2日のブログで述べたとおり、これからは“ガソリン車”を買えない。
景気回復にともない、ガソリン価格が再び高騰するかもしれないという理由だけでない(仮に日本は不況から抜け出せなくても、中国は経済が活発であり、原材料の需給が逼迫しつつある)。

この先、先進国を中心に、クルマは“脱ガソリン”の流れが一気に加速しそうなのだ。
日本はもとより世界の主要メーカーは、ハイブリッドカー、電気自動車、電池自動車などを相次いで市場へ投入する。

ガソリン車は乗り潰す気持ちがないと、手を出しにくい。
とくに3年後に買い替えを予定していて、しかも下取り価格を新車購入の頭金に充当しようとする人には…。
その時点のガソリン相場にもよるが、ガソリン中古車市場は大きく値崩れしている可能性がある。
新車ディーラーで査定の金額を示され、数字の低さに買い替えを諦める事態が起こる?

私たちの関心が“走り”へ向かった時代がある。
多くのクルマ評論家が現れ、しかもそれで食べていけたことが不思議…。
いまやクルマは生活の道具、移動の足にすぎず、それ以上の意味や価値を見出せない。

とはいえ、走りにこだわる人がいなくなったわけでない。
根っからのクルマ好きは、ガソリン車のかげりに淋しい気持ちを隠せないだろう。
何せエンジン音や排気音、排気臭まで好きらしい。

時代は変わった。
個人・家庭用、法人用を問わず、このトレンドは動かしがたい。
民主党政権もCO2削減へ大きく踏み出す。
ガソリン車完全消滅の日は、秒読みの段階に入っている?

かつて両切りのショートピースを吸ったこともある私。
世間にフィルター付きが広まった頃、あんなのはタバコじゃないと罵ったヘビースモーカーがいたようだ。
50歳以下の方は知るまい。

そうそう、マニュアル車の走り屋はオートマ車をクルマじゃないとなじっていたなぁ…。

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