20070411-03私は先日、東京・麹町のSMBCコンサルティング(三井住友銀行系列シンクタンク)で「会話がはずむアプローチブックのつくり方」と題するセミナーを行った。
月例の夜間講座「90分実践営業塾」の3月開催分である。

新テーマなので、コンテンツづくりに手間取った。
例により不眠不休に近い頑張りで、開催3日前に講師用のテキストを完成させた。
そして、これを土台にして2日前に受講者(参加者)用のテキストを作成した。
こちらは講師用のテキストから見出しと要点以外をデリートするだけでよく、丸1日で作業が終わる。
そして、前日にSMBCコンサルティングに受講者用のテキスト(PDF)をメールに添付して送信しようとして愕然とした。
ちなみに、出力・複写・製本は先方にやってもらう。
送信前、念のために中身を確認したら、文字がどこにも見当たらない。
実は、「90分実践営業塾」の一連のテキストは文章がすべてテキストボックスのなかに収められている。
テキストボックスは残っているのだが、肝心の内容が完全に消えていた。

妻がマイクロソフトのユーザーサポートに電話をかけた。
事実を報告したところ、同じ事例が膨大に報告されているとの返事。
ひどい、なぜ教えてくれなかったのか・・・。
ならば、頻繁にバックアップを取りながら作業を進めた。

苦言を呈すると、解決策が見つかった段階でホームページ上に公開するとの説明。
それはないでしょう・・・。

ということは、現時点で解決策が見つかっていない。
要は、運が悪いと諦めてほしい。

Word2003で作成したテキストボックス入りの文書をWord2010で動かし、Word2003で保存すると多発する。
Word2010で保存すれば問題は起きないとの指摘。
こうした情報はいち早く公開すべきだ。

解決策が見つかっていないと述べたが、それは原因がつかめていないからだ。
ソフトを開発している当事者がよく分からなくなっているに違いない。

私は、開催前日に同じ作業をやり直し、当日朝一にデータを送信して受講者用のテキストを間に合わせた。
幸い、土台となる講師用のテキストは無事であり、それが可能だった。
主催者(セミナー事務局)に事情を話したら、笑われてしまった。

                       ◇

私は年末にパソコンがクラッシュした。
修理屋に持ち込んだら、こうした事態は珍しくないとの説明。
実際、店内はパソコンがびっしり。
1990年代のハードとソフトは致命的な不具合が滅多に出なかった。
しかし、21世紀に入り、とくにここ数年はトラブルが急増しているらしい。
速度の向上と容量の増加、機能の拡充などのために、ハードとソフトは高度化や複雑化、緻密化が進んだ。
結果、あっけなく壊れる。

                       ◇

私と同じ目に合わないよう、もう少し詳しく述べる。
テキストの基本的なフォームはWord2003で作成した。
このフォームはすでに述べたとおり、テキストボックスで構成されている。
私は冬休みにWord2010のパソコンに買い替えてからもそれを使いつづけてきた。
これまでのテキストもそうだったから・・・。
つまり、Word2003によるテキストボックスにWord2003の互換モードで文字などを入力し、それをWord2003で保存した。
実は、保存の際にWord2003にするか、Word2010にするか、尋ねられる。
他の数台のパソコンはWord2003なので、こちらを選んでいた。
また、Word2010で保存すると、ちょっとした不都合が生じる。
それを確認・修正しなくてならず、面倒だった。

対策は、Word2003で作成したテキストボックス入りの文書は最初にWord2010で保存してしまう。
最初とは、編集加工を行う前のこと。
つまり、Word2010の文書とする。
これなら、私みたいなトラブルは起こらない(おそらく)。
しかし、Word2010で保存する際に、いま述べたちょっとした不都合が生じることは覚悟しなくてならない。
そのうえで、Word2010で編集加工を行う。

妻が多忙な私に代わり、Word2003で作成した過去のテキストを順次、Word2010に変換している。
うっかりしてWord2003の互換モードで動かす(編集加工を行う)と、同じトラブルが起こる可能性がある。
それが講師用のテキストだとすると、再び膨大な日数をかけてコンテンツを作成することになる。
しかも、マイクロソフトのユーザーサポートによれば、一度こうした問題が生じると頻発しやすい。
ホント、怖い・・・。

なお、新たに作成するテキストについては、基本的なフォームをWord2010で作成し直したほうが安心。

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