コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

デスクワーク

天国と地獄・・・仕事のキャパシティ

待ちわびたゴールデンウィーク(GW)がスタートした。
私は普段、デスクワークに落ち着いて取り組むことがまったくできない。
出張や外出がないときでも、溜まった雑用の処理や電話でのやり取りに追われる。

私は、人前でしゃべるという職業柄、どうしても世相や時事に通じておきたい。
しかし、新聞(いまは電子版)に接する時間が限られ、締め切りが迫ると何日も遠ざかってしまう。
そこで長年、デスクワークでは、ホテルでも書斎でもテレビをつけっ放しにしてきた。
ニュースと経済系の番組の多いテレビ東京とNHK総合が中心。
“ながら視聴”なので音声がときどき聞こえてくる程度である。

今年に入って仕事がキャパシティをはるかに超え、いよいよ立ち行かなくなってきた。
そこで、3月に書斎のテレビを処分した。
私にとり重大な決断だった。

そして、分かったのは知的生産性がかなり違うということだった。
自分が考えるより効率が大幅に高まった。
テレビをほとんど気にしていないつもりだったが、実際にはエネルギーを奪われていたのだ。

今年のゴールデンウィークは前半の3連休と後半の4連休に分かれる。
期間中、デスクワークに思い切り集中できる。
とてもありがたい。
それは天国である。
が、息をつけないほど仕事の中味が濃くなるので、地獄である。

天国と地獄が同居するのが、私のゴールデンウィーク。

・・・木曜日に六本木のスタジオで収録を行ったSBI大学院大学の「経営幹部の実践営業学」第1時限の授業は惨敗だった。
コンテンツを削りに削ってテキストを仕上げたら、削りすぎて時間が60分を大きく割り込んでしまった。
5月1日、2日と撮り直しである。
昨夜から一睡もせずにコンテンツを膨らませている。
第1時限だけで気が遠くなる手間を要している。
何をやっているやら・・・。

なお、第1時限の授業は無料でだれでも視聴でき、なおかつ受講者用テキストをダウンロードできる(予定)。
SBI大学院大学のホームページにアップされたら、ぜひご視聴・ご利用いただきたい。

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プロ講師の百倍ルール…食べていけない低収入

私は人前で話す時間の最低でも百倍の時間をコンテンツの作成に費やすことを絶対のルールにしている。
例えば、90分の講演なら最低 150時間、1日(6時間)の講演なら最低 600時間。
職業講師なので、講演・セミナー・研修の内容(コンテンツ)に大きな情熱とエネルギーを注ぐのは当然だろう。

しかし、「内容」と「表現」は半々と強く戒めている。
参加者や受講者に「話しても伝わらない」というのが、職業講師としての出発点である。
では、どう伝えるか?
それを本気で追求すると、話す時間のゆうに百倍の時間が準備にかかる。
これが、自分自身に課した「百倍ルール」。

私は、企業(クライアント)やビジネスセミナー会社などで新テーマの講演・セミナー・研修の採用が相次いでいる。
何と今年度下期だけで20本近い新テーマである。
正直、仕事を欲張りすぎた。
キャパシティオーバーだった。
が、自分が進んで引き受けた以上、顧客に迷惑をかけるわけにいかない。
やるっきゃない!

むろん、それらのコンテンツのベースはすでに存在する。
また、そうでないと引っ繰り返って頑張っても間に合わせられない。
完成に近い状態、叩き台と呼べる状態、素材くらいの状態と、原稿はレベルがまちまちである。
これを講演・セミナー・研修の実施日に合わせてブラッシュアップしていく。
この先、デスクワークが可能な日はそれに没頭することになる。
おそらく8カ月〜1年間。
自分の頭と心、体の限界との戦いが延々と続く・・・。

                       ◇

表現を含めたコンテンツは、講師の「商品」である。
そう、命!
世の中の会社は商品の開発に気の遠くなる情熱とエネルギーを注いでいる。
この商品には人気テーマパークや高級ホテル、老舗百貨店などでのサービスといった無形のものも含まれる。
例えば、一杯千円もしないラーメンの開発に数カ月はおろか数カ年の歳月をかける人が大勢いる。
私の「百倍ルール」に驚く人がいるが、この程度の格闘は屁みたいなものだ。

会社を儲けさせるのも潰すのも、決めるのは顧客である。
同様に、講師を儲けさせるのも潰すのも、決めるのは顧客である。

講師は自身の商品となるコンテンツ作成にそれくらいの努力を傾けないかぎり、プロとして長くやっていけない。
それどころか、ろくに食べていけないはずだ。
実は、講師やコンサルタントは気の毒なくらい収入が低い。
指導先の社員よりもずっと貧しいのが普通である。
私が若い講師やコンサルタントに尋ねると、正直な人が答えてくれることがある。
耳を疑う低収入だ。
たいてい周辺の仕事やさまざまな副業で生活を支えている。
これでは彼らに講演やコンサルティングを依頼する気にもなれない。

21世紀に入り、とくにリーマンショック以降、ゆとりを持ってこの仕事を悠々と楽しめる職業講師が激減した。
主要なビジネスセミナー会社でも10年間で常連の営業講師は大方が消えてしまった。
かたや、若い営業講師がほとんど現れない。
いや、現れるのだがよくて2〜3年、人により一瞬で消える。

プロ講師であろうとしたら、やはり自分の最大の売り物となるコンテンツ作成に命を懸けるしかないのだ。

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節煙への挑戦…だれも褒めてくれない

私は若い頃、フリーランスのプランナーだった。
仕事の締め切りに追い立てられて年中無休、わずかな睡眠時間のほかはデスクワークだった。
喫煙の本数がどんどん増えていき、猛烈なヘビースモーカーになった。
右手でシャープペンシルを走らせ、左手でタバコを吸う「チェーンスモーカー」である。
1日5箱百本。
人差し指と中指の間がヤニで茶色に染まった。

ところが、1990年代後半、講師の仕事が軌道に乗ってからは本数が減った。
やがて年間2百回近く公開セミナーや企業研修を引き受けるようになった。
短時間の講義でなく、朝から夕まで、しばしば夜まで、ときに深夜まで。
遠距離移動を含め、1年中飛び回っている感じ。
講師の仕事では休憩時間にしかタバコを吸えない。
また、仕事の終了後、そして仕事の切れ目は、ベッドに倒れ込んでいた。
1日2箱40本。

私はサードキャリアに挑もうと、還暦前年の2010年からセミナーや研修の講師を降りた。
いまはちんたら「転職活動」を行っている。
平たく言えば、失業中。
原稿(図書)を執筆したり、自分商品を開発したり…。
久し振りにデスクワークが主体の生活に戻った。
すると、再び喫煙の本数が増えはじめた。

1日3箱60本に達すると、翌日がつらくなる。
気分が悪い。
老いによる体力の低下、体調の悪化も響いている。

これはいかんと、9月上旬から「節煙」を心がけるようになった。
挑戦かなぁ。
そして、苦しみながらも1日1箱20本のペースに落とすことができた。
4日でなくなった1カートン(10箱入り)が、いまは10日もつようになった。

だれも褒めてくれないが、私としてはかなり頑張った。
ちょっとした油断で喫煙の本数が増えるので、何とか維持していきたいと考えている。
が、正直、自信がない…。

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電子辞書の利便性…紙の辞典・事典は不要?

私は、岩波書店の「広辞苑」を“版”が変わるたびに買い求めてきた。
40歳以前はプランナーとして企画書を作成し、40歳以後は講師としてテキストや書籍などのコンテンツを作成した。
贅沢にも“総革装”を持ったこともある。
しかし、非常にかさ張るので、本棚に収める。
そこで、合わせて岩波の国語辞典(デスク版)や三省堂の国語辞典(机上版)を備えていた。
どちらもたいして大きくない。

正直に言えば、それでもページを繰るのはきわめてまれだった。
手書きの時代では、漢字が分からないと辞書で調べるしかない。
いくらか使った。
が、ワープロが登場した。
辞書を引くのは、意味が曖昧なときが中心である。
私はその手間が煩わしく、適当に言葉を用いてきた。
結局、ほとんど使わなかった。
辞書とはそうしたものだと思っていた。

ところが、私は電子辞書を購入し、デスクワークに携わる日は幾度も引くようになった。
ちょっとでも疑問や不安を感じると、すぐに当たる。
それまでの横着がうそのよう。
いまはデスクトップパソコンのキーボードの隣に置いている。
一番手近だ。

どうせならとカシオ製の上位機種を購入し、2年少々しか経っていない。
先だって量販店の店頭で見た最新機種は文字がとてもきれいであり、しかもカラー画面だった。
私の電子辞書と別次元。
写真やイラストなどのビジュアル情報が豊富に含まれたコンテンツを楽しめる。
機能も進化しているようだ。

私は、紙の辞典や事典を買い求めることがなくなるだろう。
利便性において比較にならない。
電子書籍端末も登場した。

電子辞書は今後、他の機器と複合するのか、他の機器に吸収されるのか…。

以下に、「電子辞書に驚き!」と題する2008年6月23日のブログを収める。
いくらか手を加えた。

                      ◇◆◇

私は何事も奥手だ。
とりわけ目新しいモノやコトに対し、億劫と感じる。

私は職業柄、辞典や事典を引く機会が多い。
電子辞書がいいという話はしばしば耳にしたが、つい最近まで“現物”にこだわっていた。
使い慣れたものをわざわざ替える必要はないとの気持ちが強かった。
ところが、私が尊敬する知人から呆れ顔とともに電子辞書を強く勧められ、半信半疑で買った。
…実際に使ってみて、あまりの便利さに驚きを隠せない。

コンテンツは百種類!
このなかには百科事典も含まれるので、百冊以上がコンパクトな機器のなかに収められている。
これを本(紙媒体)で購入するとなると金額が膨らむし、何よりもスペースを食う。
電子辞書は机の隅にちょこん。

例えば、私がもっとも頼りにする岩波書店の「広辞苑」は大きく重い。
本棚に取りにいき、机に持ってきて、おもむろに開く。
そして、本棚に戻しにいく。
箱の出し入れもある。
面倒臭い。
それ以前に、私は腰痛・背筋痛・肩痛を抱えており、イスから立ちあがるのが苦労である。
たった一つの言葉を調べるだけなのに…。
これが電子辞書では手軽に行える。
いや瞬時に済ませられる。
机の上はパソコンと周辺機器、当面の仕事に関わる資料などに占領され、それほど使わない辞典を置く余裕がない。

もう一つメリット。
私はひどい近視と乱視に老眼が加わり、大きくなった新聞の本文記事さえ読みにくい。
細かな文字が宿命の辞典だとメガネを外し、ページに鼻を近づけるようにして読まなければならない。
そしてメガネをかけ、パソコンの文書や原稿に向かう。
こうした時間がバカにならず、そのうえ目も疲れる。
電子辞書では自分の視力に応じて文字の大きさを変えられるので、これまでの煩わしさと辛さからも解放された。
そう、老人にやさしい。

変化が激しい時代では、私のような奥手は損をする?
ダメでもともとというくらいの気持ちで、技術革新により誕生する商品やサービスを果敢に試したほうがよいのかもしれない。
こんな優れものならもっと早い時期に使うべきだった。
ホント、後悔している。

ただし、電子辞書では気ままにページをめくる使い方ができにくい。
例えば、名言集やことわざ辞典から“好きな言葉”を見つける場合に適さない。
あくまでも“何か”を調べる際に絶大な威力を発揮することを付け加えておこう。
目的性の強い利用に限られる。

いや、待てよ。
多様なコンテンツの横断閲覧が可能なので、その過程で発見や遊びといった喜びも得られるのか…。
確かに本では叶えられない。
私が単に電子辞書の使い方が分かっていない?

そういえば、通販会社からわが家に電子辞書が届いたとき、私より先に使った小学5年生の子どもが満足気な表情で返しにきた。
説明書など読まなかったようだ。
若い世代はいとも簡単に使いこなす。
ひょっとして彼らは電子辞書を楽しむ?

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1日が短い

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1日が恐ろしく短い。
私は、講演セミナー研修、コンサルティング、ミーティング、営業活動などで外出する機会が多い。
しかも大半は出張。
デスクワークに集中できる日はきわめて限られる。

目が覚めると同時にパソコンに向かう。
顔も洗わないし、歯も磨かない。
仕事の合間に清浄綿で汚れを取り、リステリンで口をすすぐ。
物臭の極み。

食事や入浴の時間を惜しんで仕事を続ける。
川柳20080917-03飯は食わないわけにいかないが、風呂はほとんど入らない。
夕食でも15分以内。

午前1時、2時、3時…。
ただし、眠気は襲ってこない。私は眠くならないので、どうしてもオーバーワークになる。
やがて疲労が限界に…。
パソコンを閉じると同時にベッドに倒れ込む。
しかし、年老いてからなかなか寝つかれなくなった。

こんな生活がずっと続いている。
とくに今年は夏以降、MBAの授業の準備に追われている。
いま5時。

1日が一瞬で終わる。
それが私の実感。

9時には仕事にかかっているはず。

                       ◇

このブログはきょうの午後5時頃に秘書がアップしてくれる。

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腰痛が悪化

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このところ腰痛がひどい。
原因は思い当たらない。
日常の動作に大きな支障が出ている。
営業活動で社長とお会いしても頭を下げるだけで、腰を折ることができない。
お辞儀になっていない。
もちろん、デスクワークは厳しい。仕事が溜まりに溜まっている。

…1年でもっとも暑い時期なのに。
この調子だと、寒さに向かう頃合いが思いやられる。
痛みが激しくなったり引っ込んだりを繰り返しながら、徐々に悪化しているのだろう。

右肩に留まっていた痛みが数カ月前に左肩に広がり、両腕を動かせなくなった。
困るのは入浴時。
妻を呼び、背中を流してもらっている。
介護されているよう。
だが、出張中は洗えなくて、気持ちが悪い。

妻に面倒ばかりかけている。
見捨てられなければよいが…。
熟年離婚の見出しを目にするたび、冷や冷や。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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