加東仁(JK)氏が執筆した「中小企業のチャイナ・サバイバル」をNPO法人営業実践大学のホームページにアップした。
この人気連載もついに最終回を迎えた。
中国の国土は日本のそれの25倍。
当然、地域により気候が大きく異なる。
また、インフラが不十分なこともあり、深刻な自然災害にしばしば見舞われる。
第11回は「天災」。
大洪水の写真入り。
JK氏とは、もともとマイミクつながり。
私は、ミクシィで見事なブログを拝見していた。
そこで、JK氏に営業実践大学の会報『月刊営業人(えいぎょうびと)』での1年間全11回の連載をお願いし、ボランティアで引き受けていただいた。
より多くの方々に読んでほしい、楽しんでほしいと思い、ご本人の許可を得て、ウェブ上で公開している。
JK氏について―。
90年代以降、日本の部品メーカーなど製造業が生き残りをかけ、中国へ工場を移した。
JK氏は、右も左も分からぬ中国で苦労の末に「工場」を立ち上げ、試行錯誤を重ねて「経営」に当たってきた現地の最高責任者である。
ミクシィのJK氏のページに、詳しいプロフィールが記されている。
連載依頼の趣旨―。
私はJK氏のブログに接し、「中国でのビジネスを知る生きた教材になる」と感じた。
日本の中小企業のなかには、これから中国に進出し、事業を展開するところも少なくないだろう。
いまや生産拠点だけでなく、マーケット(市場)としての魅力も非常に大きい。
しかし、私たちは中国のビジネス事情などをほとんど知らない。
これでは余りにリスキーで、成功率が低くなる。
また、私を含め、島国の日本人は海外でのつきあいが苦手であり、現地になかなか溶け込めない。
中国に進出するなら、その文化や風土、慣習や生活など、お国柄と国民性も知っておきたい。
JK氏に15年以上の滞在経験を踏まえ、広くビジネスに関わる実情や実感を語ってもらった。
私の読後感―。
経営は、日本では科学かもしれないが、中国では“格闘技”である。
私たちの常識がまず通用しない。
調達や販売などの取引先どころか、従業員についても…。
相手に舐められたら商売をやっていけず、ときに腕力さえ必要になる。
日本では当たり前の治安やルールも保たれていない。
中小企業が安易な気持ちで中国に進出すると失敗する。
かなりの覚悟が欠かせない。
JK氏の連載はエキサイティング。
面白がってはいけない内容だが、私は面白かった。
◇
…振り返れば、連載開始が2008年9月号。
そう、米国の金融バブル崩壊を発端に、世界が未曽有の不況に一瞬で飲み込まれた。
テレビの特集番組でも、中国の製造業の惨状が報じられた。
滅茶苦茶な日本よりはるかに深刻。
工場閉鎖や人員削減、賃金不払いが相次ぎ、労働者の暴動が無数に生じた。
ここにきて、沈んだままの先進国を尻目に、中国は独り気を吐いている。
しかし、大多数を占める輸出型製造業の回復の足取りは軽やかとはいかないようだ。
連載期間中、現地工場経営の最高責任者であるJK氏のご苦労は並々ならぬものがあったはず。
最悪の環境下での執筆になってしまった。
ところが、営業実践大学の事務局が原稿の督促を一度も行わなかったのは、JK氏が初めて。
連載を引き受けた以上、締め切りを守るのは当たり前のことでも、これが実に難しい。
私も執筆者の端くれだが、月刊誌の連載では編集者に大変な迷惑をかけてきた。
責任感の塊のJK氏は、つねに1カ月分の先渡し。
連載完了、お疲れさまでした。
ありがとうございました。
心より感謝申しあげます。
なお、ミクシィに入会している方は、ぜひJK氏のブログも覗いてほしい。
読者の多いこと! コメントの多いこと!
豊富な写真とともに、現地の空気や匂いが伝わってくる。
Copyright (c)2009 by Sou Wada
←応援、よろしく!
この人気連載もついに最終回を迎えた。
中国の国土は日本のそれの25倍。
当然、地域により気候が大きく異なる。
また、インフラが不十分なこともあり、深刻な自然災害にしばしば見舞われる。
第11回は「天災」。
大洪水の写真入り。
JK氏とは、もともとマイミクつながり。
私は、ミクシィで見事なブログを拝見していた。
そこで、JK氏に営業実践大学の会報『月刊営業人(えいぎょうびと)』での1年間全11回の連載をお願いし、ボランティアで引き受けていただいた。
より多くの方々に読んでほしい、楽しんでほしいと思い、ご本人の許可を得て、ウェブ上で公開している。
JK氏について―。
90年代以降、日本の部品メーカーなど製造業が生き残りをかけ、中国へ工場を移した。
JK氏は、右も左も分からぬ中国で苦労の末に「工場」を立ち上げ、試行錯誤を重ねて「経営」に当たってきた現地の最高責任者である。
ミクシィのJK氏のページに、詳しいプロフィールが記されている。
連載依頼の趣旨―。
私はJK氏のブログに接し、「中国でのビジネスを知る生きた教材になる」と感じた。
日本の中小企業のなかには、これから中国に進出し、事業を展開するところも少なくないだろう。
いまや生産拠点だけでなく、マーケット(市場)としての魅力も非常に大きい。
しかし、私たちは中国のビジネス事情などをほとんど知らない。
これでは余りにリスキーで、成功率が低くなる。
また、私を含め、島国の日本人は海外でのつきあいが苦手であり、現地になかなか溶け込めない。
中国に進出するなら、その文化や風土、慣習や生活など、お国柄と国民性も知っておきたい。
JK氏に15年以上の滞在経験を踏まえ、広くビジネスに関わる実情や実感を語ってもらった。
私の読後感―。
経営は、日本では科学かもしれないが、中国では“格闘技”である。
私たちの常識がまず通用しない。
調達や販売などの取引先どころか、従業員についても…。
相手に舐められたら商売をやっていけず、ときに腕力さえ必要になる。
日本では当たり前の治安やルールも保たれていない。
中小企業が安易な気持ちで中国に進出すると失敗する。
かなりの覚悟が欠かせない。
JK氏の連載はエキサイティング。
面白がってはいけない内容だが、私は面白かった。
◇
…振り返れば、連載開始が2008年9月号。
そう、米国の金融バブル崩壊を発端に、世界が未曽有の不況に一瞬で飲み込まれた。
テレビの特集番組でも、中国の製造業の惨状が報じられた。
滅茶苦茶な日本よりはるかに深刻。
工場閉鎖や人員削減、賃金不払いが相次ぎ、労働者の暴動が無数に生じた。
ここにきて、沈んだままの先進国を尻目に、中国は独り気を吐いている。
しかし、大多数を占める輸出型製造業の回復の足取りは軽やかとはいかないようだ。
連載期間中、現地工場経営の最高責任者であるJK氏のご苦労は並々ならぬものがあったはず。
最悪の環境下での執筆になってしまった。
ところが、営業実践大学の事務局が原稿の督促を一度も行わなかったのは、JK氏が初めて。
連載を引き受けた以上、締め切りを守るのは当たり前のことでも、これが実に難しい。
私も執筆者の端くれだが、月刊誌の連載では編集者に大変な迷惑をかけてきた。
責任感の塊のJK氏は、つねに1カ月分の先渡し。
連載完了、お疲れさまでした。
ありがとうございました。
心より感謝申しあげます。
なお、ミクシィに入会している方は、ぜひJK氏のブログも覗いてほしい。
読者の多いこと! コメントの多いこと!
豊富な写真とともに、現地の空気や匂いが伝わってくる。
Copyright (c)2009 by Sou Wada
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