長らく営業の変革と地位向上の2点に取り組んできた私にとり、きわめてショッキングな情報が飛び込んできた。
悔しいというか、情けないというか…。
日本から営業雑誌が完全に姿を消す。
古い歴史を有する2誌がほぼ同時に休刊になる。
書店店頭販売の隔月刊誌『ダイヤモンド・ビジョナリー』が7月号をもって休刊。
こちらはダイヤモンド・ビジネス企画の発行。
年間契約購読の季刊誌『ザッツ営業』が夏号をもって休刊。
こちらは日本実業出版社の発行。
実質は“廃刊”か。
私は連載などで、両誌にとてもお世話になった。
とりわけ『ザッツ営業』。
私の2冊の営業本は、同誌の前身である月刊誌『オールセールス』の連載から生まれた。
また、私が理事長を務めるNPO法人営業実践大学は『ダイヤモンド・ビジョナリー』にとてもお世話になった。
月例公開講座の大学セミナーの内容を載せていただいた。
会員やゲストも連載の機会を与えていただいた。
心より感謝したい。
ところで、緩やかな意味での営業関係者は1千万人とも言われている。
市場のボリュームとしては十分なのに、営業をテーマとした商業誌が一冊も成り立たないとは…。
この先、日本の営業のレベルアップは危うい。
売ろうとして売れる時代はとうに終わった。
市場環境は厳しくなるばかり。
営業も真剣に学ばなくては、それなりの成績を上げられない。
不況の都度、職場から放り出されてしまう。
営業の仕事で自分と家族の生活を支えているわけだから、もう少し熱心に学んでよいのでは…。
私は持ち出しに耐えながら、NPO法人営業実践大学を足かけ15年にわたり続けている。
月例公開講座の実績は百六十回近く。
営業人材紹介で有名なジェイックからセミナールームの無償提供を受けている。
わずかな費用でトップセールスパーソンなどから営業の生きたノウハウや事例を学べる場である。
しかも、業務に支障の少ない夜間の開催。
しかし、それでも参加者が集まらなくて困り果てている。
よりよい営業になろうとの意欲は残念ながら高くない。
継続して学ぶなら、かならずや力が付くはずだが…。
営業雑誌の消滅の知らせは、営業実践大学の運命を示しているように思う。
私はすっかり老いた。
いつまで頑張れるだろう?
Copyright (c)2009 by Sou Wada
←応援、よろしく!
悔しいというか、情けないというか…。
日本から営業雑誌が完全に姿を消す。
古い歴史を有する2誌がほぼ同時に休刊になる。
書店店頭販売の隔月刊誌『ダイヤモンド・ビジョナリー』が7月号をもって休刊。
こちらはダイヤモンド・ビジネス企画の発行。
年間契約購読の季刊誌『ザッツ営業』が夏号をもって休刊。
こちらは日本実業出版社の発行。
実質は“廃刊”か。
私は連載などで、両誌にとてもお世話になった。
とりわけ『ザッツ営業』。
私の2冊の営業本は、同誌の前身である月刊誌『オールセールス』の連載から生まれた。
また、私が理事長を務めるNPO法人営業実践大学は『ダイヤモンド・ビジョナリー』にとてもお世話になった。
月例公開講座の大学セミナーの内容を載せていただいた。
会員やゲストも連載の機会を与えていただいた。
心より感謝したい。
ところで、緩やかな意味での営業関係者は1千万人とも言われている。
市場のボリュームとしては十分なのに、営業をテーマとした商業誌が一冊も成り立たないとは…。
この先、日本の営業のレベルアップは危うい。
売ろうとして売れる時代はとうに終わった。
市場環境は厳しくなるばかり。
営業も真剣に学ばなくては、それなりの成績を上げられない。
不況の都度、職場から放り出されてしまう。
営業の仕事で自分と家族の生活を支えているわけだから、もう少し熱心に学んでよいのでは…。
私は持ち出しに耐えながら、NPO法人営業実践大学を足かけ15年にわたり続けている。
月例公開講座の実績は百六十回近く。
営業人材紹介で有名なジェイックからセミナールームの無償提供を受けている。
わずかな費用でトップセールスパーソンなどから営業の生きたノウハウや事例を学べる場である。
しかも、業務に支障の少ない夜間の開催。
しかし、それでも参加者が集まらなくて困り果てている。
よりよい営業になろうとの意欲は残念ながら高くない。
継続して学ぶなら、かならずや力が付くはずだが…。
営業雑誌の消滅の知らせは、営業実践大学の運命を示しているように思う。
私はすっかり老いた。
いつまで頑張れるだろう?
Copyright (c)2009 by Sou Wada
←応援、よろしく!