コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

おひさま脚本

井上真央「おひさま」、朝ドラの手本のような出来栄え

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」と「カーネーション」は、制作陣が意図したのか、対照的な作品だ。
感動の中身が別物であり、一部の視聴者の間で好みがはっきりと分かれるかもしれない。
きょうとあすのブログで、この2作品を振り返る。

朝ドラ「おひさま」。
信州・安曇野、松本を舞台に戦前・戦中・戦後を太陽みたいに明るく生きる女性の半生を描いた。
50周年の節目を彩る作品として、これぞ朝ドラという手本のような出来栄えだった。
岡田惠和の脚本はとても手堅かった。

⇒2011年8月22日「おひさま脚本家・岡田惠和、庶民の幸せを描く手腕に感心」はこちら。

放送開始前に「東日本大震災」が起こり、多くの貴重な人命が失われ、家族の絆を大切にする機運が劇的に高まった。
未曽有の不幸な出来事が、平凡な暮らしを描いた「おひさま」の視聴率を大きく押し上げた。

⇒2011年5月8日「おひさま、てっぱん、ゲゲゲの女房の視聴率比較」はこちら。

ヒロイン・須藤陽子(丸山陽子)を務めたのが井上真央。
とびきりチャーミング。
彼女はちょっと首を傾げて考えながら、静かにたたずむように演技を行った。
半年の長丁場にもかかわらず、これといった山場がなく物語が淡々と進むので、主演は恐ろしく難しかったはずだ。
朝のバタバタした時間帯なので、視聴者が簡単に離れてしまう。
20代半ばの実力派女優はそれを最後まで引っ張った。

⇒2011年11月3日「井上真央…面と向かうと、どきどきするほど雰囲気がある」はこちら。

「おひさま」のあたたかい日常が被災地の住民はもとより日本人に希望を与えつづけた。
一日の始まりにお茶の間を幸せで満たすことは、朝ドラの使命ともいえる。

⇒2011年10月1日「おひさま井上真央からカーネーション尾野真千子へ…視聴率20%超連発」はこちら。

私は先週初めから目の回る忙しさが続いており、グロッキー。
ブログに時間を割けない。

                      ◇◆◇

井上真央と朝ドラ「おひさま」に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年11月3日「井上真央…面と向かうと、どきどきするほど雰囲気がある」はこちら。

⇒2011年10月20日「井上真央と松本潤、紅白司会の取り合わせ」はこちら。

⇒2011年10月14日「井上真央「おひさま」総集編は年末に再放送か」はこちら。

⇒2011年10月2日「マイコの真知子、満島ひかりの育子、井上真央の陽子…白紙同盟」はこちら。

⇒2011年10月1日「おひさま井上真央からカーネーション尾野真千子へ…視聴率20%超連発」はこちら。

⇒2011年9月24日「おひさま井上真央と純情きらり宮崎あおい…O型ライバル女優」はこちら。

⇒2011年9月18日「井上真央のおでことえくぼ、華と存在感…実力派」はこちら。

2011年8月27日「平原綾香が歌うおひさま主題歌…あなたは私の軌跡」はこちら。

⇒2011年8月25日「おいでなさんし…井上真央と高良健吾のそば屋「丸庵」」はこちら。

⇒2011年8月24日「井上真央と高良健吾の呼吸…本物の夫婦のなごみ」はこちら。

⇒2011年8月22日「おひさま脚本家・岡田惠和、庶民の幸せを描く手腕に感心」はこちら。

⇒2011年7月18日「井上真央と松下奈緒、プライド激突、視聴率一騎討ち!」はこちら。

⇒2011年6月28日「井上真央と寺脇康文、おひさまに見る昔の父と娘」はこちら。

⇒2011年6月21日「井上真央、迷いを引きずった演技、おひさまに疑問」はこちら。

⇒2011年6月6日「井上真央、おひさまの陽子、八日目の蝉の恵理菜」はこちら。

⇒2011年5月24日「井上真央は演技に集中していない…おひさまヒロイン」はこちら。

⇒2011年5月21日「斉藤由貴のやかましさ、若尾文子のあでやかさ…おひさま」はこちら。

⇒2011年5月10日「おひさま感想…井上真央の演技、岡田惠和の脚本」はこちら。

⇒2011年5月9日「おひさまオープニング、視聴率を捨てる心地よさ」はこちら。

⇒2011年5月8日「おひさま、てっぱん、ゲゲゲの女房の視聴率比較」はこちら。

⇒2011年5月7日「井上真央と若尾文子、二人の須藤陽子の演技」はこちら。

⇒2011年5月4日「井上真央・おひさま、セーラー服と庶民顔」はこちら。

⇒2011年4月16日「井上真央おひさまの安全運転…朝ドラ視聴率低下」はこちら。

⇒2011年4月11日「おひさま陽子…伊那中・西駒登山、直小・妙高登山」はこちら。

⇒2011年4月9日「井上真央、謎めいた内面…おひさまヒロイン」はこちら。

⇒2011年4月8日「瀧本美織がおひさまヒロインを演じたら・・・」はこちら。

⇒2011年4月7日「八木優希のおかっぱ頭…おひさま陽子の子役」はこちら。

⇒2011年4月5日「おひさまの舞台、安曇野の自然の美しさ」はこちら。

⇒2011年4月4日「井上真央・おひさま、日本を明るく照らす」はこちら。

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井上真央と寺脇康文、おひさまに見る昔の父と娘

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。
主演の井上真央が頑張っている。
彼女は女優という仕事に対して誠実である。
朝ドラをまったくといっていいほど見ない妻がわりと気にしているくらいだから、最近の視聴率はきわめて好調でなかろうか。
私の直感では20パーセントを超えている(根拠はない)。
もしそうなら、凄い数字だ。

須藤陽子は、松本の老舗そば屋「丸庵」を営む丸山家の長男・丸山和成(高良健吾)と結ばれ、丸山陽子になった。
また、陽子の父・須藤良一を演じる寺脇康文がいい味を出しており、井上真央との相性はなかなかだ。
昔の父と娘の関係を彷彿とさせる・・・。

さて、私は先週月曜日、久しぶりに「おひさま」を見た。
そして、戦時下の描写に関して翌日のブログで述べた。
一言でいえば、物足らない。
違和感も強い。

⇒2011年6月21日「井上真央、迷いを引きずった演技、おひさまに疑問」はこちら。

ところが、その火曜日から戦争の影響が色濃く反映された展開に一変した。
私はそれ以降、「おひさま」をすべて見たわけでないが、敗戦間近の切迫した状況が伝わってきた。
きのうは長男の須藤春樹(田中圭)の訃報が届いた。
時期は真夏。
1945年8月6日がすぐそこに迫っているようだ。

その日、私の父は山陰から広島へ向かう途中、山からきのこ雲を見た。
戦友と順番が入れ替わり、1日遅くなった。
でなければ、私は生まれていなかった・・・。

以下に、「井上真央、迷いを引きずった演技、おひさまに疑問」と題する2011年6月21日のブログを収める。

                      ◇◆◇

井上真央がヒロイン・須藤陽子を演じるNHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。
第1週で最高視聴率が20パーセントを超え、きわめて好調な滑り出し。
なぜかチャンネルを合わせてしまう、したたかなつくりである。

私は当初、「おひさま」を気にかけていた。
しかし、仕事が立て込んできて、しばらくご無沙汰している。
その後ストーリーがどう展開したか気になっているが、テレビを見ることはおろか聞くこともできない。
戦局がかなり険しくなっているのでなかろうか・・・。

月曜日に久し振りに「おひさま」に触れた。
すると、昭和20年3月。
何とまもなく終戦を迎える。
進行が速い。
国民は疲弊し困窮していた。
農家でさえろくに食べられない。
陽子が嫁いだ松本のそば屋もそば粉が入らず、客もおらず、休業に追い込まれていた。
大衆はうすうす敗戦を感じていた?
現在の陽子は井上真央の実年齢(24歳)と同じくらいか。

「おひさま」の脚本を手がけた岡田惠和が言うとおり、人々は戦時下でも暮らしていたのは事実である。
まして、ヒロインは「太陽の陽子」だ。
しかし、戦争の影響が家族の一人ひとり、生活の隅々にまで深く及んでいたのも確かであり、朝ドラとしてどこまで描くかが難しい。
シナリオに対し、おもに高齢の視聴者から踏み込みが浅いといった批判が出ているのでなかろうか。
それを描くのが趣旨でないとしても、私はこれでいいのかといくらか疑問を感じた。
よくできたホームドラマというのは認めるが・・・。

ところで、井上真央は子役時代を含めて女優として豊富な経験と実績を持つのに、迷いを引きずったまま演技を行っていることがある。
それが何ともいえない魅力になっている。
誠実な役者なのだ。
井上真央は戦時下の陽子をどう演じるか、台詞(せりふ)が与えられていないだけに、悩んでいるのかもしれない。
演出からの要求はあるにしろ、脚本にないところをお茶の間にどう伝えようかと・・・。
内面の陽子と幾度も対話しているはずだ。

私よりも井上真央のほうが脚本に疑問を感じているということはないと思う。
当時、戦争への本音はだれも口に出せなかった。

「おひさま」は現時点で平均視聴率が18パーセントを超えている可能性がある。
近年の朝ドラとしてはおそらくもっとも高い。
出演者もスタッフも頑張っているが、やはり脚本と主演がいいからだろう。

なお、「おひさま」の高視聴率に水を差すわけでないが、民放が経営難から制作費のかさむドラマをつくれなくなったことも、朝ドラ復活の要因でなかろうか。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」とヒロイン・井上真央などに関するブログは以下のとおり。

⇒2011年6月6日「井上真央、おひさまの陽子、八日目の蝉の恵理菜」はこちら。

⇒2011年5月24日「井上真央は演技に集中していない…おひさまヒロイン」はこちら。

⇒2011年5月21日「斉藤由貴のやかましさ、若尾文子のあでやかさ…おひさま」はこちら。

⇒2011年5月10日「おひさま感想…井上真央の演技、岡田惠和の脚本」はこちら。

⇒2011年5月9日「おひさまオープニング、視聴率を捨てる心地よさ」はこちら。

⇒2011年5月8日「おひさま、てっぱん、ゲゲゲの女房の視聴率比較」はこちら。

⇒2011年5月7日「井上真央と若尾文子、二人の須藤陽子の演技」はこちら。

⇒2011年5月4日「井上真央・おひさま、セーラー服と庶民顔」はこちら。

⇒2011年4月16日「井上真央おひさまの安全運転…朝ドラ視聴率低下」はこちら。

⇒2011年4月11日「おひさま陽子…伊那中・西駒登山、直小・妙高登山」はこちら。

⇒2011年4月9日「井上真央、謎めいた内面…おひさまヒロイン」はこちら。

⇒2011年4月8日「瀧本美織がおひさまヒロインを演じたら・・・」はこちら。

⇒2011年4月7日「八木優希のおかっぱ頭…おひさま陽子の子役」はこちら。

⇒2011年4月5日「おひさまの舞台、安曇野の自然の美しさ」はこちら。

⇒2011年4月4日「井上真央・おひさま、日本を明るく照らす」はこちら。

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井上真央、迷いを引きずった演技、おひさまに疑問

井上真央がヒロイン・須藤陽子を演じるNHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。
第1週で最高視聴率が20パーセントを超え、きわめて好調な滑り出し。
なぜかチャンネルを合わせてしまう、したたかなつくりである。

私は当初、「おひさま」を気にかけていた。
しかし、仕事が立て込んできて、しばらくご無沙汰している。
その後ストーリーがどう展開したか気になっているが、テレビを見ることはおろか聞くこともできない。
戦局がかなり険しくなっているのでなかろうか・・・。

月曜日に久し振りに「おひさま」に触れた。
すると、昭和20年3月。
何とまもなく終戦を迎える。
進行が速い。
国民は疲弊し困窮していた。
農家でさえろくに食べられない。
陽子が嫁いだ松本のそば屋もそば粉が入らず、客もおらず、休業に追い込まれていた。
大衆はうすうす敗戦を感じていた?
現在の陽子は井上真央の実年齢(24歳)と同じくらいか。

「おひさま」の脚本を手がけた岡田惠和が言うとおり、人々は戦時下でも暮らしていたのは事実である。
まして、ヒロインは「太陽の陽子」だ。
しかし、戦争の影響が家族の一人ひとり、生活の隅々にまで深く及んでいたのも確かであり、朝ドラとしてどこまで描くかが難しい。
シナリオに対し、おもに高齢の視聴者から踏み込みが浅いといった批判が出ているのでなかろうか。
それを描くのが趣旨でないとしても、私はこれでいいのかといくらか疑問を感じた。
よくできたホームドラマというのは認めるが・・・。

ところで、井上真央は子役時代を含めて女優として豊富な経験と実績を持つのに、迷いを引きずったまま演技を行っていることがある。
それが何ともいえない魅力になっている。
誠実な役者なのだ。
井上真央は戦時下の陽子をどう演じるか、台詞(せりふ)が与えられていないだけに、悩んでいるのかもしれない。
演出からの要求はあるにしろ、脚本にないところをお茶の間にどう伝えようかと・・・。
内面の陽子と幾度も対話しているはずだ。

私よりも井上真央のほうが脚本に疑問を感じているということはないと思う。
当時、戦争への本音はだれも口に出せなかった。

「おひさま」は現時点で平均視聴率が18パーセントを超えている可能性がある。
近年の朝ドラとしてはおそらくもっとも高い。
出演者もスタッフも頑張っているが、やはり脚本と主演がいいからだろう。

なお、「おひさま」の高視聴率に水を差すわけでないが、民放が経営難から制作費のかさむドラマをつくれなくなったことも、朝ドラ復活の要因でなかろうか。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」とヒロイン・井上真央などに関するブログは以下のとおり。

⇒2011年6月6日「井上真央、おひさまの陽子、八日目の蝉の恵理菜」はこちら。

⇒2011年5月24日「井上真央は演技に集中していない…おひさまヒロイン」はこちら。

⇒2011年5月21日「斉藤由貴のやかましさ、若尾文子のあでやかさ…おひさま」はこちら。

⇒2011年5月10日「おひさま感想…井上真央の演技、岡田惠和の脚本」はこちら。

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⇒2011年4月16日「井上真央おひさまの安全運転…朝ドラ視聴率低下」はこちら。

⇒2011年4月11日「おひさま陽子…伊那中・西駒登山、直小・妙高登山」はこちら。

⇒2011年4月9日「井上真央、謎めいた内面…おひさまヒロイン」はこちら。

⇒2011年4月8日「瀧本美織がおひさまヒロインを演じたら・・・」はこちら。

⇒2011年4月7日「八木優希のおかっぱ頭…おひさま陽子の子役」はこちら。

⇒2011年4月5日「おひさまの舞台、安曇野の自然の美しさ」はこちら。

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井上真央は演技に集中していない…おひさまヒロイン

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。
ヒロインを演じる井上真央がセーラー服を脱ぎ、実年齢に近づいた。
須藤陽子は念願を叶え、国民学校の先生になった。
尋常小学校でない。
かわいい子どもたちに囲まれ、充実した日々を送っている。
が、男の先生が威張っており、女の先生は掃除やらお茶汲みやら雑用をすべてこなさなければならない。
代用教員にさえこき使われる始末。
こうした状況は戦後、一変するのでは?

私は陽子が先生になるまでの苦労がしばらく描かれると思っていたので、拍子抜け・・・。
それ以前に、きゃぴきゃぴした3人娘が消えたのがさみしい。
相馬真知子役のマイコと筒井育子役の満島ひかり。
多感な年齢の女の子たちは見ているだけで楽しい。

井上真央は奥がありそうな女優だ。
形容しがたい魅力を秘めている。
私は彼女の“おでこ”に惚れ惚れする。
制作陣はそれが「おひさま」に見えてヒロインに選んだ?
目もいい。
さらに、微妙に変わる鼻から口元にかけても…。
明治大学、万歳!

井上真央は納得がいくまで時間がかかるのか、悩み抜いたうえで演じるのが喜びなのか、立ち上がりが遅い感じがする。
役どころを噛み締めたい?
とすれば、贅沢だ。
「おひさま」では出足が鈍かったが、その状態はいまでもそれほど変わっていない。
私はそれが引っかかり、つい見てしまう。

井上真央は演技に集中していない。
もちろん、そんなことはありえない。
おそらく、うまく演じることに興味がなく、どう演じるかに関心が向かうからだろう。
正確に言うなら、演技にのめり込んでいない。
脚本の岡田惠和から安曇野という舞台と昭和前期という背景を与えられ、ヒロイン・須藤陽子とじっくり対話しながら長丁場を歩んでいる印象を受ける。
女優として経験は豊富なのに、それほど器用でない。
「おひさま」は戦争を挟んでいるが、癒やされるホームドラマになっている。

それと、彼女自身が“刹那”に淡泊なのでないか。
答が出そうもない問いかけをつねに自らに発して生きているように見える。
ナンセンスと思えなくもないが、そうした真剣さが大勢を惹き付けるのかもしれない。

井上真央はつかまえにくい、不思議な女優だ。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」とヒロイン・井上真央などに関するブログは以下のとおり。

⇒2011年5月21日「斉藤由貴のやかましさ、若尾文子のあでやかさ…おひさま」はこちら。

⇒2011年5月10日「おひさま感想…井上真央の演技、岡田惠和の脚本」はこちら。

⇒2011年5月9日「おひさまオープニング、視聴率を捨てる心地よさ」はこちら。

⇒2011年5月8日「おひさま、てっぱん、ゲゲゲの女房の視聴率比較」はこちら。

⇒2011年5月7日「井上真央と若尾文子、二人の須藤陽子の演技」はこちら。

⇒2011年5月4日「井上真央・おひさま、セーラー服と庶民顔」はこちら。

⇒2011年4月16日「井上真央おひさまの安全運転…朝ドラ視聴率低下」はこちら。

⇒2011年4月11日「おひさま陽子…伊那中・西駒登山、直小・妙高登山」はこちら。

⇒2011年4月9日「井上真央、謎めいた内面…おひさまヒロイン」はこちら。

⇒2011年4月8日「瀧本美織がおひさまヒロインを演じたら・・・」はこちら。

⇒2011年4月7日「八木優希のおかっぱ頭…おひさま陽子の子役」はこちら。

⇒2011年4月5日「おひさまの舞台、安曇野の自然の美しさ」はこちら。

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おひさま感想…井上真央の演技、岡田惠和の脚本

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。
井上真央がヒロイン・須藤陽子を普通に演じる。
先日のブログ「おひさま、てっぱん、ゲゲゲの女房の視聴率比較」において、「おひさま」は見損なっても困らないが、ついチャンネルを合わせてしまう生活習慣のような仕立てだと述べた。
制作陣の自信か達観か、視聴率を取りに行っていない。

「てっぱん」は制作陣の力瘤が目立ったが、毎日の視聴を強いるつくりが、ときどきしか見られない私にストレスを残した。
ストーリーが急激かつ奇想天外であり、あれっという疑問が先に立つ。
多忙を極める現代、かならず見られる人はいったいどれくらいいるか・・・。

「おひさま」は、聞いてよしというつくりの良質のホームドラマである。
はっきり言って、朝からドラマなんか見ていられない。
時間に恵まれた人は別にして…。
私は視聴に集中と緊張を求められない「おひさま」にほっとする。
NHK(制作陣)が朝ドラ50年の節目の作品を脚本家・岡田惠和と主演・井上真央に託した理由が分かるような気がする。
二人はおそらく実力派なのだ。

主演の井上真央は“聞かせる演技”ができることもあり、見て見てとうるさくない。
歴代の朝ドラヒロインでは珍しい存在?
オーディションで主演を射止めれば、見て見てとなって当然だ。
井上真央は、目をつぶって見ていると力量が一層伝わってくる。
私にとり満足度の高い朝ドラである。

「おひさま」。
私はドラマの制作現場をまったく知らない。
どのような人たちがどのような役割分担でどのような手続きに従って収録を進めているのか・・・。
熱心な朝ドラファンでないが、視聴者代表(?)として制作の一端に触れたり裏側を覗いたりしたい。
ならば、レポートを書く。

以下に、「おひさま、てっぱん、ゲゲゲの女房の視聴率比較」と題する2011年5月8日のブログを収める。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」。
ヒロイン・須藤陽子役の若手の井上真央とベテランの若尾文子がそれぞれ日課のように着実に仕事をこなしている。
二人の陽子が顔を合わせる機会が多いかどうか、私は知らない。
井上真央はドラマ上とはいえ、数十年後の自分を見るのは変な気分では?

さて、公共放送のNHKも昨今は「視聴率」を重視している。
受信料をいだだく以上、それに応えているという証明(物差し)がほしいのだろう。
看板番組・朝ドラは長らく下落傾向に歯止めをかけられなかった。
視聴者のライフスタイルの変化も加速し、このまま放っておいたら数年後には10パーセントを割り込みかねない・・・。
危機感が募ったのか、テコ入れに本気で取り組みはじめた。

松下奈緒主演の「ゲゲゲの女房」も瀧本美織主演の「てっぱん」も視聴率の回復に力が入った。
そして、一定の成果を上げた。
ところが、「おひさま」は制作陣が視聴率を取りに行っていない。
数字はおのずとついてくると楽観しているのか、執着が感じられない。
相当な自信だ。

私は「ゲゲゲの女房」をそれなりに熱心に見た。
個人的に松下奈緒の魅力に惹かれたことも一因だが、最大の理由はドラマの“中身”である。
すなわち、武良布枝の原案。
フリーランスのプランナーだった私自身の結婚後の生活と仕事を重ね合わせることができたからだ。
視聴のための時間のやりくりは大変だったが、あまり苦にならなかった。
なぜなら、ドラマを見ようとしたわけでない。

私は「てっぱん」をときどき見た。
そして、制作陣の掟(おきて)破りの挑戦に感動を覚えた。
おい、おい、おい・・・。
私の好みと程遠いが、そんなことはどうでもよい。
何の変哲もない現代の日常をあえて選び、「劇場」に変えてしまった。
破天荒な“力技”をぶつけられるので、毎日見ることのできない人は話が飲み込めない、展開についていけない。
「てっぱん」は視聴を強いるつくりだった。
忙しい人はちんぷんかんぷんで、数字が伸び悩んだ最大の理由か。

これらに対し、「おひさま」はおおらかな気持ちで純粋にドラマとして楽しむことができる。
見損なっても困らないが、ついチャンネルを合わせてしまう生活習慣のような仕立てといえよう。
これは非常に強い。

「おひさま」は平均視聴率が「てっぱん」はもちろん「ゲゲゲの女房」を上回るのでなかろうか。
なお、このブログで「てっぱん」と「ゲゲゲの女房」の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ)を幾度も取りあげている。

                      ◇◆◇

NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」とヒロイン・井上真央などに関するブログは以下のとおり。

⇒2011年5月9日「おひさまオープニング、視聴率を捨てる心地よさ」はこちら。

⇒2011年5月8日「おひさま、てっぱん、ゲゲゲの女房の視聴率比較」はこちら。

⇒2011年5月7日「井上真央と若尾文子、二人の須藤陽子の演技」はこちら。

⇒2011年5月4日「井上真央・おひさま、セーラー服と庶民顔」はこちら。

⇒2011年4月16日「井上真央おひさまの安全運転…朝ドラ視聴率低下」はこちら。

⇒2011年4月11日「おひさま陽子…伊那中・西駒登山、直小・妙高登山」はこちら。

⇒2011年4月9日「井上真央、謎めいた内面…おひさまヒロイン」はこちら。

⇒2011年4月8日「瀧本美織がおひさまヒロインを演じたら・・・」はこちら。

⇒2011年4月7日「八木優希のおかっぱ頭…おひさま陽子の子役」はこちら。

⇒2011年4月5日「おひさまの舞台、安曇野の自然の美しさ」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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