。

昨夏の衆院選で、有権者はおいしいマニフェストは疑ってかからなくてならないと悟ったはずだ。
財政の裏付けのない政権公約は、絵に描いた餅になるか、財政赤字を一層膨らませる。

このブログで述べたように、経済の低迷に政治の混迷が輪をかける。
本格的な「政界再編」を経ないと大胆な政策を発動できず、再生への第一歩さえ踏み出せない。

日本にとり2010年代は、戦後もっとも厳しい10年間になるのでなかろうか。
私は「地獄の10年」と予想する。
戦後の自民党政権が“負債爆弾”を用意し、21世紀の民主党政権がそれに点火する。

                       ◇

今後、経済も財政も“地盤沈下”が進み、そうなると「国家破綻」が現実味を帯びてくる。

「日本沈没」は映画に留めてもらいたい。

                      ◇◆◇

第22回参議院議員通常選挙に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年6月15日「したたか与党・民主が勝利…参院選予想」はこちら。

⇒2010年6月16日「好々爺・渡部恒三…民主党の水戸黄門」はこちら。

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三菱UFJ(名古屋)

新成人は高福祉・高負担の社会を望む

1月11日、成人の日、全国各地で「成人式」が行われた。
当日夜の報道番組は、新成人の声を取りあげていた。

経済の先行きを楽観視する人は少なかった。
それと関連して「高福祉・高負担」の社会を望む声が大きかった。
なかには「税金は高くてよい」と言い切る人も…。
将来を案じているのだ。

私は、若者がきわめて現実的かつ堅実な考えを持つことに驚かされた。
とてもしっかりもの。

民主党が衆院選で最大の約束事としたのは、「国民を幸せにするが、いまより負担を求めない」だった。
財源は任せておけ。
しかし、新成人は世の中にそんなうまい話はどこにもないことをよく分かっていた。

このままでは財政赤字が猛烈に膨らみかねない。
若者へ重いツケを回すことになる。
行政のムダをとことん削る努力を払うのは当然として、鳩山内閣は有権者に詫びたうえで、消費税の引き上げを打ち出すべきだ。

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2010年1月公開講座

流行語大賞は「政権交代」…民主圧勝

2009年(第26回)の流行語大賞は「政権交代」に決まった。
これは国民の多くが予想したとおり。
年間大賞の選考は簡単だったのでは…。
民主党政権、鳩山内閣の支持率は一時より低下したものの、依然として高水準をキープしている。

先の衆院選における民主党の1丁目1番地の主張は、「国民を幸せにするが、そのためにカネは追加で出さなくてよい」。
ところが、3カ月もしないうちに自信満々だった財源確保が何の根拠もなかったことが露呈した。
それどころか来年度の財政不足(赤字)は過去最大規模に達するのは間違いない。
このブログで再三述べたとおり、世の中にそんなうまい話はどこにもない。
まったくのデタラメ。

とはいえ、政権交代により、自民党しか知らなかった有権者が民主党から学んだことが多いのも事実である。
私は、政治家が一生懸命に働く姿を初めて見た。
ときに感動すら覚える。
後に振り返り、2009年が日本の再生へ向けた第一歩だった。
そんな判断が下されることを、私は切に願う。
トップテンには「事業仕分け」や「脱官僚」も入り、政治色がわりと出ている。
それだけ私たちの目が今年一年、政治に注がれた証だろう。

なお、恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」は、一年間の世相をもっとも色濃く反映した話題の言葉に贈られる
主催は「現代用語の基礎知識」でお馴染みの自由国民社。
その大賞審査委員会と大賞事務局が選考した。
ここでも民主圧勝!

ノミネート60ワードのなかに、「エコポイント」「派遣切り」「貧困」「裁判員制度」「ばらまき」「ぼやき」「育成選手」「こども店長」「婚活」「侍ジャパン」「新型インフルエンザ」「草食男子」「ファストファッション」「弁当男子」などが含まれていた。
考えるまでもなく「政権交代」が大賞だ。
野党によるそれは、戦後初。

                       ◇

民主党政権、鳩山内閣に関わる一連のブログは以下のとおり。

⇒8月17日「郵政4分社見直し…共通政策」はこちら。
⇒8月18日「カネで1票を買う…選挙戦スタート」はこちら。
⇒8月19日「有権者を愚弄する選挙戦…党首胸算用」はこちら。
⇒8月27日「波乱なし、衆院選」はこちら。
⇒8月28日「民主党の獲得議席はどれくらい?」はこちら。
⇒8月29日「神奈川7区鈴木馨祐、比例みんなの党」はこちら。
⇒8月30日「「自民党をぶっ壊す」が今日完結!」はこちら。
⇒8月31日「民主議員に戸惑い、怯えの表情…」はこちら。
⇒8月31日「民主議員のつまらなさ!」はこちら。
⇒8月31日「民主、マニフェスト撤回も…」はこちら。
⇒9月1日「民主、国の財布をのぞく」はこちら。
⇒9月3日「なぜ景気は悪いのか?」はこちら。
⇒9月4日「小沢民主、参院選まっしぐら!」はこちら。
⇒9月4日「霞が関、激震走る!」はこちら。
⇒9月6日「散財する政治家がいなくなった…」はこちら。
⇒9月17日「鳩山新内閣の船出に思う」はこちら。
⇒9月18日「鳩山内閣への熱狂的期待値!」はこちら。
⇒9月18日「お見事、鳩山政権の気持ちよさ!」はこちら。
⇒9月21日「鳩山内閣、わずか1年の命!」はこちら。
⇒9月27日「哀れ、野党総裁選はひっそり投開票」はこちら。
⇒9月28日「河野太郎、みんなの党と新党立ち上げ」はこちら。
⇒10月3日「景気降下…野党感覚で発言する閣僚」はこちら。
⇒10月5日「予算白紙、執行停止で景気急降下?」はこちら。
⇒10月20日「景気悪化…鳩山内閣、年内にも試練!」はこちら。
⇒10月21日「民主政権下、雇用は危険水域に突入!」はこちら。
⇒10月22日「小泉内閣も真っ青の独断専行振り!」はこちら。
⇒10月23日「公共事業、厳格精査、軒並み白紙へ」はこちら。
⇒11月12日「事業仕分け作業…壮絶バトル公開!」はこちら。
⇒11月19日「現世代は友愛、次世代は憂哀」はこちら。

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書籍・雑誌・新聞、紙媒体消滅へ

長い歴史を持つ書籍・雑誌・新聞業界に、空前絶後の地殻変動が起こっている。
コンテンツ(情報内容)の事業者とメディア(情報媒体)の事業者の分業化に加速がついてきた。
再建屋雑記帳0981これまでは書籍・雑誌・新聞ともに「紙媒体」をつくり、それを届けてきた。
新聞とくに全国紙については、自ら配達網を整えている。
書籍・雑誌については、取次、小売店とくに書店が担った。

いまやコンテンツがインターネット上を自由に流通する。
音声や映像のコンテンツはCDやDVDなどの固形媒体から解放され、配信されるようになった。
これらは再生装置が必要である。
再建屋雑記帳0982さらに文字のコンテンツが書籍・雑誌・新聞という固形媒体(紙)から解放され、配信されようとしている。
文字のコンテンツはデータの収納と再生が一体だったので再生装置は不要だったが、音声や映像のコンテンツと同様の購入・利用スタイルになる。
私たちは近い将来、パソコンやケータイ、専用の電子書籍端末で文字のコンテンツを買い、読んでいる?

この変化にともない、コンテンツの制作を担う事業と、その配信・表示を担うメディア・インフラ事業が完全に切り分けられる。
書籍・雑誌・新聞は前者を手がけるだけになるので、売り上げが大幅に下がり、事業規模(企業規模)が劇的に縮みそう。
再建屋雑記帳0983さらに、収益源の広告を後者に奪われることがあるのか。
不況の煽りもあり、出版社や新聞社のなかには経営危機に直面しているところが少なくない。
今後、淘汰や再編が一気に進む。

書籍・雑誌・新聞という紙媒体の衰退・消滅につれ、人類の大発明だった印刷がなくなる。
当然、製本も…。
再建屋雑記帳0984そして、取次や書店、新聞販売店などの流通も…。
不況とは別次元の、構造的な大激震に見舞われる。
戦後繁栄を謳歌した出版業界・新聞業界とその周辺業界が崩壊しようとしている。
広告業界も大揺れ…。

                       ◇

余談だが、私の著書はアマゾンの中古本なら1円で購入できることがある。
社員教育用に10冊購入しても10円である(ただし、送料は別途)。
著者は印税が1円も入らない。
再建屋雑記帳0985出版社と取次と書店はその分の販売冊数を失う。
しかし、これも時代の潮流である。
逆戻りしない。

文字のコンテンツが配信されるようになると、書籍については著者が個人事業者になれる可能性はあるのか?

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税金注入、日航救済に国民感情は?

日本航空(日航。JAL)は、政府が設立した「企業再生支援機構」を活用して再建を目指すことになった。
西松遥社長が同機構に対して正式に支援を要請し、事前相談を開始した。
再建屋雑記帳0899これを指示した前原誠司国土交通相前原誠司国土交通相は、「国の管理下で…」と語ったが、結局は“救済”。
日航問題はその解決を先送りしてきた自民党政権のツケなのだから、そう宣言してばっさりと切り捨てればよかった。

前原国交相直属の「JAL再生タスクフォース」は解散。
主要メンバーは自ら乗り込んで再建に取り組む意欲を示していたが、精査した財務状況は手遅れに近く、金融機関や財務省などと調整をつけられなかった。
再建屋雑記帳0900というわけで、土壇場で再建主体が変わった。
今後は企業再生支援機構が独自に資産査定を行い、再建計画を練り直す。
日本航空の資金ショートが懸念される11月に間に合いそうもない。
政府保証付きの“つなぎ融資”で乗り切ることになる?
最悪だ。

このブログで日本航空の危機を幾度も取りあげてきたが、私はいったん潰すべきだと思う。
債務超過、経営破綻の状態なのだから、潰れて当然…。
再建屋雑記帳0901責任がうやむやなまま巨額の公的資金が投入されることが我慢ならない。
借金まみれの日本が、一企業に税金を注ぎ込むなどということが許されるのか。
しかも、国民の多くは生活費を切り詰め、ぎりぎりの暮らしを強いられている。
この期に及んで高額の年金の削減にOBが猛反発しているらしい。
噂では月額50万円。
鳩山内閣は友愛の精神に基づき、そのカネを困窮者対策などに回したらよい。

日本航空は、国有化時代を含めて政官との癒着に由来する驕りと慢心が染み付いている。
高コスト体質もほっぽらかし。
関係者のインタビューが流れたが、権利を主張するばかり。
再建屋雑記帳0902だれも責任を取ろうとしない。
むろん、詫びはなし。
会社が腐っており、再生は至難だ。
どうせ潰せるはずがないと踏んでいるようだとしたら、私たちは舐められたものだ。
日本航空に、大きな犠牲を払ってまで残す価値はないのでは…。
労務コストにメスを入れられないなら、捨て金!
国民感情はいかに?

やはりこのブログで述べたとおり、日本航空は法的整理を潜らせたうえで、全日本空輸(全日空。ANA)にお願いして骨を拾ってもらうしかないのだ。
全日空にとり迷惑以外の何物でもないが、力を貸してもらわなくてはなるまい。
鳩山内閣は毅然とした態度を取り、一日も早く決着を図ってほしい。
再建屋雑記帳0903ただし、年金債務は優先債権に当たるかもしれないとのことで、倒産させるのも簡単でない。
関係者の強気の背景となっているのか。
年金削減の動きについても「訴訟」をちらつかせて牽制する向きもある。
私の率直な気持ちを述べれば、愚かな会社に1円の税金も使ってほしくない(すでにいっぱい使われている)。

迷走する日航問題…。
次元の低すぎる話で、私は悲しい。
この先、もう一波乱ある?

いま知ったのだが、鳩山内閣は日本航空の企業年金を強制的に減額する特別立法を検討しているようだ。
再建屋雑記帳0904膨大な税金を注入するなら、絶対条件!
私はずっとハラワタが煮えくり返っていた。
新政権にぜひとも頑張ってもらいたい。

以下は、私の一連のブログ。
⇒9月16日「日本航空、存続危うし、綱渡り!」はこちら。
⇒9月24日「日本航空は法的整理へ…経営破綻」はこちら。
⇒9月24日「ついに日本航空(JAL)倒産へ」はこちら。
⇒10月3日「GMと日本航空に思う」はこちら。
⇒10月15日「経営破綻日航、救済・再建へ一歩前進」はこちら。
⇒10月19日「自主再建断念か…日航問題」はこちら。

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2009年11月公開講座



新型インフル死者、千人超の衝撃!

私は時間のゆとりがない。
新聞も溜まりっ放し…。
疲労と腰痛がひどい。
ブログもずさん…。

米国で新型インフルエンザによる入院患者が2万人を、死者が千人を超えた。
私が衝撃を受けたのは、死者の数の多さ。
ウイルスの毒性は季節性インフルエンザと同程度でなかったのか?
理由は不明だが、リスクは決して低くない。
わが国で大人にワクチン接種の順番が回ってくるのはいつ頃か?

そのワクチンは、最初に接種を受けた医療従事者にわずかながら副作用が出た。
彼らは“実験台”になったことに…。
国民の多くが副作用に不安を抱いている。

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うそっ、少子高齢化はここまで!

知らなかった。
日本で少子高齢化がここまで進んでいるとは…。
それを消費面から裏付けた記事が日本経済新聞に載っていた。
メガネは、老眼鏡の売り上げが最大になる。
オムツは、高齢者向けが幼児向けを上回る。
ただし、現実なのか予測なのか、私は記憶があいまい。
これは恐らく一例にすぎない。

私は道を踏み外してばかりで、ふと気づくと還暦が目前に迫る。
人生は短い。
一般的な分類では私は高齢者に属さないのかもしれないが、だいぶ前から老眼鏡を用いている。
ほどなくオムツを使うことに…。

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みずほ総合研究所20091021



新型インフルワクチンは1回接種へ

大都市を中心に、新型インフルエンザ患者が急増中。
すでに注意報レベルを超えたとの指摘もなされる。
ウイルスに感染したとして、重症化を防ぐにはワクチン接種が欠かせない。
以前のブログ「細菌とウイルスの違い」で述べたとおり、インフルエンザは薬で治らない。
治すのは、あくまで患者自身。
そう、本人の“抵抗力”により…。
だから、ワクチンなのだ。

多くの人が新型インフルエンザワクチンの1日も早い接種を願う。
そこに朗報!
厚生労働省は「13歳以上は原則1回接種」に改めた。
それでも十分な免疫反応が期待できるとの理由から。
実は、アメリカなどではだいぶ前から話が出ていた。
したがって、優先接種者のスケジュールが前倒しになる。
今回の措置により、輸入分を含めると全国民が接種を受けられる。
大量に余りそう・・・。
費用は1回分(初回分)で済む。
医師の判断で2回接種も可能?
もっとも、大急ぎで開発されたワクチンであり、“副作用”を心配して接種を受けない人も出てこよう。
専門家の話では大丈夫のようだ。

新型インフルエンザは、毒性の強さは季節性インフルエンザとあまり変わらないとのことだった。
ところが、実際には重症化する患者が季節性と比べてかなり多い。
接種するより接種しないリスクのほうが大きいのでなかろうか。

                       ◇

私は講師という仕事柄、インフルエンザにかかれない。
つねに細心の注意を払っている。
とりわけ東京地区で開く公開セミナーには、北は北海道から、南は九州沖縄から参加者がやってくる。
1日3万円前後の受講料を払い、仕事をやり繰りし、交通費や宿泊費まで使っている。
セミナー会場に皆が揃っているのに、講師が現れないということは許されない。
しかし、新型インフルエンザについては免疫力がなく、ウイルスが体内に入ったら一溜まりもないはず。

私がワクチン接種を受けられるのはいつ頃か?
念には念を入れ、2回接種にしてもらうつもり。
センター南の和田創研近くの「シティクリニック」で…。
ここは土日も診療。しかも急患24時間受け入れ。
五十嵐力先生には、わが子がかなりお世話になっている。
横浜・港北ニュータウンの小児科や内科は、新型インフルエンザの患者の対応、そしてワクチン接種の問い合わせで大混乱している模様。

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インフル対策スーツの注目度!

衛生意識の高まり、そして新型インフルエンザへの不安感の高まりを背景に、抗菌グッズが続々と登場している。
先頃ついに、はるやま商事が業界初のインフルエンザ対策スーツ「ウイルスクリーンスーツ」を発売した。
まもなく女性用も発売する。
生地に光が当たることで、付着したウイルスや細菌を分解して除去する効果がある。飛沫感染を防げそう。
イヤな臭いも同様…。還暦前の私は、加齢臭はどうなのかと思う。
商業ドライクリーニングにより20回洗濯した後も、抗菌作用の低下はないとのこと。
気になる価格は52,290円。時節柄注目度が大きく、紳士服はるやまなど 272店舗で5万着の販売を見込む。
ウイルスクリーンスーツの購入者には、同じ加工を施したインフルエンザ予防マスクがプレゼントされる。
これはご愛敬。

こうした機能性スーツでは、紳士服量販店のAOKIが洗濯機やシャワーで丸洗いできる「プレミアムウォッシュスーツ」を4月に発売した。
価格は25,275円から61,950円まで。売れ行きは好調な模様。
しかも下限を18,900円に引き下げた。
シワや型崩れを防ぎながら、クリーニングに出さずに汚れや臭いを落とせる。
これは画期的。

私がもっと驚いたのは、西友の動き。
プライベートブランド「ジョージ」で業界最安値となる5千円のスーツを発売した。
黒一色。ジャケットが3,400円、ボトムが1,600円で、単品での購入が可能。ボトムは家庭で洗える。
西友など 106店舗で販売する。
同社では、今後も紳士洋品の品質向上と低価格化を並行して進め、顧客満足度を高めていくとしている。

以上、紳士服はあの手この手の戦いへ。
機能などによる“差別化”を打ち出せなければ、ストレートな価格競争を仕掛けるしかない。
そうなると規模がものを言い、スーパーストアは侮れない。
専門量販店のなかには行き詰まるところも出てこよう。
紳士服でもデフレが加速し、1万円以内が珍しくなくなった。
「価格破壊」はひどくなるばかり…。

                       ◇

私は講演公開セミナーなどで講師を務めており、クリーニングサービスを利用せざるをえない。
地元に電話一本で駆け付けてくれる親切な業者がいて、価格が安いのに品質がよい。
以前は大手の取次店にこちらから持ち込んでいたが、出張先でワイシャツを着ようとしたらボタンが欠けていたり割れていたりと、検品がずさんだった。
この親切な業者は深夜まで、そしてほとんど年中無休で働いているという。
それでも昨秋以降はクリーニングの利用者が激減し、経営がとても厳しい状態。
「ワイシャツはもちろん、スーツも家庭で洗う人が増えています」。
普段は明るく陽気なのだが、泣きが入った。
景気は冷え込んでいる。

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インフルエンザ注意報発令…大都市

知らなかった。
横浜市がきのう「インフルエンザ注意報」を発令していた。
私はたまたま、きのう「新型インフル猛威…横浜都筑の学校」と題したブログを書いた。
やはり深刻だったのだ。
横浜市の定点観測医療機関に限れば、抽出したウイルスのすべてが新型インフルエンザだった。
気温と湿度が下がり、いよいよウイルス繁殖の条件が整ってきた。

ところで、新型インフルエンザの流行で、ウイルスの感染に不安や恐怖を覚える人が増えている。
人込みや密封性の高い空間をなるべく避ける。
その結果、人が集まってナンボのビジネスや施設は散々の状態だ。
私が講師を務める講演公開セミナーでも、不況に新型インフルエンザの流行が追い打ちをかけた格好で、参加者が大幅に減っている。
会場ががらんとしており、飯の食いあげ。
人が集まる場所への出入りを控えるように通達を出している大手企業も少なくない。

今後、こうしたビジネスや会場では空気清浄機の設置が必須となりそう。
インフルエンザウイルスはもとより、花粉などのアレルギー物質、さらに臭気まで除去する。
シネマコンプレックス大手のワーナー・マイカルは空気清浄システムを導入した劇場を増やし、来館者数(観客)の回復を目論む。
確かに、映画館では一発だ。

また、民主党政権の誕生で強い追い風が吹く学習塾も導入を急いでいる。
リソー教育が運営する「TOMAS」は丁寧な個別指導で評価が高いが、全教室に設置済みとのこと。
そうでなくては、先生と生徒の相互感染が増える。
予備校などでも同様のはず。
空気清浄機の設置は、受験生のインフルエンザ対策の決定版にならないにしろ当然だろう。

来週月曜日、まず医療従事者からワクチン接種が始まる。
横浜市の小児科などにはすでに問い合わせの電話が殺到し、病院が対応し切れないほど…。
今後の入荷予定が不透明なので、「いつワクチン接種が受けられますか」と問われても、答えようがない状況。
なかには怒鳴り出す人もいるらしい。
世の中がワクチン接種を巡り、殺気立っている。

ここ1週間で急カーブを描いて新型インフルエンザ患者が増えている。
横浜市だけでなく、全国の大都市で注意報が発令されているのかもしれない。

                       ◇

話は変わる。
惨敗を喫した横浜市の「開国博Y150」。
有料入場者数が目標の4分の1に留まり、大赤字を出した。
横浜開港150周年協会は、キャラクター“たねまる”グッズの一掃セールを行う。
要は、在庫処分で少しでも穴を埋める。
哀れ、約1600品目のたねまるは半額に…。
が、だれが買うのだろう?

                       ◇

さらに話は変わる。
MOA美術館都筑児童作品展の表彰式が迫っているせいか、このブログをキーワード検索で訪れる人が増えている。
例年10月20日前後の土曜日の午後。
入賞作品は、去年については横浜市営地下鉄センター北駅の構内に設けられたパネルコーナーに展示された。
そこで表彰式も行われた。
わが子は小学3年生(3年前)と4年生(2年前)に大賞を連続受賞した。
しかし、絵に興味を失い、5年生から応募を取り止めた。
私は子どもたちの作品が大好きで、毎年かならず見ている。

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リニア中央新幹線は伊那谷ルート!

リニア中央新幹線は、2045年に開業!
私はもう生きていない。
と思ったら、東京・名古屋間は2025年の開業。
わが人生0591間に合う?
ならば冥土の土産になる。

JR東海は、いよいよルート選定に入る。
10兆円弱のプロジェクト。
鳩山内閣発足後、久々に明るい話題だ。
候補は、直線の南アルプスルート、中間の伊那谷ルート、最北の木曽谷ルートの3つ。
私は「伊那谷ルート」がよい。
長野・伊那中学校に在籍したという理由。
クラスメイトと国鉄伊那市駅から飯田線の線路上をどこまでも歩いていくのが好きだった。
決して道に迷うことのない青春の放浪…。
その伊那谷を、リニアが駆け抜けていくのだ。
シルバー?の車体に、真っ赤に色付いた紅葉が映える、なんちて。

最短の南アルプスルートでは、品川・新大阪間を1時間7分(67分)で結ぶ。
最高時速は5百キロメートル。
夢のスピードで地上を走る(6百キロはムリ?)。
わが人生0592私はヒコーキ嫌いの結果、鉄道ファン。
陸路で北海道、四国、九州へ。
とりわけ東海道・山陽新幹線の利用頻度はきわめて高い。
ぜひともリニアの乗り心地を味わってみたい。

なお、リニア中央新幹線が営業すれば、東京、名古屋、大阪は通勤圏。
一握りの富裕層は“通勤電車”として使うはず。
毎朝同じ顔触れが軽く目配せや会釈を交わす。
でも、しゃべらない。
これが経済的ステイタスになっていそう。
また、経費削減の一環で3都市相互の出張は日帰りになりつつあるが、これにより宿泊付きはまったく消える。
ホテルでの計画的ドラマは起こりようがない。

私はふと思った。
リニア中央新幹線が完成する21世紀半ば、例えばクルマが空を飛んでいる可能性はないのか?
わが人生0593無用の長物になったりしないか。
もしそうなると、現時点での需要予測は意味をなさない。
技術革新の急速な時代では、こうした長期事業の策定はとても難しい。

もう一つ。
東海道新幹線の営業は、東京オリンピックが開催された1964年。
JR東海は大規模な補修を施すにしろ、2045年のリニアの営業まで現在のインフラは持ち堪えられるのか。約1世紀。
関東地震〜東海地震〜東南海地震〜南海地震など、マグニチュード8クラスの大地震の周期的な発生が迫っている。
私はいつもびくびくしながら「のぞみ」に乗っている。

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みずほ総合研究所20091021

新型インフル猛威…横浜都筑の学校

港北ニュータウンで、いよいよ新型インフルエンザが猛威を振るいはじめた。
その中心は、私が暮らす横浜市都筑区。
6年生のわが子が通う小学校で、先だって「学級閉鎖」が行われた。
ところが、きのうの話では、4年生が「学年閉鎖」に…。
新型インフルエンザの感染が急拡大している。
恐らく都筑区の幼稚園や小学校、中学校、高校で流行しているのでないか。
いまのところ「学校閉鎖」という話は聞かない(私が知らないだけかもしれない)。

結局、新型インフルエンザワクチンは間に合わなかった。
ウイルスの毒性は季節性インフルエンザ並とされているが、重症化すると非常に怖い。
インフルエンザ脳症により、20歳未満の3名が相次いで亡くなった。
とてもお気の毒…。

                       ◇

大学受験を控える親子は心配だろう。
入試期に新型インフルエンザのピーク(感染爆発)が重なった場合には大量の欠席者が予想されるが、大手私大では追試験の実施は不可能としている。
問題の作成が間に合わず、会場と監視員の確保が容易でないのだ。
第1志望については受験を諦めない感染者が少なくなく、学校により「病人室」を設ける。
命がけの入試になりそう。

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2009年10月公開講座



新型ワクチン接種、いよいよ

私はこのところバタバタ。
先週は月曜日から金曜日まで九州に滞在。
福岡市は、幼稚園や小学校、中学校、高校で新型インフルエンザの感染が拡大し、学級閉鎖が相次いでいた。
先週は40箇所を大きく超えた(なかには休校もあるかもしれない)。
久留米市の「聖マリア病院」の関係者に尋ねたところでは、福岡市に限らず県内で患者が急増している。

私は人混みでマスクを着用するように心がけた。
帰りの新幹線「のぞみ」の車内で咳き込む人が近くにいて、とても気になった。
お願いします、マスク!
私は疲れ切って戻ったせいか、体調が悪い。
新型インフルエンザにかかっていなければよいのだが…。

日本は、1週間で患者(医療機関受診者)が24万人から33万人へ。
感染爆発の寸前?
めっきり秋らしくなった。
気温の低下につれ、新型インフルエンザが猛威を振るいそう。

                       ◇

新型インフルエンザワクチンの出荷が始まった。
10月19日以降の接種順位は、医療従事者、妊婦と基礎疾患のある人、1歳〜小学校低学年、1歳未満の小児らの保護者、小学校高学年〜高校生と高齢者。
接種費用は、同じ医療機関で2回受けて計6,150円。
自治体の補助次第で安くなる。
我が家は皆、終わりのほう。
ワクチン接種前に新型インフルエンザにかかるのでは…。
ならば、接種に意味がなく費用も不要になる。

ところで、新型インフルエンザワクチンの接種順位で一悶着。
それは「受験生」について。
高校生はOKだが、浪人生はダメ。
冬場の入試に勝負をかけるのは同じなのに、優先度が違う。
ワクチン格差、受験ハンディがついた?
本人も親もさぞかし不安だろう。
よりによって第一志望の受験日にぶつかったとしたら…。

私たちは、新型インフルエンザウイルスに対して免疫を持っていない。
したがって、どんなに注意を払っていても感染を免れないことがある。
受験生とて新型インフルエンザ対策の決め手がなく、年内にかかった人が結果として幸運だったという事態も起こりうる。

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オバマ大統領? ノーベル平和賞受賞?

今年のノーベル平和賞に、アメリカのバラク・オバマ大統領が選ばれた。
授賞の理由は、核兵器のない世界の実現を呼びかけたこと、国際協調を重視した外交姿勢など。
これといった行動を起こしておらず、また実効を上げていない段階で早すぎないか。
米国大統領の発言は国際社会に対する影響力がきわめて大きいのは分かる。
しかし、それほど称賛に値することなのか、私にはどうもピンと来ない。

オバマ大統領はチェコ・プラハにおいて、世界で核兵器を使った唯一の国としてその廃絶に道義的責任を感じるとの演説を行った。
米国民の多くが原爆投下により第2次世界大戦が終結したと考えており、歴代政権では異例。
もっとも、過去を振り返っての反省や謝罪でなく、今後を見据えた国益や戦略に基づくものらしい。
はたしてオバマ大統領は来月の来日の際に被災地を訪れる?

今回のノーベル平和賞の受賞で、50パーセントくらいまで低下した支持率はかなり盛り返すだろう。

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所得減少、売れるのは大型冷蔵庫!

451リットル以上の大型冷蔵庫が売れている。
販売は絶好調といってよい。
なかでも冷凍食品がたくさん入るものが人気。
その理由は?

第1に、大容量タイプはエコポイントが優遇される。
とくに501リットル以上。

第2に、所得減少で「内食志向」が強まり、家庭で使う食材の量が増えている。
ときどきの外食であっても出費は大きい。
さらに踏み込み、皆が弁当を持っていくように改めた?

第3に、激安の食料品をまとめ買いする。
スーパーは集客のために思い切ったセールを打つほか、普段でも特売品を揃えている。
大半をバーゲンプライスで賄えるなら、大きな節約が図れる。

第4に、パートで働く主婦が増えている。
さらに、その時間も長くなっている。
食料品をまとめ買いせざるをえない。

実は、第3も第4も所得減少が背景。
第1は麻生内閣による景気刺激策。
つまり、深刻な不況が主婦に大型冷蔵庫を選ばせているのだ。

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1964東京五輪の感動をもう一度!

私が長野・伊那中学校の生徒だった1964年、東京夏季五輪が開催された。
戦後復興から高度成長へ…。
わが人生0573いまと時代背景がまったく異なるので、東京どころか日本全体が熱狂した。
凄まじい盛りあがりだった。
五輪開催に合わせ、東海道新幹線など今日の根幹となるインフラが整備された。

私は、テレビ観戦のみ。
モノクロかカラーか記憶が定かでない。
が、おおいに感動したことは覚えている。
家庭でも学校でも日本選手活躍の話題で持ち切りだった。

母は江戸っ子で、下町に生まれ育った。
母の兄弟が東京に大勢いたが、父の仕事の都合がつかなかったのか、オリンピック観戦に上京することはなかった。
わが人生0574私は親戚がとても羨ましかった。
ちなみに、蔵前工業高校でマラソンをやっていた、私と3歳違いの叔父は聖火ランナーとして走った。

ワールドカップでもWBCでも国中が盛りあがる。
私は、日本人がこんな熱烈な応援をするようになったのかと驚いた。
愛知万博もそれなりの盛況を収めた。
東京で2度目の夏季五輪が開催されることが決定したら、いまの白けたムードは一変するのでないか。

民主党政権は選挙公約どおり大ナタを振るっているが、要は自民党の戦後政治の全否定に近い。
予算白紙、執行停止…。
わが人生0575こうした言葉を次々に耳にすると、経済の流れを止めてしまうのでないかといった不安にかられる人も少なくないはず。
政権交代を選択した有権者でさえ…。
実際、景気に悪影響を及ぼす可能性もある。

この先も明るい話題がほとんど望めないだけに、私は東京夏季五輪決定の朗報が待ち遠しい。
ぜひとも石原慎太郎都知事、鳩山由紀夫首相に頑張ってもらいたい。
1964年の東京オリンピックの感動よ、もう一度甦れ!
2016年に65歳になっている私は、今度はナマで味わいたいのだ。
・・・ただ、2020年を狙ったほうが確率が高かった?

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デフレ加速、住宅ローン地獄!

デフレが加速している。
総務省によれば、8月の全国消費者物価指数の低下は過去最大になった(1971年以降)。
再建屋雑記帳0815この流れは、食料品や日用品などの生活必需品はもちろん、耐久消費財へ波及している。
どこまで続くのか、私は不安。

一般に、デフレは「物価下落⇒収益圧迫⇒所得減少」を招くとされる。
所得は減っても物価が下がるので、暮らしはそれほど深刻な事態に陥らない。
ただ、経済活動が不活発になるので、「雇用縮小」をもたらしやすい。

デフレの最大の問題は、所得が減っても借金が減らないことである。
日本はずっとデフレ基調なので、長期の住宅ローンを組んだ人はすでに地獄の思いを味わっているはず。
再建屋雑記帳0816月を追ってローン返済が厳しくなる。
真綿で首を絞められる苦しさ。
「買わなければよかった…」。

私が暮らす横浜・港北ニュータウンの大規模団地でも、これまでにどれくらい多くの世帯がひっそりと引っ越していったことか。
再建屋雑記帳0817むろん、住宅ローン破たんである。
21世紀に入り、人気の高い横浜・港北ニュータウンはマンションや戸建ての開発が目白押しだった。
若い世代を中心とした“プチ富裕層”が希望に燃えて大量に移り住んできた。
とくに好況期に勢いで買った人は家計が火の車?

私は思う。
2割程度の頭金で、戸建てでもマンションでも“新築”を買ってはいけない。
再建屋雑記帳0818無謀!
5割近くは入れないと…。
どうしてもというなら、2割で買っていいのは“中古”。
新築は一歩足を踏み入れた途端に中古となり、資産価値がドカンと落ちる。
確かに新築特有の胸のときめきは得られるが、それと引き換えに背負うリスクが余りに大きい。
まして、この先は人口減少が急激に進む。
首都圏でさえ買い手のつかない中古物件だらけ…。
地方都市の住宅街では通りの半分が空き家のままという状態も珍しくない。

私は愚かにも長期の住宅ローンを組んでしまった。
「それくらいの月額なら払えそうだから」。
再建屋雑記帳0819冷静に考えると、まったく理由になっていない。
そのときの雇用や仕事、所得が保証されているわけでない。
マイホームが欲しい気持ちは分かるが、住宅の購入はきわめて慎重にならなくてなるまい。
一生の後悔…。

                       ◇

住宅業界や建設業界など不動産業界が再び苦境に立たされるかもしれない。
また、民主党新政権が箱ものを含め、進行中の公共事業を断固たる姿勢でストップさせている。
再建屋雑記帳0820建設業界に加えて土木業界も崖っぷちまで追い詰められるのだろうか。
体力の乏しい企業のなかには倒産するところも出てくる?

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五輪東京招致なら景気浮揚の糸口に!

先のブログ「東京オリンピック招致、決選投票!」の続き。
自民党から民主党へ政権交代が起こった。
期待の新政権も前政権と同様、中長期的な経済政策の目玉を持ち合わせていない。
再建屋雑記帳0812このままでは企業業績がさらに落ち込み、雇用はズタズタ、所得もボロボロになりそう。
実際、街角景気は8月以降、悪化の一途…。
鳩山内閣は年末、年度末にかけて支持率が急降下しかねず、となると戦後政治総括の大仕事も挫折…。
日本の景気は重大な岐路に差しかかっている?

オリンピックはスポーツ競技大会にすぎない。
政策でも、まして戦略でもない。
再建屋雑記帳0813が、そこは世界最大のイベント。
オリンピック招致によりもたらされる経済効果はきわめて大きい。
シンクタンクなどが行う試算がどの程度的を射ているか分からないが…。
景気浮揚の“糸口”はつかめる。
そして、開催までの数年間の“カンフル”となる。
息の根が止まろうとしている土木業界や建設業界もいくらか救われるだろう。
私は、政治家が知恵を出せない以上、オリンピックにすがるのが手っ取り早いと思っていた。
東京都がオリンピックを招致できれば、国による下手な経済政策を幾つも束ねただけの威力(インパクト)はあるはずだ。

首都・東京はインフラの活性化と整備を通じ、魅力の再生を図られる。
何といっても日本の顔。
世界各国に看板となる大都市が次々と登場し、東京の競争力が著しく低下した。
再建屋雑記帳0814大きなカネ・ヒト・ビジネスを引き寄せられなくなる。
日本はますます衰退へ…。

今回のオリンピック招致は、国民はもとより肝心の都民の盛りあがりを欠いた。
優先して取り組むべきことがあるという正論のほかに、どうせ成功しないのにムダなことにカネを使ってという諦めがあったのでないか。
しかし、東京が2006年五輪開催地に決定するなら、心理面は一気に好転する。

は業績テコ入れの再建屋という仕事柄、行く先々で自信を失い途方に暮れた顔と出合う。
皆、目が真っ暗だ。
日本に、首都に、東京にいまもっとも必要なのは“明るさ”であろう。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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