NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。
長女・村井藍子(青谷優衣)は念願が叶い、教師に…。
自宅から通える小学校で学級(クラス)担任になり張り切っていた。
自分が頑張れば、子どもたちはそれにかならず応えてくれると…。
が、実際には悩みが芽生え、膨らんでいった。
児童の気持ちをつかめなかったのだ。
藍子は、先生をやる資格がないと自信をなくしていた。

水木しげる(村井茂。向井理)は、チャンス到来と大喜び。
これで株式会社水木プロダクションを手伝ってもらえる。
村井布美枝(松下奈緒)は娘が泣くほど苦しんでいるのにと怒った。
当然だろう。

父の気持ちが痛いほど分かっている藍子は、それを理由に教員を辞めたいと言い出した。
布美枝は、「あんたがそうしたいならそうしなさい。お母ちゃんは何も言わん」と突き放した。
「でも、お父ちゃんのせいにするなんて、藍子らしくない」。

この頃、やはり年中無休で働いていた水木しげるは、姉を気づかう次女・村井喜子(荒井萌)に言った。
人生は、好きなことをやれば報われる、頑張れば報われるというものでもない。
自分もそうだったが、途中で諦めなかったのがよかったと…。

水木しげるは、藍子の心中を察して考え直した。
娘の部屋で、とことんやってみなくては、ほんとうに好きかどうかさえ分からないと諭した。
「戦わずして土俵を下りるのが、一番つまらんぞ」。
部屋の外で話を聞いた布美枝は胸をなで下ろした。
藍子はこの一言で目が覚め、立ち直った。
代わりに、喜子が短大を出たら、父を手伝いたいと布美枝に申し出た。

「ゲゲゲの女房」は夫婦の成長物語、そして家族の成長物語である。
青谷優衣と荒井萌は、性格が好対照の姉妹を精一杯演じている。

なお、台詞はいずれもうろ覚え。
私は忙しくてブログに力を入れられない。
アップにアップアップ。

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