先週水曜日から今週水曜日まで、8日間のCD録音をキャンセルした。
私にとり初のCD商品の発売は先延ばしになった。

この間、通院治療とストレッチやウオーキングなどの軽い運動に努めた。
腰と背中のひどい痛みがかなり取れた。
いまは中山式コルセットもオカモト骨盤ベルトも巻いていない。
湿布以外の薬もまったく用いていない。
それでも日常生活を送れるようになった。
もう一息・・・。

私は木曜日から通常の仕事に復帰した。
しかし、当日、目覚めたらノドが痛む。
しばらく肌寒い日が続いていた。
眠っている間に気温が下がったのだろう。
風邪薬に頼ることになってしまった。
気候がぐずつき、どうも体調が思わしくない。

                       ◇

ところで、私が小学生から中学生の頃、大好きだった「ザ・ピーナッツ」の姉・伊藤エミが亡くなった。
姉妹(妹・伊藤ユミ)は歌唱力があり、華やかで軽やかでのびやかな歌声が魅力だった。
しかも双子だったので息がぴったりと合い、ハーモニーが美しかった。
また、とても可憐だった。
二人を超える双子歌手は現れていない。
私はさみしいかぎり・・・。

ザ・ピーナッツは、テレビ(モノクロ)が家庭に普及しはじめた、芸能界の黎明期にさっそうと登場した。
私がたいてい見ていたのが『シャボン玉ホリデー』という音楽バラエティ番組である。
ザ・ピーナッツが司会を兼ね、「ハナ肇とクレージーキャッツ」と各回のゲストがコントやトーク、歌を披露した。
植木等の伝説のギャグ「お呼びでない? お呼びでないね。こりゃまた失礼いたしました!」はこの番組から生まれた。

私は生まれ故郷・直江津の映画館で、東宝の怪獣映画『モスラ』を観た。
1961年、直江津小学校4年生だった。
“特撮”が取り入れられ、文句なく面白かった。
ザ・ピーナッツが小美人として歌うシーンを鮮明に覚えている。
体長1尺ほどの双子の妖精。
巨大な蛾・モスラを守護神としてあがめ、巫女として仕える。
二人はあくまで歌手として同作品に出演した。

私は伊藤エミが元「ザ・タイガース」の沢田研二と結婚したことを思い出した(その後、離婚)。

ザ・ピーナッツの活躍は目覚ましかった。
高度成長を背景に、日本人は希望に満ちていた・・・。
ご冥福をお祈りする。

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