フランスの俳優(男優)、アラン・ドロンが現役を引退するとの記事を見つけました。
すでに81歳に達しています。
キャリアの最後として映画と舞台作品にそれぞれ1本ずつ出演するそうです。

アラン・ドロンは「史上最高の美男俳優」と称されました。
美男子の代名詞ということに、私も異論はありません。
いまも美しさを失っていません。
顔もそうですが、体形(スタイル)も・・・。

世界的な役者なので当然かもしれませんが、全身から漂う雰囲気が他を寄せ付けなかった。
煙草もアルコール(ワイン)もスーツもよく似合いました。
(何をたしなんでも、何をまとってもサマになりました。)

記憶が曖昧ですが、アラン・ドロンを最初に見たのはどこかの名画座でした。
名作「太陽がいっぱい」に衝撃を覚えました。
こんなに恰好のいい俳優がいるのかと驚きました。
彼の最高傑作です。

私は、「山猫」「地下室のメロディー」「冒険者たち」「サムライ」「ボルサリーノ」「リスボン特急」「スコルピオ」「アラン・ドロンのゾロ(怪傑ゾロ)」「ル・ジダン」「パリの灯は遠く」「チェイサー」など、かなりの数の作品を見ています。

孤独、愁い、憂鬱(メランコリー)、孤高、気品、矜持(プライド)、華麗、洗練、繊細、俊敏、純粋、愛(ラブ)、セクシー、知性、鋭利、冷酷、狂気、凶暴、貪欲、成り上がり、アウトロー・・・。

アラン・ドロンが演じた要素の一部ですが、思いつくままに書き出してみるといかにもフランス的です。

最終作はフランスの映画監督パトリス・ルコントがメガホンを取るラブ・ストーリーとか。
アラン・ドロンは自らのイメージと重なるキャラクターを演じると語っていますので、これでほんとうに俳優を辞めるのでしょう。
脚本はほぼできあがっています。



私はかつて三鷹に住んでいたことがあります。
このブログにも確か書きましたが、「三鷹のアラン・ドロン」と称していました。
言うだけなら、ただですので・・・。
(だれも相手にしてくれませんでした。)

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