「とらわれずに、こだわろう」。
以前、デザインプロデューサー・黒崎輝男氏の言葉にハッとした。
私には、私なりに「こだわり」がある。
会社や仕事、人生や生活、社会や家庭…。
とくに「オン」に関しては“提案営業バカ”を自認し、「営業変革一筋」を打ち出した。
かれこれ15年、これだけで食べてきた。
だが、人はこだわるあまり、知らず知らずのうちにとらわれていることがある。
こだわりとは、「特化による存在の際立ち」である。
とらわれとは、「呪縛による存在の硬直化」である。
両者は、別物だ。
存在を「個性」や「価値」と置き換えてもよい。
「こだわり」に己が縛られはじめ、そのうち身動きが取れなくなる。
自分自身をがんじがらめにした状態で、これが「とらわれ」である。
そもそもこだわりとは、それを捨てるともう“己”でなくなってしまうという、のっぴきならない「存在証明」。
案外、私たちはこだわりを捨てても生きていけたりしないか。
それどころか、こだわりを捨てると生きやすくなったりしないか。
身にまとっていた殻を脱ぎ捨てた解放感!
己の存在証明と呼ぶに値する「こだわり」が、どれほどあるだろう。
冷静に検証する必要がありそうだ。
企業に則して述べよう。
こだわりを持つことで危険なのは、社会や経済、市場や顧客を眺める目線が固定し、しかも距離が短くなること。
ゆえに、視野が極端に狭くなる。
さらに、環境変化への適応が恐ろしく難しくなる。
したがって、新たに出現する機会をことごとく見逃す。
そして、そうした状態は「とらわれ」に違いない。
こだわりが、企業の経営やマーケティングを、個人の生き方や働き方、触れ合い方を、窮屈で退屈なものにしていたのではないかと考えはじめている。
なお、本日のテーマについて、もう少し詳しく、あるいはもう少し掘り下げて語っている。
⇒和田創講演TV人生編「こだわりととらわれ」はこちら。
ユーチューブの数分のセミナー動画だ。
◇◆◇
一連のブログは以下のとおり。
⇒2010年4月26日「学びとは違和感、成長とは不快」はこちら。
⇒2010年4月27日「素人とプロの決定的な違いとは?」はこちら。
きょうのブログは、2009年6月12日「こだわりととらわれ」に若干の修正を施したものである。
⇒2009年6月12日「こだわりととらわれ」はこちら。
なお、最初の原稿は以下のとおり。
⇒2007年4月7日「黒崎輝男氏の凄い言葉に、イタタッ」はこちら。
Copyright (c)2010 by Sou Wada
←応援、よろしく!
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こだわりとは、「特化による存在の際立ち」である。
とらわれとは、「呪縛による存在の硬直化」である。
両者は、別物だ。
存在を「個性」や「価値」と置き換えてもよい。
「こだわり」に己が縛られはじめ、そのうち身動きが取れなくなる。
自分自身をがんじがらめにした状態で、これが「とらわれ」である。
そもそもこだわりとは、それを捨てるともう“己”でなくなってしまうという、のっぴきならない「存在証明」。
案外、私たちはこだわりを捨てても生きていけたりしないか。
それどころか、こだわりを捨てると生きやすくなったりしないか。
身にまとっていた殻を脱ぎ捨てた解放感!
己の存在証明と呼ぶに値する「こだわり」が、どれほどあるだろう。
冷静に検証する必要がありそうだ。
企業に則して述べよう。
こだわりを持つことで危険なのは、社会や経済、市場や顧客を眺める目線が固定し、しかも距離が短くなること。
ゆえに、視野が極端に狭くなる。
さらに、環境変化への適応が恐ろしく難しくなる。
したがって、新たに出現する機会をことごとく見逃す。
そして、そうした状態は「とらわれ」に違いない。
こだわりが、企業の経営やマーケティングを、個人の生き方や働き方、触れ合い方を、窮屈で退屈なものにしていたのではないかと考えはじめている。
なお、本日のテーマについて、もう少し詳しく、あるいはもう少し掘り下げて語っている。
⇒和田創講演TV人生編「こだわりととらわれ」はこちら。
ユーチューブの数分のセミナー動画だ。
◇◆◇
一連のブログは以下のとおり。
⇒2010年4月26日「学びとは違和感、成長とは不快」はこちら。
⇒2010年4月27日「素人とプロの決定的な違いとは?」はこちら。
きょうのブログは、2009年6月12日「こだわりととらわれ」に若干の修正を施したものである。
⇒2009年6月12日「こだわりととらわれ」はこちら。
なお、最初の原稿は以下のとおり。
⇒2007年4月7日「黒崎輝男氏の凄い言葉に、イタタッ」はこちら。
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