コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

アリーナ・ザギトワ

世界選手権ロシア勢3枠目はメドベージェワ

メドベージェワがさいたま出場へ
ザギトワと世界選手権を盛りあげ

フィギュアスケート・ロシアカップ・ファイナル女子シングル。
今大会の結果により3月にさいたまで行われる世界選手権2019への代表選手が決まります。
欧州選手権1位のソフィア・サモドゥロワ、2位の平昌五輪金メダリスト、アリーナ・ザギトワはほぼ確定です。
残る1枠を平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ、欧州選手権4位のスタニスラワ・コンスタンチノワ、GPファイナル3位のエリザベータ・トゥクタミシェワの3選手が争っています。

悪夢のSPはノーミスで首位発進

ショートプログラム(SP)が行われ、エフゲニア・メドベージェワが 76.89点で首位発進でした。
冒頭の3回転フリップ―3回転トウループをきれいに下り、他の2本のジャンプもミスなく跳び、演技後はガッツポーズが出ています。

ロシア選手権ではSPで悪夢の14位に沈みました。
今シーズンは不振に喘いでいましたが、ようやく復活を予感させる舞いを見せました。

ただし、技術要素点(TES)でアナスタシヤ・グバノワとスタニスラワ・コンスタンチノワに劣りました。
また、フリースケーティング(FS)の基礎点は今大会の出場選手でトップ5にも入っていません。
表現力を中心とした演技構成点(PCS)でライバルを突き放すほかに勝算がありません。

エフゲニア・メドベージェワはSPを振り返り、「スタートまでナーバスになりました」と語りました。
が、恐怖や動揺、プレッシャーに打ち克ちました。
「大会から悲しい気持ちで去るのに飽きていました」と喜びました。
このところファンに落ち込んだ姿しか見せていません。
(自信に満ちた絶対女王の時代を知るものとしてはさみしい限りです。)

トゥクタミシェワとの激闘を制す

FSが行われ、エフゲニア・メドベージェワが渾身の滑りで2位の146.01点、合計222.90点で逃げきり、今シーズン初の優勝を飾りました。
国際スケート連盟(ISU)公認記録でありませんが、まあまあの得点でしょう。

2番目の連続3回転ジャンプで転倒し、不安な序盤でした。
が、その後は気迫の溢れた滑りでジャンプをすべて決めました。
中盤は観客を煽る仕草を見せ、「リベルタンゴ」の世界を表現しました。
演技終了時と得点確認時に歓喜の表情を浮かべ、ガッツポーズを取りました。

SP4位のエリザベータ・トゥクタミシェワがトリプルアクセルを決め、FS1位の148.98点で追いあげましたが、合計221.19点で2位に甘んじました。
1位との差はわずか1.71点です。
SP2位のスタニスラワ・コンスタンチノワが合計206.67点で4位に退きました。

優勝は昨シーズンのGPシリーズ「NHK杯」以来、1年3か月振りでした。
残る1枠は本大会での直接対決を制したエフゲニア・メドベージェワが優位に立ちました。

エフゲニア・メドベージェワもアリーナ・ザギトワも日本で高い人気を持ちます。
母国開催で迎え撃つのはスーパースターの紀平梨花、宮原知子、日本女王の坂本花織です。
女子シングルはおおいに盛りあがりそうですが、今シーズンに関しては日本勢の表彰台独占も十分にありえます。
世界中に「日本のお家芸」を強烈に印象づけられる絶好のチャンスです。

◆書き加え(2月23日)

代表はトゥクタミシェワの予想

ウェブで「日本行きはエリザベータ・トゥクタミシェワ」という予想を見かけました。
その根拠はシーズン全体を通じた活躍と安定感のようです。
確かに今大会でも僅差の2位でした。
GPシリーズのスケートカナダで1位、GPファイナルで3位という実績を残しています。

まもなく代表選手が発表されます・・・。

◆書き加え(2月26日)

3枠目はコンスタンチノワか?

ロシアフィギュアスケート連盟は世界選手権の代表選手を発表しました。
女子シングルの3枠目はスタニスラワ・コンスタンチノワになりました。
私には意外でしたが、エフゲニア・メドベージェワもエリザベータ・トゥクタミシェワも補欠です。

ロシア勢では大ベテランとなる22歳のエリザベータ・トゥクタミシェワ。
コーチをエテリ・トゥトベリーゼからブライアン・オーサーへ変え、練習拠点をカナダへ移したエフゲニア・メドベージェワ。
連盟はこの二人を見切ったのでしょうか。

ただし、アレクサンドル・ゴルシコフ会長は「ロシアカップ・ファイナル後に十分な議論を行う時間を取れなかった。オーダーは世界選手権前に変更できる」と話しています。
最終決定ではないとも受け取れます。

◆書き加え(2月27日)

一転、メドベージェワが代表へ!

ロシアフィギュアスケート連盟は世界選手権の代表選手にエフゲニア・メドベージェワを入れたことを発表しました。
コーチ評議会の投票により、27人中19人が推したそうです。
おそらく選考基準を定めていないのでしょう。

そして、スタニスラワ・コンスタンチノワとエリザベータ・トゥクタミシェワが補欠に回りました。

エフゲニア・メドベージェワは序盤で結果を残せず、GPファイナルの出場を逃しました。
ロシア選手権でもまさかの7位に沈み、欧州選手権では補欠でした。
ロシアカップ・ファイナルに最後の望みを託していました。

国内では欧州選手権に派遣した3選手をそのまま選んだことが波紋を呼んでいたようです。
今度こそ確定でしょう。
世界選手権は興行的には盛りあがります。

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ゴールドもメドベージェワも成長期と減量の困難に沈む

フィギュアスケートの現実は過酷
女子は成長期の壁、減量の苦しみ

優雅な印象と異なり、フィギュアスケートの現実はとても過酷です。
世界のトップクラスで戦う選手はけがや病気が絶えません。
なかでも女子は得点源となる高難度ジャンプを跳ぶために「減量」が必須となります。
「食欲」という自然な欲求に強いブレーキをかけて「摂食障害」に陥り、それが悪化して「うつ病」を発症する選手が出てきます。

実際、十代半ばの選手(日本では中学2年生から高校1年生まで)が高得点を叩き出しやすく、シニアデビュー直後と成長期がおおよそ重なります。
個人差はありますが、女性特有の体形変化と体重増加が起こります。

したがって、オリンピックシーズンにシニア1年目の選手が表彰台(頂点)に立つ可能性があり、その直後から高難度ジャンプを跳べなくなって姿を消すことが珍しくありません。
期待を裏切られるファンもそうですが、一番落ち込むのは当人です。
(私自身はオリンピックの出場資格を1〜2歳遅らせたほうがいいと考えます。)

絶対女王とされたロシアのエフゲニア・メドベージェワはオリンピックシーズンにシニア2年目を迎え、1年目の後輩、アリーナ・ザギトワに2018年平昌五輪の金メダルをさらわれました。
そのアリーナ・ザギトワが2年目を迎え、1年目の紀平梨花に地位を脅かされました。

ロシアの2選手は成長期と減量の困難に直面し、ジャンプが崩壊したのです。
年齢が上がり演技構成点(PCS)が下がることはありませんが、技術要素点(TES)ががた落ちになります。
そして、TESが落ちるとPCSも引きずられて下がるという関係です。
主要大会で勝てるわけがありません。

米国のグレイシー・ゴールドも大きな注目を集めた選手でした。
女優並みの容姿を持っています。
ところが、摂食障害やうつ病などに苦しみ、2018年平昌五輪出場は叶えられませんでした。
昨年11月のグランプリ(GP)シリーズ第5戦「ロシア杯」で復帰しました。
順調な歩みを始めたように見えましたが、2014年、2016年と2度優勝している全米選手権を欠場します。

グレイシー・ゴールドはインスタグラムを更新し、2022年北京五輪出場を目指すと心に決めたことが最良の選択だったと思えるようにしたいと綴っています。

ロシア選手権が行われましたが、世界選手権の代表選手は確定していません。
まもなく開幕する欧州選手権にはアリーナ・ザギトワ、スタニスラワ・コンスタンチノワ、ソフィア・サモドゥロワの3選手が出場します。

補欠1番手、肺炎で欠場したエリザベータ・トゥクタミシェワの出場が濃厚となりました。
さらに、補欠2番手のエフゲニア・メドベージェワの出場の可能性が急浮上しているようです。
欧州選手権での結果次第ですが、世界選手権では2選手が入れ替わるかもしれません。

こうした混乱が生じるのもこの年代の女子選手が不安定だからです。
不確かですが、エフゲニア・メドベージェワは減量に苦しんでいました。
おそらくアリーナ・ザギトワも身長が伸びるとともに体重が増えていました。
ちょっとしたバランスの変化でも高難度ジャンプは跳びにくくなります。

極寒の地で命を守るには脂肪をため込むしかないせいか、ロシア選手はとくに苦しんでいるように思えます。

(1月13日執筆)

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アリーナ・ザギトワはロシア選手権2018で女王陥落か

アレクサンドラ・トルソワ4回転ジャンプ
マサルの肉球パワーを借りても勝てない?

世界選手権5位惨敗は五輪後遺症か

世界フィギュアスケート選手権2018。
平昌五輪金メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワは本調子と遠い状態でした。
セレモニー(祝賀行事)やメディア対応(取材)が目白押しで練習の時間をろくに取れなかったのでしょう。
ルックスもスタイルも抜群、ファッションモデルに劣らない雰囲気を漂わせおり、世界中から引っ張り凧だったはずです。

アリーナ・ザギトワは「五輪後遺症」との見方もできます。
金メダルをつかむと、重圧や緊張から解放されてほっとします。
それまでの高い「モチベーション」を保てません。
オリンピックの金メダリストはまま世界選手権を欠場してきました。
1か月後に再び心身ともにベストコンディションを整えるのはまず不可能だからです。

ファンは顔や姿を見られれば十分とは思っておらず、オリンピックの演技の再現を期待します。
シニアデビュー7戦7勝、精密ロボットみたいに高難度ジャンプを軽々と成功させましたが、この大会では転倒を繰り返して5位に終わり号泣しました。
「惨敗」も仕方ありません。



契約書は秋田犬マサルが肉球サイン

GPファイナル2018が迫った11月30日、アリーナ・ザギトワは5月に秋田犬保存会から贈られた愛犬「マサル」を連れ、東京の寝具メーカー「エアウィーヴ」と広告出演契約をロシアで結びました。
同社によれば、マサルは契約書に肉球でサインしたそうで、犬との契約は初めてとのこと。
ロシア暮らしに慣れたマサルは「スパシーバ(ありがとう)」と吠えました。

マサルは今夏に同社から自己利用の特製マットレスをプレゼントされており、「とても気に入っている」と周囲に語っていました。

(2018年12月2日執筆)

◆書き加え(12月12日)

紀平梨花のSP世界最高にプレッシャー

GPファイナルはSPが行われ、6番(最終)滑走のアリーナ・ザギトワはミスを犯したわけでありませんが、 77.93点で2位に留まりました。
紀平梨花との差は4.58点にすぎず、射程圏内ともいえます。
(昨年のGPファイナルは逆転優勝を飾っています。)
しかし、技術点(TES)で5点以上の差がついています。
FSはこの差がもっと広がると私は考えます。

今シーズン4試合目で首位以外でのスタートは初めてです。
演技後に「私はナーバスだった。心が離れてしまっていた」と振り返っています。
3番滑走の紀平梨花に自身の持つ今季世界最高得点をあっさりと更新され、大きなプレッシャーがかかったはずです。
「気持ちを切り替えてFSに臨まなければならない」と決意を口にしました。

女子フィギュア界を席巻するかと思われたアリーナ・ザギトワでしたが、早くも同い年の紀平梨花に取って代わられようとしています。
勝負の世界、とりわけ成長期の女子の勝負の世界は厳しい。
絶頂期が1〜2年で終わります。

ザギトワ、悔しいGPファイナル2位

GPファイナルはFSが行われ、SP2位のアリーナ・ザギトワは148.60点の2位、合計226.53点で2位に終わりました。
技術点で紀平梨花を下回り、演技構成点で紀平梨花にほぼ並ばれました。

2本目の3回転ルッツ−3回転トウループの後半のジャンプが1回転になっています。
それ以外はほぼミスのない演技を見せましたが、五輪女王の強さは影をひそめました。
紀平梨花を逆転するにはすべてのジャンプをクリアすることが条件でしたので、演技後にうつむいています。
結局、紀平梨花の代名詞、トリプルアクセルに屈しました。

「シニア1年目は簡単だった。2年目は大きい期待にナーバスになることもある」と苦しい胸の内を語りました。

私はGPファイナルでの不振が五輪後のモチベーション低下や多忙による疲労蓄積でなく、体形変化や体重増加によるものであるとしたら、本来の滑りを取り戻すのは容易でないと思います。
五輪後に身長が7竸びたという情報を目にしました。
高難度ジャンプを跳べなくなったとしても不思議でありません。
それでも安定感を保っているのはすごいです。

GPファイナルは悔しい2位でしたが、追われる重圧から解き放たれたともいえます。
この先のロシア選手権、世界選手権でどのような演技を見せてくれるでしょうか。
日本にも大勢のファンがいる選手ですので頑張ってほしい。

◆書き加え(12月19日)

ロシア選手権2018でトルソワに敗れる?

アリーナ・ザギトワはGPファイナルでオリンピックシーズンと別人のような滑りに終始しました。
女子選手は体が重くなったら、得点力の大きいジャンプを安定して跳べないでしょう。
技術の衰えということは考えにくい。
紀平梨花と比べ、スケーティングの軽やかさも感じられません。

ロシア選手権2018が始まりますが、女子シングルに次世代を担うジュニア勢も出場します。
ジュニアGPファイナル1位の15歳、アリョーナ・コストルナヤ、2位の14歳、アレクサンドラ・トルソワなどです。
おそらくアレクサンドラ・トルソワはFSに4回転ジャンプを何本か組み込むはずであり、完璧に決めると紀平梨花でさえ届かない技術点を記録します。

ロシア選手権はきわめてハイレベルな優勝争いになりそうです。
昨シーズンから不調に沈むエフゲニア・メドベージェワは表彰台に上るのも大変です。
ひょっとするとアリーナ・ザギトワは女王の座を滑り落ちます。

おおよそ15〜16歳に成熟期で入りますのでジュニア勢の先行きは不透明ですが、現時点で恐ろしい存在であることは確かです。

◆書き加え(12月19日)

北京五輪へ4回転ジャンプ競争に突入

ロシア選手権はシニア勢とジュニア勢の対決の構図で眺めると一層興味深いです。
はたしてどのような結果、順位になりますか。
それは来年、再来年の日本勢とロシア勢の戦いを占うヒントになります。
なかでもアレクサンドラ・トルソワが4回転ジャンプを決めて頂点に立つと、紀平梨花も心中穏やかでないでしょう。
女子シングルは2022年北京五輪へ向けて一気に「4回転ジャンプ競争」に突入します。

◆書き加え(12月22日)

ザギトワが意地を見せてSP80点超え

SPが行われ、アリーナ・ザギトワが 80.62点で1位、アレクサンドラ・トルソワが 74.96点で2位、アリョーナ・コストルナヤが 74.40点で3位となりました。
意地は見せました。
エフゲニア・メドベージェワは 62.24点で14位に沈んでいます。
ちょっと前まで絶頂期だったので、痛々しい。
勝負の世界は容赦がありません。

◆書き加え(12月23日)

ジュニアが表彰台独占、ザギトワは5位

FSが行われ、アリーナ・ザギトワはミスが相次いで131.41点、合計212.03点で5位に沈みました。
GPファイナルで紀平梨花に圧倒され、自信も喪失しているのでしょう。
メンタルの強さが分かるのは逆風のときです。

ロシア選手権はやはりジュニア勢が表彰台を独占しました。
1位は229.78点、14歳のアンナ・シェルバコワ、2位は229.71点、昨シーズンの世界ジュニア選手権で優勝を収めた14歳のアレクサンドラ・トルソワ、3位は226.54点、先日のジュニアGPファイナルで優勝を収めた15歳のアリョーナでした。

4回転ルッツ成功、技術要素点は90点超え

アンナ・シェルバコワは冒頭の4回転ルッツを決めて勢いに乗り、ノーミスの演技で90点に迫るTES(技術要素点)をマークしています。

アレクサンドラ・トルソワも冒頭の4回転ルッツを決めていますが、続く4回転トウループで転んでいます。
にもかかわらず技術要素点が90点を超えています。

ちなみに、SP14位と出遅れたエフゲニア・メドベージェワは7位と巻き返しました。
久し振りに笑顔が見られたようです。

選手寿命が短く、いきなり天国から地獄へ

アリーナ・ザギトワはこの先、立て直してくる可能性がゼロではありませんが、エフゲニア・メドベージェワと同様、天国から地獄に突き落とされています。
ロシア選手は日本選手より体形変化や体重増加が激しいので選手寿命が恐ろしく短い。
オリンピックで金メダルを獲得した直後に終わります。

22歳のエリザベータ・トゥクタミシェワは例外です(今大会は肺炎で欠場)。
復活できたのはよほどフィギュアスケートが好きだったのでしょう。
それともオリンピック出場を逃したのが幸運だったのか・・・。

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紀平梨花とザギトワ、GPファイナル2018直接対決

GPファイナルは事実上の一騎打ち
紀平梨花が浅田真央以来の優勝を飾る

フィギュアスケート女子シングルはロシア勢の覇権が崩れそうです。
その舞台となるのがカナダ・バンクーバーで行われるグランプリ(GP)ファイナル2018です。
GPシリーズ上位6選手を日本とロシアが半数ずつ分け合いました。
したがって、激突の構図になります。

優勝候補の筆頭は期待の新星、紀平梨花です。
GPファイナルは16歳の同い年、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワとの事実上の一騎打ちでしょうか。
(もしも二人に割って入るとしたら 220点台後半の得点もありうる宮原知子しか見つかりません。)

アリーナ・ザギトワは今シーズン、「ネーベルホルン杯」で世界最高得点238.43点を記録しました。
それに続くのは紀平梨花がGPシリーズ第4戦「NHK杯」で記録した224.31点です。
ネーベルホルン杯の点数はISU(国際スケート連盟)公認とはいえ、GPシリーズの点数と同列で比べられません。

紀平梨花もこんなに早くぶつかるとは想定していなかったでしょう。
二人はジュニア時代に2度同じ大会に出ています。
女子世界7人目の3回転半ジャンパーとなった大会では紀平梨花が1位、アリーナ・ザギトワが3位でした。
トリプルアクセルで転倒した大会では紀平梨花が4位、アリーナ・ザギトワが1位でした。

この大会が2年ぶり3度目の直接対決となります。
(格闘技でないので「競演」と呼ぶべきでしょうか。)
私は2013年の浅田真央以来となるGPファイナル優勝を飾ると思います。
それはアリーナ・ザギトワの調子というより、紀平梨花の出来にかかっています。
つまり、この選手はミスなく滑れば勝てるのです。
(さらに、世界選手権で優勝を飾るかもしれません。)

紀平梨花は高難度ジャンプを中心とした「技術点」が突出して高い。
表現を評価する「演技構成点」もたいして劣っていません。
ベースとなる「スケーティング」のクオリティが高く、すべての要素でしっかりとGOE(出来栄え点)を稼げます。
スピンもステップも滅多に取りこぼしません。
シニア1年目の勢いもあり、GPファイナルでは得点を相当伸ばします。
私は 230点を大きく超えると予想します。

紀平梨花は第6戦「フランス杯」ではGPファイナル進出を第一にしました。
突然スポットライトを浴び、緊張も高まったせいでしょう。
ショートプログラム(SP)ではトリプルアクセルが0点になりました。
フリースケーティング(FS)ではトリプルアクセルに頼らず、ジャンプの難度を落として無難にまとめました。
調子が悪いなりに可能なかぎりの点数を引き出し、NHK杯に続く連勝を飾りました。
1シーズンでのGP2勝(ファイナルを除く)は、日本女子で2013年浅田真央以来5年ぶりの快挙です。
濱田美栄コーチは「底力がついてきた」と目を細めました。
紀平梨花も貴重な経験を積み、大きな自信を得たことでしょう。
GPファイナルまでにトリプルアクセルの安定性と成功率を高められるはずです。

ある意味で幸いだったのはフランス杯が不完全燃焼に終わったことです。
したがって、紀平梨花自身は「チャレンジャー」という気持ちでGPファイナルに入っていけます。
失うものはないと考えられるなら、思い切って滑ることができます。
国際大会では先輩の宮原知子がいることも心強いはずです。
平昌五輪代表を結果としてアシストした坂本花織を含む日本勢で連帯感が生まれるかもしれません。

⇒2017年12月24日「坂本花織は紀平梨花にお歳暮を贈れ」はこちら。

やはり紀平梨花が高得点を叩き出しそうな環境が整っています。
シニア1年目、GPファイナル2005で浅田真央が叶えた勝利の再現が見られそうです。
どうか頑張ってほしい。

(2018年11月29日執筆)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(12月5日)

余談になりますが、ウェブで興味深い情報を見つけました。
ほんのわずかでもバランスが悪いとトリプルアクセルは回転軸がぶれ、着地が難しくなるようです。
紀平梨花は新衣装を着て、その場で幾度かジャンプを繰り返し、左右などのバランスを調整してもらっています。
信じられないくらい繊細なのですね。
十代半ばを過ぎた選手が体形変化や体重増加で高難度ジャンプを跳べなくなるというのも頷けます。

◆書き加え(12月6日)

現地でも二人のシニア初対決に関心が高まっています。
アリーナ・ザギトワが紀平梨花について「トリプルアクセルで私が成長するように刺激を与えてくれている」と語っています。
自分にない武器を持つ紀平梨花にリスペクトの念を抱いているようです。

◆書き加え(12月7日)

紀平梨花がSPを午後に控えた30分ほどの公式練習でトリプルアクセル7本を跳び、6本を決めました。
「月の光」をかけての通しではトリプルアクセル、3回転フリップ−3回転トウループのコンビネーション、3回転ルッツの3本のジャンプをすべて決めました。

GPファイナル連覇を目指すアリーナ・ザギトワは3回転ルッツ−3回転ループのコンビネーションを決めており、安定感は見られるようです。

◆書き加え(12月7日)

SP。
紀平梨花は直前にエリザベータ・トゥクタミシュワが滑っています。
冒頭のトリプルアクセルは何とか跳び、転倒をこらえています。
緊張からか動きが重いように感じました。

3番滑走の紀平梨花は落ち着いて滑りました。
重圧と緊張は大変だったと思いますが、女王の雰囲気さえ漂います。
私には自信に裏打ちされた余裕に映りました。
破綻なく滑り終え、笑顔とともにガッツポーズが出ました。
キス・アンド・クライで82点超えという高得点を確認し、目を丸くしました。
お化けといえます。

FSをパーフェクトに滑れば、 240点に届くでしょう。

◆書き加え(12月7日)

たったいまSPが終わりました。

6番(最終)滑走のアリーナ・ザギトワはかなりのプレッシャーがかかったはずです。
それと体がずいぶん大きくなって、スケーティングもジャンプも昨シーズンの軽やかさがあまり感じられなくなりました。
78点に届かず、表情が冴えませんでした。

GPファイナル女子シングルは前年こそアリーナ・ザギトワが2位から逆転優勝を収めました。
しかし、2010年から2016年の7大会連続でSP1位の選手がリードを保って逃げ切っています。
紀平梨花の優勝にはSP冒頭のトリプルアクセルを決めることが条件でした。

2005年の浅田真央以来、日本女子13年振りとなるシニア1年目での頂点を目指します。
私はいけると思います。

◆書き加え(12月7日)

FSの滑走順が決まり、SP6位の宮原知子は2番、4位の坂本花織は3番、2位のアリーナ・ザギトワは4番、1位の紀平梨花は6番でした。

この大会は紀平梨花のために開催されているようです。
最終滑走で「ビューティフル・ストーム」を滑ります。
びしっと締めてくれるでしょう。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月6日「紀平梨花はGPファイナルでザギトワに勝てるのか」はこちら。

⇒2018年12月5日「紀平梨花、シニア1年目のブレーク、逆転劇の理由」はこちら。

⇒2018年12月4日「紀平梨花にのしかかる「ポスト浅田真央」の重圧」はこちら。

⇒2018年12月3日「フィギュアGPファイナル2018優勝予想・順位予想」はこちら。

⇒2018年12月2日「紀平梨花、全日本選手権2018で宮原知子へ恩返し」はこちら。

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紀平梨花はGPファイナルでザギトワに勝てるのか

優勝の決め手はコンディションづくり
「時差に負けてはザギトワに勝てない」

シニアデビューながらフィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第4戦「NHK杯」と第6戦(最終戦)「フランス杯」で連勝を飾った紀平梨花。
しかし、フランス杯で満足な演技を行えませんでした。
フリースケーティング(FS)当日朝の公式練習では絶好調だったのに9時間後の本番ではコンディションが急降下しました。
時差ぼけを解消しようと昼寝を試みましたが、体は寝ていても頭は起きた状態で疲れが抜けません。
ジャンプ構成を急きょ落としてしのぎました。

この苦い経験を踏まえ、紀平梨花は12月6〜8日にカナダ・バンクーバーで行われるGPファイナル2018への対策を徹底させます。
日本とは17時間という時差があり、昼夜がおおよそ逆転します。
「なるべく遅く寝て、遅く起きる」と語りました。
ホテルに備えつけのタオルで枕の高さを調整するなど、睡眠の改善にも努めます。
さらに、夜行われる試合には昼寝をきちんと取ります。
また、フランス杯より現地入りを1日早めて体を慣らし、時差ぼけを和らげます。

GPシリーズ上位6選手が出場するGPファイナルはベストコンディションで臨まなければなりません。
なかでも紀平梨花がもっとも意識するのは自分とともにGPシリーズ連勝を飾ったロシアのアリーナ・ザギトワです。
同い年の16歳は平昌五輪で金メダルに輝きました。
シニアデビューシーズンに世界のトップに上り詰めた女王に強烈な刺激を受けたはずです。
本人はまだアリーナ・ザギトワに得点で並んでいないと語っていますが、それは謙遜でしょう。
(おそらく「ネーベルホルン杯」の世界最高得点を指しています。)

二人はGPシリーズで初対決となります。
ジュニア時代は1勝1敗でした。
この勝敗を分けたのが「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)」の成否でした。
何のことはない、紀平梨花がトリプルアクセルをクリーンに決めるとアリーナ・ザギトワは敵わないのです。

そして、この高難度ジャンプはちょっとした心身の変化で跳べなくなります。
踏み切りや空中姿勢、着氷が乱れ、回転不足や転倒につながります。
トリプルアクセルと長く向き合ってきた紀平梨花は十分に心得ています。
万全なコンディションづくりが成功の決め手なのです。

紀平梨花が「時差に負けてはザギトワに勝てない」と言ったかどうかは分かりません。
が、明らかに初出場のGPファイナルでの勝利を狙っています。
むろん心がけるのはショートプログラム(SP)とFSでノーミスの演技を行うこと。
ならば得点、したがって順位はついてくると腹を括っています。
私もそう思います。

GPファイナルは事実上の一騎打ちです。
紀平梨花は女王との直接対決でどのような演技を見せてくれるでしょう。
私はとても楽しみです。

紀平梨花は今シーズンで一番のブレークを果たしつつあります。
数日後、日本女子に世界のスーパーヒロインが誕生します。

(2018年11月29日執筆)

category:紀平梨花ブログはこちら。

◆書き加え(12月5日)

米国メディアはアリーナ・ザギトワを本命としながらも盤石でないと予想しています。
GPシリーズ2戦でジャンプを決められずに苦しんでいました。
最大のライバルにシニア1年目の紀平梨花を挙げています。
どちらがシニア初対決を制するのかに関心を寄せています。

◆書き加え(12月6日)

紀平梨花はバンクーバー郊外のリンクで午前と夕方の2度にわたり練習を行いました。
トリプルアクセルを28本跳び、21本決めています。
成功率は75%と、まずまずです。
高さと幅があり、ランディングも美しかったようです。
トリプルアクセル−3回転トウループ−2回転トウループの3連続ジャンプを決める余裕もありました。

紀平梨花はシニアデビューの今シーズンに3戦を終えています。
しかし、SPで1度も成功していません。
アリーナ・ザギトワとの自己最高得点の差はおもにSPによります。

◆書き加え(12月7日)

先ほどSPが終わりました。

1位 紀平梨花(3番滑走)
   82.51(47.36 35.15 0.00)
2位 アリーナ・ザギトワ(6番滑走)
   77.93(42.10 35.83 0.00)
3位 エリザベータ・トゥクタミシェワ(2番滑走)
   70.65(38.25 32.40 0.00)
4位 坂本花織(5番滑走)
   70.23(37.23 33.00 0.00)
5位 ソフィア・サモドゥロワ(1番滑走)
   68.24(37.12 31.12 0.00)
6位 宮原知子(4番滑走)
   67.52(32.58 34.94 0.00)
※点数はSP(TES、PCS、減点)です。

紀平梨花はナチュラルに滑りました。
3番滑走の宮原知子は直前に紀平梨花がお化けのような点数を叩き出したので滑りにくかったことでしょう。
6番(最終)滑走のアリーナ・ザギトワはプレッシャーがかかったことでしょう。

◆書き加え(12月9日)

先ほどFSが終わりました。

紀平梨花が合計233.12点で初出場初優勝の快挙を成し遂げています。
アリーナ・ザギトワは合計226.53点で2位に留まりました。
SP4位の坂本花織はもちろん、6位の宮原知子も3位と3.13点差につけていましたが、表彰台に届きませんでした。

1位 紀平梨花
   233.12(150.61 78.21 72.40 0.00 82.51)
2位 アリーナ・ザギトワ
   226.53(148.60 75.90 72.70 0.00 77.93)
3位 エリザベータ・トゥクタミシェワ
   215.32(144.67 78.06 66.61 0.00 70.65)
4位 坂本花織
   211.68(141.45 74.45 68.00 1.00 70.23)
5位 ソフィア・サモドゥロワ
   204.33(136.09 72.82 63.27 0.00 68.24)
6位 宮原知子
   201.31(133.79 64.23 69.56 0.00 67.52)
※点数はFS(TES、PCS、減点、SP)です。

大会を盛り上げてくれた6選手に拍手を送ります。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年12月5日「紀平梨花、シニア1年目のブレーク、逆転劇の理由」はこちら。

⇒2018年12月4日「紀平梨花にのしかかる「ポスト浅田真央」の重圧」はこちら。

⇒2018年12月3日「フィギュアGPファイナル2018優勝予想・順位予想」はこちら。

⇒2018年12月2日「紀平梨花、全日本選手権2018で宮原知子へ恩返し」はこちら。

⇒2018年12月1日「紀平梨花に北京五輪金メダル獲得の可能性はあるのか」はこちら。

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山下真瑚がフィギュア世界ジュニアで銅メダル

FSで自己ベストを大きく更新する

フィギュアスケート世界ジュニア選手権がブルガリアで行われています。
女子シングルで初出場の15歳、山下真瑚はショートプログラム(SP)で3位でした。
そして、フリースケーティング(FS)でパーソナルベストを大きく更新する128.38点をマークし、合計195.17点で銅メダルを獲得しています。

冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループ−2回転トウループのコンビネーションジャンプを決めました。
7本のジャンプはどれもGOE(出来栄え点)を得ました。

ざわついた会場でノーミスの演技!

実は、直前にロシアの13歳、アレクサンドラ・トルソワが女子シングルで史上初となる2種2本の4回転ジャンプを決めています。
サルコウ、トウループです。
これまで4回転ジャンプは安藤美姫が2002年ジュニアGPファイナルで決めたサルコウだけでした。
会場がざわついていて滑りにくかったはずですが、ノーミスの演技を見せました。

ロシアの2強に次いで表彰台に上ったのは立派でした。
日本勢の表彰台は2015年から4年連続となります。
山下真瑚は愛知県出身で、浅田真央や宇野昌磨を指導した山田満知子コーチに師事しています。

アレクサンドラ・トルソワは異次元

ところで、アレクサンドラ・トルソワは異次元の演技を見せました。
シニアを含め、世界歴代5位となる合計225.52点を叩き出しました。
エフゲニア・メドベージェワ、アリーナ・ザギトワ、カナダのケイトリン・オズモンド、韓国の金妍児、そしてアレクサンドラ・トルソワ。
FSの技術点はにわかに信じがたい90点台でした。

アレクサンドラ・トルソワはこれから身長も伸びますし、体形が変わる年齢に差しかかります。
が、すべての4回転ジャンプを跳びたいと語りました。
女子シングルは4回転ジャンプ競争に突入するかもしれません。

それにしてもロシア女子シングルは新星が続々と現れます。
2022年北京五輪では平昌五輪で金メダルのアリーナ・ザギトワ、銀メダルのエフゲニア・メドベージェワでさえも姿を消している可能性があります。
この3選手は同じエテリ・トゥトベリーゼコーチに師事しています。
アレクサンドラ・トルソワはエースに育っているのでしょうか。

紀平梨花はトリプルアクセルに失敗

紀平梨花はFSでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に2度挑みましたが抜けてしまい、8位という不本意な成績に終わりました。
昨年末の全日本フィギュアスケート選手権で3位に食い込みましたので、私には意外です。

category:フィギュアスケートはこちら。

◆書き加え(3月14日)

山下真瑚は4回転ジャンプを目指す

山下真瑚(やました・まこ)は2002年大晦日生まれの15歳です。
血液型はO型。
身長は 151cm。
コーチは山田満知子ですが、実際の指導は樋口美穂子でしょうか(不確か)。

7歳からフィギュアスケートを始めたきっかけは荒川静香のイナバウアーだそうです。
したがって、憧れの選手も荒川静香です。

トリプルアクセルを除く5種類の3回転ジャンプを跳ぶことができます。
これから4回転サルコウの習得を目指します。

山下真瑚は現時点で主要大会の優勝実績がありません。
順調に伸びていくならば、十代半ばの紀平梨花などとともに2022年北京五輪代表の有力選手となるでしょう。

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メドベージェワの平昌五輪銀メダルは悪夢

日本勢の活躍は素晴らしかった!

休日も夜間(深夜)も仕事に追われる私は平昌五輪が盛りあがる中盤から終盤にかけての放送をほとんど見られませんでした。
それでも仕事でパソコンを立ちあげると、インターネットで結果は目に飛び込んできます。
日本勢の活躍は素晴らしかった!

スポーツ音痴の私ですが、これまではやり繰りをつけて冬季も夏季もオリンピックに熱狂してきました。
ところが、今大会は見どころさえ逃しました。

自分の都合に合わせて動画を再生できる便利な時代ですが、とくに強い関心を持つ種目については堪能したいと思っています。
わずかな隙間時間にちらっと視聴する気持ちになれません。
3月に入ったら、いくつかの種目をじっくりと楽しみます。

メドベージェワとザギトワの対決

私がもっとも気になったのが、ハイレベルな決戦が予想されたフィギュアスケート女子シングルでした。
結果は知っていますが、いまだに動画を含めてちらっとも見ていません。

ロシアの18歳のエフゲニア・メドベージェワと15歳のアリーナ・ザギトワは実力が異次元に達しており、だれもが「一騎打ち」になると考えていました。

が、私は正直に述べるなら、ザギトワがメドベージェワを倒すと考えていました。

二人はエテリ・トゥトベリーゼコーチに師事する同門であり、互いに切磋琢磨してきた友人そしてライバルです。
(相手を倒すというより、相手に勝つという表現が適切でしょう。)

エフゲニア・メドベージェワはわりと最近まで「絶対女王」と呼ばれてきました。
しかし、アリーナ・ザギトワがシニアデビューシーズンに奇跡的な成長を遂げ、金メダル争いの行方が分からなくなっていました。

現行の採点法ではザギトワに軍配

フィギュアスケートはスポーツ、オリンピックはスポーツです。
したがって、「競技性」がベースになりますが、フィギュアスケートはもともと「芸術性」を備えており、それが私には最大の魅力でした。
同じように考えているフィギュアスケートファンも世界に大勢いるはずです。

「技術」を重んじた現行の採点法ではアリーナ・ザギトワに軍配が上がって当然です。
しかも個人資格での参加になったとはいえ、どちらもロシアの選手です。
審判員は公平で公正な採点を行ったはずです。

自分に有利になるように現行の採点法を生かしたアリーナ・ザギトワに問題はありません。
まして何の「罪」もありません。
ザギトワを責めることは筋違いです。
この新鋭はオリンピックで勝つべくして勝っています。

私はメドベージェワが勝者と思う

しかしながら、観戦の印象と実際の得点(順位)はまま異なります。
私が二人の演技を生放送で見たら、エフゲニア・メドベージェワが勝者と信じたはずです。

私はこれまでも「表現」の美しさと深さに溜め息をついてきました。
メドベージェワは女子シングル史上で名前を刻まれて然るべき選手です。

⇒2018年2月15日「メドベージェワ、団体戦SPは鳥肌ものの感動」はこちら。

フィギュアをもっと大人に競技に

私自身は、エフゲニア・メドベージェワが金メダルの栄冠に輝かない現行の採点法に疑問と不満を感じます。
十代半ばの選手に出場と活躍の機会を与えることに異論はありませんが、フィギュアスケートをもうちょっと大人の競技にしてほしい。

私がとくに悪夢と感じるのは、後半にジャンプを集中させたら有利になる点です。
プログラム(演技構成)としての全体の魅力が無視され、「点取り合戦」になるのは明白です。
フィギュアスケートを愛するファンが不在となった採点法と言わざるをえません。

技術&表現バランス重視の採点へ

採点法はとりわけオリンピックで表彰台争いに絡めそうなトップクラスの選手の滑りのありようを決定づけます。
4年後の北京五輪へ向け、選手は準備を始めています。
採点法をいち早く見直し、来シーズンから適用すべきです。

「競技性」と「芸術性」、「技術」と「表現」のバランスを重んじてほしい。
芸術性や表現の評価には「主観」が入りやすく、たやすくないことは承知しています。

例えば、加点(GOE)と減点にもっとメリハリがあっていい。
そもそもジャンプの基礎点が高すぎますし、差が大きすぎます。

美しいと感じるエレメントが大切

ジャンプ構成の基礎点で勝敗がほぼ決まってしまうのではフィギュアスケートならではの興趣がそがれます。
選手の滑りや演技を通じ、私たちが「美しい」と感じるエレメントを大切に扱ってほしい。

また、このブログで幾度も述べているとおり、ジャンプを主体とした技術の偏重は重大なけがや深刻な病気を増やし、選手寿命も縮めます。
(他の採点種目でも似た状況が起こっています。)

メドベージェワこそ真の金メダル

私は女子シングルの動画(放送収録)の視聴を楽しみにしています。
アリーナ・ザギトワの金メダルの演技に驚きを覚えるでしょう。
エフゲニア・メデベージェワの銀メダルの演技に感銘を受けるでしょう。
どちらも会心の演技だったはずです。

それでもメドベージェワの演技こそ真の金メダルにふさわしいと感じるでしょう。
数年から十数年の歳月を置いて映像に接すれば、たやすく腑に落ちます。

category:フィギュアスケートはこちら。



余談。
私は宮原知子の今シーズンの演技が正当に評価されていないと考えています。
技術面の進化もさることながら表現面の「深化」は素晴らしい。
そこから得られる「感動」が得点に反映されているとは到底思えません。

category:宮原知子ブログはこちら。

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メドベージェワ、団体戦SPは鳥肌ものの感動

世界歴代最高を更新して完全復活へ

平昌五輪フィギュアスケート団体戦女子シングルのショートプログラム(SP)が2月11日に行われました。
ロシアのエフゲニア・メドベージェワがショパン「ノクターン」の調べに乗せて滑り、自身が持つ世界歴代最高を更新する 81.06点をマークしています。
(これまでの最高は昨年4月の国別対抗戦の 80.85点でした。)

エフゲニア・メドベージェワは五輪の夢舞台で鳥肌ものの演技を見せました。
息を飲むような美しさとはこのこと。
異次元の「舞」は世界に衝撃を与えています。
技術も表現もどちらも完璧であり、一頃の羽生結弦のようなすごみを感じさせました。

冒頭のスピン、ステップシークエンスを経て、3回転フリップ−3回転トウループのコンビネーションジャンプを決めました。
2本目のトウループでは両腕を高く上げて跳びました。
3回転ループ、ダブルアクセル(2回転半)も決めました。
演技終盤には会場が拍手と歓声に包まれています。
観衆を惹き込む力が突出しています。

首をのけぞらせて喜びを爆発させる

エフゲニア・メドベージェワはキスアンドクライで、表示された得点にガッツポーズを取り、首をのけぞらせて喜びを爆発させました。

「10年間、五輪を待ちつづけていた。この舞台に来たかった」。
意気込みが強すぎたせいか、最初はちょっと緊張していたそうで、「演技はタフだった」と振り返りました。

自らの存在と実力を改めてアピール

エフゲニア・メドベージェワはシニアデビューのアリーナ・ザギトワが驚異的な成長を遂げるまで、自他ともに認める平昌五輪金メダルの大本命でした。
彼女は同じエテリ・トゥトベリーゼコーチに師事する後輩です。

メダル争いの関心は銀メダル以下に絞られていましたが、GPシリーズ連勝後の11月に右足甲にひびが入る故障が判明し、GPファイナルを欠場しています。
そして、復帰戦の1月の欧州選手権でアリーナ・ザギトワに敗れ、2年振りに個人戦勝利を逃しました。

エフゲニア・メドベージェワは団体戦SPで、自らの存在と実力を世界に改めてアピールしました。
しかしながら、勝負は言うまでもなく「個人戦」です。

ザギトワが団体戦FSで完璧な演技

12日に行われた団体戦フリースケーティング(FS)でアリーナ・ザギトワが世界歴代2位の158.08点を記録しています。
五輪初出場の緊張をまったく感じさせず、完ぺきな演技を見せています。
アリーナ・ザギトワは揺るぎない自信が伝わってくる滑りであり、いまだに成長の勢いが止まっていません。
二人のオリンピックでの激突は伝説として語り継がれるかもしれません。
どのような得点で決着がつくのか、私は予想ができません。

エフゲニア・メドベージェワもそれを十分に承知しており、団体戦SPの演技に対して「5点満点で3.75点」ときわめて辛口の自己採点を行っています。
小学生の通知表でいうと「4△」でしょうか。
自分はもっと得点を伸ばせると言いたかったようです。

メドベージェワに感じる特別な価値

転倒など、大きなミスだらけの男子シングルと異なり、女子シングルのレベルは高いし、何よりもフィギュアスケートの美しさと醍醐味を堪能できます。
いくら「競技」とはいえ、あそこまでひどいと興覚めであり、私が会場へ足を運んでいたら「チケット代を返せ」と言いたくなったかもしれません。

エフゲニア・メドベージェワの演技は文字どおり特別な「価値」を感じさせる出来でした。
フィニッシュと同時に浮かべた万感の表情に、こちらも胸が熱くなりました。
苦しいけがを乗り越えて「完全復活」を果たしましたので、体の底から湧きあがるものがあったのでしょう。
この選手は飛び切りの美人だから、こうした仕草が余計に引き立ちます。

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メドベージェワがふるさと新潟へやってきた

平昌五輪フィギュア女子シングル
金メダル大本命が何と日本で調整

平昌五輪の開幕が目前に迫ってきました。
同門のアリーナ・ザギトワと並んでフィギュア女子シングルの金メダルの大本命と目されるロシアのエフゲニア・メドベージェワが新潟空港に到着したという記事を見て、私は驚きました。
(日本文化がお気に入りということも関係しているのでしょうか。)

本番へ向けた合宿を新潟市内のスケートリンクで行うようです。
記事によれば、一行はコーチとスタッフを合わせて約20人の大所帯です。

エフゲニア・メドベージェワは「大歓迎を受けて気分が高まっています。家にいるような温かい気持ちです」と語っています。

彼女がけがから復帰したのが先日の欧州選手権でした。
絶対的な強さを誇ってきた世界女王が、シニアデビューシーズンに負けなしのアリーナ・ザギトワとの直接対決に敗れました。
しかし、232.86点は高得点であり、ブランクを感じさせない滑りでした。

エフゲニア・メドベージェワは自己ベストが241.31点と歴代最高であり、新潟でコンディションを万全に整えられるなら、平昌五輪でアリーナ・ザギトワを上回れるでしょう。

category:フィギュアスケートはこちら。



こっそりとメドちゃんも応援する

私は昭和26年(1951年)に直江津市(現上越市)で生まれ、直江津小学校の卒業式の前日まで暮らしました。
新潟県を離れて54年近い歳月が経ちますが、ふるさとに対する思いは募るばかりです。
還暦を過ぎてからは一段と懐かしさを覚えるようになりました。

実は、FB(フェイスブック)で知った「首都圏新潟県人会」に参加することにしました。
新潟県のツインバード工業がつくったアンテナショップ「Gate CAFE」で行われます。
私が会社や自宅で用いてきたのは同社の照明器具です。
しかも、同社の創業が昭和26年です。
上越市出身者を含め、新潟県人が80名以上集まるとのことですから、大変な盛り上がりになることでしょう。
いまから交流を楽しみにしています。

エフゲニア・メドベージェワが平昌五輪までの練習拠点に新潟を選んだと知り、途端に親近感が沸いてきました。
私はもちろん日本選手を応援していますが、こっそりとメドちゃんも応援することにしました。
この2年間、世界のフィギュア女子シングルを牽引してきたことを考えると優勝を収めてほしい気もしています。

◆書き加え(1月30日)

エフゲニア・メドベージェワの意向が反映されて新潟が選ばれたわけでないと知りました。
誘致に力を入れた新潟市に加え、合宿の環境の快適性や韓国への交通の便のよさなどが理由のようです。
コーチが共通のアリーナ・ザギトワも今回のメンバーに含まれています。

練習拠点は新潟市中央区の新潟アサヒアレックスアイスアリーナとなる予定です。

◆書き加え(2月5日)

メドベージェワはけがが回復する

篠田昭新潟市長が合宿を訪れました。
アリーナ・ザギトワはもちろんのこと、エフゲニア・メドベージェワも絶好調だそうです。
けがは完全に回復したようです。
2選手は異次元の金メダル争いを見せてくれるでしょう・・・。

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カロリーナ・コストナー、31歳で平昌五輪へ

辛く長いブランクを乗り越え

フィギュアスケートの欧州選手権(ヨーロッパ選手権)がモスクワで行われています。
女子シングルで異次元の強さを持つロシアの二人のスーパースター、エフゲニア・メドベージェワとアリーナ・ザギトワが出場しています。
超ハイレベルの戦いでイタリアのカロリーナ・コストナーが健闘しています。
これまでにこの大会で通算5回の優勝を飾っています。

カロリーナ・コストナーは2012年当時の恋人のドーピング検査回避を幇助したとの理由で出場停止処分を科せられました。
北京五輪競歩で金メダルを獲得したイタリアのアレックス・シュバーツァーです。
2014年4月1日から2015年12月31日まで1年9か月、試合に出られませんでした。
復帰初戦は2016年12月のゴールデンスピンとなり、いきなり勝ちました。
辛く長いブランクを乗り越えました。

スケーティングと表現に定評、演技に味わい

カロリーナ・コストナーは伸びやかでダイナミックなスケーティングに加え、美しい表現に定評があります。
年齢とともに演技の熟成度が増してきました。
若い選手にはない味わいが魅力です。
これまでに5種類の3回転ジャンプを用いましたが、近年はコンビネーションジャンプの難度を落としています。

昨年の欧州選手権ではジャンプに乱れが出ましたが、総合力でマリア・ソツコワを退けて3位に入りました。
これによりロシア勢の3年連続表彰台独占を阻止しました。

現行採点法でも世界トップクラスで踏ん張る

カロリーナ・コストナーは身長が 170僂△蠅泙后
スタイルはきれいですが、細いといえません。
手足も長い大柄の選手ですので、練習の繰り返しによる腰や膝、足への負担がかなり重いはずです。
しかし、依然として世界トップクラスで踏ん張っています。

このところ女子フィギュアは十代半ば過ぎの選手でないと活躍できない状況が続いていました。
現行の採点法では高難度ジャンプに大きな得点を与えますが、そのなかでこれだけ長く滑っていること自体が称賛に値すると思います。
平昌五輪開幕前日の2月8日が誕生日であり、31歳で臨みます。

選手寿命の短い女子フィギュアのレジェンド

やはり平昌五輪に出場するスキージャンプ男子の葛西紀明は冬季五輪史上最多の8度目、日本勢の五輪史上最多の8度目の代表となっています。
こちらは45歳ですから、正真正銘の「レジェンド(生ける伝説)」です。
しかし、選手寿命のきわめて短いフィギュア女子での31歳も素晴らしい。

カロリーナ・コストナーも葛西紀明も国内外を問わず、競技の愛好者や関係者、さらに選手から尊敬を集めています。



SP「行かないで」で浅田真央ベストに迫る

カロリーナ・コストナーはショートプログラム(SP)でセリーヌ・ディオン「行かないで」を滑りました。
そして、4年振りに自己ベストの 78.30点を叩き出し、3位に入っています。
3回転トウループでミスがありながら、浅田真央の自己ベスト 78.66点に迫りました。

FS次第ですが、平昌五輪の表彰台に上れる可能性さえ感じさせました。
まさに「恐れ入谷の鬼子母神」。

◆書き加え(1月19日)

第2組から最終組で滑れるまでに回復できた

カロリーナ・コストナーがSP後のインタビューに答えています。
「行かないで」のプログラムには、人生で大きな困難とぶつかって倒れても立ちあがり、闘いながら前へ進んでいくことの大切さを込めているそうです。
幸せを感じたいのなら、ときに苦しみを味わうことも大切と語りました。
しかし、勇敢さ、我慢強さ、強い決意を持たなくては困難に立ち向かえないとも言い添えています。

欧州選手権で昨年の第2組から一年間で最終組で滑れるまでに回復できたことを誇らしく思うと語りました。

◆書き加え(1月21日)

コストナーに平昌五輪表彰台に立つチャンス

FSが行われ、SP3位のカロリーナ・コストナーが204.25点で3位に入っています。
欧州選手権では2年連続でマリア・ソツコワを上回り、ロシア勢の表彰台独占を阻んでいます。
私はさすがに今年は難しいだろうと考えていましたが、ベテランの意地を見せました。

アリーナ・ザギトワとエフゲニア・メドベージェワの二人が異次元に達しているので、平昌五輪の女子シングルはだれが3位に食い込むかに焦点が絞られました。
宮原知子や坂本花織、カナダ勢の出来次第ではカロリーナ・コストナーにもチャンスが残されています。

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メドベージェワ、ザギトワに敗れる

異次元同士の初の直接対決!
エテリ・トゥトベリーゼコーチの同門対決

フィギュアスケートの欧州選手権(ヨーロッパ選手権)がモスクワで行われています。
世界女王、ロシアの18歳、エフゲニア・メドベージェワが2か月ぶりに実戦に復帰しています。

ロシアは国家ぐるみのドーピング問題で国際オリンピック委員会から資格停止処分を科されており、個人資格で平昌五輪へ派遣する3選手の選考を厳格に行わざるをえません。
この欧州選手権での好成績が絶対条件となります。
現地は熱狂的な盛りあがりでしょう。

メドベージェワは通常強度のトレーニング

エフゲニア・メドベージェワは右中足骨骨折の故障が回復し、通常の強度のトレーニングを行えたようです。
前日練習ではトウループ、ルッツ、サルコウ、ループ、フリップの5種類の3回転ジャンプを軽々と跳びました。
米メディアがこの状態なら演技中のアクシデントにも対応できそうと太鼓判を押しました。

大会3連覇を果たして平昌五輪代表入りを目指しています。
しかし、十分な調整を積めたとはいえません。
ライバルは欧州選手権で通算5回の勝利を収めたイタリアの30歳、カロリーナ・コストナーよりも同じロシアの若手選手のほうが手ごわいでしょう。

ザギトワはシニア1年目で4戦全勝と無敵

シニアデビュー1年目、15歳のアリーナ・ザギトワは今シーズン4戦全勝という無敵の強さを誇ります。
が、グランプリ(GP)ファイナルとロシア選手権はエフゲニア・メドベージェワが欠場していました。

その背中を追いかけてきたアリーナ・ザギトワが指導を仰ぐのはエテリ・トゥトベリーゼコーチですが、二人に共通です。
最大のライバルであるとともに練習のパートナーなのです。
異次元の二人はおそらく初の直接対決を心待ちにしていました。

GPファイナルとロシア選手権2位の17歳、マリア・ソツコワも平昌五輪のメダル候補とされています。

とはいえ、エフゲニア・メドベージャワはベストコンディションでなくても欧州選手権の表彰台の頂点に立てるでしょう。
彼女の持つ世界歴代最高得点は 240点を超えており、女子シングルで突出しています。

◆書き加え(1月19日)

ザギトワがSPでメドベージェワを上回る

きょうのブログは書き溜め記事です。

欧州選手権のレベルがすごすぎます。
ショートプログラム(SP)の映画「ブラックスワン」でアリーナ・ザギトワが自己ベストの 80.27点で首位に立っています。
エフゲニア・メドベージェワに次ぐ史上二人目の80点超えとなりました。
浅田真央の自己ベストの 78.66点を上回りました。

今シーズンはSPでいくらかミスが出ていたはずですが、非の打ちどころのない演技です。
しかも、自分にはまだ伸び代があると語りました。

メドベージェワがダブルアクセル着氷ミス

復帰戦のエフゲニア・メドベージェワはショパン「ノクターン第20番」で 78.57点の2位につけました(滑走は先)。
3本のジャンプのうち、惜しくも最後のダブルアクセルの着氷が乱れました。
いたずらっぽく「ペロリ」と舌を出しました。
(この選手は知性と美しさだけでなく、茶目っ気があります。)
昨シーズンからSPとフリースケーティング(FS)を含め、1位を逃したことがありません。
後輩の成長の勢いに衝撃を受け、脅威を感じているかもしれません。

私は二人のスーパーヒロインに喧嘩をさせたいと思いませんが、五輪本番へ向けて微妙な空気が流れるのは確かでしょう。
エテリ・トゥトベリーゼコーチは選手をどのように動機づけ、導いていくのでしょう。
(教育指導者の端くれとして気になります。)

コストナーが浅田真央の自己ベストに迫る

私が一番驚いたのはカロリーナ・コストナーがセリーヌ・ディオン「行かないで」で自己ベストの 78.30点を叩き出し、3位に入ったことです。
3回転トウループでミスがありながら、浅田真央の自己ベストに迫りました。
30歳にして4年振りの快挙です。
この選手に頭が下がります。
FS次第ですが、平昌五輪の表彰台に上れる可能性さえ感じさせました。

いよいよFSが行われます。
総合でもエフゲニア・メドベージェワがアリーナ・ザギトワに敗れるという結末を迎えるのでしょうか。
それぞれのファンはもとより、世界中のフィギュアスケートファンが固唾を呑んで見守っています。

◆書き加え(1月21日)

ザギトワが自己ベストを約15点更新し優勝

FSが行われ、SP1位のアリーナ・ザギトワが238.24点で完全優勝を飾っています。
けがからの復帰戦となった世界女王、エフゲニア・メドベージェワは232.86点で2位に留まり、2年振りに個人戦で敗れています。

欧州選手権ではSPでもFSでもエフゲニア・メドベージェワが持つ世界歴代最高得点に次ぐ高得点を叩き出しています。

アリーナ・ザギトワはFSでも後半に集めたすべてのジャンプを完璧に跳び、自己ベストを15点近く更新しています。
顔や体つきに幼さが残っていますが、化け物です。
韓国のキム・ヨナ(金妍児)の自己ベスト228.56点を10点近く超えています。

欧州選手権の結果により、アリーナ・ザギトワは平昌五輪金メダルの最有力候補としてエフゲニア・メドベージェワと肩を並べました。
エフゲニア・メドベージェワが本番へ向けて調子を上げてくるとしても、15歳のアリーナ・ザギトワは成長の勢いが止まりません。

個人的には、18歳のエフゲニア・メドベージェワに勝たせてあげたい気もします。
表彰台の頂点に立つのはどちらでしょう。

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メドベージェワが欧州フィギュアで復帰

女子シングルはロシア勢が表彰台独占

欧州フィギュアスケート選手権2018がロシア(モスクワ)で行われます。
日本勢が出場する四大陸選手権と国際的に同等の大会です。
(フィギュアスケートはもともと欧州が活発だったようです。)

さて、この大会に世界女王、ロシアのエフゲニア・メドベージェワが出場します。
氷上に立つと世界的な女優のようなオーラを放ちます。
彫りが深く情熱的な表情は美しく、そしてスタイルは群を抜きます。

ロシア杯とNHK杯に強行出場し優勝

エフゲニア・メドベージェワは昨年10月中旬に右足中足骨のひびが見つかっています。
しかし、グランプリ(GP)シリーズ「ロシア杯」「NHK杯」に強行出場して優勝を飾りました。
どちらの大会でも彼女としては考えられないジャンプでの転倒がありました。
よほどひどい状態だったのでしょう。
それをおくびにも出さず、この選手の精神力はすごい!
やはり、その後のグランプリ(GP)ファイナル、ロシア選手権を欠場しました。

エフゲニア・メドベージェワはけがが治り、2か月以上の間が空いて欧州選手権で復帰します。
大会3連覇を目指しており、どれくらい体力と調子が戻っているかが分かります。
試合勘が鈍っているかもしれません。
(2年以上にわたり敗北を喫していません。)

優勝候補の筆頭はアリーナ・ザギトワ

欧州選手権にロシアの15歳、アリーナ・ザギトワも出場します。
3連覇のかかるエフゲニア・メドベージェワが欠場したGPファイナルでは、シニアデビューシーズン、初出場でありながら優勝を飾りました。
オリンピックシーズンでここまで全勝を収め、おおいに自信をつけています。

アリーナ・ザギトワは欧州選手権も初出場となりますが、どうやら優勝候補の筆頭と見なされています。
成長の勢いが依然として衰えていません。
自己ベストは歴代最高のエフゲニア・メドベージェワより18点ほど劣ります。
しかし、エフゲニア・メドベージェワが本来のパフォーマンスを発揮できないという予想でしょう。

もう一人、ロシアの17歳、マリア・ソツコワが出場します。
エフゲニア・メドベージェワが欠場したロシア選手権でアリーナ・ザギトワに次いで2位になりました。

イタリアのカロリーナ・コストナーは欧州選手権で5度の優勝を飾っていますが、表彰台に上るのは厳しいでしょう。

平昌金メダル候補の直接対決に注目!

以上。
欧州選手権はロシア勢が表彰台を独占しそうです。
が、最大の注目は平昌五輪金メダル候補のエフゲニア・メドベージェワとアリーナ・ザギトワの直接対決となります。
勝者の得点がどのくらいに達するかも楽しみです。

それにしても二人を指導するエテリ・トゥトベリーゼコーチの心境はどうなのでしょうか。

なぜスポーツに大きな感動を覚えるか

私は「スポーツ」に形容しがたい感動を覚えることがあります。
「敗者が生まれるからだ」と考えてきました。

スポーツは情け容赦なく「勝者」と「敗者」に分かちます。
アスリートはその残酷性を知りながらスポーツに命を懸けます。
凡人にはまねができません。

私は浅田真央から震えるような感動を受け取ってきました。

(敗者が生まれないエキシビションやアイスショーにあまり興味を持てません。)

◆書き加え(1月18日)

メドベージェワが復帰戦を飾りそう!

エフゲニア・メドベージェワが公式練習に臨みました。
3回転や3連続などの高難度ジャンプをきれいに決めています。
骨折した右足での着氷にも乱れはありません。
どうやら完全に回復しています。
そうなると、自己ベストが突出するエフゲニア・メドベージェワが復帰戦を飾るでしょう。

◆書き加え(1月19日)

ザギトワがSPで自己ベスト 80.27点

欧州選手権のレベルがすごすぎます。
ショートプログラム(SP)でアリーナ・ザギトワが自己ベストの 80.27点で首位に立っています。
とんでもない得点です。
今シーズンはSPでいくらかミスが出ていたはずですが、完璧な演技でした。

復帰戦のエフゲニア・メドベージェワは 78.57点で2位につけています。
私が一番驚いたのはカロリーナ・コストナーが自己ベストの 78.30点で3位に入ったことです。

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ブレイディ・テネルと坂本花織は平昌ダークホース

平昌フィギュア女子シングル

ブレイディ・テネル全米初優勝

全米フィギュアスケート選手権が終わり、女子シングルの平昌五輪代表3選手が決まりました。
19歳の新星が生まれました。

ショートプログラム(SP)1位のブレイディ・テネルがフリースケーティング(FS)でもノーミスの演技を見せ、合計219.51点で初優勝を飾りました。
国内大会なので非公認ながら自己ベストを15点以上も更新しました。
有力選手が苦しむなか、得点源のジャンプを完璧に決めたようです。

ブレイディ・テネルはGPシリーズ最終戦「スケートアメリカ」で宮原知子坂本花織に次ぐ3位となるまで、あまり知られていませんでした。
本田真凜が2位に留まった昨シーズンの世界ジュニア選手権では7位でした。)

バンクーバー五輪4位の長洲未来が2位となりました。
トリプルアクセル(3回転半)に果敢に挑んでいます。
復活と呼べるでしょう。
昨シーズンの覇者のカレン・チェンは3位でした。
ソチ五輪代表のアシュリー・ワグナーは4位に留まり、補欠に回っています。

平昌五輪メダル争いの有力選手

平昌五輪でのメダル争いは世界選手権で2連覇のエフゲニア・メドベージェワ、シニアデビューシーズンで負けなし、GPファイナルで優勝のアリーナ・ザギトワらロシア勢がリードしています。
高得点の二人を宮原知子と坂本花織、GPファイナル3位のカナダのケイトリン・オズモンドらが追いかけます。

坂本花織もそうでしたが、ブレイディ・テネルは五輪直前に急成長を遂げました。
どちらもメダル争いのダークホースとなるかもしれません。
緊張の高まる4年に一度のオリンピックでは本命が大崩れし、一番勢いのある選手が表彰台の頂点に立つことがあります。
平昌五輪でも意外なドラマが起こるのでしょうか。

◇◆◇

坂本花織に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年12月27日「焼肉怪獣坂本花織は韓国平昌で勝てるのか?」はこちら。

⇒2017年12月25日「エース宮原知子と伸び盛り坂本花織が平昌五輪代表」はこちら。

⇒2017年12月22日「伏兵・坂本花織と本命・宮原知子の対決へ」はこちら。

⇒2017年12月3日「坂本花織は自ら演技の余韻をぶち壊す」はこちら。

⇒2017年10月22日「樋口新葉と坂本花織のフィギュアGPシリーズ」はこちら。

⇒2017年10月16日「坂本花織は関節をぼきぼき鳴らす・・・17歳の勢い」はこちら。

⇒2017年3月18日「本田真凜、坂本花織、白岩優奈はうふん!」はこちら。

⇒2016年12月17日「坂本花織、大舞台での緊張と動揺」はこちら。

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ザギトワがメドベージェワに勝つGPファイナル

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第5戦「フランス杯」の女子シングル。
ロシアのアリーナ・ザギトワがショートプログラム(SP)で珍しく転倒するなどのミスが出て5位と出遅れました。

しかし、フリースケーティング(FS)で自己ベスト、世界歴代2位の得点を叩き出し、第3戦「中国杯」に続く逆転勝利を収めています。
世界歴代1位はロシアの絶対女王エフゲニア・メドベージェワです。

アリーナ・ザギトワは演技に大人の女性らしさが感じられますが、滑りに粗さも残っています。
が、一番の強みは高難度ジャンプを苦にせず、しかも10%のボーナスポイントがつく後半に置けることです。
おのずとプログラムの基礎点が高くなります。
GPシリーズ2戦でSPを失敗したにもかかわらず、ライバルを圧倒しています。
技術が秀でているだけでなくメンタルも強いのかもしれません。

アリーナ・ザギトワはGPファイナルに初出場します。
世界ジュニア選手権で1歳上の本田真凜に勝ちました。
肉体的にも精神的にも難しい15歳ですが、スピード違反気味の急成長を果たし、いまでは本田真凜を引き離しました。

アリーナ・ザギトワは平昌五輪で金メダル大本命エフゲニア・メドベージェワを脅かす存在になりそうです。
その女王と激突するGPファイナルはオリンピックの前哨戦といえます。



エフゲニア・メドベージェワは第1戦「ロシア杯」に続き、第4戦「NHK杯」でもジャンプで転倒しています。
NHK杯のFSでは両足の足首からふくらはぎにかけて、テーピングが施されていました。
女子選手が本番で巻くのは、よほどの痛みと察します。

エフゲニア・メドベージェワはオリンピックシーズンにミスが出るようになりました。
私には「完璧」というイメージしかありませんでした。
フィギュアスケーターなのでスタイルがいいのは当然として、彫りの深い顔立ちです。
女優に劣らない華やかさを振りまきます。

いささか不自然なのは平昌五輪について口をつぐんでいることです。
ドーピング問題でロシアが出場できない恐れがあるからでしょうか。
自分に対する期待の過度の高まりを警戒しているのでしょうか。
それとも年頃の女性に特有の問題に直面しているのでしょうか。

⇒2017年11月20日「平昌五輪フィギュアはロシア不出場か」はこちら。

高難度ジャンプはとてもデリケートであり、身体面だけでなく精神面のバランスがちょっとでも狂うとうまく跳べません。
エフゲニア・メドベージェワは神経質になっています。

名古屋で開催されるGPファイナルには二人が出場します。
私はアリーナ・ザギトワがエフゲニア・メドベージェワを倒す展開もありうると考えています。
二人がどれくらいの高得点を叩き出すのか楽しみです。

4年に一度のオリンピックではその時点で一番勢いのある選手がまま金メダルを獲得してきました。
いまやアリーナ・ザギトワが最有力候補に変わりつつあります。

◆書き加え(11月22日)

ロシア・フィギュアスケート連盟は、エフゲニア・メドベージェワが右中足骨の骨折で治療を受けていることを明らかにしました。
NHK杯の帰国後は患部をギプスで固定しているようです。
本人は連盟を通じて「回復のために全力を尽くしている」とのコメントを出しました。
しかし、3連覇のかかるGPファイナルを欠場することになるでしょう。

ロシア杯では痛み止めを飲んでいました。
NHK杯ではSP後に状態が悪化し、強い痛み止めを飲んでFSに出ました。
完璧なジャンプが崩れた原因が分かりました。

おそらくGPファイナルは世界王者の羽生結弦と世界女王のエフゲニア・メドベージェワが欠場します。
このブログで幾度も述べてきましたが、現行のフィギュアスケートの採点基準ではけが人だらけになるのは分かりきったことです。
この競技の人気を保つためにも、選手の健康を保つためにも採点方法の見直しが急務です。

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三原舞依は中国杯で金メダルをつかむ

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第3戦「中国杯」が迫っています。
女子シングルは平昌五輪代表2枠を争う三原舞依、樋口新葉、本田真凜の3選手が出場します。
けがの回復が遅れたエース・宮原知子を加えた実質4選手の戦いになるでしょう。

樋口新葉は第1戦「ロシア杯」でロシアの世界女王エフゲニア・メドベージェワ、イタリアのカロリーナ・コストナーに次ぐ3位になりました。
得点も 210点に迫り、しかも伸ばせる余地があります。
おそらく 220点に挑むでしょう。

本田真凜は第2戦「スケートカナダ」でつまずき、しかも2週連続の出場ですから立て直しが間に合うかは微妙です。
よくても 200点でしょうか。
私はその恵まれた資質からしてシニアデビューの今シーズンに大きな成長を遂げると思っていましたので、ここまでの苦戦は不可解・・・。

三原舞依は今シーズンのGPシリーズ初戦となります。
フリースケーティングだけで戦ったジャパンオープンでは非公認ながら自己ベストを更新しました。

三原舞依はまず大崩れを見せません。
メンタルの強さはもともと備わったものなのか、闘病生活を乗り越えて培われたものなのか。
演技の安定感にはっきりと表れています。
浮ついたところがなく、とても落ち着いて滑ることができます。
また、ジャンプ(技術)と表現がかなり高い水準でバランスを保っています。

ここでライバルを圧倒する得点を叩き出せれば、五輪代表選考会を兼ねた年末の全日本フィギュアスケート選手権で精神的に優位に立つことができます。
中国杯は神経戦の様相を呈するはずです。

なお、本大会にはロシアの強豪が出場します。
顔ぶれは、世界ジュニア女王のアリーナ・ザギトワ、2015年世界選手権金メダルのエリザベータ・トゥクタミシェワ、銅メダルのエレーナ・ラジオノワです。

三原舞依といえども平常心で臨み、普段の実力を発揮するのは簡単でありません。
が、金メダルをつかむのは彼女だと思います。

◇◆◇

三原舞依に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年10月11日「三原舞依と宇野昌磨のでこぼこ・・・不安と恐怖」はこちら。

⇒2017年10月8日「三原舞依にいつもの安定感・・・日本女子エース」はこちら。

⇒2017年9月24日「三原舞依、女性へのイメージチェンジに苦しむ」はこちら。

⇒2017年9月22日「三原舞依、ノーミスと2百点超え」はこちら。

⇒2017年5月18日「三原舞依と浅田真央のトリプルアクセル」はこちら。

⇒2017年5月13日「三原舞依はシンデレラの魔法が解ける」はこちら。

⇒2017年5月3日「三原舞依は少女の演技を抜け出せるのか」はこちら。

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本田真凜は最高難度のジャンプ構成でGPシリーズへ

平昌五輪シーズンが本格化しました。
イタリアの新聞がフィギュアスケート女子シングルで金メダル候補7人を選出しています。

筆頭は世界女王、ロシアのエフゲニア・メドベージェワ。
この17歳は憎らしいほどの強さを見せつけており、異論がないでしょう。
ロシアはさらに15歳のアリーナ・ザギトワ、17歳のマリア・ソツコワが挙げられています。

日本は16歳の樋口新葉、18歳の三原舞依、シニアデビューを飾った16歳の本田真凜が挙げられています。
(19歳の宮原知子はけがの回復が遅れているせいか名前がありません。)

カナダから21歳のケイトリン・オズモンドが挙げられており、これで7選手です。
日本勢が海外でも大きな注目を集めていることはうれしい限り。

ところで、本田真凜はジャパンオープンの練習でエフゲニア・メドベージェワの演技に圧倒されました。
気持ちで負けてしまったのか、本番ではジャンプにミスが出て得点を伸ばせず、5位に沈みました。
2位の三原舞依にも14点差、昨シーズンの世界ジュニア選手権で連覇を阻まれた3位のアリーナ・ザギトワにも11点差をつけられています。
フリースケーティング(FS)でこれだけの開きが出ています。

本田真凜は実力の違いを思い知らされましたが、自分らしさを取り戻すきっかけとなりました。
もともと果敢で奔放な滑りに徹し、順調な成長を果たしてきました。
にもかかわらず、いつしか守りに入っていました。
大会後に「ノーミスを目標とすること自体が間違っていました」と総括しました。
「シニアでは通用しないと思いました。自分には足りないところがいっぱいありました」。

本田真凜は心の持ちように大きな変化が生まれました。
「守る必要はない」「失敗してもいいくらいの気持ちで挑戦する」といった趣旨の発言を行っています。
世界のトップクラスの選手と同じ舞台で戦ったことにより、覚悟が決まりました。
いまやれる最高難度のジャンプ構成に引き上げるでしょう。

グランプリ(GP)シリーズの第2戦「スケートカナダ」が本田真凜のデビュー戦となります。
その成績により自分の水準が分かり、オリンピックシーズンの目標も定まります。

日本女子の平昌五輪への出場枠は「2」です。
合計得点の自己ベストは宮原知子、三原舞依、樋口新葉が他の選手を引き離し、本田真凜は4番手です。
五輪代表選考会を兼ねる全日本フィギュアスケート選手権までにこの差を縮めるには挑戦者としてリスクを取るほかにありません。

現実が厳しいのは確かですが、若い選手ほどちょっとした気づきや経験で飛躍的な成長を遂げます。
本田真凜は不可能を可能に変えてしまうかもしれないとの期待を抱かせます。
イタリア紙が金メダル候補に入れたのも、その辺りを考慮したからでしょう。
私も本田真凜に奇跡を起こしてほしいと願っています。

◇◆◇

本田真凜に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年10月14日「本田真凜は2022年北京五輪代表でいいのか」はこちら。

⇒2017年10月10日「本田真凜、身に染みる五輪代表2枠の厳しさ」はこちら。

⇒2017年10月7日「本田真凜SPザ・ギビング(The Giving)」はこちら。

⇒2017年9月26日「本田真凜、浅田真央後継認定試験をパス」はこちら。

⇒2017年9月20日「天真爛漫な本田真凜に気合のスイッチ」はこちら。

⇒2017年9月17日「本田真凜の名言・・・シニアデビューで連発」はこちら。

⇒2017年5月5日「本田真凜はなぜうずうずしているのか」はこちら。

⇒2017年4月24日「真央から舞依、真凜へ、マママの系譜」はこちら。

⇒2017年4月5日「華のある本田真凜の3姉妹と兄の競演」はこちら。

⇒2017年3月26日「本田真凜と金妍児(キム・ヨナ)の共通点」はこちら。

⇒2017年3月25日「本田真凜のコメントに光る女優の感性」はこちら。

⇒2017年3月23日「本田真凜、早すぎる現役引退表明」はこちら。

⇒2017年3月21日「本田真凜は天衣無縫、この選手はいける」はこちら。

⇒2017年3月20日「気分屋の本田真凜に一つ残念なこと」はこちら。

⇒2017年3月19日「本田真凜、最高の笑顔で帰っておいで!」はこちら。

⇒2017年3月18日「本田真凜、坂本花織、白岩優奈はうふん!」はこちら。

⇒2017年3月17日「本田真凜の調子、世界ジュニア連覇の重圧」はこちら。

⇒2017年3月15日「本田真凜とザギトワの激突・・・世界ジュニア選手権」はこちら。

⇒2017年3月14日「本田真凜はいつもどおりで世界ジュニア連覇」はこちら。

⇒2017年2月13日「本田真凜は2百点超えで世界ジュニア連覇へ」はこちら。

⇒2017年1月13日「本田真凜は妹思い、姉の鏡なのか」はこちら。

⇒2016年12月26日「本田真凜の愛らしさと天性の表現力」はこちら。

⇒2016年9月13日「本田真凜、ジュニア女王の重圧・・・フィギュアGP」はこちら。

⇒2015年12月22日「本田真凜を本田望結が追いかける」はこちら。

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本田真凜SP「ザ・ギビング(The Giving)」

「フィギュアスケート・ジャパンオープン」がさいたまスーパーアリーナで開催されます。
日本、北米、欧州の3地域がフリースケーティング(FS)で競うプロアマ混合、男女各2人、計4人のチームによる団体戦です。

日本からは宇野昌磨、織田信成、三原舞依、本田真凜が出場します。
その前日練習が6日、会場リンクで行われました。

取材に応じた本田真凜は初のチーム戦へ「わくわくしている。皆さんの足を引っ張りたくない。ミスのない演技をしたい」と語っています。

高地の会場で行われたUSオープンでは最後まで滑り切ることだけを考えていたそうです。
優勝を収めた後にカナダで振り付けを手直ししており、今大会では「ここをこうしたいと考えながら滑れたら」と演技のレベルアップを目指しています。

世界女王エフゲニア・メドベージェワ、世界ジュニア女王アリーナ・ザギトワのロシア勢が出場します。
世界における現時点の自分の位置(水準)もおおよそつかめることでしょう。

本田真凜は続いて行ったエキシビション「カーニバル・オン・アイス」の練習では新しいショートプログラム(SP)を滑っています。
当初はタンゴの「ジェラシーとラ・クンパルシータ」を滑るつもりでしたが、8月に濱田美栄コーチが運転するクルマのなかで耳にしたこの曲に惹かれ、変更を決断しました。

マイケル・W・スミスのピアノ曲「ザ・ギビング(The Giving)」とか・・・。
確かに、本田真凜のやさしくてしなやかな滑りのイメージと重なります。
大人の落ち着きも感じられます。
それに表現の自由度も大きそうです。

本田真凜は「曲を決めたときの想像と同じような素敵なプログラムができた」「自分の得意なスケートを引き出してくれる」と喜びを口にしました。
期待できそうです。

◆書き加え(10月7日)

本田真凜が「トゥーランドット」を国内で初めて披露しました。
3連続ジャンプの1本目でバランスを崩して単発となりました。
しかし、最後のダブルアクセルの後に2つのジャンプをつけました。

自己ベストをマークしましたが、「見詰め直したい」と表情は冴えませんでした。
上位の点数とはかなりの開きがあります。
このままでは世界のトップクラスと戦えないと感じたようです。

1位:エフゲニア・メドベージェワ(ロシア) 152.08点
2位:三原舞依 147.83
3位:アリーナ・ザギトワ(ロシア) 145.28点
4位:長洲未来(米国) 134.69点
5位:本田真凜 133.41点
6位:カレン・チェン(米国) 116.32点

今年の世界ジュニア選手権で敗れたアリーナ・ザギトワとの差も相当気になるのでしょう。
ここからどれくらい得点を伸ばしていくかが楽しみ・・・。

◆書き加え(10月7日)

本田真凜がジャパンオープン後に行われたエキシビション「カーニバル・オン・アイス」において、オリンピックシーズンに出会った「ザ・ギビング」という曲でSPのプログラムを披露しました。
ピアノの音に合わせ、しなやかな緩急をつけて滑ったそうです。

ところで、本田真凜は本大会で感じた悔しさを大切にしたいと語っています。
いいコメントです。

◇◆◇

本田真凜に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年9月26日「本田真凜、浅田真央後継認定試験をパス」はこちら。

⇒2017年9月20日「天真爛漫な本田真凜に気合のスイッチ」はこちら。

⇒2017年9月17日「本田真凜の名言・・・シニアデビューで連発」はこちら。

⇒2017年5月5日「本田真凜はなぜうずうずしているのか」はこちら。

⇒2017年4月24日「真央から舞依、真凜へ、マママの系譜」はこちら。

⇒2017年4月5日「華のある本田真凜の3姉妹と兄の競演」はこちら。

⇒2017年3月26日「本田真凜と金妍児(キム・ヨナ)の共通点」はこちら。

⇒2017年3月25日「本田真凜のコメントに光る女優の感性」はこちら。

⇒2017年3月23日「本田真凜、早すぎる現役引退表明」はこちら。

⇒2017年3月21日「本田真凜は天衣無縫、この選手はいける」はこちら。

⇒2017年3月20日「気分屋の本田真凜に一つ残念なこと」はこちら。

⇒2017年3月19日「本田真凜、最高の笑顔で帰っておいで!」はこちら。

⇒2017年3月18日「本田真凜、坂本花織、白岩優奈はうふん!」はこちら。

⇒2017年3月17日「本田真凜の調子、世界ジュニア連覇の重圧」はこちら。

⇒2017年3月15日「本田真凜とザギトワの激突・・・世界ジュニア選手権」はこちら。

⇒2017年3月14日「本田真凜はいつもどおりで世界ジュニア連覇」はこちら。

⇒2017年2月13日「本田真凜は2百点超えで世界ジュニア連覇へ」はこちら。

⇒2017年1月13日「本田真凜は妹思い、姉の鏡なのか」はこちら。

⇒2016年12月26日「本田真凜の愛らしさと天性の表現力」はこちら。

⇒2016年9月13日「本田真凜、ジュニア女王の重圧・・・フィギュアGP」はこちら。

⇒2015年12月22日「本田真凜を本田望結が追いかける」はこちら。

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本田真凜は天衣無縫、この選手はいける

フィギュアスケート世界ジュニア選手権女子シングル。
私は、15歳の本田真凜はいけるのではないかと思いました。
この選手はきっと強くなります。

率直に述べるなら、日本女子は十代半ば前後の有望選手が相次いで登場しましたが、いま一つ伸び悩んでいるという印象を受けていました。

その認識が変わったきっかけは、全日本フィギュアスケート選手権における彼女らの目覚ましい活躍でした。
とくに三原舞依の見事な演技に際立った成長を感じました。

そして、今回の世界ジュニアにおける本田真凜の活躍により、若い世代は低調という認識が完全に覆されました。
16歳の坂本花織、15歳の白岩優奈(腰痛)も出場しましたが、優勝を飾ったアリーナ・ザギトワ以外のロシアの2選手を上回りました。
本田真凜と坂本花織が2位と3位、白岩優奈が5位であり、これは大健闘と称賛できます。

不安定さがまだ残る年代ですから、1年後を予想するのは難しいとしても、日本女子の今後はおおいに期待できます。

本田真凜は帰国時に取材に応じ、シーズンオフの充電期間を取ることを明らかにしました。
大会が終わった途端に休むことを考える、この「おおらかさ」が気持ちいい。
世界ジュニアで頑張った自分へのご褒美として、2日間の韓国旅行に出かけます。
(残念ながら私は忙しくて行けません。)
メイクやファッションが好きなのだとか。
ちなみに、スケート靴を持たずに海外へ行った経験がないそうです。

本田真凜が競技生活にメリハリをつけることを大切にしていることがよく分かります。
ともすれば真面目一辺倒に傾きやすい日本人の「国民性」とは異質の部分を持っています。
ちょっと疲労の見える明るい笑顔で「休養を挟み、心身のリフレッシュを図ります」と言っておけば浜田美栄コーチも文句をつけられません。
賢い子だなぁ。

本田真凜はオリンピックシーズンに中学から高校へ、ジュニアからシニアへ。
「全日本選手権で五輪に出たいという気持ちが強くなった」と語っています。
韓国では2018年平昌冬季五輪が行われ、現地を調査するわけでないにしろ、雰囲気を味わうことはできるでしょう。
旅行先に選ぶところもOKです。
すでに「五輪代表」になりきっています。
これくらいの厚かましさがないと最高の舞台では勝てないでしょう。

本田真凜はスケートを始めたときからの夢がオリンピックの金メダルだそうです。
この選手はかなりいけます。
滅茶苦茶楽しみだなぁ。

本田真凜は「天衣無縫」という言葉が似合います。

◇◆◇

本田真凜に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年3月20日「気分屋の本田真凜に一つ残念なこと」はこちら。

⇒2017年3月19日「本田真凜、最高の笑顔で帰っておいで!」はこちら。

⇒2017年3月18日「本田真凜、坂本花織、白岩優奈はうふん!」はこちら。

⇒2017年3月17日「本田真凜の調子、世界ジュニア連覇の重圧」はこちら。

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本田真凜、最高の笑顔で帰っておいで!

フィギュアスケート世界ジュニア選手権の女子シングルが終わりました。
日本勢で初となる2連覇を狙った15歳の本田真凜はショートプログラム(SP)でもフリースケーティング(FS)でも自己ベストを更新しました。
しかし、ジュニア歴代最高得点を更新したロシアの14歳、アリーナ・ザギトワに及びませんでした。

本田真凜はほぼノーミスの演技を見せました。
公式練習で高難度ジャンプは厳しそうだと思いましたが、私の心配を笑い飛ばすかのような会心の出来です。
ステップも米国に渡り修正を加えた甲斐がありました。

FSで「ロミオとジュリエット」の世界観を切なく表現し、演技終了と同時に万感の表情でガッツポーズを取りました。
そして、キス・アンド・クライで得点を見届けると、歓喜の涙があふれる顔を覆いました。

本田真凜はシーズン前から連覇を公言しています。
わざわざ自分を追い込んで臨んだ大舞台で素晴らしい得点を叩き出せたのは、メンタルが強いからでしょう。
重圧をはねのけました。

ちなみに、2百点超えは日本女子で5人目の快挙です。
元世界女王の安藤美姫を上回っています。
本田真凜は試合と重なり、小学校に続いて中学校の卒業式に出られませんでした。
来シーズンはシニアへ転向し、いよいよ五輪出場を目指します。

実は、優勝を飾った昨年の世界ジュニアがSP2位から逆転でした。
本人も今大会のSP2位を吉兆ととらえていたので、一段と期待が高まりました。
悔しいでしょうが最高の笑顔で帰ってきてほしい。

日本勢は16歳の坂本花織が初の表彰台となる3位、15歳の白岩優奈は腰痛で無念の5位になっています。
しかし、2選手どころか3選手の合計で「13」に収まりました。
来シーズンの世界ジュニア代表枠を余裕で「最大3枠」としました。
オリンピックシーズンを前にジュニアが急成長を遂げています。
私は平昌五輪が待ち遠しくて仕方ありません。

日本勢はロシア勢の残り2選手を退けました。
ジュニアの大活躍は、3月末からヘルシンキで行われる世界フィギュアスケート選手権に出場するシニアにいい刺激になったはずです。
三原舞依らには頑張って最大3枠を取ってもらいましょう。

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本田真凜に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年3月18日「本田真凜、坂本花織、白岩優奈はうふん!」はこちら。

⇒2017年3月17日「本田真凜の調子、世界ジュニア連覇の重圧」はこちら。

⇒2017年3月15日「本田真凜とザギトワの激突・・・世界ジュニア選手権」はこちら。

⇒2017年3月14日「本田真凜はいつもどおりで世界ジュニア連覇」はこちら。

⇒2017年2月13日「本田真凜は2百点超えで世界ジュニア連覇へ」はこちら。

⇒2017年1月13日「本田真凜は妹思い、姉の鏡なのか」はこちら。

⇒2016年12月26日「本田真凜の愛らしさと天性の表現力」はこちら。

⇒2016年9月13日「本田真凜、ジュニア女王の重圧・・・フィギュアGP」はこちら。

⇒2015年12月22日「本田真凜を本田望結が追いかける」はこちら。

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本田真凜、坂本花織、白岩優奈はうふん!

フィギュアスケート世界ジュニア選手権が行われています。
次世代の「登竜門」としてシニアでの活躍を占う試金石になります。
日本勢では、これまでに浅田真央、高橋大輔や羽生結弦らが優勝を飾っています。
オリンピックのプレシーズンであり、今大会は五輪出場を狙う選手にとってきわめて重要な意味を持ちます。
女子シングルは日本勢とロシア勢の二強が表彰台を独占しそうです。

ショートプログラム(SP)が終わりました。
ロシアのアリーナ・ザギトワがパーフェクトな演技を見せ、自らが持つジュニア世界歴代最高得点に迫る70点強を叩き出しました。
やはり安定しており、強い。

彼女は基礎点が1割増しになる演技後半にすべてのジャンプを跳びます。
3回転ルッツ―3回転トウループの連続、3回転ループ、ダブルアクセル(2回転半)をいずれも加点(GOE)がつく出来栄えで決めています。
「少し緊張したけれど、演技後はハッピーな気分になった」と語っています。

2連覇のかかる本田真凜はほぼパーフェクトな演技を見せて自己ベストを更新し、2点強差の2位につけました。
フリースケーティング(FS)で十分に逆転が可能な範囲です。
私は公式練習での出来がよくなくて心配していましたが、緊張感の高まる最終滑走にもかかわらず落ち着いて頑張りました。

3回転フリップ−3回転トウループの連続ジャンプなどを決め、流れるように柔らかく滑りきりました。
いずれもGOEを得ました。
米国で磨いたステップもレベル4を取っています。
表現などの芸術性を評価する演技構成点は全選手のなかでトップでした。

本田真凜は勝負強さを感じさせます。
また、天性の「華」を備えており、しかもとてもチャーミングです。
この大会でもファンや観客、審判にアピールしました。
演技終了と同時に叫び、会心の笑みを浮かべています。

本田真凜はプレッシャーや会場の雰囲気を楽しむ余裕があったようです。
ジュニア世界女王としての重圧に苦しんできた今シーズンをいい形で締め括り、平昌五輪で表彰台に立ってほしいと思います。
本人も吹っ切れたと口にしています。

坂本花織は3位、白岩優奈は5位につけています。
白岩優奈はFSで順位を上げてくるでしょう。

日本の3人娘は全員がノーミスで自己ベストを更新し、うふん!
FSにおおいに期待できそうですね。

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本田真凜の調子、世界ジュニア連覇の重圧

フィギュアスケート世界ジュニア選手権。
女子シングルのショートプログラム(SP)が行われます。
連覇がかかる15歳の本田真凜はこれまでの公式練習で調子がよくありません。
とくに勝敗のカギを握る3回転ジャンプが不安定で、ミスが相次いでいます。
本人は無欲を強調していましたが、裏を返せば重圧を感じているということでしょう。
ただし、表現力は健在です。
浜田美栄コーチによれば、本田真凜は気分屋の面があり、好不調をつかみにくいそうです。
本番で会心の演技を見せてくれるかもしれません。

15歳の白岩優奈は普段の練習で滑っているリンクと真逆で柔らかいと語りました。
感覚をつかむのに苦労しているようです。
全日本選手権のSPではスケート靴に手袋が引っかかって外れるハプニングがあり17位と出遅れましたが、フリースケーティング(FS)では3位となりました。
底力を発揮し、総合6位と巻き返しています。
調子は上向いており、昨年4位と届かなかった表彰台を目指します。

16歳の坂本花織はあまり緊張を感じていないと語りました。
氷の状態に慣れたようで飛距離のあるジャンプを決めています。
全日本ジュニア選手権を制した自信を持って臨むでしょう。
ジュニアGPファイナルでも3位に入っています。

本田真凜は最終の45番目、白岩優奈は44番目、坂本花織は42番目の滑走になりました。
練習の出来では白岩優奈と坂本花織が本田真凜を上回っている印象です。

日本勢の最大のライバルとなるロシア勢も練習を行っています。
14歳のアリーナ・ザギトワはSPもFSも基礎点が1割増しになる演技後半にすべてのジャンプを跳びます。
ジュニアGPファイナルをジュニアの歴代最高の2百点超えで制しています。
ロシア選手権では非公認ながら221.21点という驚異的な得点で、エフゲニア・メドベージェワに次ぐ2位に入っています。
公式練習では試合で跳ばない3回転ルッツ―3回転ループ―3回転ループの超高難度コンビネーションをクリーンに決めています。
(単に余裕なのか、神経戦を仕かけているのか分かりません。)

アリーナ・ザギトワは世界的に優勝候補の筆頭と見なされているはずです。
2018年平昌冬季五輪の年齢制限をクリアしますので表彰台もしくは金メダル争いに加わることでしょう。
この選手は本田真凜など日本勢にとって恐ろしい。
(手がつけられないほど強い。)

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本田真凜とザギトワの激突・・・世界ジュニア選手権

きょうから台湾で行われるフィギュアスケート世界ジュニア選手権。
シーズンを締めくくる最大の大会となります。
日本女子シングルの次世代のスター、15歳の中学生、本田真凜が連覇に挑みます。

私は昨年の金メダル獲得には努力は当然として幸運も働いたと思っています。
本田真凜は世界ジュニア女王として今シーズンに臨むことになりました。
しかし、体調不良、これまで感じたことのないプレッシャーに苦しみました。
全日本ジュニア選手権は勝利を逃し、ジュニアグランプリ(GP)ファイナルはインフルエンザで欠場しました。

そして、迎えた全日本フィギュアスケート選手権。
本田真凜は表彰台まで後一歩の4位と大健闘を見せました。
ショートプログラム(SP)では重圧に打ち克った安堵から涙を流しました。

勝ちたい気持ちが強くなければとうてい勝てませんが、この大会というように狙い澄まして勝つことは至難です。
こだわりすぎると平常心を失いますし、いたずらに緊張が増します。
優勝候補と目されながら3位に終わった全日本ジュニア選手権がそうだったようです。

しかし、本田真凜は2月の全国中学スケート大会で優勝を飾っています。
世界ジュニア選手権へ向けてコンディションを整えてきました。
SPとフリースケーティング(FS)でノーミスの演技を誓っています。

この大会で立ちふさがるのがロシアのアリーナ・ザギトワです。
連続を含めた3回転ジャンプを得意としています。
しかも、基礎点が1割増しになる後半にジャンプを集中させる変則構成です。
さらに、両手や片手を上げて加点を引き出します。
体力によほどの自信がなければできないことです。
本田真凜が棄権したジュニアGPファイナルでジュニア史上初の 200点超えで優勝を飾っています。
今シーズンは「無敵」の強さを誇ります。

アリーナ・ザギトワは年齢がぎりぎりで2018年平昌冬季五輪の出場資格を満たします。
この選手には運も感じます。
そうでなかったのが浅田真央でした。
いまの彼女を倒すのは大変です。

男子シングルはもちろん女子シングルも競技性が高まり、基礎点の高い高難度ジャンプをプログラムにより多く組み込める選手が断然有利な状況になっています。
体が小さく細く軽い10代半ばをちょっと過ぎた選手が五輪制覇を果たす可能性が増しています。
世界ジュニア選手権で激突する本田真凜とアリーナ・ザギトワの二人もそうです。

本田真凜は練習で「4回転ジャンプ」に挑んでいます。
平昌五輪で金メダルを獲ろうとしているからでしょう。
天性の表現力を持つことに加え、高難度のジャンプを苦にしません。
私は勢いに乗ればそれもありうると考えています。
まずは世界ジュニア選手権で連覇を!

◆書き加え(3月14日)

日本人として初となる2連覇を狙う本田真凜が本番会場で氷の感触を確かめるように公式練習を行いました。
SPの曲かけ練習では冒頭の3回転フリップ―3回転トウループのコンビネーションジャンプを決めるなど、ノーミスで滑っています。

このリンクは本大会を見据えて参加した昨年5月のアイスショーで経験済み。
柔らかいリンクが好きとかで「すごく滑りやすい」と語っています。

昨年の大会から成長した自分を感じられる大会にしたいと意気込んでいます。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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