ネイサン・チェンに自信をつけさせない
前人未到の五輪3連覇にフォーカスせよ
フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
先ごろ行われた全米選手権を見たでしょうか。
ショートプログラム(SP)で世界王者のネイサン・チェンが1位に立ち、フリースケーティング(FS)で衝撃的なスコアを叩き出し、悠々と3連覇を成し遂げました。
朝飯前と言わんばかり、3種類、計4本の4回転ジャンプをパーフェクトに決めています。
点数が1割増しとなる後半にすべてのコンビネーションを置くというどん欲な構成でした。
国際スケート連盟(ISU)の非公認ながら228.80点、合計342.22点を記録しました。
本田真凜を指導するラファエル・アルトゥニアンコーチとキス・アンド・クライで得点を見て「ワオ」と驚きました。
いったいどういう採点をしているのか?
ネイサン・チェンは出来栄え点(GOE)も際立ちました。
おもに表現力を示す「演技構成点」でも、2項目で10点満点、残り3項目で9点台後半でした。
グランプリ(GP)シリーズ「スケートアメリカ」で記録したパーソナルベスト282.42点を60点近くも上回りました。
とんでもない数字であり、いったいどういう採点をしているのかと怒りたくなります。
羽生結弦がGPシリーズ「フィンランド大会」で記録したルール改定後の最高得点297.12点を45点ほど上回りました。
参考までに記せば、「歴史的高得点」とされてきた昨シーズンまでの世界歴代最高得点は羽生結弦が2015年GPファイナルで記録した330.43点です。
羽生結弦も宇野昌磨もけがの回復途上!
ネイサン・チェンは3月にさいたまで行われる世界選手権に出場します。
GPファイナル連覇、世界選手権制覇により課題だった「メンタルの弱さ」を克服しつつあります。
かたや、五輪2連覇の羽生結弦も平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨もけがの回復途上です。
しかも、宇野昌磨はネイサン・チェンに負け癖がついています。
⇒2018年12月29日「宇野昌磨はネイサン・チェンに負け癖」はこちら。
素晴らしい実力を備える二人といえども万全の状態で臨まないとネイサン・チェンに敗れる恐れがあります。
メンタルの状態で成否が左右される高難度ジャンパーに自信をつけさせるときわめて厄介です。
2022年北京五輪を含めた大舞台で最大のライバルに楽に滑らせることになります。
ルール改定により演技の「質」が重視されるようになりましたが、依然として得点に占めるジャンプの比重は大きい。
最後の砦、羽生結弦に負けてほしくない
ネイサン・チェンは名門エール大学1年に在籍する文武両道のスーパーエリートです。
さいたまで彼の時代が幕を開けるかもしれません。
私はとくに日本男子の最後の砦、羽生結弦に負けてほしくない。
⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。
羽生結弦は前人未到のオリンピック3連覇の偉業を成し遂げられる力を持っていると考えています。
あくまでも北京五輪にフォーカスし、史上最高のフィギュアスケーターとして、まばゆい栄光とともに競技人生を締め括ってください。
これこそが羽生結弦にふさわしい最後の大仕事といえます。
(1月28日執筆)
category:羽生結弦ブログはこちら。
◇◆◇
羽生結弦に関するブログは以下のとおり。
⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。
⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。
⇒2018年11月30日「羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使」はこちら。
⇒2018年11月21日「羽生結弦はフィギュアスケートの神なのか」はこちら。
⇒2018年11月20日「羽生結弦に奇跡の復活は期待できない」はこちら。
Copyright (c)2019 by Sou Wada
←応援、よろしく!
前人未到の五輪3連覇にフォーカスせよ
フィギュアスケート男子シングルの羽生結弦。
先ごろ行われた全米選手権を見たでしょうか。
ショートプログラム(SP)で世界王者のネイサン・チェンが1位に立ち、フリースケーティング(FS)で衝撃的なスコアを叩き出し、悠々と3連覇を成し遂げました。
朝飯前と言わんばかり、3種類、計4本の4回転ジャンプをパーフェクトに決めています。
点数が1割増しとなる後半にすべてのコンビネーションを置くというどん欲な構成でした。
国際スケート連盟(ISU)の非公認ながら228.80点、合計342.22点を記録しました。
本田真凜を指導するラファエル・アルトゥニアンコーチとキス・アンド・クライで得点を見て「ワオ」と驚きました。
いったいどういう採点をしているのか?
ネイサン・チェンは出来栄え点(GOE)も際立ちました。
おもに表現力を示す「演技構成点」でも、2項目で10点満点、残り3項目で9点台後半でした。
グランプリ(GP)シリーズ「スケートアメリカ」で記録したパーソナルベスト282.42点を60点近くも上回りました。
とんでもない数字であり、いったいどういう採点をしているのかと怒りたくなります。
羽生結弦がGPシリーズ「フィンランド大会」で記録したルール改定後の最高得点297.12点を45点ほど上回りました。
参考までに記せば、「歴史的高得点」とされてきた昨シーズンまでの世界歴代最高得点は羽生結弦が2015年GPファイナルで記録した330.43点です。
羽生結弦も宇野昌磨もけがの回復途上!
ネイサン・チェンは3月にさいたまで行われる世界選手権に出場します。
GPファイナル連覇、世界選手権制覇により課題だった「メンタルの弱さ」を克服しつつあります。
かたや、五輪2連覇の羽生結弦も平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨もけがの回復途上です。
しかも、宇野昌磨はネイサン・チェンに負け癖がついています。
⇒2018年12月29日「宇野昌磨はネイサン・チェンに負け癖」はこちら。
素晴らしい実力を備える二人といえども万全の状態で臨まないとネイサン・チェンに敗れる恐れがあります。
メンタルの状態で成否が左右される高難度ジャンパーに自信をつけさせるときわめて厄介です。
2022年北京五輪を含めた大舞台で最大のライバルに楽に滑らせることになります。
ルール改定により演技の「質」が重視されるようになりましたが、依然として得点に占めるジャンプの比重は大きい。
最後の砦、羽生結弦に負けてほしくない
ネイサン・チェンは名門エール大学1年に在籍する文武両道のスーパーエリートです。
さいたまで彼の時代が幕を開けるかもしれません。
私はとくに日本男子の最後の砦、羽生結弦に負けてほしくない。
⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。
羽生結弦は前人未到のオリンピック3連覇の偉業を成し遂げられる力を持っていると考えています。
あくまでも北京五輪にフォーカスし、史上最高のフィギュアスケーターとして、まばゆい栄光とともに競技人生を締め括ってください。
これこそが羽生結弦にふさわしい最後の大仕事といえます。
(1月28日執筆)
category:羽生結弦ブログはこちら。
◇◆◇
羽生結弦に関するブログは以下のとおり。
⇒2019年1月14日「羽生結弦が4Aクワッドアクセルを跳ぶ日」はこちら。
⇒2018年12月6日「羽生結弦に3年連続特例など問題外、全日本フィギュア2018」はこちら。
⇒2018年11月30日「羽生結弦はけん玉大使、昭和26年生まれはマグマ大使」はこちら。
⇒2018年11月21日「羽生結弦はフィギュアスケートの神なのか」はこちら。
⇒2018年11月20日「羽生結弦に奇跡の復活は期待できない」はこちら。
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