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一戸建てにしろマンションにしろ、マイホームの購入をキャッシュで行える人はほとんどいないだろう。
通常は20〜30年のローンを組む。
人生最大の買い物だから舞いあがり、どうしても冷静さを欠いてしまう。
これが取り返しのつかない失敗を招こうとは…。

戦後の高度成長期のように資産価値が上昇の一途を辿ることはない。
むしろ下落の傾向を強める。

さて、念願のマイホームを購入―。
ある時点で、評価が5千万円で、借金が3千万円とする。
いつでも売却できる。
借金が消え、しかも手元に2千万円が残る。

ところが、評価が5千万円で、借金が7千万円とする。
こうした事態は決して珍しくない。
とくに新築の場合は一歩足を踏み入れた途端、資産価値が大幅に下がる。
不景気に見舞われればドカーンと落ちる。
多くの人が実質2千万円の借金と考えるのでないか。

ここに落とし穴がある。
何らかの事情により返済が苦しくなっても、不足分を手当てしない限り売却できない。
そう、あくまで7千万円の借金と考えるべきなのだ。

では、マイホームを人に貸せばどうなるか?
賃料収入がローン返済額を上回ることはまずない。
借金の亡霊がどこまでも追いかけてくる。

今日、2割の頭金でマイホームを購入するのは危険すぎる。
少なくとも3割、なるべくなら5割は用意したい。
今後、人口減少につれ、物件が余り出す可能性があるのだから…。

なお、マイホームの売買に関わる諸費用や手数料、税金は一切無視している。

Copyright ©2008 by Sou Wada