リオデジャネイロ五輪、レスリング女子フリースタイルの決勝。
日本は3選手が土壇場で劇的な逆転勝利を収め、金メダルラッシュに沸きました。
私は、最後の最後まで試合を諦めず、絶体絶命のピンチを乗り切った精神力に圧倒されました。
気迫と執念がすさまじいです。
猛練習に裏付けられた体力と技術を含め、日本の女子は強さが際立ちます。
凄い!!!
48キロ級で初出場、世界選手権3連覇中、22歳の登坂絵莉(とうさか・えり)。
アゼルバイジャンのマリア・スタドニクを下しました。
終了間際に1−2でしたので、私は勝利がとおさかったと思いました。
が、相手の足を取り、背後に回って2ポイントを加え、3−2としました。
同時に終了のブザーが鳴りました。
「ここしかないと思って」と力を振り絞ったそうです。
登坂絵莉は富山県高岡市の出身です。
親父が生きていたら、この快挙に大騒ぎになったことでしょう。
ほんわかした雰囲気は実の妹(富山県滑川市在住)に近いです。
試合後の親友とのやり取りが放送されましたが、懐かしい富山なまりでした。
58キロ級で五輪個人種目3連覇、32歳の伊調馨(いちょう・かおり)。
3連覇は63キロ級でしたが、リオ五輪から階級変更が行われました。
ロシアのワレリア・コブロワゾロボワを下しました。
個人種目の五輪4連覇は全競技を通じて男子では4人が達成していますが、女子では最初の1人になりました。
私は、長らく女子レスリング界を一緒に引っ張ってきた33歳の吉田沙保里(よしだ・さおり)にもぜひ成し遂げてほしいです。
伊調馨は年明けに国際大会でモンゴルの若手選手にテクニカルフォール負けを喫しました。
13年ぶりの黒星で、連勝は 189でストップ。
この五輪では勝利にこだわり、慎重に戦っていました。
1―2から残り30秒、不利な体勢を入れ替えて背後に回り、足を抜いて2ポイントを加え、3−2としました。
残り5秒でしたので、私はいいちょうと叫びました。
「最後はお母さんが助けてくれた」と一昨年に急逝した最愛の母に語りかけました。
「これからは後輩たちが活躍していく時代」としており、リオ五輪で競技人生に一区切りつけるようです。
69キロ級で初出場、21歳の土性沙羅(どしょう・さら)。
ロシアのナタリア・ボロベワを下しました。
残り1分を切って0−2でしたので、私はどうしょうと案じていました。
終了間際にタックルを決めて2−2とし、ビッグポイントの数が相手を上回りました。
土性沙羅は先輩2人の勝負強さが乗り移ったかのようでした。
栄和人チームリーダーを軽々と肩車し、リングを一周しました。
重い階級で頑張りました。
(トップバッターの登坂絵莉も栄和人を肩車しましたが、重そうでした。)
3選手は準決勝までわりと余裕で勝ちを重ねていました。
強豪がそろう大舞台で余裕ということはないはずですが、落ち着いた試合運びからそう見えたのでしょう。
いずれも銀メダル以上を確定させていました。
レスリング女子フリースタイルは若い選手が登場し活躍しており、2020年東京五輪も大丈夫そうです。
Copyright (c)2016 by Sou Wada
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日本は3選手が土壇場で劇的な逆転勝利を収め、金メダルラッシュに沸きました。
私は、最後の最後まで試合を諦めず、絶体絶命のピンチを乗り切った精神力に圧倒されました。
気迫と執念がすさまじいです。
猛練習に裏付けられた体力と技術を含め、日本の女子は強さが際立ちます。
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48キロ級で初出場、世界選手権3連覇中、22歳の登坂絵莉(とうさか・えり)。
アゼルバイジャンのマリア・スタドニクを下しました。
終了間際に1−2でしたので、私は勝利がとおさかったと思いました。
が、相手の足を取り、背後に回って2ポイントを加え、3−2としました。
同時に終了のブザーが鳴りました。
「ここしかないと思って」と力を振り絞ったそうです。
登坂絵莉は富山県高岡市の出身です。
親父が生きていたら、この快挙に大騒ぎになったことでしょう。
ほんわかした雰囲気は実の妹(富山県滑川市在住)に近いです。
試合後の親友とのやり取りが放送されましたが、懐かしい富山なまりでした。
58キロ級で五輪個人種目3連覇、32歳の伊調馨(いちょう・かおり)。
3連覇は63キロ級でしたが、リオ五輪から階級変更が行われました。
ロシアのワレリア・コブロワゾロボワを下しました。
個人種目の五輪4連覇は全競技を通じて男子では4人が達成していますが、女子では最初の1人になりました。
私は、長らく女子レスリング界を一緒に引っ張ってきた33歳の吉田沙保里(よしだ・さおり)にもぜひ成し遂げてほしいです。
伊調馨は年明けに国際大会でモンゴルの若手選手にテクニカルフォール負けを喫しました。
13年ぶりの黒星で、連勝は 189でストップ。
この五輪では勝利にこだわり、慎重に戦っていました。
1―2から残り30秒、不利な体勢を入れ替えて背後に回り、足を抜いて2ポイントを加え、3−2としました。
残り5秒でしたので、私はいいちょうと叫びました。
「最後はお母さんが助けてくれた」と一昨年に急逝した最愛の母に語りかけました。
「これからは後輩たちが活躍していく時代」としており、リオ五輪で競技人生に一区切りつけるようです。
69キロ級で初出場、21歳の土性沙羅(どしょう・さら)。
ロシアのナタリア・ボロベワを下しました。
残り1分を切って0−2でしたので、私はどうしょうと案じていました。
終了間際にタックルを決めて2−2とし、ビッグポイントの数が相手を上回りました。
土性沙羅は先輩2人の勝負強さが乗り移ったかのようでした。
栄和人チームリーダーを軽々と肩車し、リングを一周しました。
重い階級で頑張りました。
(トップバッターの登坂絵莉も栄和人を肩車しましたが、重そうでした。)
3選手は準決勝までわりと余裕で勝ちを重ねていました。
強豪がそろう大舞台で余裕ということはないはずですが、落ち着いた試合運びからそう見えたのでしょう。
いずれも銀メダル以上を確定させていました。
レスリング女子フリースタイルは若い選手が登場し活躍しており、2020年東京五輪も大丈夫そうです。
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