コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

にっぽん駅弁列島

鱈めしと磯の漁火は名作駅弁…直江津

きのうのブログ「直江津マイミクとセピオーラで歓談」の続き。
私は2年間お世話になった真行寺幼稚園を訪ねた後、JR直江津駅へ向かった。
横浜に帰宅するためだ。
その前に“大仕事”が残っている。

ハイマート火曜日の夜は直江津駅前の「ホテルハイマート」に宿泊する予定だった。
しかし、北陸本線が糸魚川付近の強風のために全面運休となり、黒部駅で足止めを食らった。
妻が私に代わってキャンセルの電話を入れたところ、営業の方が丁寧に対応してくださった。

鱈めし1私は以前、「にっぽん駅弁列島」というテレビ番組で、駅弁づくりに情熱を傾けるホテルハイマートの山崎邦夫社長の存在を知った。
今回、名物の駅弁をホテルの部屋で食べたいと張り切っていたのだ。

その夢は将来に取っておくとして、私を含めた家族3人の夕食に買って帰りたかった。
鱈めし2賞味時間が短いはずなので、ホテルのフロントに尋ねた。
そして、直江津駅の構内で「鱈めし」「さけめし」「磯の漁火」を購入した。

自宅に戻ったのが午後7時前。
妻も子どもも待ち侘びていた。
せっかくなので3種類を楽しもうと、分け合いながらいただく。

さけめし1「鱈めし」は絶品。
タラは硬めに仕上げられており、歯の弱い人は途中で噛むのがしんどくなるかも…。
タラコがおいしい。
私はこれが一番気に入った。
やや男性向け。

食べやすさでは断然「さけめし」。
なぜかサケはマイルド。
さけめし2だれにも好まれそう。
イクラが添えられている。
妻と子どもはこれが一番気に入った。
「おいしい!」。

鱈めしもさけめしもおかずとご飯の相性が素晴らしく、おおいに食が進む。
おかずは“具材”に近い。
米のうまさが引き立ち、名前に「めし」を押し出したのもうなずける。
いかにも米どころ新潟の駅弁。
むろんコシヒカリ。

磯野漁火1「磯の漁火」は酒好きに好まれそう。
何のことはないおにぎりがおいしい。
かなりの大きさなので、頬張る感じ。
中身はウメとサケ。
おかずはつまみにもなる、荒っぽい調理。
サザエ煮など、磯の風味が際立つ。
磯野漁火3ニシンのコンブ巻きは持っていかれた。
車窓から日本海を眺めながら食べるのがよい。
私はこれも気に入った。
かなり男性向け。

ホテルハイマートの駅弁は「地産地消」。
土地で取れたものを土地で用いる。
私は、生まれ故郷・直江津の味を堪能することができた。

山崎邦夫社長の志と人柄が反映されており、おいしさを追い求めていながら迎合が感じられない。
魂が込められた、シンプルかつストレートな駅弁である。
大衆受けを狙っていないところにも、私は好感が持てた。
ブームを意識した新商品が相次いで開発されるなか、無骨でさえある。
これこそ真の贅沢。

浮ついた旨味を拒み、色彩も地味に抑えている。
グルメでもおしゃれでもない。
総じて硬派、男っぽい出来だ。
最高!

私はホテルハイマートの駅弁に「名作」という言葉を贈りたい。
これからも新しい作品を全国へ発信していただきたい。



一連のブログは以下のとおり。

⇒2010年4月29日「特急はくたか、強風で全面運休」はこちら。

⇒2010年4月30日「直江津マイミクとセピオーラで歓談」はこちら。

◇◆◇

⇒2010年3月10日「直江津ホテルハイマートに宿泊予約」はこちら。

⇒2009年8月15日「絶品駅弁! 直江津ハイマート鱈めし」はこちら。

◆書き加え

ブログにアップした直江津ホテルハイマートの駅弁の写真。
購入後、直江津駅から越後湯沢駅までほくほく線、東京駅まで上越新幹線、新横浜駅まで東海道新幹線、自宅までタクシーと乗り継いだ。
しかも、私は腰に激痛が走り、かつパスファインダーのキャリーバッグを引きずっていた。
荷物でいっぱいの状態…。
家族の夕食に気をつけて運んだつもりだったが、弁当の中身(おかず)が片寄ってしまったようだ。
もっとバランスよく盛りつけられていたはず。
心を込めてつくってくださった方に申し訳ないことをした。

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直江津ホテルハイマートに宿泊予約

直江津駅前の「ホテルハイマート」に宿泊を予約した。
小さな地方都市のありふれたビジネスホテルであり、取り立てて騒ぐほどのこともない。
むろん観光客も利用する。
料金は低廉。

が、私にとり格別の喜びがある。
生まれ故郷だからだ。
直江津小学校の卒業式前日に長野県伊那市へ引っ越してから半世紀近い歳月が経つ。
還暦を来年に控え、ふるさとの土を踏めること自体が嬉しいのだ。
体を長らく酷使してきており、こうした機会がいつ最後になってもおかしくない。

これまでは隣接する「ホテルセンチュリーイカヤ」に宿泊してきた。
屋内・室内は快適であり、「レストラン・セピオーラ」での食事にも満足した。
今回はホテルハイマートにお世話になる。
その理由は以前、直江津駅で購入した「鱈めし(たらめし)」「鮭めし(さけめし)」のうまさ。
前者は、「全国駅弁甲子園 親子弁当対決優勝!」とのこと。
私は食べ損ねたが、妻と子によれば両方とも名品らしい。
「おいしい!」を連発しながら、それぞれ半分ずつ分け合った。

実は、ホテルハイマートには、ユニークな駅弁づくりに情熱を傾ける名物社長がいる。
山崎邦夫氏。
そのことをBSジャパン(テレビ東京系のBSデジタル局)の「にっぽん駅弁列島」という番組で知ったのだった。
毎週、一つの駅弁にフォーカスし、つくり手と開発秘話を紹介している。
私は間抜けな話ながら、この番組で取りあげられた肝心の駅弁が何だったか思い出せない。
しかし、山崎邦夫社長の愛情が詰まった駅弁をホテルの自室か北越急行ほくほく線の「特急はくたか」の車内で味わってみたい。
私が気になるのは、「鱈めし」と「磯の漁火(いそのいさりび)」。
直江津の海岸は砂の「浜」であり、石や岩を連想させる「磯」という言葉がしっくりこない。
だが、「磯の漁火」は情景を掻き立てられ、食欲もそそられるネーミングだ。

なお、ホテルセンチュリーイカヤはリストラの一環で駅弁事業から撤退し、直江津駅の駅弁を手がけるのはホテルハイマート1社になった。

私は、直江津みやげにかなざわ総本舗(新潟県上越市)の「出陣餅」、くさのやの「謙信笹だんご」を買うつもり。
荷物になるため、最小のパッケージ。
家に持ち帰れば、瞬時に消えるのでないか…。
出陣餅が信玄餅、筑紫もちと決定的に異なるのは、草餅(よもぎ餅)であること。
山梨県と福岡県の地元の方々に許していただきたいが、私は出陣餅が一番おいしいと思う。

                       ◇

私は4月27日、富山市の財団法人北陸経済研究所(北陸銀行シンクタンク)が主催する北経研経営セミナーで講師を務める。
過去2回は「提案営業セミナー」を開催したが、今回は「営業変革トップセミナー」。
地元の中堅・中小企業の社長や取締役、営業幹部を対象とした内容。

私は北経研から仕事をいただくと、富山へ行くのに、富山に帰る気分になる。
帰省のワクワク感…。
私は魚津高校の卒業であり、北陸でのセミナーは格別。
北陸銀行は当然、両親も利用していた。

そして、北経研の帰路に直江津駅で途中下車し、一泊している。
翌日、直江津小学校の同級生を訪ねたり、NPO法人営業実践大学の会員やSNSのフレンドと歓談したり、生家の周辺や市街を散策したりする。
今回はどこへ出かけようか…。
低い雁木(がんぎ)の下の狭い通路を歩くだけで、幼い頃の暮らしの光景が甦ってくる。
若い頃の両親の面影にも会える。
懐かしい。

いまネットで調べていたら、番組で取りあげられたのは「磯の漁火」と判明。
食べるぞっ!

                       ◇

過去2回の直江津途中下車に関するブログは以下のとおり。

⇒2007年4月25日「生まれ故郷・直江津へ自分探しの旅」はこちら。
⇒2008年2月17日「故郷・直江津にマイミク」はこちら。
⇒2009年8月30日「関川と荒川…直江津を流れる川」はこちら。

ホテルハイマートの駅弁「鱈めし」に関するブログは以下のとおり。

⇒2009年8月15日「絶品駅弁! 直江津ハイマート鱈めし」はこちら。
⇒2009年9月21日「漁師まかない飯…直江津漁港」はこちら。

かなざわ総本舗「出陣餅」に関するブログは以下のとおり。

⇒2009年8月4日「上杉謙信・出陣餅と武田信玄・信玄餅」はこちら。
⇒2009年8月29日「筑紫もち、信玄餅、出陣餅、三つ巴」はこちら。

直江津祗園祭に関するブログは以下のとおり。

⇒2009年8月8日「夏の風物詩・花火大会ランキング」はこちら。
⇒2009年8月16日「直江津祗園祭、花火大会、舟形屋台」はこちら。

直江津小学校時代に関するブログは以下のとおり。

⇒2007年3月11日「NHK・桜井洋子さんの活躍が励み」はこちら。
⇒2008年2月26日「上越・高田の観桜会…日本三大夜桜」はこちら。
⇒2009年4月4日「桜の名所、高田城址と高遠城址」はこちら。
⇒2009年4月5日「意外、人口最多は新潟県」はこちら。
⇒2009年7月22日「46年前の皆既日食」はこちら。
⇒2009年7月24日「感激! 生まれ故郷・直江津から…」はこちら。

                       ◇

直江津のホテルハイマートの駅弁・弁当は以下のとおり。

◎鱈めし(全国駅弁甲子園 親子弁当対決優勝!) 1100円
◎鮭めし 1100円
◎磯の漁火 1150円
◎親子にしん(雑誌 大人の週末「横綱」獲得!) 900円
◎かにずし 900円
◎するてん(要予約) 1000円
◎甘海老天丼 1000円
◎ほたてごはん 1000円
◎上越後ふるさと弁当 950円
◎愛の御膳…限定弁当(BS1紹介) 1200円
◎愛の直江の津 1100円
◎あいなめの煮付けお弁当…新作 1100円。
いずれも税込。

ほかに駅弁(幕の内弁当)や季節限定弁当がある。

私は「親子にしん」、BS1紹介の「愛の御膳」も気になる。
新作の「あいなめの煮付けお弁当」は煮魚の駅弁か。
だとすると、きわめて珍しい?

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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