コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

購入・消費・価格

ハワイのタイムシェアリゾート会員権が人気…ヒルトン

10月11日のブログ「リゾート会員権は割高…格安国内旅行を存分に楽しめる」の続き。
これは、だいぶ前の書き溜め記事をアップした。
結論を述べれば、リゾート会員権に手を出すべきでない。

⇒2011年10月11日「リゾート会員権は割高…格安国内旅行を存分に楽しめる」はこちら。

さて、9月28日深夜、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト(WBS)」でリゾート会員権の人気が取りあげられた。
私はとても意外だった。

が、歴史的な円高を背景に、日本のシニア層などが海外のリゾート会員権の購入に動いているとのことだった。
なるほど・・・。
ならば、まったく理解できないわけでもない。

WBSで紹介されたのは、ハワイ州都・ホノルルの中心部?(ワイキキビーチの近く?)の別荘をタイムシェアするものだった(不確か)。
「ヒルトン・グランド・バケーション・クラブ」。

同社は既存のホテルを買い取り、それなりに豪華な内装を施したうえでリゾート会員権として販売している。
新築と異なり、資金負担が小さい。
そのうえ資金回収が即座に行える。
事業者にとりいいこと尽くめである。

リゾート会員権は不動産として登記されるので、相続や売却が可能だ。
しかし、購入者にとり他人への譲渡が難しいため、資産の運用にはなりにくい。
また、管理費を毎年徴収される。

こうした「タイムシェア」は、高級感のあるリゾート物件を“週単位”で所有するバケーション・スタイルとして世界的にかなり普及している。
物件には、ホテルやコンドミニアムのほか、山小屋や豪邸、クルーズ客船やヨットなどが含まれる。
有名なリゾート地が中心。
しかも、異なる地域や施設との交換利用も可能なようだ(不確か)。

が、確約(保証)されているのは、毎年同じ時期(週)に同じ場所(地)で同じホテル(部屋)に宿泊する権利だろう。
ハワイは常夏だが…。
格安・激安の海外旅行がどんどん登場している昨今、行動を束縛されるリゾート会員権をあえて購入するメリットはほとんど見つからない。
仮に毎年何が何でも権利を行使したとして、それでもなお自由なハワイツアーと比べて相当な割高になる?
購入者は「ハワイ」や「リゾート」という響き、そして「ヒルトン」や「別荘」というステータスに酔っているのか。

⇒2011年10月11日「リゾート会員権は割高…格安国内旅行を存分に楽しめる」はこちら。

カネが余っている富裕層が購入しているはずだから、こちらがとやかく言うことはない?
貧乏人のやっかみかなぁ。

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リゾート会員権は割高…格安国内旅行を存分に楽しめる

9月26日のブログで、国内の旅行価格が崩壊し、観光地の旅館やホテルは“火の車”になっていると述べた。

⇒2011年9月26日「千里の道も一歩のまま…千里の道も一歩から、がむなしい」はこちら。

私たちは今日、格安・激安で旅行や観光、レジャーを楽しめる。
しかも、いつでもどこでも存分に…。
人気の観光地の人気の旅館やホテルでさえ、バブル崩壊後の宿泊費のさらに「半値」に近い印象である。
恐ろしいほど下落した。

市場環境が激変し、プチ富裕層が「別荘」はもちろん「リゾート会員権」を持つことにほとんど意味がなくなった。
別荘の建築にしろ、リゾート会員権の購入にしろ、現金(キャッシュ)が余っていないかぎり踏み切るべきでない。
ローンを組むなど論外である。

以下に、「リゾート会員権を買う」と題する2008年5月27日のブログをほぼそのまま収める。
世界的な金融バブルで日本人もいくらか浮かれていた時期であろう。

                      ◇◆◇

新聞などに「リゾート会員権」の広告がよく載っている。
それも1ページ、ときに見開き。
リゾート会員権を買う人がかなりいるからだ。
私はそれが不思議でならない。

バブル崩壊の恩恵で、旅館やホテルの宿泊費がずいぶん手頃になった。
昔の半値という印象。
正月やGW、盆休みには2〜3倍に跳ね上がるのが当たり前だったが、いまはそうでもない。
「年中同一料金」さえ現れる。
さらに、トップシーズンの予約も取りやすくなった。
東京から近い箱根や伊豆では1万円台でそれなりに楽しめる。
家族で利用し、ひどく後悔するようなところは、とっくにつぶれている。

さて、こうした市場の変化を踏まえると、リゾート会員権は非常に“割高”に感じる。
年間の宿泊日数が約束されるといっても、それを消化する人がどれほどいるか。
行き先が変わらなければ、すぐに飽きる。
大半のリゾート会員権事業者は複数の施設を展開していて、そこでも使えると謳っている。
だが、一巡すれば、やはり飽きる。
トップシーズンの予約も覚束ない。

私がもっとも理解しがたいのは、特定施設の利用期間をシェアするタイプである。
毎年同じ時期に同じ場所へ出かけなくてはならない。
自宅は動かせないから、せめて旅行くらいはと考えないのだろうか。
四季折々の自然を味わえる、美しい国なのに…。
しかも名目はともかく、まとまった一時金のほか、宿泊するたびに食事代などを支払うハメになる。

私には、わざわざ拘束されるためにリゾート会員権を買っているとしか思えない。
行きたい時期に行きたい場所へ行き、泊まりたい旅館やホテルに泊まり、食べたい料理を食べるほうが、圧倒的に自由で快適である。
平日はさみしいほど空いていて、申し訳ないほど安い。
リタイアまで待たなくても、有給休暇を使えばよい。

概して、リゾート会員権を欲しがる人は「ステータス」の響きに、冷静な判断を失っている。
事業者は会員限定と強調するが、それに値する上質で特別なサービスを提供してくれるのか?
また、事業者は「低利用率」を前提として、経営計画や運営計画を策定していないのか?
だとすれば、端から会員の施設利用を見限っており、その程度の“魅力”なのだ。

昨今、ネットで利用者の評価が簡単に分かる。
そうした声を生かして旅館やホテルを選ぶなら、接客や食事などで少なくとも費用に見合った満足は得られる。

                       ◇

ところで、所有権が登記されるタイプを除き、会員権は事業者が倒産したときに“紙くず”と化す。
知人がバブル末期に確か7百万円で入会した高級フィットネスクラブは3カ月後に消滅した。
2度利用したとのこと。
1回当たり3百5十万円。
金持ちの彼は、「まいったよ」と苦笑いしていたが…。

よほど経済的余裕がある人以外は、リゾート会員権に手を出すべきでない。
あっ、時間的余裕もなくては…。
とことん使わないと、非常に割高になる。
でも、そうした心理はリゾート気分と対極。

以上、リゾート会員権について述べたが、私は興味がないので詳しく調べたわけでない。

                      ◇◆◇

リゾートライフに関するブログは以下のとおり。

⇒2009年8月16日「ハーレーとリゾート会員券」はこちら。

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意地の禁煙プログラム…タバコ大幅値上げ

10月1日からタバコの値段が引き上げられた。
大半の銘柄で1箱百円以上、過去最大の値上げだ。
これを機に「禁煙」に挑戦する人も多いのでは…。
大量のまとめ買いをした愛煙家のなかにも、それを吸い終えたらタバコをやめると誓う人がいる。

先だってのNHKニュースによれば、タバコをやめたい人のために「かながわ卒煙塾」が開講されている。
これほど親切な県はない。
タバコを禁止するのでなく、タバコを卒業する。
表現がうまい。
つらいイメージもいくらか和らげられる。
卒煙塾では、メンバーが苦労と情報を共有しつつ、互いに励まし合って成し遂げる。
意志の強い人に笑われそうだが、独りで頑張るのは非常に大変だ。

タバコの値上げを前に、禁煙補助商品が売れていた。
大型ドラッグストアでは専門コーナーをつくり、販売に力を入れている。
品揃えはニコチンパッチとニコチンガムが主体。
薬剤師がアドバイスを添えるだけでなく、「頑張ってください」と発破をかけてくれるらしい。
大型書店でも特設コーナーを設けている。
禁煙関連書籍と、例えば電子たばこを並べて陳列する。

センター北駅の「モザイクモール港北店」地下1階の「ハックドラッグ」。
同店が勧めてくれたのは「ニコチネルパッチ20(14枚)」。
1日1回1枚を起床時から就寝時まで体に貼付する。
ただし、かなりの値段。
これを6週間(42日)継続。
うん、3箱?
さらに2週間「ニコチネルパッチ10(14枚)」を継続。
一種の禁煙プログラムである。
金額が金額ゆえ、意地でも成功させるつもりで購入しなくてならない。

私も禁煙に挑戦してみようという気持ちがないわけでない。
が、幾度か挫折を味わっており、その苦しさはもとより難しさが分かっている。
ただし、当時は禁煙補助剤などが売られていなかった。
1日5箱の私にとり禁断症状との格闘だった。

                       ◇

言い訳がましいと思いつつ、記したい。

私が禁煙するに当たり、もっとも気になっているのはボケの問題である。
私は、両親がアルツハイマーの家系だ。
50代半ば頃から発症の恐怖と戦っている。
来年は還暦。

愛煙家、とくにヘビースモーカーはボケになりにくいと、私に教えてくれた人がいる。
ネットでもそうした情報をときどき見かけた。

⇒2010年9月28日「陽気に『グッド・バイ』…尊厳死と安楽死」はこちら。

タバコをやめても、痴呆になったのでは意味がない。
それに有効というなら、藁にもすがる思いだ。
痴呆と肺がんとどちらが困るかといえば、痴呆。
家族が堪らない。
父がそうだったように、私は自分がボケることを恥じている。
尊厳死を選びたいが、日本ではムリ。

◆書き加え1(10月1日)

ボケや痴呆という言葉を用いなくなった。
差別につながるからだろう。
いまは「認知症」と呼ぶ。

ネットで調べたら、喫煙は認知症を促す。
また、飲酒も。こちらは適量なら好ましい。
さらに、昼寝も。こちらは30分程度なら好ましい。
これらの指摘はおおよそ共通である。

しかし、認知症は原因も究明されておらず、治療法も確立されていない。
現時点での通説が覆される可能性がある。

情報が氾濫し、私はどれを信用していいか分からない。

⇒2010年9月29日「わが子を忘れる…アルツハイマー」はこちら。

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人気液晶テレビが購入可能…タバコ値上げ分

私は先月上旬から節煙に取り組んでいる。
1日2〜3箱が1日1箱のペースに落ちた。
すでに禁煙を成し遂げた人に笑われるが、ここまで来るのはつらかった。
当初は頭がぼんやりし、同時にイライラした。
頑張ってよかった…。

しかし、デスクワークが増えると、すぐに本数が増える。
節煙に成功したと自信を持って言い切れる状態に達していない。

実は、私は世情に疎くなっており、タバコの値上げを知ったのはわりと最近である。
横浜・港北ニュータウンの大型複合商業施設に足を運んだとき、タバコ売り場にカートン予約受け付けのポスターが掲示されていた。
この張り紙が節煙中の私にまとめ買いをしなさいと訴えてくる。
心が揺らいだ。
40年以上のヘビースモーカーにとり、禁煙はもちろん節煙は非常に難しい。

今回は値上げ幅としては大きい。
しかし、禁煙に踏み切れるほどでない。
中途半端で、やめるにやめられない。
こう述べると、「他力本願だから、おまえはダメなのだ」と笑われるだろう。
それも承知している…。

鳩山由紀夫前首相だったか、当時の閣僚だったか、1箱千円くらいにすると言い放った。
私は、この暴挙に拍手を送りたい気分だった、Mなので。
すぐにトーンダウンし、6〜7百円にする。
もぉ〜。

民主党政権はタバコ値上げの理由として、国民の健康を挙げた。
が、実際には税収の落ち込みを恐れ、どこかに吹き飛んだ(ただし、政府は減収と試算している)。
2009年衆院選マニフェストと同様、約束をコロコロ変える。
1箱千円にしてくれたら、タバコをやめざるをえなかった。
家族3人の夕食の材料費が浮く。

私は「マールボロ・ライト」を吸っている。
1箱 320円。
これが 440円に…。
1日1箱のペースでも月間3千6百円、年間4万4千円の負担増加。
立派な金額だ。
値上げ分で、大画面・高機能液晶テレビが購入可能。

タバコ代の3分の2近くが税金である。
1日1箱のスモーカーは、年間10万円前後を払うことになる。
この一部は、例えば国鉄の膨大な借金の返済に回されるらしく、腹立たしい。
なぜ自民党政権は最悪の事態に陥った国鉄をずっと放置したのか?
日本航空(日航。JAL)の経営破綻がとても可愛らしく見えてくる。

⇒2010年1月22日「日本航空、破綻の原因と今後の再建」はこちら。

⇒2010年2月10日「稲盛和夫、初のリストラへ…日航再建」はこちら。

以下に、「節煙への挑戦…だれも褒めてくれない」と題する2010年9月21日のブログを収める。

                      ◆◇◆

私は若い頃、フリーランスのプランナーだった。
仕事の締め切りに追い立てられて年中無休、わずかな睡眠時間のほかはデスクワークだった。
喫煙の本数がどんどん増えていき、猛烈なヘビースモーカーになった。
右手でシャープペンシルを走らせ、左手でタバコを吸う「チェーンスモーカー」である。
1日5箱百本。
人差し指と中指の間がヤニで茶色に染まった。

ところが、1990年代後半、講師の仕事が軌道に乗ってからは本数が減った。
やがて年間2百回近く公開セミナーや企業研修を引き受けるようになった。
短時間の講義でなく、朝から夕まで、しばしば夜まで、ときに深夜まで。
遠距離移動を含め、1年中飛び回っている感じ。
講師の仕事では休憩時間にしかタバコを吸えない。
また、仕事の終了後、そして仕事の切れ目は、ベッドに倒れ込んでいた。
1日2箱40本。

私はサードキャリアに挑もうと、還暦前年の2010年からセミナーや研修の講師を降りた。
いまはちんたら「転職活動」を行っている。
平たく言えば、失業中。
原稿(図書)を執筆したり、自分商品を開発したり…。
久し振りにデスクワークが主体の生活に戻った。
すると、再び喫煙の本数が増えはじめた。

1日3箱60本に達すると、翌日がつらくなる。
気分が悪い。
老いによる体力の低下、体調の悪化も響いている。

これはいかんと、9月上旬から「節煙」を心がけるようになった。
挑戦かなぁ。
そして、苦しみながらも1日1箱20本のペースに落とすことができた。
4日でなくなった1カートン(10箱入り)が、いまは10日もつようになった。

だれも褒めてくれないが、私としてはかなり頑張った。
ちょっとした油断で喫煙の本数が増えるので、何とか維持していきたいと考えている。
が、正直、自信がない…。

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液晶テレビ(TV)の買い時と選び方…地デジ移行

最新の大画面・高機能液晶テレビ(TV)の買い時はいつか?
そして、選び方はどうか?

繰り返されるテロップと景気刺激策のエコポイントが効いたのか、地上デジタルテレビ放送対応受信機(地デジ対応受信機)の世帯普及率は90パーセントに近づきつつある(下記を含む)。
総務省の普及目標を上回ったらしい。
日本人は何と真面目でせっかちなのだろう。

デジタルチューナ内蔵パソコン(PC)で視聴可能。
また、ケーブルテレビでアナログ⇒デジタル変換して視聴可能。
デジタルチューナ(外付け)やデジタルチューナ内蔵録画機など、地上アナログテレビ放送から地上デジタルテレビ放送への完全移行期には多種多様な製品が登場する。
慌てなくても大丈夫なのに…。

テレビは長かったブラウン管時代と決別し、劇的な技術革新が進行中である。
いま使っているテレビが壊れた場合はともかく、急いで買わないことだ。
まして、完全移行キャンペーンに急き立てられるように…。
製品価格(実勢価格)の下落幅のほうが、エコポイントの特典よりはるかに大きい。
憧れの大画面テレビも手頃な値段になろう。
それと、基本性能の向上はもとより、3Dほかトレンド機能の実装・搭載など、テレビは大きな進化を遂げている。

地デジ完全移行期には多少の混乱が起こる?
直前に店頭での販売価格が強気になるとか、工事費や設置代(据付費)が上がるとか…。
が、それは一時的な現象だろう。
我が家は、家族用テレビと私の個室用テレビを完全移行後に購入するつもり。

ところで、液晶テレビ(地デジ対応)の購入時に迷うのは何インチにするか。
基本は、部屋の広さとの兼ね合いで、テレビ画面の大きさを決める。
家電量販店の売り場は広大であり、しかも大画面テレビがずらりと陳列されている。
店頭で選んだ製品を自宅に置くと、思ったより大きく感じるはずだ。
狭い部屋では視線の移動が大きくなり、目の弱い人は疲れる。

部屋の広さに加え、用途も大事だ。
好きな番組を堪能するとか、映画を鑑賞するとか、真剣(?)な視聴が中心なら40インチ以上。
私みたいにつけっ放し、ながら視聴の場合は32インチどまり。
中間は37インチ。
37インチ以上はほとんどが「フルハイビジョン対応」。

ここ数年、制作費の削減などで番組(コンテンツ)の質が落ちている。
また、私たちは自分により適した番組を選んでいる。
目的の明確な視聴を志向するようになった。
ゆえに、ほとんどが「BS・CS対応」。

いよいよ購入となったら、「テレビ人気(売れ筋)ランキング」などのキーワードで検索して事前に調べておく。
例えば、「価格.com」。
スペックを含めた製品比較がごく簡単に行える。
むろん、価格比較も…。
ユーザーのレビューにざっと目を通すだけで、購入後の後悔をかなり防げる。
私のような家電音痴は、多くの現物を前にして冷静に考えられないからだ。
安易と叱られるかもしれないが、ベストテンなど上位機種を選べば無難では?
液晶テレビに限らず、主要な家電製品は通信販売が断然安いが、それに不安を感じる人も少なくない。
が、事前に最安値を知っていれば、店頭で購入する際に値引き交渉の有力な材料になる。
驚きのプライスを提示してくることも…。
他店(競合店)のチラシを持参するより安く買えるだろう。

家電製品はいくらか当たり外れがあるようで、万一故障などが生じた場合、名の通ったメーカー(ブランド)の製品はありがたみが分かる。
安さに目を奪われると危険かもしれない。

液晶テレビの大画面化に押され、プラズマテレビは分が悪い。
前者は、横方向や斜め方向から見た場合の弱点が克服されつつある。
液晶テレビが9割前後を占めるようだ。

なお、日経トレンディが大ヒットを予想した「2万円高機能テレビ」は現時点で話題に上らない。
私が単に知らないだけなのか…。
それとも秋以降、華々しく登場する?
こちらは、あまり期待しないほうがよさそうだ。

余談…。
政府の消費刺激策を活用して購入するならクルマだろう。
エコカー補助金とエコカー減税のW。
テレビと違って製品価格の下落がほとんどなく、通常期に購入するよりも断然得である。
ただし、エコカー補助金のほうは2010年9月末に終了らしい。

以下に、「薄型大画面テレビの買い時はいつか?」と題する2010年3月5日のブログを収める。
まったく手を加えていない。

                      ◇◆◇

薄型テレビ(TV)の購入を急いではいけない。
2011年7月、地上アナログテレビ放送の終了後、地上デジタルテレビ放送への完全移行後のつもりでよい。
カネに余裕のある世帯はともかく、待つのが賢明。

「日経トレンディ」によれば、今年は「2万円高機能テレビ」が大ヒットするという予測だった。
それは恐らく当たるだろう。
しかし、狙い目は来年でなかろうか…。

薄型テレビはエコポイント利用のメリットよりも、価格下落の幅のほうがはるかに大きい?
どうしても急ぐなら、政府の「エコポイント制度」が打ち切られる年末に購入する(現時点の予定)。

実際、店頭価格(実勢価格)は急降下。
2010年1月には平均で初の8万円台に突入した。
歳末商戦で価格競争が激化した2009年12月からさらに1万円強も落ちた。
わずか1カ月。
家電量販店が、2月の新製品発売を前に在庫処分に動いたことも要因。
販売量が一番多い32型が8万円台、40型が14万円台、46型が19万円台となった。
先のエコポイントや流通独自のポイントを加味すると、実質的に2〜3割安くなる。

メーカー各社は地上アナログ放送の終了が迫り、薄型テレビの投入・販売に力を入れる。
価格下落と値引き拡大の両方が加速するのでは?
また、超低価格の企画商品が登場するかもしれない。
私たちは2011年にいったいいくらで最新機種を買えるだろう。

なお、テレビの買い替えが間に合わず、地上アナログ放送が見られなくてもたいした問題でない。
ほんの数日、不便な生活を我慢すればよい。
こうした機会でもないと、テレビのない静かな生活を経験できない。
とても貴重だ。

地上アナログ放送の終了後に、薄型・大画面・高機能テレビは信じられない値段になっている可能性がある。

                       ◇

先日の日本経済新聞によれば、発光ダイオード(LED)搭載液晶テレビの店頭価格が急落した。
3カ月で3割程。
メーカーが高収益を期待した新製品もこのありさま。

⇒2010年3月5日「薄型大画面テレビの買い時はいつか?」はこちら。

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若者はモノを買わないのか買えないのか

私たちはモノを買わなくなった。
そう言われるようになって久しい。
なかでも「若者」については顕著である。
これには所有から利用へという、私たちの「価値観」の変化が根底にある。
しかし、それだけでは説明がつかない。

私たちは今日、「経済」ときわめて密接に関わりながら生きている。
自分では意識していなくても、雇用や所得の状況、動向などに強い影響を受けている。
それらと切り離し、生活を考えることができない。

若者がモノを「買わなくなった」のは確かだが、「買えなくなった」のも事実である。
雇用が安定し、所得が増加するなら、きっとモノを買う。
まして、将来への不安が解消されるなら…。

「若者はモノを買わないのか、モノを買えないのか」と問われれば、両方だろう。

人は、買いたくても買えない状態が長く続くと、「物欲」を忘れてしまう。
よく耳にする言葉、「買いたいモノがない」。
若者がそう思い込んでいる可能性がある。

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薄型大画面テレビの買い時はいつか?

薄型テレビ(TV)の購入を急いではいけない。
2011年7月、地上アナログ放送の終了後、地上デジタル放送への完全移行後のつもりでよい。
カネに余裕のある世帯はともかく、待つのが賢明。

「日経トレンディ」によれば、今年は「2万円高機能テレビ」が大ヒットするという予測だった。
それは恐らく当たるだろう。
しかし、狙い目は来年でなかろうか…。

薄型テレビはエコポイント利用のメリットよりも、価格下落の幅のほうがはるかに大きい?
どうしても急ぐなら、政府の「エコポイント制度」が打ち切られる年末に購入する(現時点の予定)。

実際、店頭価格(実勢価格)は急降下。
2010年1月には平均で初の8万円台に突入した。
歳末商戦で価格競争が激化した2009年12月からさらに1万円強も落ちた。
わずか1カ月。
家電量販店が、2月の新製品発売を前に在庫処分に動いたことも要因。
販売量が一番多い32型が8万円台、40型が14万円台、46型が19万円台となった。
先のエコポイントや流通独自のポイントを加味すると、実質的に2〜3割安くなる。

メーカー各社は地上アナログ放送の終了が迫り、薄型テレビの投入・販売に力を入れる。
価格下落と値引き拡大の両方が加速するのでは?
また、超低価格の企画商品が登場するかもしれない。
私たちは2011年にいったいいくらで最新機種を買えるだろう。

なお、テレビの買い替えが間に合わず、地上アナログ放送が見られなくてもたいした問題でない。
ほんの数日、不便な生活を我慢すればよい。
こうした機会でもないと、テレビのない静かな生活を経験できない。
とても貴重だ。

地上アナログ放送の終了後に、薄型・大画面・高機能テレビは信じられない値段になっている可能性がある。

                     ◇

先日の日本経済新聞によれば、発光ダイオード(LED)搭載液晶テレビの店頭価格が急落した。
3カ月で3割程。
メーカーが高収益を期待した新製品もこのありさま。

◆書き加え1(8月30日)

テレビの買い時に関する内容を大幅に改訂・補強したうえでアップした。
こちらを参考にしてほしい。

⇒2010年8月12日「液晶テレビ(TV)の買い時と選び方…地デジ移行」はこちら。

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電子辞書に驚き!

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私は何事も奥手である。
仕事柄、辞典や事典を引く機会が多い。
電子辞書がいいという話はしばしば耳にしたが、つい最近まで“現物”にこだわっていた。
使い慣れたものをわざわざ変える必要はないとの気持ちが強かった。
ところが、私が尊敬する知人から呆れ顔とともに勧められ、半信半疑で買った。
…実際に使ってみて、あまりの便利さに驚きを隠せない。

コンテンツは百種類!
このなかには百科事典も含まれるので、百冊以上がコンパクトなハードのなかに収められている。
これを本で購入するとなると金額が膨らむし、スペースも奪われる。
電子辞書は机の隅にちょこん。

例えば、私がもっとも頼りにする岩波書店「広辞苑」は大きく重い。
本棚に取りにいき、机に持ってきて用いる。そして本棚に戻しにいく。すべてが面倒である。
それ以前に、私は腰痛・背筋痛・肩痛を抱えており、イスから立ちあがるのが苦労である。
たった一つの言葉を調べるだけなのに…。
これが電子辞書では手軽かつ瞬時に行える。
机の上はパソコンと周辺機器、当面の仕事に関わる資料などに占拠され、頻繁に使う辞典でも置く余裕がない。

もう一つメリット。
私はひどい近視と乱視に老眼が加わり、大きくなった新聞の本文さえ読みにくい。
小さな文字が宿命の辞典だとメガネを外し、ページに鼻を近づけるようにして読まなければならない。
そして逆を行い、パソコンの文書や原稿に向かう。
こうした時間がバカにならず、そのうえ目も疲れる。
電子辞書では自分の視力に応じて文字の大きさを変えられるので、これまでの煩わしさと辛さから解き放たれた。
そう、老人に優しい。

変化が激しい時代では、私のような奥手は損をするのか。
ダメでもともとという気持ちで、技術革新により登場した商品やサービスを果敢に試したほうがよいのかも…。
こんな優れものなら当初から使うべきだった。
ほんとうに後悔している。

ただし、電子辞書では気ままにページをめくる使い方ができにくい。
例えば、名言集やことわざ辞典から好きな言葉を見つける場合に適さない。
あくまでも調べる際に絶大な威力を発揮することを付け加えておこう。
目的性の強い利用に限られる。

いや待てよ。
多様なコンテンツの横断閲覧が可能なので、その過程で発見や遊びの要素も多いか…。
確かに本では叶えられない。

若い世代はこうした機器をいとも簡単に使いこなす。
ひょっとして彼らは電子辞書を楽しむ?

そういえば、通販会社からわが家に電子辞書が届いたとき、私より先に使った小学5年生の子どもが満足気な表情で返しにきた。

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モノを買わないスタイル

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私は昭和26年、新潟県直江津市(現上越市)に生まれた。人口が確か3万人足らずの地方都市である。
子どもの頃、わが家は父が大手企業のサラリーマンで、周りと比べてかなり豊かだった。
テレビなどの家電製品の購入は近所で一番早かった。人気番組の放送では大勢が詰めかけたっけ…。

それでも当時は家のなかはがらんとしていた。
現在のようにモノで生活空間があふれ返ることはなかった。
では、すごく不便だったかといえば、そうでない。
私はふと思った。案外、逆戻りできる部分が残っているのではないか。
身の回りを眺めても、めったに使わないどころかほとんど使わない商品がある。
1つ1つはたいした金額でないが、これを足しあげるとかなりの出費である。

年初からインフレが先行する不景気が日本を覆い、国民の間で生活防衛意識がにわかに高まってきた。
支出の見直しを行う。
むろん、わが家も…。
あればよい程度の商品は購入を先延ばしする、あるいは取り止める。
さらに、生活コストの削減という観点から、購入済みのハードの処分や、契約済みのサービスの解約に踏み込む。
私たちはいま家計のスリム化へ大きく動き出した。
先行きに好材料を見つけられない。

                      ◇

ところで、私は遅ればせながら知った。
数年来、若年層でモノを買わないスタイルが広がっていたらしい。
経済的な事情より、価値観の変化が主因だろう。
消費意識や購買行動が旧世代とは別物である。

私は物質的な満足を追い求める時代にどっぷりと漬かって生きてきた。
そこでは、モノが豊かさの象徴、いや幸せの象徴だった。
頂点はマイホームに暮らし、マイカーを走らせること。

モノを持たないことを貧しいというのは、今日のように精神的な満足を追い求める時代ではそぐわない。

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生活を切り詰める

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食料品や日用品の値上げが相次ぎ、どの家庭も一斉に生活を切り詰めはじめた。
所得が伸びないのだから、当然である。
妻が言うには、スーパーへ買い物に行くたびに何かしら値段が上がっている。
大手メーカーのブランド商品に目立つ。
このところの原材料やエネルギーのコストアップは、経営努力で吸収できるレベルを超えてしまった。
それにつれ、価格を抑えたPB商品が大幅に増えている。
GMSなどが、急速に高まる生活防衛意識に応えた結果である。

年初、とりわけ新年度からインフレと不景気の同時進行の様相がはっきりしてきた。
つくる側、売る側、買う側、いずれも顔色が冴えない。
深刻な経済状態に陥らなければよいが…。

先だってのテレビ報道によれば、丸美屋のふりかけが売り上げを劇的に伸ばしている。
そうなのか…。
私が小学生のときに「のりたま」が登場した。
やがてエイトマンのシールをおまけとして封入するようになり、大ヒットした。
この頃に「すきやき」がラインナップに追加された。
わが家では食卓につねに置かれ、おかず不足を補ってくれた。
ご飯が進んだこと!
また、結婚前に杉並区松庵1丁目に住んでいた。
徒歩2〜3分、水道道路(井の頭通り)沿いに丸美屋の本社があった。

私は久し振りに耳にした丸美屋とふりかけに懐かしさを覚えたが、その躍進を素直に喜べない。
家計が逼迫しているのだ。

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折り畳み自転車を買う

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私は講師・コンサルタントの仕事に携わり十余年、タクシーでの移動が染みつき、足腰がすっかり衰えてしまった。
もし体力測定を受けたら、体力年齢は65歳以上の高齢者になるに違いない。
筋肉や関節が錆びついて痛みが走り、満足に体を動かせないのだ。
したがって、運動量がますます減り、血行がさらに悪くなる。
内臓や脚の辺りが氷のように冷たい。
長らく体調が優れないまま…。

最近、私が心に留めているのは、筋力回復・強化と健康維持・増進である。
健康は人生の宝の一つ。
だが、それ自体は追いかけにくい。
そこで、私は前者の結果が後者だと考えることにした。
とはいえ、いきなり運動を行うと体を痛め、最悪の状態に陥るだろう。
まず、家の周辺や地元の駅へは“歩く”ようにした。
私にとり劇的な変化である。
しかし、これでは不十分なので、近所へ出かけるときは自転車に乗ろうと決めた。

…先日、折り畳み自転車を買った。
通常は、後輪の前で全体を2つ折りにし、さらにハンドルを折り畳む。
車輪がきわめて小さいので専用バッグ(輪行バッグ)に収まり、クルマに積んだり手で携えたりできる。
移動先での走行や旅行先でのサイクリングに最適だ。
自転車好きならシティサイクル(カゴと荷台のついたタイプ)やシティクロスロードレーサーマウンテンバイクの中間タイプ)を基本とし、折り畳み自転車を補助として用いるのでは…。
いずれにしろ日常的に乗る自転車でない。

私の場合は、あくまで盗難防止のため、自宅マンションのなかに置くことが目的である。
ついては、狭い階段を回るようにして4階(表記は5階)まで運ぶ。
折り畳み自転車を選ばざるをえないが、レジャーなどに携帯しないので「2つ折り」でよい。
これだと、車輪は大きい。その分、重い。

すでに述べたように、折り畳み自転車の大半は車輪がきわめて小さく、必死にこいでも進まない。
また、タイヤが磨り減る。
さらに、ハンドルがふらつく。
およそ実用的でない。
ただし、軽い。アルミフレームはとくに…。

私は、センター北駅前のノースポート・モールくろがねやで買った。
折り畳みは当然高くなると思っていたが、1万円台。
車輪はママチャリより若干小さい程度だから、走行時のストレスは少ないはず。
後日、ネットで調べたら、商品の評価は厳しかった。
「完成度が低く、不具合が目立つ。この自転車に乗ることは、地雷を踏むようなもの…」。
ちょっと怖くなった。
3〜5万円くらいは出さないとダメなようである。

さて、私は自転車を買い、自宅に帰る途中で息が上がり、自転車を降りた。
手で押す自分の横を、おばさんが軽やかに通り抜けていく。
変速ギアが付いているのに情けない。
港北ニュータウンは丘陵地帯を造成している。
緩やかな起伏があちこちにあり、これが自転車だと実によく分かる。
上りは歩くよりずっときつい。
自分の筋肉と体力がいかに落ちているか、いやというほど思い知らされた。
私は学生時代、業務用自転車で新聞配達をやっていた。いまの新聞配達の数倍はハードだった。
それをこなしていた自分が信じられない。

ところで、買った自転車を走らせる機会がない。
確かに不在がちなのだが、せっかく自宅にいても雨の日が多い。
先日の報道によれば、春としては戦後最多の降雨量だったらしい。
地球環境が壊れ、気候が狂っているのか。
焦らず、徐々に体を慣らしていくとしよう。

                      ◇

最近、幻冬舎から「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」という本が刊行された。
著書は、カリスマトレーナーの山本ケイイチ
私は筋トレをしなかったから、ろくに仕事ができなかったことになる。
半分冗談だが、半分本気である。
私がこれまでに接した社長などを振り返ると、思い当たる節が…。

デスクワーク主体のホワイトカラーは50代後半以降、筋トレが必須だ。

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北斗星ロイヤルチケット予約のコツ

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私は寝台特急北斗星ロイヤルの予約に往復とも成功した。
その方法とは…。

ウェルカムドリンク昨夜、フジテレビで織田裕二主演の「県庁の星」をやっていた。
懐かしい記憶が甦ってきた。
私は今年1月、北斗星ロイヤルで上野駅から苫小牧駅へ向かった。
台風並みに発達した低気圧の影響で4時間半ほど遅れたあげく、手前の函館駅で運転打ち切りになった。
長旅がさらに長旅に…。
その苦痛を和らげてくれたのが、ロイヤルにしかないビデオ放映サービス。
繰り返される2番組のうち、1本は訳が分からなかった。
もう1本は「県庁の星」。
面白かったとはいえ、3回も見るハメに…。
でも、この映画のお陰で退屈を紛らわすことができた。
また、柴咲コウを知った。

函館駅ところで、寝台特急北斗星A寝台1人用個室「ロイヤル」の予約は困難を極めた。
往路も復路も事前申し込みで取れず、第2希望や第3希望を押さえたうえでキャンセルを尋ねた。
ずいぶん電話をかけたが、とくに復路は30回ほど。
オペレータが私の声を覚えてしまった。
お騒がせしました。

ロイヤル予約に関する私なりの結論―。
旅行代理店はもちろん、「緑の窓口」もムリ。
発売時刻の前に足を運ぶことに意味がない。
頼りになるのは、事前申し込みを受け付ける一部の旅行代理店(あらかじめ電話で問い合わせてから出向くこと)。
しかし、これとてもロイヤルは取れない。それ以外の第2希望や第3希望なら可能性はある。
ただし、それでさえ事前申し込みの順番が決め手となる。
1人用・2人用個室チケットの大半が発売時刻に売り切れるからだ。
一瞬でなく、同時!
朝食私のように飛行機が絶対にいやという人は、何でもよいからチケットを確保することが先決である。
A寝台2人用個室「ツインデラックス」
B寝台2人用個室「デュエット」
B寝台1人用個室「ソロ」
2人用個室はシングルユースが可能である。
運賃を除く、寝台料金と特急料金を2人分払えばよい。
参考までに、A寝台1人用個室「ロイヤル」は補助ベッドを使い、ツインユースが可能である。
追加料金はこちら

では、ロイヤルを諦められない人はどうするか?
わざわざJR東日本「ビューカード」に入会する。
スイカと一体なので、普段使える。
チケットの変更は、受け取る前なら1回まで手数料がかからない。
ここの会員専用電話「ビューカードとれTEL」で事前申し込みを行い(やはり順番が決め手)、第2希望や第3希望を押さえたうえで粘り強くキャンセル狙いの電話をかける。
函館駅前私は、このやり方でロイヤル完全制覇!
なお、JR北海道に同じような会員カードや会員サービスがあるはずで、札幌駅など北海道発の北斗星ロイヤルはそちらがよかろう。
つまり、下りはJR東日本、上りはJR北海道に申し込むほうが、わずかでも確率が高いか。

こうしたところの利用を前提とし、なおかつ事前申し込みの順番が1番になるくらいでないと絶望的である。
チケット発売時刻(乗車日の1カ月前の午前10時)でなく、事前申し込み受け付け開始時刻(さらにその1週間前の午前5時30分)の勝負だ。
そこでベストを尽くす。ベストとは「最速」のこと。
それでもなかなか取れないので連日キャンセルを追いかける。
いずれも足を運ばない。
ついては、とくに注意したいタイミング。
発売日の正午から3日ほどはチケットの変動がある。
キャンセル料が跳ね上がるのが乗車日の前日ゆえ、前々日はキャンセルが出やすい。
乗車日の前日の正午から当日の夕方までは乗車の取り止めがある。

ロイヤルにこだわるなら、第2希望や第3希望の予約が取れても、チケットは慌てて受け取らない(すでに述べたように、1回の変更は無料)。
上野駅でチケットを受け取るつもりで、直前までケータイで確認しつづける。
この場合、上野駅までの乗車券を買い求め、いったん改札の外に出なければならない。
それでも予約は難しい。

ロイヤルは1編成に4室。
私が予約を取った半年前は1日2往復、4編成だった。
しかし、現在は1日1往復、2編成である。
上り、下り、各4室の争奪戦!
執念がすべてだ。

私の北斗星ロイヤル予約に関するブログ―。
昨年11月30日「北斗星予約は総力戦!」
12月24日「北斗星ロイヤル、ゲット!」
今年1月6日「寝台特急北斗星3号ロイヤル予約」
1月21日「寝台特急北斗星ロイヤル完全制覇!」

私の北斗星ロイヤル乗車に関するブログ―。
今年1月23日「北斗星ロイヤルで苫小牧へ向かう」
1月24日「北斗星3号での長旅にいやな予感」
1月25日「北斗星3号ロイヤル初体験!」
1月25日「北斗星3号、ご難続き!」
1月26日「北斗星3号、運転打ち切り!」
1月27日「北斗星2号で無事生還!」
1月28日「北斗星2号と3号の違い」
2月2日「カシオペアで北海道旅行」

あなたの成功を祈る。
デジタルカメラを忘れないように…。
若いカップルはあえてA寝台1人用個室ロイヤルを利用するのがよい。
苦労して手に入れたチケットは改札に渡さないこと。
記念にしたいと言えば、持ち帰れる。
私はそうした。

                      ◇

誤解があると失望してしまうので…。
「北斗星ロイヤルは凄い」ということはない。
パーテーションで仕切った部屋は狭いし、設備は安っぽい。
洗面台・トイレ・シャワーもキャンピングカーに及ばない。
それ以前にすべてが老朽化している。
ましてホテルと比べられない。
北斗星の売りであるグランシャリオでの食事とロイヤルのみのルームサービスについても…。

ずばり、予約が取れないから凄いのだ。
ここを分かってほしい。
私は北斗星ロイヤルのチケットを手にし、胸の高鳴りを覚えた。
1人の出張にすぎないが、長時間の乗車は忘れがたい思い出となった。
とても満足している。

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リゾート会員権を買う

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新聞などに「リゾート会員権」の広告がよく載っている。
それも1ページ、ときに見開き。
リゾート会員権を買う人がかなりいるからだ。
私はそれが不思議でならない。

バブル崩壊の恩恵で、旅館やホテルの宿泊費がずいぶん手頃になった。
昔の半値という印象。
正月やGW、盆休みには2〜3倍に跳ね上がるのが当たり前だったが、いまはそうでもない。年中同一料金さえ現れる。
さらに、トップシーズンの予約も取りやすくなった。
東京から近い箱根や伊豆では1万円台でそれなりに楽しめる。
家族で利用し、ひどく後悔するようなところは、とっくにつぶれている。

さて、こうした市場の変化を踏まえると、リゾート会員権は非常に割高に感じる。
年間の宿泊日数が約束されるといっても、それを消化する人がどれほどいるか。
行き先が変わらなければ、すぐに飽きる。
大半のリゾート会員権事業者は複数の施設を展開していて、そこでも使えると謳っている。
だが、一巡すれば、やはり飽きる。
トップシーズンの予約も覚束ない。

私がもっとも理解しがたいのは、特定施設の利用期間をシェアするタイプである。
毎年同じ時期に同じ場所へ出かけなくてはならない。
自宅は動かせないから、せめて旅行くらいはと考えないのだろうか。
四季折々の自然を味わえる、美しい国なのに…。
しかも名目はともかく、まとまった一時金のほか、宿泊するたびに食事代などを支払うハメになる。

私には、わざわざ拘束されるためにリゾート会員権を買っているとしか思えない。
行きたい時期に行きたい場所へ行き、泊まりたい旅館やホテルに泊まり、食べたい料理を食べるほうが、圧倒的に自由で快適である。
平日はさみしいほど空いていて、申し訳ないほど安い。
リタイアまで待たなくても、有給休暇を使えばよい。

概して、リゾート会員権を欲しがる人は「ステータス」の響きに、冷静な判断を失っている。
事業者は会員限定と強調するが、それに値する上質で特別なサービスを提供してくれるのか?
また、事業者は低利用率を前提として、経営計画や運営計画を策定していないのか?
だとすれば、鼻から会員の施設利用を見限っており、その程度の魅力なのだ。

昨今、ネットで利用者の評価が簡単に分かる。
そうした声を生かして旅館やホテルを選ぶなら、接客や食事などで少なくとも費用に見合った満足は得られる。

                      ◇

川柳20080521-03ところで、所有権が登記されるタイプを除き、会員権は事業者が倒産したときに紙くずと化す。
知人がバブル末期に確か7百万円で入会した高級フィットネスクラブは3カ月後に消滅した。
2度利用したとのこと。
1回当たり3百5十万円。
金持ちの彼は、「まいったよ」と苦笑いしていたが…。

よほど経済的余裕がある人以外は、リゾート会員権に手を出すべきでない。
あっ、時間的余裕もなくては…。
とことん使わないと、非常に割高になる。
でも、そうした心理はリゾート気分と対極。

以上、リゾート会員権について述べたが、私は興味がないので詳しく調べたわけでない。

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自宅を持つことはダサい?

私は提案営業研修で受講者へ「環境変化」を理解させ、それに則して営業活動を組み立てるように指導している。
なかでも強調するのは、顧客における「所有価値から利用価値へのシフト」である。
…その私が9年前、時代の流れに逆行して、渋谷・松涛の賃貸住まいと決別し、港北ニュータウンに自宅を購入した。
もちろん、私は家を買ったのでない。家族の住まい方、暮らし方、ふれあい方、生き方を買ったわけだが…。
しかし、私はいま後悔している、ちょっぴり。
自宅の購入が自慢にならないどころか、ダサいご時世になってきた。
自宅を持つと、かならず自宅に縛られる。とくに行動の制約が大きい。
生活や仕事の自由度が低くなり、人生の選択肢が狭まる。
確かにスマートな生き方とは言えない…。
ベンチャーの成功者を中心に、六本木などの一等地での賃貸住まいがステータスになっている。それも一戸建てでなく、高層マンションである。
私は自宅を持つことで、安心感と安定感は手に入れたが…。
最近、会社設立の打ち合わせなどで、青山や六本木、虎ノ門や神谷町へ出かける機会が急増している。
だが、ちょっとした用件でさえ半日は確実につぶれてしまう。
都心でないと、スピードが命のビジネスに乗り遅れかねない。仲間に入れてもらえないのだ。
実際、私が名刺を交換する相手は、数社の社長や取締役を兼任する若い世代が大半である。
彼らは至近距離に住み、至近距離で働き、パッと集まる。
私が時代を読み違えたということ!
バカだなぁ。
急激な人口減少にともない、不動産価格は下落しつづけるというのに…。

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ときめきが失せたモノの購入

モノを買うときに、胸がときめくことがなくなった。
せいぜい自宅くらいか。
クルマに対してさえ、生活の道具以上の意味を見出せない人が増えた。新車のキズやヘコミは直さない。まして、日曜日に親子でうれしそうに洗車する光景は珍しい。
私は、横浜の港北ニュータウンに住んでいる。
この5年間ほどで急に姿を消したのは「シャコタン」。オプションパーツで着飾ったクルマも見かけない。
理由は簡単で、モノにカネをかける生き方は格好が悪いからである。若者は敏感だ。最近はクルマそのものに無関心というデータもある。
かつて、テレビや冷蔵庫、ステレオなどの家電製品の購入は、その家庭にとってエポックだった。
私が子どもの頃、近所の電気屋から白黒テレビが運び込まれたとき、家族が勢ぞろいして設置を見守った。
ところが、いまは個人が右手の人差し指で買う。ウェブで仕様と価格を比べ、カートに投げ込んで済ませる。
モノの購入は、イベントから作業になり、胸のときめきが失せた。
モノの所有に価値を見出せなくなりつつある。
…地元のセンター北からセンター南にかけ、大型のショッピングモールが続々と誕生しているが、廃墟と化すのにさほど時間はかかるまい。
私たちは未知の価値を探し求め、いったいどこへカネを使おうとしているのだろう。

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このブログは、おもに長期出張の移動時や宿泊時などに数日分〜1月分の記事を書き溜め、それを家族に更新してもらっています。
しかも、私がときどき新しい記事を割り込ませています。
内容が古かったり、順序が変だったりするのはそのためです。

なお、ブログによりぎりぎりのジョーク、成人向けの内容が含まれます。
ご承知おきください。
私は執筆に当たり全人格を投影したいと考えます。
著作権について
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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