コンサルの引き出し|和田創ブログ

だれの目の前にも可能性の地平は広がる。それを切り拓けるかどうかは自分次第である。「面白くないジョークの会」初代会長が解き明かす経営と人生の奥義とは?

ラファエル・アルトゥニアン

天才肌の芸術家・本田真凜はこのまま消える

奔放さに手を焼くアルトゥニアンコーチ
本田真凜は地道な反復を嫌う
濱田美栄コーチも指摘した問題・・・

本田真凜はジュニア時代に世界の大舞台で派手な活躍を見せ、注目を集めました。
そして、昨シーズンのシニアデビューとともに人気が爆発し、メディアでアイドル並みの扱いを受けました。
しかし、当初は自信たっぷりに語っていた平昌五輪出場を果たすことができませんでした。

その悔しさを胸に刻み、4年後の北京五輪へ向けて練習環境を変えるという決断を下しました。
浅田真央が山田満知子コーチの元を離れて最初に指導を仰いだラファエル・アルトゥニアンコーチを頼り、海を渡っています。
私は練習嫌いの本田真凜は濱田美栄コーチに受け入れられないと思っていました。

新天地でスケート漬けの毎日を送っています。
小さい頃から憧れていたアシュリー・ワグナー、ネイサン・チェンなどと練習し、刺激も受けています。
ジャンプの量をこなすだけでなく、ジムでトレーニングを積むなどしているそうです。

その本田真凜が出場するということで関心が高まったグランプリ(GP)シリーズ初戦「スケートアメリカ」でしたが、足首の不調もあって8位に終わりました。
シニアデビュー以降、結果を残せません。
私は天賦の才能に期待していましたので、このまま消えていってしまうのでないかと案じています。

GPシリーズ第6戦「フランス杯」に出場します。



ウェブの記事によればラファエル・アルトゥニアンコーチは「真凜は持っている能力のまだ30%しか使っていない」と嘆きました。

本田真凜は天才肌の芸術家であり、自らのセンスとイマジネーションに従って滑りたがります。
それは確かに美しいスケーティングです。
高難度ジャンプも跳べないわけでありません。
本来なら演技構成点も技術点も取れていいはずですが、そうなりません。

本番で安定した演技を行うには、練習で同じことを繰り返して体に覚え込ませなければなりません。
本田真凜はそうした地道な反復をひどく嫌います。
独創性と即興性でプログラムをアレンジして滑ります。
コーチと決めた練習メニューどおりにやらないのです。
濱田美栄コーチも指摘した問題です。

名伯楽のラファエル・アルトゥニアンコーチもすでに自由奔放さに手を焼いています。
この選手は指導するのがとても難しいのでしょう。
本田真凜はそれ以前に、体をいい状態に保てず、スタミナも足りません。
もっとも基礎的な訓練を退屈に感じてしまうようです。

コーチは「真凛がスケートにどう向き合うか、それがすべて」と言い切りました。
やはり、濱田美栄コーチも指摘した問題です。

category:本田真凜ブログはこちら。

◆書き加え(11月23日)

本田真凜がGPシリーズ第6戦(最終戦)「フランス杯」に出場します。
GPファイナル進出の夢は断たれましたが、自身初となるGPシリーズの表彰台には立っておきたいところです。
スケートアメリカで痛めた右足首は大丈夫のようです。

練習で本田真凜が好感触を口にしました。
氷が自分に合っているとか。
また、この1カ月で体重管理がしっかりと行えたそうです。
陸上トレーニングを多くした結果、筋肉が増えてジャンプが重い感じだったのが、徐々に使いこなせるようになりました。
「自己ベストをSP、FSのどちらでも出せるように頑張りたい」と語りました。

しなやかで伸びやかで指先にまで感情のこもった繊細な表現力、そして素敵な笑顔を久しぶりに見られるでしょうか。

◇◆◇

本田真凜に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年10月22日「本田真凜の得点次第でスケートアメリカ表彰台独占へ」はこちら。

⇒2018年10月21日「本田真凜とアルトゥニアンのスケートアメリカに注目」はこちら。

⇒2018年4月29日「本田真凜、アルトゥニアンコーチとジャンプ強化」はこちら。

⇒2017年12月21日「本田真凜は一発逆転、金の鳥と平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年12月15日「残り1枠に本田真凜の奇跡、NHKアスリートの魂」はこちら。

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本田真凜の得点次第でスケートアメリカ表彰台独占へ

グランプリ(GP)シリーズ「スケートアメリカ」
表彰台独占は本田真凜のFSの得点次第か

フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ第1戦「スケートアメリカ」がワシントン州エバレットで行われています。

女子のショートプログラム(SP)。
平昌五輪4位の宮原知子が 73.86点で首位に立ち、6位の坂本花織は 71.29点で2位につけました。
二人とも、このくらいの得点は当然です。
私が注目した本田真凜は62.74点で4位に留まりました。

本田真凜は回転不足を取られて表情が一変

本田真凜はミスなく演技を終え、笑顔で両手を突き上げてガッツポーズを見せました。
しかし、冒頭の3回転ループ―3回転トウループの連続ジャンプ、後半の3回転フリップで回転不足を取られました。

本田真凜は浅田真央を指導したこともあるラファエル・アルトゥニアンコーチのもとで練習を積んでいます。
真価が問われるシーズンですが、得点を確かめて表情が曇りました。

本田真凜は自ら口にするとおり練習漬けの毎日を送っているのでしょう。
体つきが引き締まった印象を受けました。
動きも大きく、きびきびしています。
アーティストというだけでなくアスリートという雰囲気が漂いはじめました。

本田真凜は「新生」とまではいきませんが、明確な変化が見て取れます。
私は順調な再スタートを切れたと感じました。
(演技の出来も素晴らしかったと思います。)

中野園子は坂本花織を「いい子」となでる

坂本花織は演技に安定感が増し、ジャンプもダイナミックです。
ノーミスです。
得点が出ると中野園子コーチからいい子、いい子と頭をなでられました。

本人は今シーズンに結果を残さないと、オリンピック出場はまぐれと思われると語っています。
そんな心配は不要です。
あの時点の実力どおりの代表選考でした。

坂本花織は大舞台の経験を踏み、ずいぶんと落ち着いて滑れるようになりました。
動きの大きさだけでなく柔らかさを感じさせます。
宮原知子を超えそうな勢いです。

宮原知子はスケートアメリカ2連覇へ余裕

宮原知子は冒頭の3回転ルッツ−3回転トウループの連続ジャンプを決めました。
ノーミスです。
回転不足の判定を受けた9月のUSインターナショナルから得点を伸ばしました。
スケートアメリカで2連覇を目指しています。

日本女子のエース・宮原知子はさすがでした。
が、ジャンプにもうちょっと伸びやかさがほしいと思いました。
(高さがなく、滞空時間が短いからそう感じるのでしょうか。)
また、選手が丁寧に滑ろうとしすぎると、見る側は緊張や怖さを感じてしまってリラックスできません。
初戦のせいか、演技全体に硬さが出ました・・・。

派手さはありませんが、宮原知子はいまでも着実に成長を遂げています。



4位の本田真凜は3位につけたロシアのソフィア・サモドゥロワと僅差です。
(アリーナ・ザギトワと同い年生まれで、今シーズンがシニアデビューの選手です。)
本田真凜はフリースケーティング(FS)が得意のはずですので、日本勢がスケートアメリカの表彰台を独占するかもしれません。

女子のFSは21日(日本時間22日)に行われます。
また、GPシリーズの成績上位6人が出場するGPファイナルは12月5〜9日にカナダ・バンクーバーで行われます。
ここに進出するにはスケートアメリカでどうしても3位以内に入っておきたいところです。

category:本田真凜ブログはこちら。

◆書き加え(10月22日)

FSはジャンプがミスの連続で散々の出来だったようです。
(日本選手では本田真凜の演技だけ見られませんでした。)
冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループの連続ジャンプで転び、右足首を捻りました。

朝の練習から違和感があり、痛みが出ていたとのこと。
ならば、コーチか本人の判断で演技を途中で打ち切るべきでしょう。
転びっ放しのイメージがすり込まれ、マイナスになります。
また、負傷を悪化させるとシーズンを棒に振りますし、選手生命に関わる恐れもあります。

◇◆◇

本田真凜に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年10月21日「本田真凜とアルトゥニアンのスケートアメリカに注目」はこちら。

⇒2018年4月29日「本田真凜、アルトゥニアンコーチとジャンプ強化」はこちら。

⇒2017年12月21日「本田真凜は一発逆転、金の鳥と平昌五輪代表へ」はこちら。

⇒2017年12月15日「残り1枠に本田真凜の奇跡、NHKアスリートの魂」はこちら。

⇒2017年11月11日「本田真凜の得点が低すぎるフィギュア採点」はこちら。

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本田真凜とアルトゥニアンのスケートアメリカに注目

本田真凜とラファエル・アルトゥニアンコーチ
注目はジャンプの出来と自己ベストの得点

私はウェブで本田真凜に関する情報に触れました。
久しぶりです。

本田真凜は濱田美栄コーチのもとを去り、今春から練習拠点をロサンゼルスに移しました。
そして米国のネイサン・チェンなどを擁するラファエル・アルトゥニアンコーチに師事しています。
同コーチは世界選手権で5度の優勝を誇るミシェル・クワンも育てています。
軽井沢での強化合宿の際に、新生活について「言葉と食事のほかはすべてよかった」と語っていました。

私は本田真凜が「練習嫌い」という噂を聞いたことがあります。
しかし、たとえライバルが欠場したとはいえ、実力なしに世界ジュニア選手権で金メダルを獲れるはずがありません。
トップスケーターと比べ、いくらかは必死さに欠けているくらいだと思っていました。
その後、生まれ持った才能と感性であそこまで滑れたのだということが分かりました。
(むろん練習を積んでいることは知っています。)

本田真凜は、スケート中心の生活に変わり、朝から夕方まで氷上練習や陸上トレーニング、ダンスなどに費やしています。
しっかりと目標を持てるようになり、練習のありようが違ってきました。
オン・オフの切り替えをしやすいのも性分に合っているのでしょう。

今シーズンはショートプログラム(SP)が「セブン・ネーション・アーミー」、フリースケーティング(FS)が「ラバーズ」です。



フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ初戦「スケートアメリカ」が19日(日本時間20日)にワシントン州エバレットで行われます。
そこに、本田真凜が登場します。

「SPもフリーも自己ベストを目指す」と語った本田真凜は公式練習の3回転ジャンプで転倒する場面がありました。
ラファエル・アルトゥニアンコーチの教えでジャンプの跳び方や前後のステップを変えました。
オリンピックシーズンと重なったシニアデビューシーズンは大きな壁にぶつかり、伸び悩みました。

公式練習では2連覇を目指す宮原知子や坂本花織も滑りました。
とりわけ平昌五輪日本代表の2選手には負けたくないでしょう。
私は新生・本田真凜を見られることを楽しみにしています。

SPは20日(同21日)、FSは21日(同22日)になります。

category:本田真凜ブログはこちら。

◆書き加え(10月21日)

SPの出来は素晴らしかったと思います。
私は素人なので、どうも回転不足の判定が腑に落ちません。
得点は伸び悩みましたが、気落ちせずにFSで巻き返してください。
華があり、演技の艶(つや)に魅せられます。

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本田真凜に関するブログは以下のとおり。

⇒2018年4月29日「本田真凜、アルトゥニアンコーチとジャンプ強化」はこちら。

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⇒2017年11月11日「本田真凜の得点が低すぎるフィギュア採点」はこちら。

⇒2017年11月7日「本田真凜、五輪代表選考レースから脱落か」はこちら。

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本田真凜、アルトゥニアンコーチとジャンプ強化

フィギュア男女シングルは3枠確保

私はこのところ仕事に追われっ放しでブログの更新が滞っています。
とりわけフィギュアスケート関連で書きたいことがたくさんありました。

世界フィギュアスケート選手権で日本勢が女子シングルも男子シングルも3枠を確定させています。
ライバル選手が不甲斐なかったとはいえ、女子シングルで二人が表彰台に上りました。
私が諦めていた男子シングルで友野一希が素晴らしい演技を見せました。

本田真凜は濱田美栄コーチと離れる

また、本田真凜がシニアデビューシーズンの低迷を打開するため、濱田美栄コーチのもとを離れました。
そして米国のネイサン・チェンを指導するラファエル・アルトゥニアンコーチのもとに入りました。
人生観が日本人離れした本田真凜は日本人らしい努力を重んじる濱田美栄コーチと感覚的にも相容れなかったのでしょう。
濱田美栄コーチは7歳まで米国生活の経験を持ちながら典型的な日本人である宮原知子のようなタイプの選手と相性がいいのでしょう。

全日本選手権では魂が抜けた演技?

ラファエル・アルトゥニアンコーチは浅田真央の指導に携わったこともあります。
本田真凜は目標とした平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)出場を逃しました。
五輪代表最終選考会を兼ねた全日本フィギュアスケート選手権では魂の抜けたような演技に終始しています。
兄の本田太一とともに練習環境を変えての「リスタート」ということになります。

本田真凜はジャンプの得点を伸ばす

本田真凜は得点源となる高難度ジャンプを伸ばそうと考えています。
ラファエル・アルトゥニアンコーチはジャンプを中心とした技術面の指導を得意としています。
本田真凜は天性の表現力を備えており、今回の決断は妥当だと思います。
あとは自分の努力次第でしょう。
私は2018年シーズンの活躍を楽しみにしています。

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◇◆◇

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⇒2017年11月7日「本田真凜、五輪代表選考レースから脱落か」はこちら。

⇒2017年11月4日「本田真凜、中国杯は全日本五輪選考前哨戦」はこちら。

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プロフィール
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和田創

和田創研代表
シニア起業家
和田 創(わだ・そう)

数字立て直し(伸長)一筋の経営コンサルタント。
教育と指導の年間実績は約百回。対象は社長から役員、管理者、社員まで、テーマは経営から管理、採用、事業、商品、企画まで広範。著書や教材は多数。
2017年、66歳以降はAIやロボット関連の起業に挑むとともに、おもに内需・地場企業から先端分野・成長分野の事業・商品開発を請け負う。

その他の役職
面白くないジョークの会会長 

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