中国人の巨大な食欲が日本人の身近な食材へ向かう。
例えば、オージービーフ(豪州産牛肉)。
輸入量が数年で10倍以上になったようだ。

魚介類はもっと激しい。
世界の消費量に占める中国のシェアは3分の1に及ぶ(不確か)。
マグロに次ぎ、「ウナギ(うなぎ)」に人気が高まる。
それも爆発的・・・。

日本で大騒ぎになっているのが、ウナギの稚魚(シラスウナギ)の極端な不漁である。
当然、ウナギの供給は激減する。
中国での需要急増も受け、価格が高騰した。
例えば、中国産の輸入活ウナギは、2年ほどで3倍近くに跳ね上がった。

ウナギ料理店では値上げが相次ぐ。
値段を2倍にしても採算が苦しい。
今夏の「土用の丑の日」には1万円也の鰻重(うなじゅう)が登場するかもしれない。
ウナギのぼりだ。

とくに品質にこだわる老舗の専門店は悲鳴を上げている。
暖簾を下ろすところも現れた。

吉野家でも夏恒例の鰻丼を百円値上げした。
量は減らさない。

・・・朗報というべきか。
量が豊富なアフリカ産(マダガスカル産)の食用うなぎを輸入する動きが急である。
味などに問題がなければ、安定供給にめどが立つ。
価格もいくらか下がりそうだ。

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