コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

フィギュアスケート

フィギュア日本人ファンの熱心さとマナー

日本ではフィギュアスケートの人気が突出しています。
(シングルですが・・・。)
顕著になったのは、いったいいつ頃からでしょう。

浅田真央は天才少女として注目を集めました。
年齢制限に引っかかって2006年トリノ冬季五輪に出場できないことになり、同情の声が寄せられました。
そのトリノ五輪で日本唯一のメダルを獲得したのが荒川静香でした。
国民がメダルゼロを覚悟したとき、最後に金メダルをつかみました。
この辺りが人気に火が着いた時期でしょうか。
(時間の余裕のあるときに調べてみたいと思います。)

これ以降、世界の大舞台で活躍する選手が相次いでいます。
2014年ソチ冬季五輪で羽生結弦が金メダルに輝いています。
フィギュアスケートは日本のお家芸になりました。

選手の頑張りがあったから人気が盛り上がったのは確かですが、ファンの応援も選手を盛り立てました。

そして、その日本人ファンが世界のあちこちで話題に上っています。
米メディアが先頃取りあげたのは熱心さとマナーです。

とくに羽生結弦の行き先には遠い海外であろうと、熱心な女性ファンが大勢駆けつけます。
ヘルシンキで行われた世界フィギュアスケート選手権でもそうです。
韓国・江陵で行われた四大陸フィギュアスケート選手権では観衆の4分の3が日本人ファンだったそうです。
これは驚きです。
羽生結弦のファンが多かったのでないでしょうか。

実は、私も国際大会の観覧席で日本人ファンの姿が目立つと感じていました。
目が悪いため、テレビ放送で国籍がはっきりと分かるわけでありません。
しかし、日本の国旗を振ったり、選手の応援幕を掲げたりしているのは日本人ファンでしょう。
おおげさな言い方をすれば、国内大会のような雰囲気に包まれます。

それと、世界が注目するのはマナーです。
外国の選手にはその国旗で応援しているそうです。
これも驚きです。
プレゼントを渡すファンも珍しくないとかで、フィギュアそのものも愛しているのかもしれません。
フェアな態度です。
日本びいきの選手が増えるわけです。

ファンの後押しがこれからも日本の「フィギュア王国」を支えていくのでしょう。



日本人の「礼儀正しさ」は世界に知れ渡っていいます。
また、イベント会場などでごみ拾いをするという話を聞いたことがあります。
(私は周りを汚したり散らかしたりしませんが、人の後片付けまではしません。)
素晴らしい国民性です。

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羽生結弦は宇野昌磨を追いかける

世界フィギュアスケート選手権で3年ぶりの優勝を飾った羽生結弦。
自己ベストを大幅に更新して僅差で2位になった宇野昌磨。

4選手が3百点超えというハイレベルな戦いを終えたばかりの二人が帰国し、取材に応じています。
宇野昌磨が午前に成田空港に、羽生結弦が午後に羽田空港に着きました(おそらく)。
試合と長旅の疲れでくたくたのはずです。

ところが、記者から「いま何をしたいか」と問われ、二人とも「練習」と即答しています。
現地で打ち合わせを済ませたのでないかと勘繰りたくなります。
(そんなことはむろんありません。)

いかにも生真面目な日本選手らしい返事です。
羽生結弦と宇野昌磨は進化を求めてやまない姿勢が共通しています。
それは本能的な「渇望」に近い。

羽生結弦は宇野昌磨の成長が刺激になったと語っています。
「これからも彼を追いかけたい」と称えることを忘れませんでした。
何と謙虚な言葉なのでしょうか。
「互いの武器(強み)を伸ばしながら、日本全体のレベルが高くなっていけばいい」。
男子シングルのエースとしての自覚、そして責任感が表れています。
さらに、プライドと自信がにじみ出ています。

世界の頂点に立てる二人のフィギュアスケーターの演技を同じ時期に楽しめるというのはファンにとって最高の贅沢です。
羽生結弦と宇野昌磨の関係は「切磋琢磨」という言葉が似合います。
私は2018年平昌冬季五輪でのワンツーフィニッシュを信じて疑いません。

フィギュアスケートは東京・国立代々木競技場で4月20日に開幕する世界国別対抗戦が今シーズンの最後になります。
二人はここでも滑りますが、戦いの側面はあるにしろ、日本勢のチーム意識が高まる大会でしょう。

羽生結弦は世界選手権で果たせなかったショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)でのノーミスの演技を狙っています。
それができれば自らが持つ世界歴代最高得点を更新することになります。
私はオリンピックシーズンに取っておいてほしいと思いますが、彼の性格からしてやってのけるかもしれません。

張り詰めた心身を意図的に緩める時間を設けてもいいのでは・・・。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年4月6日「羽生結弦、五輪連覇を狙えるSP・FS選曲」はこちら。

⇒2017年4月2日「羽生結弦の本気、宇野昌磨の成長、平昌金銀確信」はこちら。

⇒2017年3月30日「世界選手権は羽生結弦と宇野昌磨の一騎打ち」はこちら。

⇒2017年3月28日「羽生結弦は世界選手権で勝たなくていい」はこちら。

⇒2017年3月5日「負けず嫌い羽生結弦の世界選手権リベンジ」はこちら。

⇒2017年2月21日「羽生結弦は勝っていた・・・四大陸フィギュア採点の間違い」はこちら。

⇒2017年2月20日「羽生結弦がネイサン・チェンにつぶされた」はこちら。

⇒2017年2月17日「羽生結弦は五輪連覇の予行演習・・・四大陸選手権」はこちら。

⇒2017年2月15日「羽生結弦のもてっぷり・・・四大陸選手権」はこちら。

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佐藤信夫コーチのカミナリ、浅田真央を直撃!?

私は午前9時がデッドラインの文書を先ほどまとめ終えた。
A3判表裏、簡単な企画書といえるだろう。
日曜日の24時をメドにしていたが、けさにずれ込んだ。
時間管理ができておらず、我ながら情けない。
土曜日と合わせても睡眠はごくわずか。
40時間近く、能力と体力の限界と闘った。
しかし、内容の完成度が低く、出来はよくない。
自分が昔プランナーだったことが信じられない。
達成感は得られず、脱力感、いや無力感が残る。

私は意識がもうろう・・・。
というわけで、本日の午前8時のブログは過去の記事の再録である。
毎日訪れてくれる熱心な読者に申し訳なく思う。

私が応援する浅田真央。
2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)で表彰台の頂点に立つことを目指し、自らの意思でスケーティングの矯正に取り組んだとはいえ、昨シーズンは散々だった。
痛ましい姿に、私は胸が苦しくなった。
浅田真央が後に振り返り、この体験を懐かしく思い出せるようになることを切に願う。

世界のトップクラスのフィギュアスケーターに休息の期間はほとんどない。
浅田真央は今シーズンのプログラムを固めている最中だろうか。
ネットで調べれば情報が見つかるはずだが、私は曲と振り付けがどうなったのか知らない。

以前、小塚崇彦がテレビ番組に出演していた。
彼によれば、佐藤信夫コーチは厳しいらしい。
単なる好々爺では一流選手を育成できないから当然といえる。
しかし、昨シーズンは一度も叱られなかった。
小塚崇彦が練習に臨む意識と姿勢が変わったからだ。
劇的な成長を遂げ、立派な実績を残した。
小塚崇彦は顔つきが引き締まり、貴公子に精悍な趣が加わった。
もともとイケメンなので、いい男だ。
また、浅田真央にならい、「有言実行」で自分を追い詰めている。
彼女の影響は絶大だった。
今シーズンは日本男子の第一人者としての自覚がさらなる飛躍をもたらしそうだ。

ところで、佐藤信夫コーチの雷(カミナリ)が浅田真央を直撃することはあるのだろうか。
彼女には怖い指導者が向いているのでは・・・。
遠慮しないタイプを好むように思う。

以下に、「佐藤信夫、浅田真央を叱る…新横浜の好々爺」と題する2011年5月19日のブログを収める。

                      ◇◆◇

私は先日、疲れ切って出張から戻ってきた。
例のパスファインダートロリーをごろごろ引きながら、東海道新幹線・新横浜駅を出て歩道橋を歩いていた。

⇒2009年7月31日「パスファインダートロリーの評価」はこちら。

向こうから小柄で痩せた老人が歩いてくる。
私は視力が非常に悪いが、顔に見覚えがある。
企業研修の講師としてお世話になった役員だろうか…。

職業人生をとうにリタイアしたと思われる年配者が、グレーの地味な普段着に身を包んでいる。
いくらかうつむき加減で、口元からかすかな笑みがこぼれる。
すれ違う直前、私は分かった。
フィギュアスケートの佐藤信夫コーチだった。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

通行者は少なくなかったが、周りはだれも気づいていない。
佐藤信夫コーチは練習場でないので当然かもしれないが、穏やかで控えめな印象である。
好々爺。
日本のエース、浅田真央と小塚崇彦が指導を受けているということが、私は何だか不思議な気がした。
国際試合などで選手をリンクへ送り出すときの雰囲気とまるで違う。

⇒2011年1月27日「浅田真央は小塚崇彦をどう思っているのか?」はこちら。

佐藤信夫コーチは村主章枝(すぐり・ふみえ)、中野友加里、荒川静香、安藤美姫などの選手を指導し、フィギュア王国日本の実現に寄与した。
名伯楽である。
本人によれば、この稼業は絶えざる自己否定が欠かせないのだとか。
このブログで幾度か述べたとおり、フィギュアスケートは審査基準(採点基準)がしばしば変更される。
おもに表現と技術の間で揺れ動いている。
選手が得点を稼いで順位を上げるには、それへの対応が重要になり、したがってコーチは指導を変えなくてならない。
何よりも選手自身に自己否定が求められる。

⇒2011年5月3日「世界フィギュア採点のなぞ…安藤美姫の勝利」はこちら。

噂では、佐藤信夫コーチは案外、怖いらしい。
ときに雷も落とすようだ。
それくらいでなくては有力選手を輩出できない。
2009年〜2010年シーズンまでは小塚崇彦が叱られっ放しだったが、2010年〜2011年シーズンは浅田真央が叱られた。
先だってテレビ番組に出演した二人がそう語っていた。

小塚崇彦と浅田真央。
日本のエースなので厳しさを持っているのは間違いないが、どこかほんわかした部分で通じる。
育ちのよさのせいか。
私にはお似合いに思える。

⇒2011年5月17日「浅田真央と高橋大輔の関係をすっぱ抜く」はこちら。

以下に、「浅田真央、世界で勝つ判断と作戦…佐藤信夫コーチ」と題する2011年5月1日のブログを収める。

                      ◇◆◇

世界フィギュアスケート選手権2011(ロシア大会)。
たったいま女子シングルが終わった。
今季絶好調の安藤美姫が得意のフリーで、SP1位の韓国のキム・ヨナ(金妍児)を逆転し、2007年の東京大会以来4年ぶりに「世界女王」の座に返り咲いた。

⇒2011年4月30日「安藤美姫、逆転世界女王!…審査員の粋な計らい」はこちら。

世界フィギュア優勝2度は浅田真央と並んで日本人最多である。
気づけば、安藤美姫はベテラン選手になっていた。
低迷期が長かった・・・。

⇒2011年4月29日「浅田真央の連覇か安藤美姫の返り咲きか…世界女王」はこちら。

世界フィギュアは今夜、メダリストなど5位以内(おそらく)の選手によるエキシビションで華やかにフィナーレを飾る。
日本勢では金メダルの安藤美姫、銀メダルの小塚崇彦、5位の高橋大輔の3選手が登場する(不確か)。

⇒2011年4月27日「小塚崇彦、金メダルへの距離…世界選手権」はこちら。

⇒2010年12月28日「安藤美姫と高橋大輔…ぶっちぎりエキシビション」はこちら。

私はなかでも高橋大輔の演技が楽しみだ。
フリースケーティングでは、勝負をかけた冒頭の4回転ジャンプでエッジが外れるアクシデントに見舞われた。
この瞬間、現役続行が決まった。
さらに、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)への挑戦が始まった。
悔しいけれど、うれしい。

⇒2011年4月28日「高橋大輔、世界フィギュア優勝へのスイッチ」はこちら。

次のブログに、私の高橋大輔に対する思いの丈(たけ)をつづった。
しかも、ラブ注入モード!

⇒2011年4月26日「高橋大輔は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

私は浅田真央の姿が見られないエキシビションがとてもさみしい。
6位は出場できない。
が、浅田真央は日本フィギュアスケート界の至宝。
もともと東京大会が「東日本大震災」の発生によりロシア大会に延期・変更された。
ロシア政府からISU(国際スケート連盟)に配慮が要請されている?
エキシビションで見せる浅田真央の明るい笑顔と美しい舞は被災者と日本人を勇気づける。

⇒2011年4月17日「斎藤佑樹のハラハラ、浅田真央のドキドキ…日本の至宝」はこちら。

                       ◇

世界フィギュア女子シングルのフリー。

最終組の一つ前の組の滑走。
SP10位の村上佳菜子は開き直りが出たのか、元気な滑りでシニアデビューの今季を締めくくった。
持てる力を出し切ったのでないか。
途中、トリプルフリップが1回転になった。
私はジャンプ全般に着氷の姿勢がいくらか気になった。
8位。
「滑りが幼稚だと思う…」と、自分に手厳しい。
16歳と思えない。
来季の成長が楽しみだ。

⇒2011年4月25日「村上佳菜子はひょっとして…世界フィギュア」はこちら。

中京高校の後輩の演技の直後。
SP7位、前回優勝の浅田真央は深呼吸をしてから演技を始めた。
冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めたかに見えたが、回転不足でダブルアクセル(2回転半)と判定された。
途中のジャンプも足を着いたり、タイミングがつかめなかったり、不調・・・。
得点源がこれでは勝てない。
6位。
世界フィギュアにおける自己最低の順位。

⇒2010年12月1日「浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然」はこちら。

演技直後のインタビューでは、苦難の今季から解放されたせいか、ほっとした感じが伝わってきた。
お疲れさま・・・。
私は、来季も棒に振るくらいの覚悟で2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)を睨んだ修正(矯正)に取り組んでほしい。
中途半端で終わらせないことだ。
彼女の才能と力量からすれば、再来季に本調子になっていればオリンピックに十分に間に合う。

⇒2011年3月6日「浅田真央は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

私はフィギュアスケートに打ち込む浅田真央に感服する。
おそらく名伯楽・佐藤信夫コーチもそうだ。
ゆえに、遠慮が生まれる。
私は、浅田真央の「こだわり」が分からないわけでない。
そうしたものを持っているからこそ一流になれる。
浅田真央にとり、例えば「トリプルアクセル」。
しかし、そのときどきの自分の調子に応じ、大舞台で勝つための判断を下し、作戦を取ることも大事だろう。
そうでなくては、こだわりでなく、単なる「とらわれ」になってしまう。
世界一の座につくうえで、浅田真央は頭と心の柔軟性がほしい。
佐藤信夫コーチの助言を噛み締めよ。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

マスコミ報道などでトリプルアクセルは浅田真央の“代名詞”とされるが、今季を見るかぎりはほぼ壊滅だ。
心中状態・・・。
練習でほとんど決められなかったら、本番でやるべきでない。
なぜなら、自分を窮地に追い詰め、立ち直りを遅らせる悪循環に陥る。
それは挑戦でなく、単なる「無謀」。

浅田真央はときに“看板”を引っ込める冷静さ、そして勇気が必要だ。

私は、彼女が競技者である以上、独自性の追求に加え、主流の2連続3回転ジャンプに目を向けてほしい。
それ自体はありふれていても、前後の流れ(滑りと動き)を含めて他選手の追随を許さないクオリティに磨き上げたらよい。
有力な得点源が2つあって悪いはずがない。
ほかの連続ジャンプも精度が高まるかもしれない。
大会前のゆとりだって違う。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

今大会の浅田真央は気の毒なほどやせ細っていた。
はっきり言って、戦える状態でなかった。
世界女王防衛へ、想像を絶する重圧がかかっていたのだろう。
私は痛ましくなった。
しばらく心と体を休めながら今季を客観的に振り返ってほしい。
が、最大のスター(ヒロイン)ゆえにオフシーズンは実質ないのか・・・。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

次のブログに、私の浅田真央に対する敬愛と畏敬の念をつづった。

⇒2011年4月27日「浅田真央の純粋な狂気に学ぶ…プロ講師の心得」はこちら。

最終組の1番目。
SP2位の安藤美姫は冒頭の連続ジャンプ、3回転ルッツ−2回転ループを決めた。
途中、2回転半−3回転の連続ジャンプは後ろが回転不足となった。
このほかは無難にまとめた。
1位。

⇒2011年1月20日「安藤美姫に乗り移る金・荒川静香の優雅」はこちら。

安藤美姫は最初の登場に苦手意識を持っているせいか、今季フリーでほぼ完ぺきなジャンプが珍しく乱れた。
シーズンを通じて絶好調を維持するのは至難だ。
会心の出来とはいえない。
それでも、今季は6試合すべてでフリー1位となり、キム・ヨナとの頂上決戦を制した。
「強い気持ちでリンクに立てた」。
「きょうの結果は、神様がくれたご褒美」。
安藤美姫の思いは被災者に、そして日本人に届いた。
おめでとう!
来季も日本女子を引っ張る存在になるだろう。
世界フィギュア2連覇を狙ってほしい。

⇒2011年4月29日「安藤美姫、世界女王へガッツポーズの品格」はこちら。

SP1位、五輪女王、韓国のキム・ヨナはSPで失敗した冒頭の2連続3回転ジャンプは決めた。
しかし、続く連続ジャンプ、途中の3回転フリップでミスを犯した。
2位。
キム・ヨナは試合勘がなまっていたのだろう。
ブランクの影響が出て、頂点を逃した。

⇒2011年4月23日「キム・ヨナの恩返しと現役引退…世界フィギュア」はこちら。

キム・ヨナにプレッシャーをかけたのは安藤美姫の後、自分の前に滑ったロシアのアレーナ・レオノワだった?
ソチオリンピックの注目株、20歳。
会場がスタンディングオベーションで盛り上がった。
その余韻が残るなか、キム・ヨナはやりにくかったろう。

キム・ヨナは敗れた。
とはいえ高得点、僅差の銀メダルである。
本調子に遠いはずだ。
氷上で女優がバレリーナのように舞う趣・・・。
表現力とスケーティングは見事!
これで本来のジャンプを取り戻すと、手がつけられない。

私は、世界フィギュアでキム・ヨナの強さを改めて思い知らされた。
正直に言うと、いきなり大舞台に現れて表彰台はのぼれないと考えていた。
キム・ヨナはこれからも女子シングルの頂点にそびえる。
高い壁を乗り越えるのは容易でない。

⇒2011年4月24日「世界女王・真央と五輪女王・ヨナ、プライド激突!」はこちら。

キム・ヨナが表彰台で流した涙は美しかった。
悔し涙でない。
嬉し涙でない。
オリンピックで栄冠をつかんだ後の虚脱感に苦しんだ今季を振り返っていた。
おそらく現役引退を含めて揺れつづけた。
なのに世界フィギュアに戻ってこられた。
その感動の涙である。

3位は、イタリアのカロリーナ・コストナー。
4位は、ロシアのアレーナ・レオノワ。
5位は、アメリカのアリッサ・シズニー。

フィギュアスケートの今シーズンは1カ月遅れで終了。
選手は休む間もなく来シーズンのプログラムづくりに取りかかる?

⇒2011年2月6日「浅田真央、バレエ転向の噂…ストナリニ選手権後」はこちら。

◆書き加え1(5月1日)

たったいま世界フィギュアのエキシビションが終わった。
浅田真央は出場できなかった。
滑って当然という存在なので、欠落感が大きい。
私はがっかり・・・。

エキシビションは、選手は試合の緊張感から解き放たれ、自由奔放に滑る。
得点を稼ぐために技術に重きを置かざるをえない本番とは違ったエンターテイメントの側面がクローズアップされる。
演出や振り付けに工夫を凝らした演技が観衆を楽しませ和ませる。

高橋大輔は素晴らしかったなぁ・・・。
演技後に「世界フィギュアで惨敗してすっきりした」と語った。
現役引退か、現役続行か、迷いが吹っ切れたのだ。

⇒2011年4月28日「高橋大輔、世界フィギュア優勝へのスイッチ」はこちら。

安藤美姫はしっとりと情感豊かに舞った。
演技ということを忘れさせるほど、音楽と滑りが一体化している。
何と優雅で美しい。
私はただただ感動・・・。

二人のベテランの演技は完成度が高い。
現時点で世界一と確信した。
幸い、両名はソチオリンピックを目指すと明言した。

私は、ショーマンシップとホスピタリティに満ちた世界を堪能した。

Copyright (c)2011 by Sou Wada

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佐藤信夫、浅田真央を叱る…新横浜の好々爺

私は先日、疲れ切って出張から戻ってきた。
例のパスファインダートロリーをごろごろ引きながら、東海道新幹線・新横浜駅を出て歩道橋を歩いていた。

⇒2009年7月31日「パスファインダートロリーの評価」はこちら。

向こうから小柄で痩せた老人が歩いてくる。
私は視力が非常に悪いが、顔に見覚えがある。
企業研修の講師としてお世話になった役員だろうか…。

職業人生をとうにリタイアしたと思われる年配者が、グレーの地味な普段着に身を包んでいる。
いくらかうつむき加減で、口元からかすかな笑みがこぼれる。
すれ違う直前、私は分かった。
フィギュアスケートの佐藤信夫コーチだった。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

通行者は少なくなかったが、周りはだれも気づいていない。
佐藤信夫コーチは練習場でないので当然かもしれないが、穏やかで控えめな印象である。
好々爺。
日本のエース、浅田真央と小塚崇彦が指導を受けているということが、私は何だか不思議な気がした。
国際試合などで選手をリンクへ送り出すときの雰囲気とまるで違う。

⇒2011年1月27日「浅田真央は小塚崇彦をどう思っているのか?」はこちら。

佐藤信夫コーチは村主章枝(すぐり・ふみえ)、中野友加里、荒川静香、安藤美姫などの選手を指導し、フィギュア王国日本の実現に寄与した。
名伯楽である。
本人によれば、この稼業は絶えざる自己否定が欠かせないのだとか。
このブログで幾度か述べたとおり、フィギュアスケートは審査基準(採点基準)がしばしば変更される。
おもに表現と技術の間で揺れ動いている。
選手が得点を稼いで順位を上げるには、それへの対応が重要になり、したがってコーチは指導を変えなくてならない。
何よりも選手自身に自己否定が求められる。

⇒2011年5月3日「世界フィギュア採点のなぞ…安藤美姫の勝利」はこちら。

噂では、佐藤信夫コーチは案外、怖いらしい。
ときに雷も落とすようだ。
それくらいでなくては有力選手を輩出できない。
2009年〜2010年シーズンまでは小塚崇彦が叱られっ放しだったが、2010年〜2011年シーズンは浅田真央が叱られた。
先だってテレビ番組に出演した二人がそう語っていた。

小塚崇彦と浅田真央。
日本のエースなので厳しさを持っているのは間違いないが、どこかほんわかした部分で通じる。
育ちのよさのせいか。
私にはお似合いに思える。

⇒2011年5月17日「浅田真央と高橋大輔の関係をすっぱ抜く」はこちら。

以下に、「浅田真央、世界で勝つ判断と作戦…佐藤信夫コーチ」と題する2011年5月1日のブログを収める。

                      ◇◆◇

世界フィギュアスケート選手権2011(ロシア大会)。
たったいま女子シングルが終わった。
今季絶好調の安藤美姫が得意のフリーで、SP1位の韓国のキム・ヨナ(金妍児)を逆転し、2007年の東京大会以来4年ぶりに「世界女王」の座に返り咲いた。

⇒2011年4月30日「安藤美姫、逆転世界女王!…審査員の粋な計らい」はこちら。

世界フィギュア優勝2度は浅田真央と並んで日本人最多である。
気づけば、安藤美姫はベテラン選手になっていた。
低迷期が長かった・・・。

⇒2011年4月29日「浅田真央の連覇か安藤美姫の返り咲きか…世界女王」はこちら。

世界フィギュアは今夜、メダリストなど5位以内(おそらく)の選手によるエキシビションで華やかにフィナーレを飾る。
日本勢では金メダルの安藤美姫、銀メダルの小塚崇彦、5位の高橋大輔の3選手が登場する(不確か)。

⇒2011年4月27日「小塚崇彦、金メダルへの距離…世界選手権」はこちら。

⇒2010年12月28日「安藤美姫と高橋大輔…ぶっちぎりエキシビション」はこちら。

私はなかでも高橋大輔の演技が楽しみだ。
フリースケーティングでは、勝負をかけた冒頭の4回転ジャンプでエッジが外れるアクシデントに見舞われた。
この瞬間、現役続行が決まった。
さらに、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)への挑戦が始まった。
悔しいけれど、うれしい。

⇒2011年4月28日「高橋大輔、世界フィギュア優勝へのスイッチ」はこちら。

次のブログに、私の高橋大輔に対する思いの丈(たけ)をつづった。
しかも、ラブ注入モード!

⇒2011年4月26日「高橋大輔は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

私は浅田真央の姿が見られないエキシビションがとてもさみしい。
6位は出場できない。
が、浅田真央は日本フィギュアスケート界の至宝。
もともと東京大会が「東日本大震災」の発生によりロシア大会に延期・変更された。
ロシア政府からISU(国際スケート連盟)に配慮が要請されている?
エキシビションで見せる浅田真央の明るい笑顔と美しい舞は被災者と日本人を勇気づける。

⇒2011年4月17日「斎藤佑樹のハラハラ、浅田真央のドキドキ…日本の至宝」はこちら。

                       ◇

世界フィギュア女子シングルのフリー。

最終組の一つ前の組の滑走。
SP10位の村上佳菜子は開き直りが出たのか、元気な滑りでシニアデビューの今季を締めくくった。
持てる力を出し切ったのでないか。
途中、トリプルフリップが1回転になった。
私はジャンプ全般に着氷の姿勢がいくらか気になった。
8位。
「滑りが幼稚だと思う…」と、自分に手厳しい。
16歳と思えない。
来季の成長が楽しみだ。

⇒2011年4月25日「村上佳菜子はひょっとして…世界フィギュア」はこちら。

中京高校の後輩の演技の直後。
SP7位、前回優勝の浅田真央は深呼吸をしてから演技を始めた。
冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めたかに見えたが、回転不足でダブルアクセル(2回転半)と判定された。
途中のジャンプも足を着いたり、タイミングがつかめなかったり、不調・・・。
得点源がこれでは勝てない。
6位。
世界フィギュアにおける自己最低の順位。

⇒2010年12月1日「浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然」はこちら。

演技直後のインタビューでは、苦難の今季から解放されたせいか、ほっとした感じが伝わってきた。
お疲れさま・・・。
私は、来季も棒に振るくらいの覚悟で2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)を睨んだ修正(矯正)に取り組んでほしい。
中途半端で終わらせないことだ。
彼女の才能と力量からすれば、再来季に本調子になっていればオリンピックに十分に間に合う。

⇒2011年3月6日「浅田真央は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

私はフィギュアスケートに打ち込む浅田真央に感服する。
おそらく名伯楽・佐藤信夫コーチもそうだ。
ゆえに、遠慮が生まれる。
私は、浅田真央の「こだわり」が分からないわけでない。
そうしたものを持っているからこそ一流になれる。
浅田真央にとり、例えば「トリプルアクセル」。
しかし、そのときどきの自分の調子に応じ、大舞台で勝つための判断を下し、作戦を取ることも大事だろう。
そうでなくては、こだわりでなく、単なる「とらわれ」になってしまう。
世界一の座につくうえで、浅田真央は頭と心の柔軟性がほしい。
佐藤信夫コーチの助言を噛み締めよ。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

マスコミ報道などでトリプルアクセルは浅田真央の“代名詞”とされるが、今季を見るかぎりはほぼ壊滅だ。
心中状態・・・。
練習でほとんど決められなかったら、本番でやるべきでない。
なぜなら、自分を窮地に追い詰め、立ち直りを遅らせる悪循環に陥る。
それは挑戦でなく、単なる「無謀」。

浅田真央はときに“看板”を引っ込める冷静さ、そして勇気が必要だ。

私は、彼女が競技者である以上、独自性の追求に加え、主流の2連続3回転ジャンプに目を向けてほしい。
それ自体はありふれていても、前後の流れ(滑りと動き)を含めて他選手の追随を許さないクオリティに磨き上げたらよい。
有力な得点源が2つあって悪いはずがない。
ほかの連続ジャンプも精度が高まるかもしれない。
大会前のゆとりだって違う。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

今大会の浅田真央は気の毒なほどやせ細っていた。
はっきり言って、戦える状態でなかった。
世界女王防衛へ、想像を絶する重圧がかかっていたのだろう。
私は痛ましくなった。
しばらく心と体を休めながら今季を客観的に振り返ってほしい。
が、最大のスター(ヒロイン)ゆえにオフシーズンは実質ないのか・・・。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

次のブログに、私の浅田真央に対する敬愛と畏敬の念をつづった。

⇒2011年4月27日「浅田真央の純粋な狂気に学ぶ…プロ講師の心得」はこちら。

最終組の1番目。
SP2位の安藤美姫は冒頭の連続ジャンプ、3回転ルッツ−2回転ループを決めた。
途中、2回転半−3回転の連続ジャンプは後ろが回転不足となった。
このほかは無難にまとめた。
1位。

⇒2011年1月20日「安藤美姫に乗り移る金・荒川静香の優雅」はこちら。

安藤美姫は最初の登場に苦手意識を持っているせいか、今季フリーでほぼ完ぺきなジャンプが珍しく乱れた。
シーズンを通じて絶好調を維持するのは至難だ。
会心の出来とはいえない。
それでも、今季は6試合すべてでフリー1位となり、キム・ヨナとの頂上決戦を制した。
「強い気持ちでリンクに立てた」。
「きょうの結果は、神様がくれたご褒美」。
安藤美姫の思いは被災者に、そして日本人に届いた。
おめでとう!
来季も日本女子を引っ張る存在になるだろう。
世界フィギュア2連覇を狙ってほしい。

⇒2011年4月29日「安藤美姫、世界女王へガッツポーズの品格」はこちら。

SP1位、五輪女王、韓国のキム・ヨナはSPで失敗した冒頭の2連続3回転ジャンプは決めた。
しかし、続く連続ジャンプ、途中の3回転フリップでミスを犯した。
2位。
キム・ヨナは試合勘がなまっていたのだろう。
ブランクの影響が出て、頂点を逃した。

⇒2011年4月23日「キム・ヨナの恩返しと現役引退…世界フィギュア」はこちら。

キム・ヨナにプレッシャーをかけたのは安藤美姫の後、自分の前に滑ったロシアのアレーナ・レオノワだった?
ソチオリンピックの注目株、20歳。
会場がスタンディングオベーションで盛り上がった。
その余韻が残るなか、キム・ヨナはやりにくかったろう。

キム・ヨナは敗れた。
とはいえ高得点、僅差の銀メダルである。
本調子に遠いはずだ。
氷上で女優がバレリーナのように舞う趣・・・。
表現力とスケーティングは見事!
これで本来のジャンプを取り戻すと、手がつけられない。

私は、世界フィギュアでキム・ヨナの強さを改めて思い知らされた。
正直に言うと、いきなり大舞台に現れて表彰台はのぼれないと考えていた。
キム・ヨナはこれからも女子シングルの頂点にそびえる。
高い壁を乗り越えるのは容易でない。

⇒2011年4月24日「世界女王・真央と五輪女王・ヨナ、プライド激突!」はこちら。

キム・ヨナが表彰台で流した涙は美しかった。
悔し涙でない。
嬉し涙でない。
オリンピックで栄冠をつかんだ後の虚脱感に苦しんだ今季を振り返っていた。
おそらく現役引退を含めて揺れつづけた。
なのに世界フィギュアに戻ってこられた。
その感動の涙である。

3位は、イタリアのカロリーナ・コストナー。
4位は、ロシアのアレーナ・レオノワ。
5位は、アメリカのアリッサ・シズニー。

フィギュアスケートの今シーズンは1カ月遅れで終了。
選手は休む間もなく来シーズンのプログラムづくりに取りかかる?

⇒2011年2月6日「浅田真央、バレエ転向の噂…ストナリニ選手権後」はこちら。

◆書き加え1(5月1日)

たったいま世界フィギュアのエキシビションが終わった。
浅田真央は出場できなかった。
滑って当然という存在なので、欠落感が大きい。
私はがっかり・・・。

エキシビションは、選手は試合の緊張感から解き放たれ、自由奔放に滑る。
得点を稼ぐために技術に重きを置かざるをえない本番とは違ったエンターテイメントの側面がクローズアップされる。
演出や振り付けに工夫を凝らした演技が観衆を楽しませ和ませる。

高橋大輔は素晴らしかったなぁ・・・。
演技後に「世界フィギュアで惨敗してすっきりした」と語った。
現役引退か、現役続行か、迷いが吹っ切れたのだ。

⇒2011年4月28日「高橋大輔、世界フィギュア優勝へのスイッチ」はこちら。

安藤美姫はしっとりと情感豊かに舞った。
演技ということを忘れさせるほど、音楽と滑りが一体化している。
何と優雅で美しい。
私はただただ感動・・・。

二人のベテランの演技は完成度が高い。
現時点で世界一と確信した。
幸い、両名はソチオリンピックを目指すと明言した。

私は、ショーマンシップとホスピタリティに満ちた世界を堪能した。

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キム・ヨナの恩返しと現役引退…世界フィギュア

ISU世界フィギュアスケート選手権2011。
4月24日(日)〜5月1日(日)、ロシアの首都モスクワで開催される。
競技日程、そしてフジテレビの放送時間は以下のブログにまとめた。

⇒2011年4月22日「世界フィギュア2011日程…浅田真央は勝てる?」はこちら。

さて、2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)で驚異的な得点を記録し、他選手を圧倒した韓国のキム・ヨナ(金妍児。金妍兒)。
オリンピック直後の世界選手権には金メダリストは出場しないことが多い。
達成感や安ど感から気持ちが緩んでしまい、演技を行える状態にならない。
しかし、キム・ヨナは出場した、愚痴をこぼしながら…。
周囲の要請や圧力は凄まじかった。

浅田真央もそうだが、スターは視聴率や興行への影響が大きく、主要大会を簡単に抜けられない。
選手を支えてきたさまざまなスポンサーの思惑(利益)も絡んでいる。
また、キム・ヨナは韓国の“枠取り”のため、つまり後に続く選手のため出場した。
そして、2位に留まった。
それでも世界のフィギュアファンは、キム・ヨナが宿命のライバル・浅田真央との二強時代に終止符を打ち、独走時代に入ったと感じた。

そのキム・ヨナがついに世界フィギュアに登場する。
今季の国際大会の覇者は、彼女を倒してこそ真の勝者と考えているはずだ。
グッドコンディションで出場するキム・ヨナは難敵であることは間違いない。
が、そうでないとしたら・・・。

キム・ヨナはブライアン・オーサーコーチと別れ、ピーター・オペーガードコーチのもとで練習に励んできた。
フィギュアスケートへの情熱が冷めたわけでなさそうだ。
しかし、長らく本番から遠ざかり、いきなり結果を出せるものなのだろうか?
私は素人だが、図抜けたキム・ヨナでも簡単でないように思う。
フィギュアスケートは非常にデリケートなスポーツだ。
スケーティングでも、ジャンプでも、ほんのわずかな狂いが原因でプログラム(演技)が滅茶苦茶になる。
試合勘がなまることはないのか。
そもそも滑れる状態か、疑問符が付く。

キム・ヨナはショートプログラムがバレエ作品「ジゼル」。
高度で複雑な表現力が求められる難曲らしい。
よほどの自信だ。
フリーが「アリラン」など韓国伝統音楽のメドレー。
キム・ヨナは、国家と民族を前面に押し出し、応援してくれる人たちに“恩返し”をしたいと語った。
この恩返しという言葉は、世界フィギュア後の「現役引退」を示唆するのか?
ならば、「世界女王」の称号をおみやげにしたいところだ。

韓国のエースに正面対決を挑むのは、日本のフィギュアスケート女子史上で最強の3選手。
村上佳菜子はシニア転向の今季、滑るたびによくなっている。
全日本女王に返り咲いた安藤美姫は円熟味を増し、今期は絶好調だった。
しかも演技(得点)が安定している。
背景はメンタル面の充実だろう。
浅田真央は大会2連覇がかかっており、気合は十分だ。
とくにキム・ヨナとの対決に燃えている。
昨年のトリノ大会の表彰台、浅田真央は勝者と思えない硬い表情を見せた。
心の底から喜んでいないことが伝わってきた。
1位という実感を持てなかったのだ。

3月11日以降、わが国は未曽有の災害と事故に苦しんできた。
その影響により東京・代々木での開催が流れたこともあり、私は日本選手にぜひ勝ってもらいたい。
なぜなら、わが国でもっとも人気のあるアマチュアスポーツだからだ(おそらく)。
被災者、そして日本人を勇気づける。
私が述べるまでもなく、選手自身がそう考えている。
私はすべての日本選手を応援しているが、浅田真央が勝つなら格別うれしい。

ちなみに、世界フィギュアの過去4年間の順位を示そう。
2007年東京大会は、安藤美姫、浅田真央、キム・ヨナ。
2008年イエテボリ大会は、浅田真央、カロリーナ・コストナー、キム・ヨナ。
2009年ロサンゼルス大会は、キム・ヨナ、ジョアニー・ロシェット、安藤美姫。
2010年トリノ大会は、浅田真央、キム・ヨナ、ラウラ・レピスト。

キム・ヨナはすべての年で表彰台にのぼっている。
それなりの演技を行えればロシア大会で勝てると踏んでいるのかもしれない。

以下に、「浅田真央、キム・ヨナよ出てこいやぁ〜」と題する2011年3月4日のブログを収める。

                      ◇◆◇

おとといのブログ、「浅田真央、キム・ヨナにめらめら…世界選手権」の続き・・・。

⇒2011年3月2日「浅田真央、キム・ヨナにめらめら…世界選手権」はこちら。

世界フィギュアスケート選手権が近づいてきた。
世界女王・浅田真央の頭のなかは東京大会のことで一杯だろう。
滑りの修正に四苦八苦したシーズン序盤…。
ようやく得意のジャンプが安定してきた。
極度の不振から脱し、自信を取り戻しつつある。

宿命のライバル、韓国のキム・ヨナ(金妍兒)が出場する。
浅田真央は、世界中が注目する大会になると、五輪女王に敬意を払うとともに期待を表した。
それと、やはりキム・ヨナを倒して表彰台の一番高いところにのぼりたいのだ。
「キム・ヨナよ出てこいやぁ〜」と雄叫び(?)を上げたい気分では…。

浅田真央はバンクーバー冬季五輪(オリンピック)でキム・ヨナに負けたことは忘れたと語った。
しかし、そんなはずがない。
敗北はいつまでも引きずらないという意味だろう。
四大陸フィギュアスケート選手権ではプログラムに大幅な変更を加えた。
これも世界選手権での勝利を念頭に置いたものだ。
終了後、「2番の次は1番しかない」と驚くほど強気の発言が飛び出した。

二人は昨年の世界フィギュアスケート選手権トリノ大会以来の激突になる。
浅田真央はキム・ヨナを破ることの大変さを理解しているようで、5段も10段も調子を上げたいと語った。
四大陸選手権よりいくらかいい演技ではとても勝てないと考えている。

しかし、浅田真央はこうも語った。
リンクに立つことはだれかとの競争でなく、自分との戦い、自分への挑戦だと・・・。
はやる心を鎮めようとしているかのようだ。
本気でキム・ヨナを迎え撃つ。
浅田真央のなかでは、彼女に勝ってこそ完全復活と呼べるのか。

今季は採点方法が変わり、高得点が出やすい。
キム・ヨナはバンクーバーオリンピックで記録した女子シングル歴代最高点(228.56点)を更新したいと考えているはずだ。
1年ぶりに国際大会に復帰するが、不安を感じていない。
自信が凄い。
何せ1年間休んでも世界ランキング1位。
今季絶好調の安藤美姫は4位、浅田真央は6位。
三つ巴の金メダル争いか…。

浅田真央は、世界王者・高橋大輔とともに、日本人初の大会2連覇を目指す。
私は日本代表全員を応援しているが、なかでも二人が金メダルに輝くことがあればとてもうれしい。

続きはあさって、「浅田真央は2位じゃダメなんでしょうか」のブログで・・・。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年4月22日「世界フィギュア2011日程…浅田真央は勝てる?」はこちら。

⇒2011年4月20日「浅田真央と井上真央、もう一人の真央」はこちら。

⇒2011年4月17日「斎藤佑樹のハラハラ、浅田真央のドキドキ…日本の至宝」はこちら。

⇒2011年4月17日「浅田真央、世界フィギュア2011延期の影響」はこちら。

⇒2011年3月6日「浅田真央は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

⇒2011年3月2日「浅田真央、キム・ヨナにめらめら…世界選手権」はこちら。

⇒2011年2月26日「真央ちゃんと二人乗り…うれしはずかし」はこちら。

⇒2011年2月24日「浅田真央、世界フィギュアは崖っぷち」はこちら。

⇒2011年2月19日「復調・浅田真央、本場の中華が高速で回転!」はこちら。

⇒2011年2月17日「浅田真央の調子と連覇…四大陸フィギュア選手権」はこちら。

⇒2011年2月6日「浅田真央、バレエ転向の噂…ストナリニ選手権後」はこちら。

⇒2011年2月5日「浅田真央に連覇の期待…世界フィギュア2011東京大会」はこちら。

⇒2011年1月28日「キム・ヨナ、浅田真央への秘策…世界選手権2011」はこちら。

⇒2011年1月27日「浅田真央は小塚崇彦をどう思っているのか?」はこちら。

⇒2011年1月17日「浅田真央と福耳ボールペン」はこちら。

⇒2010年12月29日「浅田真央と30人31脚」はこちら。

⇒2010年12月26日「浅田真央、蝶の舞、2011世界フィギュア選手権代表」はこちら。

⇒2010年12月25日「浅田真央、観衆総立ち、感動の1位発進…全日本」はこちら。

⇒2010年12月23日「村上佳菜子に挑む浅田真央…全日本フィギュア選手権」はこちら。

⇒2010年12月20日「浅田真央はもうあの頃に戻れない」はこちら。

⇒2010年12月18日「浅田真央を取りあげた、いい加減なブログ」はこちら。

⇒2010年12月16日「浅田真央は貯金を使い果たした」はこちら。

⇒2010年12月14日「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」はこちら。

⇒2010年12月11日「浅田真央がかいた汗の量」はこちら。

⇒2010年12月4日「浅田真央、惨敗後インタビューの残酷と地獄」はこちら。

⇒2010年12月2日「浅田真央のリップサービス…マスコミ対応」はこちら。

⇒2010年12月1日「浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然」はこちら。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

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浅田真央とキム・ヨナ、最後の対決か…世界選手権

「2011世界フィギュアスケート選手権」。
「東北関東大震災」の影響で東京・代々木大会が今秋の初めに延期された。
ところが、急きょ4月下旬、モスクワでの代替開催が決定した。
24日から5月1日。

私はこのところバタバタで経緯を知らなかった。
日本スケート連盟が辞退したのだとか…。
これを受け、国際スケート連盟(ISU)が決断を下した。
「福島第1原発」の事故も理由だろう。
また、開催を中止すれば、ISUは大きな収入を失う。
さらに、選手はオリンピックイヤーを除き、シーズン最大の目標にしている。
ちなみに、日本は2012年に東京で開催するという噂が流れている。
予定するフランスが返上するとかしないとか…。

私はロシア・モスクワ大会がおおいに楽しみだが、選手はたまらない。
ピークに達した緊張感はいったん緩んでいる。
フィギュアスケートは非常にデリケートなスポーツだ。
モチベーションはもちろんコンディションも低下したはずであり、それを短期間で立て直さなくてならない。
とりわけ自国開催でもっとも張り切っていた日本選手には非常に気の毒・・・。

今季絶好調の安藤美姫は、いまの自分にできるベストの演技を見せると力強かった。
初出場の16歳、村上佳菜子は気持ちを切り替えて臨むときっぱり。
織田信成は4月23日に予定していた結婚披露宴を5月以降に先送りする。

バンクーバー冬季五輪(オリンピック)金メダリスト、キム・ヨナは出場する。
が、最高の状態に戻せるかどうか分からないと語った。
ロサンゼルスから韓国に戻っており、調整はソウルで行う。
そのため、ピーター・オペガード・コーチを呼び寄せる。

キム・ヨナが本大会をもって現役を引退するという噂も飛び交っている。
真相はどうか。
そうなると、浅田真央がキム・ヨナと対決するのは最後になる。
私たちにとっても見納め・・・。
浅田真央は高橋大輔とともに大会連覇がかかる。

⇒2011年3月6日「浅田真央は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

なお、フジテレビはロシア大会を中継する意向を表明した。

以下に、「浅田真央に連覇の期待…世界フィギュア2011東京大会」と題する2011年2月5日のブログを収める。

                      ◇◆◇

女子フィギュアスケート界は、浅田真央とキム・ヨナ(金妍兒)の対決を軸に回ってきた。
ところが、オリンピックシーズンに大差がついた。
低迷する浅田真央に対し、キム・ヨナは劇的に成長した。
浅田真央は2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)惨敗直後、カメラの前で大粒の涙をこぼした。
インタビュアーにマイクを向けられても、言葉にならなかった。

浅田真央は、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)へ向けて基礎的な滑りの修正、そして得意のジャンプの見直しに着手した。
重点は、ジャンプの前後を含めた一連の運動の再構築である。
その過程で浅田真央のなかにちょっとした混乱が起こり、さまざまな迷いが生じて、これまで難なくできたことまで壊れてしまった。
フィギュアスケートがいかにデリケートなスポーツか分かる。

私は浅田真央の重大な決意が分かるだけに、1〜2年は結果を求めてはいけないと自分に言い聞かせていた。
選手が頂点を目指してスケーティングの矯正に取り組むとしたら、応援する側に必要なのは辛抱である。

バンクーバーオリンピックの余韻を引きずるなかで行われた「世界フィギュアスケート選手権2010(トリノ大会)」。
モチベーションの上がらないキム・ヨナは、浅田真央に敗れた。
かたや、浅田真央は勝ったという実感が乏しかった。
表彰台の頂上で見せた表情は非常に硬かった。

そして、シーズン終了後、二人は対照的な道を歩んだ。
矯正期間中にもかかわらず大会に出つづけ、ぶざまな姿をさらした浅田真央。
プロ転向の決断を保留し、リンクから遠ざかったキム・ヨナ。
これもまた苦悩の現れか。

3月、「世界フィギュアスケート選手権2011(東京大会)」が行われる。
浅田真央は昨年12月、ラストチャンスの全日本フィギュア選手権で代表の座をつかんだ。
となると、世間の期待は連覇へ向かう。
う〜ん。
彼女にとり、これがいい方向に働くかどうかは来シーズンを見なくては判断がつかない。

私自身は、浅田真央が納得するまで矯正に専念してほしかった。
世界フィギュアで結果を望むのは早い。
彼女の姿を見られれば十分でなかろうか・・・。

余談。
浅田真央は、負けても大勢を感動させられる、まれなアスリートだ。
また、彼女の笑顔には媚びがない。
いずれもスターの条件である。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年3月6日「浅田真央は2位じゃダメなんでしょうか」はこちら。

⇒2011年3月4日「浅田真央、キム・ヨナよ出てこいやぁ〜」はこちら。

⇒2011年3月2日「浅田真央、キム・ヨナにめらめら…世界選手権」はこちら。

⇒2011年2月26日「真央ちゃんと二人乗り…うれしはずかし」はこちら。

⇒2011年2月24日「浅田真央、世界フィギュアは崖っぷち」はこちら。

⇒2011年2月19日「復調・浅田真央、本場の中華が高速で回転!」はこちら。

⇒2011年2月17日「浅田真央の調子と連覇…四大陸フィギュア選手権」はこちら。

⇒2011年2月6日「浅田真央、バレエ転向の噂…ストナリニ選手権後」はこちら。

⇒2011年2月5日「浅田真央に連覇の期待…世界フィギュア2011東京大会」はこちら。

⇒2011年1月28日「キム・ヨナ、浅田真央への秘策…世界選手権2011」はこちら。

⇒2011年1月27日「浅田真央は小塚崇彦をどう思っているのか?」はこちら。

⇒2011年1月17日「浅田真央と福耳ボールペン」はこちら。

⇒2010年12月29日「浅田真央と30人31脚」はこちら。

⇒2010年12月26日「浅田真央、蝶の舞、2011世界フィギュア選手権代表」はこちら。

⇒2010年12月25日「浅田真央、観衆総立ち、感動の1位発進…全日本」はこちら。

⇒2010年12月23日「村上佳菜子に挑む浅田真央…全日本フィギュア選手権」はこちら。

⇒2010年12月20日「浅田真央はもうあの頃に戻れない」はこちら。

⇒2010年12月18日「浅田真央を取りあげた、いい加減なブログ」はこちら。

⇒2010年12月16日「浅田真央は貯金を使い果たした」はこちら。

⇒2010年12月14日「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」はこちら。

⇒2010年12月11日「浅田真央がかいた汗の量」はこちら。

⇒2010年12月4日「浅田真央、惨敗後インタビューの残酷と地獄」はこちら。

⇒2010年12月2日「浅田真央のリップサービス…マスコミ対応」はこちら。

⇒2010年12月1日「浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然」はこちら。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・安藤美姫に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年2月25日「安藤美姫、世界王者返り咲きへ…世界選手権」はこちら。

⇒2011年2月22日「安藤美姫、ため息が出るほど美しく・・・」はこちら。

⇒2010年12月28日「安藤美姫と高橋大輔…ぶっちぎりエキシビション」はこちら。

⇒2010年12月8日「安藤美姫はエロい大輪を咲かせよ…神秘的セクシー」はこちら。

⇒2010年11月10日「安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度」はこちら。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・村上佳菜子に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月11日「村上佳菜子は僅差3位、織田信成は後退2位」はこちら。

⇒2010年12月9日「真央二世・村上佳菜子、安藤美姫と頂点を競う」はこちら。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート男子・高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年2月20日「高橋大輔、金メダル宣言…世界選手権東京大会」はこちら。

⇒2010年12月28日「安藤美姫と高橋大輔…ぶっちぎりエキシビション」はこちら。

⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート男子・小塚崇彦に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月10日「高橋大輔を追う小塚崇彦に不安、村上佳菜子は自信」はこちら。

⇒2010年11月28日「イケメン小塚崇彦に足りないもの…GP圧勝」はこちら。

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浅田真央、キム・ヨナにめらめら…世界選手権

四大陸フィギュアスケート選手権に出場した浅田真央は先だって帰国し、中部国際空港で記者会見に応じた。
今季絶好調の安藤美姫に敗れて2位に留まったとはいえ、表情がずいぶん明るくなった。
彼女は笑顔が最高に似合う。

浅田真央は、フリースケーティング(FS)で今季一番のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳べたことを大きな収穫に挙げた。
また、今季再スタートを切り、いま階段を上っているところと述べた。
苦しかった滑りの矯正を振り返っていたのだろう。
さらに、この勢いでいけば3月下旬の世界フィギュアスケート選手権は大丈夫と、日本人初の連覇に意欲を見せた。
私は、彼女の発言に驚いた。
あえて公言し、自分を容赦なく追い込む。

また、浅田真央は宿命のライバル、韓国のキム・ヨナ(金妍兒)についても語った。
「出てくるなら、楽しみ…」(不確か)。
心底嬉しそうであり、同時に表情がきりっと引き締まった。
彼女はやはりキム・ヨナが出場するから燃えるのだ。
ライバルが自分を高めるというが、そのとおり。
安藤美姫は同じ日本人、しかも年齢が上になる。
同年齢のキム・ヨナとの対決に、闘争心がめらめら…。
浅田真央は、世界選手権へ向けて復調が劇的に加速するかもしれない。

ところで、米国ロサンゼルスで練習するキム・ヨナは、国際大会から遠ざかっていてもアイスショーに出演しており、世界選手権での滑りをまったく心配していない。
準備が完璧なら頂点に立てると考えている。
こちらは絶対の自信を有する。

世界選手権は自国開催で爆発的に盛りあがるうえ、高橋大輔と浅田真央の連覇もかかるなど、話題は尽きない。
私は滅茶苦茶楽しみにしている。

続きはあさって、「浅田真央、キム・ヨナよ出てこいやぁ〜」のブログで・・・。

◆書き加え1(2月24日)

高橋大輔が世界選手権後に現役を引退するという記事に接した。
真偽は定かでない。
が、このブログでだいぶ前に述べたとおり、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)の出場は年齢的に厳しい。
しかし、平泳ぎの北島康介は頑張っており、どうか滑りつづけてほしい。
オリンピックの大舞台で高橋大輔の姿が見られないのはさみしい。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2011年2月26日「真央ちゃんと二人乗り…うれしはずかし」はこちら。

⇒2011年2月24日「浅田真央、世界フィギュアは崖っぷち」はこちら。

⇒2011年2月19日「復調・浅田真央、本場の中華が高速で回転!」はこちら。

⇒2011年2月17日「浅田真央の調子と連覇…四大陸フィギュア選手権」はこちら。

⇒2011年2月6日「浅田真央、バレエ転向の噂…ストナリニ選手権後」はこちら。

⇒2011年2月5日「浅田真央に連覇の期待…世界フィギュア2011東京大会」はこちら。

⇒2011年1月28日「キム・ヨナ、浅田真央への秘策…世界選手権2011」はこちら。

⇒2011年1月27日「浅田真央は小塚崇彦をどう思っているのか?」はこちら。

⇒2011年1月17日「浅田真央と福耳ボールペン」はこちら。

⇒2010年12月29日「浅田真央と30人31脚」はこちら。

⇒2010年12月26日「浅田真央、蝶の舞、2011世界フィギュア選手権代表」はこちら。

⇒2010年12月25日「浅田真央、観衆総立ち、感動の1位発進…全日本」はこちら。

⇒2010年12月23日「村上佳菜子に挑む浅田真央…全日本フィギュア選手権」はこちら。

⇒2010年12月20日「浅田真央はもうあの頃に戻れない」はこちら。

⇒2010年12月18日「浅田真央を取りあげた、いい加減なブログ」はこちら。

⇒2010年12月16日「浅田真央は貯金を使い果たした」はこちら。

⇒2010年12月14日「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」はこちら。

⇒2010年12月11日「浅田真央がかいた汗の量」はこちら。

⇒2010年12月4日「浅田真央、惨敗後インタビューの残酷と地獄」はこちら。

⇒2010年12月2日「浅田真央のリップサービス…マスコミ対応」はこちら。

⇒2010年12月1日「浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然」はこちら。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

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浅田真央と福耳ボールペン

浅田真央が8日深夜、日本テレビの「Going! Sports&News」に映像で出演した。
2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)の前のシーズンからジャンプに違和感があったと明かした。
ジュニア時代から伸長が大きく伸び、体重が増え、体形も変わり、ジャンプのタイミングと流れがしっくりしなかった。
そこでジャンプの修正に踏み切ったとのこと。

結果を出せない期間、世間は不調と騒ぎ立てた。
しかし、本人は練習するしかないと考え、少なくとも日常生活で落ち込むことはなかったようだ。
全日本フィギュアスケート選手権大会で銀メダルを獲得したせいか、表情も明るかった。

私は、「福耳ボールペン」を持った浅田真央を見て、彼女が大変な福耳だと気づいた。

以下に、「浅田真央は貯金を使い果たした」と題する2010年12月16日のブログを収める。

                      ◇◆◇

おとといのブログ「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」の続き。
競泳平泳ぎ男子・北島康介は五輪(オリンピック)の都度、古い泳ぎを脱ぎ捨てた。
それは改造というより「創造」である。
私たちに進化した姿を見せてくれた。

北島康介は金メダルを取るために2〜3年がかりで脱皮を成し遂げた。
1年程度では自分のものにできないのかもしれない。

⇒2010年12月14日「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」はこちら。

フィギュアスケート女子・浅田真央はジャンプの矯正に取り組んでいる。
私は専門知識を持たないので、それがどの程度のものか分からない。
が、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)で頂点に立てることを目標にしていなくては意味がない。
マスコミなどはせっかちだが、すぐに結果を出せたら、それこそ問題でなかろうか。

専門家の一部が浅田真央の滑りとジャンプに問題があると指摘していた。
もしそうなら、これまではジュニア時代の“貯金”で勝ってきたということはないのか?

ジュニアからシニアへ転向するときに大きな挫折を味わうのが普通である。
ところが、実力の突出した選手はすんなりと勝ててしまう。
一番の強みは、軽い体でくるくる回れること。
表現の不足をジャンプの得点でカバーしておつりがくる。
たいていの選手が避けられない滑りの見直しを通り抜けられるのだ。

浅田真央は、安藤美姫がシニアへ転向してから、周りにライバルがいなかった。
滑れば勝つ。

今シーズンの不調の直接的な原因は滑りとジャンプの修正であり、それ自体は心配いらない。
しかし、昨シーズン辺りからの不調の根幹の理由は、貯金を使い果たしたことでなかろうか。

浅田真央は20歳になり、ジュニア時代からの脱皮を図らなければ結果を出せない難しい地点に差しかかっている。
私は、来シーズンの後半には新しい姿を見られると信じ、心待ちにしている。
焦らず、どうか納得がいくまで改造、いや創造に取り組んでほしい。

やはり村上佳菜子にも壁にぶつかる時期が訪れるはずだ。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月14日「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」はこちら。

⇒2010年12月11日「浅田真央がかいた汗の量」はこちら。

⇒2010年12月4日「浅田真央、惨敗後インタビューの残酷と地獄」はこちら。

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⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

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浅田真央は貯金を使い果たした

おとといのブログ「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」の続き。
競泳平泳ぎ男子・北島康介は五輪(オリンピック)の都度、古い泳ぎを脱ぎ捨てた。
それは改造というより「創造」である。
私たちに進化した姿を見せてくれた。

北島康介は金メダルを取るために2〜3年がかりで脱皮を成し遂げた。
1年程度では自分のものにできないのかもしれない。

⇒2010年12月14日「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」はこちら。

フィギュアスケート女子・浅田真央はジャンプの矯正に取り組んでいる。
私は専門知識を持たないので、それがどの程度のものか分からない。
が、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)で頂点に立てることを目標にしていなくては意味がない。
マスコミなどはせっかちだが、すぐに結果を出せたら、それこそ問題でなかろうか。

専門家の一部が浅田真央の滑りとジャンプに問題があると指摘していた。
もしそうなら、これまではジュニア時代の“貯金”で勝ってきたということはないのか?

ジュニアからシニアへ転向するときに大きな挫折を味わうのが普通である。
ところが、実力の突出した選手はすんなりと勝ててしまう。
一番の強みは、軽い体でくるくる回れること。
表現の不足をジャンプの得点でカバーしておつりがくる。
たいていの選手が避けられない滑りの見直しを通り抜けられるのだ。

浅田真央は、安藤美姫がシニアへ転向してから、周りにライバルがいなかった。
滑れば勝つ。

今シーズンの不調の直接的な原因は滑りとジャンプの修正であり、それ自体は心配いらない。
しかし、昨シーズン辺りからの不調の根幹の理由は、貯金を使い果たしたことでなかろうか。

浅田真央は20歳になり、ジュニア時代からの脱皮を図らなければ結果を出せない難しい地点に差しかかっている。
私は、来シーズンの後半には新しい姿を見られると信じ、心待ちにしている。
焦らず、どうか納得がいくまで改造、いや創造に取り組んでほしい。

やはり村上佳菜子にも壁にぶつかる時期が訪れるはずだ。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート女子・浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月14日「浅田真央は五輪4冠の北島康介の脱皮計画に学べ」はこちら。

⇒2010年12月11日「浅田真央がかいた汗の量」はこちら。

⇒2010年12月4日「浅田真央、惨敗後インタビューの残酷と地獄」はこちら。

⇒2010年12月2日「浅田真央のリップサービス…マスコミ対応」はこちら。

⇒2010年12月1日「浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然」はこちら。

⇒2010年11月29日「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」はこちら。

⇒2010年11月28日「惨敗・浅田真央は輝きを取り戻せるか?」はこちら。

⇒2010年11月27日「浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖」はこちら。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

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浅田真央、得意なジャンプが壊れる恐怖

おとといのブログ「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」の続き。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

浅田真央は、これまでの滑りの延長ではオリンピックで勝利を収められないと考えた。
そこで、見直しと矯正に取り組む決意を固めた。

さらなる高みを目指すとき、いったん壊さなくてならないことは、スポーツ競技全般はもちろん、私が指導する仕事においても珍しくない。
好ましくない習性に染まっている可能性もある。
そして、これまでのやり方を変える過程で、しばしば大スランプに陥る。

私は長年、営業の見直しを通じて収益の回復・伸長を支援するコンサルタントとして多くの企業を訪れた。
後者は結果にすぎない。
私が苦労するのは前者である。
従来の営業を改めさせることが困難を極める。
それは彼らにこびりついている。
過去に幾度も途中で放り出したくなった。

このたびの見直しと矯正には、浅田真央が得意としてきた「ジャンプ」も含まれる。
その前後のスケーティングをもっとスムーズにしなくてなるまい。
ちょっとした癖が得点の伸びを邪魔しているようだ。
数年前ならおそらく何の問題もなかった。
しかし、2006年トリノ冬季五輪(オリンピック)の後に、フィギュアスケートのレベルが大幅に向上した。

滑りの矯正。
頭で分かっていても、それを確実に行えるようになるのがきわめて難しい。
基礎的な練習を気が遠くなるほど繰り返し、体に覚え込ませる。
行動や動作に落とせないと、本番は悲惨である。

浅田真央は少女時代と体のバランスが変わったことも、ジャンプに精彩を欠く一因か。
不安が頭をかすめても、やり抜くしかない。

選手が自分の得意な部分を見直すのは、よくよくのこと。
それも採点で大きな比重を占めている。
自己否定そのものであり、私のような凡人は考えもしない。
浅田真央に頭が下がる。
不安と書いたが、それは「恐怖」に違いない。

浅田真央は、2014年ソチ冬季五輪の金メダルをどうしても獲得したいのだ。
そのために自分と向かい合い、闘っている。
凄い子。
私は日本勢を応援しているが、彼女は格別である。

続きはあさって、「浅田真央、ジャンプの修正か改造かの判断」のブログで…。

◆書き加え1(11月24日)

私のブログは数日から十数日の書き溜め記事が中心である。
ゆえに、「書き加え」を含め、内容の順序が前後しやすい。

浅田真央がグランプリ(GP)シリーズフランス大会に出場する。
これを放送するテレビ朝日は、「浅田真央、屈辱の開幕戦から1カ月。フランスの地で復活への第一歩を踏み出す」と前評判をあおっている(フレーズはうろ覚え)。
相当な放映権料を払っているので、視聴率を上げなくてならないという局側の事情は分かるが…。

開幕戦(第1戦)が日本大会「NHK杯」。
浅田真央はシニア後最低の得点(スコア)と順位に終わった。
練習でできたのに本番でままできないのがスポーツの常。
浅田真央は練習でできなかったので案外、結果を冷静に受け止めている?
すでにグランプリ(GP)ファイナルへの出場は消えており、テレビ朝日は頭を痛めているのでは…。

私自身は、浅田真央がフランス大会でどのような順位になるか興味がない。
しばらく結果を出せないほうが望ましいと考えている。
それは当然なのだ。
来年一杯くらい勝敗は二の次だ。
ただし、佐藤信夫コーチは叩かれつづける。
私は、指導者が先に参るのでないかと案じている。

もし、浅田真央がフランス大会で勝ってしまうとしたら…。
とてもうれしいが、あまり喜べない。
私は複雑な気持ち。

その理由は、来週水曜日のブログ「浅田真央はソチ仕様に工事中、勝てなくて当然」で述べている。

◆書き加え2(11月27日)

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズフランス大会は男女ともにショートプログラム(SP)を行った。

男子は中国大会で優勝した小塚崇彦が首位で発進した。
きょうフリーを行う。
合計点で3位以内に入れば、GPシリーズの獲得ポイント上位6選手で争うグランプリ(GP)ファイナルへ自力で進出する。

女子は、2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)銀メダル・浅田真央が7位と出遅れた。
今季シニア転向の今井遥(日本橋女学館高)が3位に食い込んだ。
カナダ大会で5位に入り、フランス大会で優勝すればGPファイナル進出の可能性がある。

好調な小塚崇彦を指導する佐藤信夫は浅田真央のコーチに就任したばかり。
小塚崇彦と浅田真央はともに中京大(小塚崇彦はトヨタ自動車に所属)。
コーチが一緒なので、練習もしばしば一緒のようだ。
二人は世界のトップクラスの選手であり、互いにいい刺激を与え合っている。
心強いだろう。

                      ◇◆◇

2010年カナダ・バンクーバー冬季五輪(第21回冬季オリンピック)およびフィギュアスケート女子・浅田真央などに関するブログは以下のとおり。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

⇒2010年11月23日「浅田真央、ソチ五輪栄冠への長いトンネル・・・」はこちら。

⇒2010年11月21日「浅田真央が流した悔し涙の価値とは?」はこちら。

⇒2010年11月10日「安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度」はこちら。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月3日「浅田真央はしっとり大人の“女”へ…20歳の変身」はこちら。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年5月4日「アンジェラ・アキと浅田真央の失敗」はこちら。

⇒2010年4月18日「キム・ヨナ、気になる去就に決着か」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年4月10日「石川遼と浅田真央、あふれる悔し涙」はこちら。

⇒2010年4月1日「キム・ヨナ、圧巻のエキシビション!」はこちら。

⇒2010年3月31日「金荒川静香が通った道…羽生結弦」はこちら。

⇒2010年3月30日「銀・浅田真央は金・荒川静香より凄い!」はこちら。

⇒2010年3月28日「笑顔がこわばる浅田真央…フィギュア表彰台」はこちら。

⇒2010年3月28日「浅田・長洲・村上、ソチ五輪表彰台独占へ!」はこちら。

⇒2010年3月27日「浅田真央vs長洲未来…ソチ五輪前哨戦?」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

⇒2010年2月24日「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」はこちら。

⇒2010年2月21日「浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。

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浅田真央が流した悔し涙の価値とは?

何事も中途半端で投げ出してきた私は、これまで一度も悔し涙を流したことがない。
「30人31脚」「全日本吹奏楽コンクール」など、子ども(少年・青年)が出場するさまざまな競技が舞台裏を含めてテレビで放送される。
敗者はたいてい大泣きする。
本気で悔しがるのは、本気で取り組んだ証である。
そう、限界まで頑張った。
私は立派だと思う。
そうした涙を否定しない。

⇒2010年1月3日「本気で悔しがる生き方、働き方」はこちら。

本気で悔しがる。
ありそうでない。
私自身はこれからも経験せずに一生を終えるのでないか。
本気で数知れず悔しがれるのは、ごく一握り成功者だ。
彼らの最大の共通点は、敗北や挫折、失敗の経験が突出して多いことである。

⇒2009年11月9日「成功の条件を考える」はこちら。

しかし、私は昭和26年(1951年)生まれの古い人間であり、人前で涙を流すのは潔くないという気持ちをどこかで引きずっている。
最近、だれもかれもたやすく泣きすぎる…。

そう考える私が感動したのが、2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)で浅田真央が流した大粒の涙である。
とても痛ましかったが、同時にとても美しかった。
彼女が本番を迎えるまでに重ねてきた努力、乗り越えてきた試練に思いを馳せれば、悔し涙には正当な「価値」が認められる。
その尊さが、私たちの心を強く打った。

バンクーバー五輪で浅田真央は敗北を喫したわけでなく、銀メダルを得た。
ただ、彼女が望んでいた表彰台の一番高いところに立てなかった。
そこにすべてをかけ、凄まじい情熱とエネルギーを傾けてきた。
私が過去のオリンピックでもっとも印象に残った悔し涙である。

浅田真央は、自分に厳しい。
そして、周囲に優しい。
とくに気配りが半端でない。
若いのだから、私は気楽に、いや勝手に振る舞ってもらいたい。
が、浅田真央は決してそうしない。
この子が背負うものはあまりに重い。

2006年トリノ冬季五輪(オリンピック)金メダリストの荒川静香はしがらみと無縁だった。
本番では、大勢の期待に応えるのでなく、自分の滑りを見せることに徹した。
彼女が目指したのは、あくまでプロ転向の片道切符を手にすること。
私が知る範囲でもっともエレガントなスケーティングだと感じたが、人気はそれほど高くない。
ちなみに、もっともドラマチックなスケーティングだと感じたのはカタリナ・ヴィット。

荒川静香は目的志向が強く、そこから少しでも外れたものはばさばさ切り捨てられる。
日本人のウエットな国民性とかけ離れた地点に立つ。
これも立派な見識だろう。
そして、自分にとっての至上命題をクリアした。

日本選手が一つもメダルを取れないうちに、トリノ五輪は最終盤に差しかかった。
私たちが諦めかけていたとき、荒川静香はもっともまぶしいメダルをつかんだ。
努力が大前提にしろ、先の意思(考え)がそれを引き寄せた。
また、運をあわせ持っていた。

この選手に何が何でも金メダルを取らせてあげたい。
国民の多くがそう願うこと自体がとんでもなく凄い。
私は、2014年ソチ五輪で浅田真央が楽しく滑る姿を見られるなら満足である。
それだけで十分にうれしい。
が、栄冠に輝くことがあれば熱狂するだろう。
おそらく近藤良平「てっぱんダンス」でもっとも印象的な「トン! トン! トン!」のポーズをやってしまう。
あれは最高の歓喜を表現している。
浅田真央には頂点が似合う。

続きはあさって、「浅田真央不調、ソチ五輪への長いトンネル・・・」のブログで…。

⇒2010年11月21日「てっぱんダンス…瀧本美織はだれと踊るのか?」はこちら。

以下に、「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」と題する2010年2月24日のブログをそのまま収める。

                      ◇◆◇

バンクーバー冬季五輪(オリンピック)は終盤に差しかかった。
フィギュアスケート女子シングルが始まる。
きょうがショートプログラム(SP)、あすがフリー。
日本人の注目が一番高い種目だろう。
2006年トリノ五輪で唯一のメダルが、女子フィギュアでの荒川静香(あらかわ・しずか)の金メダルだった。

私は先日、NHKの「スポーツ大陸」を見た。
例により、ながら視聴。
日本経済新聞のテレビ欄に、「荒川静香 前年9位からの大逆転 栄光を生んだ選択とは」と記されていた。
インターネットで調べたら、過去の番組の再放送だった。
「大逆転スペシャル 栄光への選択 〜トリノ五輪 荒川静香〜」。
日本人初の金メダルを獲得した荒川静香。
確かに奇跡だったが、まぐれでなかった。
番組では、会心の勝利へ向けた苦悩と苦闘の足跡を紹介していた。

天才少女と称され、1998年長野五輪に16歳で初出場を果たした。
しかし、明確な目標を持てず、2002年ソルトレイクシティ五輪は出場を逃した。
2004年世界選手権で優勝し、才能が開花した。
が、採点方法の変更も影響してか、2005年世界選手権は9位に終わった。
何とかトリノ五輪の日本代表の座を手にしたが、荒川静香が目指したのは“勝利”でなかった。

「自分の最高の演技をたくさんの人の記憶に残したい」。
荒川静香は大会直前に非常識な決断を行った。
コーチと曲を変更し、得点につながらないイナバウアーを組み込んだ。
なるほど、これで謎が解けた。
日本経済新聞でスポーツ評論家が荒川静香を問題外と酷評していた。

本番では、ショートプログラム3位。
が、完璧なフリーで、大本命とされたロシアのイリーナ・スルツカヤを圧倒した。
ショートプログラムとフリーで自己ベストを更新。
当然、総合でも…。
大逆転で栄冠をつかんだ。

私は番組を通じ、荒川静香が五輪参加に「価値」を見出せなかったと知り、仰天した。
同時に、納得した。
プロフィギュアスケーターとしてやっていくには、デビューのきっかけが必要だ。
それが五輪でのメダル、なかでも金メダル。
彼女は競技でなく演技を究めたかったのだ。
それゆえ、技術と表現(美しさ)のはざまで葛藤した。

このブログで幾度か述べたが、荒川静香は五輪史上もっともエレガントなスケーティングを見せた。
芸術性はともかく、「優雅さ」ではカタリナ・ヴィットを凌ぐ。
私は「美しさ」という言葉を用いたいのだが、美とは何かという話になるとややこしい。
とりわけ驚嘆したのは、平板になりがちな“つなぎ”のスケーティングの豊かな表現力であり、突出した美しさである。
私は感動した。

五輪会場が熱狂に包まれるにつれ、荒川静香のフリーの演技は冴えわたっていった。
リンクで滑るのは、選手でなくアーティスト。
彼女は自らの願望に従い、ライバルと戦うのでなく、大勢に魅せた。

荒川静香にとり、オリンピックでの金メダルは目的でなく手段にすぎなかった。
目指すは、皆に喜んでもらうこと。
が、結局、自分のために滑った。
それが言いすぎなら、自分の夢をかなえるために滑った。

荒川静香はトリノ五輪の前から「引退」を決めていたのだ。
国民の興奮が冷めやらぬなか、やけにあっさり表明したと思ったら…。
五輪に何の未練もないのだ。
彼女は競技でなく演技の世界で生きたかった。
栄冠を手みやげにプロへ転向した。
そう、金メダルはゴールでなくスタート!

荒川静香は、日本人の感性では理解しがたいところがある。
「自我と自由」を大事にしているからだ。
そして、それを貫く。
大衆人気がいま一つの最大の理由では…。

                       ◇

やはり先日、私はNHKスペシャル「浅田真央 金メダルへの闘い」を見た。
浅田真央(あさだ・まお)は、勝負のカギとなるフリーで、タチアナ・タラソワコーチと五輪の頂点に立つために磨き上げてきたプログラムを披露する。
可憐なイメージを脱ぎ捨て、ラフマニノフの荘厳な前奏曲「鐘(かね)」の曲調に合わせた表情と表現を打ち出すとか…。
こちらも賭けである。

本大会で日本勢はメダルを獲っているが、「金」はゼロ(2月23日午後9時現在)。
国民が無条件で熱狂するのは金メダルだ。
浅田真央はその期待を一身に背負い、本番のリンクに立つ。

私は、まずは自分のために大舞台での滑りを存分に楽しんでもらいたい。
結果は、後からついてこよう。

                      ◇◆◇

2010年カナダ・バンクーバー冬季五輪(第21回冬季オリンピック)およびフィギュアスケート女子・浅田真央などに関するブログは以下のとおり。

⇒2010年11月10日「安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度」はこちら。

⇒2010年10月26日「浅田真央の敵、キム・ヨナの敵はだれか?」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年10月24日「浅田真央、北島康介が最高の教科書…五輪金メダル」はこちら。

⇒2010年10月3日「浅田真央はしっとり大人の“女”へ…20歳の変身」はこちら。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年5月4日「アンジェラ・アキと浅田真央の失敗」はこちら。

⇒2010年4月18日「キム・ヨナ、気になる去就に決着か」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年4月10日「石川遼と浅田真央、あふれる悔し涙」はこちら。

⇒2010年4月1日「キム・ヨナ、圧巻のエキシビション!」はこちら。

⇒2010年3月31日「金荒川静香が通った道…羽生結弦」はこちら。

⇒2010年3月30日「銀・浅田真央は金・荒川静香より凄い!」はこちら。

⇒2010年3月28日「笑顔がこわばる浅田真央…フィギュア表彰台」はこちら。

⇒2010年3月28日「浅田・長洲・村上、ソチ五輪表彰台独占へ!」はこちら。

⇒2010年3月27日「浅田真央vs長洲未来…ソチ五輪前哨戦?」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

⇒2010年2月24日「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」はこちら。

⇒2010年2月21日「浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

⇒2010年2月13日「バンクーバー五輪開幕、日本メダル予想」はこちら。

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浅田真央、しっとり大人の“女”へ…20歳の変身

夕方たまたまテレビをつけたら、フィギュアスケートの浅田真央が演技を行っていた。
秋になったばかりだというのに…。

会場の雰囲気、そして本人の表情からして競技でないようだ。
画面から緊張感が伝わってこない。
リラックスして楽しんでいる。
ネットで番組表を調べれば分かることだが、仕事に追われていて面倒臭い。

浅田真央は、純白のコスチュームに身を包んでいた。
シースルーなのでセクシー。
番組で20歳になったと紹介された。

私は驚いた。
わずか半年程で、浅田真央はすっかり大人っぽい印象に変わっていた。
それはそうだ、いつまでも少女に留まっているわけがない。
しっとりしており、とても美しい。
これまでは愛らしさが前面に出ていたが、“女”へ。
この子はまだまだきれいになる。
素晴らしい恋愛を経験してほしい。

どうやら何かのエキシビションらしい。
だから、あまりとやかく言いたくない。
ただ、あのスケーティングでは厳しいと感じた。
むろん、オリンピックでのこと。

確かに2014年ソチ冬季五輪まで時間はたっぷりと残されている。
まして2010年バンクーバー冬季五輪で韓国のキム・ヨナと死闘を終えたばかりだ。
肉体的にも精神的にも疲労は抜け切っていないだろう。
それに、モチベーションを元に戻すのは大変だろう。
コンディションづくりもこれから。
本格的な練習もこれから。
焦ることはないのかもしれない。

本人はオリンピックの表彰台で一番高いところしか眼中にない。
ならば、浅田真央を応援している私はそれをぜひとも叶えてもらいたいと考える。

ここ数カ月、コーチの選定が焦点になってきた。
しかし、コーチ体制の構築がソチ金メダルへの絶対条件である。
いまの延長でオリンピック本番に臨んでもおそらく勝てない。

⇒2010年7月3日「浅田真央新コーチ人選、ソチ金メダル条件」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

◆書き加え1(10月3日)

いまネットで調べた。
「カーニバル・オン・アイス2010」と題する、メダリストが集結したアイスショーだった。
浅田真央がやけにリラックスしていると思ったら…。
2010年10月2日(土)午後7時から「さいたまスーパーアリーナ」で開催された。
私が見たのは、テレビ東京の放送。

公式サイトには「豪華キャストが夢の競演!」とある。
高橋大輔は当然出演。
2006年トリノ冬季五輪金メダリストの荒川静香とエフゲニー・プルシェンコも…。

自宅から30分程のJR東海・新横浜駅の近辺でもアイスショーがときどき行われている。
一度見たいと願いつつ、なかなか・・・。

◆書き加え2(10月3日)

NHK杯が浅田真央の地元・名古屋で開催される。
それに先立ち、注目の出場選手の記者会見が行われ、彼女は高橋大輔などとともに抱負を語った。
10月22日開幕。

もうシーズンなのだ。
いったいいつ自分を休めているのだろう?

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妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会

貧乏暇なし。
私は目が回る忙しさ。
きのう実際に目まいが起こり、いつまでも収まらず、ついにダウン…。
新聞も1カ月以上、溜まったまま。
世の中の動向や出来事がほとんど分かっていない。
テレビのニュース報道番組が頼り…。

さて、天皇皇后両陛下主催の「春の園遊会」がきのう赤坂御苑で開催され、バンクーバー冬季五輪のメダリスト7人全員や各界の功績者など約1900人が招待された。

あいにく都心は真冬並みの気温、小雨混じりの天候だった。
両陛下は会場を回り、しばしば足を止めて懇談を楽しんだ。
注目は何といってもフィギュアスケート女子の銀メダリスト浅田真央と男子の銅メダリスト高橋大輔。
ともに五輪直後のトリノ世界選手権の金メダリスト。
二人並んで最前列に立ち、かなり緊張の面持ち…。

天皇陛下から「おめでとう」とねぎらわれた浅田真央は、「ありがとうございます」。
世界選手権の優勝に話が及び、笑顔を見せた。

天皇陛下から「男子のフィギュアも盛んになってくるのではないですか」と話しかけられた高橋大輔は、「そうだとうれしく思います」。
本人はひげをそっていた。
陛下は、高橋大輔のけがのことも忘れていなかった。

女子チームパシュートの銀メダリスト3選手も招かれた。
全員着物姿。
天皇陛下からレースの難しさを尋ねられた田畑真紀は、「何があるか分からないです」。

スピードスケート男子五百メートルの銀メダリスト長島圭一郎、銅メダリスト加藤条治も招かれた。
天皇陛下から次の五輪出場を尋ねられた加藤条治は、「頂点を目指して頑張ります」。

陛下は、一人ひとりの選手についてとてもよく知っておられる。

報道陣に両陛下の印象を問われた浅田真央は、「お会いできて光栄でした。優しい方だと思いました」と答えた。
また、長島圭一郎は、「頑張ってよかったなと思いました」と答えた。
彼の言葉がメダリストの気持ちを代表しているだろう。

おめでとう!

ところで、私がほほえましく思ったのは、天皇陛下に答える浅田真央を隣の高橋大輔が心配そうに見守っていたこと。
19歳の妹を24歳の兄が気遣う。
頂点に立つための練習を続けてきた二人にしか共有できない思いがあるのでは…。

                      ◇◆◇

以下に、「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」と題する2010年2月28日のブログを収める。

フィギュアスケート女子の浅田真央(あさだ・まお)は、2014年ロシア・ソチ冬季五輪(オリンピック)での金メダルを目指し、早くも新コーチ探しに動き出した。
バンクーバー冬季五輪では、宿命のライバル、韓国のキム・ヨナに敗れて銀メダルに留まった。
所属は中京大。
ネットは、二人の選手の今後に関する話題で持ち切り…。

浅田真央は、苦手のショートプログラム(SP)で5点弱の得点差に抑え、得意のフリースケーティングで逆転を狙ったものの、結果は23点強の得点差に広がった。
女王、キム・ヨナの出来栄えが完璧で、つけ入るスキがなかったのだ。
驚くほどの大差をつけられ、完敗を喫した。
しかし、現時点でキム・ヨナと戦えるのは浅田真央しかいないこともはっきりした。
私は、国民の熱狂的な期待に押し潰されず、2選手とも立派な成績を残したと思う。
素晴らしいこと!

浅田真央は表彰式の終了後、ソチ五輪への挑戦を明言した。
気持ちを整理できたのか、表情は晴れやか。
試合の直後、大粒の涙をこぼした。
キム・ヨナに負けたことより、自分で納得のいく演技を行えなかったことが悔しかったのでないか。
バンクーバー五輪で金メダルを獲得したらアマチュアを引退し、プロへ転向するとの噂があった。
私たちはもう一度、オリンピックの大舞台で浅田真央の演技を楽しめる。

                       ◇

このブログで述べたとおり、浅田真央のキャラクターとイメージ、19歳という年齢からして、とくにフリーの選曲はどうだったのだろうと思う。
セルゲイ・ラフマニノフの前奏曲「鐘(かね)」は、荘厳で重厚である。
まず、内容の解釈が難しい。
また、会場の巻き込みが図りにくい。
もっとも浅田真央が勝利を収めていれば、タチアナ・タラソナコーチは称賛を受けたはずだ。
選手とコーチ、最終的に選手が決めることなので、周囲はとやかく言えない。
が、北米開催のオリンピックでは分かりやすさと具体性を大切にしたほうが結果はよかったのでは…。
この選曲は、年齢的にも場所的にもソチ五輪向き。
ラフマニノフはロシアの作曲家、ピアニスト。

タラソワコーチは選手に示唆を与えられるが、手本を示せない。
2006年トリノ五輪金メダリストの荒川静香が大会直前にコーチをかえた最大の理由だ。
また、健康状態が不安だ。
さらに、ロシアに教え子を持つため、オフシーズンの指導が中心になり、試合での現地合流が大半になる。
浅田真央にとり五輪代表選考のラストチャンス、昨年12月の全日本選手権はロシア選手権と重なり、タラソワコーチは来日できなかった。
二人が選手とコーチの関係で戦うのは、3月に行われるイタリア・トリノの世界選手権が最後になりそう。

浅田真央陣営は、日本人コーチを含めて人選に着手する。
ただ、タラソワコーチの指導を評価しており、「総合アドバイザー」として残す模様。
浅田真央の新しい一面をつくり出したのは、事実。
とりわけ表現に幅をもたらした。
今後の競技生活に大きなプラスとなるのは間違いない。
また、タラソワコーチは地元ロシアで豊かな人脈を築いている。
ソチ五輪で有利に働く。

キム・ヨナはショートプログラムとフリーを通し、初めてノーミスで滑った。
演技後は重圧から解放されてほっとしたのか、涙を流した。
韓国人の応援は日本人のそれの比でない。
度を超えている。
キム・ヨナの圧勝の背景に、彼女を支える万全の体制があった。
コーチを含めた3人が役割を分担して精神、技術、表現をブラッシュアップし、滑りを劇的に進化させた。
これが最大の勝因だろう。
ショートプログラム、フリー、合計のすべてで世界歴代最高得点を更新!

キム・ヨナは、外出時にボディガードが必須の人気者。
多くの有名企業がスポンサーにつき、年収は10億円に迫るらしい。
彼女は、百周年を迎える3月の世界選手権で2連覇に挑戦し、大会後に去就を発表するようだ。
アイスショーでの活動を望んでおり、プロ転向がささやかれている。
それでも4年後にアマチュア復帰は可能である。
今大会におけるロシアのエフゲニー・プルシェンコがそうだった。

浅田真央がバンクーバー五輪で銀メダルに終わったのは、選手の資質の優劣で片づけられない。
まして、努力の度合で…。
陣営は総合的かつ客観的に敗因を分析したうえで、勝てる体制を構築してほしい。
ソチ五輪で、浅田真央とキム・ヨナの宿命対決が再燃するかもしれない…。

フィギュアスケートのエキシビションが行われた。
私は、浅田真央の演技を見てつくづく思った。
彼女には“笑顔”が断然似合うと…。
愛らしく、可憐。
浅田真央の敗因に、キム・ヨナに見られる妖艶さが欠けている点を挙げる人がいるが、間違い。
フィギュアは女の色気の闘いでない(キム・ヨナには女優としても活躍できる可能性を感じるが…)。
浅田真央には彼女ならではのよさがある。
それが本大会で圧し殺されてしまった。
残念だ。

                      ◇◆◇

以下に、「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」と題する2010年3月4日のブログを収める。

カナダ・バンクーバー冬季五輪(オリンピック)が閉幕した。
開会式から前代未聞の大トラブルが起こり、競技でもアクシデントが続いて、大会運営上の不手際が目立った。

さて、現地に最後まで留まった選手らが一昨日、笑顔で帰国した。
日本に久々に戻り、皆ホッとした表情を浮かべている。
どうかゆっくりと心身を休めてほしい。
メダリスト7選手は別会場で凱旋の記者会見を行った。
結局のところ、「悔しい」。
このブログで幾度か述べているが、成功者に共通するのは負けず嫌いなこと。

ところで、フィギュアスケートで日本勢は男女6選手が入賞以上を果たした。
私はやはりこのブログで、全員が入賞の可能性を持つ実力者揃いだと述べた。
それは、だれが入賞しても不思議でないという意味。
まさか実際にそうなろうとは、快挙だ。
「史上最強メンバー」との前評判どおりの成績を残した。

2006年トリノ冬季五輪のような金メダルの興奮を味わえなかったので物足りなく感じた人もいるかもしれない。
が、私は大健闘だと思う。
また、改めて荒川静香の偉大さも分かった。
4年に1度のオリンピックで頂点を極めるのは至難なのだ。

フィギュアスケート男子。
高橋大輔(たかはし・だいすけ)は銅メダル。
私はエフゲニー・プルシェンコに次いで銀メダルと予想していた。
4回転ジャンプに挑戦した結果だが、失敗したにもかかわらずメダルを獲得したのは実力があったからだろう。
織田信成(おだ・のぶなり)は7位入賞。
小塚崇彦(こづか・たかひこ)は8位入賞。

フィギュアスケート女子。
浅田真央(あさだ・まお)は銀メダル。
キム・ヨナに次いで銀メダルと予想していた。
安藤美姫(あんどう・みき)は5位入賞。
鈴木明子(すずき・あきこ)は8位入賞。
ショートプログラム(SP)の順位を見て入賞は難しいかもしれないと思ったが、フリーでよく巻き返した。

6選手とも大舞台での頑張りは素晴らしかった。
感動をありがとう。

私は、記者会見での浅田真央の言葉に呆れた。
この子はホンワカした雰囲気を漂わせ、優しい表情を見せるが、芯が強い。
恐ろしく負けず嫌い!
キム・ヨナ選手が打ち立てた得点記録を塗り替えるまで競技を続けると言い切ったのだ。
目標が具体的であり、自分に逃げ道をつくらない。
誓いを公言してしまう。
凄いのは承知のうえで、私は思うのだ。
あまり自分を追い詰めないでほしい。

かたや高橋大輔はNHKの日曜夜の番組で「けがをしてよかった」と穏やかに語った。
それがなくてはバンクーバー五輪でのメダルはなかったと考えているのだ。
心の底から出た言葉。
挫折や失敗を成長の糧にできる。
これも成功者に共通しよう。
私はこの言葉にも呆れた。

浅田真央と高橋大輔は、20代の若者だ。
私は来年に還暦を迎える。
二人の言葉に触れ、これまでの人生を振り返ってしまった。

私は人に負けても悔しいという気持ちがあまり湧いてこない。
無数の敗北を喫したが、眠れずに夜を明かしたことはない。
まして、それを取り返そうと死に物狂いで頑張ったことはない。
敗北に慣れ切っている。

また、大きな挫折や失敗を経験した。
しかし、それに懲りて小さくまとまった。
自分ができそうなことでお茶を濁してきた。
したがって、挫折や失敗は少ない。
成長の糧とすることができなかった。

その結果が現在のザマだろう。

二人の言葉には強烈な意志の力がこもっている。
凡人はただただ驚き、笑うしかないでしょう。

                       ◇◆◇

以下に、「キム・ヨナ、圧巻のエキシビション!」と題する2010年4月1日のブログを収める。

4月1日午前3時を挟んだ時間帯、フジテレビでイタリア・ミラノ世界選手権フィギュアスケートのエキシビションを放送していた。
私は眠い目をこすりながら結局、最後まで見てしまった。
あした体力が持つか心配・・・。

試合とは異なり、皆のびのび滑っている。
何よりも心の底から演技を楽しんでいる。
インタビューでは、浅田真央はいくらか緊張し、トリを取った高橋大輔はおおいに緊張したと語っていたが…。

私は思い出した。
浅田真央も高橋大輔も一番大事な今シーズンは“どん底”からスタートした。
大きなケガ、かつてない不調。
国民の期待の大きさを分かっているだけに、恐怖心さえ抱いたのでは…。
が、オリンピックも世界選手権も持てる力を出し切った。
厳しい試練を乗り越え、両大会で素晴らしい成績を残した二人は、立派の一言に尽きる。

先輩たちが長い歳月をかけて土台を築いたとはいえ、荒川静香に続いて浅田真央と高橋大輔は「フィギュア王国」を揺るぎないものとした。
日本の誇りだ。

                       ◇

私は日本選手を応援している。
が、このエキシビションは勝敗と無関係なので、純粋に楽しむことができた。

そこで感じたのは、キム・ヨナの突出したスケーティング。
本調子でなく、ジャンプを回避したりしたが、それでも別格。
身のこなしはしなやか、動きはなめらか、そして表現は繊細。
頭のてっぺんから手足の指先まで、全身に“美の女神”が宿るかのよう。
私はただただ溜め息…。
イナバウアーは荒川静香に及ばず、ご愛嬌。

キム・ヨナは「氷上で舞う」という形容がぴったりだ。
観衆を引き付けてやまない。
実際、彼女が演技を始めた瞬間、会場の空気が一変した。
圧倒的な存在感。
ホント、凄い。

私はフィギュアスケートの採点システムにうとい。
にもかかわらず、私が好きな浅田真央と相当な差があるという印象を持った。
日本だけでなく、二人のライバルに対する採点に疑問を呈する声が上がっているのは知っているが…。
また、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に対する評価が低すぎると考えているが…。

キム・ヨナはプロへ転向しないという噂を耳にした。
どうなのだろう?
現時点のキム・ヨナを超えるのは至難でなかろうか。
それほど群を抜く。
この先、円熟味が加わりそう。

ふと思った。
キム・ヨナは荒川静香に学んだのでは、と。

驕ることがなければ、フィギュアスケート史上に名を残す。

◆書き加え
私は午前3時頃、キム・ヨナの演技に圧倒された。
思わず見入ってしまった。

いま夕刻。
寝不足で頭がぼーっとしている。
エキシビションの興奮がいくらか冷めてきた。

私はフィギュアスケート、なかでも女子をどうしても「アート」の観点から見てしまう。
平たく“美しさ”と言い換えてもよい。

しかし、フィギュアスケートは第一に「競技」だった。
この尺度からすれば、少し時間を要するが、私が応援する浅田真央にキム・ヨナを超える可能性は十分にあると思い直した。

ただし、そのためにはバンクーバー冬季五輪での敗因を分析することが先決だ。
フリープログラムの選曲ミスとか直接指導の不足とか、タチアナ・タラソワコーチの問題で片づけられない。
練習の環境や指導の体制など、大きな要因がいくつか絡み合っているのでは…。

                       ◇◆◇

私はこのブログでフィギュアスケートの浅田真央と高橋大輔を取りあげてきた。
むろん、荒川静香、そして注目の日本選手も…。

私が感じたこと、思ったことを“率直”に語っている。
アップした順序でお目通しくださると分かりやすい。

⇒2010年2月21日「浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル」はこちら。

⇒2010年2月24日「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月27日「浅田真央vs長洲未来…ソチ五輪前哨戦?」はこちら。

⇒2010年3月28日「笑顔がこわばる浅田真央…フィギュア表彰台」はこちら。

⇒2010年3月30日「銀・浅田真央は金・荒川静香より凄い!」はこちら。

⇒2010年3月31日「金荒川静香が通った道…羽生結弦」はこちら。

⇒2010年4月1日「キム・ヨナ、圧巻のエキシビション!」はこちら。

⇒2010年4月10日「石川遼と浅田真央、あふれる悔し涙」はこちら。

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キム・ヨナ、圧巻のエキシビション!

4月1日午前3時を挟んだ時間帯、フジテレビでイタリア・ミラノ世界選手権フィギュアスケートのエキシビションを放送していた。
私は眠い目をこすりながら結局、最後まで見てしまった。
あした体力が持つか心配・・・。

試合とは異なり、皆のびのび滑っている。
何よりも心の底から演技を楽しんでいる。
インタビューでは、浅田真央はいくらか緊張し、トリを取った高橋大輔はおおいに緊張したと語っていたが…。

私は思い出した。
浅田真央も高橋大輔も一番大事な今シーズンは“どん底”からスタートした。
大きなケガ、かつてない不調。
国民の期待の大きさを分かっているだけに、恐怖心さえ抱いたのでは…。
が、オリンピックも世界選手権も持てる力を出し切った。
厳しい試練を乗り越え、両大会で素晴らしい成績を残した二人は、立派の一言に尽きる。

先輩たちが長い歳月をかけて土台を築いたとはいえ、荒川静香に続いて浅田真央と高橋大輔は「フィギュア王国」を揺るぎないものとした。
日本の誇りだ。

                       ◇

私は日本選手を応援している。
が、このエキシビションは勝敗と無関係なので、純粋に楽しむことができた。

そこで感じたのは、キム・ヨナの突出したスケーティング。
本調子でなく、ジャンプを回避したりしたが、それでも別格。
身のこなしはしなやか、動きはなめらか、そして表現は繊細。
頭のてっぺんから手足の指先まで、全身に“美の女神”が宿るかのよう。
私はただただ溜め息…。
イナバウアーは荒川静香に及ばず、ご愛嬌。

キム・ヨナは「氷上で舞う」という形容がぴったりだ。
観衆を引き付けてやまない。
実際、彼女が演技を始めた瞬間、会場の空気が一変した。
圧倒的な存在感。
ホント、凄い。

私はフィギュアスケートの採点システムにうとい。
にもかかわらず、私が好きな浅田真央と相当な差があるという印象を持った。
日本だけでなく、二人のライバルに対する採点に疑問を呈する声が上がっているのは知っているが…。
また、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に対する評価が低すぎると考えているが…。

キム・ヨナはプロへ転向しないという噂を耳にした。
どうなのだろう?
現時点のキム・ヨナを超えるのは至難でなかろうか。
それほど群を抜く。
この先、円熟味が加わりそう。

ふと思った。
キム・ヨナは荒川静香に学んだのでは、と。

驕ることがなければ、フィギュアスケート史上に名を残す。

◆書き加え
私は午前3時頃、キム・ヨナの演技に圧倒された。
思わず見入ってしまった。

いま夕刻。
寝不足で頭がぼーっとしている。
エキシビションの興奮がいくらか冷めてきた。

私はフィギュアスケート、なかでも女子をどうしても「アート」の観点から見てしまう。
平たく“美しさ”と言い換えてもよい。

しかし、フィギュアスケートは第一に「競技」だった。
この尺度からすれば、少し時間を要するが、私が応援する浅田真央にキム・ヨナを超える可能性は十分にあると思い直した。

ただし、そのためにはバンクーバー冬季五輪での敗因を分析することが先決だ。
フリープログラムの選曲ミスとか直接指導の不足とか、タチアナ・タラソワコーチの問題で片づけられない。
練習の環境や指導の体制など、大きな要因がいくつか絡み合っているのでは…。

私が浅田真央について率直に語ったブログは以下のとおり。
五輪の敗因分析も試みている。
アップした順番でお目通しくださると分かりやすいと思う。

⇒2010年2月21日「浅田真央、金メダル極秘練習全記録…NHKスペシャル」はこちら。

⇒2010年2月24日「浅田真央と荒川静香、金メダルの苦闘」はこちら。

⇒2010年2月28日「浅田真央敗因分析、ソチ金へ新コーチ」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月27日「浅田真央vs長洲未来…ソチ五輪前哨戦?」はこちら。

⇒2010年3月28日「笑顔がこわばる浅田真央…フィギュア表彰台」はこちら。

⇒2010年3月30日「銀・浅田真央は金・荒川静香より凄い!」はこちら。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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