台湾・台北で開催された「四大陸フィギュアスケート選手権2011」。
日本の4選手にとり3月下旬に東京・代々木で開催される「世界フィギュアスケート選手権2011」の試金石になった。
見る側からは彼らの現時点での調整状況がそれなりに分かった。

さて、日曜日に女子のフリースケーティング(FS)が行なわれた。
ショートプログラム(SP)で今季自己最高をマークして首位に立った安藤美姫は、フリーでも完璧の演技を見せて初優勝を決めた。
全日本フィギュアスケート選手権を制した勢いそのまま。
フリーも合計も自己ベスト。
2百点超えは女子で史上4人目の快挙。
冒頭の「3回転−2回転」の連続ジャンプ、それに続くすべてのジャンプを決めた。
また、3つのスピンが最高レベルの判定。

安藤美姫はSP後のインタビューで、音楽がよく聞こえると語っていた。
恐ろしいほど落ち着いており、かつ慎重である。
彼女ならではのダイナミックな滑りとジャンプの力強さに、荒川静香のような優雅なスピリッツとしなやかな動きが加わった。
ため息が出るほど美しい!

私はフィギュアスケートの採点方法に関する知識を持たない。
“印象”に過ぎないが、SP、フリーともに、安藤美姫と浅田真央ではかなりの差があった。
まったく危なげなく逃げ切った。

浅田真央はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)でつまずき、SPは2位だった。
フリーはトリプルアクセルを決めた後、ジャンプで回転不足などのミスが出た。
今季自己最高をマークしたが2位に終わった。
大会連覇はならず。
しかし、矯正が進んだのか、それとも矯正が馴染んだのか、復調傾向が一段と鮮明になった。
安藤美姫との得点差はわずかであり、ミスを減らすだけで逆転が可能かもしれない。

男子は高橋大輔がSPとフリーで1位、3年ぶり2度目の優勝を“ぶっちぎり”で飾った。
高橋大輔と浅田真央が制した2008年以来3年ぶりのアベック優勝。

SP3位の羽生結弦はフリーで2位に順位を上げた。
SP6位の小塚崇彦はフリーで2位の得点を出したが、4位に留まった。

夜、上位選手によるエキシビションが行われた。
高橋大輔はアンコールに応え、SPと同じラテンの音楽で踊った。
安藤美姫はフリーの黒から純白のドレスに着替え、しっとりと舞った。

四大陸選手権は日本勢の華麗な演技が際立った。
フィギュアスケートの国際大会が初開催だった台湾の観客は魅了されたことだろう。
入場券は無料配布というから驚き!

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フィギュアスケート女子・安藤美姫に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月28日「安藤美姫と高橋大輔…ぶっちぎりエキシビション」はこちら。

⇒2010年12月8日「安藤美姫はエロい大輪を咲かせよ…神秘的セクシー」はこちら。

⇒2010年11月10日「安藤美姫と小塚崇彦、アベック優勝の注目度」はこちら。

                      ◇◆◇

フィギュアスケート男子・高橋大輔に関するブログは以下のとおり。

⇒2010年12月7日「高橋大輔は心に訴えない…内臓を揺さぶる泥臭さ」はこちら。

⇒2010年10月25日「浅田真央を気づかう高橋大輔と村上佳菜子」はこちら。

⇒2010年4月16日「妹真央を兄大輔が気遣う春の園遊会」はこちら。

⇒2010年3月26日「高橋大輔、日本男子初の金メダル!」はこちら。

⇒2010年3月4日「あきれた浅田真央と高橋大輔の言葉!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、4回転失敗も銅メダル!」はこちら。

⇒2010年2月19日「高橋大輔、攻めか守りかメダル予想」はこちら。

⇒2010年2月17日「男子フィギュアSP、高橋3位、織田4位」はこちら。

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