きのうのブログ「あまちゃん、じぇじぇじぇ!新語・流行語大賞」に続いて・・・。

⇒2013年8月8日「あまちゃん、じぇじぇじぇ!新語・流行語大賞」はこちら。

NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」が絶好調だ。
朝ドラファンを超え、国民の心をとらえた。
テレビドラマ全体で眺めても、人気が突出している。
初回にいきなり高視聴率を叩き出し、ここまで平均視聴率も着実に上げてきた。
東日本では、信じられない高さである。
朝ドラの大ヒットと呼べる。

テレビそのものをほとんど見ない妻が「滅茶苦茶面白い」と、完全にはまってしまった。
日により朝と昼、2度見るらしい。
生活のささやかな“張り”になっているようだ。
そして、「ペコちゃん」並みの笑顔で一日をスタートさせる。

朝ドラに“中身”があって悪いはずがない。
しかし、その評価を第一にするというのは、私にはピンと来ない。
大勢の視聴者が軽い気持ちで楽しめるのが何より!
生命線は、朝の娯楽だろう。

脚本を手がけたのが、繊細な前衛感覚を持つ宮藤官九郎(くどう・かんくろう)。
「あまちゃん」は明るさと元気が満ちており、コミカルなつくりである。

全編にたわいない「笑い」がちりばめられている。
東北の自然がまぶしいオープニング映像、東北の被災者を勇気づけるテーマ曲には勢いが込められている。
それに乗るかのように、物語は進行のテンポが速い。
さらに、さまざまな性格のユーモアがリズミカルに放たれる。
にやり、にこり、あはは、ほろり、ギャグ、だじゃれ・・・。

また、全編にいかがわしい「現実」が仕込まれている。
演出の工夫と役者の好演に支えられ、シナリオも登場人物もやり取りもあまり奇をてらった印象が残らない。
すべてがフィクションのこの朝ドラはだいぶ前に、前半の故郷編(岩手編)から後半の東京編に移った。
とくに東京編は、過去の世相や流行、出来事がパロディみたいによみがえる。
今日に通じそうな怪しい人物が増えてきた。
当時のごちゃごちゃとざわついた空気をよく伝えている。

「あまちゃん」は、大胆なストーリーと丁寧なリアリティ、そしてサービス精神旺盛なおかしみが視聴者を飽きさせない。

なお、62歳の私は朝ドラに対しても見応えを求めており、「あまちゃん」のファンと呼べない。
しかし、だからといって「あまちゃん」を否定しない。
出張先のホテルで時計代わりにつけっ放しにしていることがある。
見なくても、面白そうな雰囲気は感じられる。
それで十分だろう。

・・・きょうのブログの締め括り。
私が朝ドラを気にするようになったのは、「ゲゲゲの女房」がきっかけである。
ぶっちぎりは「カーネーション」。
直観にすぎないが、朝ドラ史上で最高傑作でないかと考えている。
かなり間が空き、「ゲゲゲの女房」。
個人的に、松下奈緒が好きだ。
そこから大きく間が空き、「おひさま」。
井上真央はとてもいい女優だ。
次いで、「梅ちゃん先生」。
次いで、「あまちゃん」。
こんなところか・・・。

                      ◇◆◇

能年玲奈(のうねん・れな)と朝ドラ「あまちゃん」に関するブログは以下のとおり。

⇒2013年8月8日「あまちゃん、じぇじぇじぇ!新語・流行語大賞」はこちら。

⇒2013年8月4日「能年玲奈『あまちゃん』、高視聴率で続編へ」はこちら。

⇒2013年7月6日「能年玲奈『あまちゃん』にはまる」はこちら。

⇒2013年4月13日「あまちゃん視聴率好調、能年玲奈紅白司会へ」はこちら。

⇒2013年4月7日「あまちゃん平均視聴率20%超え…宮藤官九郎」はこちら。

⇒2012年7月29日「能年玲奈(のうねん・れな)…朝ドラ「あまちゃん」ヒロイン」はこちら。

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