コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。

フィギュア採点基準

浅田真央はどうしているのだろう

このところネット上で浅田真央の記事に触れる機会が減っています。
私の注意が行き届かないだけの話で、ファンのブログやサイトでは詳しい情報があふれているのかもしれません。
が、少なくともニュースで見かけることはほとんどありません。
浅田真央はどうしているのでしょう。

冬のスポーツですから私は一層さみしさを感じますが、それも当然でしょう。
浅田真央は全日本フィギュアスケート選手権で惨敗を喫し、世界フィギュアスケート選手権どころか四大陸フィギュアスケート選手権の出場を逃しています。
今シーズンの終盤はマイナーな国際大会を含め、どの試合にも出場しません。
したがって、マスコミ報道による露出が激減するのは致し方のないことです。

浅田真央は2018年平昌冬季五輪への出場を目指すと明言しています。
いまは適度な休養を挟んで体調の回復と体力の強化に努めつつ、黙々と練習に励んでいるのでないでしょうか。
スーパースターの彼女が経験したことのない静かな環境に置かれているはずです。

浅田真央はオリンピックの代表選考会を兼ねる2017年全日本選手権で最低でも表彰台に上らなければなりません。
つい最近までの彼女なら表彰台に立っていない姿をイメージすることができませんでした。
しかし、日本女子フィギュア界はすでに世代交代期に入り、浅田真央が3位以内に入ることも容易でなくなりました。

ちなみに、男子シングルは「4回転ジャンプ競争」の真っ只中です。
その成否はもちろん、跳ぶ種類と本数で得点と順位が著しく左右され、「競技性」が圧倒的に高まりました。
それに比べて、女子シングルは身体的・肉体的な限界もあり、高難度ジャンプ競争は男子シングルほど加熱していません。
それでもコンビネーションを含めた「3回転ジャンプ競争」の真っ只中です。

高難度ジャンプは単独でも基礎点が高く、それに1つか2つのジャンプを添え、さらにGOE(出来栄え点)を得られるならとんでもない高得点になります。
現行の採点方法(採点基準)のもと、世界のトップクラスの選手は足やひざや腰などの下半身を痛めており、けが人だらけの状況です。
平たく言えば、技術点の争い、跳んだものの勝ちです。
演技全体の熟成度や完成度、表現の美しさや豊かさは得点にほとんど反映されません。
ベテラン選手には過酷な条件となっています。

⇒2017年1月7日「フィギュア選手の寿命を縮める採点基準・採点方法」はこちら。

年齢的に体力、そして柔軟性や俊敏性などが衰え、しかもけがを抱えて思いどおりの練習を積めない浅田真央が全日本選手権で復活の演技を見せられるかどうかは不透明です。
勢いのある若い選手と戦い、勝利を収めるのが大変なのは確かです。
そこにオリンピックシーズンにシニアデビューを果たす十代半ばの選手も加わってきます。

私は今年一杯が現役選手としての浅田真央の見納めにならないことを心より願っています。
まだまだ滑ってほしい。

◇◆◇

浅田真央に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年1月28日「浅田真央といきものがかりは放牧へ」はこちら。

⇒2017年1月14日「浅田真央はコマネチでなくチャスラフスカになれ」はこちら。

⇒2017年1月9日「浅田真央が初詣で引いたおみくじ」はこちら。

⇒2017年1月8日「浅田真央は平昌五輪で勝とうとしている」はこちら。

⇒2017年1月6日「表現者・浅田真央としての新境地」はこちら。

⇒2017年1月3日「平昌代表へ、浅田真央の2017年が幕を開ける」はこちら。

⇒2016年12月27日「浅田真央惨敗・・・挑戦と無謀は違う」はこちら。

⇒2016年12月25日「浅田真央が勝てない理由・・・全日本フィギュア」はこちら。

⇒2016年12月23日「浅田真央が全日本フィギュア視聴率を救う」はこちら。

⇒2016年12月22日「浅田真央と宇野昌磨、二人の全日本フィギュア」はこちら。

⇒2016年12月22日「3回転を跳べない浅田真央は勝てるのか」はこちら。

⇒2016年12月20日「浅田真央は世界選手権代表へ・・・全日本選手権」はこちら。

⇒2016年12月18日「浅田真央を弾き飛ばす若手の勢い」はこちら。

⇒2016年12月15日「愛する浅田真央へ」はこちら。

⇒2016年11月18日「浅田真央ファンは指の隙間から全日本選手権を見る」はこちら。

⇒2016年11月15日「浅田真央に「頑張れ」は禁句・・・選手生命の危機」はこちら。

⇒2016年11月14日「浅田真央、全日本選手権での早まった決断」はこちら。

⇒2016年11月13日「浅田真央は世界選手権への代表切符を逃すのか」はこちら。

⇒2016年11月12日「浅田真央、いまは我慢するしかない」はこちら。

⇒2016年10月30日「浅田真央と佐藤信夫コーチの食い違い」はこちら。

⇒2016年10月28日「浅田真央は楽しむ気配が伝わってこない」はこちら。

⇒2016年10月26日「浅田真央はスタミナ切れ」はこちら。

⇒2016年10月23日「浅田真央はメンタルが弱いのか」はこちら。

⇒2016年10月22日「浅田真央と高梨沙羅の限界…五輪メンタル」はこちら。

⇒2016年10月21日「浅田真央は緊張に負け、重圧につぶれる…東大受験」はこちら。

⇒2016年10月13日「浅田真央は基本が分かっていない」はこちら。

⇒2016年10月12日「浅田真央、引退か現役かで心が揺れる」はこちら。

⇒2016年10月11日「浅田真央はGPシリーズで落ち込む」はこちら。

⇒2016年10月10日「浅田真央は井の中の蛙・・・世代交代」はこちら。

⇒2016年10月9日「浅田真央、振り付けのアイデア」はこちら。

⇒2016年10月8日『浅田真央「リチュアルダンス」世界観の演じ分け』はこちら。

⇒2016年9月22日「浅田真央、ジャパンオープン回避と視聴率」はこちら。

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羽生結弦は勝っていた・・・四大陸フィギュア採点の間違い

四大陸フィギュアスケート選手権の男子シングル。
得点と順位はすでに決まっています。

つい最近まで「無敵」の強さを誇っていた羽生結弦が米国の4回転ジャンパー、ネイサン・チェンに優勝を奪われました。
羽生結弦は五輪王者のメンツをかけた、そしてネイサン・チェンは成長途上の勢いで臨んだ真剣勝負でした。

2018年平昌五輪が迫るにつれ、とりわけ男子は「競技性」が著しく増しています。
試合ではアイスリンクで個々の選手が滑っているわけですが、それでもライバルと激突しているという印象を受けました。
さながら、表彰台に手が届きそうなトップアスリート同士の格闘技。

例えば、4回転ジャンプを軸にコンビネーションとすることで、出来栄え点(GOE)を含めて20点を荒稼ぎすることができます。
有力選手は過酷な練習で足・膝・腰などに過大な負荷がかかり、けがと痛みに苦しんでいます。
羽生結弦やネイサン・チェンも例外でありません。

⇒2017年1月7日「フィギュア選手の寿命を縮める採点基準・採点方法」はこちら。

話を戻し、四大陸選手権での二人の頂上対決。
ネイサン・チェンは幼い頃にバレエの覚えがあるらしく、「演じる力」を示しました。
表現力を欠くということはないでしょう。

それでも、私はテレビ観戦で思うところがありました。
日本選手を応援していますので「身内びいき」もあります。
演技全体の完成度はもちろん、表現力については羽生結弦が相当に上だと・・・。
平たく言えば、「芸術性」は上回っています。

しかし、現在のフィギュアスケートは「表現力」の差が得点に反映しにくくなっています。
(ベテランの浅田真央についても同様です。)

おもに表現面を評価するとされる「演技構成点」ですが、実際には比重はとても低い。
滑りなどの「技術」を前提にして「表現」が意味を持つという考え方なので、結局のところ演技構成点も土台となるのは大きな意味での技術面です。
言い換えれば、技術が表現を左右するという判断です。

このブログで幾度も述べていますが、私がフィギュアスケートにはまったのは、技術と表現、競技と芸術の要素が融合されていたからです。

四大陸選手権における羽生結弦のSPとFSは完璧と程遠く、出来は決してよくありませんでした。
とはいえ、表現力の差が得点にもっと織り込まれていたら、私はネイサン・チェンを数点くらい上回ったと考えています。

羽生結弦が敗れてしまうのは採点基準(採点方法)がゆがんでいるからです。
少なくともフィギュアスケートの魅力を的確に映し出していません。

私は疑問を抱きつづけてきましたが、四大陸選手権の結果を見て現行の採点基準(採点方法)は間違いだと確信しました。

◇◆◇

羽生結弦に関するブログは以下のとおり。

⇒2017年2月20日「羽生結弦がネイサン・チェンにつぶされた」はこちら。

⇒2017年2月17日「羽生結弦は五輪連覇の予行演習・・・四大陸選手権」はこちら。

⇒2017年2月15日「羽生結弦のもてっぷり・・・四大陸選手権」はこちら。

⇒2017年2月12日「羽生結弦はネイサン・チェンをつぶしにいく」はこちら。

⇒2017年2月3日「羽生結弦のジャンプ構成・・・平昌五輪」はこちら。

⇒2017年1月27日「羽生結弦と宇野昌磨が平昌五輪で勝つ条件」はこちら。

⇒2017年1月24日「羽生結弦の時代は終わったのか」はこちら。

⇒2017年1月17日「羽生結弦は平昌五輪会場で燃える・・・四大陸選手権」はこちら。

⇒2016年12月11日「4連覇でもがっくり、羽生結弦GPファイナル」はこちら。

⇒2016年12月10日「羽生結弦、現役引退後はロック歌手へ転身か」はこちら。

⇒2016年12月9日「羽生結弦、GPファイナルの演技」はこちら。

⇒2016年12月5日「怒りながら滑る羽生結弦はすごすぎる」はこちら。

⇒2016年11月30日「羽生結弦、ソチ・平昌・北京五輪3連覇へ始動」はこちら。

⇒2016年11月29日「審判は羽生結弦の「汗」にGOE加点せよ」はこちら。

⇒2016年11月28日「羽生結弦はモンスター、頭が滅茶苦茶いい」はこちら。

⇒2016年11月27日「羽生結弦は余裕のよっちゃんなのか?」はこちら。

⇒2016年11月26日「羽生結弦は全身オーラ、敵は自分だけ」はこちら。

⇒2016年10月16日「羽生結弦、平昌の敵は車俊煥(チャ・ジュンファン)か」はこちら。

⇒2016年10月14日「羽生結弦の不機嫌・・・4回転ループ」はこちら。

⇒2016年9月29日「羽生結弦はライバル不在、平昌五輪で連続金メダルへ」はこちら。

⇒2015年12月11日「羽生結弦、敵なし冬季五輪3連覇へ」はこちら。

⇒2014年3月30日「羽生結弦の強運と精神力…世界フィギュア金メダル」はこちら。

⇒2014年2月18日「美男子&若武者・羽生結弦の評価と人気」はこちら。

⇒2014年2月17日「羽生結弦、転がり込んだソチ金メダル」はこちら。

⇒2014年2月14日「羽生結弦、ソチ金メダルへ…くまのプーさん」はこちら。

⇒2014年2月14日「羽生結弦、史上初SP百点超え…完璧ジャンプ」はこちら。

⇒2014年2月8日「羽生結弦金メダルの勢い…オーサー助言ずばり」はこちら。

⇒2014年2月5日「浅田真央か羽生結弦か…ソチ金メダル予想」はこちら。

⇒2013年11月17日「羽生結弦ソチ金、あまちゃんと楽天の勢い」はこちら。

⇒2013年11月16日「羽生結弦、経験の未熟さ…チャンに敗れる」はこちら。

⇒2013年11月15日「羽生結弦は容姿端麗の美男子…海外でも評判」はこちら。

⇒2013年10月27日「羽生結弦…名前とたたずまいの美しさ」はこちら。

⇒2013年3月16日「羽生結弦、調子最悪…ソチ五輪出場枠3瀬戸際」はこちら。

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羽生結弦と宇野昌磨が平昌五輪で勝つ条件

フィギュアスケートの男子シングル。
私は、どちらかというと「美しさ」に惹かれてファンになりました。
フィギュアはもともと「表現(芸術)」と「競技(スポーツ)」の融合が最大の魅力でしょう。
しかし、近年、とりわけ男子はスポーツ化に拍車がかかっています。

オリンピックシーズンを前に、すでにとんでもない状況になっています。
表彰台にのぼるためには4回転ジャンプをショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS)の合算で最低6本、プログラムに組み込むことが条件になるでしょう。
最低3種類になるでしょう。

⇒2017年1月26日「金博洋とネイサン・チェンの4回転ジャンプ」はこちら。

男子シングルではジャッジがおもに表現力を評価する「演技構成点」が上限に近づいており、「技術点」の勝負になりました。
具体的にはプログラムで4回転ジャンプの種類を増やして(難度を高めて)基礎点を伸ばし、本数を増やして基礎点を伸ばします。
それぞれで出来栄え点(GOE)を稼げればさらに伸ばせます。
多く回れば得点が伸び、美しく回れば加点がつく次第です。

しかし、4回転ジャンプ大競争は選手に猛烈な「練習」を強います。
足や膝、腰など体への負担が増し、けがのリスクが大きくなります。
案外、ほどほど頑張った選手がオリンピックで勝つという皮肉な現象が起こるかもしれません。

「転倒」に対する減点が厳しくなりましたが、それでも基礎点の高さを考えると4回転ジャンプの種類と本数を増やすことは明らかなアドバンテージになります。
しかし、選手はオリンピックのしびれるような緊張と重圧のなかで難度を限界まで引き上げたプログラムに挑みます。
案外、堅実に滑った選手がオリンピックで勝つという皮肉な現象が起こるかもしれません。

また、時間が長く得点が大きいFSでは演技後半が勝負どころです。
ジャンプそのものの技術はもちろん、跳ぶための「体力」がより必要になります。
また、冒頭で転倒すると減点の恐怖から心身が委縮します。
それを乗り越えられる「精神」がより必要になります。

4回転ジャンプ大競争ではこれまでと別次元の「フィジカル」と「メンタル」が求められるのです。
やはりとんでもない状況になっています。

⇒2017年1月24日「羽生結弦の時代は終わったのか」はこちら。

このブログで述べましたが、フィギュアスケートは採点基準(方法)を見直さないと、けが人だらけになります。
さらに、転んだ選手が勝つという奇妙な事態が起こり、美しい演技を楽しめなくなります。
私は、ジャンプの基礎点を抑えつつ、加点を重んじてほしいと思います。
演技構成点の比重も高めてほしいと思います。

⇒2017年1月7日「フィギュア選手の寿命を縮める採点基準・採点方法」はこちら。

私は2018年平昌冬季五輪の金メダルは羽生結弦で決まりだと考えていました。
そこに宇野昌磨が絡んでほしいと願っていました。
日本選手で表彰台の頂点を狙ってくれればとてもうれしい。

が、にわかに雲行きが怪しくなってきました。
オリンピックの勝者となるには、新たな4回転ジャンプの完成を急がなければなりません。
羽生結弦も宇野昌磨も早ければ今シーズンに披露してくれるかもしれません。
彼らの焦燥と負担を思うと、成功させられたとしても、私は手放しで喜べません。

⇒2017年1月25日「宇野昌磨は滅茶苦茶やばい」はこちら。

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浅田真央コーチ、安藤美姫コーチ、どうしたものか?

先日のブログ「佐藤信夫、浅田真央を叱る…新横浜の好々爺」で、採点競技における審査基準の変更について触れた。

⇒2011年5月19日「佐藤信夫、浅田真央を叱る…新横浜の好々爺」はこちら。

これは、選手はもちろん、指導に当たるコーチにとっても非常に厄介である。
選手は勝ちたい、コーチは勝たせたいと思って練習に取り組んでいるからだ。

⇒2011年5月1日「浅田真央、世界で勝つ判断と作戦…佐藤信夫コーチ」はこちら。

佐藤信夫コーチは、自分がやってきたことを否定するつもりで柔軟な対応を心がけているとのこと。
まもなく70歳という高齢にもかかわらず、いまだに日本フィギュア界を牽引する指導者でありつづける秘訣だろう。
自己否定とは若さである。

⇒2011年5月14日「浅田真央のストイック、金妍児の自由奔放」はこちら。

佐藤信夫コーチはかつて、荒川静香や安藤美姫を指導した。
そして最近、小塚崇彦を男子フィギュアのエースに育成した。
さらに2010年〜2011年のシーズン直前、スランプに陥った浅田真央を引き受けた。
長い選手経験で染み付いた滑りの癖を取り除き、2014年ソチ冬季五輪(オリンピック)で勝つための基礎の再構築を指導している。
小塚崇彦と浅田真央の成長が楽しみだ。

⇒2010年11月25日「浅田真央を引き受けた佐藤信夫コーチの胸中」はこちら。

                       ◇

ところで、フィギュアスケートの審査基準の変更への対応ということで私が真っ先に思い浮かべるのは、ニコライ・モロゾフコーチである。
彼はタチアナ・タラソワコーチの指導を受け、現役引退後にアシスタントになった。
後に独立を果たす。

ニコライ・モロゾフコーチは、「振付師」を兼任できる。
これは指導者として非常に強い。
選手の長所を際立たせながら、確実に得点を上積みしていくプログラム構成は定評がある。
予想が低かった荒川静香を2006年トリノ冬季五輪(オリンピック)金メダルへ導いた。
また、不調に沈んでいた安藤美姫を2007年と2011年の世界フィギュアスケート選手権優勝へ導いた。

⇒2011年4月29日「安藤美姫、世界女王へガッツポーズの品格」はこちら。

ニコライ・モロゾフコーチは、リンクで選手に滑りの実際を示せる。
これも強い。
荒川静香がオリンピック直前にタチアナ・タラソワからニコライ・モロゾフへコーチを変更した最大の理由だ。

ニコライ・モロゾフコーチは指導の大半を、選手の持ち味を最大化することに費やす。
したたかなプログラム構成を含め、勝利への合理的な肉薄が一番の特徴である。
それが選手の納得を生み、信頼を得る。

⇒2011年5月3日「世界フィギュア採点のなぞ…安藤美姫の勝利」はこちら。

ニコライ・モロゾフコーチは、基礎ができている有力選手のブラッシュアップによる優勝を請け負う際、彼自身の能力がもっとも発揮されるのではなかろうか。
タチアナ・タラソワコーチのもとで育ったので、表現の指導においても優れている。

⇒2011年1月18日「安藤美姫とニコライコーチ、ガッツポーズと涙」はこちら。

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世界フィギュア採点のなぞ…安藤美姫の勝利

世界フィギュアスケート選手権2011(モスクワ大会)。
「東日本大震災」にともなう開催都市の変更、開催時期の延期の影響か、得点はともかく、全般に出来が低調という印象を受けた。
オリンピックイヤーの翌年ということも一因かもしれない。

そのなかで、1年ぶりに国際試合に登場した韓国のキム・ヨナ(金妍児)はさすが「五輪女王」という演技を見せた。
やはり圧倒的な実力を備えている。
スケーティング全般もさることながら、そこに豊かな表情を交えながら深い情感を塗り込めていく。
ほかの選手の表現が淡泊に感じられるほど・・・。

⇒2011年4月23日「キム・ヨナの恩返しと現役引退…世界フィギュア」はこちら。

キム・ヨナは会場を巻き込み、観客を惹き付ける術(すべ)にたけている。
しかし、案の定、ブランクの影響がジャンプに出た。
それでも金メダル・安藤美姫と僅差の銀メダル。
脱帽!

⇒2011年4月29日「浅田真央の連覇か安藤美姫の返り咲きか…世界女王」はこちら。

また、浅田真央は滑りの修正(矯正)期間ということを割り引いたとしても深刻な状態である。
いまの延長では、これから先もおそらく勝てない。
次のブログで、彼女自身に根差す“敗因”を探っている。

⇒2011年5月1日「浅田真央、世界で勝つ判断と作戦…佐藤信夫コーチ」はこちら。

私が待ち望んでいた世界フィギュア。
が、彼女は変化(成長)が遅い。
むしろ、周りに置いて行かれている。
身近な小塚崇彦やベテランの安藤美姫、外国選手のほうが著しい変化を遂げている。
むろん、キム・ヨナも・・・。

⇒2011年4月30日「浅田真央、やってみないと分からない…修正途上」はこちら。

                       ◇

さて、私は世界フィギュアで採点に対する疑問を感じた。

主要な国際試合では選手はとりわけ順位を競っている。
1位(金メダル)、2位(銀メダル)、3位(銅メダル)、4位、5位、6位・・・。
採点競技では当然、採点結果で順位が決まる。
2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)の女子シングルにおけるキム・ヨナ、本大会の男子シングルにおけるカナダのパトリック・チャンのように“ぶっちぎり”というケースでは順位が変わるわけでなく、たいして気にならない。
私は、大会の地元選手を除き、会場の反応はかなり正しいと思う。
それ以前に、自分が上か相手が上かは、戦った選手がもっともよく分かっている。
勝負の世界に身を投じている人はたいていそうだ。
それが感じられないとしたら一流、まして一番になれない。

ところが、本大会の女子シングルにおけるショートプログラム(SP)のように1位と2位が僅差というケースでは採点結果に関心が向かう。
私は、キム・ヨナと安藤美姫の得点、したがって順位に違和感を覚えた。
それで終わらなかった。
フリースケーティングにおける二人の得点も腑に落ちなかった。
明らかなミスを犯したキム・ヨナがなぜ同じような採点結果になるのかと・・・。

⇒2011年4月30日「安藤美姫、逆転世界女王!…審査員の粋な計らい」はこちら。

私は世界フィギュアで不正があったと述べているのでない。
あれが客観的だというなら、採点基準(方法)そのものに問題がありはしないか。
競技の評価は専門家(審査員)が行うことに異論はない。
が、観衆(ファン)あってのスポーツ。
ファンの印象と審査員の判定がかけ離れていることは好ましくない。
なるべく大勢にとっての分かりやすさは、競技の人気を高めるうえでも重大な要素でなかろうか。
私は門外漢だが、フィギュアスケートの採点基準(方法)を見直したほうがいいと感じた。
知識を持たない素人でもそれなりに共感できるものであってほしい。

⇒2011年4月29日「安藤美姫、世界女王へガッツポーズの品格」はこちら。

                       ◇

人間がつくった採点基準(方法)に完璧はない。
ゆえに、ときどきもしくはしばしば、いくらかもしくはかなり変更される。
しかも、広い意味の「政治力」が関わることがある。
非常に厄介だ。
これは採点基準でなくルールの変更だが、日本では過去に複合を含めたノルディックスキージャンプの選手が苦しめられた。
世界に敵なしの荻原健司はそれにより突然、勝てなくなってしまった。
天国から地獄に突き落とされた。
彼が苦悩する姿を見て、何と理不尽なことかと思った。

採点基準が変更され、特定の選手が有利になったり不利になったりするということが起こる。
あるいは、特定の国や地域が…。
競った(せった)展開では、観衆やファンに対して採点がグレーという印象が残りかねない。

今日、採点に関してあからさまな不正は行われない。
話題の国際試合になるほど、マスコミもファンも世界中が監視しているからだ。
明白な順位が引っ繰り返るというのは、よくよくのこと。
ただし、審査員が採点に当たって特定の国や選手に肩入れすることは起こりうる。

また、採点は人間が行うことなので、審査員がすり込まれた情報、植えつけられたイメージなどにより左右される。
大会の事前や寸前に、陣営がそれらをどのようにコントロールするかも選手の得点に影響する。
選手の名声や人気、実績、勢い、さらに会場の盛り上がりなど、もろもろの要素が採点の圧力として作用する。
むろん、国際情勢も…。
今回の世界フィギュアでは会場のあちこちで掲げられた「日の丸」がいくらか影響したのでないか。
世界が日本の復興を応援していた。
また、1年ぶりに登場したキム・ヨナを勝たせてよいのかというためらいが働いた?

そもそも審査員の採点ははなはだ危うく、したがって選手の得点もはなはだ怪しい。
採点競技の宿命といってよい。

注目のスポーツにおける採点の問題は、それ自体よりも基準のほうがはるかに大きい。
競技が高度化するにつれ、採点が複雑化しやすい。
素人は理解不能に…。
やがて審査員の判定とファンの印象が大きく食い違うという事態が生じる。

そうした採点基準だが、選手の演技(表現と技術)の向上や進化をもたらしてきた。
とくに国際試合を活躍の舞台とする有力選手に、努力(練習)の方向性やあり方を決定づけている。
世界中の選手とファンが納得しやすいことが大切だろう。

⇒2011年4月25日「女子フィギュアと熱烈ファン…勝敗に目くじら」はこちら。

以下に、「浅田真央を取りあげた、いい加減なブログ」と題する2010年12月18日のブログを収める。
ついては原稿にいくらか手を入れた。

                      ◇◆◇

名もない私のブログに大勢の読者が訪れてくれる。
心より感謝したい。
私は懸命に執筆しているが、これは「いい加減なブログ」である。
それをお断りしておきたい。
このブログを読むうえで頭に入れておいてほしいことは、以下のとおり。

記事とは「取材」を行って書くものだ。
そうすれば“確証”が得られると限らないが、これが基本中の基本である。
そうでない記事は信憑性(しんぴょうせい)がきわめて低い。
何せじかに見たり聞いたり触れたりしていない。

私は年中無休で働いており、仕事に四六時中追われている。
ブログを書くために取材をわざわざ行うことはない。
内容に相当な限界がある。

このブログを含め、ネット上に流通する情報は他人の情報を土台としていることが多い。
私が心がけているのは、なるべく取材を経た記事を参考にすること、そうでない場合には信用が置けそうな記事を参考にすることくらい。
それが精一杯だ。

このブログのなかで、事実に関する記事はテレビや新聞の報道を踏まえており、わりと正確である。
だが、それとてもメディア(媒体)が取捨選択、編集加工を行っており、バイアス(偏向)がかかっている。
私がそれを下敷きにして書いた記事は事実が歪んでいるかもしれない。

このブログのなかで、私の体験に基づいて書いた記事はもっとも信頼が置ける。
すなわち、自ら実行した事柄、自ら遭遇した事柄だ。
その中心になるのは、私の本職である再建・変革・創造系の「コンサルティング」と密接に関わる内容。
これらの情報はそれなりに的確でなかろうか。
記事により、豊富な体験を踏まえて“信念”に達した事柄を述べている。

とりわけ熱心な読者に、このブログの危うさを十分に理解していただきたい。
私が取材をはしょる以上、記事を書く際に確証を得ているということはまずない。

しかし、それがなくては記事を書けないとなると、このブログは成り立たない。
そこで、私はなるべく“確信”が持てた事柄を書くように努めている。
が、確信とは主観に基づいた“憶測”にすぎない。
間違いだらけ・・・。

                       ◇

私は記事を書く際に、その場に自分を置くという「イマジネーション」を大切にしている。
特定の個人や団体(企業・組織)を取りあげるとき、面と向かって言えることしか書かない。
あるいは、講師という仕事柄、大勢を前にして演台で言えることしか書かない。
ブログの左サイドに記したとおり、記事の一部を講演や公開セミナー、企業研修でしばしば用いる。
これまでに数えきれないほど会場全体が凍りついた。

一例を挙げれば、トヨタを痛烈に批判した記事がある。
もし私が同社で講演を行うとしたら述べる。
もし豊田章男社長と面会を行うとしたら述べる。

私は、企業のセレモニー(記念行事)に招かれることがある。
人前で話す商売を長く続けているのに、こうしたおめでたい席でスピーチを頼まれたことが一度もない。
「あいつは指名するな」と言われているのか・・・。

私は自分なりに確信が持てないと述べない。
むろん、最終的には相手や参加者が判断することだ。
私は自分なりに確信が持てないと書かない。
むろん、最終的には読者が判断することだ。

私は出張が非常に多い。
このブログはおもに車中や宿泊先でまとまった時間が取れるときにどんどん書き溜めている。
1年前、2年前の素材を仕上げることもある。
ブログを始めた頃からコメントにほとんど対応できなかった。
去年までは社員、今年からはマネジャーや妻がときどきチェックし、まとめて削除。
残すのは、まれに寄せられる知人のコメントのみ。
が、アクセスが千を超えてから、それとても対応できなくなった。
そうした状態なので、いまは受け付けていない。

                       ◇

実は、浅田真央が銀メダルに終わった2010年バンクーバー冬季五輪(オリンピック)以降、このブログにコメントなどが寄せられた。
フィギュアスケートの採点に関する意見だ。
私はちらっと見たことがある。
おそらくすべてが浅田真央の得点に不満を訴える内容であり、その勢いで韓国のキム・ヨナを退ける。
たいてい“裏情報”が添えられる。
ワンパターンで、読むに値しない。

すでに述べたとおり、私は韓国へ行って当事者や関係者に面と向かって言えることしか書かない。
それなりに確信が持てる事柄にほかならない。
なお、フィギュアスケートの採点について私がどう思ったかは、このブログで2度述べている。
もちろん韓国で言える。

採点競技では採点方法により得点はもちろん順位まで動くことはよく知られている。
ノルディックスキー複合の超人(鳥人)・荻原健司は度重なるルール変更で勝てなくなった。
これは採点競技にも通じる。

「明日へのヒント 荻原健司」はこちら。

                       ◇

これもブログで繰り返し述べているが、私はあの人が好きか嫌いかという自分の気持ちに興味がない。
それは私の勝手な感情であり、どうでもいい。
このブログにわざわざつづらない(好きに限り述べることはある)。
人生の貴重な時間をそれに費やすことはしない。

⇒2010年11月8日「自分の時間を他人の批判に費やす」はこちら。

あの人を評価するかしないか。
これに尽きる。
好きだから応援するわけでない。
評価するから応援する。
このブログを貫く基本姿勢である。

⇒2010年4月27日「素人とプロの決定的な違いとは?」はこちら。

私は個人の好き嫌いを表明しない(好きに限り述べることはある)。
意味がないからだ。
その人が嫌いと思った瞬間、その人から学ぶべきことまで見えなくなる。
頭も心も貧しくなる。
つまらん。
人は皆、評価できる点と評価できない点が混在していると、私は考えているのだ。

この世に絶対的に正しい人、絶対的によい人はいない。
そうした人がいたなら、大勢が教えを乞おうとする。
「門前、市を成す」。
世間が放っておかない。

⇒2010年4月26日「学びとは違和感、成長とは不快」はこちら。

以前、公開セミナーの休憩時間、私のブログの読者だという参加者が話しかけてきた。
ありがたい。
「先生は****が好きですか」。
幾度か取りあげたタレントだった。
私は答に窮した。

こう述べると、誤解されるかもしれない。
「和田創は****が嫌いだ」。
そういうことでない。
このブログで取りあげる尺度は「好き嫌い」とまったく無関係である。

「明日へのヒント 大山康晴」はこちら。

ブログの執筆では、好き嫌いと評価をごちゃ混ぜにしないように戒めている。
とくに自分の感情に引きずられないように…。

                       ◇

私はイマジネーションを大切にしている。
特定の個人を取りあげるとき、つきあいたいと思うかどうかを自らに問いかけている。
浅田真央でも、北島康介でも、イチローでも同様。

和田創は、なぜ凡人のままなのか?
理由は簡単、彼らとつきあいたいと思わないからだ。
苦しくて、辛くて、私には耐える自信がない・・・。

彼らと本気でつきあおうと思う人は、すでに素晴らしい成果を上げ、実績を残しているはずだ。
私は彼らからかならず逃げ出そうとする。
食らいつく覚悟があったら、私はいまの地点やレベル(水準)に留まっていない。
平たく言えば、偉くなっている。

はたから応援するのは気楽。

私は、自分がつきあいたくない人を取りあげることが断然多い。
つきあいたくない人とは、私が学ぶべき人にほかならない。
相手の年齢は問わない。
“尊敬”に値する人物である。
還暦目前とはいえ、このブログを自らの成長の糧にしたいと願う。
そして、懸命に執筆している。

⇒2010年7月29日「和田創ブログ&セミナーの基本スタンス」はこちら。

きょう述べたことは、このブログで大切にしている基本姿勢である。
ところが、人格者でないので、それをまま外してしまう。
あくまで私が心がけていることだ。

このブログなど取るに値しない。
くだらん。
まして馴れあいのブログやサイトは・・・。
大事なのは、世間や周りに惑わされず、自分の頭で考え抜くことだ。
考えて、考えて、考えて、考えて、考えよ。

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このブログは、おもに長期出張の移動時や宿泊時などに数日分〜1月分の記事を書き溜め、それを家族に更新してもらっています。
しかも、私がときどき新しい記事を割り込ませています。
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なお、ブログによりぎりぎりのジョーク、成人向けの内容が含まれます。
ご承知おきください。
私は執筆に当たり全人格を投影したいと考えます。
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和田創

和田創研代表
日本ロボコム代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。クライアントとともに77歳までに百社の設立を目指す(内、自ら11社)。

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