コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

メドベージェワ世界選手権

濱田美栄コーチが同行、紀平梨花は世界一で締め括り

コロラド合宿は世界選手権への最終調整

フィギュアスケート女子シングルの紀平梨花。
2月に米国の四大陸選手権とオランダのチャレンジカップ(チャレンジ杯)を戦い、いずれも鮮やかな逆転優勝を収めました。
26日に帰国し、中1日という強行スケジュールで28日に、1月に続いて2度目の米国・コロラド合宿へ向かいました。
これで年明けから地球の約 1.5周分の7万キロ以上を移動したそうです。
体が恐ろしく強いのでしょう、疲れ知らずの超人です。

リンクが標高1800メートルの高地にあり、体が浮くために高難度ジャンプの調整に打ってつけです。
今回は濱田美栄コーチも同行しています。

四大陸選手権直後のウェブ情報では「4回転サルコウ」の習得に全力を注ぐとされていました。
しかし、初出場で初優勝を目指す「世界選手権への最終調整」がおもな目的と語りました。
大会前の4回転ジャンプの猛特訓は、けがとジャンプ崩壊のリスクが大きすぎると心配していた私はほっとしました。

⇒2019年2月28日「紀平梨花のコロラド合宿はけがとジャンプ崩壊のリスク」はこちら。

プログラムの「曲かけ練習」に打ち込み

紀平梨花は約10日間でけがをしない体づくりを意識しつつ、通しでプログラムの「曲かけ練習」に打ち込みます。
リンクを長時間使えるメリットを生かし、1枠45分のレッスンを1日最低4枠こなします。
そのうち、3枠を調整に充てる意向です。
すでに前回の合宿でフリースケーティング(FS)の振り付けの手直しは済ませています。
恵まれた環境で密度の濃い練習を積めますので、ジャンプを含めた演技の完成度がおおいに高まります。

ロシア代表選手が平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ、銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ、欧州選手権1位のソフィア・サモドゥロワに最終決定しました。
戦う相手がはっきりし、紀平梨花の気持ちも引き締まったでしょう。
一段と気合が入るはずです。

日本勢の宮原知子と坂本花織を除けば、ライバルはシニア1年目で勢いが出てきたソフィア・サモドゥロワです。
それと復調気配がいくらか感じられるエフゲニア・メドベージェワです。

紀平梨花はコロラド合宿で練習の量も質も大切にし、強さに磨きをかけます。
私は16歳のニューヒロインがシニアデビューシーズンを世界一で締め括るとともに、国際大会7戦全勝の快挙を成し遂げると考えています。

category:紀平梨花ブログはこちら。

◇◆◇

紀平梨花に関するブログは以下のとおり。

⇒2019年3月1日「紀平梨花、回転軸の傾きと回転不足が気になるジャンプ」はこちら。

⇒2019年2月28日「紀平梨花のコロラド合宿はけがとジャンプ崩壊のリスク」はこちら。

⇒2019年2月25日「紀平梨花は国際大会6戦全勝で世界選手権へ確かな道筋」はこちら。

⇒2019年2月23日「謎が深まる紀平梨花とスケート靴の繊細な関係」はこちら。

⇒2019年2月21日「紀平梨花が自己ベストで3冠達成宣言」はこちら。

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世界選手権ロシア勢3枠目はメドベージェワ

メドベージェワがさいたま出場へ
ザギトワと世界選手権を盛りあげ

フィギュアスケート・ロシアカップ・ファイナル女子シングル。
今大会の結果により3月にさいたまで行われる世界選手権2019への代表選手が決まります。
欧州選手権1位のソフィア・サモドゥロワ、2位の平昌五輪金メダリスト、アリーナ・ザギトワはほぼ確定です。
残る1枠を平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ、欧州選手権4位のスタニスラワ・コンスタンチノワ、GPファイナル3位のエリザベータ・トゥクタミシェワの3選手が争っています。

悪夢のSPはノーミスで首位発進

ショートプログラム(SP)が行われ、エフゲニア・メドベージェワが 76.89点で首位発進でした。
冒頭の3回転フリップ―3回転トウループをきれいに下り、他の2本のジャンプもミスなく跳び、演技後はガッツポーズが出ています。

ロシア選手権ではSPで悪夢の14位に沈みました。
今シーズンは不振に喘いでいましたが、ようやく復活を予感させる舞いを見せました。

ただし、技術要素点(TES)でアナスタシヤ・グバノワとスタニスラワ・コンスタンチノワに劣りました。
また、フリースケーティング(FS)の基礎点は今大会の出場選手でトップ5にも入っていません。
表現力を中心とした演技構成点(PCS)でライバルを突き放すほかに勝算がありません。

エフゲニア・メドベージェワはSPを振り返り、「スタートまでナーバスになりました」と語りました。
が、恐怖や動揺、プレッシャーに打ち克ちました。
「大会から悲しい気持ちで去るのに飽きていました」と喜びました。
このところファンに落ち込んだ姿しか見せていません。
(自信に満ちた絶対女王の時代を知るものとしてはさみしい限りです。)

トゥクタミシェワとの激闘を制す

FSが行われ、エフゲニア・メドベージェワが渾身の滑りで2位の146.01点、合計222.90点で逃げきり、今シーズン初の優勝を飾りました。
国際スケート連盟(ISU)公認記録でありませんが、まあまあの得点でしょう。

2番目の連続3回転ジャンプで転倒し、不安な序盤でした。
が、その後は気迫の溢れた滑りでジャンプをすべて決めました。
中盤は観客を煽る仕草を見せ、「リベルタンゴ」の世界を表現しました。
演技終了時と得点確認時に歓喜の表情を浮かべ、ガッツポーズを取りました。

SP4位のエリザベータ・トゥクタミシェワがトリプルアクセルを決め、FS1位の148.98点で追いあげましたが、合計221.19点で2位に甘んじました。
1位との差はわずか1.71点です。
SP2位のスタニスラワ・コンスタンチノワが合計206.67点で4位に退きました。

優勝は昨シーズンのGPシリーズ「NHK杯」以来、1年3か月振りでした。
残る1枠は本大会での直接対決を制したエフゲニア・メドベージェワが優位に立ちました。

エフゲニア・メドベージェワもアリーナ・ザギトワも日本で高い人気を持ちます。
母国開催で迎え撃つのはスーパースターの紀平梨花、宮原知子、日本女王の坂本花織です。
女子シングルはおおいに盛りあがりそうですが、今シーズンに関しては日本勢の表彰台独占も十分にありえます。
世界中に「日本のお家芸」を強烈に印象づけられる絶好のチャンスです。

◆書き加え(2月23日)

代表はトゥクタミシェワの予想

ウェブで「日本行きはエリザベータ・トゥクタミシェワ」という予想を見かけました。
その根拠はシーズン全体を通じた活躍と安定感のようです。
確かに今大会でも僅差の2位でした。
GPシリーズのスケートカナダで1位、GPファイナルで3位という実績を残しています。

まもなく代表選手が発表されます・・・。

◆書き加え(2月26日)

3枠目はコンスタンチノワか?

ロシアフィギュアスケート連盟は世界選手権の代表選手を発表しました。
女子シングルの3枠目はスタニスラワ・コンスタンチノワになりました。
私には意外でしたが、エフゲニア・メドベージェワもエリザベータ・トゥクタミシェワも補欠です。

ロシア勢では大ベテランとなる22歳のエリザベータ・トゥクタミシェワ。
コーチをエテリ・トゥトベリーゼからブライアン・オーサーへ変え、練習拠点をカナダへ移したエフゲニア・メドベージェワ。
連盟はこの二人を見切ったのでしょうか。

ただし、アレクサンドル・ゴルシコフ会長は「ロシアカップ・ファイナル後に十分な議論を行う時間を取れなかった。オーダーは世界選手権前に変更できる」と話しています。
最終決定ではないとも受け取れます。

◆書き加え(2月27日)

一転、メドベージェワが代表へ!

ロシアフィギュアスケート連盟は世界選手権の代表選手にエフゲニア・メドベージェワを入れたことを発表しました。
コーチ評議会の投票により、27人中19人が推したそうです。
おそらく選考基準を定めていないのでしょう。

そして、スタニスラワ・コンスタンチノワとエリザベータ・トゥクタミシェワが補欠に回りました。

エフゲニア・メドベージェワは序盤で結果を残せず、GPファイナルの出場を逃しました。
ロシア選手権でもまさかの7位に沈み、欧州選手権では補欠でした。
ロシアカップ・ファイナルに最後の望みを託していました。

国内では欧州選手権に派遣した3選手をそのまま選んだことが波紋を呼んでいたようです。
今度こそ確定でしょう。
世界選手権は興行的には盛りあがります。

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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

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面白くないジョークの会会長 

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