Andre Rieu 〜 Ave Maria

                       ◇

私はずっと仕事に追われている。
思いどおりに進められなくて頭と心、体が限界に達すると、音楽を聞きたくなる。

ユーチューブで、フランツ・シューベルト(Franz Schubert)のあまりにも有名な歌曲「アヴェ・マリア」の動画を見つけた。
正しくは、「エレンの歌第3番」。
旋律は美しく、伸びやかだ。
歌詞に「アヴェ・マリア」という言葉が入っており、宗教音楽と誤解されやすい。
ありがたみ(尊さ)とおごそかさ、気品を備えた楽曲であり、どこか神々しい(こうごうしい)ので無理もない。

「シューベルトのアヴェ・マリア」は、旋律も歌詞もきわめてゆったりとした難曲のせいか、私はだれが歌っているのを聞いても満足を得られなかった(といっても男女計十数人)。
が、この動画はなかなか見事だ。
歌っているのは、ミルージャ・ルワーズ(Mirusia Louwerse)。
1985年、オーストラリア生まれのソプラノ歌手である。
非常に若い。
私は、彼女の歌唱に、年齢に似合わない深さを感じた。
艶やか(つややか)でありながら、しっとりと聞かせてくれる。
気持ちが落ち着いた。

アンドレ・リュウ(Andre Rieu)はオランダ生まれの音楽家・指揮者・ヴァイオリニストである。
世界中で演奏活動を行い、とくに欧米で人気が高い。
大衆がクラシック音楽を気軽に楽しめるよう、コンサートではユニークな演出を積極的に取り入れている。
この動画は、アンドレ・リュウとミルージャ・ルワーズがコンサートツアーを行ったときのものか(不確か)。

ミルージャ・ルワーズが歌う「シューベルトのアヴェ・マリア」はこちら。

私がこれまでに聞いたなかでもっとも感銘を受けた。
ミルージャ・ルワーズはまだ若く、大きな伸び代を残している。
他の曲はまだまだ・・・。
ミュージカルの舞台を踏むと、さらに表現力が増すように感じた(すでに経験を有しているかもしれない)。

Copyright (c)2011 by Sou Wada

人気ブログランキング←応援、よろしく!